JP6680225B2 - 熱交換器及び熱交換器の製造方法 - Google Patents
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Description
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、伝熱性能を向上させることのできる熱交換器及び熱交換器の製造方法を提供することにある。
以下、熱交換器の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
コア部20は、複数のチューブ21と、複数のフィン22とを有している。チューブ21及びフィン22は、軸線mの周方向Cに交互に配置されている。
具体的には、図2に示されるように、チューブ21は、軸線mの径方向Rの内側に配置される第1チューブ211と、軸線mの径方向Rの外側に配置される第2チューブ212とにより構成されている。各チューブ211,212は、軸線mの周方向Cに等角度間隔に同数配置されている。すなわち、第1チューブ211及び第2チューブ212は、軸線mを中心に放射状に配置されている。第1チューブ211及び第2チューブ212は、軸線mの径方向Rに並べて配置されている。各チューブ211,212は、軸線mの径方向Rが長辺となり、且つ軸線mの周方向Cが短辺となる扁平状の断面を有している。
詳しくは、図2に示されるように、フィン22は、第1チューブ211の表面から切り起こされるように一体的に形成される第1フィン220と、第2チューブ212の表面から切り起こされるように一体的に形成される第2フィン230とにより構成されている。
第1フィン片221は、第1チューブ211における軸線mの径方向Rの中央部よりも内側に位置する部分の両側面から軸線mの周方向Cに延びるように形成されている。第1フィン片221は、隣り合う第1チューブ211,211間の隙間に配置されている。図3に示されるように、第1フィン片221は、軸線mに平行な方向Pに複数形成されている。第1フィン片221は、第1チューブ211の表面の一部が図中の二点鎖線の位置から実線の位置に、すなわち軸線mの周方向Cに平行となる位置まで切り起こされることにより形成されている。第1フィン片221の切り起こし高さは「H11」に設定されている。なお、「切り起こし高さ」とは、フィンが切り起こされた後のチューブの表面からフィンの先端部までの長さである。以下では、便宜上、切り起こし高さを単に「高さ」と略記する。第1フィン片221は厚さT10を有している。
第1フィン片231及び第2フィン片232の形状は、第1チューブ211に形成される第1フィン片221及び第2フィン片222と類似の形状を有している。すなわち、第1フィン片231は、隣り合う第2チューブ212,212間の隙間に配置されている。第2フィン片232は、隣り合う第2チューブ212,212間の隙間が第1フィン片231よりも相対的に広い部分に配置されている。第2フィン片232の高さH22は、第1フィン片231の高さH21よりも高く。なお、第2チューブ212の第1フィン片231の高さH21は、第1チューブ211の第2フィン片222の高さH12よりも高くなっている。
熱交換器10の製造に際しては、まず、押し出し成形等により、図5に示される第1チューブ211及び第2チューブ212が成形される。第1チューブ211は、その長辺方向の中央部よりも一端部側の部分に肉薄部211aを有し、中央部よりも他端部側の部分に肉厚部211bを有している。第2チューブ212は、その長辺方向の中央部よりも一端部側の部分に肉薄部212aを有し、中央部よりも他端部側の部分に肉厚部212bを有している。第2チューブ212の肉薄部212aの厚さは、第1チューブ211の肉厚部211bの厚さよりも厚くなっている。
このようにして第1チューブ211及び第2チューブ212を複数成形した後、それらを第1ヘッダタンク31及び第2ヘッダタンク32に接続することにより熱交換器10の製造が完了する。
(1)隣り合う第1チューブ211,211の間の隙間が相対的に広い部分には、第1フィン片221の高い第2フィン片222が配置されているため、第1チューブ211,211間の隙間にデッドスペースが形成され難くなる。これにより、第1フィン片221と同等の高さのフィンのみが形成されているチューブと比較すると、本実施形態の第1チューブ211の方が、伝熱面積を増加させることができる。同様に、第2チューブ212に関しても、伝熱面積を増加させることができる。結果的に、熱交換器10の伝熱性能を向上させることができる。
次に、第1実施形態の熱交換器10の変形例について説明する。
図6に示されるように、本変形例の第1チューブ211に形成されている第1フィン220は、第1チューブ211の両側面から軸線mの周方向Cに延びるように形成されている。第1フィン220の高さは、第1チューブ211における軸線mの径方向Rの内側端部から径方向外側に向かうほど高くなっている。すなわち、第1フィン220は、軸線mの径方向Rの内側の部分に相対的に高さの低い第1フィン部223を有するとともに、軸線mの径方向Rの外側の部分に相対的に高さの高い第2フィン部224を有している。第1フィン部223は、隣り合う第1チューブ211,211間の隙間に配置される。第2フィン部224は、隣り合う第1チューブ211,211間の隙間が第1フィン部223よりも相対的に広い部分に配置される。第1フィン部223及び第2フィン部224は、同一の厚さを有している。
第1チューブ211の製造に際しては、まず、図7に示されるような第1チューブ211を押し出し成形等により成形する。第1チューブ211は、その長辺方向の一端部から他端部に向かうほど、その厚さが厚くなるように形成されている。図7に示されるような第1チューブ211が成形された後、図6に示されるような第1フィン220が第1チューブ211の表面から切り起こされて形成される。なお、第2チューブ212は第1チューブ211の製造方法に準じた製造方法で製造されるため、その説明は割愛する。
<第2実施形態>
次に、熱交換器10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の熱交換器10との相違点を中心に説明する。
