JP2002000470A - 食品製造装置及び食品製造方法 - Google Patents
食品製造装置及び食品製造方法Info
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- JP2002000470A JP2002000470A JP2000190343A JP2000190343A JP2002000470A JP 2002000470 A JP2002000470 A JP 2002000470A JP 2000190343 A JP2000190343 A JP 2000190343A JP 2000190343 A JP2000190343 A JP 2000190343A JP 2002000470 A JP2002000470 A JP 2002000470A
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- JP
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- clutch
- food
- stirring
- manufacturing apparatus
- stirring blade
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- Food-Manufacturing Devices (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 完全に冷凍されていて固く、かつ大きな食材
を粉砕混合することができる食品製造装置の開発を技術
的課題とする。 【解決手段】 食品製造装置1は、保冷部2と、ミキシ
ング部3と、洗浄部5の三者が本体部6に一体化され、
一つの装置を構成したものである。スイッチをオンする
と、モータ35が回転してクラッチを経由して攪拌翼が
回転し、攪拌容器31内の食材を粉砕攪拌する。しかし
スイッチをオンしても、いきなりモータ35は連続運転
とはならず、最初に間欠運転が行われる。そのため攪拌
翼の食い込みや、冷凍青果物の逃げが生じず、粉砕攪拌
が進んでシャーベツト状又はジュース状の食品を製造す
ることができる。
を粉砕混合することができる食品製造装置の開発を技術
的課題とする。 【解決手段】 食品製造装置1は、保冷部2と、ミキシ
ング部3と、洗浄部5の三者が本体部6に一体化され、
一つの装置を構成したものである。スイッチをオンする
と、モータ35が回転してクラッチを経由して攪拌翼が
回転し、攪拌容器31内の食材を粉砕攪拌する。しかし
スイッチをオンしても、いきなりモータ35は連続運転
とはならず、最初に間欠運転が行われる。そのため攪拌
翼の食い込みや、冷凍青果物の逃げが生じず、粉砕攪拌
が進んでシャーベツト状又はジュース状の食品を製造す
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュース状又は半
固形状の食品を製造する装置およびその装置を使用した
食品に関するものである。また特に本発明の食品製造装
置は、客の嗜好等に合わせて個別に食材を選択して攪拌
する販売形態に適するものである。
固形状の食品を製造する装置およびその装置を使用した
食品に関するものである。また特に本発明の食品製造装
置は、客の嗜好等に合わせて個別に食材を選択して攪拌
する販売形態に適するものである。
【0002】
【従来の技術】ミックスジュースや、シェーク食品の様
な青果物が入った冷たい食品は、喫茶店やハンバーガー
ショップあるいはコンビニエンスストアの定番商品とし
て広く普及している。従来技術においては、れらの青果
物が入った冷たい飲料は、バナナやいちご等の青果物を
生の状態でミキサーにかけて製造していた。また従来技
術においては、ミキサーの攪拌翼は、常にフル回転の状
態で回転させていた。
な青果物が入った冷たい食品は、喫茶店やハンバーガー
ショップあるいはコンビニエンスストアの定番商品とし
て広く普及している。従来技術においては、れらの青果
物が入った冷たい飲料は、バナナやいちご等の青果物を
生の状態でミキサーにかけて製造していた。また従来技
術においては、ミキサーの攪拌翼は、常にフル回転の状
態で回転させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、環境
問題や健康問題が大きな関心ごととなり、特に食物に関
してある種のこだわりを持つ者が増えた。そこで本発明
者らは、この傾向を察知し、従来に無い、新規の商品及
び新規の販売形態を考えついた。本発明者らが考えた商
品は、来客の健康状態や嗜好に応じて、個別の食材を選
択し、客の目前でこれらを攪拌して提供するものであ
る。また使用する食材は、歩留りや食感を考慮して完全
に冷凍された青果物を使用し、かつ個々が相当の大きさ
を持つものを使用することとした。また本発明者らの計
画では、原則として攪拌の際に水や氷を添加しない。
問題や健康問題が大きな関心ごととなり、特に食物に関
してある種のこだわりを持つ者が増えた。そこで本発明
者らは、この傾向を察知し、従来に無い、新規の商品及
び新規の販売形態を考えついた。本発明者らが考えた商
品は、来客の健康状態や嗜好に応じて、個別の食材を選
択し、客の目前でこれらを攪拌して提供するものであ
る。また使用する食材は、歩留りや食感を考慮して完全
に冷凍された青果物を使用し、かつ個々が相当の大きさ
を持つものを使用することとした。また本発明者らの計
画では、原則として攪拌の際に水や氷を添加しない。
【0004】ところが、この商品を具体的に店舗展開す
るに際し、従来には無かった新たな問題に直面した。す
なわち完全に冷凍され、かつ相当の大きさを持つ食材を
攪拌容器に投入し、従来の様に攪拌翼を攪拌開始から連
続的に高速回転すると、攪拌翼が食材に食い込んで回ら
なくなってしまう。すなわち本発明者らが食材として選
択した冷凍青果物食材は、通常のジュースに使用する生
の青果物に比べて固く、かつ大きいので、攪拌翼が食材
に食い込み、回転が停止してしまう。そのため、所望の
食品を製造することができないばかりか、攪拌翼を回転
させるモータが焼けついて故障が生じる懸念がある。
るに際し、従来には無かった新たな問題に直面した。す
なわち完全に冷凍され、かつ相当の大きさを持つ食材を
攪拌容器に投入し、従来の様に攪拌翼を攪拌開始から連
続的に高速回転すると、攪拌翼が食材に食い込んで回ら
なくなってしまう。すなわち本発明者らが食材として選
択した冷凍青果物食材は、通常のジュースに使用する生
の青果物に比べて固く、かつ大きいので、攪拌翼が食材
に食い込み、回転が停止してしまう。そのため、所望の
食品を製造することができないばかりか、攪拌翼を回転
させるモータが焼けついて故障が生じる懸念がある。
【0005】また攪拌翼を最初から連続的に回転させる
と、冷凍青果物が攪拌翼から逃げ、上方に浮き上がって
しまう。そのため粉砕や攪拌が十分に行われず、ブロッ
ク状の冷凍青果物が残ってしまう。そこで発明は、上記
した新規の商品及び新規の販売形態を実現することを目
的とし、固く、かつ大きな食材を粉砕混合することがで
きる食品製造装置の開発を技術的課題とするものであ
る。また併せて本発明は、従来に無い新鮮な食感を有す
る食品の製造方法の開発を課題とするものである。
と、冷凍青果物が攪拌翼から逃げ、上方に浮き上がって
しまう。そのため粉砕や攪拌が十分に行われず、ブロッ
ク状の冷凍青果物が残ってしまう。そこで発明は、上記
した新規の商品及び新規の販売形態を実現することを目
的とし、固く、かつ大きな食材を粉砕混合することがで
きる食品製造装置の開発を技術的課題とするものであ
る。また併せて本発明は、従来に無い新鮮な食感を有す
る食品の製造方法の開発を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ための請求項1に記載の発明は、攪拌翼を有し、食材を
粉砕攪拌する食品製造装置において、攪拌翼は、間欠回
転の後に連続回転されることを特徴とする食品製造装置
である。
ための請求項1に記載の発明は、攪拌翼を有し、食材を
粉砕攪拌する食品製造装置において、攪拌翼は、間欠回
転の後に連続回転されることを特徴とする食品製造装置
である。
【0007】本発明の食品製造装置では、攪拌翼を一旦
間欠運転された後に連続回転する構成を採用した。本発
明の様に攪拌翼を一旦間欠運転させると、攪拌翼の食材
への食い込みが少なく、回転停止を起こしにくい。本発
明の食品製造装置では、攪拌翼を一間欠運転させ、衝撃
を利用して食材を割る。また砕かれた冷凍青果物は、攪
拌翼によって撥ね上げられるが、本発明では、攪拌翼が
最初に間欠運転されるので、回転翼が停止した時に撥ね
上がった冷凍青果物が沈下し、攪拌翼と接する位置まで
下がる。そのため攪拌翼の回転を再開したとき、冷凍青
果物は攪拌翼によって粉砕される。こうする内に冷凍青
果物は、次第に細かく砕かれ、攪拌翼を連続回転して
も、攪拌翼の食い込みや、冷凍青果物の逃げが生じず、
粉砕攪拌が進んでシャーベツト状又はジュース状の食品
が製造される。
間欠運転された後に連続回転する構成を採用した。本発
明の様に攪拌翼を一旦間欠運転させると、攪拌翼の食材
への食い込みが少なく、回転停止を起こしにくい。本発
明の食品製造装置では、攪拌翼を一間欠運転させ、衝撃
を利用して食材を割る。また砕かれた冷凍青果物は、攪
拌翼によって撥ね上げられるが、本発明では、攪拌翼が
最初に間欠運転されるので、回転翼が停止した時に撥ね
上がった冷凍青果物が沈下し、攪拌翼と接する位置まで
下がる。そのため攪拌翼の回転を再開したとき、冷凍青
果物は攪拌翼によって粉砕される。こうする内に冷凍青
果物は、次第に細かく砕かれ、攪拌翼を連続回転して
も、攪拌翼の食い込みや、冷凍青果物の逃げが生じず、
粉砕攪拌が進んでシャーベツト状又はジュース状の食品
が製造される。
【0008】また請求項2に記載の発明は、間欠回転の
後に予め設定された時間だけ連続運転され、前記連続運
転の期間中、その4分の1以上の時間は、最高回転数か
ら30%以上減速されて回転されることを特徴とする請
求項1に記載の食品製造装置である。
後に予め設定された時間だけ連続運転され、前記連続運
転の期間中、その4分の1以上の時間は、最高回転数か
ら30%以上減速されて回転されることを特徴とする請
求項1に記載の食品製造装置である。
【0009】また請求項3に記載の発明は、間欠回転の
後に予め設定された時間だけ連続運転され、前記連続運
転の時間を3等分したとき、中間の時間帯における総回
転数が、他の時間帯の総回転数よりも少ないことを特徴
とする請求項1又は2に記載の食品製造装置である。
後に予め設定された時間だけ連続運転され、前記連続運
転の時間を3等分したとき、中間の時間帯における総回
転数が、他の時間帯の総回転数よりも少ないことを特徴
とする請求項1又は2に記載の食品製造装置である。
【0010】請求項2,3に記載の食品製造装置では、
連続運転の中途で攪拌翼を減速回転する。この様に連続
