JP2018155196A - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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紳哉 中村
Shinya Nakamura
紳哉 中村
昌章 谷
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Abstract

【課題】バルブの閉じ渋りを抑制することが可能なラッシュアジャスタを提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、プランジャと、前記プランジャを摺動可能に収納し、前記プランジャの底面とともに作動油を貯留する油室を区画するボディと、前記摺動方向における前記ボディの端部に取り付けられ、端部が前記プランジャの外周面と対向するキャップと、を具備し、前記プランジャの外周面と前記ボディの内壁との間の隙間は、前記油室から外部へと前記作動油が流れる通路として機能し、前記キャップは、前記作動油の温度が所定の温度より低い場合に、前記キャップの端部と前記プランジャの外周面との間の距離が大きくなるように変形する形状記憶合金で形成されているラッシュアジャスタである。【選択図】図3

Description

本発明はラッシュアジャスタに関する。
内燃機関において、カムがロッカーアームを押圧すると、ロッカーアームがバルブを押し下げ、バルブが開弁する。バルブとロッカーアームとのクリアランスを調節するために、油圧式ラッシュアジャスタを用いることがある。ラッシュアジャスタは、ボディと、ボディ内で摺動するプランジャとを有する(例えば特許文献1)。
特開2013−234631号公報
しかし、バルブが高温になることで熱膨張し、バルブの閉じ渋りが発生することがある。特に内燃機関の急速暖気を行う際には閉じ渋りが発生しやすい。そこで、バルブの閉じ渋りを抑制することが可能なラッシュアジャスタを提供することを目的とする。
上記目的は、プランジャと、前記プランジャを摺動可能に収納し、前記プランジャの底面とともに作動油を貯留する油室を区画するボディと、前記摺動方向における前記ボディの端部に取り付けられ、端部が前記プランジャの外周面と対向するキャップと、を具備し、前記プランジャの外周面と前記ボディの内壁との間の隙間は、前記油室から外部へと前記作動油が流れる通路として機能し、前記キャップは、前記作動油の温度が所定の温度より低い場合に、前記キャップの端部と前記プランジャの外周面との間の距離が大きくなるように変形する形状記憶合金で形成されているラッシュアジャスタによって達成できる。
バルブの閉じ渋りを抑制することが可能なラッシュアジャスタを提供できる。
図1は内燃機関を例示する模式図である。 図2はラッシュアジャスタを例示する断面図である。 図3(a)および図3(b)はキャップ付近を拡大した断面図である。
以下、図面を参照して本実施形態のラッシュアジャスタについて説明する。図1は内燃機関100を例示する模式図である。内燃機関100は例えば自動車などの車両に搭載されるガソリンエンジンを例とするが、ディーゼルエンジンなどでもよい。内燃機関100は例えば4気筒エンジンなどの多気筒エンジンとすることができる。図1には1つの気筒を図示している。また、車両は内燃機関100とともに、モータを備えるハイブリッド車両でもよい。
図1に示すように、内燃機関100はシリンダブロック10およびシリンダヘッド11を備える。シリンダヘッド11はシリンダブロック10の上に取り付けられ、シリンダブロック10内にはシリンダ10aが形成される。シリンダ10a内にはピストン19が摺動可能に配置されている。コンロッド20の一端はピストン19に連結され、他端はクランクシャフト22に連結されている。
シリンダヘッド11には、吸気ポート12、吸気バルブ13、排気ポート14、排気バルブ15、2つのラッシュアジャスタ16、および点火プラグ26が設けられている。吸気バルブ13は吸気ポート12を開閉する。排気バルブ15は排気ポート14を開閉する。
吸気ポート12には燃料噴射弁24が設けられ、さらに上流側には、例えば不図示のエアクリーナ、エアフローメータ、およびスロットルバルブなどを設けてもよい。排気ポート14の下流側には、排気を浄化する触媒およびフィルタなどを設けてもよい。燃料噴射弁24は、燃料を噴射する。吸気バルブ13が開弁することで、燃料と空気との混合気はシリンダ10a内に導入される。点火プラグ26の先端はシリンダ10a内に位置している。点火プラグ26により、混合気は点火され燃焼する。このとき、ピストン19はシリンダ10a内で上下に往復運動し、クランクシャフト22が回転する。
