JP6682874B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
図1に示すように、本実施形態の撮像装置100は、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、画像データ生成部4と、画像処理部5と、画像記録部6と、表示部7と、操作入力部8とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、撮像部3、画像データ生成部4、画像処理部5、画像記録部6及び表示部7は、バスライン9を介して接続されている。
電子撮像部3bは、例えば、CMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサから構成され、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部3は、レンズ部3aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
また、画像データ生成部4は、生成した画像データをバッファメモリとして使用されるメモリ2に転送する。
なお、画像処理部5の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
即ち、画像取得部(取得手段)5aは、被写体の動作が連続的に撮像された複数のフレーム画像を取得する。具体的には、画像取得部5aは、例えば、被写体による所定のスポーツの一連の動作(例えば、ゴルフのスイング等)が撮像部3により撮像されて画像データ生成部4により生成された複数のフレーム画像からなる動画像の画像データを、モーション検出処理の処理対象として取得する。
例えば、撮像部3は、被写体による所定のスポーツの一連の動作を所定の撮像フレームレート(例えば、1000fps等)で撮像し、画像データ生成部4は、フレーム番号が対応付けられた複数のフレーム画像からなる動画像の画像データを生成してメモリ2に転送する。
そして、画像取得部5aは、メモリ2に格納されている動画像の画像データを読み出して、モーション検出処理の処理対象として取得する。
なお、画像取得部5aは、撮像部3による被写体の撮像後に画像記録部6に記録されている動画像の画像データを読み出して、モーション検出処理の処理対象として取得しても良い。
具体的には、復号部5bは、例えば、画像取得部5aにより取得された所定形式(例えば、MPEG形式やモーションJPEG形式等)で符号化されている動画像の画像データに対して、当該動画像データの符号化方式に応じた復号処理を施して、複数のフレーム画像のYUVデータを生成する。
このとき、復号部5bは、例えば、表示パネル7aの表示解像度等に基づいて各フレーム画像を所定サイズ(例えば、VGAやQVGAサイズ)に縮小する処理を行っても良い。
即ち、領域設定部(領域設定手段)5cは、画像取得部5aにより取得された動画像を構成する複数のフレーム画像の各々について所定位置に、被写体が特定の動作を行ったタイミングを特定するための複数の検出領域を設定する。具体的には、領域設定部5cは、例えば、被写体によるゴルフのスイングに係る動画像の場合、クラブヘッドがゴルフボールを捉えるインパクトのときの当該クラブヘッドを検出するためのインパクト検出領域Aを、当該動画像を構成する複数のフレーム画像の各々における中央下(被写体の足元)の位置に設定する(図5(a)〜(e)参照)。インパクト検出領域Aは、上記インパクトのとき(図5(d)参照)以外に、クラブヘッドを左右にぶらぶら動かす動作(例えば、ワッグル等;図5(a)参照)や、テイクバック(バックスイング)(図5(b)参照)が行われたときのクラブヘッドも検出することができるように横長の矩形形状をなしている。
また、領域設定部5cは、テイクバック(バックスイング)が行われ、トップの位置にきたとき(図5(c)参照)のクラブヘッドを検出するためのトップ検出領域Bを、当該動画像を構成する複数のフレーム画像の各々における中央上(被写体の頭部上方)の位置に設定する(図5(a)〜(e)参照)。トップ検出領域Bは、上記トップのとき(図5(c)参照)以外に、フォロースイングが行われたとき(図5(e)参照)のクラブヘッドも検出することができるように横長の矩形形状をなしている。
また、領域設定部5cは、複数のフレーム画像のうち、最初のフレーム画像(図5(a)参照)の所定位置にインパクト検出領域A及びトップ検出領域Bを設定することで、残りのフレーム画像についても同様に、最初のフレーム画像の検出領域に対応する位置に検出領域を適用して設定する。
ここで、インパクト検出領域A及びトップ検出領域Bの位置や大きさは、例えば、表示パネル7aに表示された最初のフレーム画像の中でユーザによる操作入力部8の所定操作に基づいて手動で調整されても良いし、予めデフォルトとして規定されている内容で自動的に設定されても良い。
また、インパクト検出領域A及びトップ検出領域Bの大きさは、被写体を撮影する向きや撮像部3の画角等に基づいて、全画面の大きさに対して所定の割合となるように相対的な大きさで設定されても良いし、所定の画素数となるように絶対的な大きさで設定されても良い。
即ち、算出部5dは、領域設定部5cにより設定されたインパクト検出領域A及びトップ検出領域Bの各々における複数のフレーム画像間の変化量を算出する。具体的には、算出部5dは、例えば、復号部5bにより復号された各フレーム画像について、最初のフレーム画像F1から順に、フレーム画像F1であればフレーム画像F2との間で、フレーム画像F2であればフレーム画像F3との間で、というように隣合うフレーム画像とのインパクト検出領域A及びトップ検出領域Bの各々における画素値の差分をとり、これらの隣合うフレーム画像間の画素値の差分を時間軸に沿って順次、積算した値を、複数のフレーム画像間の変化量として算出する。そして、算出部5dは、複数のフレーム画像間の変化量の算出を終えると、当該複数のフレーム画像間の変化量を示す画像変化量情報を、当該複数のフレーム画像からなる動画像の画像データと対応付けて画像記録部6に記録する。ここで、ゴルフのスイングの場合、複数のフレーム画像間の変化量は、例えば、図5(f)に示すグラフとして表される。具体的には、図5(f)に示す実線のグラフは、インパクト検出領域Aにおける複数のフレーム画像間の変化量を示している。この実線のグラフでは、ワッグルや、テイクバック、インパクトのときにグラフが起伏していることがわかる。一方、一点鎖線のグラフは、トップ検出領域Bにおける複数のフレーム画像間の変化量を示している。この一点鎖線のグラフでは、テイクバック後のトップのとき、インパクト後のフォローのときにグラフが起伏していることがわかる。