回転の中途の部分で攪拌翼を減速させると、水分が少な
い食材であっても食材が吹き飛ばされることがなく、食
材を均一に粉砕・分散させることができる。すなわち本
発明者らの計画では、攪拌の際に食材に水や氷を添加し
ない。加えて本発明者らの計画は、前記した様に来客の
健康状態や嗜好に応じて、個別の食材を選択し、客の目
前でこれらを攪拌して提供するものであるから、一回に
攪拌する食材の量は少ない。本発明者らが実際に、計画
通りの食材を用意し、食品の試作を行なってところ、前
記した様に食材の粘度が高く、かつ量が少ないので、攪
拌の際に食材が飛び散り、食材の粉砕を十分に行なうこ
とが困難であった。そこで本発明者らは実験を繰り返
し、連続回転の中途の部分で攪拌翼を減速させることに
より、食材の飛散が抑制され、食材を均一に粉砕・分散
させることができることが分かった。
連続運転の中途で攪拌翼を減速回転する。この様に連続
回転の中途の部分で攪拌翼を減速させると、水分が少な
い食材であっても食材が吹き飛ばされることがなく、食
材を均一に粉砕・分散させることができる。すなわち本
発明者らの計画では、攪拌の際に食材に水や氷を添加し
ない。加えて本発明者らの計画は、前記した様に来客の
健康状態や嗜好に応じて、個別の食材を選択し、客の目
前でこれらを攪拌して提供するものであるから、一回に
攪拌する食材の量は少ない。本発明者らが実際に、計画
通りの食材を用意し、食品の試作を行なってところ、前
記した様に食材の粘度が高く、かつ量が少ないので、攪
拌の際に食材が飛び散り、食材の粉砕を十分に行なうこ
とが困難であった。そこで本発明者らは実験を繰り返
し、連続回転の中途の部分で攪拌翼を減速させることに
より、食材の飛散が抑制され、食材を均一に粉砕・分散
させることができることが分かった。
【0011】また請求項4に記載の発明は、本体部と、
回転力を外部に出力するクラッチを有し、クラッチは本
体部に取り付けられ、攪拌翼は、本体部に対して着脱可
能であり、前記クラッチは本体部に対して移動可能であ
り、前記クラッチを移動して攪拌翼と接続し、さらにク
ラッチと攪拌翼が係合したことを検知する係合検知手段
を有し、クラッチと攪拌翼が係合したことを条件として
クラッチが回転することを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の食品製造装置である。
回転力を外部に出力するクラッチを有し、クラッチは本
体部に取り付けられ、攪拌翼は、本体部に対して着脱可
能であり、前記クラッチは本体部に対して移動可能であ
り、前記クラッチを移動して攪拌翼と接続し、さらにク
ラッチと攪拌翼が係合したことを検知する係合検知手段
を有し、クラッチと攪拌翼が係合したことを条件として
クラッチが回転することを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の食品製造装置である。
【0012】本発明の本発明の食品製造装置では、攪拌
翼が着脱可能である。そのため汚れやすい攪拌翼と攪拌
容器だけを個別に洗浄することができ、製造品目の変更
が容易であって多品種の食品製造に対処することができ
る。また本発明の食品製造装置では、回転力を外部に出
力するクラッチを備え、攪拌翼をクラッチを接続して攪
拌翼を回転させる。またさらに本発明の食品製造装置で
は、クラッチは本体部に対して移動可能であるから、ク
ラッチと攪拌翼との係合離脱が容易であり、攪拌翼の着
脱が容易である。加えて本発明の食品製造装置では、ク
ラッチと攪拌翼が係合したことを検知する係合検知手段
を持つ。そしてクラッチと攪拌翼が係合したことを条件
としてクラッチが回転する。そのためクラッチの空回り
が防止される。また本発明の食品製造装置は、安全性も
高い。すなわち本発明の食品製造装置は、攪拌の初期の
段階で攪拌翼が間欠回転する。一方、使用者は、この種
の機械に不慣れである場合が多いので、間欠運転をする
と機械の故障かと思い、クラッチ等に触れてしまう懸念
がある。そこで本発明は、クラッチと攪拌翼が係合した
ことを条件としてクラッチを回転させる。
翼が着脱可能である。そのため汚れやすい攪拌翼と攪拌
容器だけを個別に洗浄することができ、製造品目の変更
が容易であって多品種の食品製造に対処することができ
る。また本発明の食品製造装置では、回転力を外部に出
力するクラッチを備え、攪拌翼をクラッチを接続して攪
拌翼を回転させる。またさらに本発明の食品製造装置で
は、クラッチは本体部に対して移動可能であるから、ク
ラッチと攪拌翼との係合離脱が容易であり、攪拌翼の着
脱が容易である。加えて本発明の食品製造装置では、ク
ラッチと攪拌翼が係合したことを検知する係合検知手段
を持つ。そしてクラッチと攪拌翼が係合したことを条件
としてクラッチが回転する。そのためクラッチの空回り
が防止される。また本発明の食品製造装置は、安全性も
高い。すなわち本発明の食品製造装置は、攪拌の初期の
段階で攪拌翼が間欠回転する。一方、使用者は、この種
の機械に不慣れである場合が多いので、間欠運転をする
と機械の故障かと思い、クラッチ等に触れてしまう懸念
がある。そこで本発明は、クラッチと攪拌翼が係合した
ことを条件としてクラッチを回転させる。
【0013】また請求項5に記載の発明は、攪拌翼は攪
拌容器の中で回転し、クラッチは、クラッチ収納部内に
収納され、クラッチ収納部が攪拌容器の一部と当接する
ことを特徴とする請求項4に記載の食品製造装置であ
る。
拌容器の中で回転し、クラッチは、クラッチ収納部内に
収納され、クラッチ収納部が攪拌容器の一部と当接する
ことを特徴とする請求項4に記載の食品製造装置であ
る。
【0014】本発明の食品製造装置では、攪拌翼は攪拌
容器の中で回転する。そしてクラッチはクラッチ収納部
内に収納され、攪拌容器の一部と当接する。そのため本
発明の食品製造装置によると、クラッチ収容部と攪拌容
器との位置決めが容易であり、クラッチの係合離脱が確
実である。また本発明の食品製造装置では、クラッチが
クラッチ収納部内に収納されているので、より安全であ
る。
容器の中で回転する。そしてクラッチはクラッチ収納部
内に収納され、攪拌容器の一部と当接する。そのため本
発明の食品製造装置によると、クラッチ収容部と攪拌容
器との位置決めが容易であり、クラッチの係合離脱が確
実である。また本発明の食品製造装置では、クラッチが
クラッチ収納部内に収納されているので、より安全であ
る。
【0015】また請求項6に記載の発明は、全長が20
mm以上の青果物又は青果物の小片を−5°C以下の温
度で完全に凍結させた青果物冷凍食材を攪拌容器に投入
し、請求項1乃至5のいずれかに記載の食品製造装置を
使用して青果物冷凍食材を粉砕攪拌することを特徴とす
る食品製造方法である。
mm以上の青果物又は青果物の小片を−5°C以下の温
度で完全に凍結させた青果物冷凍食材を攪拌容器に投入
し、請求項1乃至5のいずれかに記載の食品製造装置を
使用して青果物冷凍食材を粉砕攪拌することを特徴とす
る食品製造方法である。
【0016】本発明の食品製造方法は、前述した食品製
造装置の性能を最も顕著に発揮させるものであり、食感
が良くおいしい食品を製造することができるものであ
る。
造装置の性能を最も顕著に発揮させるものであり、食感
が良くおいしい食品を製造することができるものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の実施形態につ
いて説明する。図1は、本発明の実施例の食品製造装置
の斜視図である。図2は、図1の食品製造装置の正面図
である。図3は、図1の食品製造装置の側面図である。
図4は、図2の食品製造装置のA−A断面図である。図
5は、本発明の変形実施例の食品製造装置のB−B断面
図である。図6は、本発明の実施例の食品製造装置のミ
キシング部周辺の正面図である。図7は、本発明の実施
例の食品製造装置のミキシング部周辺の側面図である。
図8は、本発明の実施例の食品製造装置のミキシング部
正面図および側面図であり、クラッチ収納部と攪拌容器
が離れた状態を示す。図9は、本発明の実施例の食品製
造装置のミキシング部正面図および側面図であり、クラ
ッチ収納部と攪拌容器が接合された状態を示す。図10
は、本発明の実施例の食品製造装置の回転軸及びクラッ
チを昇降させる機構部分の分解斜視図である。図11
は、本発明の実施例の食品製造装置の回転軸及びクラッ
チを昇降させる機構部分の正面図、側面図および正面図
である。図12は、本発明の他の実施例の食品製造装置
の回転軸及びクラッチを昇降させる機構部分の分解斜視
図である。図13は、本発明の実施例の食品製造装置の
クラッチ収納部と攪拌容器の端部の拡大断面図であり、
両者が離れた状態と接合された状態を示す。図14は、
本発明の実施例の食品製造装置の攪拌翼の回転数と時間
を表すグラフである。図15は、食材選定装置の構成図
である。
いて説明する。図1は、本発明の実施例の食品製造装置
の斜視図である。図2は、図1の食品製造装置の正面図
である。図3は、図1の食品製造装置の側面図である。
図4は、図2の食品製造装置のA−A断面図である。図
5は、本発明の変形実施例の食品製造装置のB−B断面
図である。図6は、本発明の実施例の食品製造装置のミ
キシング部周辺の正面図である。図7は、本発明の実施
例の食品製造装置のミキシング部周辺の側面図である。
図8は、本発明の実施例の食品製造装置のミキシング部
正面図および側面図であり、クラッチ収納部と攪拌容器
が離れた状態を示す。図9は、本発明の実施例の食品製
造装置のミキシング部正面図および側面図であり、クラ
ッチ収納部と攪拌容器が接合された状態を示す。図10
は、本発明の実施例の食品製造装置の回転軸及びクラッ
チを昇降させる機構部分の分解斜視図である。図11
は、本発明の実施例の食品製造装置の回転軸及びクラッ
チを昇降させる機構部分の正面図、側面図および正面図
である。図12は、本発明の他の実施例の食品製造装置
の回転軸及びクラッチを昇降させる機構部分の分解斜視
図である。図13は、本発明の実施例の食品製造装置の
クラッチ収納部と攪拌容器の端部の拡大断面図であり、
両者が離れた状態と接合された状態を示す。図14は、
本発明の実施例の食品製造装置の攪拌翼の回転数と時間
を表すグラフである。図15は、食材選定装置の構成図
である。
【0018】各図において、1は本発明の実施形態の食
品製造装置を示す。本実施形態の食品製造装置1は、保
冷部2と、ミキシング部3と、洗浄部5の三者が本体部
6に一体化され、一つの装置を構成したものである。順
次説明すると、保冷部2は、本体部6の最上段の位置に
あり、一種の冷蔵庫又は冷凍庫である。保冷部2は、図
4の様に断熱壁7で覆われている。保冷部2は、一面が
開口した本体箱8と、その開口を覆う扉部9を有し、前
面側が開閉可能となっている。具体的には、扉部9は本
体箱8とは別の部材で作られており、扉部9と本体箱8
の間はリンク機構10によって接合されている。そのた
め扉部9は、図4の二点鎖線で示すように、上側にはね
