JP2014195499A - 超音波測定システム、超音波プローブ及びシート - Google Patents

超音波測定システム、超音波プローブ及びシート Download PDF

Info

Publication number
JP2014195499A
JP2014195499A JP2013071598A JP2013071598A JP2014195499A JP 2014195499 A JP2014195499 A JP 2014195499A JP 2013071598 A JP2013071598 A JP 2013071598A JP 2013071598 A JP2013071598 A JP 2013071598A JP 2014195499 A JP2014195499 A JP 2014195499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
sheet
probe
engagement portion
ultrasonic probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013071598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014195499A5 (ja
Inventor
清瀬 摂内
Setsunai Kiyose
摂内 清瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013071598A priority Critical patent/JP2014195499A/ja
Priority to CN201410101208.2A priority patent/CN104068889A/zh
Priority to US14/227,457 priority patent/US20140290369A1/en
Publication of JP2014195499A publication Critical patent/JP2014195499A/ja
Publication of JP2014195499A5 publication Critical patent/JP2014195499A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
    • G01N29/0654Imaging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/42Details of probe positioning or probe attachment to the patient
    • A61B8/4209Details of probe positioning or probe attachment to the patient by using holders, e.g. positioning frames
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4444Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device related to the probe
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4483Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device characterised by features of the ultrasound transducer
    • A61B8/4494Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device characterised by features of the ultrasound transducer characterised by the arrangement of the transducer elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/22Details, e.g. general constructional or apparatus details
    • G01N29/225Supports, positioning or alignment in moving situation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/22Details, e.g. general constructional or apparatus details
    • G01N29/26Arrangements for orientation or scanning by relative movement of the head and the sensor
    • G01N29/265Arrangements for orientation or scanning by relative movement of the head and the sensor by moving the sensor relative to a stationary material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/42Details of probe positioning or probe attachment to the patient
    • A61B8/4272Details of probe positioning or probe attachment to the patient involving the acoustic interface between the transducer and the tissue
    • A61B8/4281Details of probe positioning or probe attachment to the patient involving the acoustic interface between the transducer and the tissue characterised by sound-transmitting media or devices for coupling the transducer to the tissue

