JP6684133B2 - 薄葉紙包装体及び包装袋の製造方法 - Google Patents
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Description
この薄葉紙包装体の場合、薄葉紙の枚数が少なくなると取出口までの間隔が大きくなって当該取出口に薄葉紙が引っかかり難くなり、最終的には薄葉紙が落ち込んで取り出し難くなるといった問題がある。そこで、薄葉紙が少なくなっても取り出し易さを保持するために、包装体に補助具を設置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
なお、上記特許文献2に記載の技術は、包装体の仕上がり、すなわち、見た目の向上を図ることを目的としており、単に折り襞を包装体に形成するだけでは本願発明の課題を解決することはできない。
包装袋の内部空間に薄葉紙の積層体が収容された薄葉紙包装体であって、
前記包装袋は、可撓性フィルムから略直方体形状に成形されてなり、
前記包装袋の天面部には、
所定の一方向に延在し、切り開かれることで前記薄葉紙の取出口を形成するミシン目と、前記ミシン目に対して隣合うように配置された折り片部とが設けられ、
前記折り片部は、
前記可撓性フィルムの一部分が折り返されて重ね合わされた状態で融着された融着部を有し、前記天面部から外側に突出するとともに、前記ミシン目の延在方向と略平行に配置されてなり、
前記折り片部は、前記天面部の外面からの突出長が、前記天面部における前記ミシン目からその延在方向と略直交する方向側の端部までの長さを基準として52〜70%の長さを有し、且つ、前記融着部の基端位置が前記端部から前記基準となる長さに対して70〜100%の距離に配置されていることを特徴としている。
前記折り片部は、前記ミシン目をその延在方向と略直交する方向に挟むように二つ配置されていることを特徴としている。
前記折り片部は、前記ミシン目の延在方向と略平行に延在する少なくとも一の前記融着部を有することを特徴としている。
前記折り片部は、前記ミシン目の延在方向と略平行に間欠的に配置された複数の前記融着部を有することを特徴としている。
前記折り片部は、前記融着部が前記天面部と隣合う前記包装袋の側面部に配置されてなることを特徴としている。
前記ミシン目は、前記天面部から前記側面部にかけて延在してなることを特徴としている。
可撓性フィルムから略直方体形状に成形され、内部空間に薄葉紙の積層体が収容される包装袋の製造方法であって、
前記包装袋の天面部には、所定の一方向に延在し、切り開かれることで前記薄葉紙の取出口を形成するミシン目と、前記ミシン目に対して隣合うように配置された折り片部とが設けられ、
前記可撓性フィルムの一部分を折り返して重ね合わせた状態で融着することで、前記天面部から外側に突出するとともに、前記ミシン目の延在方向と略平行に配置されてなる前記折り片部を形成する工程を含み、
前記折り片部は、前記天面部の外面からの突出長が、前記天面部における前記ミシン目からその延在方向と略直交する方向側の端部までの長さを基準として52〜70%の長さを有し、且つ、融着した部分の基端位置が前記端部から前記基準となる長さに対して70〜100%の距離であることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した一実施形態の薄葉紙包装体100を示す斜視図である。また、図2は、図1のII−II線における薄葉紙包装体100を模式的に表す断面図である。また、図3は、薄葉紙包装体100の使用状態を説明するための図であり、図2と同様に、II−II線における断面図を表している。また、図4は、薄葉紙包装体100の天面部1aを上側から視て示す平面図であり、ミシン目11aが切り開かれる前の状態を模式的に表している。
なお、以下の説明では、薄葉紙包装体100の取出口11(後述)から当該薄葉紙包装体100の載置面(底面部1b)に亘る方向を上下方向とし、上下方向に直交する一方向を左右方向とし、上下方向及び左右方向の双方に直交する方向を前後方向とする。
また、薄葉紙Pは、特に限定されず1プライ、または2プライ以上の複数プライのものとすることができる。薄葉紙Pには、例えば、エンボスが適宜施されていても良い。
