JP2014197735A - 超音波トランスデューサー装置およびプローブ並びに電子機器および超音波画像装置 - Google Patents

超音波トランスデューサー装置およびプローブ並びに電子機器および超音波画像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バッキング材から反射する超音波を効果的に抑制することができる超音波トランスデューサー装置を提供する。【解決手段】基板44の第1面に振動膜24が配置される。振動膜24上には圧電素子25が配置される。第1面と反対側の第2面にバッキング材56が重ねられる。基板44の厚み方向からの投影視で振動膜24に重なる位置の表面に第1散乱構造58a、61a、63aが形成される。第1散乱構造58a、61a、63aは第1散乱能を有する。基板44の厚み方向からの投影視で振動膜24外の位置の表面に第2散乱構造58b、61b、63bが形成される。第2散乱構造58b、61b、63bは第1散乱能よりも大きい第2散乱能を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、超音波トランスデューサー装置、並びに、それを利用したプローブ、電子機器および超音波画像装置等に関する。
いわゆる静電容量型の超音波トランスデューサー装置(cMUT)は一般に知られる。特許文献1に記載されるように、基板の表面に空間を挟んで振動膜が向き合わせられる。個々の振動膜ごとに空間は仕切り壁で仕切られる。基板の裏面にはバッキング材が重ねられる。仕切り壁はバッキング材に結合される。バッキング材の表面には複数本の溝が形成される。
米国特許第7321181号明細書
特許文献1ではバッキング材の表面に形成される溝から反射する超音波は溝内の材質に応じて減衰する。しかしながら、バッキング材の表面には溝が一様に形成される。基板とバッキング材との界面から超音波は反射する。反射した超音波は振動膜に影響することが懸念される。
本発明の少なくとも1つの態様によれば、バッキング材から反射する超音波を効果的に抑制することができる超音波トランスデューサー装置は提供されることができる。
(1)本発明の一態様は、第1面および前記第1面と反対側の第2面を有し、前記第1面に振動膜を有する基体と、前記振動膜上に配置される圧電素子と、前記基体の前記第2面に重ねられるバッキング材とを有し、前記バッキング材は、前記基体の厚み方向からの投影視で前記振動膜に重なる位置の表面に形成され、第1散乱能を有する第1散乱構造と、前記投影視で前記振動膜外の位置の表面に形成され、第1散乱能よりも大きい第2散乱能を有する第2散乱構造とを備える超音波トランスデューサー装置に関する。
振動膜が超音波振動すると、圧電素子の圧電効果に応じて圧電素子から電圧が出力される。こうして超音波は検出される。このとき、振動膜の超音波振動はバッキング材に伝達される。特に、超音波は基体とバッキング材との界面を通ってバッキング材に伝達される。このとき、第2散乱構造は第1散乱構造よりも強く反射波の減衰や超音波の乱反射および散乱に寄与する。こうしてバッキング材の界面から振動膜に再び超音波が戻ることは防止されることができる。
(2)前記第1散乱構造および前記第2散乱構造は凸形状および凹形状の少なくとも一方の形状を含むことができる。凸形状および凹形状は所望の散乱能を実現することができる。散乱能は適宜に設定されることができる。
(3)前記第2散乱構造は前記基体と接続する表面に形成されることができる。バッキング材から振動膜に再び超音波が戻ることは防止されることができる。
(4)前記バッキング材は、相互に重ねられる複数の板材から形成されることができる。このとき、前記複数の板材のうちの第1板材が備える前記第2散乱構造の第2散乱能は、前記複数の板材のうちの前記第1板材より前記振動膜からの距離が近い第2板材が備える前記第2散乱構造の第2散乱能より大きい。こうして振動膜から遠ざかるにつれて超音波の散乱は強められることができる。
(5)前記バッキング材は、相互に重ねられる複数の板材から形成されることができる。このとき、前記複数の板材のうち少なくとも2つの板材において、前記投影視で一致しない位置に前記凸形状および凹形状の少なくとも一方の形状の散乱構造体が形成されることができる。バッキング材の上下層で突形状や凹形状の重なり具合が調整されることで、簡単に反射波の減衰の度合いや超音波の乱反射および散乱の度合いは調整されることができる。
(6)前記バッキング材の表面には、前記振動膜および前記バッキング材の間に形成される空間と前記基体の外部空間とを相互に接続する直線状溝部が形成されることができる。直線状溝部は、振動膜およびバッキング材の間に形成される空間を相互に接続する。当該空間は密閉されない。空間に対して通気は確保される。当該空間は周囲の圧力変動に容易に追従することができる。こうして超音波トランスデューサー装置の破損は確実に回避されることができる。
