JP6680236B2 - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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本発明はラッシュアジャスタに関する。
内燃機関において、カムがロッカーアームを押圧すると、ロッカーアームがバルブを押し下げ、バルブが開弁する。ラッシュアジャスタはロッカーアームに接触し、バルブとロッカーアームとのクリアランスを調節する。ラッシュアジャスタとして、油圧式ラッシュアジャスタが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−192111号公報
しかし温度変化によりバルブが熱膨張し、バルブの閉じ渋りが発生することがある。そこで、バルブの閉じ渋りを抑制することが可能なラッシュアジャスタを提供することを目的とする。
上記目的は、作動油を貯留する第1室を有するプランジャと、前記プランジャを摺動可能に収納し、前記プランジャとともに前記第1室よりも高い圧力の作動油を貯留する第2室を区画するボディと、前記第2室に設けられた弾性部材と、前記第2室に設けられ、前記弾性部材に押圧されることで、前記第1室と前記第2室との連通路を遮断可能な弁部材と、前記第2室に設けられ、前記弁部材に連結され、前記プランジャよりも大きな線膨張係数を有し、温度変化に伴い前記プランジャの前記ボディに対する摺動方向に収縮または膨張することで、前記弁部材により前記連通路を開閉させる伸縮部材と、を具備するラッシュアジャスタによって達成できる。
バルブの閉じ渋りを抑制することが可能なラッシュアジャスタを提供できる。
図1は内燃機関を例示する模式図である。 図2はラッシュアジャスタを例示する断面図である。 図3はラッシュアジャスタを例示する断面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本実施形態のラッシュアジャスタについて説明する。図1は内燃機関100を例示する模式図である。内燃機関100は例えば自動車などに搭載されるガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンなどである。
図1に示すように、内燃機関100のシリンダヘッド10には吸気ポート12および排気ポート14が設けられている。吸気ポート12および排気ポート14それぞれにはバルブ15が設けられている。バルブ15の先端部は燃焼室11側に位置し、基端側はロッカーアーム18の一端に接触する。ロッカーアーム18の他端はラッシュアジャスタ16に接触する。ラッシュアジャスタ16は例えば油圧式ラッシュアジャスタであり、ロッカーアーム18を支持することで、ロッカーアーム18とバルブ15との間のクリアランスを調整する。ラッシュアジャスタ16、ロッカーアーム18およびバルブ15は、吸気ポート12および排気ポート14に対応してそれぞれ2つ設けられている。
不図示のカムがロッカーアーム18を押圧することで、バルブ15は押し下げられ、吸気ポート12および排気ポート14が開く。押し下げられたバルブ15は、例えばシリンダヘッド10に設けられた不図示のスプリングの弾性力により押し上げられ吸気ポート12および排気ポート14は閉じる。このとき、後述するラッシュアジャスタ16のプランジャは、カムがロッカーアーム18を押し下げる力を受けてバルブ15のリフト方向とは反対方向に沈み込んだ状態にある。
バルブ15は例えば耐熱鋼(SUH:Steel Use Heat Resisting)などの金属で形成されている。熱膨張によりバルブ15が伸びると、バルブ15のリフト量がゼロでも吸気ポート12および排気ポート14を閉じることができない、いわゆる閉じ渋りが発生する。例えば排気ガスを浄化する触媒を早期に活性化させるため、内燃機関100の急速な暖気を行うことがある。この場合、バルブ15は燃焼室11内の熱により急激に加熱され、大きく熱膨張する。この結果、閉じ渋りが発生しやすい。第1実施形態に係るラッシュアジャスタ16は閉じ渋りを抑制する。
図2および図3はラッシュアジャスタ16を例示する断面図である。図2は作動油が低温の例、図3は作動油が高温の例を示す。図2および図3に示すように、ラッシュアジャスタ16はボディ20およびプランジャ22を有する油圧式ラッシュアジャスタである。プランジャ22はボディ20に収納され、ボディ20に対して図の上下方向に摺動可能である。ボディ20およびプランジャ22は例えばアルミダイカストなどの金属で形成されている。
プランジャ22の内部には、作動油を貯留する低圧室22a(第1室)が設けられている。ボディ20とプランジャ22とは高圧室20a(第2室)を区画する。高圧室20aは低圧室22aよりも下側に位置する。プランジャ22が押し下げられ、高圧室20aの容積が低下すると、高圧室20aに貯留される作動油の圧力(油圧)は、低圧室22aにおける油圧よりも高くなる。プランジャ22に穴22cが設けられ、ボディ20に穴20bが設けられている。不図示のオイルポンプから吐出される作動油は、穴20bおよび22cを通じて低圧室22aに流れ込み、さらに高圧室20aへと導入される。
高圧室20aには、スプリング24および26、リテーナ28、チェックボール30(弁部材)および伸縮部材32が設けられている。スプリング24はボディ20の底面に配置され、リテーナ28を介してプランジャ22に上向きの弾性力を加える。つまりプランジャ22はスプリング24により上向きに付勢される。スプリング26(弾性部材)はリテーナ28の底面に配置され、チェックボール30に上向きの弾性力を加える。チェックボール30はプランジャ22の連通路22bに対向しており、スプリング26により上向きに付勢される。図2に示すように、チェックボール30が連通路22bから離間すると、高圧室20aと低圧室22aとが連通し、作動油は高圧室20aから低圧室22aへ、または低圧室22aから高圧室20aへと流れることが可能となる。図3に示すように、チェックボール30が連通路22bに接触することで、高圧室20aと低圧室22aとの連通は遮断される。
