JP6684066B2 - 局側光終端装置及び等化処理共通化方法 - Google Patents

局側光終端装置及び等化処理共通化方法 Download PDF

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本発明は、局側光終端装置及び等化処理共通化方法に関する。
現在の局側光終端装置(OLT:Optical Line Terminal)−光加入者線ネットワーク装置(ONU:Optical Network Unit)間の構成においては、1つのOLTに複数のONUが接続されていて、OLTでONU側に送信された信号は光ファイバで伝送され、局内でスプリッタにより分岐され、その後局外でスプリッタにより分岐され、ユーザ宅のONUに接続される。TDMAを用いたPONシステムにおいてはONUのユーザの上り信号は時間差でOLTに到着する。
そのため、一つのOLTにヘビーユーザが集中することでQoSの低下や、ファイバの自由な付け替えが出来ないために心線共用率の低下が生じる。そこでOLTとONU間にn対mの切替えを行うスイッチを置き、OLTに接続されるユーザが制御により随時切り替わる構成をとることが検討されている。
スイッチよりOLT側にスプリッタが入り、且つ、スイッチよりONU側にスプリッタが入るシステムである。ここで、同一のPONシステムはスイッチからみてONU側において心線共用しているシステムであり、同一のPONシステムにおいては、距離的に集合したユーザに対して集約する傾向があるため、波形劣化をユーザ毎に同等と考える。
このユーザが切り替わるシステムにおいては、OLT−ONU間の伝送路の特性として、ONUのあるユーザ宅までの距離がユーザ毎に異なるために、伝送路と距離が時間的に変化する。この場合、等化処理によって伝送路の切替えに対応した波形の補償を行う必要がある。
等化処理とは、受信した主信号により、誤差関数を計算し、誤差関数が最小となるように、フィルタ係数を更新していく処理である。更新するフィルタ係数の変化が小さくなることを、フィルタ係数が収束するといい、フィルタ係数が最適なものに近づいていることを示す。
等化処理は現在のOLTにおいては実装されておらず将来機能である。現在のOLTとONU間の構成においてはOLT−ONU間の時間的な距離の変化が生じないため等化処理は実装されてない。第1の関連技術において、等化処理を搭載したOLTが記述されている。
等化処理は入力波形から誤差関数を計算し、誤差を最小化するようにフィルタ係数を更新する処理である。上り信号に対しフィルタ係数の更新を行い、得たフィルタ係数を下り信号の前方等化に用いる方法である。第2の関連技術において、無線での等化処理は、異なる伝搬状況にて毎ユーザごとに、等化処理を行う(非特許文献1〜4を参照。)。
http://www.oki.com/jp/otr/2012/n219/pdf/219_r12.pdf http://www.jrc.co.jp/jp/company/html/review55/pdf/JRCreview55_05.pdf Y. Yuminaka, K. Yamamura, "Equalization techniques for multiple−valued data transmission and their application," IEEE Proc. 37th International Symposium on Multiple−Valued Logic, p. 26−29, 2007. Sevcik, B.,Brancik, L., "Time−Domain Pre−Emphasis Technique based on Pulse−Width Modulation Scheme", International Conference on Telecommunications and Signal Processing (TSP), 483 − 486, 2011.
