JP6683095B2 - 超音波デバイス、超音波プローブおよび超音波装置 - Google Patents

超音波デバイス、超音波プローブおよび超音波装置 Download PDF

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Description

本発明は、超音波デバイス、超音波プローブおよび超音波装置に関するものである。
被検体に超音波を照射して被検体の内部で反射する反射波を用いて超音波画像を表示する超音波装置が広く活用されている。超音波装置を用いて被検体の内部に位置する臓器を観察することができる。
高感度な超音波デバイスが特許文献1に開示されている。それによると、超音波デバイスは超音波素子が配列した素子基板を備えている。そして、素子基板の背面側にバッキング材を設置した。バッキング材は超音波素子から後方へ放射される不要な超音波を減衰、吸収する。不要な超音波により超音波画像にノイズが増えることをバッキング材が抑制する。バッキング材の母材にはナノコンポジット化エポキシ樹脂が用いられていた。そして、母材にフィラー混合物を含有させることにより母材の接着性を向上して、組立性を向上した。
特開2011−176419号公報
超音波は骨等の硬い物質で反射する。骨が障害物になる場所では超音波画像を形成できない。そこで、ピンセットや棒状部材の先端に超音波デバイスを設置して狭い場所の超音波画像を形成する方法が開発されている。このとき、超音波デバイスが厚いと狭い場所に挿入できないので、薄い超音波デバイスが望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる超音波デバイスであって、超音波を第1方向と前記第1方向と逆向きの第2方向とに送信する超音波素子が設置された第1基板と、前記第2方向に送信される超音波を減衰する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板とを接触状態と非接触状態との一方に切り換える切替部と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波デバイスは第1基板、第2基板及び切替部を備えている。第1基板には超音波素子が設置され、超音波素子は超音波を第1方向と第1方向と逆向きの第2方向とに送信する。第2基板は第2方向に送信される超音波を減衰する。そして、切替部は第1基板と第2基板とを接触状態と非接触状態との一方に切り換える。第1基板と第2基板とが非接触状態のとき、第1基板と第2基板との間には空気が存在する。第1基板及び第2基板は固体であり空気は気体であるので音響インピーダンスに大きな差がある。従って、第1基板と第2基板とが非接触状態のときには第1基板と第2基板との間で超音波が反射するので伝播し難い。第1基板と第2基板とは共に固体であるため音響インピーダンスの差が小さい。従って、第1基板と第2基板とが接触状態のときには、第1基板と第2基板との間で超音波が伝播し易い。
第1基板を進行する超音波を第2基板に伝播させるとき切替部が第1基板と第2基板とを接触状態にする。そして、超音波が第1基板から第2基板に伝播したとき切替部が第1基板と第2基板とを非接触状態にする。これにより、第2基板内を進行する超音波は第1基板に戻らず、第2基板内を進行して減衰する。
第1基板と第2基板とが常時接触状態のときには超音波が第1基板から第2基板に伝播する。次に、超音波は第2基板を第2方向に進行して第1基板とは反対側の面で反射して第1方向に進行する。そして、第2基板から第1基板に伝播する。超音波は第1基板の超音波素子に到達するので超音波素子に影響を与える。超音波素子に影響を与える超音波を減衰させるには第2基板を厚くする必要があった。
本適用例の超音波デバイスでは超音波が第2基板から第1基板に伝播し難い。従って、第1基板に到達する超音波を減衰させるために第2基板を厚くする必要がない為、第2基板を薄くできる。その結果、超音波デバイスを薄くすることができる。
[適用例2]
上記適用例にかかる超音波デバイスにおいて、前記第1基板には前記超音波素子が配列して設置され、前記第2基板には前記第1基板と接触する接触場所が配列して設置され、前記第1基板と前記第2基板とは同じ振動特性を有し、前記超音波素子の空間的周期は前記接触場所の空間的周期と同じ第1周期であり、前記第1基板の厚み方向からみて前記超音波素子の重心と前記接触場所の重心との間の距離は前記第1周期の半分であることを特徴とする。
本適用例によれば、第1基板には超音波素子が配列して設置され、第2基板には接触場所が配列して設置されている。そして、第1基板と第2基板とは同じ振動特性を有しているので、第1基板から第2基板へ超音波が伝播し易くなっている。超音波素子の空間的周期は接触場所の空間的周期と同じ第1周期になっている。第1基板の厚み方向からみて超音波素子の重心と接触場所の重心との間の距離は第1周期の半分である。
超音波素子を振動し易くするために第1基板は超音波素子の有る場所に凹部が形成されている。凹部では第2基板が第1基板と接触しない。本適用例の超音波デバイスでは超音波素子の重心と接触場所の重心との間の距離は第1周期の半分であるので、接触場所は隣り合う超音波素子の中間に位置している。第1基板はこの場所に凹部がないので、切替部は接触場所を第1基板に接触させることができる。
[適用例3]
上記適用例にかかる超音波デバイスにおいて、前記超音波素子が超音波を送信する間は前記切替部が前記第1基板と前記第2基板とを前記接触状態にして、前記超音波素子が超音波を送信した後に前記切替部が前記第1基板と前記第2基板とを前記非接触状態にすることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波素子が超音波を送信する間は切替部が第1基板と第2基板とを接触状態にする。従って、第1基板を超音波が進行するとき第1基板と第2基板とが接触状態になっている。従って、第1基板を第2方向に進行する超音波の一部は第2基板に伝播される。そして、超音波素子が超音波を送信した後に切替部が第1基板と第2基板とを非接触状態にする。このとき、第1基板を進行していた超音波の一部はすでに第2基板に伝播している。そして、第2基板内を第1方向に進行する超音波は第1基板に伝播しないので、第2方向に送信された超音波が超音波素子に影響を与えることを抑制することができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる超音波デバイスにおいて、前記第2基板の厚み方向で対向する2面間を超音波が往復する時間を往復時間とするとき、前記超音波素子が超音波を送信した後、前記往復時間が経過する前後の所定の時間前記切替部が前記第1基板と前記第2基板とを前記非接触状態にし、前記往復時間の間隔で少なくとも1回以上前記切替部が前記第1基板と前記第2基板とを前記非接触状態にすることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波素子が送信した超音波の一部が第2基板内を進行し第2基板の面で反射する。反射した超音波が第1基板と第2基板との境界に到達する時間が往復時間である。超音波素子が超音波を送信した後往復時間が経過する前に切替部が第1基板と第2基板とを非接触状態にする。このとき、第1基板と第2基板との境界に到達した超音波は反射して再度第2基板の内部に進行する。