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Gynecology & Obstetrics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】所望の軌道に沿って超音波プローブを移動させながら超音波画像を取得することができる超音波測定システム、超音波プローブ及びシート等を提供すること。
【解決手段】超音波測定システム400は、超音波センサー部310を有する超音波プローブ300と、超音波センサー部310から出射される超音波を被検体に伝達可能なシート200とを含む。超音波プローブ300は、超音波センサー部310がシート200のシート面に向く位置でスライド移動可能にシート200のシート側係合部と係合するプローブ側係合部330を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、超音波測定システム、超音波プローブ及びシート等に関する。
超音波測定システム(超音波診断装置)を用いてパノラマ画像を得る手法が知られている。このパノラマ画像を得るためには、診断士がフリーハンドで所望の軌道に沿って超音波プローブを移動させながら超音波測定を行う必要がある。しかし、常に体表に対してプローブを垂直に保持しつつ体表に対する押し圧を一定にしながらプローブを意図する軌道に沿って正確に移動させることが難しく、そのために正確なパノラマ画像を得ることが困難であるという課題がある。
この課題に対して例えば特許文献1には、ガイドレールにより超音波プローブの移動をガイドする手法が開示されている。しかしながらこの手法では、様々な測定部位の形状や体型などに合わせた正確な測定が難しいこと、装置が複雑になることなどの課題がある。
特開2007−21172号公報
本発明の幾つかの態様によれば、所望の軌道に沿って超音波プローブを移動させながら超音波画像を取得することができる超音波測定システム、超音波プローブ及びシート等を提供できる。
本発明の一態様は、超音波センサー部を有する超音波プローブと、前記超音波センサー部から出射される超音波を被検体に伝達可能なシートとを含み、前記超音波プローブは、前記超音波センサー部が前記シートのシート面に向く位置でスライド移動可能に前記シートのシート側係合部と係合するプローブ側係合部を有する超音波測定システムに関係する。
本発明の一態様によれば、プローブ側係合部がシート側係合部と係合することができるから、超音波プローブの移動を制限することができる。その結果、シートにより規定される軌道に沿って超音波プローブを移動することができる。
また本発明の一態様では、前記シート側係合部は、前記シートの幅方向の端部であってもよい。
このようにすれば、プローブ側係合部がシートの端部と係合することができるから、超音波プローブの移動を制限することができる。その結果、シートにより規定される軌道に沿って超音波プローブを移動することができる。
また本発明の一態様では、前記シート側係合部は、前記シート面に配置された溝部であってもよい。
このようにすれば、プローブ側係合部がシートの溝部と係合することができるから、超音波プローブの移動を制限することができる。その結果、シートにより規定される軌道に沿って超音波プローブを移動することができる。
また本発明の一態様では、前記プローブ側係合部は、第1の係合部及び第2の係合部を含み、前記溝部は、第1の溝部及び第2の溝部を含み、前記第1の係合部は、前記第1の溝部と係合し、前記第2の係合部は、前記第2の溝部と係合してもよい。
このようにすれば、超音波プローブの第1、第2の係合部がシートの第1、第2の溝部と係合することができるから、超音波プローブの移動を制限することができる。その結果、シートにより規定される軌道に沿って超音波プローブを移動することができる。
また本発明の一態様では、前記超音波センサー部は、前記第1の係合部と前記第2の係合部との間に設けられてもよい。
このようにすれば、超音波プローブの第1、第2の係合部がシートの第1、第2の溝部と係合することで、超音波センサー部の移動を制限することができる。
また本発明の一態様では、前記超音波プローブは、前記超音波センサー部が設けられ、平面視で矩形形状を有するセンサー面を備え、前記プローブ側係合部は、前記平面視で前記センサー面の4個のコーナー部に設けられる第1の係合部、第2の係合部、第3の係合部、第4の係合部を含んでもよい。
このようにすれば、超音波プローブの第1〜第4の係合部がシート側係合部と係合することで、超音波プローブの移動を制限することができる。
また本発明の一態様では、前記プローブ側係合部は、前記シートの長手方向に前記超音波プローブの移動をガイドするガイド部であってもよい。
このようにすれば、プローブ側係合部がシート側係合部と係合することで、シートの長手方向に超音波プローブの移動をガイドすることができる。
また本発明の一態様では、前記超音波プローブは、前記超音波センサー部が設けられるセンサー面と、前記センサー面に設けられるプローブ側溝部とを有し、前記プローブ側溝部は、前記シート側係合部と前記プローブ側係合部とが係合する際に、前記シートの長手方向になるように設けられてもよい。
このようにすれば、シートに塗布したジェルをプローブ側溝部を通して超音波センサー部の出射面に効率的に集めることができるから、超音波センサー部とシートとの間に空気が入ることを防止できる。
また本発明の一態様では、前記超音波プローブは、前記超音波センサー部が設けられるセンサー面を有し、前記プローブ側係合部の前記センサー面からの高さは、前記シートの厚さ以下であってもよい。
このようにすれば、超音波プローブのセンサー面がシートの表面に接触することができるから、確実に超音波測定を行うことができる。
また本発明の一態様では、超音波の送信処理を行う送信部と、超音波エコーの受信処理を行う受信部と、超音波測定の制御処理を行う処理部とを含み、前記処理部は、前記受信部からの受信信号に基づいて、前記シートの長手方向における超音波パノラマ画像を生成してもよい。
このようにすれば、ユーザーが超音波プローブをシートの長手方向に正確に移動させながら測定をすることができるから、容易に超音波パノラマ画像を得ることなどができる。
また本発明の一態様では、表示用画像データを表示する表示部を含んでもよい。
このようにすれば、表示部は、超音波測定により取得した画像データを表示することができる。
本発明の他の態様は、超音波センサー部と、前記超音波センサー部が備えられるセンサー面に設けられる係合部とを含み、前記係合部は、超音波プローブと被検体との間に配置して使用されるシートが有するシート側係合部と係合して、前記超音波センサー部が前記シートのシート面に向く位置でのスライド移動をガイドする超音波プローブに関係する。
本発明の他の態様は、超音波プローブと被検体との間に配置して使用されるシートであって、超音波透過媒体と、前記超音波プローブが有するプローブ側係合部と係合する係合部とを含み、前記係合部は、前記プローブ側係合部と係合して、シート面に沿う前記超音波プローブのスライド移動をガイドするシートに関係する。
本発明の他の態様によれば、シートにより規定される軌道に沿って超音波プローブをスライド移動することができる。
また本発明の他の態様では、前記係合部は、前記シートの長手方向に前記超音波プローブのスライド移動をガイドしてもよい。
このようにすれば、係合部がプローブ側係合部と係合して、シートの長手方向に超音波プローブのスライド移動をガイドすることができる。
また本発明の他の態様では、前記係合部は、前記シート面に配置された溝部であってもよい。
このようにすれば、溝部がプローブ側係合部と係合して、超音波プローブのスライド移動をガイドすることができる。
また本発明の他の態様では、前記超音波透過媒体は、基材であるベースシートと、前記ベースシートの前記溝部が設けられたシート面の反対側のシート面に設けられる第1のジェル層とを含んでもよい。
このようにすれば、超音波測定の際にシートを被検体に密着させて、被検体とシートとの間に空気が入ることを防止することができる。
また本発明の他の態様では、前記超音波透過媒体は、前記ベースシートの前記溝部が設けられたシート面に設けられる第2のジェル層をさらに含んでもよい。
このようにすれば、超音波測定の際にシートを超音波プローブに密着させて、超音波プローブとシートとの間に空気が入ることを防止することができる。
超音波プローブの基本的な構成例。 超音波プローブの比較例。 図3(A)、図3(B)は、超音波プローブの第1の構成例。 図4(A)、図4(B)は、超音波プローブの第1の構成例の変形例。 図5(A)、図5(B)は、超音波プローブの第2の構成例。 図6(A)、図6(B)は、超音波測定の第1の例。 図7(A)、図7(B)は、超音波測定の第2の例。 図8(A)、図8(B)は、シートの構成例。図8(C)は、シートの変形例。 図9(A)は、ガイドされた超音波プローブの移動を説明する図。図9(B)は、3次元超音波画像の生成を説明する図。 図10(A)、図10(B)は、超音波トランスデューサー素子の基本的な構成例。 超音波トランスデューサーデバイスの構成例。 超音波測定システムの基本的な構成例。 図13(A)、図13(B)は、超音波測定システムの具体的な構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.超音波プローブ
