JP6680272B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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    • F16D9/02Couplings with safety member for disconnecting, e.g. breaking or melting member by thermal means, e.g. melting member

Description

本発明は、駆動源からの回転駆動力を駆動対象装置に伝達する動力伝達装置に関するものである。
この種の装置として、特許文献1に記載された電磁クラッチがある。この電磁クラッチは、ベルトを介して回転駆動源からの回転力を受けて回転するロータと、圧縮機の回転軸に連結されるハブと、電磁コイルの発生する電磁吸引力によりロータの摩擦面に吸着されてハブ側に回転を伝えるアーマチャとを備える。
この電磁クラッチは、さらに、電磁コイルを収納するとともに、電磁コイルを固定しているコイルハウジング内において、ロータの摩擦面およびコイルハウジングの内周側円筒部の両方に近接した部位に温度ヒューズを備えている。
この電磁クラッチは、圧縮機に不具合が生じて圧縮機がロックしたときに、アーマチャとロータとの滑り接触部分の摩擦熱がコイルハウジングの内周側円筒部の端部を通して温度ヒューズに伝導され、温度ヒューズが溶断して、電磁コイルへの通電が遮断される。そして、アーマチャがロータの摩擦面から開離して、ベルト切れが防止される。
特開平8−326782号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された電磁クラッチは、温度ヒューズや、温度ヒューズを保持するためのヒューズ保持部材等を備えた構成となっているため、部品点数が多く、コストが高くなってしまう。また、上記特許文献1に記載された電磁クラッチは、温度ヒューズとコイルの間を接続する接続行程が必要となるといった問題もある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、温度ヒューズを用いることなく圧縮機がロックした際のベルト切れを防止できるようにする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、駆動源(6)からの回転駆動力を駆動対象装置(2)に伝達する動力伝達装置であって、通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石(12)と、ベルト(7)を介して駆動源(6)からの回転駆動力を受けて所定の回転軸(CL)を中心に回転するロータ(11)と、電磁石への通電時にロータに連結されてロータと一体に回転すると共に、電磁石への非通電時にロータから切り離されるアーマチュア(14)と、アーマチュアを駆動対象装置のシャフト(20)に連結するハブ(15)と、を備え、ハブは、アーマチュアに連結されるアウタハブ(16)と、シャフトに連結されたボス部(170)と、ボス部からシャフトの径方向外側に拡がるインナ側板状部(171)と、アウタハブとインナ側板状部との間に配置されるインナプレート(172)と、を含んで構成されており、インナ側板状部およびインナプレートは、一体的に構成され、インナ側板状部およびインナプレートの少なくとも一方は、電磁石への通電時に駆動対象装置のシャフトがロックした際にロータとアーマチュアとの摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されており、インナ側板状部は、その中心がロータの回転軸と一致するよう配置され、アーマチュアは、ロータの回転軸を中心とする同心円状に形成された複数の円環状部(142、143)を含んで構成され、複数の円環状部のうち少なくとも最内周側に配置された円環状部は、中央部分に円形開口部が形成されるとともにロータとインナ側板状部との間に配置され、インナ側板状部の周方向における最大外径(φC)は、最内周側に配置された円形開口部の内径(φB)よりも大きくなっている。
したがって、電磁石への通電時に駆動対象装置のシャフトがロックした際にロータとアーマチュアとの摩擦により生じる熱により、インナ側板状部およびインナプレートの少なくとも一方が変形または溶融する。そして、シャフトがロックした状態でも、アーマチュアはロータとともに回転することが可能となり、温度ヒューズを用いることなく圧縮機がロックした際のベルト切れを防止することができる。
上記目的を達成するため、請求項に記載の発明は、駆動源(6)からの回転駆動力を駆動対象装置(2)に伝達する動力伝達装置であって、通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石(12)と、ベルト(7)を介して駆動源(6)からの回転駆動力を受けて所定の回転軸(CL)を中心に回転するロータ(11)と、電磁石への通電時にロータに連結されてロータと一体に回転すると共に、電磁石への非通電時にロータから切り離されるアーマチュア(14)と、アーマチュアを駆動対象装置のシャフト(20)に連結するハブ(15)と、を備え、ハブは、アーマチュアに連結されるアウタハブ(16)と、シャフトに連結されたボス部(170)と、ボス部からシャフトの径方向外側に拡がるインナ側板状部(171)と、アウタハブとインナ側板状部との間に配置されるインナプレート(172)と、を含んで構成されており、インナ側板状部およびインナプレートは、一体的に構成され、インナ側板状部およびインナプレートの少なくとも一方は、電磁石への通電時に駆動対象装置のシャフトがロックした際にロータとアーマチュアとの摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されており、インナプレートには凹部(171c)が形成されており、アーマチュアは、シャフトの軸方向に沿ってインナプレートに向けて突出する突出部(143a)を有し、突出部は、インナプレートに形成された凹部に挿入されている。