そして、往復時間の間隔で切替部が第1基板と第2基板とを非接触状態にする。これにより、超音波が第1基板と第2基板との境界に到達するときに、超音波は反射して再度第2基板の内部に進行する。従って、超音波を第2基板の内部で往復させて減衰させることができる。
[適用例5]
上記適用例にかかる超音波デバイスにおいて、前記第1基板と前記第2基板とは固定部にて接着され、前記第1基板及び前記第2基板はシリコン基板であり、前記固定部には有機樹脂材料が用いられることを特徴とする。
本適用例によれば、第1基板及び第2基板はシリコン基板である。そして、第1基板及び第2基板は有機樹脂材料の固定部にて接着されている。シリコン基板と有機樹脂材料とは音響インピーダンスに差があるので界面で超音波が反射し易くなっている。従って、固定部を通って超音波が第2基板から第1基板へ伝播することを抑制することができる。
[適用例6]
上記適用例にかかる超音波デバイスにおいて、前記超音波素子及び前記切替部には圧電素子が用いられることを特徴とする。
本適用例によれば、切替部には圧電素子が用いられている。圧電素子は応答性良く駆動することができる。従って、超音波素子及び切替部を応答性良く駆動することができる。
[適用例7]
上記適用例にかかる超音波デバイスにおいて、前記超音波素子及び前記切替部には薄膜圧電素子が用いられることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波素子及び切替部には薄膜圧電素子が用いられている。従って、第1基板及び第2基板を薄くできる為、超音波デバイスを薄くすることができる。
[適用例8]
上記適用例にかかる超音波デバイスにおいて、前記超音波素子及び前記切替部にはバルク状の圧電素子が用いられることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波素子及び切替部にはバルク状の圧電素子が用いられている。超音波素子にバルク状の圧電素子をもちいるときには切替部にもバルク状の圧電素子を用いることにより振動特性を合わせることができる。従って、第1基板から第2基板に超音波を伝播し易くすることができる。
[適用例9]
本適用例にかかる超音波プローブであって、超音波を受信し電気信号を出力する超音波デバイスを備え、前記超音波デバイスが上記に記載の超音波デバイスであることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波プローブは超音波を受信し電気信号を出力する超音波デバイスを備えている。そして、超音波デバイスは上記に記載の超音波デバイスである。上記に記載の超音波デバイスは薄い構造になっている。従って、超音波プローブは薄い超音波デバイスを備えた装置とすることができる。
[適用例10]
本適用例にかかる超音波装置であって、超音波を受信し電気信号を出力する超音波デバイスと、前記超音波デバイスが出力する電気信号をデータ信号に変換する変換部と、前記データ信号を表示する表示部と、を備え、前記超音波デバイスが上記に記載の超音波デバイスであることを特徴とする。
本適用例によれば、超音波装置は超音波デバイス、変換部及び表示部を備えている。超音波デバイスが超音波を検出して電気信号を出力する。変換部が電気信号をデータ信号に変換する。そして、表示部がデータ信号を表示する。そして、超音波デバイスには上記の超音波デバイスが用いられている。上記の超音波デバイスは薄い構造になっている。従って、超音波装置は薄い構造の超音波デバイスを備えた装置とすることができる。
第1の実施形態にかかわる超音波デバイスの構造を示す模式平面図。 超音波デバイスの構造を示す模式側面図。 超音波素子の配列を示す要部模式平面図。 切替部の構造を示す要部模式側面図。 切替部の構造を示す要部模式側面図。 固定部及び接触場所を示す要部模式平面図。 超音波素子と接触場所との位置関係を説明するための要部模式平面図。 超音波デバイスを制御する電気回路の電気ブロック図。 超音波の送信と接触場所の接触状態及び非接触状態との関係を説明するためのタイムチャート。 第2の実施形態にかかわる超音波の送信と接触場所の接触状態及び非接触状態との関係を説明するためのタイムチャート。 第3の実施形態にかかわる切替部の構造を示す要部模式側面図。 切替部の構造を示す要部模式側面図。 第4の実施形態にかかわる切替部の構造を示す要部模式側面図。 切替部の構造を示す要部模式側面図。 第5の実施形態にかかわる超音波測定装置の構成を示す概略斜視図。
以下、実施形態について図面に従って説明する。尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
本実施形態では、超音波デバイスと、この超音波デバイスを用いて超音波を送信する、超音波送信方法との特徴的な例について、図に従って説明する。第1の実施形態にかかわる超音波デバイスについて図1〜図9に従って説明する。図1は、超音波デバイスの構造を示す模式平面図であり、図2は、超音波デバイスの構造を示す模式側面図である。図1及び図2に示すように、超音波デバイス1は四角形の板状の形状をしている。超音波デバイス1の1側面が延びる方向をX方向とし、X方向に延びる側面と直交する側面が延びる方向をY方向とする。超音波デバイス1の厚み方向をZ方向とする。X方向、Y方向、Z方向は互いに直交する方向である。
超音波デバイス1は第1基板2を備え、第1基板2の+Z方向側の面には超音波を送信する超音波素子3が設置されている。第1基板2には超音波素子3がマトリックス状に配列して設置されている。超音波素子3の行数及び列数は特に限定されない。例えば、行数は20〜100行、列数は50〜300列に設定すると実用的な超音波画像を得ることができる。本実施形態では、説明を理解しやすくするために、10行10列の場合にて説明する。
第1基板2には超音波素子3と対向する場所に第1凹部4が設置され、第1凹部4は第1基板2の−Z方向側に開口している。そして、第1凹部4の+Z方向側では第1基板2が薄くなっており振動し易い振動板5になっている。超音波素子3が振動するとき振動板5が振動して超音波が送信される。超音波が送信される方向は+Z方向と−Z方向であり、+Z方向を第1方向6とし、−Z方向を第2方向7とする。従って、超音波素子3は超音波を第1方向6と第1方向6と逆向きの第2方向7とに送信する。
超音波素子3は特に限定されないが、振動板5上に圧電素子を設置した構造の素子が用いられている。圧電素子の種類は特に限定されないがPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)素子やPDVF(ポリフッ化ビニリデン)素子等を用いることができる。本実施形態では圧電素子にPZT素子を用いている。圧電素子は応答性良く駆動することができる。従って、超音波素子3を応答性良く駆動することができる。