上述した関連技術に係る等化処理は、フィルタ演算後の結果のフィードバック演算を行うフィルタ係数更新部を持ち演算量が大きい。更にはOLTに接続されている全ユーザに対して処理を行う演算量が大きい。PONシステムにおいては心線共用している複数のユーザ毎に等化処理をしなければならないが、装置における演算量の増加を引き起こす。ユーザ毎に動的に変わる距離差による分散補償を低演算量で実現することが課題である。
前記課題を解決するために、本発明は、1つのPONシステムにおいて等化処理を1つとすることで処理を共通化する。また、そのままではユーザ毎に微妙に伝送路が異なるため、1つのPONシステム内のユーザ毎の距離に応じて低演算量なフィルタ補償処理をすることにより、低い演算量で共通化した等化処理の性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、同一のPONシステム内ユーザや距離差によるクラスタリングにより同一クラスに属するユーザに対するフィルタ係数更新計算を共通化することで、ユーザ毎に動的に変わる距離差による分散補償を低演算量で実現する。
具体的には、本発明に係る局側光終端装置は、
複数の伝送路を切り替えるスイッチと該複数の伝送路にそれぞれ接続された複数のスプリッタとを介して、前記スプリッタにそれぞれ複数接続されたユーザ側通信装置との間で信号光を送受信する局側光終端装置において、
前記ユーザ側通信装置と自装置との間の伝送路の特性に応じて前記信号光に等化処理を行うフィルタ処理部と、
前記等化処理におけるフィルタ係数の更新を行うフィルタ係数処理制御部と、
前記フィルタ係数を保持するテーブルと、
を備え、
前記フィルタ係数処理制御部は、
同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置に対して、当該同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置のうち基準とするユーザ側通信装置に対して更新した前記フィルタ係数を適用し、
前記複数のユーザ側通信装置との通信の確立前に、前記スプリッタ毎に前記基準とするユーザ側通信装置に対してのみ前記フィルタ係数の更新を行い、該フィルタ係数を前記テーブルに格納し、
前記通信の確立後は、前記フィルタ係数を前記テーブルから取得する
また、本発明に係る局側光終端装置
複数の伝送路を切り替えるスイッチと該複数の伝送路にそれぞれ接続された複数のスプリッタとを介して、前記スプリッタにそれぞれ複数接続されたユーザ側通信装置との間で信号光を送受信する局側光終端装置において、
前記ユーザ側通信装置と自装置との間の伝送路の特性に応じて前記信号光に等化処理を行うフィルタ処理部と、
前記等化処理におけるフィルタ係数の更新を行うフィルタ係数処理制御部と、
を備え、
前記フィルタ係数処理制御部は、
同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置のうち、基準とするユーザ側通信装置に対しては、前記基準とするユーザ側通信装置に対して更新した前記フィルタ係数を適用し、その他のユーザ側通信装置に対しては、前記基準とするユーザ側通信装置に対して適用する前記フィルタ係数を前記基準とするユーザ側通信装置と当該その他のユーザ側通信装置との伝送路の距離差に応じて補償したフィルタ係数を適用する
具体的には、本発明に係る局側光終端装置の等化処理共通化方法は、
複数の伝送路を切り替えるスイッチと該複数の伝送路にそれぞれ接続された複数のスプリッタとを介して、前記スプリッタにそれぞれ複数接続されたユーザ側通信装置との間で信号光を送受信する局側光終端装置における等化処理共通化方法において、
前記ユーザ側通信装置と自装置との間の伝送路の特性に応じて前記信号光に等化処理を行うフィルタ処理手順と、
前記等化処理におけるフィルタ係数の更新を行うフィルタ係数処理制御手順と、
を行い、
前記フィルタ係数処理制御手順では、
同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置に対して、当該同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置のうち基準とするユーザ側通信装置に対して更新した前記フィルタ係数を適用し、
前記複数のユーザ側通信装置との通信の確立前に、前記スプリッタ毎に前記基準とするユーザ側通信装置に対してのみ前記フィルタ係数の更新を行い、該フィルタ係数をテーブルに格納し、
前記通信の確立後は、前記フィルタ係数を前記テーブルから取得する
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、1つのPONシステムにおいて等化処理を1つとすることで処理を共通化する。また、そのままではユーザ毎に微妙に伝送路が異なるため、1つのPONシステム内のユーザ毎の距離に応じて低演算量なフィルタ補償処理をすることにより、低い演算量で共通化した等化処理の性能を向上させることができる。
また、本発明によれば、演算量の削減が可能である。ハードウェアで実現する際は回路規模の縮小が可能であり、ソフトウェアで実現する際は使用リソースの削減や高速化による低遅延化と高スループット化が可能となる。