したがって、電磁石への通電時に駆動対象装置のシャフトがロックした際にロータとアーマチュアとの摩擦により生じる熱により、インナ側板状部およびインナプレートの少なくとも一方が変形または溶融する。そして、シャフトがロックした状態でも、アーマチュアはロータとともに回転することが可能となり、温度ヒューズを用いることなく圧縮機がロックした際のベルト切れを防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の動力伝達装置が適用された冷凍サイクルの全体構成図である。 第1実施形態の動力伝達装置の全体構成を示す模式的な断面図である。 第1実施形態の動力伝達装置の模式的な分解斜視図である。 図2の矢印IVの方向における動力伝達装置のハブの矢視図である。 図4のV−V断面図である。 インナハブの正面図である。 アウタハブの模式的な正面図である。 図4のVIII−VIII断面図である。 インナプレートにおける領域Xを示した図である。 第2実施形態の動力伝達装置のハブのV−V断面図である。 第3実施形態の動力伝達装置のハブのV−V断面図である。 第4実施形態の動力伝達装置のハブのV−V断面図である。 第5実施形態の動力伝達装置のインナハブの正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(第1実施形態)
本実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。本実施形態では、図1に示す蒸気圧縮式の冷凍サイクル1の圧縮機2に対して、動力伝達装置10を適用した例について説明する。
冷凍サイクル1は、車室内の空調を行う車両用空調装置において車室内へ送風する空気の温度を調整する装置として機能する。冷凍サイクル1は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機2、圧縮機2から吐出された冷媒を放熱させる放熱器3、放熱器3から流出した冷媒を減圧する膨張弁4、膨張弁4で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器5が環状に接続された閉回路で構成されている。
圧縮機2には、動力伝達装置10を介してエンジン6から出力される回転駆動力が伝達される。本実施形態では、エンジン6が回転駆動力を出力する駆動源を構成し、圧縮機2が駆動対象装置を構成している。
圧縮機2としては、例えば、斜板式可変容量型の圧縮機を採用することができる。なお、圧縮機2としては、回転駆動力の伝達により冷凍サイクル1の冷媒を圧縮して吐出するものであれば、他の形式の可変容量型の圧縮機や、スクロール型、ベーン型などの固定容量型の圧縮機が採用されていてもよい。
本実施形態の圧縮機2は、シャフト20の一端側が、図示しないハウジングの外側に露出している。そして、動力伝達装置10は、シャフト20における外側に露出した部位に取り付けられている。シャフト20は、圧縮機2の外殻を構成する図示しないハウジングとの間に、ハウジングの内部の冷媒がシャフト20とハウジングとの隙間から漏れないように、リップシール等のシール部材が介在されている。シール部材は、シャフト20とハウジングとの間において高いシール性が得られるように材料、形状等が最適化されている。
続いて、動力伝達装置10は、車両走行用の駆動源であるエンジン6から出力される回転駆動力を駆動対象装置である圧縮機2へ断続的に伝達する装置である。動力伝達装置10は、ベルト7を介してエンジン6の回転出力部6aに接続されている。
図2は、動力伝達装置10を圧縮機2のシャフト20の軸方向に沿って切断した際の断面図である。なお、図2に示すDRaxは、シャフト20の軸心CLに沿って延びるシャフト20の軸方向を示している。また、図2に示すDRrは、軸方向DRaxと直交するシャフト20の径方向を示している。なお、これらのことは、図2以外の図面においても同様である。
図2および図3に示すように、動力伝達装置10は、ロータ11、ロータ11に連結されることによって圧縮機2のシャフト20と共に回転する従動側回転体13、従動側回転体13とロータ11とを連結させる電磁吸引力を発生させる電磁石12を有する。
ロータ11は、エンジン6から出力される回転駆動力によって回転する駆動側回転体を構成する。本実施形態のロータ11は、図2に示すように、外側円筒部111、内側円筒部112、および端面部113を有する。
外側円筒部111は、円筒形状に構成されており、シャフト20に対して同軸上に配置されている。内側円筒部112は、円筒形状に構成されており、外側円筒部111の内周側に配置されると共に、シャフト20に対して同軸上に配置されている。
端面部113は、外側円筒部111と内側円筒部112の軸方向DRaxの一端側同士を結ぶ連結部である。端面部113は、円盤形状に構成されている。すなわち、端面部113は、シャフト20の径方向DRrに広がると共に、その中央部に表裏を貫通する円形状の貫通穴が形成されている。
本実施形態のロータ11は、シャフト20の軸方向DRaxの断面がC字形状となっている。そして、外側円筒部111と内側円筒部112との間には、端面部113を底面部とする円環状の空間が形成されている。
外側円筒部111と内側円筒部112との間に形成される空間は、シャフト20に対して同軸上となっている。外側円筒部111と内側円筒部112との間に形成される空間には、電磁石12が配置されている。
ここで、電磁石12は、ステータ121、およびステータ121の内部に配置されたコイル122等を有する。ステータ121は、鉄等の強磁性材料で環状に形成されている。コイル122は、エポキシ樹脂等の絶縁性の樹脂材料でモールディングされた状態でステータ121に固定されている。なお、電磁石12への通電は、図示しない制御装置から出力される制御電圧によって行われる。
外側円筒部111、内側円筒部112、および端面部113は、鉄等の強磁性材料で一体的に形成されている。外側円筒部111、内側円筒部112、および端面部113は、電磁石12に通電することによって生じる磁気回路の一部を構成する。
外側円筒部111の外周側には、複数のV字状の溝が形成された樹脂製のV溝部114が形成されている。V溝部114には、エンジン6から出力される回転駆動力を伝達するベルト7が掛け渡されている。
内側円筒部112の内周側には、ボールベアリング19の外周側が固定されている。そして、ボールベアリング19の内周側には、圧縮機2の外殻を構成するハウジングから動力伝達装置10側へ向けて突出した円筒状のボス部21が固定されている。これにより、ロータ11は、圧縮機2のハウジングに対して回転自在に固定されている。なお、ボス部21は、シャフト20におけるハウジングの外側に露出した根元部分を覆っている。
また、端面部113における軸方向DRaxの一端側の外側面は、ロータ11と後述する従動側回転体13のアーマチュア14とが連結された際に、アーマチュア14と接触する摩擦面を形成している。
本実施形態では、図示しないが、端面部113の表面の一部に、端面部113の摩擦係数を増加させるための摩擦部材を配置している。この摩擦部材は、非磁性材料で形成される。摩擦部材としては、アルミナを樹脂で固めたものや、アルミニウム等の金属粉末の焼結体等を採用することができる。