上げることができる。扉部9には開閉を容易にするため
に把手14が設けられている。また扉部9の多くの部位
は。ガラス張りとなっており、外部から中を見ることが
できる。
品製造装置を示す。本実施形態の食品製造装置1は、保
冷部2と、ミキシング部3と、洗浄部5の三者が本体部
6に一体化され、一つの装置を構成したものである。順
次説明すると、保冷部2は、本体部6の最上段の位置に
あり、一種の冷蔵庫又は冷凍庫である。保冷部2は、図
4の様に断熱壁7で覆われている。保冷部2は、一面が
開口した本体箱8と、その開口を覆う扉部9を有し、前
面側が開閉可能となっている。具体的には、扉部9は本
体箱8とは別の部材で作られており、扉部9と本体箱8
の間はリンク機構10によって接合されている。そのた
め扉部9は、図4の二点鎖線で示すように、上側にはね
上げることができる。扉部9には開閉を容易にするため
に把手14が設けられている。また扉部9の多くの部位
は。ガラス張りとなっており、外部から中を見ることが
できる。
【0019】本体箱8の内部には、冷気循環路11が設
けられており、当該冷気循環路11の端部に循環ファン
12が取り付けられている。また当該冷気循環路11の
中間部には、熱交換器13が配されている。熱交換器1
3は、ペルチェ素子を利用した熱電モジュール15によ
って冷却される。本体箱8の外側には、排熱用の熱交換
器16及びファン17が設けられており、図示しない冷
媒配管によって熱電モジュール15と接続されている。
けられており、当該冷気循環路11の端部に循環ファン
12が取り付けられている。また当該冷気循環路11の
中間部には、熱交換器13が配されている。熱交換器1
3は、ペルチェ素子を利用した熱電モジュール15によ
って冷却される。本体箱8の外側には、排熱用の熱交換
器16及びファン17が設けられており、図示しない冷
媒配管によって熱電モジュール15と接続されている。
【0020】本体箱8の内部の底部には、タンク設置座
部19が3か所設けられており、それぞれにタンク18
a,18b,18cが設置されている。タンク18は中
が見えるようにいずれも透明又は半透明の樹脂で作られ
ており、底部に図示しない弁が設けられている。そのた
めタンク18a,b,cをタンク設置座部19に設置す
ると、タンク18の弁が開き、タンク設置座部19に設
けられた液状食材供給配管20とタンク18が連通す
る。
部19が3か所設けられており、それぞれにタンク18
a,18b,18cが設置されている。タンク18は中
が見えるようにいずれも透明又は半透明の樹脂で作られ
ており、底部に図示しない弁が設けられている。そのた
めタンク18a,b,cをタンク設置座部19に設置す
ると、タンク18の弁が開き、タンク設置座部19に設
けられた液状食材供給配管20とタンク18が連通す
る。
【0021】また液状食材供給配管20は、中間部に電
磁弁(開閉弁)24が設けられ、さらにミキシング3に
設けられた食材排出部21に開口している。すなわち後
記するクラッチ収納部30が垂下された位置に隣接して
食材排出部21が設けられ、当該食材排出部21には、
3個のノズル21a,21b,21cが取り付けられて
いる。そしてタンク18aは、ノズル21aに連通し、
タンク18bは、ノズル21bに連通し、タンク18c
は、ノズル21cに連通する。
磁弁(開閉弁)24が設けられ、さらにミキシング3に
設けられた食材排出部21に開口している。すなわち後
記するクラッチ収納部30が垂下された位置に隣接して
食材排出部21が設けられ、当該食材排出部21には、
3個のノズル21a,21b,21cが取り付けられて
いる。そしてタンク18aは、ノズル21aに連通し、
タンク18bは、ノズル21bに連通し、タンク18c
は、ノズル21cに連通する。
【0022】図1のミキシング部3の詳細を図3によっ
て説明する。ミキシング部3は、天面25と底面26及
び奥側の垂直面27だけを持ち、正面側と両側面側は開
放されている。そのためミキシング部3は、側面側から
見て、図の様に略「コ」の字状をしており、中間部分が
大きく空いている。
て説明する。ミキシング部3は、天面25と底面26及
び奥側の垂直面27だけを持ち、正面側と両側面側は開
放されている。そのためミキシング部3は、側面側から
見て、図の様に略「コ」の字状をしており、中間部分が
大きく空いている。
【0023】ミキシング部3の詳細をさらに図7を用い
て説明する。すなわちミキシング部3は、天面25か
ら、クラッチ収納部30が垂下され、その下部に攪拌容
器31と攪拌翼32が配置されたものである。クラッチ
収納部30は、図の様に円柱状の箱体であり、外部に把
手33が設けられている。またクラッチ収納部30の内
部には、モータ35が内蔵されている。そしてモータ3
5の回転軸36の先端にはクラッチ37が取り付けられ
ている。クラッチ37は、噛み合いクラッチの一方であ
り、図7に示すように凸状が設けられたものである。
て説明する。すなわちミキシング部3は、天面25か
ら、クラッチ収納部30が垂下され、その下部に攪拌容
器31と攪拌翼32が配置されたものである。クラッチ
収納部30は、図の様に円柱状の箱体であり、外部に把
手33が設けられている。またクラッチ収納部30の内
部には、モータ35が内蔵されている。そしてモータ3
5の回転軸36の先端にはクラッチ37が取り付けられ
ている。クラッチ37は、噛み合いクラッチの一方であ
り、図7に示すように凸状が設けられたものである。
【0024】クラッチ収納部30の底には底板38が設
けられており、当該底板38に設けられた開口からクラ
ッチ37だけが露出している。またクラッチ収納部30
の底板38は、図13の様に周部が窪んでおり、クラッ
チ収納部30の外壁62と底板38の外周の窪みによっ
て、環状の溝63が形成されている。そして当該溝63
の部位に、クラッチ37と攪拌翼32が係合したことを
検知する係合検知手段65が設けられている。本実施形
態の食品製造装置1では、係合検知手段65は、図の様
に検知ピン66と、リンク部材67と、リミットスイッ
チ68によって構成されている。
けられており、当該底板38に設けられた開口からクラ
ッチ37だけが露出している。またクラッチ収納部30
の底板38は、図13の様に周部が窪んでおり、クラッ
チ収納部30の外壁62と底板38の外周の窪みによっ
て、環状の溝63が形成されている。そして当該溝63
の部位に、クラッチ37と攪拌翼32が係合したことを
検知する係合検知手段65が設けられている。本実施形
態の食品製造装置1では、係合検知手段65は、図の様
に検知ピン66と、リンク部材67と、リミットスイッ
チ68によって構成されている。
【0025】検知ピン66は、底板38に対して垂直方
向に摺動可能であり、その先端部分は溝63の下面に露
出し、上面はクラッチ収納部30の内部側に位置する。
リンク部材67は、棒状の部材である。そしてリンク部
材67の中心部は、クラッチ収納部30に設けられたブ
ラケット69にピン70によって揺動可能に支持されて
いる。またリンク部材67は、バネ60によって常時反
時計方向に付勢されている。しかしながら図示しないス
トッパが設けられており、リンク部材67は、図13
(a)に示す様に約30°に傾斜した姿勢で停止してい
る。
向に摺動可能であり、その先端部分は溝63の下面に露
出し、上面はクラッチ収納部30の内部側に位置する。
リンク部材67は、棒状の部材である。そしてリンク部
材67の中心部は、クラッチ収納部30に設けられたブ
ラケット69にピン70によって揺動可能に支持されて
いる。またリンク部材67は、バネ60によって常時反
時計方向に付勢されている。しかしながら図示しないス
トッパが設けられており、リンク部材67は、図13
(a)に示す様に約30°に傾斜した姿勢で停止してい
る。
【0026】リミットスイチッチ68は、底板38に設
けられたブラケット71に取り付けられている。
けられたブラケット71に取り付けられている。
【0027】前記したリンク部材67は、検知ピン66
とリミットスイッチ68の間にあり、一端が検知ピン6
6と当接可能であり、他端側はリミットスイッチ68の
検知部と当接可能である。すなわち検知ピン66が上方
に移動するとリンク部材67と接触し、リンク部材が時
計方向に回動してリミットスイッチ68を押す。
とリミットスイッチ68の間にあり、一端が検知ピン6
6と当接可能であり、他端側はリミットスイッチ68の
検知部と当接可能である。すなわち検知ピン66が上方
に移動するとリンク部材67と接触し、リンク部材が時
計方向に回動してリミットスイッチ68を押す。
【0028】リミットスイッチ68がオンの出力と手動
スイッチ(図示せず)がオンの出力の両方がCPU12
0に入力された時にモーター35が起動するシステムに
なっている。次に食品製造装置1の回転軸36及びクラ
ッチ37を昇降させる機構部分を図10によって説明す
る。前記のモータ35の電力線34は、図9に示すパイ
プ39から外部に引き出されている。またパイプ39の
端部は、図7の天板25の内部に至っている。
スイッチ(図示せず)がオンの出力の両方がCPU12
0に入力された時にモーター35が起動するシステムに
なっている。次に食品製造装置1の回転軸36及びクラ
ッチ37を昇降させる機構部分を図10によって説明す
る。前記のモータ35の電力線34は、図9に示すパイ
プ39から外部に引き出されている。またパイプ39の
端部は、図7の天板25の内部に至っている。
【0029】クラッチ収納部30の全体は、軸40によ
って垂下されている。軸40は、クラッチ収納部30の
中心部から上方に向かってのび、図7の様に天面25の
内部に入っている。天面25の内部における構成は、図
10,11の通りであり、支持板41に直線ガイド4
2,垂直壁(ガイド部材)43a,43b及びガイド棒
48が設けられ、これらに摺動子50が係合している。
って垂下されている。軸40は、クラッチ収納部30の
中心部から上方に向かってのび、図7の様に天面25の
内部に入っている。天面25の内部における構成は、図
10,11の通りであり、支持板41に直線ガイド4
2,垂直壁(ガイド部材)43a,43b及びガイド棒
48が設けられ、これらに摺動子50が係合している。
【0030】すなわち天面25の一部に支持板41が設
けられており、当該支持板41の中心部に直線ガイド4
2が設けられている。また直線ガイド42を囲む様に2
つの垂直壁(ガイド部材)43a,43bが立設されて
いる。垂直壁(ガイド部材)43a,43bは、具体的
には、板を「コ」の字状に折り曲げて、図示しないネジ
で支持板41の上面に固定したものである。垂直壁(ガ
イド部材)43a,43bには、それぞれガイド溝45
a,45bが設けられている。ガイド溝45は、いずれ
も垂直部46の両端に水平部47a,47bが設けられ
たものである。水平部47a,47bは、いずれも同一
の方向にのびている。そのためガイド溝45は、概ね
「コ」の字状をしている。垂直壁(ガイド部材)43