図1に本実施形態の超音波プローブ300の基本的な構成例を示す。本実施形態の超音波プローブ300は、超音波センサー部310、プローブ側係合部330(330−1、330−2)を含む。なお、本実施形態の超音波プローブ300は図1の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
図1に示すように、超音波プローブ300の測定時に被検体側に向く面をセンサー面320とし、センサー面320の長手方向をX方向、X方向に直交する方向をY方向、X方向及びY方向に直交し測定時に被検体に向かう方向をZ方向とする。
センサー面320は、超音波プローブ300の筐体の外面を形成する面のうちの1つであって、超音波測定時に被検体側に向く面である。センサー面320は、平面であってもよいし、曲面であってもよい。センサー面320は、例えばZ方向側から見る平面視で長尺形状又は矩形形状を有する。センサー面320の長手方向とは、例えばセンサー面320が平面視で長尺形状である場合には長さ方向に沿う方向であり、センサー面320が平面視で矩形形状である場合には長辺に沿う方向である。センサー面320は、例えば平面視で楕円形状又はそれに近い形状であってもよいし、或いは平面視で矩形の4隅が切り取られた形状又はそれに近い形状であってもよい。
超音波センサー部310は、超音波トランスデューサーデバイス(図示せず)を有し、被検体(対象物)に対して超音波を送信し、被検体からの超音波エコーを受信する。超音波センサー部310は、超音波トランスデューサーデバイスのスキャン方向又はスライス方向がセンサー面320の長手方向に直交する方向(Y方向)に沿うようにセンサー面320に設けられる。例えば図1に示すように、超音波センサー部310は、第1の係合部330−1と第2の係合部330−2との間に配置される。超音波トランスデューサーデバイスの詳細については、後述する。
プローブ側係合部330は、超音波センサー部310がシートのシート面に向く位置でスライド移動可能にシートのシート側係合部と係合する。シートは、超音波プローブ300と被検体との間に配置して使用されるシートであって、超音波センサー部310から出射される超音波を被検体に伝達することができる。
プローブ側係合部330は、例えばセンサー面320に設けられ、センサー面320から被検体側(Z方向側)に突出する部材である。プローブ側係合部330は、例えば図1に示すように長手方向がX方向になるように設けられる第1の係合部330−1及び第2の係合部330−2である。
後述するように、超音波測定を行う際には、プローブ側係合部330が、被検体に固定されたシート側係合部と係合して、超音波センサー部310がシートのシート面に向く位置での超音波プローブ300のスライド移動をガイドすることができる。即ち、プローブ側係合部330は、シートの長手方向に超音波プローブ300のスライド移動をガイドするガイド部である。
具体的には、プローブ側係合部330がシート側係合部と接触し嵌合し、嵌合することで超音波プローブ300のY方向における移動を制限する。Y方向における移動が制限された結果、ユーザーが超音波プローブ300を移動する際にシートの長手方向(X方向)に沿って移動が規定される。
図2に、超音波プローブの比較例800を示す。図2に示す比較例の超音波プローブ800は、本実施形態の超音波プローブ300とは異なり、超音波プローブ800の長手方向の先端部分に超音波センサー部810が設けられている。このような超音波プローブでは、プローブを被検体表面に垂直に安定に保持しながら測定を行うことが難しい。
一方、本実施形態の超音波プローブ300は、図1に示すようにマウス型の形状であるから、プローブの重心位置又は重心位置に近い位置に超音波センサー部を設けることができる。このようにすることで、プローブを被検体表面に垂直に安定に保持しながら測定を行うことが容易になる。
図3(A)、図3(B)に、本実施形態の超音波プローブ300の第1の構成例を示す。第1の構成例の超音波プローブ300は、超音波センサー部310、第1及び第2の係合部330−1、330−2、プローブ側溝部340を含む。なお、本実施形態の超音波プローブ300は図3(A)、図3(B)の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えばプローブ側溝部340を省略することもできる。
図3(A)は、Z方向側、即ち測定時に被検体側に向く面であるセンサー面320の側から見た図であり、図3(B)は−X方向側から見た図である。なお、X、Y、Zの各方向は図1に示したものと対応する。
図3(A)に示す超音波プローブ300のセンサー面320は、Z方向側から見る平面視で矩形形状に近い形状を有する。具体的には、矩形の4隅を丸く変形させた形状を有する。
超音波センサー部310は、既に図1で説明したのでここでは詳細な説明を省略する。なお、超音波センサー部310の超音波出射面がセンサー面320と同一面内に設けられる必要はなく、超音波センサー部310の一部(例えば音響レンズなど)がセンサー面320からZ方向に迫り出していてもよい。或いは逆に超音波センサー部310の超音波出射面がセンサー面320から−Z方向に後退していてもよい。
第1及び第2の係合部330−1、330−2は、長手方向がX方向になるようにセンサー面320に設けられ、シートの長手方向に超音波プローブ300の移動をガイドする。第1の係合部330−1は、センサー面320の中心を通りX方向に平行な中心軸に対して−Y方向側に設けられ、第2の係合部330−2は、センサー面320の中心を通りX方向に平行な中心軸に対して+Y方向側に設けられる。
第1、第2の係合部330−1、330−2は、例えば図3(A)、図3(B)に示すように、X方向に長さを有し、Y方向に幅を有し、Z方向(被検体側)に突出する部材であって、Y方向に沿う断面は矩形又はそれに近い形状である。なお、第1、第2の係合部330−1、330−2は同一形状でなくてもよく、例えば第1の係合部330−1の長さが第2の係合部330−2の長さより長くてもよいし、第1の係合部330−1の幅が第2の係合部330−2の幅より広くてもよい。或いは、第1の係合部330−1と第2の係合部330−2との断面形状が異なってもよい。例えば第1の係合部330−1のZ方向の厚さが第2の係合部330−2のZ方向の厚さより厚くてもよい。
プローブ側溝部340は、X方向に長さ、Y方向に幅、−Z方向に深さを有し、センサー面320に開口する溝部であって、センサー面320において長手方向がX方向になるように設けられる。即ち、プローブ側溝部340は、シート側係合部とプローブ側係合部330とが係合する際に、シート200の長手方向になるように設けられる。プローブ側溝部340は、Y方向に沿う断面において凹形状を有する。プローブ側溝部340は、例えば図3(A)、図3(B)に示すように、センサー面320において超音波センサー部310に対して+X方向側の領域と−Y方向側の領域とにそれぞれ複数設けられてもよい。プローブ側溝部340の数は、図示したものに限定されない。複数のプローブ側溝部340の各溝部は同一形状でなくてもよく、例えば各溝部の長さ、幅、深さなどがそれぞれ異なっていてもよい。また、各溝部は互いに平行でなくてもよい。
プローブ側溝部340を設けることで、超音波プローブ300をX方向に移動させながら超音波測定を行う場合に、被検体表面又はシートに塗布したジェルをプローブ側溝部340を通して超音波センサー部310の出射面に効率的に集めることができる。こうすることで超音波センサー部310とシートとの間に空気が入ることを防止できる。
図4(A)、図4(B)に、本実施形態の超音波プローブ300の第1の構成例の変形例を示す。第1の構成例の変形例では、超音波センサー部310は、超音波トランスデューサーデバイスのスキャン方向がセンサー面320の長手方向に平行になるようにセンサー面320に設けられる。第1、第2の係合部330−1、330−2は、超音波プローブ300のセンサー面320の長手方向への移動をガイドする。即ち、超音波プローブ300のスキャン方向への移動をガイドすることができる。
このように本実施形態の超音波プローブ300の第1の構成例の変形例によれば、超音波プローブ300を所望の軌道に沿ってスキャン方向に移動させながら超音波測定を行って、所望の軌道に沿った複数の超音波画像を容易に取得することができる。その結果、例えば所望の軌道に沿った超音波パノラマ画像を得ることなどが可能になる。
図5(A)、図5(B)に、本実施形態の超音波プローブ300の第2の構成例を示す。第2の構成例の超音波プローブ300は、超音波センサー部310、第1〜第4の係合部330−1〜330−4、プローブ側溝部340を含む。なお、本実施形態の超音波プローブ300は図5の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えばプローブ側溝部340を省略することもできる。