続いて、従動側回転体13は、アーマチュア14およびハブ15を含んで構成されている。アーマチュア14は、径方向DRrに広がると共に、その中央部に表裏を貫通する貫通穴が形成された円環状の板部材である。アーマチュア14は、鉄等の強磁性材料で形成されている。アーマチュア14は、ロータ11と共に、電磁石12に通電された際に生じる磁気回路の一部を構成する。
アーマチュア14は、所定の微小間隙(例えば、0.5mm程度)を隔ててロータ11の端面部113に対向配置されている。アーマチュア14のうち、ロータ11の端面部113に対向する平坦部は、ロータ11とアーマチュア14とが連結された際に、端面部113と接触する摩擦面を形成している。
また、本実施形態のアーマチュア14には、径方向DRrの中間部分に磁気遮断用の溝部141が形成されている。この溝部141は、アーマチュア14の円周方向に沿って延びる円弧状の形状であり、アーマチュア14に対して複数個形成されている。本実施形態のアーマチュア14は、溝部141の外周側に位置する外周部142と、溝部141の内周側に位置する内周部143とに区分される。アーマチュア14の外周部142は、リベット等の締結部材144によりハブ15に接続されている。締結部材144は、アルミニウム等の金属製部材により構成されている。
ハブ15は、アーマチュア14を圧縮機2のシャフト20に締結する締結部材を構成している。換言すれば、アーマチュア14およびシャフト20は、ハブ15を介して連結されている。
図4、図5に示すように、本実施形態のハブ15は、アウタハブ16、インナハブ17およびゴム部材18を含んで構成されている。なお、図4に示す二点鎖線は、ゴム部材18の外周縁部を示している。
アウタハブ16は、締結部材144によってアーマチュア14の外周部142に連結されている。アウタハブ16は、図5、図7に示すように、アーマチュア14に連結される板状のアウタ側連結部161、アウタ側連結部161の内周側からシャフト20の軸方向DRaxに沿って延びるアウタ側フランジ部162、アウタ側受部163を含んで構成されている。本実施形態のアウタハブ16は、アウタ側連結部161、アウタ側フランジ部162、アウタ側受部163が一体成形物として構成されている。本実施形態のアウタハブ16は、アルミニウム等の金属製部材により構成されている。
アウタ側連結部161は、外周側がアーマチュア14の外形状に対応する形状となっている。また、アウタ側連結部161は、アーマチュア14に連結される部位の内側にプラス状(すなわち、+記号状)の開口が設けられている。
アウタ側フランジ部162は、アウタ側連結部161の内周側からアーマチュア14から離れる方向に延びている。アウタ側フランジ部162は、シャフト20の回転方向RDにおいて後述するインナハブ17を囲む形状となっている。
具体的には、アウタ側フランジ部162は、インナハブ17の外形状に対応するプラス状(すなわち、+記号状)の筒状部で構成されている。アウタ側フランジ部162の内周側とインナハブ17の外周側との間には、所定の隙間が形成されている。本実施形態では、アウタ側フランジ部162が、シャフト20の回転方向RDにおいて後述するインナハブ17のフランジ部172cを囲む内周側壁部を構成している。
アウタ側受部163は、シャフト20の軸方向DRaxにおいてインナハブ17の延出部172bにおけるアーマチュア14と反対側の部位と対向するように、アウタ側フランジ部162からシャフト20の軸線CLに向かって近付くように延びている。アウタ側受部163は、その中央にプラス状(すなわち、+記号状)の開口部164が形成されている。
続いて、インナハブ17は、図5に示すように、圧縮機2のシャフト20に対して連結されている。インナハブ17は、図5、図6に示すように、シャフト20に連結されるボス部170、インナ側板状部171およびインナプレート172を含んで構成されている。ボス部170およびインナ側板状部171は鉄等の金属製部材を用いた一体成形物として構成されている。また、インナ側板状部171の一部は、インサート成形によりインナプレート172内に埋設され、インナ側板状部171およびインサート成形は一体化されている。
ボス部170は、筒状部で構成されている。ボス部170の内周側には、シャフト20の外周側に形成された雄ネジに螺合する雌ネジが形成されている。インナハブ17は、ボス部170に形成された雌ネジとシャフト20の雄ネジとの螺合によってシャフト20に対して連結されている。
インナ側板状部171は、ボス部170の圧縮機2側と反対側の面からシャフト20の径方向DRrに拡がる部材である。インナ側板状部171は、シャフト20の径方向DRrの外側に向かって突出する4つの突出部171aを有している。また、インナ側板状部171には、4つの成型用の穴部171bが形成されている。
インナプレート172は、アウタハブ16とインナ側板状部171との間に配置されている。インナプレート172は、アウタハブ16とインナ側板状部171とを連結している。インナプレート172は、本体部172a、延出部172b、フランジ部172cおよび受部172dを含んで構成されている。本体部172a、延出部172b、フランジ部172cおよび受部172dは、樹脂により一体成型されている。本実施形態のインナプレート172は、融点が180〜300℃程度を有する樹脂により構成されている。具体的には、インナプレート172は、PBT(ポリブチレンテフタレート)、PO(ポリオレフィン)、66ナイロン、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等を用いることができる。
本体部172aは、円盤形状を成しており、シャフト20の径方向DRrに拡がる部位に配置される。本体部172aの外周側には、シャフト20の径方向DRrの外側に向かって延びる4つの延出部172bが設けられている。
フランジ部172cは、延出部172bの外縁部からアーマチュア14から離れる方向に延びている。フランジ部172cは、アウタ側フランジ部162と対向するように、シャフト20の軸方向DRaxに沿って延びている。
具体的には、フランジ部172cは、プラス状(すなわち、+記号状)の筒状部で構成されている。フランジ部172cの外周側とアウタハブ16の内周側との間には、所定の隙間が形成されている。
受部172dは、ゴム部材18がシャフト20の軸方向DRaxに移動することを防止するために設けられている。受部172dは、延出部172bの外縁部からシャフト20の径方向DRrの外側に向かって延びている。
ゴム部材18は、その弾性力によってインナハブ17に対してアウタハブ16をシャフト20の軸方向DRaxに移動可能に保持すると共に、アウタハブ16の回転力をインナハブ17に対して緩衝的に伝達する部材である。