(7)以上のような超音波トランスデューサー装置はプローブに組み込まれて利用されることができる。このとき、プローブは、超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置を支持する筐体とを備えればよい。
(8)超音波トランスデューサー装置は電子機器に組み込まれて利用されることができる。このとき、電子機器は超音波トランスデューサー装置を備えることができる。
(9)超音波トランスデューサー装置は超音波診断装置に組み込まれて利用されることができる。このとき、超音波診断装置は、超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置に接続されて、前記超音波トランスデューサー装置の出力に基づき画像を表示する表示装置とを備えればよい。
一実施形態に係る電子機器の一具体例すなわち超音波診断装置を概略的に示す外観図である。 超音波プローブの拡大正面図である。 第1実施形態に係る超音波トランスデューサー素子ユニットの拡大平面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 溝を示す補強板の拡大部分平面図である。 図3のB−B線に沿った拡大部分断面図である。 第2バッキング材の第1板材の拡大部分平面図である。 図6に対応し、他の実施形態に係る補強板の拡大部分断面図である。 図6に対応し、さらに他の実施形態に係る補強板の拡大部分断面図である。 他の実施形態に係る窪みを概略的に示すバッキング材または板材の拡大部分断面図である。 さらに他の実施形態に係る窪みを概略的に示すバッキング材または板材の拡大部分断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(1)超音波診断装置の全体構成
図1は本発明の一実施形態に係る電子機器の一具体例すなわち超音波診断装置11の構成を概略的に示す。超音波診断装置11は装置端末12と超音波プローブ(プローブ)13とを備える。装置端末12と超音波プローブ13とはケーブル14で相互に接続される。装置端末12と超音波プローブ13とはケーブル14を通じて電気信号をやりとりする。装置端末12にはディスプレイパネル(表示装置)15が組み込まれる。ディスプレイパネル15の画面は装置端末12の表面で露出する。装置端末12では、後述されるように、超音波プローブ13で検出された超音波に基づき画像が生成される。画像化された検出結果がディスプレイパネル15の画面に表示される。
図2に示されるように、超音波プローブ13は筐体16を有する。筐体16内には超音波トランスデューサー素子ユニット(以下「素子ユニット」という)17が収容される。素子ユニット17の表面は筐体16の表面で露出することができる。素子ユニット17は表面から超音波を出力するとともに超音波の反射波を受信する。その他、超音波プローブ13は、プローブ本体13aに着脱自在に連結されるプローブヘッド13bを備えることができる。このとき、素子ユニット17はプローブヘッド13bの筐体16内に組み込まれることができる。
図3は素子ユニット17の平面図を概略的に示す。素子ユニット17は基体21を備える。基体21には素子アレイ22が形成される。素子アレイ22は超音波トランスデューサー素子(以下「素子」という)23の配列で構成される。配列は複数行複数列のマトリクスで形成される。その他、配列では千鳥配置が確立されてもよい。千鳥配置では偶数列の素子23群は奇数列の素子23群に対して行ピッチの2分の1でずらされればよい。奇数列および偶数列の一方の素子数は他方の素子数に比べて1つ少なくてもよい。
個々の素子23は振動膜24を備える。図3では振動膜24の膜面に直交する方向の平面視(基板の厚み方向からの平面視)で振動膜24の輪郭が点線で描かれる。輪郭の内側は振動膜24の領域内に相当する。輪郭の外側は振動膜24の領域外に相当する。振動膜24上には圧電素子25が形成される。圧電素子25は上電極26、下電極27および圧電体膜28で構成される。個々の素子23ごとに上電極26および下電極27の間に圧電体膜28が挟まれる。これらは下電極27、圧電体膜28および上電極26の順番で重ねられる。素子ユニット17は1枚の超音波トランスデューサー素子チップとして構成される。