a,43bに設けられたガイド溝45a,45bは、前
記した直線ガイド42の中心に対して点対象の位置にあ
る。
けられており、当該支持板41の中心部に直線ガイド4
2が設けられている。また直線ガイド42を囲む様に2
つの垂直壁(ガイド部材)43a,43bが立設されて
いる。垂直壁(ガイド部材)43a,43bは、具体的
には、板を「コ」の字状に折り曲げて、図示しないネジ
で支持板41の上面に固定したものである。垂直壁(ガ
イド部材)43a,43bには、それぞれガイド溝45
a,45bが設けられている。ガイド溝45は、いずれ
も垂直部46の両端に水平部47a,47bが設けられ
たものである。水平部47a,47bは、いずれも同一
の方向にのびている。そのためガイド溝45は、概ね
「コ」の字状をしている。垂直壁(ガイド部材)43
a,43bに設けられたガイド溝45a,45bは、前
記した直線ガイド42の中心に対して点対象の位置にあ
る。
【0031】また垂直壁(ガイド部材)43a,43b
のさらに外側には、それぞれガイド棒48が設けられて
いる。
のさらに外側には、それぞれガイド棒48が設けられて
いる。
【0032】摺動子50は、鋼板を「ひ」の字状に折り
曲げて作られたものであり、凹部51の開口端にフラン
ジ部52が設けられている。そしてフランジ部52に
は、それぞれ長孔53が設けられている。長孔53の軸
線は、円弧を描き、その中心は摺動子50の中心と一致
する。
曲げて作られたものであり、凹部51の開口端にフラン
ジ部52が設けられている。そしてフランジ部52に
は、それぞれ長孔53が設けられている。長孔53の軸
線は、円弧を描き、その中心は摺動子50の中心と一致
する。
【0033】摺動子50の凹部51の垂直壁(ガイド部
材)の内面には、舌片54が設けられている。舌片54
は、フランジ部52よりも下側に向かって垂下し、さら
に内側に向かってピン55が突出している。
材)の内面には、舌片54が設けられている。舌片54
は、フランジ部52よりも下側に向かって垂下し、さら
に内側に向かってピン55が突出している。
【0034】摺動子50は、図9,11の様に垂直壁
(ガイド部材)43a,43bに覆いかぶさる様に取り
付けられ、フランジ部52に設けられた長孔53に垂直
壁(ガイド部材)43a,43bの外側に立設されたガ
イド棒48が挿通されている。そして摺動子50のフラ
ンジ部52と支持板41の間には、バネ60が設けられ
ている。バネ60は、ガイド棒48に挿通されており、
摺動子50を常時上方に向かって押圧している。
(ガイド部材)43a,43bに覆いかぶさる様に取り
付けられ、フランジ部52に設けられた長孔53に垂直
壁(ガイド部材)43a,43bの外側に立設されたガ
イド棒48が挿通されている。そして摺動子50のフラ
ンジ部52と支持板41の間には、バネ60が設けられ
ている。バネ60は、ガイド棒48に挿通されており、
摺動子50を常時上方に向かって押圧している。
【0035】またガイド棒48には、摺動子50のガイ
ドとなる係止部材56が取り付けられている。
ドとなる係止部材56が取り付けられている。
【0036】一方、摺動子50の舌片53に設けられた
ピン55が垂直壁(ガイド部材)43a,43bに設け
られたガイド溝45a,45bと係合しているので、摺
動子50は、中間の高さにおいては上下方向にのみ移動
可能であり、上限位置および下限位置では回転方向にの
み移動可能である。従って摺動子50と連動するクラッ
チ収納部30も、上限位置及び下限位置では回転方向に
のみ自由度があり、その中間の高さにおいては垂直方向
にのみ移動する。また摺動子50は常時バネ60によっ
て上方に付勢されているので、クラッチ収納部30は、
常時上限の位置で停止している。クラッチ収納部30の
下限位置の高さは、後記する様に図7の攪拌容器31が
設置された時における攪拌容器31の上端の高さに等し
い。
ピン55が垂直壁(ガイド部材)43a,43bに設け
られたガイド溝45a,45bと係合しているので、摺
動子50は、中間の高さにおいては上下方向にのみ移動
可能であり、上限位置および下限位置では回転方向にの
み移動可能である。従って摺動子50と連動するクラッ
チ収納部30も、上限位置及び下限位置では回転方向に
のみ自由度があり、その中間の高さにおいては垂直方向
にのみ移動する。また摺動子50は常時バネ60によっ
て上方に付勢されているので、クラッチ収納部30は、
常時上限の位置で停止している。クラッチ収納部30の
下限位置の高さは、後記する様に図7の攪拌容器31が
設置された時における攪拌容器31の上端の高さに等し
い。
【0037】次にミキシング部3の構成を図2、図3、
図4、図7によって説明する。ミキシング部3の底面2
6であって前記したクラッチ収納部30の真下の位置に
は、攪拌容器設置座73(図2)が設けられている、攪
拌容器設置座73は、後記する攪拌容器31(図4)の
底部と合致する環状の枠である。ただし攪拌容器設置座
73は、正面部の一部に切り欠き部75(図6)が設け
られている。この切り欠き部75は、攪拌容器31の把
手を係合させるために設けられたものである。
図4、図7によって説明する。ミキシング部3の底面2
6であって前記したクラッチ収納部30の真下の位置に
は、攪拌容器設置座73(図2)が設けられている、攪
拌容器設置座73は、後記する攪拌容器31(図4)の
底部と合致する環状の枠である。ただし攪拌容器設置座
73は、正面部の一部に切り欠き部75(図6)が設け
られている。この切り欠き部75は、攪拌容器31の把
手を係合させるために設けられたものである。
【0038】以下、図7によって説明する。またミキシ
ング部3には、図7の様に攪拌容器31と攪拌翼32が
配置されている。攪拌容器31は、ガラス等の透明な素
材で作られたポットの様な部材である。すなわち攪拌容
器31の外形形状は有底の円筒形である。攪拌容器31
の内径は、開口端に設けられた注ぎ口の部位を除いてい
ずれの部位も一定である。攪拌容器31の内底の中央部
には、突起が設けられている。攪拌容器31には、取り
外し可能な上蓋79が設けられている。そして上蓋79
の中央には開口80が設けられている。また攪拌容器3
1には、樹脂製の把手78(図4)が取り付けられてい
る。
ング部3には、図7の様に攪拌容器31と攪拌翼32が
配置されている。攪拌容器31は、ガラス等の透明な素
材で作られたポットの様な部材である。すなわち攪拌容
器31の外形形状は有底の円筒形である。攪拌容器31
の内径は、開口端に設けられた注ぎ口の部位を除いてい
ずれの部位も一定である。攪拌容器31の内底の中央部
には、突起が設けられている。攪拌容器31には、取り
外し可能な上蓋79が設けられている。そして上蓋79
の中央には開口80が設けられている。また攪拌容器3
1には、樹脂製の把手78(図4)が取り付けられてい
る。
【0039】攪拌翼32は、軸部材81の下端近傍に二
枚の回転刃を備えたものである。また軸部材81の上端
部には、クラッチと係合する係合部83が設けられてい
る。係合部83は、具体的には溝である。さらに軸部材
81の下端には穴84が設けられている。攪拌翼32は
攪拌容器31の中にあり、下端の穴84が攪拌容器31
の内底に設けられた突起と係合し、上部は上蓋79の穴
84と係合している。そのため攪拌翼32は、その両端
が支持され、攪拌容器31の中で直立していて回転可能
である。
枚の回転刃を備えたものである。また軸部材81の上端
部には、クラッチと係合する係合部83が設けられてい
る。係合部83は、具体的には溝である。さらに軸部材
81の下端には穴84が設けられている。攪拌翼32は
攪拌容器31の中にあり、下端の穴84が攪拌容器31
の内底に設けられた突起と係合し、上部は上蓋79の穴
84と係合している。そのため攪拌翼32は、その両端
が支持され、攪拌容器31の中で直立していて回転可能
である。
【0040】前記した攪拌容器31及び攪拌翼32は、
前記した本体部2に属する部材から着脱自在である。
前記した本体部2に属する部材から着脱自在である。
【0041】次に、洗浄部の構成を図4によって説明す
る。下段の洗浄部5は、食器洗い器である。洗浄部5
は、正面側が扉85になっており、下端扉85が図示し
ないヒンジによって本体部に取り付けられている。また
洗浄部5の内部には、上部と下部にシャワーノズル8
6,87が設けられている。また洗浄部5には、温水器
88が設けられており、温水器88の温水タンクの湯が
シャワーノズル86,87から噴射される。シャワーノ
ズル86,87は、公知の食器洗い器と同様に回転す
る。
る。下段の洗浄部5は、食器洗い器である。洗浄部5
は、正面側が扉85になっており、下端扉85が図示し
ないヒンジによって本体部に取り付けられている。また
洗浄部5の内部には、上部と下部にシャワーノズル8
6,87が設けられている。また洗浄部5には、温水器
88が設けられており、温水器88の温水タンクの湯が
シャワーノズル86,87から噴射される。シャワーノ
ズル86,87は、公知の食器洗い器と同様に回転す
る。
【0042】洗浄部5の内部には、棚89が設けられて
いる。また洗浄部5の底部には排水路77が設けられて
いる。また本実施形態の食品製造装置1では、保冷部2
と、ミキシング部3の間に液晶パネル110が嵌め込ま
れている。液晶パネル110は、使用者が食材の選択や
排出量の設定を行う場合に使用するものである。
いる。また洗浄部5の底部には排水路77が設けられて
いる。また本実施形態の食品製造装置1では、保冷部2
と、ミキシング部3の間に液晶パネル110が嵌め込ま
れている。液晶パネル110は、使用者が食材の選択や
排出量の設定を行う場合に使用するものである。
【0043】次に本実施形態の食品製造装置1の機能
を、前記した新規の食品を製造する場合を例に説明す
る。
を、前記した新規の食品を製造する場合を例に説明す
る。
【0044】本発明の食品製造装置1に使用する食材
は、青果物を所定の大きさに切断した後に冷凍した冷凍
青果物食材と、液状の飲料からなる液状食材、及び薬効
を有する薬用補助食材が適宜選択使用される。
は、青果物を所定の大きさに切断した後に冷凍した冷凍
青果物食材と、液状の飲料からなる液状食材、及び薬効
を有する薬用補助食材が適宜選択使用される。
【0045】ここで冷凍青果物食材は、バナナ、いち
ご、リンゴ、桃、パイナップル、メロン、マンゴー、オ
レンジ、グレープフルーツ、ラズベリー、ブルベリー等
の果物、キャベツ、セロリ、にんじん、ビート、パセ
リ、レタス、ほうれん草、クレソン、にんにく等の野菜
を所定の大きさに切断し、冷凍させたものである。本出
願人らの計画では、例えばオレンジは、一房単位、いち
ごは一個そのまま、パイナップルやリンゴ等は、20〜
60mm角程度の大きさに切って冷凍する。また冷凍
は、−20°程度で行い、内部まで完全に冷凍する。
ご、リンゴ、桃、パイナップル、メロン、マンゴー、オ
レンジ、グレープフルーツ、ラズベリー、ブルベリー等
の果物、キャベツ、セロリ、にんじん、ビート、パセ