ゴム部材18は、図5、図8に示すように、アウタハブ16のアウタ側フランジ部162とインナプレート172のフランジ部172cとの間に配置されている。本実施形態のゴム部材18は、アウタ側フランジ部162の内周側とインナプレート172のフランジ部172cの外周側との間に形成される隙間形状に対応する形状を有している。
インナプレート172は、アーマチュア14がロータ11に吸着された際に、ロータ11からアーマチュア14の外周部142、締結部材144、アウタハブ16、ゴム部材18を介して伝達されるトルクをインナハブ17へと伝達する。
電磁石12が通電状態になっている場合、インナプレート172とアーマチュア14の外周部142との間に所定の隙間が形成される。そして、電磁石12が非通電状態になると、インナプレート172は、アーマチュア14の外周部142と当接してアーマチュア14の外周部142を受け止める。
また、図5に示したように、本実施形態のインナ側板状部171は、その中心がロータ11の回転軸CLと一致するよう配置されている。アーマチュア14は、ロータ11の回転軸CLを中心とする同心円状に形成された外周部142および内周部143を有している。内周部143は、中央部分に円形開口部が形成されるとともにロータ11とインナ側板状部171との間に配置されている。そして、インナ側板状部171の周方向における最大となる直径、すなわち、インナ側板状部171の周方向における最大外径φCは、内周部143の内径φBよりも大きくなっている。
また、アウタハブ16は、インナ側板状部171の外周側を覆うように外周部142に固定されている。また、図4、図5に示したように、アウタハブ16の内周面の周方向における最小となる直径、すなわち、アウタハブ16の内周面の周方向における最小内径φDは、インナ側板状部171の周方向における最大となる直径、すなわち、インナ側板状部171の周方向における最大外径φCより大きくなっている。
次に、本実施形態の動力伝達装置10の作動を説明する。電磁石12が非通電状態になっている場合には、電磁石12の電磁吸引力が生じない。このため、アーマチュア14は、ゴム部材18によってロータ11の端面部113から離れる方向に付勢される。
これにより、エンジン6からの回転駆動力はベルト7を介してロータ11に伝達されるだけで、アーマチュア14およびハブ15へは伝達されず、ロータ11だけがボールベアリング19上で空転する。このため、駆動対象装置である圧縮機2は停止した状態となる。
これに対し、電磁石12が通電状態になっている場合には、電磁石12の電磁吸引力が発生する。この電磁吸引力によって、アーマチュア14がロータ11の端面部113側に吸引されることで、アーマチュア14がロータ11に吸着される。これにより、ロータ11の回転が従動側回転体13を介して圧縮機2のシャフト20に伝達されることで、圧縮機2が作動する。すなわち、エンジン6から出力された回転駆動力が、動力伝達装置10を介して圧縮機2に伝達されることで、圧縮機2が作動する。この際、アーマチュア14とロータ11の端面部113の各摩擦面の温度は、例えば、100℃程度まで上昇するが、インナプレート172は変形することない。
ここで、圧縮機2に不具合が生じて圧縮機2がロックし、圧縮機2のシャフト20が回転しなくなると、鉄等の強磁性材料で形成されたアーマチュア14とロータ11の端面部113との摩擦面に滑りが生じる。そして、アーマチュア14とロータ11の端面部113の各摩擦面の温度が摩擦熱により上昇し、アーマチュア14が徐々に赤熱する。
そして、赤熱したアーマチュア14による輻射熱がインナプレート172に伝熱し、インナプレート172の温度が徐々に上昇する。この際、インナプレート172の温度は、例えば、300℃程度まで上昇する。
そして、インナプレート172は、その温度がその融点に近づくと樹脂が軟化し、インナプレート172の強度は低下する。さらに、インナプレート172の温度がその融点を超えるとインナプレート172は溶融する。
ここで、インナプレート172は、圧縮機2のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる輻射熱により変形または溶融する部材により構成されている。
したがって、ロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる輻射熱により、インナプレート172の温度が上昇し、インナプレート172におけるインナハブ17のインナ側板状部171との境界部のうち、特に、図9の領域Xの部分が変形または溶融すると、インナハブ17のインナ側板状部171と、インナプレート172との結合力が急速に低下する。
この結果、インナハブ17のインナ側板状部171は圧縮機2のシャフト20により固定されたまま、インナプレート172の外周部、すなわち、インナプレート172の延出部172b、フランジ部172cおよび受部172dは、ロータ11、アーマチュア14、アウタハブ16、ゴム部材18とともに回転を始める。
すなわち、ロータ11とアーマチュア14とのトルクの伝達が遮断され、エンジン6からの回転駆動力をロータ11に伝達するベルト7のベルト切れを防止することができる。
上述したように、本実施形態の動力伝達装置は、通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石12と、ベルト7を介して駆動源6からの回転駆動力を受けて所定の回転軸CLを中心に回転するロータ11と、を備える。さらに、電磁石12への通電時にロータ11に連結されてロータ11と一体に回転すると共に、電磁石12への非通電時にロータ11から切り離されるアーマチュア14と、アーマチュア14を駆動対象装置のシャフト20に連結するハブ15と、を備える。
また、ハブ15は、アーマチュア14に連結されるアウタハブ16と、シャフト20に連結されたボス部170と、ボス部170からシャフト20の径方向外側に拡がるインナ側板状部171と、アウタハブ16とインナ側板状部171との間に配置されるインナプレート172と、を含んで構成されている。そして、インナ側板状部171およびインナプレート172は、一体的に構成され、インナプレート172は、電磁石12への通電時に駆動対象装置のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されている。
したがって、電磁石12への通電時に駆動対象装置のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる熱により、インナ側板状部171が変形または溶融する。そして、シャフト20がロックした状態でも、アーマチュア14はロータ11とともに回転することが可能となり、温度ヒューズを用いることなく圧縮機がロックした際のベルト切れを防止することができる。