基体21の表面には複数本の第1導電体29が形成される。第1導電体29は配列の行方向に相互に平行に延びる。1行の素子23ごとに1本の第1導電体29が割り当てられる。1本の第1導電体29は配列の行方向に並ぶ素子23の圧電体膜28に共通に接続される。第1導電体29は個々の素子23ごとに上電極26を形成する。第1導電体29の両端は1対の引き出し配線31にそれぞれ接続される。引き出し配線31は配列の列方向に相互に平行に延びる。したがって、全ての第1導電体29は同一長さを有する。こうしてマトリクス全体の素子23に共通に上電極26は接続される。第1導電体29は例えばイリジウム(Ir)で形成されることができる。ただし、第1導電体29にはその他の導電材が利用されてもよい。
基体21の表面には複数本の第2導電体32が形成される。第2導電体32は配列の列方向に相互に平行に延びる。1列の素子23ごとに1本の第2導電体32が割り当てられる。1本の第2導電体32は配列の列方向に並ぶ素子23の圧電体膜28に共通に配置される。第2導電体32は個々の素子23ごとに下電極27を形成する。第2導電体32には例えばチタン(Ti)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)およびチタン(Ti)の積層膜が用いられることができる。ただし、第2導電体32にはその他の導電材が利用されてもよい。
列ごとに素子23の通電は切り替えられる。こうした通電の切り替えに応じてリニアスキャンやセクタースキャンは実現される。1列の素子23は同時に超音波を出力することから、1列の個数すなわち配列の行数は超音波の出力レベルに応じて決定されることができる。行数は例えば10〜15行程度に設定されればよい。図中では省略されて5行が描かれる。配列の列数はスキャンの範囲の広がりに応じて決定されることができる。列数は例えば128列や256列に設定されればよい。図中では省略されて8列が描かれる。上電極26および下電極27の役割は入れ替えられてもよい。すなわち、マトリクス全体の素子23に共通に下電極が接続される一方で、配列の列ごとに共通に素子23に上電極が接続されてもよい。
基体21の輪郭は、相互に平行な1対の直線で仕切られて対向する第1辺21aおよび第2辺21bを有する。第1辺21aと素子アレイ22の輪郭との間に1ラインの第1端子アレイ33aが配置される。第2辺21bと素子アレイ22の輪郭との間に1ラインの第2端子アレイ33bが配置される。第1端子アレイ33aは第1辺21aに平行に1ラインを形成することができる。第2端子アレイ33bは第2辺21bに平行に1ラインを形成することができる。第1端子アレイ33aは1対の上電極端子34および複数の下電極端子35で構成される。同様に、第2端子アレイ33bは1対の上電極端子36および複数の下電極端子37で構成される。1本の引き出し配線31の両端にそれぞれ上電極端子34、36は接続される。引き出し配線31および上電極端子34、36は素子アレイ22を二等分する垂直面で面対称に形成されればよい。1本の第2導電体32の両端にそれぞれ下電極端子35、37は接続される。第2導電体32および下電極端子35、37は素子アレイ22を二等分する垂直面で面対称に形成されればよい。ここでは、基体21の輪郭は矩形に形成される。基体21の輪郭は正方形であってもよく台形であってもよい。
基体21には第1フレキシブルプリント配線板(以下「第1配線板」という)38が連結される。第1配線板38は第1端子アレイ33aに覆い被さる。第1配線板38の一端には上電極端子34および下電極端子35に個別に対応して導電線すなわち第1信号線39が形成される。第1信号線39は上電極端子34および下電極端子35に個別に向き合わせられ個別に接合される。同様に、基体21には第2フレキシブルプリント配線板(以下「第2配線板」という)41が覆い被さる。第2配線板41は第2端子アレイ33bに覆い被さる。第2配線板41の一端には上電極端子36および下電極端子37に個別に対応して導電線すなわち第2信号線42が形成される。第2信号線42は上電極端子36および下電極端子37に個別に向き合わせられ個別に接合される。
図4に示されるように、基体21は基板44および可撓膜45を備える。基板44の表面に可撓膜45が一面に形成される。基板44には個々の素子23ごとに開口46が形成される。開口46は基板44に対してアレイ状に配置される。開口46が配置される領域の輪郭は素子アレイ22の輪郭に相当する。隣接する2つの開口46の間には仕切り壁47が区画される。隣接する開口46は仕切り壁47で仕切られる。仕切り壁47の壁厚みは開口46の間隔に相当する。仕切り壁47は相互に平行に広がる平面内に2つの壁面を規定する。壁厚みは2つの壁面の距離に相当する。すなわち、壁厚みは壁面に直交して壁面の間に挟まれる垂線の長さで規定されることができる。基板44は例えばシリコン基板で形成されればよい。