図5(A)は、Z方向側、即ち測定時に被検体側に向く面であるセンサー面320の側から見た図であり、図5(B)は−X方向側から見た図である。なお、X、Y、Zの各方向は図1に示したものと対応する。
超音波センサー部310は、既に図1、図3(A)、図3(B)で説明したので、ここでは詳細な説明を省略する。
第1〜第4の係合部330−1〜330−4は、センサー面320の第1〜第4のコーナー部に設けられ、シートの長手方向に超音波プローブ300の移動をガイドする。
センサー面320において超音波センサー部310が設けられる領域のX座標xの範囲をxa≦x≦xbとし、Y座標yの範囲をya≦y≦ybとした場合に、第1のコーナー部とは、センサー面320においてx<xaかつy<yaである領域である。また、第2のコーナー部とは、センサー面320においてx<xaかつy>ybである領域であり、第3のコーナー部とは、センサー面320においてx>xbかつy<yaである領域であり、第4のコーナー部とは、センサー面320においてx>xbかつy>ybである領域である。
第1〜第4の係合部330−1〜330−4は、例えば図5(A)、図5(B)に示すように、X方向に長さ、Y方向に幅を有し、センサー面320からZ方向(被検体側)に突出する部材であって、Y方向に沿う断面は矩形又はそれに近い形状である。なお、第1〜第4の係合部330−1〜330−4の形状は、図示したものに限定されず、例えば円柱形状や楕円柱形状などであってもよい。また第1〜第4の係合部330−1〜330−4はそれぞれ異なる形状であってもよい。また第1〜第4の係合部330−1〜330−4は、センサー面320の中心を通りX方向に平行な中心軸、或いはセンサー面320の中心を通りY方向に平行な中心軸に対して互いに対称に配置されなくてもよい。
プローブ側溝部340は、既に図3(A)、図3(B)で説明したので、ここでは詳細な説明を省略する。
図6(A)、図6(B)に、本実施形態の超音波プローブ300による超音波測定の第1の例を示す。ここでは第1の構成例の超音波プローブ300とシート200とを用いる場合を示す。図6(A)は、−Z方向側、即ちセンサー面320の反対側から見た図であり、図6(B)は−X方向側から見た図である。
シート200は、超音波プローブ300と被検体との間に配置して使用されるシートであって、超音波を透過する超音波透過媒体で構成され、超音波測定の際に被検体表面に固定される。超音波プローブ300は、シート200を介して被検体(対象物)に対して超音波を出射する。シート200は、超音波センサー部310から出射される超音波を被検体に伝達することができる。
シート200は、超音波測定の際に超音波センサー部310と被検体との間の音響整合(音響インピーダンスマッチング)を確保するために超音波プローブ300と被検体との間に設けられる超音波を透過するシートである。
シート200は、プローブ側係合部330と係合するシート側係合部を有する。シート側係合部は、シート200の一部であって、プローブ側係合部330と係合できる状態であればよく、特別な構造を持たなくてもよい。例えば図6(A)、図6(B)に示すように、シート側係合部はシート200の幅方向の端部であってもよい。
第1の係合部330−1がシート200の−Y方向側の端部と係合し、第2の係合部330−2がシート200のY方向側の端部と係合することで、シート200の長手方向(X方向)に超音波プローブ300の移動をガイドすることができる。具体的には、第1、第2の係合部330−1、330−2が1対の係合部としてシート200のY方向側の端部及び−Y方向側の端部と接触し、シート200と嵌合することで、超音波プローブ300の移動をガイドすることができる。即ち、シート200の−Y方向側の端部の面(端面)とその面に対向する第1の係合部330−1の面とが接触し、シート200のY方向側の端部の面とその面に対向する第2の係合部330−2の面とが接触し、面と垂直な方向であるY方向における超音波プローブ300の移動を制限することができる。
シート200の端部とは、シート200の外面を形成する6つの面のうち+Y方向側の面とその近傍を含む部分及び−Y方向側の面とその近傍を含む部分である。
第1、第2の係合部330−1、330−2の高さDAは、シート200の厚さDB以下である。なお、第1、第2の係合部330−1、330−2のそれぞれの高さDAは異なってもよい。
図6(A)、図6(B)では、例として超音波プローブ300の第1の構成例(図3(A)、図3(B))の場合を示すが、第1の構成例の変形例(図4(A)、図4(B))の場合も同様である。また、第2の構成例(図5(A)、図5(B))の場合も同様である。即ち、第1、第3の係合部330−1、330−3がシート200の−Y方向側の端部と係合し、第2、第4の係合部330−2、330−4がシート200のY方向側の端部と係合することで、シート200の長手方向(X方向)に超音波プローブ300の移動をガイドすることができる。
図7(A)、図7(B)に、本実施形態の超音波プローブ300による超音波測定の第2の例を示す。ここでは第1の構成例の超音波プローブ300とシート200とを用いる場合を示す。図7(A)は、−Z方向側、即ちセンサー面320の反対側から見た図であり、図7(B)は−X方向側から見た図である。
図7(A)、図7(B)に示すシート200は、シート200の長手方向(X方向)に沿って設けられる第1、第2の溝部(シート側係合部)220−1、220−2を含む。第1、第2の溝部220−1、220−2は、超音波プローブ300の移動をガイドする溝部である。
第1、第2の溝部220−1、220−2は、シート200の超音波プローブ300側の面に設けられ、X方向に長さ、Y方向に幅、Z方向に深さを有し、シート200の超音波プローブ300側の面に開口する溝部である。第1、第2の溝部220−1、220−2は、Y方向に沿う断面において凹形状を有する。第1の溝部220−1は、シート200の長手方向(X方向)に沿う中心軸に対して−Y方向側に設けられ、第1の溝部220−1は、シート200の長手方向(X方向)に沿う中心軸に対して+Y方向側に設けられる。
第1の係合部330−1がシート200の第1の溝部220−1と嵌合(広義には係合)し、第2の係合部330−2がシート200の第2の溝部220−2と嵌合することで、シート200の長手方向(X方向)に超音波プローブ300の移動をガイドすることができる。即ち、第1の係合部330−1の面とその面に対向する第1の溝部220−1の面とが接触し、第2の係合部330−2の面とその面に対向する第2の溝部220−2の面とが接触し、面と垂直な方向であるY方向における超音波プローブ300の移動を制限することができる。
第1、第2の係合部330−1、330−2のセンサー面320からの高さDAは、シート200の厚さDB以下である。なお、第1、第2の係合部330−1、330−2のそれぞれの高さDAは異なってもよい。第1、第2の係合部330−1、330−2の高さDAは、センサー面320からZ方向に突出した先端までの長さである。
図7(A)、図7(B)では、例として超音波プローブ300の第1の構成例(図3(A)、図3(B))の場合を示すが、第1の構成例の変形例(図4(A)、図4(B))の場合も同様である。また、第2の構成例(図5(A)、図5(B))の場合も同様である。即ち、第1、第3の係合部330−1、330−3がシート200の第1の溝部220−1と係合し、第2、第4の係合部330−2、330−4がシート200の第2の溝部220−2と係合することでシート200の長手方向(X方向)に超音波プローブ300の移動をガイドすることができる。
2.シート
図8(A)、図8(B)に、本実施形態のシート200の構成例を示す。シート200は、超音波透過媒体210、溝部(シート側係合部)220(220−1、220−2)を含む。具体的には、超音波透過媒体210として、ベースシート212、第1及び第2のジェル層214−1、214−2を含む。また、溝部220として、第1及び第2の溝部220−1、220−2を含む。なお、シート200は図8(A)、図8(B)の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
図8(A)、図8(B)では、シート200の長手方向をX方向とし、X方向に直交する方向をY方向とし、超音波測定時に超音波が出射される方向(被検体に向く方向)であってX方向及びY方向に直交する方向をZ方向とする。
図8(A)は、シート200を−Z方向側、即ち超音波測定時に超音波プローブがセットされる側から見た図(上面図)である。また、図8(B)は、シート200のY方向における断面図である。
超音波透過媒体210は、超音波を透過し、音響インピーダンスが人体に近く、減衰が少ない材料で形成されることが望ましい。例えば、オイルゲル、アクリルアミド、ハイドロゲルなどで形成される。そして、この超音波透過媒体210は、被検体に密着して使用される。