また、本発明に係るキッチンペーパーは、例えば、JIS P 8124(1998)に基づく1プライ当たりの坪量が10〜70[g/m2]とする。また、紙厚は、製品状態(例えば、2プライなら2プライのまま)の試験片をJIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK H型」(尾崎製作所製)を用いて測定し、150〜500[μm]とする。乾燥引張紙力はJIS P 8113に基づき、乾燥引張紙力(縦)が800〜3500[cN]、乾燥引張紙力(横)が300〜2000[cN]である。湿潤引張紙力はJIS P 8135に基づき、湿潤引張紙力(縦)が200〜1500[cN]、湿潤引張紙力(横)が100〜1000[cN]であり、伸び率(引張破断伸)が10〜40%のものである。なお、各引張紙力及び伸び率における試料は、25[mm]幅での測定値である。
また、可撓性フィルムFの剛軟性については、カンチレバー法(JIS L1913:2010)による剛軟性試験の測定値(試験片の押し出された距離)が20〜60[mm]程度、好ましくは、45〜55[mm]程度である。
なお、熱融着処理は、例えば、一般的に160〜250℃で行なわれ、可撓性フィルムFは、この温度範囲での熱融着処理において特に適するものである。より具体的には、可撓性フィルムFは、JIS Z 1707におけるヒートシールレンジが、圧力0.2MPa、1秒、110℃の条件において、10N/15mmであるのが好ましい。
ミシン目11aは、例えば、天面部1aの前後方向の略中央部にて左右方向(所定の一方向)に延在している。具体的には、ミシン目11aは、天面部1aから当該天面部1aと隣合う左側面部1e及び右側面部1fにかけて延在している。
二つの折り片部12、12は、ミシン目11aをその延在方向(左右方向)と略直交する前後方向に略等しい間隔で挟むように配置されている。また、各折り片部12は、包装袋1を形成する可撓性フィルムFの一部分が折り返されて重ね合わされた状態で少なくとも一部分が融着された融着部12aを有している。この融着部12aは、可撓性フィルムFの折り返されて重ね合わされた部分のうち、少なくとも基端側(天面部1a側)が所定の幅で融着されていれば良いが、可撓性フィルムFの折り返されて重ね合わされた部分の先端側や全体が融着されていても良い。また、融着部12aの一部分(例えば、基端側の部分)は、例えば、天面部1a自体と融着されていても良い。
なお、折り片部12の形成の仕方については、後述する(図5参照)。
また、各折り片部12は、ミシン目11aの延在方向(左右方向)と略平行に延在している。具体的には、各折り片部12は、ミシン目11aと同様に、天面部1aから当該天面部1aと隣合う左側面部1e及び右側面部1fにかけて延在している。すなわち、二つの折り片部12、12は、ミシン目11aに沿って形成されている。
この条件下では、折り片部12により天面部1aの剛性を高くすることができ、薄葉紙Pの取り出し時に当該天面部1aが浮き上がってしまうことを抑制して、取出口11を形成する縁部分に薄葉紙Pを引っかかり易くすることができ、結果として、薄葉紙Pが包装袋1の内側に落ち込むことを抑制することができるためである。
なお、包装袋1は、折り片部12を形成する以外の点は、公知のものと同様であり、折り片部12の形成の仕方について、特に詳細に説明する。
ここで、折り片部12の折り曲げ方向は、例えば、天面部1aにおける前後方向側の端部からの距離が、基準となる長さAに対して35〜50%の距離の場合には、ミシン目11a側(先端側を互いに近付ける方向)となり、一方、50%より大きく100%までの距離の場合には、ミシン目11aと反対側(先端側を互いに離間させる方向)となるのが好ましい。
なお、可撓性フィルムFの二つの折り片部12、12が形成された面側が包装袋1の外面側となる。
折り片部の幅及び天面部における位置に応じた薄葉紙の取り出し性について説明する。
サイズ:210×230[mm]
キッチンペーパー:2プライ、紙厚200[μm]、1プライ当りの坪量21[g/m2]、100組(200枚)
可撓性フィルム:ポリエチレン、厚さ30[μm]
サイズ:高さ100[mm]、左右方向の幅210[mm]、前後方向の幅115[mm]