可撓膜45は、基板44の表面に積層される酸化シリコン(SiO)層48と、酸化シリコン層48の表面に積層される酸化ジルコニウム(ZrO)層49とで構成される。可撓膜45は開口46に接する。こうして開口46の輪郭に対応して可撓膜45の一部が振動膜24を形成する。振動膜24は、可撓膜45のうち、開口46に臨むことから基板44の厚み方向に膜振動することができる部分である。酸化シリコン層48の膜厚は共振周波数に基づき決定されることができる。
振動膜24の表面に下電極27、圧電体膜28および上電極26が順番に積層される。圧電体膜28は例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)で形成されることができる。圧電体膜28にはその他の圧電材料が用いられてもよい。ここでは、第1導電体29の下で圧電体膜28は完全に第2導電体32を覆う。圧電体膜28の働きで第1導電体29と第2導電体32との間で短絡は回避されることができる。
基体21の表面には保護膜51が積層される。保護膜51は例えば全面にわたって基体21の表面に覆い被さる。その結果、素子アレイ22や第1および第2端子アレイ33a、33b、第1および第2配線板38、41は保護膜51で覆われる。保護膜51には例えばシリコーン樹脂膜が用いられることができる。保護膜51は、素子アレイ22の構造や、第1端子アレイ33aおよび第1配線板38の接合、第2端子アレイ33bおよび第2配線板41の接合を保護する。
基体21の裏面には補強板52が固定される。補強板52の表面に基体21の裏面が重ねられる。補強板52は素子ユニット17の裏面で開口46を閉じる。補強板52はリジッドな基材を備えることができる。ここでは、仕切り壁47は補強板52に結合される。補強板52は個々の仕切り壁47に少なくとも1カ所の接合域で接合される。接合にあたって接着剤は用いられることができる。
補強板52の表面には直線状の溝(直線状溝部)53が形成される。溝53は補強板52の表面を複数の平面54に分割する。複数の平面54は1つの仮想平面HP内で広がる。その仮想平面HP内で基体21の裏面は広がる。仕切り壁47は平面に接合される。溝53は仮想平面HPから窪む。溝53の断面形状は四角形であってもよく三角形であってもよく半円形その他の形状であってもよい。
図5に示されるように、溝53は一定の間隔で相互に平行に第1方向D1に並べられる。溝53は第1方向D1に交差する第2方向D2に延びる。溝53の両端は補強板52の端面で開口する。基体21の表面に直交する方向すなわち基体21の厚み方向から見た平面視で、1本の溝53は1列(ここでは1行)の開口46の輪郭46aを順番に横切る。個々の開口46には少なくとも1本の溝53が接続される。ここでは、第2方向D2は第1方向D1に直交する。したがって、溝53は矩形の短辺方向に開口46の輪郭46aを横切る。
平面54同士の間で溝53は基体21と補強板52との間に通気経路55a、55bを形成する。こうして溝53内の空間は開口46の内部空間に繋がる。通気経路55a、55bは開口46の内部空間および基体21の外部空間を相互に接続する。こうして開口46の内部空間と基体21の外部空間との間で通気が確保される。基体21の厚み方向からの平面視で、1本の溝53は1列(ここでは1行)の開口46の輪郭46aを順番に横切ることから、次々に開口46同士は通気経路55aで接続される。溝53の両端は補強板52の端面で開口する。こうして列端の開口46から基体21の外縁の外側に通気経路55bは開放される。
図6に示されるように、補強板52は第1バッキング材56および第2バッキング材57で形成される。第2バッキング材57は1枚以上の板材で形成される。ここでは、第2バッキング材57は第1板材57aおよびそれに重ねられる第2板材57bから形成される。第1バッキング材56の表面に基板44の裏面が受け止められる。基板44の裏面は開口46を除く全面で第1バッキング材56の表面に接合される。第1板材57aの表面に第1バッキング材56の裏面が受け止められる。第1バッキング材56の裏面は第1板材57aの表面に接合される。第1バッキング材56の裏面は第1板材57aの表面に全面で密着する。第2板材57bの表面に第1板材57aの裏面が受け止められる。第1板材57aの裏面は第2板材57bの表面に接合される。第1板材57aの裏面は第2板材57bの表面に全面で密着する。第1板材57aの音響インピーダンスは第1バッキング材56の音響インピーダンスに整合する。同様に、第2板材57bの音響インピーダンスは第1板材57aの音響インピーダンスに整合する。すなわち、第1バッキング材56、第1板材57aおよび第2板材57bの音響インピーダンスは相互に整合する。