また、本実施形態のインナ側板状部171は、その中心がロータ11の回転軸CLと一致するよう配置されている。また、アーマチュア14は、ロータ11の回転軸CLを中心とする同心円状に形成された外周部142および内周部143を有している。また、内周部143は、中央部分に円形開口部が形成されるとともにロータ11とインナ側板状部171との間に配置されている。そして、ロータ11の回転軸CLを中心とするインナ側板状部171の周方向における最大外径φCは、内周部143の内径φBよりも大きくなっている。
したがって、インナプレート172が変形または溶融した際に、アーマチュア14がインナ側板状部171に引っ掛かり、アーマチュア14が飛散することを防止することができる。さらに、アーマチュア14が飛散することにより車両の部品等に損傷を与えるといったことを防止することもできる。
また、ロータ11の回転軸CLを中心とするインナ側板状部171の周方向における最大外径φCは、内周部143の内径φBよりも大きくなっているので、インナ側板状部171の周方向におけるロータ11の回転軸CLからの最大外径φCは、内周部143の内径φBよりも小さくなっている場合と比較して、インナ側板状部171と一体で構成されたインナプレート172が、熱源となるアーマチュア14の近くに配置されることになり、インナプレート172が、アーマチュア14からの輻射熱を効率的に受けることができる。
また、インナ側板状部171は、シャフト20の径方向の外側に向かって突出する突出部171aを有している。
このように、インナ側板状部171は、シャフト20の径方向の外側に向かって突出する突出部171aを有しているので、インナ側板状部171とインナプレート172の結合力を大きくすることができる。
また、アウタハブ16は、インナ側板状部171の外周側を覆うように外周部142に固定されている。さらに、アウタハブ16の内周面の周方向における最小内径φDは、インナ側板状部171の周方向における最大外径φCより大きくなっている。
したがって、インナプレート172が変形または溶融して、アウタハブ16がアーマチュア14とともに回転を始めた際に、アウタハブ16がインナ側板状部171に接触しないようにすることができ、インナ側板状部171がアウタハブ16の回転の妨げとならないようにすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る動力伝達装置について図10を用いて説明する。本実施形態の動力伝達装置は、上記第1実施形態の動力伝達装置に対し、さらに、アーマチュア14の内周部143の内周面から内周部143の中心側に突出する突出部145が形成されており、この突出部145によりアーマチュア14の内周部143の内周面の断面が、段付き形状となっている。
具体的には、突出部145は、内周部143の厚さ方向のインナプレート172側の半分の領域に形成されている。
これにより、インナプレート172と対向するアーマチュア14の内周部143の面積がより大きくなるため、アーマチュア14で生じた輻射熱を効率的にインナプレート172に伝達させることができる。
なお、内周部143の厚さ方向の全体に突出部145を形成した場合、磁極の面積が過大となり、磁束密度が低下を招き、アーマチュア14とロータ11との吸引力が低下してしまうが、本実施形態では、内周部143の厚さ方向のインナプレート172側の半分の領域に突出部145を形成することで、アーマチュア14とロータ11との吸引力の低下を抑制しつつ、アーマチュア14で生じた輻射熱を効率的にインナプレート172に伝達させることができる。
さらに、インナプレート172が変形または溶融したとしても、アーマチュア14の内周部143がインナ側板状部171に引っ掛かり、アーマチュア14のシャフト20の先端側への移動が阻止されるので、より確実にアーマチュア14が飛散することを防止できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る動力伝達装置について図11を用いて説明する。本実施形態の動力伝達装置は、上記第1実施形態の動力伝達装置に対し、さらに、インナ側板状部171は、シャフト20の軸方向に沿ってアーマチュア14の内周部143の内周側に向けて突出した突出部177を有している。なお、突出部177は、インナプレート172に埋設されている。したがって、アーマチュア14で生じた輻射熱を効率的にインナプレート172に伝達させることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係る動力伝達装置について図12を用いて説明する。本実施形態のアーマチュア14は、インナプレート172に向けて突出する突出部143aを有し、この突出部143aがインナプレート172に形成された凹部に挿入されている。
具体的には、アーマチュア14の内周部143は、インナプレート172に向けて突出する突出部143aを有している。インナプレート172における突出部143aと対応する位置には凹部が形成されている。そして、突出部143aは、インナプレート172における突出部143aと対応する位置に形成された凹部に挿入されている。したがって、アーマチュア14で生じた輻射熱を効率的にインナプレート172に伝達させることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態に係る動力伝達装置について図13を用いて説明する。上記第1実施形態のインナ側板状部171は、シャフト20の径方向の外側に向かって延びる4つの突出部171aを有しているが、本実施形態のインナ側板状部171は、円盤形状を成しており、上記第1実施形態のインナ側板状部171のような突出部171aを有していない。
本実施形態のインナ側板状部171は、円盤形状を成しており、その外周面に凹凸が形成されている。
本実施形態のインナ側板状部171は、インナ側板状部171とインナプレート172との間の結合力を大きくするため、インナ側板状部171の外周面に細かな凹凸が形成されている。このような凹凸は、例えば、ローレット加工により形成することができる。
なお、インナ側板状部171の外周面に凹凸が形成されていないと、インナ側板状部171とインナプレート172との間の結合力が小さく、大きなトルクを伝達することはできない。
金属製部材により構成されたインナ側板状部171よりも樹脂により構成されたインナプレート172の方が線膨張係数が大きい。したがって、圧縮機2がロックし、アーマチュア14とロータ11の端面部113との各摩擦面の温度が摩擦熱により上昇し、インナプレート172の温度が上昇すると、インナプレート172が膨張して、細かな凹凸の部位がインナ側板状部171から離れるように変形し、インナ側板状部171と、インナプレート172との結合力が急速に低下する。