リ、レタス、ほうれん草、クレソン、にんにく等の野菜
を所定の大きさに切断し、冷凍させたものである。本出
願人らの計画では、例えばオレンジは、一房単位、いち
ごは一個そのまま、パイナップルやリンゴ等は、20〜
60mm角程度の大きさに切って冷凍する。また冷凍
は、−20°程度で行い、内部まで完全に冷凍する。
【0046】また本発明者らの店舗計画によると、冷凍
青果物食材は、工場で切断、冷凍し、店舗に運ばれて冷
凍ショーケースに展示される。また場合によっては、本
実施形態の食品製造装置1の保冷部2に収納する。また
さらには、所定の組合せのものを予めセットして容器に
入れておく、例えば、バナナとオレンジ、ほうれん草を
コップ1杯の分量となる様に計量し、冷凍セットフルー
ツとして保管しておく。いずれの場合でも、使用時には
食材の温度が−5°C以下、より好ましくは−10°C
以下であって、内部まで完全に凍結していることが望ま
しい。
青果物食材は、工場で切断、冷凍し、店舗に運ばれて冷
凍ショーケースに展示される。また場合によっては、本
実施形態の食品製造装置1の保冷部2に収納する。また
さらには、所定の組合せのものを予めセットして容器に
入れておく、例えば、バナナとオレンジ、ほうれん草を
コップ1杯の分量となる様に計量し、冷凍セットフルー
ツとして保管しておく。いずれの場合でも、使用時には
食材の温度が−5°C以下、より好ましくは−10°C
以下であって、内部まで完全に凍結していることが望ま
しい。
【0047】液状食材は、牛乳、ヨーグルト、果汁、蜂
蜜、液糖等である。液状食材は、タンク18に入れられ
て、本実施形態の食品製造装置1の保冷部2に収納す
る。ただし、これは必須ではなく、他の冷蔵庫に保管し
ておくこともある。
蜜、液糖等である。液状食材は、タンク18に入れられ
て、本実施形態の食品製造装置1の保冷部2に収納す
る。ただし、これは必須ではなく、他の冷蔵庫に保管し
ておくこともある。
【0048】薬効を有する補助食材は、例えば各種のビ
タミン剤、カフェイン、アルコール、食物繊維、カルシ
ウム等の栄養剤、ちんぴ、葛根、いかり草、松葉、うこ
ん、くこ、シャクヤク、福寿草、おうばく、ゆきのし
た、朝鮮人参、クロレラ等の漢方薬あるいはこれに準ず
るもの、またはこれらのエキス等であり、何らかの薬効
を有する添加物である。これらは所定の容器に入れてお
く。
タミン剤、カフェイン、アルコール、食物繊維、カルシ
ウム等の栄養剤、ちんぴ、葛根、いかり草、松葉、うこ
ん、くこ、シャクヤク、福寿草、おうばく、ゆきのし
た、朝鮮人参、クロレラ等の漢方薬あるいはこれに準ず
るもの、またはこれらのエキス等であり、何らかの薬効
を有する添加物である。これらは所定の容器に入れてお
く。
【0049】また本発明者らの計画では、他に、食材選
定装置を使用する。食材選定装置は、図15の様に使用
者に関する情報を入力する情報入力手段と、保有する食
材に関する情報を記憶する食材情報記憶手段と、使用者
に関する情報に基づき、保有する食材から適切なものを
選択する選択手段を持つものであり、コンピュータが活
用される。使用者に関する情報を入力する手段とは、例
えば来客の性別、身長、体重、胸囲等の身体的特徴や、
年齢、心臓病や腎臓病、糖尿病等の既往症の有無、甘い
ものが好きとか、辛いものが好きといった嗜好の傾向、
親族の病歴、今の体調、気分等を来客みずからが入力す
るものであり、具体的にはキーボードやタッチパネル等
が活用される。
定装置を使用する。食材選定装置は、図15の様に使用
者に関する情報を入力する情報入力手段と、保有する食
材に関する情報を記憶する食材情報記憶手段と、使用者
に関する情報に基づき、保有する食材から適切なものを
選択する選択手段を持つものであり、コンピュータが活
用される。使用者に関する情報を入力する手段とは、例
えば来客の性別、身長、体重、胸囲等の身体的特徴や、
年齢、心臓病や腎臓病、糖尿病等の既往症の有無、甘い
ものが好きとか、辛いものが好きといった嗜好の傾向、
親族の病歴、今の体調、気分等を来客みずからが入力す
るものであり、具体的にはキーボードやタッチパネル等
が活用される。
【0050】一方、保有する食材に関する情報を記憶す
る手段は、在庫する食材の種類や、味、薬効、適正な添
加量を記憶しておくものであり、具体的には、ハードデ
ィスクドライブ等が活用される。
る手段は、在庫する食材の種類や、味、薬効、適正な添
加量を記憶しておくものであり、具体的には、ハードデ
ィスクドライブ等が活用される。
【0051】また保有する食材から適切なものを選択す
る手段は、例えば、いろいろなモデルケースと、適正な
食材の組み合わせを記憶させておき、来客が入力した条
件に近いモデルを選択するものである。
る手段は、例えば、いろいろなモデルケースと、適正な
食材の組み合わせを記憶させておき、来客が入力した条
件に近いモデルを選択するものである。
【0052】例えば、42才男性で、身長167cm、
体重67kg、既往症無し、祖父が脳梗塞、睡眠不足、
気分沈鬱であって酸っぱいものが好みであるという情報
を食材選定装置に入力すると、冷凍青果物食材はパイナ
ツプル、オレンジを選択し、液状食材は、ヨーグルトと
果汁を選択し、補助食材は、ビタミン剤、カフェイン、
食物繊維が選択される。またこれらのコップ一杯分の分
量も同時に演算される。またこれらの演算値がCRTや
液晶画面等の出力手段に表示される。
体重67kg、既往症無し、祖父が脳梗塞、睡眠不足、
気分沈鬱であって酸っぱいものが好みであるという情報
を食材選定装置に入力すると、冷凍青果物食材はパイナ
ツプル、オレンジを選択し、液状食材は、ヨーグルトと
果汁を選択し、補助食材は、ビタミン剤、カフェイン、
食物繊維が選択される。またこれらのコップ一杯分の分
量も同時に演算される。またこれらの演算値がCRTや
液晶画面等の出力手段に表示される。
【0053】そして食材選定装置が演算した配合に基づ
き、計量スプーン等で冷凍青果物食材と補助食材を計量
し、攪拌容器31に入れる。なお、攪拌容器31には、
予め攪拌翼32を装着しておく(上蓋85は外してお
く)。本発明者らの計画では、水及び氷は、一切入れな
い。続いて攪拌容器31を食材排出部20のノズル21
a,b,cの真下に保持し、液晶パネル110を操作し
て液状食材とその分量を入力する。本発明者らの計画で
は、分量の入力は、カップに合わせて大、中、小といっ
た3段階程度のものである。
き、計量スプーン等で冷凍青果物食材と補助食材を計量
し、攪拌容器31に入れる。なお、攪拌容器31には、
予め攪拌翼32を装着しておく(上蓋85は外してお
く)。本発明者らの計画では、水及び氷は、一切入れな
い。続いて攪拌容器31を食材排出部20のノズル21
a,b,cの真下に保持し、液晶パネル110を操作し
て液状食材とその分量を入力する。本発明者らの計画で
は、分量の入力は、カップに合わせて大、中、小といっ
た3段階程度のものである。
【0054】そして入力が完了して所定のスイッチをオ
ンすると、所望の量の液状食材が食材排出部20のノズ
ル21a,b,cから滴下される。ここで本実施形態の
食品製造装置1では、液状食材の計量は、電磁弁の開成
時間を増減することにより行う。例えば「カップ大」の
設定であれば、3つの電磁弁が合計約5秒開き、「カッ
プ中」の設定であれば、3つの電磁弁が合計約4秒開
き、「カップ小」の設定であれば、3つの電磁弁が合計
約3秒開く。ただし、本実施形態の食品製造装置1で
は、重力によって液状食材を滴下するものであるから、
タンクに液状食材が満水状態に入っている場合と、残量
が残り少ない場合では、単位時間当たりの流量が相違す
る。そのためタンクの残量に応じて、電磁弁の開閉時間
を増減する補正をすることが望ましい。すなわち、液状
食材の供給回数が多く、タンク内の液状食材の残量が少
ないことが予想される場合は、電磁弁24の開成時間を
より長くする。本発明者らが採用した実験式は、次の通
りである。
ンすると、所望の量の液状食材が食材排出部20のノズ
ル21a,b,cから滴下される。ここで本実施形態の
食品製造装置1では、液状食材の計量は、電磁弁の開成
時間を増減することにより行う。例えば「カップ大」の
設定であれば、3つの電磁弁が合計約5秒開き、「カッ
プ中」の設定であれば、3つの電磁弁が合計約4秒開
き、「カップ小」の設定であれば、3つの電磁弁が合計
約3秒開く。ただし、本実施形態の食品製造装置1で
は、重力によって液状食材を滴下するものであるから、
タンクに液状食材が満水状態に入っている場合と、残量
が残り少ない場合では、単位時間当たりの流量が相違す
る。そのためタンクの残量に応じて、電磁弁の開閉時間
を増減する補正をすることが望ましい。すなわち、液状
食材の供給回数が多く、タンク内の液状食材の残量が少
ないことが予想される場合は、電磁弁24の開成時間を
より長くする。本発明者らが採用した実験式は、次の通
りである。
【0055】
【数1】
【0056】上記した式は、タンク内の食材の残量に応
じて開閉弁が開成される時間を変更したものである。タ
ンク内の食材の残量は、例えば食材の排出回数を記憶し
ておいて満水の状態から総排出量を引く演算を行なった
り、一回毎の残量を演算することにより算出される。前
記した式では、一回ごとの残量を演算することにより算
出している。すなわち上記した式は、各タンク18の個
別の残量を保冷部内の食材の残量としている。そして各
タンク18の個別の残量は、前々回のタンクの個別の残
量(演算値)から前回の「各タンクから排出された液量
(排出の希望量 設定値)」を定数で除した値を引く演
算により算出している。そして残量に応じて各開閉弁2
4が開成される時間が変更される。「前々回、前回」と
は、要するに特定の回と、その次の回の意味であり、
「前回」と「今回」の値によって演算してもよい。
じて開閉弁が開成される時間を変更したものである。タ
ンク内の食材の残量は、例えば食材の排出回数を記憶し
ておいて満水の状態から総排出量を引く演算を行なった
り、一回毎の残量を演算することにより算出される。前
記した式では、一回ごとの残量を演算することにより算
出している。すなわち上記した式は、各タンク18の個
別の残量を保冷部内の食材の残量としている。そして各
タンク18の個別の残量は、前々回のタンクの個別の残
量(演算値)から前回の「各タンクから排出された液量
(排出の希望量 設定値)」を定数で除した値を引く演
算により算出している。そして残量に応じて各開閉弁2
4が開成される時間が変更される。「前々回、前回」と
は、要するに特定の回と、その次の回の意味であり、
「前回」と「今回」の値によって演算してもよい。
【0057】本発明ではタンクの個別の残量(例えば前
々回または前回の残量)から、一回に個別のタンクから
排出させる排出量(例えば前回または今回の排出量)を
所定値で除した値を引く演算により算出することとし
た。なお個別のタンクから排出させる排出量は、多くの
場合、設定値であり、実測値を使用する必要はない。ま
た「所定値」は、実験によって求められる定数である。