ベースシート212は、シート200の基材であって、測定時に圧力が加わっても形状が変化しにくいものが望ましい。第1のジェル層214−1は、ベースシート212の溝部220−1、220−2が設けられたシート面の反対側のシート面、即ちベースシート212の被検体側の面に設けられる。また、第2のジェル層214−2は、ベースシート212の溝部220−1、220−2が設けられたシート面、即ちベースシート212の超音波プローブ側の面に設けられる。第1、第2のジェル層214−1、214−2は、測定時に超音波プローブ及び被検体に密着するように、形状が容易に変形するものが望ましい。なお、第1、第2のジェル層214−1、214−2のいずれか一方、又は両方を設けない構成にしてもよい。例えば第2のジェル層214−2を設けずに、超音波測定時にベースシート212の超音波プローブ側の面にジェルを塗布してもよい。
第1、第2の溝部220−1、220−2は、シート200の超音波プローブ側(−Z方向側)の面に設けられ、X方向に長さ、Y方向に幅、Z方向に深さを有し、シート200の超音波プローブ側の面に開口する溝部である。第1、第2の溝部220−1、220−2は、Y方向に沿う断面において凹形状を有する。第1の溝部220−1は、シート200の長手方向(X方向)に沿う中心軸に対して−Y方向側に設けられ、第1の溝部220−1は、シート200の長手方向(X方向)に沿う中心軸に対して+Y方向側に設けられる。
第1、第2の溝部220−1、220−2は、少なくともベースシート212に形成される。ベースシート212は測定時に圧力が加わっても形状が変化しにくいので、溝部220−1、220−2が変形することを防止できる。例えば図8(B)に示すように、第2のジェル層214−2が設けられる場合には、ベースシート212及び第2のジェル層214−2に溝部220が形成される。
図8(C)に、シート200の変形例を示す。この変形例では、溝部220の開口の幅は、溝部220の底面の幅よりも大きい。例えば、図8(C)に示すように、第1の溝部220−1の開口の幅WAは底面の幅WBよりも大きい。第2の溝部220−2についても同様である。開口の幅WAは、第1、第2の溝部220−1、220−2の超音波プローブ側の面に開口した開口部のY方向の長さである。底面の幅WBは、第1、第2の溝部220−1、220−2の開口部に対向する底面のY方向の長さである。
このようにすることで、超音波プローブの様々な形状のプローブ側係合部と係合することができるから、シート200の汎用性を高めることなどができる。また、摩耗したプローブ側係合部に対応することが可能になる。
なお、第1、第2の溝部220−1、220−2の形状は、図8(A)、図8(B)、図8(C)に示したものに限定されない。また、第1、第2の溝部220−1、220−2が互いに異なる形状であってもよい。
図9(A)は、シート200によりガイドされた超音波プローブ300の移動を説明する図である。シート200の長手方向をX方向とする。
上述したように、被検体に固定されたシート200の端部又は溝部220と超音波プローブ300のプローブ側係合部330とが係合することで、シート200の長手方向(X方向)に超音波プローブ300の移動をガイドすることができる。
図9(A)に示すように、ユーザーは被検体の測定対象部位(関心領域)にシート200を固定して、その上に超音波プローブ300をセットする。このときスキャン方向又はスライス方向がX方向に平行になるようにセットされる。超音波プローブ300のY方向における移動は制限されるが、X方向における移動は制限されない。即ち、超音波プローブ300は、シート200の長手方向に自由に移動することができる。その結果、シート200によって規定される軌道に沿って、超音波プローブ300をスキャン方向又はスライス方向に確実に移動させることができる。また、被検体の形状などに合わせてシート200を固定することができるから、超音波プローブ300を様々な測定部位の形状や被検体の体型などに合わせて正確に移動させることができる。
このように超音波プローブ300を所定の軌道に沿って移動させながら超音波測定を行うことができるから、例えば測定対象部位について所定の軌道に沿った複数の超音波画像を容易に取得することなどが可能になる。そして所定の軌道に沿った複数の超音波画像に基づいて超音波パノラマ画像又は3次元超音波画像を得ることなどが可能になる。
図9(B)は、本実施形態の超音波測定システム400による3次元超音波画像の生成を説明する図である。3次元超音波画像とは、超音波プローブを所定の軌道に沿ってスライス方向に移動させながら複数の超音波画像データ(Bモード画像データ)を取得し、取得した複数の超音波画像データを結合(合成)することにより得られる3次元的な超音波画像である。
ユーザーは、シート200の長手方向(X方向)に、即ちシート200によって規定される軌道に沿って、超音波プローブ300を移動させながら測定を行うことができる。このようにすることで、超音波測定システム400は、例えば図9(B)に示すように、スキャン方向(Y方向)に幅WS(スキャン幅)を有し、スライス方向(X方向)に長さLAを有し、深さ方向(Z方向)に深さDAを有する領域についてBモード画像データBM1〜BMn(nは2以上の整数)を取得することができる。
超音波測定システム400の処理部130(図12)は、取得したBモード画像データBM1〜BMnに基づいて、幅WS、長さLA、深さDAの領域における3次元超音波画像を生成することができる。長さLA、即ち超音波プローブの移動距離は、シート200の長手方向の長さに規定される。
上述したように本実施形態の超音波プローブ300及びシート200によれば、シートによって規定される軌道に沿って超音波プローブを正確に移動させることができるから、超音波プローブの移動距離が長い場合であっても正確に所定の軌道に沿って超音波プローブを移動させることができる。その結果、広い範囲にわたって正確なパノラマ画像又は3次元超音波画像を取得することなどが可能になる。
また、本実施形態の超音波測定システム400によれば、Bモード画像データBM1〜BMnに基づいて、Cモード画像CMを生成することもできる。ここでCモード画像CMとは、例えば図9(B)に示すように、幅WS、長さLA、深さDBの断面に関する超音波画像である。
以上説明したように、本実施形態の超音波プローブ300及びシート200によれば、超音波プローブのプローブ側係合部とシートの端部又は溝部とが係合することにより、シートの長手方向に超音波プローブの移動をガイドすることができる。その結果、ユーザーがシートによって規定される軌道に沿って超音波プローブを正確に移動させながら複数の超音波画像を取得することなどが、簡素な構成で容易に行うことができる。さらにこのようにして取得した複数の超音波画像に基づいて、超音波パノラマ画像又は3次元超音波画像を得ることなどが可能になる。
3.超音波トランスデューサーデバイス
本実施形態の超音波プローブ300の超音波センサー部310は、超音波トランスデューサーデバイス312を有する。図10(A)、図10(B)に、超音波トランスデューサーデバイス312が有する超音波トランスデューサー素子10(薄膜圧電型超音波トランスデューサー素子)の基本的な構成例を示す。超音波トランスデューサー素子10は、振動膜42と、圧電素子部とを有する。圧電素子部は、第1電極層21、圧電体膜30、第2電極層22を有する。なお、本実施形態の超音波トランスデューサー素子10は図10(A)、図10(B)の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
図10(A)は、基板60(シリコン基板)に形成された超音波トランスデューサー素子10の、素子形成面側の基板に垂直な方向から見た平面図である。図10(B)は、図10(A)のA−A’に沿った断面を示す断面図である。
第1電極層21(下部電極)は、振動膜42の上層に例えば金属薄膜で形成される。この第1電極層21は、図10(A)に示すように素子形成領域の外側へ延長され、隣接する超音波トランスデューサー素子10に接続される配線であってもよい。
圧電体膜30(圧電体層)は、例えばPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)薄膜により形成され、第1電極層21の少なくとも一部を覆うように設けられる。なお、圧電体膜30の材料は、PZTに限定されるものではなく、例えばチタン酸鉛(PbTiO)、ジルコン酸鉛(PbZrO)、チタン酸鉛ランタン((Pb、La)TiO)などを用いてもよい。
第2電極層22(上部電極)は、例えば金属薄膜で形成され、圧電体膜30の少なくとも一部を覆うように設けられる。この第2電極層22は、図10(A)に示すように素子形成領域の外側へ延長され、隣接する超音波トランスデューサー素子10に接続される配線であってもよい。
振動膜42(メンブレン)は、例えばSiO薄膜とZrO薄膜との2層構造により開口45を塞ぐように設けられる。この振動膜42は、圧電体膜30及び第1、第2電極層21、22を支持すると共に、圧電体膜30の伸縮に従って振動し、超音波を発生させることができる。
開口45は、基板60に配置される。開口45による空洞領域40は、基板60の裏面(素子が形成されない面)側から反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)等によりエッチングすることで形成される。この空洞領域40の形成によって振動可能になった振動膜42のサイズによって超音波の共振周波数が決定され、その超音波は圧電体膜30側(図10(A)において紙面奥から手前方向)に放射される。