この結果、インナハブ17のインナ側板状部171は圧縮機2のシャフト20により固定されたまま、インナプレート172の外周部、すなわち、インナプレート172の延出部172b、フランジ部172cおよび受部172dはアーマチュア14とともに回転を始める。
すなわち、ロータ11とアーマチュア14とのトルクの伝達が遮断され、エンジン6からの回転駆動力をロータ11に伝達するベルト7のベルト切れを防止することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態に係る動力伝達装置について説明する。上記第1実施形態のアウタハブ16は、アルミニウム等の金属製部材により構成されている。これに対し、本実施形態のアウタハブ16は、融点が180〜300℃を有する樹脂により構成されている。
上記各実施形態では、圧縮機2がロックすると、アーマチュア14とロータ11の端面部113との各摩擦面の温度が摩擦熱により上昇し、インナプレート172が変形または溶融する。
これに対し、本実施形態では、アーマチュア14とロータ11の端面部113との各摩擦面の温度が摩擦熱により上昇すると、さらに、融点が180〜300℃を有する樹脂により構成されたアウタハブ16が変形または溶融する。
この場合、圧縮機2がロックし、アーマチュア14とロータ11の端面部113との各摩擦面の温度が摩擦熱により上昇すると、インナプレート172が変形または溶融しなくても、アウタハブ16が変形または溶融することにより、インナハブ17のインナ側板状部171およびゴム部材18は圧縮機2のシャフト20により固定されたまま、アーマチュア14がロータ11とともに回転を始める。
上述したように、本実施形態の動力伝達装置は、通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石12と、ベルト7を介して駆動源6からの回転駆動力を受けて所定の回転軸CLを中心に回転するロータ11と、を備える。さらに、電磁石12への通電時にロータ11に連結されてロータ11と一体に回転すると共に、電磁石12への非通電時にロータ11から切り離されるアーマチュア14と、アーマチュア14を駆動対象装置のシャフト20に連結するハブ15と、を備える。
また、ハブ15は、アーマチュア14に連結されるアウタハブ16と、シャフト20に連結されるインナハブ17と、アウタハブ16とインナハブ17との間に配置されるインナプレート172と、を含んで構成されている。そして、アウタハブ16は、電磁石12への通電時に駆動対象装置のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されている。
したがって、電磁石12への通電時に駆動対象装置のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる熱により、アウタハブ16が変形または溶融する。そして、シャフト20がロックした状態でも、アーマチュア14はロータ11とともに回転することが可能となり、温度ヒューズを用いることなく圧縮機がロックした際のベルト切れを防止することができる。
なお、本実施形態では、樹脂製のインナプレート172を用いたが、樹脂以外の材質のものを用いることもできる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態に係る動力伝達装置について説明する。上記第1実施形態では、アーマチュア14の外周部142とハブ15を連結する締結部材144がアルミニウム等の金属製部材により構成されている。これに対し、本実施形態の締結部材144は、融点が180〜300℃を有する樹脂により構成されている。なお、本実施形態のアウタハブ16は、アルミニウム等の金属製部材により構成されている。
この場合、圧縮機2がロックし、アーマチュア14とロータ11の端面部113との各摩擦面の温度が摩擦熱により上昇すると、インナプレート172が変形または溶融しなくても、締結部材144が変形または溶融することにより、インナハブ17のインナ側板状部171およびゴム部材18およびアウタハブ16は圧縮機2のシャフト20により固定されたまま、アーマチュア14が回転を始める。
上述したように、本実施形態の動力伝達装置は、駆動源6からの回転駆動力を駆動対象装置2に伝達する動力伝達装置であって、通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石12と、ベルト7を介して駆動源6からの回転駆動力を受けて回転するロータ11と、を備える。さらに、電磁石への通電時にロータに連結されてロータと一体に回転すると共に、電磁石への非通電時にロータから切り離されるアーマチュア14と、アーマチュア14を駆動対象装置のシャフトに連結するハブ15と、を備える。
また、ハブ15は、アーマチュア14に連結されるアウタハブ16と、アウタハブ16をアーマチュア14に締結する締結部材144と、シャフト20に連結されるインナハブ17と、アウタハブ16とインナハブ17との間に配置されるインナーハブ172と、を含んで構成されている。また、締結部材144は、電磁石12への通電時に駆動対象装置のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されている。
したがって、電磁石12への通電時に駆動対象装置のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる熱により、締結部材144が変形または溶融する。そして、シャフト20がロックした状態でも、アーマチュア14はロータ11とともに回転することが可能となり、温度ヒューズを用いることなく圧縮機がロックした際のベルト切れを防止することができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、溝部141の外周側に位置する外周部142と、溝部141の内周側に位置する内周部143と、を有し、外周部142および内周部143の2つの部材が同心円状に配置されたのアーマチュア14を採用した。これに対し、同心円状に配置された3つ以上の部材を備えたアーマチュア14を採用してもよい。
(2)上記第1実施形態では、インナプレート172が、電磁石12への通電時に駆動対象装置のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されている。