もちろん上記した簡便な計算によらず、各タンクの個別
の残量を保冷部2内の食材の残量とし、各タンクの残量
を正確に演算して残量に応じて各開閉弁が開成される時
間を変更してもよい。
々回または前回の残量)から、一回に個別のタンクから
排出させる排出量(例えば前回または今回の排出量)を
所定値で除した値を引く演算により算出することとし
た。なお個別のタンクから排出させる排出量は、多くの
場合、設定値であり、実測値を使用する必要はない。ま
た「所定値」は、実験によって求められる定数である。
もちろん上記した簡便な計算によらず、各タンクの個別
の残量を保冷部2内の食材の残量とし、各タンクの残量
を正確に演算して残量に応じて各開閉弁が開成される時
間を変更してもよい。
【0058】ノズル21a,b,cから所定量の液状食
材が排出されると、これら攪拌容器31に上蓋85を装
着し、ただちに攪拌容器31をミキシング部3の攪拌容
器設置座73にセットする。すなわち攪拌容器31を環
状の枠内に設置し、攪拌容器31の把手78を切り欠き
部75に係合させる。本実施形態では、把手78を切り
欠き部75に係合するので、本体側から回転力を受けて
も、攪拌容器31は回転しない。
材が排出されると、これら攪拌容器31に上蓋85を装
着し、ただちに攪拌容器31をミキシング部3の攪拌容
器設置座73にセットする。すなわち攪拌容器31を環
状の枠内に設置し、攪拌容器31の把手78を切り欠き
部75に係合させる。本実施形態では、把手78を切り
欠き部75に係合するので、本体側から回転力を受けて
も、攪拌容器31は回転しない。
【0059】そしてミキシング部3のクラッチ収納部3
0を手で押し下げ、クラッチ収納部30の下面を攪拌容
器31の上面に当接させる。クラッチ収納部30は、摺
動子50がガイド溝45の垂直部46に沿って垂直方向
にのみ移動するので、クラッチ収納部30は、回転する
ことなく、平行移動する。そしてクラッチ収納部30が
下限の位置にある時、ちょうど、クラッチ収納部30の
下端が、攪拌容器31の上端と当接する。より具体的に
は、クラッチ収納部30の下面の環状の溝63に、攪拌
容器31の縁が入り込む。
0を手で押し下げ、クラッチ収納部30の下面を攪拌容
器31の上面に当接させる。クラッチ収納部30は、摺
動子50がガイド溝45の垂直部46に沿って垂直方向
にのみ移動するので、クラッチ収納部30は、回転する
ことなく、平行移動する。そしてクラッチ収納部30が
下限の位置にある時、ちょうど、クラッチ収納部30の
下端が、攪拌容器31の上端と当接する。より具体的に
は、クラッチ収納部30の下面の環状の溝63に、攪拌
容器31の縁が入り込む。
【0060】また同時に、攪拌容器31が攪拌容器設置
座73にセットされていて水平方向の位置決めがなされ
ているので、クラッチ収納部30の下面に露出している
クラッチ37が攪拌容器31に上蓋85から突出した攪
拌翼32の係合部83と接する。そしてクラッチ37と
攪拌翼32の係合部83が係合する。この様に、本実施
形態では、クラッチ37が移動し、かつその移動した位
置に攪拌容器31が位置決めされているので、クラッチ
37の接続は容易である。
座73にセットされていて水平方向の位置決めがなされ
ているので、クラッチ収納部30の下面に露出している
クラッチ37が攪拌容器31に上蓋85から突出した攪
拌翼32の係合部83と接する。そしてクラッチ37と
攪拌翼32の係合部83が係合する。この様に、本実施
形態では、クラッチ37が移動し、かつその移動した位
置に攪拌容器31が位置決めされているので、クラッチ
37の接続は容易である。
【0061】ついで、クラッチ収納部30をネジ締め方
向に回転させる。その結果、上部の摺動子50のピン5
5がガイド溝45の水平部46に沿って水平に移動し、
ピン55は垂直部46の位置を離れる。そのため摺動子
50は上部に移動しえなくなり、クラッチ収納部30
は、最下部で停止する。そのためクラッチ37と攪拌翼
32の係合部83は、係合状態を維持し続ける。
向に回転させる。その結果、上部の摺動子50のピン5
5がガイド溝45の水平部46に沿って水平に移動し、
ピン55は垂直部46の位置を離れる。そのため摺動子
50は上部に移動しえなくなり、クラッチ収納部30
は、最下部で停止する。そのためクラッチ37と攪拌翼
32の係合部83は、係合状態を維持し続ける。
【0062】またこのとき、係合検知手段65の検知ピ
ン66が、攪拌容器31の上面と当接し、検知ピン66
を上方向に押し上げる。その結果、検知ピン66の上端
がリンク部材67と接触し、リンク部材が時計方向に回
動してリミットスイッチ68を押す。そして前記した様
にリミットスイッチ68がオンの出力と手動のスイッチ
(図示せず)がオンの出力の両方がCPU120に入力
された時にモーター35が起動するシステムになってい
るので、この状態でスイッチ(図示せず)をオンする
と、モータ35が回転してクラッチを経由して攪拌翼が
回転し、攪拌容器内の食材を粉砕攪拌する。ただし本実
施形態の食品製造装置1では、スイッチをオンしても、
いきなりモータ35は連続運転とはならず、図14の様
に最初に間欠運転が行われる。具体的には、スイッチを
入れてから、0.5〜3秒間隔で、0.1〜0.3秒
間、3回程度モータ35が回転される。すなわち0.5
〜3秒程度の休止時間を挟む。休止時間は、理想的には
0.8〜1.2秒程度である。そして、1〜3秒程度の
間隔を開けた後、モータ35が連続運転される。
ン66が、攪拌容器31の上面と当接し、検知ピン66
を上方向に押し上げる。その結果、検知ピン66の上端
がリンク部材67と接触し、リンク部材が時計方向に回
動してリミットスイッチ68を押す。そして前記した様
にリミットスイッチ68がオンの出力と手動のスイッチ
(図示せず)がオンの出力の両方がCPU120に入力
された時にモーター35が起動するシステムになってい
るので、この状態でスイッチ(図示せず)をオンする
と、モータ35が回転してクラッチを経由して攪拌翼が
回転し、攪拌容器内の食材を粉砕攪拌する。ただし本実
施形態の食品製造装置1では、スイッチをオンしても、
いきなりモータ35は連続運転とはならず、図14の様
に最初に間欠運転が行われる。具体的には、スイッチを
入れてから、0.5〜3秒間隔で、0.1〜0.3秒
間、3回程度モータ35が回転される。すなわち0.5
〜3秒程度の休止時間を挟む。休止時間は、理想的には
0.8〜1.2秒程度である。そして、1〜3秒程度の
間隔を開けた後、モータ35が連続運転される。
【0063】この様に最初にモータ35を間欠運転させ
る理由は、前記した通り、食材への回転刃の噛み込みを
防ぐためと、食材の粉砕を円滑に行わしめるためであ
る。すなわち本実施形態では、青果物を冷凍した食材を
使用し、その割合が非常に高い。そのためモータ35を
連続回転させると、回転刃が食材に噛み込み、回転刃が
回らなくなってしまう。そこで本実施形態では、最初に
攪拌翼を間欠的に回転させ、衝撃を利用して食材を割
る。
る理由は、前記した通り、食材への回転刃の噛み込みを
防ぐためと、食材の粉砕を円滑に行わしめるためであ
る。すなわち本実施形態では、青果物を冷凍した食材を
使用し、その割合が非常に高い。そのためモータ35を
連続回転させると、回転刃が食材に噛み込み、回転刃が
回らなくなってしまう。そこで本実施形態では、最初に
攪拌翼を間欠的に回転させ、衝撃を利用して食材を割
る。
【0064】回転刃を回転させると、食材が上方に撥ね
上げられるが、本実施形態の様に回転刃を間欠的に回転
させると、回転刃が停止した瞬間に逃げた食材が落下
し、再度、回転刃が接触しうる位置に戻る。そのため再
度の回転によって食材がさらに粉砕される。こうして何
度かの間欠運転を終えると、食材は小片に裁断され、も
はや回転刃が噛み込んだり、撥ね上がったり、逃げたり
といった懸念がなくなる。そこで本実施形態では、数回
の間欠運転の後、モータ35を連続回転させる。なお本
実施形態では、モータ35を連続回転させる場合でも、
最初の回転数を早くし、その後、少し回転を落として一
定時間攪拌し、さらに回転を落として一定時間攪拌す
る。そして最後に最高回転で一定時間攪拌する。すなわ
ち間欠回転の後に予め設定された時間だけ連続運転する
が、前記連続運転の期間中、その4分の1以上の時間
は、最高回転数から30%以上減速して回転することが
望ましい。また間欠回転の後に予め設定された時間だけ
連続運転するが、前記連続運転の時間を3等分したと
き、中間の時間帯における総回転数が、他の時間帯の総
回転数よりも少ないことが望ましい。
上げられるが、本実施形態の様に回転刃を間欠的に回転
させると、回転刃が停止した瞬間に逃げた食材が落下
し、再度、回転刃が接触しうる位置に戻る。そのため再
度の回転によって食材がさらに粉砕される。こうして何
度かの間欠運転を終えると、食材は小片に裁断され、も
はや回転刃が噛み込んだり、撥ね上がったり、逃げたり
といった懸念がなくなる。そこで本実施形態では、数回
の間欠運転の後、モータ35を連続回転させる。なお本
実施形態では、モータ35を連続回転させる場合でも、
最初の回転数を早くし、その後、少し回転を落として一
定時間攪拌し、さらに回転を落として一定時間攪拌す
る。そして最後に最高回転で一定時間攪拌する。すなわ
ち間欠回転の後に予め設定された時間だけ連続運転する
が、前記連続運転の期間中、その4分の1以上の時間
は、最高回転数から30%以上減速して回転することが
望ましい。また間欠回転の後に予め設定された時間だけ
連続運転するが、前記連続運転の時間を3等分したと
き、中間の時間帯における総回転数が、他の時間帯の総
回転数よりも少ないことが望ましい。
【0065】すなわち本発明者らの計画では、攪拌の際
に食材に水や氷を添加しない。加えて本発明者らの計画
は、前記した様に来客の健康状態や嗜好に応じて、個別
の食材を選択し、客の目前でこれらを攪拌して提供する
ものであるから、一回に攪拌する食材の量は少ない。そ
のため高速回転で攪拌を続けると、攪拌の際に食材が飛
び散り、食材の粉砕を十分に行なうことが困難となる。
これに対して上記した様に連続回転の中途の部分で攪拌
翼を減速させると、食材の飛散が抑制され、食材を均一
に粉砕・分散させることができる。
に食材に水や氷を添加しない。加えて本発明者らの計画
は、前記した様に来客の健康状態や嗜好に応じて、個別
の食材を選択し、客の目前でこれらを攪拌して提供する
ものであるから、一回に攪拌する食材の量は少ない。そ
のため高速回転で攪拌を続けると、攪拌の際に食材が飛
び散り、食材の粉砕を十分に行なうことが困難となる。
これに対して上記した様に連続回転の中途の部分で攪拌
翼を減速させると、食材の飛散が抑制され、食材を均一
に粉砕・分散させることができる。
【0066】回転が停止すると、クラッチ収納部30を
ネジが緩む方向に回転し、上部の摺動子50のピン55
をガイド溝45の垂直部46の位置に合わせる。その結
果、摺動子50は上方に自由度が生じ、バネ60の力で