超音波トランスデューサー素子10の下部電極は、第1電極層21により形成され、上部電極は、第2電極層22により形成される。具体的には、第1電極層21のうちの圧電体膜30に覆われた部分が下部電極を形成し、第2電極層22のうちの圧電体膜30を覆う部分が上部電極を形成する。即ち、圧電体膜30は、下部電極と上部電極に挟まれて設けられる。
圧電体膜30は、下部電極と上部電極との間、即ち第1電極層21と第2電極層22との間に電圧が印加されることで、面内方向に伸縮する。超音波トランスデューサー素子10は、薄手の圧電素子部と振動膜42を貼り合わせたモノモルフ(ユニモルフ)構造を用いており、圧電素子部が面内で伸び縮みすると貼り合わせた振動膜42の寸法はそのままであるため反りが生じる。従って、圧電体膜30に交流電圧を印加することで、振動膜42が膜厚方向に対して振動し、この振動膜42の振動により超音波が放射される。圧電体膜30に印加される電圧は、例えば10〜30Vであり、周波数は例えば1〜10MHzである。
バルクの超音波トランスデューサー素子の駆動電圧がピークからピークで100V程度であるのに対して、図10(A)、図10(B)に示すような薄膜圧電型超音波トランスデューサー素子では、駆動電圧をピークからピークで10〜30V程度に小さくすることができる。
超音波トランスデューサー素子10は、出射された超音波が対象物で反射されて戻ってくる超音波エコーを受信する受信素子としても動作する。超音波エコーにより振動膜42が振動し、この振動によって圧電体膜30に圧力が加わり、下部電極と上部電極との間に電圧が発生する。この電圧を受信信号として取り出すことができる。
図11に、本実施形態の超音波プローブ300が有する超音波トランスデューサーデバイス312の構成例を示す。本構成例の超音波トランスデューサーデバイス312は、アレイ状に配置された複数の超音波トランスデューサー素子10、第1〜第n(nは2以上の整数)の駆動電極線DL1〜DLn、第1〜第m(mは2以上の整数)のコモン電極線CL1〜CLmを含む。図11では、例としてm=8、n=12の場合を示すが、これ以外の値であってもよい。なお、本実施形態の超音波トランスデューサーデバイス312は図11の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
複数の超音波トランスデューサー素子10は、m行n列のマトリックス状に配置される。例えば図11に示すように、X方向に8行、そしてX方向に交差するY方向に12列に配置される。超音波トランスデューサー素子10は、例えば図10(A)、図10(B)に示した構成とすることができる。
第1〜第12(広義には第n)の駆動電極線DL1〜DL12は、X方向に配線される。第1〜第12の駆動電極線DL1〜DL12のうちの第j(jは1≦j≦12である整数)の駆動電極線DLjは、第j列に配置される各超音波トランスデューサー素子10が有する第1の電極に接続される。
超音波を出射する送信期間には、後述する送信部110が出力する第1〜第12の送信信号VT1〜VT12が駆動電極線DL1〜DL12を介して各超音波トランスデューサー素子10に供給される。また、超音波エコー信号を受信する受信期間には、超音波トランスデューサー素子10からの受信信号VR1〜VR12が駆動電極線DL1〜DL12を介して後述する受信部120に出力される。
第1〜第8(広義には第m)のコモン電極線CL1〜CL8は、Y方向に配線される。超音波トランスデューサー素子10が有する第2の電極は、第1〜第mのコモン電極線CL1〜CLmのうちのいずれかに接続される。具体的には、例えば図11に示すように、第1〜第8のコモン電極線CL1〜CL8のうちの第i(iは1≦i≦8である整数)のコモン電極線CLiは、第i列に配置される各超音波トランスデューサー素子10が有する第2の電極に接続される。
第1〜第8のコモン電極線CL1〜CL8には、コモン電圧VCOMが供給される。このコモン電圧は一定の直流電圧であればよく、0V即ちグランド電位(接地電位)でなくてもよい。
例えば第1行第1列の超音波トランスデューサー素子10については、第1の電極が駆動電極線DL1に接続され、第2の電極が第1のコモン電極線CL1に接続される。また、例えば第4行第6列の超音波トランスデューサー素子10については、第1の電極が第6の駆動電極線DL6に接続され、第2の電極が第4のコモン電極線CL4に接続される。
なお、超音波トランスデューサー素子10の配置は、図11に示すm行n列のマトリックス配置に限定されない。例えば奇数番目の列にm個の超音波トランスデューサー素子10が配置され、偶数番目の列にm−1個の超音波トランスデューサー素子10が配置される、いわゆる千鳥配置であってもよい。
超音波トランスデューサーデバイス312に含まれる素子は、上述した薄膜圧電型超音波トランスデューサー素子に限定されず、例えばバルク圧電型超音波トランスデューサー素子であってもよいし、或いは容量性微細加工超音波トランスデューサー素子(CMUT:Capacitive Micromachined Ultrasonic Transducer)であってもよい。
4.超音波測定システム
図12に、本実施形態の超音波測定システム400の基本的な構成例を示す。超音波測定システム400は、シート200、超音波プローブ300、送信部110、受信部120、処理部130、表示部410を含む。
シート200及び超音波プローブ300については既に説明したので、ここでは詳細な説明を省略する。
送信部110は、超音波の送信処理を行う。具体的には、送信部110が超音波プローブ300に対して送信信号(駆動信号)を出力し、超音波プローブ300が有する超音波トランスデューサーデバイス312が電気信号である送信信号を超音波に変換して、対象物に対して超音波を出射する。送信部110の少なくとも一部は、超音波プローブ300に設けられてもよい。
受信部120は、超音波エコーの受信処理を行う。具体的には、超音波プローブ300が有する超音波トランスデューサーデバイス312が対象物からの超音波エコーを電気信号に変換する。そして受信部120は、超音波トランスデューサーデバイス312からの電気信号である受信信号(アナログ信号)に対して増幅、検波、A/D変換、位相合わせなどの受信処理を行い、受信処理後の信号である受信信号(デジタルデータ)を処理部130に対して出力する。受信部120の少なくとも一部は、超音波プローブ300に設けられてもよい。
処理部130は、超音波測定の制御処理や受信部120からの受信信号に基づいて画像データの生成処理などを行う。例えば、処理部130は、シート200の長手方向に沿って複数の超音波画像データを取得し、取得された複数の超音波画像に基づいて、シート200の長手方向における超音波パノラマ画像を生成することができる。生成された画像データは表示部410に出力される。
表示部410は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置であって、処理部130からの表示用画像データを表示する。
図13(A)、図13(B)に、超音波測定システム400の具体的な構成例を示す。図13(A)は携帯型の超音波測定システム400を示し、図13(B)は据置型の超音波測定システム400を示す。
測定時には、被検体の測定対象部位(関心領域)にシート200を固定して、その上に超音波プローブ300をセットする。超音波プローブ300は、ケーブル350により超音波測定システム本体に接続される。表示部410は、表示用画像データを表示する。
上述したように、本実施形態の超音波測定システム400によれば、所望の軌道に沿って超音波プローブを正確に移動させながら複数の超音波画像を取得することなどが、簡素な構成で容易に行うことができる。さらにこのようにして取得した複数の超音波画像に基づいて、超音波パノラマ画像又は3次元超音波画像を得ることなどが可能になる。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また超音波測定システム、超音波プローブ及びシートの構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 超音波トランスデューサー素子、21 第1電極層(下部電極)、
22 第2電極層(上部電極)、30 圧電体膜(圧電体層)、40 空洞領域、
42 振動膜、45 開口、60 基板、
110 送信部、120 受信部、130 処理部、
200 シート、210 超音波透過媒体、212 ベースシート、
214−1、214−2 ジェル層、
220、220−1、220−2 溝部(シート側係合部)、
300 超音波プローブ、310 超音波センサー部、
312 超音波トランスデューサーデバイス、320 センサー面、
330、330−1〜330−4 プローブ側係合部、340 プローブ側溝部、
350 ケーブル、400 超音波測定システム、410 表示部
800 超音波プローブ(比較例)、810 超音波センサー部(比較例)