これに対し、インナ側板状部171およびインナプレート172の少なくとも一方が、電磁石12への通電時に駆動対象装置のシャフト20がロックした際にロータ11とアーマチュア14との摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されるようにしてもよい。
(3)上記第2実施形態では、内周部143の厚さ方向のインナプレート172側の半分の領域に突出部145を形成することにより、アーマチュア14の内周部143の内周面の断面を段付き形状とした。これに対し、内周部143の厚さ方向のインナプレート172側と反対側の半分の領域に突出部145を形成することにより、アーマチュア14の内周部143の内周面の断面を段付き形状としてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、駆動源からの回転駆動力を駆動対象装置に伝達する動力伝達装置であって、通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石を備える。また、ベルトを介して駆動源からの回転駆動力を受けて所定の回転軸を中心に回転するロータを備える。また、電磁石への通電時にロータに連結されてロータと一体に回転すると共に、電磁石への非通電時にロータから切り離されるアーマチュアと、アーマチュアを駆動対象装置のシャフトに連結するハブを備える。また、ハブは、アーマチュアに連結されるアウタハブと、シャフトに連結されたボス部と、ボス部からシャフトの径方向外側に拡がるインナ側板状部と、アウタハブとインナ側板状部との間に配置されるインナプレートと、を含んで構成されている。そして、インナ側板状部およびインナプレートは、一体的に構成され、インナ側板状部およびインナプレートの少なくとも一方は、電磁石への通電時に駆動対象装置のシャフトがロックした際にロータとアーマチュアとの摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されている。
また、第2の観点によれば、インナ側板状部は、その中心がロータの回転軸と一致するよう配置され、アーマチュアは、ロータの回転軸を中心とする同心円状に形成された複数の円環状部を含んで構成されている。そして、複数の円環状部のうち少なくとも最内周側に配置された円環状部は、中央部分に円形開口部が形成されるとともにロータとインナ側板状部との間に配置され、インナ側板状部の周方向における最大外径は、最内周側に配置された円形開口部の内径よりも大きくなっている。
したがって、インナプレートが変形または溶融した際に、最内周側に配置された円環状部がインナ側板状部に引っ掛かるので、アーマチュアが飛散することを防止することができる。さらに、アーマチュアの飛散を防止することにより車両の部品等に損傷を与えるといったことを防止することもできる。
また、第3の観点によれば、インナ側板状部は、シャフトの径方向の外側に向かって突出する突出部を有している。
このように、インナ側板状部は、シャフトの径方向の外側に向かって突出する突出部を有しているので、インナ側板状部とインナプレートの結合力を大きくすることができる。
また、このように、インナ側板状部が、シャフトの径方向の外側に向かって突出する突出部を有している場合には、インナ側板状部の周方向におけるロータの回転軸からの最大外径は、ロータの回転軸から突出部の外周までの半径とすることができる。
また、第4の観点によれば、アウタハブは、インナ側板状部の外周側を覆うように複数の円環状部のうち少なくとも最外周側に配置された円環状部に固定されている。また、アウタハブの内周面における最小内径は、インナ側板状部の周方向における最大外径より大きくなっている。
したがって、インナプレートが変形または溶融して、アウタハブがアーマチュアとともに回転を始めた際に、アウタハブがインナ側板状部に接触しないようにすることができ、インナ側板状部がアウタハブの回転の妨げとならないようにすることができる。
また、第5の観点によれば、インナ側板状部は、円盤形状を成しており、その外周面に凹凸が形成されている。したがって、外周面に凹凸が形成されていない円盤形状のものと比較して、インナ側板状部との結合力を大きくすることができ、より大きなトルクを伝達することができる。
また、第6の観点によれば、インナプレートには凹部が形成されており、アーマチュアは、シャフトの軸方向に沿ってインナプレートに向けて突出する突出部を有し、突出部は、インナプレートに形成された凹部に挿入されている。したがって、アーマチュアからの伝熱性能を向上することができる。
また、第7の観点によれば、最内周側に配置された円環状部の内周面の断面は、段付き形状とされている。
したがって、アーマチュアとロータとの吸引力の低下を抑制しつつ、アーマチュアで生じた熱を効率的にインナプレートに伝達させることが可能である。
また、第8の観点によれば、インナ側板状部は、シャフトの軸方向に沿って最内周側に配置された円環状部の内周側に突出した突出部を有している。したがって、アーマチュアからの伝熱性能を向上することができる。
また、第9の観点によれば、インナ側板状部およびインナプレートの少なくとも一方は、樹脂により構成されている。このように、インナ側板状部およびインナプレートの少なくとも一方を、樹脂により構成することができる。また、インナ側板状部およびインナプレートの少なくとも一方を、樹脂により構成することで、軽量化を図ることが可能である。
また、第10の観点によれば、インナプレートは、樹脂により構成され、インナ側板状部は、金属により構成されている。このように、インナプレートを樹脂により構成し、インナ側板状部を金属により構成することもできる。また、インナプレートを樹脂により構成し、インナ側板状部を金属により構成することで、インナ側板状部の強度を確保しつつ、インナプレートを変形または溶融させることができる。
また、第11の観点によれば、駆動源からの回転駆動力を駆動対象装置に伝達する動力伝達装置であって、通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石と、ベルトを介して駆動源からの回転駆動力を受けて回転するロータと、を備える。さらに、電磁石への通電時にロータに連結されてロータと一体に回転すると共に、電磁石への非通電時にロータから切り離されるアーマチュアと、アーマチュアを駆動対象装置のシャフトに連結するハブと、を備える。また、ハブは、アーマチュアに連結されるアウタハブと、シャフトに連結されるインナハブと、アウタハブとインナハブとの間に配置されるインナプレートと、を含んで構成されている。そして、アウタハブは、電磁石への通電時に駆動対象装置のシャフトがロックした際にロータとアーマチュアとの摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されている。