自動的に上昇する。従ってクラッチ収納部30は上昇す
る。なおクラッチ収納部30は、バネ60によって常時
上方に付勢されているが、上下方向の位置が安定しない
ので、装置の休止中は、クラッチ収納部30を上端部で
ネジ締め方向に回転し、摺動子50のピン55をガイド
溝45の垂直部46から離れた位置に移動させることが
望ましい。
ネジが緩む方向に回転し、上部の摺動子50のピン55
をガイド溝45の垂直部46の位置に合わせる。その結
果、摺動子50は上方に自由度が生じ、バネ60の力で
自動的に上昇する。従ってクラッチ収納部30は上昇す
る。なおクラッチ収納部30は、バネ60によって常時
上方に付勢されているが、上下方向の位置が安定しない
ので、装置の休止中は、クラッチ収納部30を上端部で
ネジ締め方向に回転し、摺動子50のピン55をガイド
溝45の垂直部46から離れた位置に移動させることが
望ましい。
【0067】そして攪拌容器31を攪拌容器設置座73
から取り外し、攪拌容器31から食品を取り出す。でき
あがった食品は、水分の含有量が少なく、食味が良い。
また時間器が経過しても水っぽくならない。さらに来客
の健康状態や気分に応じた食材が選択されているので、
特に美味しく感じ、健康にもよい。
から取り外し、攪拌容器31から食品を取り出す。でき
あがった食品は、水分の含有量が少なく、食味が良い。
また時間器が経過しても水っぽくならない。さらに来客
の健康状態や気分に応じた食材が選択されているので、
特に美味しく感じ、健康にもよい。
【0068】また使用済みの攪拌容器31と攪拌翼32
は、最下段の洗浄部5に入れて洗浄する。すなわち洗浄
部5の扉85を開いて棚89に攪拌容器31と攪拌翼3
2を入れる。そして上部と下部のシャワーノズル86,
87から温水を噴射させ、攪拌容器31と攪拌翼32を
洗浄する。
は、最下段の洗浄部5に入れて洗浄する。すなわち洗浄
部5の扉85を開いて棚89に攪拌容器31と攪拌翼3
2を入れる。そして上部と下部のシャワーノズル86,
87から温水を噴射させ、攪拌容器31と攪拌翼32を
洗浄する。
【0069】さらに一日の作業が終わると、タンク18
を取り出し、中の液状食材を抜く。そしてタンク18を
洗浄すると共に、タンク18に水をつめ、再度保冷部2
に装着する。そして電磁弁24を開成状態とし、液状食
材供給配管20に水を通過させて当該配管を洗浄する。
を取り出し、中の液状食材を抜く。そしてタンク18を
洗浄すると共に、タンク18に水をつめ、再度保冷部2
に装着する。そして電磁弁24を開成状態とし、液状食
材供給配管20に水を通過させて当該配管を洗浄する。
【0070】以上説明した実施形態では、保冷部2に装
着されるタンク18に水を詰めて、液状食材供給配管2
0を洗浄する構成を開示したが、本発明の食品製造装置
1では、洗浄部5を持つので洗浄部5の水又は湯を液状
食材供給配管20に導いて、当該配管内を洗浄すること
もできる。図5は、洗浄部5から湯を導いて配管を清掃
することができる構成を図示したものである。なお、図
5に示す食品製造装置1’は前記した食品製造装置1と
主要部が共通であるため、共通する部品に先の実施形態
と同一の番号を付して、重複した説明を省略する。
着されるタンク18に水を詰めて、液状食材供給配管2
0を洗浄する構成を開示したが、本発明の食品製造装置
1では、洗浄部5を持つので洗浄部5の水又は湯を液状
食材供給配管20に導いて、当該配管内を洗浄すること
もできる。図5は、洗浄部5から湯を導いて配管を清掃
することができる構成を図示したものである。なお、図
5に示す食品製造装置1’は前記した食品製造装置1と
主要部が共通であるため、共通する部品に先の実施形態
と同一の番号を付して、重複した説明を省略する。
【0071】図5に示す食品製造装置1’では、温水器
88の湯溜タンクから液状食材供給配管20に温水供給
配管91が接続されている。そして当該配管91の中途
にはポンプ92が設けられて、湯溜タンク内の湯は加圧
して液状食材供給配管20に供給される。一方、本実施
形態では、タンク18’は電磁弁24’と一体化されて
おり、電磁弁24の吐出側は、下向きのノズル93とな
っている。そして本体部2側には、底部に開口94が設
けられ、ノズル93を当該開口94に差し込むことによ
り、タンク18’の接続が完了する。前記した洗浄用の
温水供給配管91は、ノズル93を差し込む開口94の
近傍に接続され、接続部の近くの部位に電磁弁95が設
けられている。
88の湯溜タンクから液状食材供給配管20に温水供給
配管91が接続されている。そして当該配管91の中途
にはポンプ92が設けられて、湯溜タンク内の湯は加圧
して液状食材供給配管20に供給される。一方、本実施
形態では、タンク18’は電磁弁24’と一体化されて
おり、電磁弁24の吐出側は、下向きのノズル93とな
っている。そして本体部2側には、底部に開口94が設
けられ、ノズル93を当該開口94に差し込むことによ
り、タンク18’の接続が完了する。前記した洗浄用の
温水供給配管91は、ノズル93を差し込む開口94の
近傍に接続され、接続部の近くの部位に電磁弁95が設
けられている。
【0072】本実施形態の食品製造装置1’の食材供給
配管20を洗浄する場合は、タンク18’に付属した電
磁弁24’を閉じると共に、温水供給配管91の電磁弁
95を開く。そしてポンプ92を起動して湯溜タンク内
の湯を食材供給配管20に供給する。その結果、食材供
給配管20の分岐部から食材排出部20のノズル21
a,b,cに湯が流れ、食材供給配管20の汚れが落ち
る。また本実施形態の食品製造装置1’では、電磁弁2
4’がタンク18’と一体化されているので、電磁弁2
4’の内部の洗浄も容易である。
配管20を洗浄する場合は、タンク18’に付属した電
磁弁24’を閉じると共に、温水供給配管91の電磁弁
95を開く。そしてポンプ92を起動して湯溜タンク内
の湯を食材供給配管20に供給する。その結果、食材供
給配管20の分岐部から食材排出部20のノズル21
a,b,cに湯が流れ、食材供給配管20の汚れが落ち
る。また本実施形態の食品製造装置1’では、電磁弁2
4’がタンク18’と一体化されているので、電磁弁2
4’の内部の洗浄も容易である。
【0073】また前記した実施形態では、クラッチ収納
部30を上方に付勢するのに、コイルバネ60が使用さ
れているが、コイルバネ60は、全長の変化に対する発
生力の変化が著しい。そのため、コイルバネ60の選定
は困難であり、コイルバネ60が強すぎるとクラッチ収
納部30を押し下げるのが困難であり、逆に強すぎると
クラッチ収納部30が上端部まで移動しない。そこでコ
イルバネ60に代わって、発生力の変化が少ないうずま
きバネ(ゼンマイ)を採用する方策も有効である。
部30を上方に付勢するのに、コイルバネ60が使用さ
れているが、コイルバネ60は、全長の変化に対する発
生力の変化が著しい。そのため、コイルバネ60の選定
は困難であり、コイルバネ60が強すぎるとクラッチ収
納部30を押し下げるのが困難であり、逆に強すぎると
クラッチ収納部30が上端部まで移動しない。そこでコ
イルバネ60に代わって、発生力の変化が少ないうずま
きバネ(ゼンマイ)を採用する方策も有効である。
【0074】図12は、コイルバネに代わってうずまき
バネ(ゼンマイ)を採用した構成を図示するものであ
る。すなわち本実施形態では、垂直壁(ガイド部材)4
3a’,43b’に天井部96が設けられ、当該天井部
96に、うずまきバネ97の一端が取り付けられてい
る。また摺動子50’は、正面側から見て「コ」の字状
をしており、垂直部分には外側に向かってピン55’が
突出している。また摺動子50’の背面側には、図12
(b)の様に突出部98が設けられている。突出部98
は、二つの垂直部分に共に設けられており、二つの突出
部98は互いに平行に面する。そして当該突出部98に
は、孔99が設けられ、軸100を介してうずまきバネ
(ゼンマイ)97の本体部分101が取り付けられてい
る。前記した摺動子50’は、垂直壁(ガイド部材)4
3a’,43b’の内側にあり、ピン55’は垂直壁
(ガイド部材)43a’,43b’に設けられたガイド
溝46’と係合している。
バネ(ゼンマイ)を採用した構成を図示するものであ
る。すなわち本実施形態では、垂直壁(ガイド部材)4
3a’,43b’に天井部96が設けられ、当該天井部
96に、うずまきバネ97の一端が取り付けられてい
る。また摺動子50’は、正面側から見て「コ」の字状
をしており、垂直部分には外側に向かってピン55’が
突出している。また摺動子50’の背面側には、図12
(b)の様に突出部98が設けられている。突出部98
は、二つの垂直部分に共に設けられており、二つの突出
部98は互いに平行に面する。そして当該突出部98に
は、孔99が設けられ、軸100を介してうずまきバネ
(ゼンマイ)97の本体部分101が取り付けられてい
る。前記した摺動子50’は、垂直壁(ガイド部材)4
3a’,43b’の内側にあり、ピン55’は垂直壁
(ガイド部材)43a’,43b’に設けられたガイド
溝46’と係合している。
【0075】本実施形態によると、うずまきバネ97の
巻き戻ろうとする力により、摺動子50’は常に天井部
96に引き寄せられており、摺動子50’と連動するク
ラッチ収納部30は常時上方に付勢されている。本実施
形態によると、クラッチ収納部30を昇降させる力がク
ラッチ収納部30の高さに係わらず一定となり、使い勝
手がよい。
巻き戻ろうとする力により、摺動子50’は常に天井部
96に引き寄せられており、摺動子50’と連動するク
ラッチ収納部30は常時上方に付勢されている。本実施
形態によると、クラッチ収納部30を昇降させる力がク
ラッチ収納部30の高さに係わらず一定となり、使い勝
手がよい。
【0076】また上記した実施形態では、攪拌容器を備
えるものを例示したが、例えば、攪拌翼だけを備え、飲
用のカップに食材を投入して飲用カップに直接攪拌翼を
挿入する構成も考えられる。この構成によると、洗浄部
5で攪拌翼32だけを洗浄することとなる。また適当な
冷凍青果物を予めカップ等に入れた状態で保管し、攪拌
の直前に牛乳等を入れてもよく、この場合についても攪
拌翼32だけを洗浄する。さらに適当な冷凍青果物を予
めカップ等に入れた状態で保管し、使用の他の容器に移
し替え、牛乳等を入れて、攪拌してもよく、この場合に
ついても攪拌翼32だけを洗浄する。
えるものを例示したが、例えば、攪拌翼だけを備え、飲
用のカップに食材を投入して飲用カップに直接攪拌翼を
挿入する構成も考えられる。この構成によると、洗浄部
5で攪拌翼32だけを洗浄することとなる。また適当な
冷凍青果物を予めカップ等に入れた状態で保管し、攪拌
の直前に牛乳等を入れてもよく、この場合についても攪
拌翼32だけを洗浄する。さらに適当な冷凍青果物を予
めカップ等に入れた状態で保管し、使用の他の容器に移
し替え、牛乳等を入れて、攪拌してもよく、この場合に
ついても攪拌翼32だけを洗浄する。