即ち、画像変化量情報取得部5eは、算出部5dにより算出されたインパクト検出領域A及びトップ検出領域Bの各々における複数のフレーム画像間の変化量を示す画像変化量情報を取得する。具体的には、例えば、画像記録部6に記録されている動画像の中で、ユーザによる操作入力部8の所定操作に基づいてユーザ所望の動画像が指定されると、画像変化量情報取得部5eは、当該動画像の画像データと対応付けられて記録されている画像変化量情報を取得する。ここで、ユーザにより指定可能な動画像は、画像変化量情報が対応付けられて画像記録部6に記録されている動画像に限られる。
即ち、特定部(特定手段)5fは、画像変化量情報取得部5eにより取得された画像変化量情報に基づいて、被写体が特定の動作を行ったタイミング(例えば、ゴルフスイングのインパクトのタイミング)を特定する。具体的には、特定部5fは、先ず、画像変化量情報取得部5eにより取得された画像変化量情報のうちのインパクト検出領域Aにおける画像変化量情報(例えば、図5(f)に示す実線のグラフを表すデータ)から、インパクト検出領域Aで複数のフレーム画像間の変化量が所定(閾値)以上となる期間(例えば、図5(f)に示す実線のグラフのa1,a2,a3)(以下、第1の期間という)を抽出する。そして、第1の期間が抽出された場合、特定部5fは、トップ検出領域Bにおける画像変化量情報(例えば、図5に示す一点鎖線のグラフを表すデータ)から、トップ検出領域Bで複数のフレーム画像間の変化量が所定以上となる期間(例えば、図5(f)に示す一点鎖線のグラフのb1,b2)(以下、第2の期間という)を抽出する。そして、第2の期間が抽出された場合、特定部5fは、第2の期間(複数の第2の期間が抽出された場合は、最初の第2の期間(例えば、図5(f)の一点鎖線のグラフのb1))の後に第1の期間があるか否かを判定する。そして、第2の期間(複数の第2の期間が抽出された場合は、最初の第2の期間)の後に第1の期間があると判定された場合、特定部5fは、当該第2の期間の直後の第1の期間(例えば、図5(f)の実線のグラフのa3)のピークポイント(図5(f)の実線のグラフのP3)をインパクトのタイミングとして特定する。
また、第2の期間が抽出されなかった場合には、特定部5fは、抽出された第1の期間のうち、期間の長さが所定時間以内である第1の期間があるか否かを判定する。そして、期間の長さが所定時間以内である第1の期間(例えば、図5(f)に示す実線のグラフのa2,a3)があると判定された場合、特定部5fは、当該第1の期間が複数あるか否かを判定する。そして、当該第1の期間が複数あると判定された場合、特定部5fは、複数ある第1の期間のうち、最後の第1の期間(例えば、図5(f)の実線のグラフのa3)のピークポイント(図5(f)の実線のグラフのP3)をインパクトのタイミングとして特定するとともに、その直前の第1の期間(例えば、図5(f)の実線のグラフのa2)のピークポイント(図5(f)の実線のグラフのP2)をテイクバックの開始タイミングとして特定する。一方、第1の期間が複数でない、すなわち第1の期間が1つであると判定された場合、特定部5fは、この第1の期間のピークポイント(例えば、図5(f)の実線のグラフのP3)をインパクトのタイミングとして特定する。
具体的には、画像記録部6は、例えば、撮像部3により被写体の一連の動作が連続された動画像の画像データ等を記録する。
なお、表示パネル7aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
具体的には、操作入力部8は、例えば、モードや機能等の選択指示に係る上下左右のカーソルボタンや決定ボタン等を具備する操作部(図示略)を備えている。
そして、ユーザにより操作部の各種ボタンが操作されると、操作入力部8は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部8から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、被写体の撮像等)を各部に実行させる。
なお、操作入力部8は、表示部7の表示パネル7aと一体となって設けられたタッチパネル(図示略)を有して構成されていても良い。
図2は、撮像処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図2のフローチャートに示すように、ユーザによる操作入力部8の所定操作に基づいて撮像が指示されると、撮像部3は、ゴルフのスイングの動作を所定の撮像フレームレート(例えば、1000fps等)で撮像して、画像データ生成部4は、複数のフレーム画像を所定の符号化方式で符号化した動画像の画像データを生成する(ステップS1)。
そして、画像データ生成部4は、生成された動画像の画像データをメモリ2に転送する。
なお、モーション検出処理については、後述する。
以下に、モーション検出処理について、図3を参照して詳細に説明する。
図3は、モーション検出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
続けて、領域設定部5cは、例えば、表示パネル7aに何れか一のフレーム画像(例えば、フレーム番号が「1」のフレーム画像(図5(a)参照))が表示された状態で、ユーザによる操作入力部8の所定操作に基づいて当該フレーム画像の中央下(被写体の足元)の位置にインパクト検出領域Aを設定するとともに、当該フレーム画像の中央上(被写体の頭部上方)の位置にトップ検出領域Bを設定する(ステップS13;図5(a)参照)。これにより、動画像を構成する他のフレーム画像(図5(b)〜(e)参照)についても、同様に、インパクト検出領域A及びトップ検出領域Bが設定された状態となる。
図4は、動作タイミング特定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図4のフローチャートに示すように、先ず、画像処理部5は、ユーザによる操作入力部8の所定操作に基づいてユーザ所望の動画像の指定がなされたか否かを判定する(ステップS21)。
ステップS21にて、ユーザ所望の動画像の指定がなされたと判定された場合(ステップS21;Yes)、画像変化量情報取得部5eは、指定がなされた動画像の画像データを画像記録部6から読み出して、当該動画像の画像データと対応付けられて記録されている画像変化量情報を、動作タイミング特定処理の処理対象として取得する(ステップS22)。
一方、ステップS21にて、ユーザ所望の動画像の指定がなされていないと判定された場合(ステップS21;No)、当該指定がなされるまで、ステップS21の処理を繰り返し行う。