天面部の前後方向の略中央部に、左右両側面部に亘るようにミシン目を形成した。
折り片部の前後方向の幅及び天面部における前後の端部(両側面部)からの距離を以下のように変化させた。
前後方向の幅:10、20、30、40、50、57.5、70、80、90[mm]
天面部における前後の端部からの距離:10、20、30、40、50、57.5[mm]
15×200[mm]の両面テープ(ニチバン株式会社製「ナイスタック(登録商標)NWBB-15」)2本を包装袋の底面部に皺や弛みが生じないように貼り付ける。両面テープの剥離紙を剥がして、表面が平滑な実験台に貼り付ける。ミシン目を切り開いて包装袋の取出口を形成し、取出口を介してキッチンペーパーを0.2〜1.0[N]の力で、垂直に取り出す。
キッチンペーパー100組のうち、落ち込んで取り出せなかった枚数に応じて評価した。
前後方向の幅が10[mm]の折り片部の場合、天面部における前後の端部からの距離を変化させても、何れもキッチンペーパーの落ち込み回数が21回以上となった。また、前後方向の幅が70、80、90[mm]の折り片部の場合も同様に、天面部における前後の端部からの距離を変化させても、何れもキッチンペーパーの落ち込み回数が21回以上となった。
また、前後方向の幅が30[mm]の折り片部の場合、天面部における前後の端部からの距離を30[mm]以上とすることで、キッチンペーパーの落ち込み回数が5回以内となり、天面部の剛性を十分に高くすることができたと考えられる。
また、前後方向の幅が40[mm]の折り片部の場合、天面部における前後の端部からの距離を40[mm]以上とすることで、キッチンペーパーの落ち込み回数が5回以内となり、天面部の剛性を十分に高くすることができたと考えられる。
また、前後方向の幅が50[mm]の折り片部の場合、天面部における前後の端部からの距離を50[mm]以上とすることで、キッチンペーパーの落ち込み回数が20回以内となった。特に、天面部における前後の端部からの距離が50[mm]では、キッチンペーパーの落ち込み回数が5回以内であり、天面部の剛性を十分に高くすることができたと考えられる。
また、前後方向の幅が57.5[mm]の折り片部の場合、天面部における前後の端部からの距離を57.5[mm]とすることで、キッチンペーパーの落ち込み回数が20回以内となった。
天面部におけるミシン目から前後の端部までの長さを「A」として換算すると、折り片部の前後方向の幅は、35A〜100A%の長さが好ましく、52A〜70A%の長さがより好ましいと考えられ、同様に、折り片部の天面部における前後の端部からの距離は、35A〜100A%が好ましく、70A〜100A%がより好ましいと考えられる。
これにより、薄葉紙Pの残量が少なくなっても、包装袋1の天面部1aを浮き上がり難くすることができ、包装袋1の天面部1aから薄葉紙積層体2の上面までの距離が大きくなることを抑制することができる(図3参照)。結果として、包装体1の内側に薄葉紙Pの落ち込みを生じさせることなく当該薄葉紙Pを安定して保持することができることとなり、包装袋1からの薄葉紙Pの取り出しを容易に行うことができる。
以下に、変形例1の薄葉紙包装体100Aについて、図6を参照して説明する。
なお、変形例1の薄葉紙包装体100Aは、以下に詳細に説明する以外の点は、上記実施形態と略同様である。
図6に示すように、この変形例1の薄葉紙包装体100Aの天面部1aには、それぞれ複数の融着部112a、…を有する二つの折り片部112、112が設けられている。
各折り片部112の複数の融着部112a、…は、ミシン目11aの延在方向と略平行に間欠的に配置されている。すなわち、可撓性フィルムFの一部分が折り返されて重ね合わされた状態で融着された融着部112aと融着されていない部分(非融着部)とが、左右方向に互い違いに配設されている。
具体的には、上記実施形態で説明したように、天面部1aにおけるミシン目11aから前後方向側の端部までの長さを57.5[mm]とした場合、折り片部112の前後方向の幅を30〜40[mm]とし、折り片部112の天面部1aにおける前後の端部からの距離を40〜57.5[mm]とすることで、天面部1aの剛性を十分に高くすることができると考えられる。この条件下において、各融着部112aの左右方向の長さは20[mm]以上で、隣合う融着部112aどうしの間隔は10〜30[mm]が好ましい。さらに、各融着部112aの左右方向の長さは40[mm]以上で、隣合う融着部112aどうしの間隔は10〜20[mm]がより好ましい。