本実施形態に係る通信システムの接続形態と構成図の一例を示す。 本実施形態に係るOLTにおける同一PONシステムユーザ処理の集約の一例を示す。 本実施形態に係るフィルタ係数更新におけるフィルタ更新とテーブル計算の切替の一例を示す。 本実施形態に係るOLTにおいて、距離の差分を用いた場合の同一PONシステムユーザ処理の集約とユーザ毎の補償処理の一例を示す。 本実施形態に係るOLTにおいて、複数の他のユーザのフィルタ情報を用いた場合の同一PONシステムユーザ処理の集約とユーザ毎の補償処理の一例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1に示す本実施形態に係る通信システムは、PON11と、スプリッタ13と、スイッチ14と、OLT15と、を備える。各PON11は複数のONU12を有し、各OLT15は多重・分離部16と、受信器17と、等化処理部18及び21と、基本処理部19と、送信器22と、を有する。
図1に示すように本実施形態に係る通信システムは、ユーザ側通信装置として機能する複数のONU12と複数のOLT15があり、その間をm×nスイッチとして機能するスイッチ14により切替可能なシステムを想定する。OLT15においてはONU12から受信した信号に対して等化処理部18及び21において等化処理をし、ONU12へ送信する信号に対し前方等化処理を行う構成をとる。図1における基本処理部19で行う基本処理はFEC、暗号化、MACフレーム処理等のOLT15に標準的に搭載される機能である。
基本機能モジュールである基本処理部19から上位NWへ接続される。ここで、OLT上り信号の等化処理と、OLT下り信号の前方等化に関して本構成を用いることが出来る。上りと下りの伝送路の特性をほぼ同じとみなすと、OLT下り信号の前方等化に関しては、上り信号の等化処理によって得られたフィルタ係数を用いることが出来る。
図2に示す本実施形態に係る通信システムは、PON11と、スプリッタ13と、スイッチ14と、OLT15と、を備える。各PON11は複数のONU12を有し、各OLT15は、多重・分離部16と、等化処理部23及び39と、基本処理部38と、を有する。
上りの主信号を受信する等化処理部23は、フィルタ係数更新部28を有するフィルタ更新部24と、フィルタ係数ユーザ要求部31及び基準ユーザフィルタ係数保持部32を有するメモリ25と、遅延回路33と増幅器34と加算器35を有するフィルタ処理部26と、フィルタ係数処理制御部27と、を有する。
基本処理部38は、ユーザ毎受信タイミング処理部41を有する信号制御部40と、LLID44及びMACフレーム解析部43を有するMACフレーム処理部42と、を備える。下りの主信号を送信する等化処理部39は、基準ユーザフィルタ係数保持部47を有するフィルタ取得部45と、遅延回路48と増幅器49と加算器50を有するフィルタ処理部46と、を有する。
図2はOLT15における同一PONシステムユーザ処理の集約を示している。関連技術に係る構成においてユーザ毎に対して存在していたフィルタ係数更新等の等化処理に対して、同一のPONシステムに用いられる等化処理の更新処理を共通化する事でOLT内部の演算量を削減する。
所属するPONシステムに関しては、事前にデータベースからOLT15に書き込みを行い、ユーザ情報から判別できることとする。特に、局舎外において心線をスプリッタ13において分岐するユーザに対しては、ユーザ−局舎間の距離の差が小さく、本手法が有効である。また、距離に応じたクラスタリングによるクラス内のフィルタ係数の共通化が可能である。
レンジングにより得られるONU12−OLT15間の距離を用いて、OLT15に接続されるONU12を距離によってクラスタリングする。クラスタリングのアルゴリズムとしてはk−means等が考えられる。同一クラスのONU12からの信号に対する等化処理に関してもフィルタ係数更新の共通化が可能である。
まず、受信したONU12からの上り信号に対し、フィルタ係数処理制御部27において信号制御部40のユーザ毎受信タイミングから送信元ONU12を特定する。その後、フィルタ更新部24においては特定されたONU情報からユーザの情報を読み込み、基準ユーザであった場合はフィルタ係数の更新を行う。
フィルタの更新を行う際に、同一のPON11に収容されているユーザの中で基準ユーザを決定し、基準ユーザに対してのみフィルタ係数の更新を行う。TDMのPON11において、基準ユーザは同一PONシステムの中で最初に受信した信号に対応するユーザとする。
ユーザ情報はユーザ毎受信タイミングにより、フィルタ係数処理制御部27で信号の送信元ONUの特定が行われ、同一PONシステムの中で最初に受信したユーザに対しては基準ユーザとしてフィルタ更新部24にてフィルタ更新処理を行い、フィルタ係数をメモリ25に保持する。
連続して、同一PONシステムの他のユーザの信号が入力された際は、フィルタ係数更新なしにメモリを参照し、基準ユーザのフィルタ係数を用いる。フィルタ更新部24とメモリ25はそれぞれフィルタ処理部26にフィルタ係数を送り、主信号に対するフィルタ処理を行う。