ステップS23にて、当該第1の期間(例えば、図5(f)の実線のグラフのa1,a2,a3)があると判定された場合(ステップS23;Yes)、特定部5fは、トップ検出領域Bにおける画像変化量情報(例えば、図5(f)に示す一点鎖線のグラフを表すデータ)から、トップ検出領域Bで複数のフレーム画像間の変化量が所定以上となる第2の期間があるか否かを判定する(ステップS24)。
一方、ステップS23にて、第1の期間がないと判定された場合(ステップS23;No)、動作タイミング特定処理を終了する。このとき、表示制御部7bの制御下にて表示パネル7aに、「特定の動作のタイミング(例えば、インパクトのタイミング)を特定することができません。」等のメッセージを表示させる。
ステップS25にて、第2の期間(複数の第2の期間が抽出された場合は、最初の第2の期間)の後に第1の期間(例えば、図5(f)の実線のグラフのa3)があると判定された場合(ステップS25;Yes)、特定部5fは、当該第2の期間の直後の第1の期間のピークポイント(図5(f)の実線のグラフのP3)をインパクトのタイミングとして特定して(ステップS26)、動作タイミング特定処理を終了する。
一方、ステップS25にて、第2の期間(複数の第2の期間が抽出された場合は、最初の第2の期間)の後に第1の期間がないと判定された場合(ステップS25;No)、動作タイミング特定処理を終了する。このとき、表示制御部7bの制御下にて表示パネル7aに、「特定の動作のタイミング(例えば、インパクトのタイミング)を特定することができません。」等のメッセージを表示させる。
ステップS27にて、期間の長さが所定時間以内である第1の期間(例えば、図5(f)の実線のグラフのa2,a3)があると判定された場合(ステップS27;Yes)、特定部5fは、当該第1の期間が複数あるか否かを判定する(ステップS28)。
一方、ステップS27にて、期間の長さが所定時間以内である第1の期間がないと判定された場合(ステップS27;No)、動作タイミング特定処理を終了する。このとき、表示制御部7bの制御下にて表示パネル7aに、「特定の動作のタイミング(例えば、インパクトのタイミング)を特定することができません。」等のメッセージを表示させる。
一方、ステップS28にて、期間の長さが所定時間以内である第1の期間が複数ない、すなわち当該第1の期間(例えば、図5(f)の実線のグラフのa3)が1つであると判定された場合(ステップS28;No)、特定部5fは、この第1の期間のピークポイント(図5(f)の実線のグラフのP3)をインパクトのタイミングとして特定し(ステップS31)、動作タイミング特定処理を終了する。
従って、領域設定部5cによって、インパクト検出領域Aの他にもトップ検出領域Bを設定することによって、トップ検出領域Bによって検出された所定の動作(例えば、トップスイングの動作)との前後関係からもインパクトの動作タイミングを特定することができるようになるので、当該特定処理の精度を向上させることができる。
例えば、上記実施形態にあっては、インパクト検出領域Aにおいて複数のフレーム画像間の変化量が所定(閾値)以上となる期間の長さが所定時間以内である場合に、当該期間における所定タイミングを、被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定するようにしたが、一例であってこれに限られるものではない。例えば、被写体が特定の動作を行う際の所要時間を予測可能な場合には、上記期間の長さが所定の範囲内、つまり予測される所要時間内である場合に、当該期間における所定タイミングを、被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定するようにしても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、取得処理ルーチン、領域設定処理ルーチン、特定処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、取得処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段として機能させるようにしても良い。また、領域設定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、取得処理ルーチンにより取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段として機能させるようにしても良い。また、特定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、領域設定処理ルーチンにより設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間に応じて、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングを特定する特定手段として機能させるようにしても良い。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間に応じて、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングを特定する特定手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
<請求項2>
前記領域設定手段は、前記被写体の所定の動作が行われる際に、当該被写体の一部が通過する位置を前記所定位置として、当該位置に前記領域を設定し、
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間が所定の条件を満たす期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項3>
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間の長さが所定の範囲内である場合に、当該期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
<請求項4>
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間の長さが所定時間以内である場合に、当該期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する一方で、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間の長さが所定時間より長い場合には、当該期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定しないことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