伸縮部材32は例えば金属またはセラミックなどで形成され、ボディ20およびプランジャ22よりも大きな線膨張係数を有する。伸縮部材32は例えばT字型の部材であり、面部分32aおよび突出部32bを有する。伸縮部材32の突出部32bの一端はチェックボール30に連結されている。図2に示すように、伸縮部材32の面部分32aはリテーナ28に接触することができる。温度変化に伴い、伸縮部材32は収縮および膨張し、それに伴いチェックボール30も上下に移動する。またチェックボール30の上下動により、スプリング26の長さが変化する。
図1に示したバルブ15が開弁するとき、カムの押圧力がロッカーアーム18を介してプランジャ22に伝達され、プランジャ22はボディ20内に進入しようとする。連通路22bはチェックボール30により遮断されているため、高圧室20aから低圧室22aへの作動油の流入が抑制される。高圧室20a内の油圧により、プランジャ22の沈み込みが抑制される。このとき、高圧室20a内の作動油は、ボディ20の内周面とプランジャ22の外周面との間を通り、わずかにラッシュアジャスタの外部に流出し、プランジャ22はわずかにボディ20内に進入する(リークダウン)。
バルブ15が閉弁するとき、スプリング24の付勢力により、プランジャ22はボディ20から進出する方向(上向き)にスライドする。プランジャ22がロッカーアーム18の一端を押圧することで、ロッカーアーム18の他端がバルブ15に押し付けられる。これによりバルブ15とロッカーアーム18との間にクリアランスが発生することが抑制される。しかし前述のように、バルブ15が熱膨張すると閉じ渋りが発生することがある。閉じ渋り抑制のために、バルブ15の伸びをラッシュアジャスタ16で吸収する。
図2に示す例では作動油の温度が低い。このため、線膨張係数の大きい伸縮部材32は、プランジャ22の摺動方向において、ボディ20およびプランジャ22に比べて大きく収縮する。面部分32aとチェックボール30との距離はL1である。伸縮部材32に連結されたチェックボール30は、伸縮部材32の突出部32bとともに下側に移動し、プランジャ22から離間する。これにより作動油は、高圧室20aから連通路22bを通じて低圧室22aに向けて流れる。したがってプランジャ22は下方向に沈み込み、これによりバルブ15の伸びを吸収することができる。この結果、バルブ15の閉じ渋りを抑制することができる。
図3に示す例では作動油の温度が高い。このため、伸縮部材32は図2の例に比べて膨張する。突出部32bが伸びることで、面部分32aはリテーナ28から下側に離間する。面部分32aとチェックボール30との距離はL2であり、L1より大きい。このときチェックボール30はプランジャ22に接触し、チェックボール30により連通路22bを遮断することができる。
以上のように、第1実施形態によれば、チェックボール30に連結され、ボディ20およびプランジャ22よりも大きな線膨張係数を有する伸縮部材32が設けられている。伸縮部材32が伸縮することで、チェックボール30が移動し、連通路22bを開閉する。図2に示したように低温時には伸縮部材32が収縮することで、チェックボール30は下側に移動し、連通路22bが開く。プランジャ22の沈み込み量が大きくなり、バルブ15の伸びを吸収することができる。これにより閉じ渋りを抑制することができる。
伸縮部材32の材料および形状は変更してもよい。伸縮部材32の材料として、線膨張係数が例えばボディ20、プランジャ22およびバルブ15それぞれの線膨張係数より大きいものを用いる。これにより閉じ渋りを抑制することができる。
高圧室20aと低圧室22aとを遮断(チェック)する部材はチェックボール30としたが、他の弁部材を用いてもよい。伸縮部材32とチェックボール30とを連結することで、低温時には弁部材を伸縮部材32とともに下側に移動させ、閉じ渋りを抑制することができる。スプリング26はコイルスプリングとしたが、それ以外の弾性部材でもよい。伸縮部材32とチェックボール30とは例えば不図示のフレームなどで連結されてもよいし、また溶接などで連結されてもよい。
第1実施形態は吸気ポート12側のバルブ15(吸気弁)、および排気ポート14側のバルブ15(排気弁)の少なくとも一方に適用すればよい。吸気ポート12および排気ポート14の両方におけるバルブ15に適用することで、吸気過程および排気過程における閉じ渋りを抑制することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 シリンダヘッド
11 燃焼室
12 吸気ポート
14 排気ポート
15 バルブ
16 ラッシュアジャスタ
18 ロッカーアーム
20 ボディ
20a 高圧室
20b、22c 穴
22 プランジャ
22a 低圧室
22b 連通路
24 スプリング
26 スプリング(弾性部材)
28 リテーナ
30 チェックボール
32 伸縮部材
32a 面部分
32b 突出部
100 内燃機関

Claims (1)

  1. 作動油を貯留する第1室を有するプランジャと、
    前記プランジャを摺動可能に収納し、前記プランジャとともに前記第1室よりも高い圧力の作動油を貯留する第2室を区画するボディと、
    前記第2室に設けられた弾性部材と、
    前記第2室に設けられ、前記弾性部材に押圧されることで、前記第1室と前記第2室との連通路を遮断可能な弁部材と、
    前記第2室に設けられ、前記弁部材に連結され、前記プランジャよりも大きな線膨張係数を有し、温度変化に伴い前記プランジャの前記ボディに対する摺動方向に収縮または膨張することで、前記弁部材により前記連通路を開閉させる伸縮部材と、を具備するラッシュアジャスタ。
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