ここでは、第1バッキング材56、第1板材57aおよび第2板材57bは例えば同一材料の板材から形成される。板材には例えば42アロイといった合金材料の板が用いられる。板材同士の接合にあたって熱圧着は用いられる。その他、板材には、基板44と同一材料であるシリコン基板が用いられてもよく、その他の剛性ある板が用いられてもよい。シリコン基板が用いられる場合には板材同士の接合にあたって接着剤が用いられればよい。1枚の板材の厚みは例えば0.1mm程度であればよい。
第1バッキング材56の表面には第1散乱構造58aおよび第2散乱構造58bが形成される。第2散乱構造58bは基体21と第1バッキング材56との界面に配置される。第1散乱構造58aおよび第2散乱構造58bは凸形状および凹形状の少なくとも一方の形状を含む。ここでは、第1散乱構造58aおよび第2散乱構造58bは複数の椀形の窪み59で構成される凹形状を含む。第1バッキング材56および第1板材57aの界面では少なくとも第1バッキング材56および第1板材57aの一方に第1散乱構造61aおよび第2散乱構造61bが形成される。第1散乱構造61aおよび第2散乱構造61bは凸形状および凹形状の少なくとも一方の形状を含む。ここでは、第1散乱構造61aおよび第2散乱構造61bは、第1板材57aの表面に複数の椀形の窪み62で構成される凹形状を含む。同様に、第1板材57aおよび第2板材57bの界面では少なくとも第1板材57aおよび第2板材57bの一方に第1散乱構造63aおよび第2散乱構造63bが形成される。第1散乱構造63aおよび第2散乱構造63bは凸形状および凹形状の少なくとも一方の形状を含む。ここでは、第1散乱構造63aおよび第2散乱構造63bは、第2板材57bの表面に複数の椀形の窪み64で構成される凹形状を含む。椀形の窪み59、62、64の形成にあたって合金材料に応じてエッチング液が選択されればよく、エッチング液で等方的にエッチングが実施されると椀形の窪み59、62、64は形成されることができる。
図7に示されるように、第1バッキング材56、第1板材57aおよび第2板材57bのいずれでも、第1散乱構造58a、61a、63aは、第1バッキング材56の表面に直交する方向からの投影視(基体21の厚み方向からの投影視)で振動膜24に重なる位置の表面65(平面視で振動膜24の輪郭24aの内側)で第1散乱能を有する。第2散乱構造58b、61b、63bは、当該投影視で振動膜24外の位置の表面66(振動膜24の輪郭24aの外側)で第2散乱能を有する。第2散乱能は第1散乱能よりも大きい。ここでは、窪み59、62、64の形状は同一形状に形成されることから、散乱能は単位面積当たりの窪み59、62、64の密度に応じて決定される。その他、窪み59、62、64の大きさや深さに応じて散乱能は調整されてもよい。散乱能の調整にあたってその他の手法が用いられてもよい。
(2)超音波診断装置の動作
次に超音波診断装置11の動作を簡単に説明する。超音波の送信にあたって圧電素子25にはパルス信号が供給される。パルス信号は下電極端子35、37および上電極端子34、36を通じて列ごとに素子23に供給される。個々の素子23では下電極27および上電極26の間で圧電体膜28に電界が作用する。圧電体膜28は超音波で振動する。圧電体膜28の振動は振動膜24に伝わる。こうして振動膜24は超音波で振動する。その結果、対象物(例えば人体の内部)に向けて所望の超音波ビームは発せられる。
超音波の反射波は振動膜24を振動させる。振動膜24の超音波振動は所望の周波数で圧電体膜28を超音波振動させる。圧電素子25の圧電効果に応じて圧電素子25から電圧が出力される。個々の素子23では上電極26と下電極27との間で電位が生成される。電位は下電極端子35、37および上電極端子34、36から電気信号として出力される。こうして超音波は検出される。
超音波の送信および受信は繰り返される。その結果、リニアスキャンやセクタースキャンは実現される。スキャンが完了すると、出力信号のデジタル信号に基づき画像が形成される。形成された画像はディスプレイパネル15の画面に表示される。
超音波ビームの発信にあたって振動膜24は超音波振動する。振動膜の超音波信号は部分的に第1バッキング材56に伝達される。特に、超音波は仕切り壁47を伝って基体21と第1バッキング材56との界面を通過する。このとき、第2散乱構造58bは第1散乱構造58aよりも強く反射波の減衰や超音波の乱反射および散乱に寄与する。こうして第1バッキング材56の界面から振動膜24に再び超音波が戻ることは防止されることができる。
超音波の検出にあたって振動膜24の超音波振動は第1バッキング材56に伝達される。特に、超音波は仕切り壁47を伝って基体21と第1バッキング材56との界面を通過する。このとき、第2散乱構造58bは第1散乱構造58aよりも強く反射波の減衰や超音波の乱反射および散乱に寄与する。こうして第1バッキング材56の界面から振動膜24に再び超音波が戻ることは防止されることができる。