第1基板2の第2方向7側には切替部8を介して第2基板9が設置されている。第2基板9は第2方向7に送信される超音波を減衰する基板である。そして、切替部8は第1基板2と第2基板9との一部を接触状態と非接触状態との一方に切り換える。切替部8もマトリックス状に配置されている。切替部8の行数及び列数は特に限定されない超音波素子3が数が多いときには切替部8の数も多い構造になっている。本実施形態では、説明を理解しやすくするために、切替部8は11行11列の配列になっている。
第2基板9には切替部8と対向する場所に第2凹部10が設置され、第2凹部10は第2基板9の−Z方向側に開口している。そして、第2凹部10の+Z方向側では第2基板9が薄くなっており変形し易い薄板部11になっている。切替部8及び薄板部11が変形することにより、切替部8が第1基板2と第2基板9との一部を接触状態と非接触状態との一方に切り換える。
切替部8は特に限定されないが、薄板部11上に圧電素子を設置した構造の素子が用いられている。圧電素子は限定されないがPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)素子やPDVF(ポリフッ化ビニリデン)素子等を用いることができる。本実施形態では圧電素子にPZT素子を用いている。圧電素子は応答性良く駆動することができる。従って、切替部8を応答性良く駆動することができる。
圧電素子には材料を焼結した圧電体の塊を切削や研削して所定の形状に形成したバルク状の圧電素子、基板上に材料を設置して焼結した薄膜圧電素子等、がある。超音波デバイス1の超音波素子3及び切替部8には薄膜圧電素子が用いられる。従って、第1基板2及び第2基板9を薄くできるので超音波デバイス1を薄くすることができる。
第1基板2及び第2基板9の材質は超音波素子3の製造に耐えられる耐高温性を有し微細な加工が可能な材質であれば良く特に限定されない。本実施形態では、例えば、第1基板2及び第2基板9はシリコン基板である。
第1基板2の第1方向6側の面には保護膜12が設置されている。図1は保護膜12が省略された図になっている。保護膜12は超音波素子3に水分が浸透することを防止する膜であり、酸化アルミニウム膜と樹脂膜とを積層した膜になっている。
図3は超音波素子の配列を示す要部模式平面図である。図3に示すように、超音波素子3及び第1凹部4は四角形であり相似形になっている。超音波素子3は第1凹部4と略同じ大きさであり、超音波素子3は第1凹部4と対向する場所に位置している。同様に、切替部8及び第2凹部10は四角形であり相似形になっている。切替部8は第2凹部10と略同じ大きさであり、切替部8は第2凹部10と対向する場所に位置している。X方向において、隣り合う超音波素子3の中央に切替部8が位置している。Y方向においても、隣り合う超音波素子3の中央に切替部8が位置している。
超音波素子3と切替部8とは互いに一部が重なっており、一部が重ならない配置になっている。第1基板2において隣り合う第1凹部4の間にはX方向に延びる第1横梁2aとY方向に延びる第1縦梁2bとが設置されている。そして、第1横梁2aと第1縦梁2bとが第1梁交差部2cで交差する。第1梁交差部2cは平面視で切替部8の中央に位置する。第2基板9においても隣り合う第2凹部10の間にはX方向に延びる第2横梁9aとY方向に延びる第2縦梁9bが設置されている。そして、第2横梁9aと第2縦梁9bとが第2梁交差部9cで交差する。第2梁交差部9cは平面視で超音波素子3の中央に位置する。
図4及び図5は切替部の構造を示す要部模式側面図であり、図3のA−A線に沿う断面図である。図4に示すように、隣りあう切替部8の間には固定部13が配置される。第1基板2と第2基板9とは固定部13にて接着され、固定部13には有機樹脂材料を主材料とする有機系接着剤が用いられる。有機系接着剤は特に限定されず、エポキシ樹脂系やフェノール樹脂系、アクリル樹脂系接着剤を用いることができる。シリコン基板と有機樹脂材料とは音響インピーダンスに差があるのでシリコン基板と固定部13との界面で超音波が反射し易くなっている。従って、固定部13を通って超音波が第2基板9から第1基板2へ伝播することを抑制することができる。
図に示すように切替部8及び薄板部11が平坦な状態になっているとき、切替部8における+Z方向側の面と第1基板2の−Z方向側の面とが接触する。切替部8は第2基板9上に設置された部位であり第2基板9の一部であるとする。そして、超音波素子3が超音波を送信する間は切替部8が第1基板2と第2基板9とを接触状態にする。第1基板2と第2基板9とが接触する接触場所14は切替部8の+Z側の面であり、切替部8が第1横梁2a及び第1縦梁2bと接触する場所である。接触状態は接触場所14にて第1基板2と第2基板9との間で超音波が伝播する状態を示す。
図5に示すように切替部8及び薄板部11が湾曲した状態になっているとき、切替部8における+Z方向側の面と第1基板2の−Z方向側の面とが非接触となる。そして、超音波素子3が超音波を送信した後に切替部8が第1基板2と第2基板9とを非接触状態にする。非接触状態は接触場所14にて第1基板2と第2基板9との間で超音波が伝播しない状態を示す。
超音波素子3が超音波を送信する間は切替部8が第1基板2と第2基板9とを接触状態にする。従って、第1基板2を超音波が進行するとき第1基板2と第2基板9とが接触状態になっている。従って、第1基板2を第2方向7に進行する超音波の一部は第2基板9に伝播される。そして、超音波素子3が超音波を送信した後に切替部8が第1基板2と第2基板9とを非接触状態にする。このとき、第1基板2を進行していた超音波の一部はすでに第2基板9に伝播している。そして、第2基板9内を第1方向6に進行する超音波は第1基板2に伝播しないので、超音波素子3から第2方向7に送信された超音波が超音波素子3に影響を与えることを抑制することができる。
図6は固定部及び接触場所を示す要部模式平面図である。図6に示すように、第1横梁2aと第2縦梁9bとが交差する場所は固定部13になっている。さらに、第2横梁9aと第1縦梁2bとが交差する場所も固定部13になっている。固定部13は第1凹部4の間に位置し、マトリックス状に配置されている。
平面視で第1凹部4及び固定部13が設置されていない場所は接触場所14になっている。接触場所14は切替部8上の内第1横梁2a及び第1縦梁2bと対向する場所である。第2基板9には第1基板2と接触する接触場所14が配列して設置されている。
第1凹部4内には空気が満たされている。第1基板2と第1凹部4内の空気は音響インピーダンスの差が大きいので、第1基板2から第1凹部4には超音波が進行し難い。固定部13は主に有機樹脂材料からなっており、第1基板2及び第2基板9はシリコン基板である。第1基板2と固定部13とは音響インピーダンスの差が大きいので、第1基板2と固定部13との間では超音波が進行し難くすることができる。さらに、固定部13と第2基板9とは音響インピーダンスの差が大きいので、固定部13と第2基板9との間では超音波が進行し難くすることができる。