ラッシュアジャスタ16、ロッカーアーム17およびカム18は、吸気バルブ13および排気バルブ15に対応して2つずつ設けられている。吸気バルブ13および排気バルブ15のそれぞれは、不図示のバルブスプリングにより閉弁方向に付勢され、ロッカーアーム17およびカム18により開閉される。カム18は回転し、ロッカーアーム17に作用する。ロッカーアーム17は、カム18の駆動力を受けて揺動し、吸気バルブ13または排気バルブ15を押圧し、開弁させる。吸気バルブ13および排気バルブ15(これらをバルブと総称することがある)は、バルブスプリングの弾性力により閉弁する。
ラッシュアジャスタ16は例えば油圧式ラッシュアジャスタであり、ロッカーアーム17を支持することで、ロッカーアーム17と吸気バルブ13または排気バルブ15との間のクリアランスを調整する。
図2はラッシュアジャスタ16を例示する断面図である。図2に示すように、ラッシュアジャスタ16はボディ30およびプランジャ32を備える。ボディ30およびプランジャ32は例えばアルミダイカストなどの金属で形成された、円筒形の部材である。ボディ30は底面を有し、上部は解放されている。プランジャ32はボディ30に収納され、ボディ30に対して図の上下方向に摺動可能である。プランジャ32の上端はドーム形状であり、ロッカーアーム17に接触することができる。また、ボディ30の上端には、プランジャ32の抜け落ちを防止するキャップ42が取り付けられている。キャップ42は例えばリング状の部材であり、形状記憶合金で形成されている。
ボディ30の内壁とプランジャ32の外周面との間、およびキャップ42の端部とプランジャ32の外周面との間には、プランジャ32を囲むリーク通路33が形成される。後述のように、作動油は、高圧室30aからリーク通路33を通じて外部に排出される。
プランジャ32の内部には、作動油を貯留する低圧室32aが設けられている。ボディ30とプランジャ32の底面とは、低圧室32aの下側に高圧室30aを区画する。高圧室30aと低圧室32aとは、プランジャ32の連通路32bにより連通することができる。プランジャ32に穴32cが設けられ、ボディ30に穴30bが設けられている。不図示のオイルポンプから吐出される作動油は、穴30bおよび32cを通じて低圧室32aに流れ込み、さらに高圧室30aへと導入される。
高圧室30aには、スプリング34および36、リテーナ38、およびチェックボール40が設けられている。スプリング34はボディ30の底面に配置され、リテーナ38を介してプランジャ32に上向きの弾性力を加える。つまりプランジャ32はスプリング34により上向きに付勢される。スプリング36はリテーナ38の底面に配置され、チェックボール40に上向きの弾性力を加える。チェックボール40はプランジャ32の連通路32bに対向しており、スプリング36により上向きに付勢される。チェックボール40が連通路32bから離間すると、高圧室30aと低圧室32aとが連通し、作動油は高圧室30aから低圧室32aへ、または低圧室32aから高圧室30aへと流れることが可能となる。一方、チェックボール40が連通路32bに接触することで、高圧室30aと低圧室32aとの連通は遮断される。
図1に示したカム18がロッカーアーム17を押圧するとき、押圧力がロッカーアーム17を介して、ラッシュアジャスタ16のプランジャ32に伝達される。このため、プランジャ32はボディ30内に進入しようとする。連通路32bがチェックボール40により遮断されることで、高圧室30aから低圧室32aへの作動油の流入が抑制される。高圧室30a内の油圧が上昇することにより、プランジャ32の沈み込みが抑制され、プランジャ32がロッカーアーム17に押し付けられる。したがって吸気バルブ13または排気バルブ15とロッカーアーム17との間にクリアランスが発生することが抑制される。このとき、高圧室30a内の作動油は、ボディ30の内壁とプランジャ32の外周面との間のリーク通路33を通り、わずかにラッシュアジャスタの外部に流出し、プランジャ32はわずかにボディ30内に進入する。こうした作動油の排出をリークダウンと呼ぶ。
また、カム18が回転し、ロッカーアーム17からの押圧力が減少すると、ロッカーアーム17はプランジャ32から離れようとする。このときプランジャ32はスプリング34の弾性力により押し上げられ、ボディ30から突出する。このため、ロッカーアーム17との間にクリアランスが発生することが抑制される。
温度変化などに応じて、バルブの閉じ渋りが発生することがある。吸気バルブ13および排気バルブ15は例えば耐熱鋼(SUH:Steel Use Heat Resisting)などの金属で形成されている。熱膨張により吸気バルブ13および排気バルブ15が伸びると、バルブリフト量がゼロでも吸気ポート12および排気ポート14を閉じることができない、いわゆる閉じ渋りが発生する。例えば冷間始動時などには、排気ガスを浄化する触媒を早期に活性化させるため、内燃機関100の急速な暖気を行うことがある。この場合、吸気バルブ13および排気バルブ15はシリンダ10a内の熱などにより急激に加熱され、シリンダヘッド11などに比べて大きく熱膨張する。この結果、閉じ渋りが発生する恐れがある。本実施形態によれば、キャップ42が変形することで、閉じ渋りを抑制することができる。