第1板材57aの音響インピーダンスは第1バッキング材56の音響インピーダンスに整合することから、超音波は第1バッキング材56および第1板材57aの界面を通過する。第1散乱構造61aおよび第2散乱円61bは超音波の乱反射および散乱に寄与する。特に、第2散乱構造61bは仕切り壁47を伝って第1バッキング材56に伝達される超音波の減衰や散乱に寄与する。こうして第1バッキング材56および第1板材57aの界面から振動膜24に再び超音波が戻ることは防止されることができる。同様に、第1バッキング材56および第1板材57aの界面を通過して超音波は第1板材57aの内部を伝搬する。第2板材57bの音響インピーダンスは第1板材57aの音響インピーダンスに整合することから、超音波は第1板材57aおよび第2板材57bの界面を通過する。第1散乱構造63aおよび第2散乱構造63bは超音波の乱反射および散乱に寄与する。特に、第2散乱構造63bは仕切り壁47を伝って第1バッキング材56および第1板材57aに伝達される超音波の減衰や散乱に寄与する。こうして第1板材57aおよび第2板材57bの界面から振動膜24に再び超音波が戻ることは防止されることができる。
前述のように、第1バッキング材56および第1板材57aは同一の材料から形成される。第1バッキング材56および第1板材57aでは確実に音響インピーダンスは整合する。窪み62以外では第1バッキング材56および第1板材57aの界面では確実に超音波は透過する。界面で超音波の反射は確実に防止されることができる。同様に、第1板材57aおよび第2板材57bは同一の材料から形成される。第1板材57aおよび第2板材57bでは確実に音響インピーダンスは整合する。窪み64以外では第1板材57aおよび第2板材57bの界面では確実に超音波は透過する。界面で超音波の反射は確実に防止されることができる。しかも、第1バッキング材56、第1板材57aおよび第2板材57bでは平面視で振動膜24の輪郭24aの内側65に比べて外側66で散乱能は高い。したがって、振動膜24の輪郭24aの内側65よりも外側で効率的に超音波振動は散乱することができる。
溝53は、振動膜24および第1バッキング材56の間に形成される空間すなわち開口46の内部空間を相互に接続する。開口46の内部空間は密閉されない。開口46の内部空間に対して通気は確保される。開口46の内部空間は周囲の圧力変動に容易に追従することができる。こうして素子23の破損は確実に回避されることができる。
(3)他の実施形態に係る素子ユニット
図8に示されるように、第2バッキング材57では第1板材57aの窪み62(散乱構造体)と第2板材57bの窪み(散乱構造体)64とは投影視で一致しない位置に配置されてもよい。窪み64の輪郭は窪み62の陰影に部分的に重なってもよく窪み62の陰影から全く外れてもよい。こうしてバッキング材の上下層で窪み62、64の重なり具合が調整されることで、簡単に超音波の乱反射および散乱の度合いは調整されることができる。ここでは、第1バッキング材56の窪み59に対して第2バッキング材57の窪み62、64は投影視で一致しない位置に配置される。窪み62、64の輪郭は窪み59の陰影に部分的に重なってもよく窪み59の陰影から完全に外れてもよい。その結果、補強板52全体で超音波の乱反射および散乱の度合いは調整される。
図9に示されるように、第2バッキング材57では板材68a、68bごとに散乱能が設定されてもよい。散乱能は例えば窪みの密度で決定されることができる。振動膜24から遠ざかるにつれて板材68a、68bの散乱能は高められる。すなわち、第1板材68aの散乱能に比べて第2板材68bの散乱能は大きい。窪み69の密度に比べて窪み71の密度は高い。こうして振動膜24から遠ざかるにつれて超音波の散乱は強められることができる。ここでは、第1バッキング材56の窪み72の密度に比べて第1板材68aの窪み69の密度は高められる。