<請求項5>
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間のうち、当該期間の長さが所定時間以内である期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち予め決められた順番に相当する期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
<請求項6>
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち予め決められた順番に相当する期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
<請求項7>
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち変化時間が所定の条件を満たす期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
<請求項8>
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち変化時間が最も短い期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
<請求項9>
前記領域設定手段は、前記被写体の所定の動作のうちの特定の動作以外の動作を行う際に、当該被写体の一部が通過する範囲が含まれるように前記領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項10>
前記領域設定手段は、前記領域を複数設定し、
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された複数の領域の各々において前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間がある場合は、当該期間の順番に基づいて、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングを特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項11>
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量は、当該画像間の画素値の差分の絶対値であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項12>
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量は、当該画像間の画素値の差分を時間軸に沿って積算した値であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項13>
前記被写体の所定の動作は、ゴルフスイングであり、
前記被写体が特定の動作を行ったタイミングは、インパクトのタイミングであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
<請求項14>
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間のうち、当該期間の長さが所定時間以内である期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち最後に相当する期間の所定タイミングを、前記インパクトのタイミングとして特定するとともに、その直前の期間の所定タイミングを、テイクバックの開始タイミングとして特定することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
<請求項15>
画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する処理と、
取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する処理と、
設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間に応じて、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングを特定する処理と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
<請求項16>
画像処理装置のコンピュータを、
被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段、
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間に応じて、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングを特定する特定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 中央制御部
3 撮像部
5 画像処理部
5a 画像取得部
5b 復号部
5c 領域設定部
5d 算出部
5e 画像変化量情報取得部
5f 特定部
A インパクト検出領域
B トップ検出領域
Claims (19)