図3(a)および図3(b)はキャップ42付近を拡大した断面図である。図3(a)は作動油が高温の例、図3(b)は作動油が低温の例である。なお、高温とは作動油の温度が所定の温度以上であり、低温とは作動油が所定の温度未満であることを意味する。内燃機関100の急速暖気を行う際、シリンダヘッド11およびラッシュアジャスタ16は十分に温まっておらず、油温も低い。一方、高温の排気に接触するバルブは高温になり、大きく熱膨張する。
図3(a)に示すように、キャップ42は、水平に延伸する第1部分42aと、ボディ30の外周面に沿う第2部分42bとを含む。第1部分42aは、第2部分42bと直交するように、ボディ30からプランジャ32に向けて延伸する。第1部分42aの端部42cはプランジャ32の外周面と対向する。キャップ42の端部(第1部分42aのプランジャ32に最も近い部分)と、プランジャ32との間の距離はD1である。
図3(b)に示すように、作動油の温度(油温)が所定の温度より低くなるとキャップ42が変形し、第1部分42aはボディ30から離れるように上側に曲がる。キャップ42は形状記憶合金で形成されており、予め図3(a)および図3(b)のような形状が記憶されている。このため、油温の変化に応じて、キャップ42は変形する。図3(b)におけるキャップ42の端部42cとプランジャ32との距離はD2であり、図3(a)における距離D1より大きい。すなわち、図3(a)に比べて図3(b)の例ではリーク通路33が拡大し、作動油の流出量が増大する。
以上のように、本実施形態によれば、キャップ42は形状記憶合金で形成されており、作動油の温度が所定の温度より低い場合に、プランジャ32との距離が大きくなるように変形する。このため、図3(b)に示したように、リーク通路33が拡大し、高圧室30aからリーク通路33を通じての作動油の流出量が増大し、高圧室30a内の油圧が低下する。これにより、プランジャ32がボディ30内に速やかに下降する。プランジャ32が速やかに沈み込むことで、バルブの伸びをラッシュアジャスタ16により吸収し、閉じ渋りを抑制することができる。
作動油の温度が所定の温度以上まで高くなれば、キャップ42は図3(a)の形状に変形し、リーク通路33は縮小する。
キャップ42の形状は変更可能である。キャップ42は、図3(b)に示したようにキャップ42の第1部分42aが上方向に曲がる以外に、プランジャ32との距離が大きくなるように変形すればよい。また、キャップ42は、2つの形状の間で変形する形状記憶合金で形成されればよい。使用状況に応じた適切な温度(変態点)で変形する形状記憶合金を用いることができる。
高圧室30aと低圧室32aとを遮断(チェック)する部材はチェックボール40としたが、他の弁部材を用いてもよい。スプリング36はコイルスプリングとしたが、それ以外の弾性部材でもよい。
本実施形態のラッシュアジャスタ16は、吸気バルブ13および排気バルブ15の両方に対応して設けてもよいし、これらの少なくとも一方に対応して設けてもよい。高温の排気にさらされる排気バルブ15は熱膨張しやすい。このため排気バルブ15に対応するラッシュアジャスタ16に本実施形態を適用することで、閉じ渋りを効果的に抑制することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 シリンダブロック
10a シリンダ
11 シリンダヘッド
12 吸気ポート
13 吸気バルブ
14 排気ポート
15 排気バルブ
16 ラッシュアジャスタ
17 ロッカーアーム
18 カム
19 ピストン
20 コンロッド
22 クランクシャフト
24 燃料噴射弁
26 点火プラグ
30 ボディ
30a 高圧室
30b、32c 穴
32 プランジャ
32a 低圧室
32b 連通路
33 リーク通路
34、36 スプリング
38 リテーナ
40 チェックボール
42 キャップ
42a 第1部分
42b 第2部分
42c 端部
100 内燃機関

Claims (1)

  1. プランジャと、
    前記プランジャを摺動可能に収納し、前記プランジャの底面とともに作動油を貯留する油室を区画するボディと、
    前記摺動方向における前記ボディの端部に取り付けられ、端部が前記プランジャの外周面と対向するキャップと、を具備し、
    前記プランジャの外周面と前記ボディの内壁との間の隙間は、前記油室から外部へと前記作動油が流れる通路として機能し、
    前記キャップは、前記作動油の温度が所定の温度より低い場合に、前記キャップの端部と前記プランジャの外周面との間の距離が大きくなるように変形する形状記憶合金で形成されているラッシュアジャスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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