【0077】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に記載の食
品製造装置は、攪拌翼を一旦間欠運転された後に連続回
転する構成を採用したので、攪拌翼の食い込みや、冷凍
青果物の逃げが生じず、粉砕攪拌が進んでシャーベツト
状又はジュース状の食品を製造することができる。
品製造装置は、攪拌翼を一旦間欠運転された後に連続回
転する構成を採用したので、攪拌翼の食い込みや、冷凍
青果物の逃げが生じず、粉砕攪拌が進んでシャーベツト
状又はジュース状の食品を製造することができる。
【0078】また請求項2,3に記載の食品製造装置
は、連続回転の中途の部分で攪拌翼を減速させたもので
あり、食材の飛散が抑制され、食材を均一に粉砕・分散
させることができる。
は、連続回転の中途の部分で攪拌翼を減速させたもので
あり、食材の飛散が抑制され、食材を均一に粉砕・分散
させることができる。
【0079】また請求項4に記載の食品製造装置は、攪
拌翼が着脱可能であり、攪拌翼と攪拌容器だけを個別に
洗浄することができ、製造品目の変更が容易であって多
品種の食品製造に対処することができる効果がある。ま
た本発明の食品製造装置では、回転力を外部に出力する
クラッチを備え、さらにクラッチは本体部に対して移動
可能であるから、クラッチと攪拌翼との係合離脱が容易
であり、攪拌翼の着脱が容易である。加えて本発明の食
品製造装置では、クラッチと攪拌翼が係合したことを検
知する係合検知手段を持つため、クラッチの空回りが防
止され安全性が高い。
拌翼が着脱可能であり、攪拌翼と攪拌容器だけを個別に
洗浄することができ、製造品目の変更が容易であって多
品種の食品製造に対処することができる効果がある。ま
た本発明の食品製造装置では、回転力を外部に出力する
クラッチを備え、さらにクラッチは本体部に対して移動
可能であるから、クラッチと攪拌翼との係合離脱が容易
であり、攪拌翼の着脱が容易である。加えて本発明の食
品製造装置では、クラッチと攪拌翼が係合したことを検
知する係合検知手段を持つため、クラッチの空回りが防
止され安全性が高い。
【0080】また請求項5に記載の食品製造装置は、ク
ラッチ収容部と攪拌容器との位置決めが容易であり、ク
ラッチの係合離脱が確実である。また本発明の食品製造
装置では、クラッチがクラッチ収納部内に収納されてい
るので、より安全である。
ラッチ収容部と攪拌容器との位置決めが容易であり、ク
ラッチの係合離脱が確実である。また本発明の食品製造
装置では、クラッチがクラッチ収納部内に収納されてい
るので、より安全である。
【0081】さらに請求項6に記載の食品製造方法は、
食感が良くおいしい食品を製造することができる優れた
効果がある。
食感が良くおいしい食品を製造することができる優れた
効果がある。
【図1】本発明の実施例の食品製造装置の斜視図
【図2】図1の食品製造装置の正面図
【図3】図1の食品製造装置の側面図
【図4】図2の食品製造装置のA−A断面図
【図5】本発明の変形実施例の食品製造装置のB−B断
面図
面図
【図6】本発明の実施例の食品製造装置のミキシング部
周辺の正面図
周辺の正面図
【図7】本発明の実施例の食品製造装置のミキシング部
周辺の側面図
周辺の側面図
【図8】本発明の実施例の食品製造装置のミキシング部
正面図および側面図であり、クラッチ収納部と攪拌容器
が離れた状態を示す
正面図および側面図であり、クラッチ収納部と攪拌容器
が離れた状態を示す
【図9】本発明の実施例の食品製造装置のミキシング部
正面図および側面図であり、クラッチ収納部と攪拌容器
が接合された状態を示す
正面図および側面図であり、クラッチ収納部と攪拌容器
が接合された状態を示す
【図10】本発明の実施例の食品製造装置の回転軸及び
クラッチを昇降させる機構部分の分解斜視図
クラッチを昇降させる機構部分の分解斜視図
【図11】本発明の実施例の食品製造装置の回転軸及び
クラッチを昇降させる機構部分の正面図、側面図および
正面図
クラッチを昇降させる機構部分の正面図、側面図および
正面図
【図12】本発明の他の実施例の食品製造装置の回転軸
及びクラッチを昇降させる機構部分の分解斜視図
及びクラッチを昇降させる機構部分の分解斜視図
【図13】本発明の実施例の食品製造装置のクラッチ収
納部と攪拌容器の端部の拡大断面図であり、両者が離れ
た状態と接合された状態を示す
納部と攪拌容器の端部の拡大断面図であり、両者が離れ
た状態と接合された状態を示す
【図14】本発明の実施例の食品製造装置の攪拌翼の回
転数と時間を表すグラフ
転数と時間を表すグラフ
【図15】食材選定装置の構成図
1,1’食品製造装置 2 保冷部 3 ミキシング部 5 洗浄部 17 タンク設置座部 18a,18b,18c タンク 20 液状食材供給配管 24,24’電磁弁(開閉弁) 30 クラッチ収納部 31 攪拌容器 32 攪拌翼 35 モータ 37 クラッチ 43a,43b,43a’,43b’垂直壁(ガイド部
材) 45a,45b ガイド溝 50,50’摺動子 55 ピン 60 バネ 65 係合検知手段 66 検知ピン 67 リンク部材 68 リミットスイッチ 86,87 シャワーノズル 88 温水器 89 棚 91 温水供給配管 97 うずまきバネ 110 液晶パネル
材) 45a,45b ガイド溝 50,50’摺動子 55 ピン 60 バネ 65 係合検知手段 66 検知ピン 67 リンク部材 68 リミットスイッチ 86,87 シャワーノズル 88 温水器 89 棚 91 温水供給配管 97 うずまきバネ 110 液晶パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲森 昭平 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 上田 啓裕 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 4B053 AA01 BA02 BB01 BC14 BD03 BF04 BF14 BJ03 BK23 BK37 BK38 BL02 BL03 CB04 4D065 CA06 CB03 CC03 DD11 DD24 EB07 ED29 ED31 ED43
Claims (6)
- 【請求項1】 攪拌翼を有し、食材を粉砕攪拌する食品
製造装置において、攪拌翼は、間欠回転の後に連続回転
されることを特徴とする食品製造装置。 - 【請求項2】 間欠回転の後に予め設定された時間だけ
連続運転され、前記連続運転の期間中、その4分の1以
上の時間は、最高回転数から30%以上減速されて回転
されることを特徴とする請求項1に記載の食品製造装
置。 - 【請求項3】 間欠回転の後に予め設定された時間だけ
連続運転され、前記連続運転の時間を3等分したとき、
中間の時間帯における総回転数が、他の時間帯の総回転
数よりも少ないことを特徴とする請求項1又は2に記載
の食品製造装置。 - 【請求項4】 本体部と、回転力を外部に出力するクラ
ッチを有し、クラッチは本体部に取り付けられ、攪拌翼
は、本体部に対して着脱可能であり、前記クラッチは本
体部に対して移動可能であり、前記クラッチを移動して
攪拌翼と接続し、さらにクラッチと攪拌翼が係合したこ
とを検知する係合検知手段を有し、クラッチと攪拌翼が
係合したことを条件としてクラッチが回転することを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の食品製造装
置。 - 【請求項5】 攪拌翼は攪拌容器の中で回転し、クラッ
チは、クラッチ収納部内に収納され、クラッチ収納部が
攪拌容器の一部と当接することを特徴とする請求項4に
記載の食品製造装置。 - 【請求項6】 全長が20mm以上の青果物又は青果物
の小片を−5°C以下の温度で完全に凍結させた青果物
冷凍食材を攪拌容器に投入し、請求項1乃至5のいずれ
かに記載の食品製造装置を使用して青果物冷凍食材を粉
砕攪拌することを特徴とする食品製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000190343A JP2002000470A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 食品製造装置及び食品製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000190343A JP2002000470A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 食品製造装置及び食品製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002000470A true JP2002000470A (ja) | 2002-01-08 |
Family
ID=18689828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000190343A Pending JP2002000470A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 食品製造装置及び食品製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002000470A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012042985A1 (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | 三洋電機株式会社 | 自動製パン器 |
CN104689892A (zh) * | 2015-03-10 | 2015-06-10 | 冯亚斌 | 新型高效快速组织破碎仪 |
JP2015208394A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | シャープ株式会社 | 電動粉挽き機 |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000190343A patent/JP2002000470A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012042985A1 (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | 三洋電機株式会社 | 自動製パン器 |
JP2015208394A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | シャープ株式会社 | 電動粉挽き機 |
CN104689892A (zh) * | 2015-03-10 | 2015-06-10 | 冯亚斌 | 新型高效快速组织破碎仪 |
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