すなわち、各融着部112aの左右方向の長さ及び隣合う融着部112aどうしの間隔を上記のように調整することで、上記実施形態と同様に、折り片部112により天面部1aの剛性を高くすることができ、薄葉紙Pの取り出し時に当該天面部1aが浮き上がってしまうことを抑制して、取出口11を形成する縁部分に薄葉紙Pを引っかかり易くすることができ、結果として、薄葉紙Pが包装袋1の内側に落ち込むことを抑制することができるためである。
なお、融着部112aの左右方向の長さの上限は、天面部1aの左右方向の長さから隣合う融着部112aどうしの間隔を減じた長さの1/2となる。
融着部の左右方向の長さ及び隣合う融着部どうしの間隔に応じた薄葉紙の取り出し性について説明する。
サイズ:210×230[mm]
キッチンペーパー:2プライ、紙厚200[μm]、1プライ当りの坪量21[g/m2]、100組(200枚)
可撓性フィルム:ポリエチレン、厚さ30[μm]
サイズ:高さ100[mm]、左右方向の幅210[mm]、前後方向の幅115[mm]
天面部の前後方向の略中央部に、左右両側面部に亘るようにミシン目を形成した。
折り片部の前後方向の幅及び天面部における前後の端部(両側面部)からの距離を以下のように変化させた。
前後方向の幅:30[mm]<実施例2a>、40[mm]<実施例2b〜2d>
天面部における前後の端部からの距離:40[mm]<実施例2a、2b>、20[mm]<実施例2c>、57.5[mm]<実施例2d>
融着部の左右方向の長さ及び隣合う融着部どうしの間隔を以下のように変化させた。
融着部の左右方向の長さ:10、20、30、40、50[mm]<実施例2a〜2d>
隣合う融着部どうしの間隔:10、20、30、40、50[mm]<実施例2a>、10、20、30、40[mm]<実施例2b〜2d>
試験方法及び評価方法は、上記した実施例1と同様であり、ここでは詳細な説明は省略する。
折り片部の前後方向の幅を30[mm]とし、天面部における前後の端部からの距離を40[mm]とした条件下では、融着部の左右方向の長さが10[mm]の場合、隣合う融着部どうしの間隔を変化させても、何れもキッチンペーパーの落ち込み回数が21回以上となった。
また、融着部の左右方向の長さが50[mm]の折り片部の場合、隣合う融着部どうしの間隔を30[mm]以下とすることで、キッチンペーパーの落ち込み回数が20回以内となった。特に、隣合う融着部どうしの間隔が10[mm]では、キッチンペーパーの落ち込み回数が5回以内であり、天面部の剛性を十分に高くすることができたと考えられる。
折り片部の前後方向の幅を40[mm]とし、天面部における前後の端部からの距離を40[mm]とした条件下では、融着部の左右方向の長さが10[mm]の場合、隣合う融着部どうしの間隔を変化させても、何れもキッチンペーパーの落ち込み回数が21回以上となった。
また、融着部の左右方向の長さが50[mm]の折り片部の場合、隣合う融着部どうしの間隔を30[mm]以下とすることで、キッチンペーパーの落ち込み回数が20回以内となった。特に、隣合う融着部どうしの間隔が10[mm]では、キッチンペーパーの落ち込み回数が5回以内であり、天面部の剛性を十分に高くすることができたと考えられる。
折り片部の前後方向の幅を40[mm]とし、天面部における前後の端部からの距離を20[mm]とした条件下では、融着部の左右方向の長さが10[mm]の場合、隣合う融着部どうしの間隔を変化させても、何れもキッチンペーパーの落ち込み回数が21回以上となった。
また、融着部の左右方向の長さが30、40、50[mm]の折り片部の場合、隣合う融着部どうしの間隔を20[mm]以下とすることで、キッチンペーパーの落ち込み回数が20回以内となった。特に、隣合う融着部どうしの間隔が10[mm]では、キッチンペーパーの落ち込み回数が5回以内であり、天面部の剛性を十分に高くすることができたと考えられる。