接触場所14において第1基板2と第2基板9とが非接触のときには、接触場所14でも第1基板2と第2基板9との間には空気が存在するので超音波が伝播しない。このときには、総ての場所で第1基板2と第2基板9との間で超音波が伝播しない。従って、接触場所14において第1基板2と第2基板9とが接触しているときだけ第1基板2と第2基板9との間で超音波が伝播する。
図7は超音波素子と接触場所との位置関係を説明するための要部模式平面図である。図7に示すように、第1基板2には超音波素子3が配列して設置されている。そして、第2基板9には第1基板2と接触する接触場所14が配列して設置されている。X方向における超音波素子3の空間的周期を第1素子間周期15とする。X方向における接触場所14の空間的周期を第1接触場所間周期16とする。このとき、第1素子間周期15と第1接触場所間周期16とは同じ長さに設定されている。この同じ長さが第1周期に相当する。そして、X方向における超音波素子3の重心と接触場所14の重心との間の距離を第1素子接触場所間距離17とする。第1素子接触場所間距離17は第1周期の半分に設定されている。
Y方向における超音波素子3の空間的周期を第2素子間周期18とする。Y方向における接触場所14の空間的周期を第2接触場所間周期21とする。このとき、第2素子間周期18と第2接触場所間周期21とは同じ長さに設定されている。この同じ長さが第1周期に相当する。そして、Y方向における超音波素子3の重心と接触場所14の重心との間の距離を第2素子接触場所間距離22とする。第2素子接触場所間距離22は第1周期の半分に設定されている。
従って、超音波素子3の空間的周期は接触場所14の空間的周期と同じ第1周期に設定されている。そして、第1基板2の厚み方向からみて超音波素子3の重心と接触場所14の重心との間の距離は第1周期の半分に設定されている。
第1基板2と第2基板9とは同じ材質である。そして、第1基板2において第1凹部4が配列する空間的周期は第1周期であり、第2基板9において第2凹部10が配列する空間的周期も第1周期に設定されている。さらに、第1基板2の厚みと第2基板9の厚みも同じ厚みに設定されている。従って、第1基板2と第2基板9とは同じ振動特性を有している。
超音波素子3を振動し易くするために第1基板2は超音波素子3の有る場所に第1凹部4が形成されている。第1凹部4では第2基板9が第1基板2と接触しない。超音波素子3の重心と接触場所14の重心との間の距離は第1周期の半分であるので、接触場所14は隣り合う超音波素子3の中間に位置している。第1基板2ではこの場所に第1凹部4がないので、切替部8は接触場所14を第1基板2に接触させることができる。
図8は超音波デバイスを制御する電気回路の電気ブロック図である。図8に示すように、超音波デバイス1に設置された複数の超音波素子3及び切替部8は制御装置23により制御される。制御装置23は超音波デバイス1に設置されても良く、超音波デバイス1とは別の装置に設置されて配線にて接続されても良い。
制御装置23は超音波素子駆動回路24、切替部駆動回路25及びタイミング制御回路26を備えている。超音波素子駆動回路24は超音波素子3と配線により接続され超音波素子3に駆動波形の電気信号を出力する回路である。駆動波形は所定の形状のパルス波形である。超音波素子駆動回路24はタイミングを変えて各超音波素子3に駆動波形を出力する。超音波素子3は電気信号を入力して超音波に変換する超音波トランスデューサーである。各超音波素子3は位相の異なる超音波を送信する。
超音波素子3が送信した超音波の一部は被検体で反射し反射波となって超音波素子3に到達する。超音波素子3は超音波を入力して電気信号に変換する超音波トランスデューサーである。超音波素子3は反射波を電気信号に変換して超音波素子駆動回路24に出力する。超音波素子駆動回路24は超音波素子3からを入力した電気信号を増幅して出力端子27に出力する。
切替部駆動回路25は切替部8と配線により接続され切替部8に駆動波形の電気信号を出力する回路である。切替部駆動回路25はタイミング制御回路26と接続され、タイミング制御回路26は切替部駆動回路25に各切替部8を接触状態及び非接触状態の一方に切り換える指示信号を出力する。そして、切替部駆動回路25は指示信号に従って、切替部8に接触状態を切り換える駆動波形の電気信号を出力する。
超音波素子3が超音波を送信するときにタイミング制御回路26は切替部8に接触場所14を接触状態にさせる。そして、超音波素子3が超音波を送信した後にタイミング制御回路26は切替部8に接触場所14を非接触状態にさせる。タイミング制御回路26はこのように切替部8を制御する回路である。
図9は超音波の送信と接触場所の接触状態及び非接触状態との関係を説明するためのタイムチャートである。図9において、横軸は時間の経過を示し時間は左から右に推移する。縦軸の上段には超音波素子3からの超音波の送信と停止の状態の推移を示す超音波送信推移線28が示されている。縦軸の下段には切替部8が切り換える接触場所14の接触状態と非接触状態との推移を示す接触状態推移線29が示されている。
超音波送信推移線28及び接触状態推移線29が示すように、最初は超音波の送信が停止されている超音波停止状態であり、接触場所14は非接触状態になっている。そして、切替部駆動回路25が接触場所14を接触状態にする。次に、接触場所14が接触状態のとき超音波素子3が超音波を送信する超音波送信を行う。このとき、超音波素子3が送信する超音波の一部は第1方向6に進行し、超音波の一部は第2方向7に進行する。第2方向7に進行する超音波は接触場所14において第1基板2から第2基板9に伝播する。そして、超音波の一部は第2基板9の内部を進行する。
超音波送信を行った後で超音波素子3が超音波送信を停止する超音波停止に移行する。そして、切替部駆動回路25が接触場所14を非接触状態にする。これにより第2基板9に伝播した超音波は第2基板のZ方向側に対向する両面で反射を繰り返して、第2基板9の内部を往復する。そして、第2基板9の内部で超音波は減衰して消滅する。
第1方向6に進行する超音波の一部は被検体で反射して反射波となる。接触場所14が非接触状態になっている期間に反射波の一部が超音波素子3に到達する。このとき、接触場所14が非接触状態になっているので、第2基板9に伝播した超音波が超音波素子3に到達することが抑制されている。従って、超音波素子3が反射波を受信するとき第2基板9内を進行する超音波の影響を受け難くすることができる。