また、第12の観点によれば、駆動源からの回転駆動力を駆動対象装置に伝達する動力伝達装置であって、通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石と、ベルトを介して駆動源からの回転駆動力を受けて回転するロータと、を備える。さらに、電磁石への通電時にロータに連結されてロータと一体に回転すると共に、電磁石への非通電時にロータから切り離されるアーマチュアと、アーマチュアを駆動対象装置のシャフトに連結するハブと、を備える。また、ハブは、アーマチュアに連結されるアウタハブと、アウタハブをアーマチュアに締結する締結部材と、シャフトに連結されるインナハブと、アウタハブとインナハブとの間に配置されるインナプレートと、を含んで構成されている。そして、締結部材は、電磁石への通電時に駆動対象装置のシャフトがロックした際にロータとアーマチュアとの摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されている。
1 冷凍サイクル
2 圧縮機
6 エンジン
7 ベルト
10 動力伝達装置
11 ロータ
12 電磁石
14 アーマチュア
15 ハブ
16 アウタハブ
17 インナハブ
170 ボス部
171 インナ側板状部
172 インナプレート
18 ゴム部材
20 シャフト

Claims (9)

  1. 駆動源(6)からの回転駆動力を駆動対象装置(2)に伝達する動力伝達装置であって、
    通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石(12)と、
    ベルト(7)を介して駆動源(6)からの前記回転駆動力を受けて所定の回転軸(CL)を中心に回転するロータ(11)と、
    前記電磁石への通電時に前記ロータに連結されて前記ロータと一体に回転すると共に、前記電磁石への非通電時に前記ロータから切り離されるアーマチュア(14)と、
    前記アーマチュアを前記駆動対象装置のシャフト(20)に連結するハブ(15)と、を備え、
    前記ハブは、前記アーマチュアに連結されるアウタハブ(16)と、前記シャフトに連結されたボス部(170)と、前記ボス部から前記シャフトの径方向外側に拡がるインナ側板状部(171)と、前記アウタハブと前記インナ側板状部との間に配置されるインナプレート(172)と、を含んで構成されており、
    前記インナ側板状部および前記インナプレートは、一体的に構成され、
    前記インナ側板状部および前記インナプレートの少なくとも一方は、前記電磁石への通電時に前記駆動対象装置のシャフトがロックした際に前記ロータと前記アーマチュアとの摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されており、
    前記インナ側板状部は、その中心が前記ロータの前記回転軸と一致するよう配置され、
    前記アーマチュアは、前記ロータの前記回転軸を中心とする同心円状に形成された複数の円環状部(142、143)を含んで構成され、
    前記複数の円環状部のうち少なくとも最内周側に配置された円環状部は、中央部分に円形開口部が形成されるとともに前記ロータと前記インナ側板状部との間に配置され、
    前記インナ側板状部の周方向における最大外径(φC)は、前記最内周側に配置された前記円形開口部の内径(φB)よりも大きくなっている動力伝達装置。
  2. 前記インナ側板状部は、前記シャフトの径方向の外側に向かって突出する突出部(171a)を有している請求項に記載の動力伝達装置。
  3. 前記アウタハブは、前記インナ側板状部の外周側を覆うように前記複数の円環状部のうち少なくとも最外周側に配置された円環状部に固定され、
    前記アウタハブの内周面における最小内径(φD)は、前記インナ側板状部の周方向における最大外径(φC)より大きくなっている請求項1または2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記インナ側板状部は、円盤形状を成しており、その外周面に凹凸が形成されている請求項1ないしのいずれか1つに記載の動力伝達装置。
  5. 前記最内周側に配置された円環状部の内周面の断面は、段付き形状とされている請求項1ないし4のいずれか1つに記載の動力伝達装置。
  6. 前記インナ側板状部は、前記シャフトの軸方向に沿って前記最内周側に配置された円環状部の内周側に突出した突出部(177)を有している請求項1ないし5のいずれか1つに記載の動力伝達装置。
  7. 駆動源(6)からの回転駆動力を駆動対象装置(2)に伝達する動力伝達装置であって、
    通電によって電磁吸引力を発生させる電磁石(12)と、
    ベルト(7)を介して駆動源(6)からの前記回転駆動力を受けて所定の回転軸(CL)を中心に回転するロータ(11)と、
    前記電磁石への通電時に前記ロータに連結されて前記ロータと一体に回転すると共に、前記電磁石への非通電時に前記ロータから切り離されるアーマチュア(14)と、
    前記アーマチュアを前記駆動対象装置のシャフト(20)に連結するハブ(15)と、を備え、
    前記ハブは、前記アーマチュアに連結されるアウタハブ(16)と、前記シャフトに連結されたボス部(170)と、前記ボス部から前記シャフトの径方向外側に拡がるインナ側板状部(171)と、前記アウタハブと前記インナ側板状部との間に配置されるインナプレート(172)と、を含んで構成されており、
    前記インナ側板状部および前記インナプレートは、一体的に構成され、
    前記インナ側板状部および前記インナプレートの少なくとも一方は、前記電磁石への通電時に前記駆動対象装置のシャフトがロックした際に前記ロータと前記アーマチュアとの摩擦により生じる熱により変形または溶融する部材により構成されており、
    前記インナプレートには凹部(171c)が形成されており、
    前記アーマチュアは、前記シャフトの軸方向に沿って前記インナプレートに向けて突出する突出部(143a)を有し、
    前記突出部は、前記インナプレートに形成された前記凹部に挿入されている動力伝達装置。
  8. 前記インナ側板状部および前記インナプレートの少なくとも一方は、樹脂により構成されている請求項1ないしのいずれか1つに記載の動力伝達装置。
  9. 前記インナプレートは、樹脂により構成され、前記インナ側板状部は、金属により構成されている請求項1ないし8のいずれか1つに記載の動力伝達装置。
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