折り片部の前後方向の幅を40[mm]とし、天面部における前後の端部からの距離を57.5[mm]とした条件下では、融着部の左右方向の長さが10[mm]の場合、隣合う融着部どうしの間隔を変化させても、何れもキッチンペーパーの落ち込み回数が21回以上となった。
また、融着部の左右方向の長さが40、50[mm]の折り片部の場合、隣合う融着部どうしの間隔を20[mm]以下とすることで、キッチンペーパーの落ち込み回数が20回以内となった。特に、隣合う融着部どうしの間隔が10[mm]では、キッチンペーパーの落ち込み回数が5回以内であり、天面部の剛性を十分に高くすることができたと考えられる。
これにより、上記実施形態と同様に、薄葉紙Pの残量が少なくなっても、包装袋1の天面部1aを浮き上がり難くすることができ、包装袋1の天面部1aから薄葉紙積層体2の上面までの距離が大きくなることを抑制することができる。結果として、包装体1の内側に薄葉紙Pの落ち込みを生じさせることなく当該薄葉紙Pを安定して保持することができることとなり、包装袋1からの薄葉紙Pの取り出しを容易に行うことができる。
1 包装袋
1a 天面部
1b 底面部
1c 前側面部
1d 後側面部
1e 左側面部
1f 右側面部
11 取出口
11a ミシン目
12、112 折り片部
12a、112a 融着部
2 薄葉紙積層体
F 可撓性フィルム
P 薄葉紙
R1 ピンチロール
R2 折り曲げ用ロール
Claims (7)
- 包装袋の内部空間に薄葉紙の積層体が収容された薄葉紙包装体であって、
前記包装袋は、可撓性フィルムから略直方体形状に成形されてなり、
前記包装袋の天面部には、
所定の一方向に延在し、切り開かれることで前記薄葉紙の取出口を形成するミシン目と、前記ミシン目に対して隣合うように配置された折り片部とが設けられ、
前記折り片部は、
前記可撓性フィルムの一部分が折り返されて重ね合わされた状態で融着された融着部を有し、前記天面部から外側に突出するとともに、前記ミシン目の延在方向と略平行に配置されてなり、
前記折り片部は、前記天面部の外面からの突出長が、前記天面部における前記ミシン目からその延在方向と略直交する方向側の端部までの長さを基準として52〜70%の長さを有し、且つ、前記融着部の基端位置が前記端部から前記基準となる長さに対して70〜100%の距離に配置されていることを特徴とする薄葉紙包装体。 - 前記折り片部は、前記ミシン目をその延在方向と略直交する方向に挟むように二つ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の薄葉紙包装体。
- 前記折り片部は、前記ミシン目の延在方向と略平行に延在する少なくとも一の前記融着部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の薄葉紙包装体。
- 前記折り片部は、前記ミシン目の延在方向と略平行に間欠的に配置された複数の前記融着部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の薄葉紙包装体。
- 前記折り片部は、前記融着部が前記天面部と隣合う前記包装袋の側面部に配置されてなることを特徴とする請求項3又は4に記載の薄葉紙包装体。
- 前記ミシン目は、前記天面部から前記側面部にかけて延在してなることを特徴とする請求項5に記載の薄葉紙包装体。
- 可撓性フィルムから略直方体形状に成形され、内部空間に薄葉紙の積層体が収容される包装袋の製造方法であって、
前記包装袋の天面部には、所定の一方向に延在し、切り開かれることで前記薄葉紙の取出口を形成するミシン目と、前記ミシン目に対して隣合うように配置された折り片部とが設けられ、
前記可撓性フィルムの一部分を折り返して重ね合わせた状態で融着することで、前記天面部から外側に突出するとともに、前記ミシン目の延在方向と略平行に配置されてなる前記折り片部を形成する工程を含み、
前記折り片部は、前記天面部の外面からの突出長が、前記天面部における前記ミシン目からその延在方向と略直交する方向側の端部までの長さを基準として52〜70%の長さを有し、且つ、融着した部分の基端位置が前記端部から前記基準となる長さに対して70〜100%の距離であることを特徴とする包装袋の製造方法。
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