図10に示されるように、椀形の窪み59、62、64に代えて垂直断面で矩形の窪み73が形成されてもよい。こういった窪み73の形成にあたって第1バッキング材56、第2バッキング材57の第1板材57a、68aおよび第2板材57b、68bにはシリコンウェハーが用いられればよい。ドライエッチングが実施されると、直方体や立方体、円柱形の窪み73は形成されることができる。図11に示されるように、椀形の窪み59、62、64に代えてピラミッド形(四角錐)の窪み74が形成されてもよい。こういった窪み74の形成にあたって第1バッキング材56、第2バッキング材57の第1板材57a、68aおよび第2板材57b、68bには(100)面のシリコンウェハーが用いられればよい。結晶異方性エッチングが実施されると、ピラミッド形の窪み74は形成されることができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれる。例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語とともに記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えられることができる。また、超音波診断装置11や素子ユニット17、素子23、圧電素子25等の構成および動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形が可能である。
11 電子機器としての超音波診断装置、13 プローブ(超音波プローブ)、15 表示装置(ディスプレイ)、17 超音波トランスデューサー装置(超音波トランスデューサー素子ユニット)、21 基体、24 振動膜、24a 輪郭、25 圧電素子、53 直線状溝部(溝)、56 バッキング材(第1バッキング材)、57a バッキング材(第1板材)、57b バッキング材(第2板材)、58a 第1散乱構造、58b 第2散乱構造、59 散乱構造体(窪み)、61a 第1散乱構造、61b 第2散乱構造、62 散乱構造体(窪み)、63a 第1散乱構造、63b 第2散乱構造、64 散乱構造体(窪み)、65 振動膜に重なる位置の表面、66 振動膜外の位置の表面。

Claims (9)

  1. 第1面および前記第1面と反対側の第2面を有し、前記第1面に振動膜を有する基体と、
    前記振動膜上に配置される圧電素子と、
    前記基体の前記第2面に重ねられるバッキング材と、を有し、
    前記バッキング材は、
    前記基体の厚み方向からの投影視で前記振動膜に重なる位置の表面に形成され、第1散乱能を有する第1散乱構造と、
    前記投影視で前記振動膜外の位置の表面に形成され、第1散乱能よりも大きい第2散乱能を有する第2散乱構造と、
    を備えることを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  2. 請求項1に記載の超音波トランスデューサー装置において、前記第1散乱構造および前記第2散乱構造は凸形状および凹形状の少なくとも一方の形状を含むことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  3. 請求項1または2に記載の超音波トランスデューサー装置において、前記第2散乱構造は前記基体と接続する表面に形成されることを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置において、前記バッキング材は、相互に重ねられる複数の板材から形成され、前記複数の板材のうちの第1板材が備える前記第2散乱構造の第2散乱能は、前記複数の板材のうちの前記第1板材より前記振動膜からの距離が近い第2板材が備える前記第2散乱構造の第2散乱能より大きいことを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  5. 請求項2または3に記載の超音波トランスデューサー装置において、前記バッキング材は、相互に重ねられる複数の板材から形成され、前記複数の板材のうち少なくとも2つの板材において、前記投影視で一致しない位置に前記凸形状および凹形状の少なくとも一方の形状の散乱構造体が形成されていることを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置において、前記バッキング材の表面には、前記振動膜および前記バッキング材の間に形成される空間と前記基体の外部空間とを相互に接続する直線状溝部が形成されることを特徴とする超音波トランスデューサー装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置を支持する筐体とを備えることを特徴とするプローブ。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置を備えることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサー装置と、前記超音波トランスデューサー装置に接続されて、前記超音波トランスデューサー装置の出力に基づき画像を表示する表示装置とを備えることを特徴とする超音波画像装置。
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