第2基板9では超音波が往復して進行して減衰する。従って、第2基板9が薄いときにも、超音波素子3が反射波を受信するとき第2基板9内を進行する超音波の影響を受け難くすることができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、超音波デバイス1は第1基板2、第2基板9及び切替部8を備えている。第1基板2には超音波素子3が設置され、超音波素子3は超音波を第1方向6と第1方向6と逆向きの第2方向7に送信する。第2基板9は第2方向7に送信される超音波を減衰する。そして、切替部8は第1基板2と第2基板9とを接触状態と非接触状態との一方に切り換える。第1基板2と第2基板9とが非接触状態のとき、第1基板2と第2基板9との間には空気が存在する。第1基板2及び第2基板9は固体であり空気は気体であるので音響インピーダンスに大きな差がある。従って、第1基板2と第2基板9とが非接触状態のときには第1基板2と第2基板9との間で超音波が反射するので伝播し難い。第1基板2と第2基板9とは共に固体であるため、第1基板2と第2基板9とが接触状態のときには、第1基板2と第2基板9との間で超音波が伝播し易い。
第1基板2を進行する超音波を第2基板9に伝播させるとき切替部8が第1基板2と第2基板9とを接触状態にする。そして、超音波が第1基板2から第2基板9に伝播したとき切替部8が第1基板2と第2基板9とを非接触状態にする。これにより、第2基板9内を進行する超音波は第1基板2に戻らず、第2基板9内を往復して進行し減衰する。
第1基板2と第2基板9とが常時接触状態のときには超音波が第1基板2から第2基板9に伝播する。次に、超音波は第2基板を第2方向7に進行して第1基板2とは反対側の面で反射して第1方向6に進行する。そして、第2基板9から第1基板2に伝播する。そして、超音波は第1基板2の超音波素子3に到達するので超音波素子3に影響を与える。従って、第1基板2に到達する超音波を減衰させるために第2基板9を厚くする必要があった。
超音波デバイス1では超音波が第2基板9から第1基板2に伝播し難い。従って、第1基板2に到達する超音波を減衰させるために第2基板9を厚くする必要がない為、第2基板9を薄くできる。その結果、超音波デバイス1を薄くすることができる。
(2)本実施形態によれば、第1基板2には超音波素子3が配列して設置され、第2基板9には接触場所14が配列して設置されている。そして、第1基板2と第2基板9とは同じ振動特性を有しているので、第1基板2から第2基板9へ超音波が伝播し易くなっている。超音波素子3の空間的周期は接触場所148の空間的周期と同じ第1周期になっている。第1基板2の厚み方向からみて超音波素子3の重心と接触場所14の重心との間の距離は第1周期の半分である。
超音波素子3を振動し易くするために第1基板2は超音波素子3の有る場所に第1凹部4が形成されている。第1凹部4では第2基板9が第1基板2と接触しない。超音波デバイス1では超音波素子3の重心と接触場所14の重心との間の距離は第1周期の半分であるので、接触場所14は隣り合う超音波素子の中間に位置している。第1基板2はこの場所に第1凹部4がないので、切替部8は接触場所14を第1基板2に接触させることができる。
(3)本実施形態によれば、超音波素子3が超音波を送信する間は切替部8が第1基板2と第2基板9とを接触状態にする。従って、第1基板2を超音波が進行するとき第1基板2と第2基板9とが接触状態になっている。従って、第1基板2を第2方向7に進行する超音波の一部は第2基板9に伝播される。そして、超音波素子3が超音波を送信した後に切替部8が第1基板2と第2基板9とを非接触状態にする。このとき、第1基板2を進行していた超音波の一部はすでに第2基板9に伝播している。そして、第2基板9内を第1方向6に進行する超音波は第1基板2に伝播しないので、第2方向7に送信された超音波が超音波素子3に影響を与えることを抑制することができる。
(4)本実施形態によれば、第1基板2及び第2基板9はシリコン基板である。そして、第1基板2及び第2基板9は有機樹脂材料の固定部13にて接着されている。シリコン基板と有機樹脂材料とは音響インピーダンスに差があるので界面で超音波が反射し易くなっている。従って、固定部13を通って超音波が第2基板9から第1基板2へ伝播することを抑制することができる。
(5)本実施形態によれば、超音波素子3及び切替部8には圧電素子が用いられている。圧電素子は応答性良く駆動することができる。従って、超音波素子及び切替部を応答性良く駆動することができる。
(6)本実施形態によれば、超音波素子3及び切替部8には薄膜圧電素子が用いられている。各種の圧電素子の中では薄膜圧電素子は薄い形状である。従って、第1基板及び第2基板を薄くできるので超音波デバイス1を薄くすることができる。
(第2の実施形態)
次に超音波デバイスの駆動方法の一実施形態について図10の超音波の送信と接触場所の接触状態及び非接触状態との関係を説明するためのタイムチャートを用いて説明する。
本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、切替部8の駆動方法が異なる点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図10において、横軸は時間の経過を示し時間は左から右に推移する。縦軸の上段は第2基板9における端面の位置を示している。第1端は+Z方向側の端面であり、第1基板2側の端面である。第2端は−Z方向側の端面であり、第1端の端面と第2端の端面との間が第2基板9の厚み方向に対向する2面間に相当する。Z方向は第2基板9の厚み方向である。そして、第2基板9内を進行する超音波の推移を示す超音波進行推移線32が示されている。縦軸の下段には切替部8が接触場所14を切り換える接触状態と非接触状態との推移を示す接触状態推移線33が示されている。
すなわち、本実施形態では、超音波進行推移線32が示すように、超音波は第1端から入り第2端に向かって進行する。そして、第2端で反射して第1端に向かって進行する。超音波が第1端に到達すると反射して第2端に向かって進行する。このように超音波は第1端と第2端との間を往復する。そして、超音波は第2基板9内を減衰しながら進行する。
第2基板9の厚み方向に対向する2面間を超音波が移動する時間を往復時間34とする。超音波は第2基板9内を等速で進行するので往復時間34は一定の時間となる。接触状態推移線33が示すように、接触場所14が接触状態のとき超音波素子3が超音波を送信する超音波送信を行う。このとき、超音波素子3が送信する超音波の一部は第1方向6に進行し、超音波の一部は第2方向7に進行する。第2方向7に進行する超音波は接触場所14において第1基板2から第2基板9に伝播する。そして、超音波の一部は第2基板9の内部を進行する。
所定の期間超音波送信を行った後、往復時間34が経過する前後の所定の時間切替部8が第1基板2の接触場所14と第2基板9とを非接触状態にする。そして、所定の時間経たタイミングで切替部駆動回路25が接触場所14を接触状態にする。非接触状態にする期間は超音波が第1端で反射する期間を含む期間である。そして、切替部駆動回路25は往復時間34の周期で接触場所14を非接触状態にする。つまり、超音波素子3が超音波を送信した後、往復時間34の間隔で少なくとも1回以上切替部8が第1基板2と第2基板9とを非接触状態にする。そして、超音波が第1基板2と第2基板9との境界に到達するときに、超音波は反射して再度第2基板9の内部に進行する。従って、超音波を第2基板9の内部で往復させて減衰させることができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、超音波素子3が送信した超音波の一部が第2基板9内を進行し第2基板9の第2端の面で反射する。反射した超音波が第1基板2と第2基板9との境界に到達する時間が往復時間34である。超音波素子3が超音波を送信した後往復時間34が経過する前に切替部8が第1基板2と第2基板9とを非接触状態にする。このとき、第1基板2と第2基板9との境界に到達した超音波は反射して再度第2基板9の内部に進行する。