Claims (17)

  1. 超音波センサー部を有する超音波プローブと、
    前記超音波センサー部から出射される超音波を被検体に伝達可能なシートとを含み、
    前記超音波プローブは、前記超音波センサー部が前記シートのシート面に向く位置でスライド移動可能に前記シートのシート側係合部と係合するプローブ側係合部を有することを特徴とする超音波測定システム。
  2. 請求項1において、
    前記シート側係合部は、前記シートの幅方向の端部であることを特徴とする超音波測定システム。
  3. 請求項1において、
    前記シート側係合部は、前記シート面に配置された溝部であることを特徴とする超音波測定システム。
  4. 請求項3において、
    前記プローブ側係合部は、第1の係合部及び第2の係合部を含み、
    前記溝部は、第1の溝部及び第2の溝部を含み、
    前記第1の係合部は、前記第1の溝部と係合し、
    前記第2の係合部は、前記第2の溝部と係合することを特徴とする超音波測定システム。
  5. 請求項4において、
    前記超音波センサー部は、
    前記第1の係合部と前記第2の係合部との間に設けられることを特徴とする超音波測定システム。
  6. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記超音波プローブは、前記超音波センサー部が設けられ、平面視で矩形形状を有するセンサー面を備え、
    前記プローブ側係合部は、前記平面視で前記センサー面の4個のコーナー部に設けられる第1の係合部、第2の係合部、第3の係合部、第4の係合部を含むことを特徴とする超音波測定システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記プローブ側係合部は、前記シートの長手方向に前記超音波プローブの移動をガイドするガイド部であることを特徴とする超音波測定システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記超音波プローブは、
    前記超音波センサー部が設けられるセンサー面と、
    前記センサー面に設けられるプローブ側溝部とを有し、
    前記プローブ側溝部は、前記シート側係合部と前記プローブ側係合部とが係合する際に、前記シートの長手方向になるように設けられることを特徴とする超音波測定システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記超音波プローブは、
    前記超音波センサー部が設けられるセンサー面を有し、
    前記プローブ側係合部の前記センサー面からの高さは、前記シートの厚さ以下であることを特徴とする超音波測定システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    超音波の送信処理を行う送信部と、
    超音波エコーの受信処理を行う受信部と、
    超音波測定の制御処理を行う処理部とを含み、
    前記処理部は、前記受信部からの受信信号に基づいて、前記シートの長手方向における超音波パノラマ画像を生成することを特徴とする超音波測定システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    表示用画像データを表示する表示部を含むことを特徴とする超音波測定システム。
  12. 超音波センサー部と、
    前記超音波センサー部が備えられるセンサー面に設けられる係合部とを含み、
    前記係合部は、超音波プローブと被検体との間に配置して使用されるシートが有するシート側係合部と係合して、前記超音波センサー部が前記シートのシート面に向く位置でのスライド移動をガイドすることを特徴とする超音波プローブ。
  13. 超音波プローブと被検体との間に配置して使用されるシートであって、
    超音波透過媒体と、
    前記超音波プローブが有するプローブ側係合部と係合する係合部とを含み、
    前記係合部は、前記プローブ側係合部と係合して、シート面に沿う前記超音波プローブのスライド移動をガイドすることを特徴とするシート。
  14. 請求項13において、
    前記係合部は、前記シートの長手方向に前記超音波プローブのスライド移動をガイドすることを特徴とするシート。
  15. 請求項13または14において、
    前記係合部は、前記シート面に配置された溝部であることを特徴とするシート。
  16. 請求項13乃至15のいずれかにおいて、
    前記超音波透過媒体は、
    基材であるベースシートと、
    前記ベースシートの前記溝部が設けられたシート面の反対側のシート面に設けられる第1のジェル層とを含むことを特徴とするシート。
  17. 請求項16において、
    前記超音波透過媒体は、
    前記ベースシートの前記溝部が設けられたシート面に設けられる第2のジェル層をさらに含むことを特徴とするシート。
JP2013071598A 2013-03-29 2013-03-29 超音波測定システム、超音波プローブ及びシート Withdrawn JP2014195499A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071598A JP2014195499A (ja) 2013-03-29 2013-03-29 超音波測定システム、超音波プローブ及びシート
CN201410101208.2A CN104068889A (zh) 2013-03-29 2014-03-18 超声波测定系统、超声波探测器及片材
US14/227,457 US20140290369A1 (en) 2013-03-29 2014-03-27 Ultrasonic measuring system, ultrasonic probe, and sheet member