上り信号から得られたフィルタ係数は下り信号においても共通的に用いる。下り信号においてはフィルタ係数更新部28において、LLID44から送信先ユーザを特定し、特定したユーザに対応するフィルタ係数を取得する。
(実施形態2)
実施形態1においては同一PONシステムのユーザが連続しない場合は、フィルタ係数更新の頻度が増えて、演算量が大きくなってしまう。そのため、演算量削減を目的としてテーブル計算によるフィルタ係数更新の演算を削減する方法を図3に示す。
図3に示す本実施形態に係るOLTは、ユーザ毎受信タイミング処理部51と、フィルタ係数処理制御部52と、基準ユーザフィルタ係数を有するテーブル53と、フィルタ処理部54と、を備える。
本実施形態に係るOLT15では、通信確立前に、フィルタ係数更新処理を事前計算し、テーブル53にフィルタ係数を保持する。スイッチ14の切替情報は、ユーザ毎受信タイミングから特定する。フィルタ係数処理制御部52において入力された信号に関して、ユーザ毎受信タイミングから送信元ONU番号から所属するPONシステムを特定する。
特定したPONシステムのうち、ユーザの所属するPONシステムに応じた基準ユーザフィルタ係数を出力するテーブル53を参照する。基準ユーザフィルタ係数をフィルタ処理部54に送り、ユーザに応じたフィルタ処理を行う。
(実施形態3)
図4に同一PONシステムユーザ処理におけるフィルタ係数補償を示す。図4に示す本実施形態に係るOLTは、ユーザ毎受信タイミング処理部61と、フィルタ係数補償部62と、フィルタ処理部63と、基準フィルタ係数64、ユーザ要求65と、を備える。
フィルタ係数補償部62は、フィルタ係数・ユーザ要求処理制御部66と、フィルタ係数推定部67と、を備える。フィルタ係数推定部67は、補償フィルタ係数69を有する補償フィルタ計算部68と、畳み込み部70と、を備える。
同一PONユーザの処理を共通化後に、基準フィルタ係数64とユーザ毎に距離を用いた補償フィルタ係数69を用いてフィルタ係数を推定し、同一PON内でも基準タップに与える距離と実際のユーザ距離間の距離差によって生じる微弱な波形劣化、に応じたフィルタ係数補償を行う。
ユーザに応じたOLT15−ONU12間の距離を用いて補償処理を行う。最終的に基準ユーザに対しては最適なフィルタを得られ、それ以外のユーザに対しては実施形態1の方法に対してより最適に近いフィルタ係数が推定される。補償フィルタ計算部68においては、ユーザ要求のビットレートと距離に応じたフィルタ係数を算出する。
フィルタ係数補償部62においては、基準フィルタとは別に、基準ユーザ以外のユーザに対してユーザの距離に応じた補償フィルタ係数69を保持する。フィルタ係数・ユーザ要求処理制御部66においてはユーザ毎受信タイミング信号を受けて、信号の送信元のONU12を特定し、同一PON11の基準ユーザのフィルタ係数を選択し、またユーザ毎の補償処理を実行する。
補償フィルタ係数69と基準フィルタ係数64は、畳み込み部70において畳み込み演算を行い、基準ユーザ以外に対するフィルタ係数を推定する。フィルタ処理としては、主信号に対して、畳み込み演算を行う。推定されたタップ係数;基準フィルタ係数(実施形態1を参照)あるいはテーブル化されたフィルタ係数(実施形態2を参照)を入力情報として利用する。
補償フィルタ計算部68における補償フィルタの算出方法は、以下の式1及び式2を用いて、ユーザ間の距離差を利用して算出した分散波形と理想波形の比を計算し、フィルタ係数を算出する。分散波形を得るための分散パラメータDは以下の式で得ることが出来る。Tは遅延、βはGVDパラメータ、λは波長である。
Figure 0006684066
図5に複数の基準ユーザのフィルタ係数を用いた補償フィルタの算出を示す。図5に示す本実施形態に係るOLTは、ユーザ毎受信タイミング処理部71と、フィルタ係数補償部72と、フィルタ処理部73と、基準フィルタ係数74、ユーザ要求75と、を備える。フィルタ係数補償部72は、フィルタ係数・ユーザ要求処理制御部76と、補償フィルタ算出部78を有するフィルタ係数推定部77と、を備える。
実施形態2の方法では基準ユーザを1つ選択し、各PONシステムにおいて基準フィルタ係数1つをメモリ25に格納しているが、本実施形態の方法では基準ユーザを複数選択し、基準フィルタ係数の複数をメモリ25に格納するシステムを想定する。
同一PONシステムにおいて、複数ユーザを選択して、通信確立前にフィルタ係数を更新させておき、メモリ25に格納する。補償フィルタ算出部78では複数の基準フィルタの中からフィルタ係数を2つ選択して、距離の比に応じて他のユーザのフィルタ係数を算出する。フィルタ係数の選択の方法は2つ考えられる。
1つはランダムに2つ係数を選択する方法である。2つ目はONU12の集合を2つに分割して2つの集合に対し各要素の平均フィルタを作成する。集合の中で平均フィルタと全てのフィルタ係数との間で差分二乗和をとり、最小の値のフィルタ係数を選択する方法である。