往復時間34の間隔で切替部8が第1基板2と第2基板9とを非接触状態にする。そして、超音波が第1基板2と第2基板9との境界に到達するときに第1基板2と第2基板9とが非接触状態になる為、超音波は反射して再度第2基板9の内部に進行する。従って、超音波を第2基板9の内部で往復させて減衰させることができる。その結果、第2基板9が薄いときにも、超音波素子3が反射波を受信するとき第2基板9内を進行する超音波の影響を受け難くすることができる。
(第3の実施形態)
次に超音波デバイスの一実施形態について図11及び図12を用いて説明する。図11及び図12は切替部の構造を示す要部模式側面図である。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、第2基板にはバルク状の圧電素子が設置されている点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
すなわち、本実施形態では図11に示すように、超音波デバイス37では第1基板2と第2基板38とが重ねて設置されている。第2基板38には第2凹部38aがマトリックス状に並んで設置され、隣り合う第2凹部38aの間に第2凸部38bが設置されている。
第2基板38は超音波を吸収するバックプレートであり、第2基板38は、超音波素子3から第2方向7への超音波の伝播を抑制する。第2基板38には、シリコン板、タングステン等の金属やアルミナ、酸化亜鉛等の金属酸化物を充填した樹脂、または、ゴム等を含む非導電体を用いることができる。第2基板38の表面には、メッキ等の手段により、導電性を有する配線が形成されている。
第2凹部38aには切替部39が設置されている。切替部39は圧電体により形成されている。第2基板38の材質は特に限定されないがPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)素子やPDVF(ポリフッ化ビニリデン)素子等を用いることができる。本実施形態では切替部39にPZTを用いている。
第1基板2と第2基板38上の切替部39とは固定部13にて接着され、固定部13には有機樹脂材料を主材料とする接着剤が用いられる。圧電体と有機樹脂材料とは音響インピーダンスに差があるので界面で超音波が反射し易くなっている。従って、固定部13を通って超音波が第2基板38から第1基板2へ伝播することを抑制することができる。
第1基板2の第1横梁2aと第1縦梁2bとが交差する場所と対向する第2基板38の場所には第2凹部38aが設置されている。第2凹部38aはZ方向からみた平面視が四角形である。そして、第2凹部38aの中央には四角柱形状の第2凸部38bが設置されている。第2凸部38bは第2基板38と一体でありシリコンで構成されている。そして、第2凸部38bは細かい角柱形状に形成されている。第2基板38から第2凹部38aを除去することにより第2凸部38bが形成されている。切替部39には図示しない電極が設置され、電極に電圧を印加することにより切替部39を伸縮させることができる。
第2凸部38bの+Z方向側の面が接触場所40に相当する。切替部39が収縮されるとき、第2凸部38bにおける+Z方向側の面と第1基板2の−Z方向側の面とが接触する。切替部39は第2基板38上に設置された部位であり第2基板38の一部であるとする。そして、超音波素子3が超音波を送信する間は切替部39が第1基板2と第2基板38とを接触状態にする。第1基板2と第2基板38とが接触する接触場所40は切替部39の+Z側の面であり、切替部39が第1横梁2a及び第1縦梁2bと接触する場所である。接触状態では接触場所40にて第1基板2と第2基板38との間で超音波が伝播する。
第2凹部38aには空気が満たされている。空気と圧電体では音響インピーダンスの差が大きい。従って第2凹部38aでは接触場所40以外は超音波が反射する。その結果、第1基板2と第2基板38の間で超音波が伝播する場所は接触場所40に限定される。
図12に示すように切替部39が伸長されるとき、第2凸部38bにおける+Z方向側の面と第1基板2の−Z方向側の面とが非接触となる。そして、超音波素子3が超音波を送信した後に切替部39が第1基板2と第2基板38とを非接触状態にする。非接触状態では接触場所40にて第1基板2と第2基板38との間で超音波が伝播しない状態になる。
超音波素子3が超音波を送信する間は切替部39が第1基板2と第2基板38とを接触状態にする。従って、第1基板2を超音波が進行するとき第1基板2と第2基板38とが接触状態になっている。従って、第1基板2を第2方向7に進行する超音波の一部は第2基板38に伝播される。そして、超音波素子3が超音波を送信した後に切替部39が第1基板2と第2基板38とを非接触状態にする。このとき、第1基板2を進行していた超音波の一部はすでに第2基板38に伝播している。第1方向6に発信された超音波は被検体で反射して超音波素子3に到達する。そして、第2基板38内を第1方向6に進行する超音波は第1基板2に伝播しないので、超音波素子3から第2方向7に送信された超音波が超音波素子3に影響を与えることを抑制することができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、切替部39には圧電素子が用いられている。圧電素子は応答性良く駆動することができる。従って、切替部39を応答性良く駆動することができる。
(第4の実施形態)
次に超音波デバイスの一実施形態について図13及び図14を用いて説明する。図13及び図14は切替部の構造を示す要部模式側面図である。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、第1基板及び第2基板にはバルク状の圧電素子が設置されている点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
すなわち、本実施形態では図13に示すように、超音波デバイス43は第1基板44と第2基板45とが重ねて設置されている。第1基板44と第2基板45とは図示しない固定部にて接着され、固定部には有機樹脂材料を主材料とする接着剤が用いられる。第1基板44及び第2基板45は超音波を吸収するバックプレートであり、本実施形態では、例えば、第1基板44及び第2基板45にはシリコン板が用いられている。第1基板44と第2基板45の表面には、メッキ等の手段により、導電性を有する配線が形成されている。