- 被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間の長さが所定の範囲内であり、前記複数の画像間の変化時間が所定の条件を満たす期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する特定手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間の長さが所定時間以内である場合に、当該期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する一方で、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間の長さが所定時間より長い場合には、当該期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定しないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間のうち、当該期間の長さが所定時間以内である期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち予め決められた順番に相当する期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち予め決められた順番に相当する期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち変化時間が所定の条件を満たす期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち変化時間が最も短い期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記領域設定手段は、前記被写体の所定の動作が行われる際に、当該被写体の一部が通過する位置を前記所定位置として、当該位置に前記領域を設定することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記領域設定手段は、前記被写体の所定の動作のうちの特定の動作以外の動作を行う際に、当該被写体の一部が通過する範囲が含まれるように前記領域を設定することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記領域設定手段は、前記領域を複数設定し、
前記特定手段は、前記領域設定手段により設定された複数の領域の各々において前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間がある場合は、当該期間の順番に基づいて、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングを特定することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量は、当該画像間の画素値の差分の絶対値であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量は、当該画像間の画素値の差分を時間軸に沿って積算した値であることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち予め決められた順番に相当する期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する特定手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち変化時間が所定の条件を満たす期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する特定手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する処理と、
取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する処理と、
設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間の長さが所定の範囲内であり、前記複数の画像間の変化時間が所定の条件を満たす期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する処理と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する処理と、
取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する処理と、
設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち予め決められた順番に相当する期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する処理と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する処理と、
取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する処理と、
設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち変化時間が所定の条件を満たす期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する処理と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置のコンピュータを、
被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段、
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定以上となる期間の長さが所定の範囲内であり、前記複数の画像間の変化時間が所定の条件を満たす期間における所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する特定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段、
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量と変化時間が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち予め決められた順番に相当する期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する特定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 被写体の所定の動作が連続的に撮像された複数の画像を取得する取得手段、
前記取得手段により取得された複数の画像の各々における所定位置に領域を設定する領域設定手段、
前記領域設定手段により設定された領域における前記複数の画像間の変化量が所定の条件を満たす期間が複数ある場合は、当該複数の期間のうち変化時間が所定の条件を満たす期間の所定タイミングを、前記被写体が特定の動作を行ったタイミングとして特定する特定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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