距離の比に応じて2つの基準フィルタを重みづけし、任意の距離のユーザのフィルタ係数を算出する。メモリ制御部(不図示)においてはユーザ毎受信タイミングに応じて、取得するデータの制御を行う。算出されたフィルタ係数はフィルタ処理部73に送られ、主信号との畳み込み演算が行われる。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
11:PON
12:ONU
13:スプリッタ
14:m×nスイッチ
15:OLT
16:多重・分離部
17:受信器
18、21、23、39:等化処理部
19、38:基本処理部
22:送信器
24:フィルタ更新部
25:メモリ
26、46、54、63、73:フィルタ処理部
27、52:フィルタ係数処理制御部
28:フィルタ係数更新部
31:フィルタ係数ユーザ要求部
32、47:基準ユーザフィルタ係数保持部
33、48:遅延回路
34、49:増幅器
35、50:加算器
40:信号制御部
41、51、61、71:ユーザ毎受信タイミング処理部
42:MACフレーム処理部
43:MACフレーム解析部
44:LLID
45:フィルタ取得部
53:テーブル
62、72:フィルタ係数補償部
64、74:基準フィルタ係数
65、75:ユーザ要求
66、76:フィルタ係数・ユーザ要求処理制御部
67、77:フィルタ係数推定部
68:補償フィルタ計算部
69:補償フィルタ係数
70:畳み込み部
78:補償フィルタ算出部

Claims (3)

  1. 複数の伝送路を切り替えるスイッチと該複数の伝送路にそれぞれ接続された複数のスプリッタとを介して、前記スプリッタにそれぞれ複数接続されたユーザ側通信装置との間で信号光を送受信する局側光終端装置において、
    前記ユーザ側通信装置と自装置との間の伝送路の特性に応じて前記信号光に等化処理を行うフィルタ処理部と、
    前記等化処理におけるフィルタ係数の更新を行うフィルタ係数処理制御部と、
    前記フィルタ係数を保持するテーブルと、
    を備え、
    前記フィルタ係数処理制御部は、
    同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置に対して、当該同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置のうち基準とするユーザ側通信装置に対して更新した前記フィルタ係数を適用し、
    前記複数のユーザ側通信装置との通信の確立前に、前記スプリッタ毎に前記基準とするユーザ側通信装置に対してのみ前記フィルタ係数の更新を行い、該フィルタ係数を前記テーブルに格納し、
    前記通信の確立後は、前記フィルタ係数を前記テーブルから取得する
    ことを特徴とする局側光終端装置。
  2. 複数の伝送路を切り替えるスイッチと該複数の伝送路にそれぞれ接続された複数のスプリッタとを介して、前記スプリッタにそれぞれ複数接続されたユーザ側通信装置との間で信号光を送受信する局側光終端装置において、
    前記ユーザ側通信装置と自装置との間の伝送路の特性に応じて前記信号光に等化処理を行うフィルタ処理部と、
    前記等化処理におけるフィルタ係数の更新を行うフィルタ係数処理制御部と、
    を備え、
    前記フィルタ係数処理制御部は、
    同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置のうち、基準とするユーザ側通信装置に対しては、前記基準とするユーザ側通信装置に対して更新した前記フィルタ係数を適用し、その他のユーザ側通信装置に対しては、前記基準とするユーザ側通信装置に対して適用する前記フィルタ係数を前記基準とするユーザ側通信装置と当該その他のユーザ側通信装置との伝送路の距離差に応じて補償したフィルタ係数を適用する
    ことを特徴とする局側光終端装置。
  3. 複数の伝送路を切り替えるスイッチと該複数の伝送路にそれぞれ接続された複数のスプリッタとを介して、前記スプリッタにそれぞれ複数接続されたユーザ側通信装置との間で信号光を送受信する局側光終端装置における等化処理共通化方法において、
    前記ユーザ側通信装置と自装置との間の伝送路の特性に応じて前記信号光に等化処理を行うフィルタ処理手順と、
    前記等化処理におけるフィルタ係数の更新を行うフィルタ係数処理制御手順と、
    を行い、
    前記フィルタ係数処理制御手順では、
    同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置に対して、当該同一の前記スプリッタに接続された複数の前記ユーザ側通信装置のうち基準とするユーザ側通信装置に対して更新した前記フィルタ係数を適用し、
    前記複数のユーザ側通信装置との通信の確立前に、前記スプリッタ毎に前記基準とするユーザ側通信装置に対してのみ前記フィルタ係数の更新を行い、該フィルタ係数をテーブルに格納し、
    前記通信の確立後は、前記フィルタ係数を前記テーブルから取得する
    ことを特徴とする局側光終端装置の等化処理共通化方法。
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