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071598A JP2014195499A (ja) 2013-03-29 2013-03-29 超音波測定システム、超音波プローブ及びシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014195499A true JP2014195499A (ja) 2014-10-16
JP2014195499A5 JP2014195499A5 (ja) 2016-05-19

Family

ID=51590786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013071598A Withdrawn JP2014195499A (ja) 2013-03-29 2013-03-29 超音波測定システム、超音波プローブ及びシート

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140290369A1 (ja)
JP (1) JP2014195499A (ja)
CN (1) CN104068889A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022062196A (ja) * 2015-06-30 2022-04-19 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ フレキシブルトランスデューサを物体に結合するための装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI471558B (zh) * 2013-04-11 2015-02-01 Qisda Corp 偵測超音波探頭上塗膠狀態的方法
JP6547413B2 (ja) * 2015-05-20 2019-07-24 コニカミノルタ株式会社 医用音響カプラーおよび超音波画像診断装置
JP6805630B2 (ja) * 2016-08-24 2020-12-23 セイコーエプソン株式会社 超音波デバイス、超音波モジュール、及び超音波測定装置
US20180271484A1 (en) * 2017-03-21 2018-09-27 General Electric Company Method and systems for a hand-held automated breast ultrasound device
CN108209969A (zh) * 2017-12-28 2018-06-29 业成科技(成都)有限公司 贴片式心输出信号监测装置以及监测心输出信号的方法
CN108201449A (zh) * 2017-12-28 2018-06-26 业成科技(成都)有限公司 贴片式监测妊娠状态的装置以及监测妊娠状态的方法
CN112986401B (zh) * 2021-02-07 2023-02-10 阿塔米智能装备(北京)有限公司 一种超声检测浮动探头盘

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0364609U (ja) * 1989-10-31 1991-06-24
JP2008545502A (ja) * 2005-06-10 2008-12-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 患者又は動物の皮膚の表面にわたってプローブを案内するシステム
JP2011010716A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Toshiba Corp 超音波診断装置及び診断パラメータ計測用制御プログラム
JP2011217927A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Toshiba Corp 超音波診断装置
WO2012042794A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 パナソニック株式会社 超音波診断用アダプタ、超音波診断装置、及び、超音波診断方法
CN102697526A (zh) * 2012-06-15 2012-10-03 华东医院 超声浅表组织与器官容积扫描断层成像设备

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4155259A (en) * 1978-05-24 1979-05-22 General Electric Company Ultrasonic imaging system
JPS598309U (ja) * 1982-07-08 1984-01-19 株式会社東芝 穿刺用超音波プロ−ブ
US4930515A (en) * 1988-10-04 1990-06-05 Diasonics, Inc. Ultrasound probe with multi-orientation tip-mounted transducer
US5782766A (en) * 1995-03-31 1998-07-21 Siemens Medical Systems, Inc. Method and apparatus for generating and displaying panoramic ultrasound images
JP4850841B2 (ja) * 2005-10-04 2012-01-11 株式会社日立メディコ 超音波探触子及びそれを用いた超音波診断装置
US8540707B2 (en) * 2007-12-21 2013-09-24 St. Jude Medical, Atrial Fibrillation Division, Inc. Template system and methods
US8876720B2 (en) * 2008-08-05 2014-11-04 Guardsman Scientific, Inc. Peripheral ultrasound device providing pivotal adjustment of an imaging mechanism about two axes
AU2011289513B2 (en) * 2010-08-09 2014-05-29 C.R. Bard, Inc. Support and cover structures for an ultrasound probe head
CN201807094U (zh) * 2010-10-15 2011-04-27 重庆融海超声医学工程研究中心有限公司 一种绑带式超声治疗头

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0364609U (ja) * 1989-10-31 1991-06-24
JP2008545502A (ja) * 2005-06-10 2008-12-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 患者又は動物の皮膚の表面にわたってプローブを案内するシステム
JP2011010716A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Toshiba Corp 超音波診断装置及び診断パラメータ計測用制御プログラム
JP2011217927A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Toshiba Corp 超音波診断装置
WO2012042794A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 パナソニック株式会社 超音波診断用アダプタ、超音波診断装置、及び、超音波診断方法
CN102697526A (zh) * 2012-06-15 2012-10-03 华东医院 超声浅表组织与器官容积扫描断层成像设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022062196A (ja) * 2015-06-30 2022-04-19 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ フレキシブルトランスデューサを物体に結合するための装置
JP7222130B2 (ja) 2015-06-30 2023-02-14 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ フレキシブルトランスデューサを物体に結合するための装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN104068889A (zh) 2014-10-01
US20140290369A1 (en) 2014-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014195499A (ja) 超音波測定システム、超音波プローブ及びシート
US10608753B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus, probe head, ultrasonic probe, electronic machine, and ultrasonic diagnostic apparatus
US8182427B2 (en) Ultrasonic imaging apparatus and ultrasonic imaging method
US9924925B2 (en) Ultrasound transducer and ultrasound probe
JP2015016144A (ja) 超音波測定装置、超音波画像装置及び超音波測定方法
US10031226B2 (en) Ultrasonic measurement apparatus, ultrasonic diagnostic apparatus, and ultrasonic measurement method
JP6135185B2 (ja) 超音波トランスデューサーデバイス、ヘッドユニット、プローブ、超音波画像装置及び電子機器
US10441974B2 (en) Ultrasonic transducer and ultrasonic probe including the same
US20170119342A1 (en) Ultrasonic device, ultrasonic probe, and ultrasonic imaging apparatus
JP2014195498A (ja) シート及び超音波測定システム
JP6123423B2 (ja) 超音波プローブ、超音波測定装置及び超音波画像装置
JP6179290B2 (ja) 超音波測定装置、超音波画像装置及び超音波測定装置の制御方法
US20150196276A1 (en) Ultrasonic probe and method of manufacturing the same
US20140221840A1 (en) Ultrasound transducer, ultrasound probe including the same, and ultrasound diagnostic equipment including the ultrasound probe
JP6206033B2 (ja) 超音波トランスデューサーデバイス及び超音波測定装置
JP6135184B2 (ja) 超音波トランスデューサーデバイス、ヘッドユニット、プローブ及び超音波画像装置
US8663115B2 (en) Ultrasound probe and ultrasound diagnostic apparatus
JP6132337B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波画像構築方法
JP6024154B2 (ja) 超音波装置、プローブ、電子機器及び診断装置
JP2014197736A (ja) 超音波トランスデューサーデバイス、超音波トランスデューサーユニット、ヘッドユニット、超音波プローブ、超音波画像装置及び超音波トランスデューサーデバイスの制御方法
JP6186737B2 (ja) 超音波測定装置、超音波画像装置及び超音波測定方法
JP2014226186A (ja) 超音波測定装置及び超音波測定装置の制御方法
JP2014188148A (ja) 超音波測定装置、超音波トランスデューサーデバイス及び超音波画像装置
KR20150084635A (ko) 초음파 프로브 및 그 제조 방법
JP2008035903A (ja) 超音波診断装置および超音波診断画像生成方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160325

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160325

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160616

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170124

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170316