第1基板44には超音波素子46が設置され、第2基板45には切替部49が設置されている。超音波素子46及び切替部49はバルク状の圧電体により形成されている。超音波素子46及び切替部49の材質は特に限定されないがPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)素子やPDVF(ポリフッ化ビニリデン)素子等を用いることができる。本実施形態では超音波素子46及び切替部49の材質にPZTを用いている。
第1基板44と第2基板45とは固定部にて接着され、固定部には有機樹脂材料を主材料とする接着剤が用いられる。圧電体と有機樹脂材料とは音響インピーダンスに差があるので界面で超音波が反射し易くなっている。従って、固定部を通って超音波が第2基板45から第1基板44へ伝播することを抑制することができる。
第1基板44では凸状の超音波素子46がX方向に1列並んで配列されている。超音波素子46の形状はY方向に長い長方形である。超音波素子46には図示しない電極が設置されている。電極に駆動信号が印加されるとき超音波素子46が伸縮して第1方向6及び第2方向7に超音波を送信する。第1基板44がバルク状の圧電体であるので、超音波素子46にバルク状の圧電素子が用いられている。
超音波素子46の+Z方向側には音響整合部47及び音響レンズ48が設置されている。音響整合部47及び音響レンズ48は密度の異なるシリコン樹脂により形成されている。音響整合部47の音響インピーダンスは第1基板44と音響レンズ48との音響インピーダンスの中間に設定されているので、第1基板44、音響整合部47及び音響レンズ48の間で超音波が反射することが抑制されている。
第2基板45では超音波素子46と対向する場所に切替部49が設置されている。切替部49の形状は超音波素子46と同様にY方向に長い長方形である。超音波素子46には図示しない電極が設置されている。電極に駆動信号が印加されるとき超音波素子46がZ方向に収縮する。第2基板45がバルク状の圧電体であるので、切替部49にはバルク状の圧電素子が用いられている。
切替部49の+Z方向側の面が接触場所50に相当する。接触場所50が第1基板44に沿う平坦な状態になっているとき、切替部49の接触場所50の面と第1基板44の−Z方向側の面とが接触する。切替部49は第2基板45に設置された部位であり第2基板45の一部である。そして、超音波素子46が超音波を送信する間は切替部49が第1基板44と第2基板45とを接触状態にする。第1基板44と第2基板45とが接触する接触場所50は切替部49の+Z側の面である。接触状態では接触場所50にて第1基板44と第2基板45との間で超音波が伝播する。
X方向で隣り合う切替部49の間には溝部51が設置され、溝部51には空気が満たされている。空気と圧電体では音響インピーダンスの差が大きい。従って溝部51では超音波が反射する。その結果、第1基板44と第2基板45との間で超音波が伝播する場所は接触場所50に限定される。
図14に示すように切替部49が収縮するとき、切替部49における+Z方向側の面と第1基板44の−Z方向側の面とが非接触となる。そして、超音波素子46が超音波を送信した後に切替部49が第1基板44と第2基板45とを非接触状態にする。非接触状態では接触場所50にて第1基板44と第2基板45との間で超音波が伝播しない状態になる。
超音波素子46が超音波を送信する間は切替部49が第1基板44と第2基板45とを接触状態にする。従って、第1基板44を超音波が進行するとき第1基板44と第2基板45とは接触状態になっている。従って、第1基板44を第2方向7に進行する超音波の一部は第2基板45に伝播される。そして、超音波素子46が超音波を送信した後に切替部49が第1基板44と第2基板45とを非接触状態にする。このとき、第1基板44を進行していた超音波の一部はすでに第2基板45に伝播している。第1方向6に発信された超音波は被検体で反射して超音波素子46に到達する。そして、第2基板45内を第1方向6に進行する超音波は第1基板44に伝播しないので、超音波素子46から第2方向7に送信された超音波が超音波素子46に影響を与えることを抑制することができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、切替部49には圧電素子が用いられている。圧電素子は応答性良く駆動することができる。従って、切替部49を応答性良く駆動することができる。
(2)本実施形態によれば、超音波素子46及び切替部49にはバルク状の圧電素子が用いられている。超音波素子46にバルク状の圧電素子をもちいるときには切替部49にもバルク状の圧電素子を用いることにより振動特性を合わせることができる。従って、第1基板44から第2基板45に超音波を伝播し易くすることができる。
(第5の実施形態)
次に、超音波デバイスが搭載された超音波プローブを備えた超音波装置の一実施形態について図15の超音波装置の構成を示す概略斜視図を用いて説明する。本実施形態における超音波プローブ及び超音波装置に搭載された超音波デバイスは第1の実施形態〜第4の実施形態に記載の超音波デバイスである。尚、第1の実施形態〜第4の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図15は超音波装置の構成を示す概略斜視図である。図15に示すように、超音波装置54は超音波プローブ55を備えている。超音波プローブ55は一方向に長い略直方体の形状をしており、操作者が握り易い形状になっている。超音波プローブ55の長手方向をZ方向とする。超音波プローブ55の−Z方向の面は略平坦な面であり、平面形状が長方形になっている。平面形状の直交する2辺が延びる方向をX方向及びY方向とする。
超音波プローブ55の−Z方向側には超音波デバイス56が設置されている。超音波デバイス56は超音波を受信し電気信号を出力する。この超音波デバイス56には上記に記載の超音波デバイス1、超音波デバイス37または超音波デバイス43のいずれかが用いられている。
超音波プローブ55の−Z方向側の面では筐体から超音波デバイス56が露出している。超音波プローブ55の内部には超音波デバイス56を制御する制御部57が設置され、超音波デバイス56と制御部57とがケーブル58により接続されている。制御部57にはCPU(中央演算装置)及び記憶装置を備えている。記憶装置には超音波デバイス56を駆動する駆動波形のデータや超音波デバイス56を駆動する手順を示すプログラムが記憶されている。そして、CPUはプログラムに沿って超音波デバイス56に駆動波形を出力して超音波デバイス56を駆動する。制御部57は超音波プローブ55に設置されても良く、超音波プローブ55とは別の装置に設置されても良い。