第1チューブ211及び第2チューブ212の製造に際しては、まず、図10に示されるような第1チューブ211及び第2チューブ212を押し出し成形等により成形する。第1チューブ211及び第2チューブ212は均一な厚さを有している。図10に示されるような第1チューブ211が成形された後、第1チューブ211の表面から第1フィン片221が厚さT41で切り起こされて形成されるとともに、第2フィン片222が厚さT42で切り起こされて形成される。また、図10に示されるような第2チューブ212が成形された後、第2チューブ212の表面から第1フィン片231が厚さT51で切り起こされて形成されるとともに、第2フィン片232が厚さT52で切り起こされて形成される。
(3)第1チューブ211では、第2フィン片222の厚さT42が第1フィン片221の厚さT41よりも薄い。これにより、図8に示されるように、高さの異なる第1フィン片221及び第2フィン片222を第1チューブ211に形成しつつも、第1チューブ211の残存厚さを均一な厚さT30にすることができる。よって、第1チューブ211の耐圧性や耐食性を確保することができる。また、第1チューブ211の重量の増加やコストの増加も抑制することができる。第2チューブ212に関しても同様の作用及び効果を得ることができる。
次に、第2実施形態の熱交換器10の変形例について説明する。
本変形例の熱交換器10の製造方法では、図10に示されるような第1チューブ211が成形された後、第1チューブ211の表面から、図11に示される断面構造を有する第1フィン220が切り起こされて形成される。第1フィン220は、軸線mの径方向Rの一端部から他端部に向かうほど厚さが薄くなるように形成されている。
このような構造及び製造方法であっても、第1実施形態の(1)の作用及び効果、並びに第2実施形態の(3)の作用及び効果と同一、又はそれらに準じた作用及び効果を得ることができる。
次に、熱交換器10の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の熱交換器10との相違点を中心に説明する。
図12に示されるように、本実施形態の第1チューブ211は、肉薄部211a及び肉厚部211bを有していない点で、第1実施形態の第1チューブ211と異なる。但し、第1チューブ211は、第1内部流路213aと、第2内部流路213bとを有している。第1内部流路213aは、第1フィン片221が切り起こされている部分の内部に形成されている。第2内部流路213bは、第2フィン片222が切り起こされている部分の内部に形成されている。第2内部流路213bの流路径は、第1内部流路213aの流路径よりも小さい。
第1チューブ211及び第2チューブ212の製造に際しては、まず、図13に示されるような第1チューブ211及び第2チューブ212を押し出し成形等により成形する。第1チューブ211は、第1内部流路213a及び第2内部流路213bを有している。第2チューブ212は、第1内部流路214a及び第2内部流路214bを有している。第1チューブ211及び第2チューブ212は均一な厚さを有している。
(4)第1チューブ211では、第2フィン片222が切り起こされている部分の内部に形成される流路213bの流路径が、第1フィン片221が切り起こされている部分の内部に形成される流路213aの流路径よりも小さい。これにより、高さの異なる第1フィン片221及び第2フィン片222を第1チューブ211に形成しつつも、第1チューブ211の残存厚さを均一な厚さT30にすることができる。よって、第1チューブ211の耐圧性や耐食性を確保することができる。また、第1チューブ211の重量の増加やコストの増加も抑制することができる。第2チューブ212に関しても同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・各実施形態の熱交換器10の構造は、円筒型の熱交換器に限らず、隣り合うチューブ間の隙間の間隔が不均一な構造を有する任意の熱交換器に適用することが可能である。
211:第1チューブ
211b,212b:肉厚部
212:第2チューブ
213a,213b,214a,214b:流路
220:第1フィン
221,231:第1フィン片(第1フィン部)
222,232:第2フィン片(第2フィン部)
223,233:第1フィン部
224,234:第2フィン部
230:第2フィン
Claims (5)
- 隣り合うチューブ(211,212)間の隙間の間隔が不均一な構造を有する熱交換器(10)であって、
前記チューブには、
前記チューブの表面から切り起こされるようにフィン(220,230)が一体的に形成されるとともに、
前記フィンは、
隣り合う前記チューブ間の隙間に配置される第1フィン部(221,223,231,233)と、
隣り合う前記チューブ間の隙間が前記第1フィン部よりも相対的に広い部分に配置される第2フィン部(222,224,232,234)と、を有し、
前記第2フィン部の切り起こし高さは、前記第1フィン部の切り起こし高さよりも相対的に高い
熱交換器。 - 前記チューブは、
前記第1フィン部が切り起こされている部分に隣接する部分の厚さよりも相対的に厚く形成された肉厚部(211b,212b)を、前記第2フィン部が切り起こされている部分に隣接して有している
請求項1に記載の熱交換器。 - 前記第2フィン部の厚さは、前記第1フィン部の厚さよりも薄い
請求項1に記載の熱交換器。 - 前記チューブは、
前記第1フィン部が切り起こされている部分の内部、及び前記第2フィン部が切り起こされている部分の内部に流路(213a,213b,214a,214b)をそれぞれ有しており、
前記第2フィン部が切り起こされている部分の内部に形成される流路(213b,214b)の流路径は、前記第1フィン部が切り起こされている部分の内部に形成される流路(213a,214a)の流路径よりも小さい
請求項1に記載の熱交換器。 - 隣り合うチューブ(211,212)間の隙間の間隔が不均一な構造を有する熱交換器(10)の製造方法であって、
前記チューブの表面からフィン(220,230)を切り起こして形成する際、隣り合う前記チューブ間の隙間が相対的に狭い部分に配置される第1フィン部(221,223,231,233)の切り起こし高さよりも、隣り合う前記チューブ間の隙間が相対的に広い部分に配置される第2フィン部(222,224,232,234)の切り起こし高さの方が高くなるように前記フィンを切り起こす工程を備える
熱交換器の製造方法。
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