超音波プローブ55はケーブル59を介して制御装置60と接続されている。制御装置60は超音波プローブ55が出力するデータ信号を入力し、データ信号を解析して表示する装置である。制御装置60もCPU及び記憶装置を備えている。そして、CPUはプログラムに沿って各種の演算や制御を行う。制御装置60には入力部61及び表示部62が設置されている。入力部61はキーボードやマウスパッド、専用スイッチ、トラックボール等のポインター等の装置であり、操作者が制御装置60に指示する内容を入力するための装置である。表示部62はデータ信号を画像にして表示可能であれば良く特に限定されず、液晶表示装置やOLED(Organic light−emitting diodes)表示装置を用いることができる。本実施形態では、例えば、表示部62にOLEDを用いている。
超音波プローブ55は被検体63の表面に押圧して用いられる。超音波プローブ55は超音波デバイス56から被検体63に向けて超音波を発信する。そして、超音波デバイス56は被検体63に超音波を発信して被検体63の内部で反射した反射波を受信する。超音波デバイス56は超音波を検出し電気信号を出力する。反射波は反射して戻る時間が反射した面により異なるので、反射波が戻る時間を解析することにより被検体63の内部の構造を非破壊検査することができる。超音波デバイス56が受信した反射波の信号は制御部57に出力される。制御部57はA/D変換(Analog−to−digital)をする変換部57aを備え、変換部57aは超音波デバイス56が出力する電気信号をデジタル形式のデータ信号に変換する。そして、デジタル形式のデータ信号に変換されたデータ信号はケーブル59を介して制御部57から制御装置60に送信される。制御装置60は反射波のデータ信号を受信して解析する。そして、制御装置60は反射波のデータ信号を被検体63の内部構造示す画像に変換して表示部62に表示する。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、超音波プローブ55は超音波を受信し電気信号を出力する超音波デバイス56を備えている。そして、超音波デバイス56は上記に記載の超音波デバイス1、超音波デバイス37または超音波デバイス43のいずれかである。上記に記載の超音波デバイス1、超音波デバイス37または超音波デバイス43は薄い構造にすることができる。従って、超音波プローブ55は薄い超音波デバイスを備えた装置とすることができる。
(2)本実施形態によれば、超音波装置54は超音波デバイス56、変換部57a及び表示部62を備えている。超音波デバイス56が超音波を検出して電気信号を出力する。変換部57aが電気信号をデータ信号に変換する。そして、表示部62がデータ信号を表示する。そして、超音波デバイス56には上記の超音波デバイス1、超音波デバイス37、または超音波デバイス43のいずれかが用いられている。上記の超音波デバイス1、超音波デバイス37または超音波デバイス43は薄い構造にすることができる。従って、超音波装置54は薄い構造の超音波デバイスを備えた装置とすることができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、超音波素子3及び切替部8がマトリックス状に2次元に配列されていた。超音波素子3及び切替部8は1列に配列されていても良い。このときにも、切替部8が接触場所14を接触状態と非接触状態とに制御することにより第2基板9を薄くすることができる。超音波素子3及び切替部8を1列に配列するときには音響レンズを設置しても良い。超音波の音圧を強くして鮮明な超音波画像を形成することができる。
1,56…超音波デバイス、2,44…第1基板、3,46…超音波素子、6…第1方向、7…第2方向、8,39,49…切替部、9,45…第2基板、13…固定部、34…往復時間、40,50…接触場所、54…超音波装置、55…超音波プローブ、57a…変換部、62…表示部。

Claims (10)

  1. 超音波を第1方向と前記第1方向と逆向きの第2方向とに送信する超音波素子が設置された第1基板と、
    前記第2方向に送信される超音波を減衰する第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板とを接触状態と非接触状態との一方に切り換える切替部と、を備えることを特徴とする超音波デバイス。
  2. 請求項1に記載の超音波デバイスであって、
    前記第1基板には前記超音波素子が配列して設置され、
    前記第2基板には前記第1基板と接触する接触場所が配列して設置され、
    前記第1基板と前記第2基板とは同じ振動特性を有し、
    前記超音波素子の空間的周期は前記接触場所の空間的周期と同じ第1周期であり、
    前記第1基板の厚み方向からみて前記超音波素子の重心と前記接触場所の重心との間の距離は前記第1周期の半分であることを特徴とする超音波デバイス。
  3. 請求項1または2に記載の超音波デバイスであって、
    前記超音波素子が超音波を送信する間は前記切替部が前記第1基板と前記第2基板とを前記接触状態にして、
    前記超音波素子が超音波を送信した後に前記切替部が前記第1基板と前記第2基板とを前記非接触状態にすることを特徴とする超音波デバイス。
  4. 請求項3に記載の超音波デバイスであって、
    前記第2基板の厚み方向に対向する2面間を超音波が往復する時間を往復時間とするとき、
    前記超音波素子が超音波を送信した後、
    前記往復時間が経過する前後の所定の時間前記切替部が前記第1基板と前記第2基板とを前記非接触状態にし、
    前記往復時間の間隔で少なくとも1回以上前記切替部が前記第1基板と前記第2基板とを前記非接触状態にすることを特徴とする超音波デバイス。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の超音波デバイスであって、
    前記第1基板と前記第2基板とは固定部にて接着され、
    前記第1基板及び前記第2基板はシリコン基板であり、
    前記固定部には有機樹脂材料が用いられることを特徴とする超音波デバイス。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波デバイスであって、
    前記超音波素子及び前記切替部には圧電素子が用いられることを特徴とする超音波デバイス。
  7. 請求項6に記載の超音波デバイスであって、
    前記超音波素子及び前記切替部には薄膜圧電素子が用いられることを特徴とする超音波デバイス。
  8. 請求項6に記載の超音波デバイスであって、
    前記超音波素子及び前記切替部にはバルク状の圧電素子が用いられることを特徴とする超音波デバイス。
  9. 超音波を受信し電気信号を出力する超音波デバイスを備え、
    前記超音波デバイスが請求項1〜8のいずれか一項に記載の超音波デバイスであることを特徴とする超音波プローブ。
  10. 超音波を受信し電気信号を出力する超音波デバイスと、
    前記超音波デバイスが出力する電気信号をデータ信号に変換する変換部と、
    前記データ信号を表示する表示部と、を備え、
    前記超音波デバイスが請求項1〜8のいずれか一項に記載の超音波デバイスであることを特徴とする超音波装置。
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