JP6680173B2 - 内装部品及びその製造方法 - Google Patents
内装部品及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6680173B2 JP6680173B2 JP2016197155A JP2016197155A JP6680173B2 JP 6680173 B2 JP6680173 B2 JP 6680173B2 JP 2016197155 A JP2016197155 A JP 2016197155A JP 2016197155 A JP2016197155 A JP 2016197155A JP 6680173 B2 JP6680173 B2 JP 6680173B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- base material
- rubber
- sewing needle
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 33
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 423
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 300
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 269
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 118
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 118
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 53
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 45
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 34
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 32
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 30
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 claims description 23
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 18
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 18
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 8
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 7
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 7
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 6
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 6
- 229920002943 EPDM rubber Polymers 0.000 description 5
- 229920000181 Ethylene propylene rubber Polymers 0.000 description 5
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 5
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 5
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 5
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 4
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 4
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 4
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 3
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 244000208734 Pisonia aculeata Species 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 2
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 206010016322 Feeling abnormal Diseases 0.000 description 1
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 150000001336 alkenes Chemical class 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000116 mitigating effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N olefin Natural products CCCCCCCC=C JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
すなわち、特許文献1の技術は、プラスチック製の基材102にステッチ模様形成領域としての薄肉部101が形成されているので、ステッチ模様の周囲で基材表面が階段状に形成されることになり、ステッチ模様に対する意匠上の制約条件となる。この制約条件は、特にデザイン性を重視する自動車の内装品(例えば、インストルメントパネルやコンソールリッド等)では好ましくない。
(1)基材と当該基材の表面に接着された表皮材とからなり、前記表皮材の表面側から前記基材の裏面側まで縫い針に係合されて挿通された糸のループ部分が前記基材の裏面側に固定され、前記表皮材の表面側に前記糸のステッチ模様が形成された内装部品であって、
前記基材の裏面側又は前記基材と前記表皮材との間には、前記ステッチ模様の糸が挿通される位置にゴム系部材が装着され、当該ゴム系部材に形成された糸挿通孔によって前記糸のループ部分の根元部が拘束されていることを特徴とする。
前記ゴム系部材は、前記ステッチ模様に沿って帯状に形成されていることを特徴とする。
前記ゴム系部材には、前記ステッチ模様の糸が挿通される以外の箇所で、薄肉部が前記ステッチ模様の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする。
前記ゴム系部材には、前記ステッチ模様の糸が挿通される箇所で、厚肉部が前記ステッチ模様の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする。
前記基材と前記表皮材との間に装着された前記ゴム系部材は、当該ゴム系部材の表面が前記基材の表面と略面一になるように、前記基材の表面側に形成した凹状取付け座に内嵌されていることを特徴とする。
前記基材の裏面側に装着された前記ゴム系部材は、前記基材の裏面から湾曲状に離間する湾曲部を備え、前記糸挿通孔は、前記湾曲部に形成されていることを特徴とする。
前記基材の裏面側には、前記基材の糸貫通孔と隣接する位置で、当該糸貫通孔の孔方向と略平行に形成された糸規制部を有する糸規制リブが立設されていることを特徴とする。
前記ゴム系部材は、ショアA硬度がA60〜80の範囲内で、厚さが1〜3mmの範囲内であることを特徴とする。
前記糸のループ部分は、前記ゴム系部材又は前記基材の裏面側に付着された接着剤によって前記ゴム系部材又は前記基材と接着されていることを特徴とする。
前記ステッチ模様を形成するステッチ加工装置には、前記表皮材の上方に配置され前記縫い針を作動させて前記糸を前記基材に供給する糸供給装置と、前記基材の裏面に当接し当該基材を所定の姿勢で保持するとともに、前記糸のループ部分が収容可能に配置された糸逃し部を有する受け治具とを備え、
前記縫い針を前記基材及び前記ゴム系部材に挿通した所定位置から前記表皮材の表面側に引き戻す時に、前記ゴム系部材に形成された糸挿通孔が縮径して、前記糸のループ部分の根元部を拘束することを特徴とする。
前記糸供給装置には、前記縫い針の外周側で前記表皮材を押圧する表皮押え部材を備え、前記縫い針の挿入前から引き戻し後まで、前記表皮押え部材が前記縫い針の周囲で前記表皮材を押圧することを特徴とする。
前記縫い針の糸供給側の外周面には、前記糸を案内する糸溝が糸孔まで針軸方向に形成されているとともに、
前記受け治具の糸逃し部には、前記基材の裏面側に挿通された前記縫い針の糸溝側の外周面と微小隙間をもって針軸方向で略平行に配置された糸規制面と、前記糸規制面と前記縫い針を挟んで対向し前記糸のループ部分が収容可能に配置された糸逃し面とを備え、
前記縫い針を前記所定位置まで挿通してから引き戻す時に、前記糸溝内で弛もうとする糸を前記糸規制面によって前記糸逃し面の方向へ前記糸孔を通して押し出し、前記糸孔と前記糸逃し面との間で、前記糸のループ部分を形成することを特徴とする。
前記縫い針は、前記糸溝が前記糸孔と交差する位置まで略同一の溝深さで形成され、かつ、前記縫い針の外周面が前記糸溝を除いて円弧状に形成されていることを特徴とする。
前記縫い針は、糸供給側の糸を案内する中空孔が針軸方向に形成された管針であって、針基端部の管壁に前記糸供給側の糸を挿入する糸挿入孔が形成されるとともに、針先端部の管壁で前記糸挿入孔の反対側に前記糸を取り出す糸取出し孔が形成され、
前記受け治具の糸逃し部には、前記糸取出し孔と対向し前記糸のループ部分が収容可能に配置された糸逃し面を備え、
前記縫い針を前記所定位置まで挿通してから引き戻す時に、前記中空孔内で弛もうとする糸を前記中空孔の内周面によって前記糸取出し孔から前記糸逃し面の方向へ押し出し、前記糸取出し孔と前記糸逃し面との間で、前記糸のループ部分を形成することを特徴とする。
前記縫い針の管壁には、前記糸挿入孔から前記糸取出し孔の高さまで針軸方向に前記糸の外径より幅が狭いスリット状透孔が形成されていることを特徴とする。
前記ゴム系部材は、前記基材に押し出し成形されて一体化されていることを特徴とする。
<ステッチ模様を備えた内装部品の構造>
まず、本実施形態に係る第1実施例のステッチ模様を備えた内装部品の構造を、図1、図2を用いて説明する。図1に、本発明に係る実施形態である内装部品の斜視図を示す。図2に、図1に示す内装部品において第1実施例のステッチ模様の固定構造を表すA−A断面図を示す。
次に、第1実施例の本内装部品におけるステッチ模様を形成する加工手順を、図3を用いて詳細に説明する。図3に、図2に示すステッチ模様を形成する加工手順を表す加工断面図を示す。図3(a)は、縫い針を挿通終端まで挿通したときの状態(仮想線で示す)を示し、図3(b)は、縫い針を表皮材の表面側まで引き戻した状態を示し、図3(c)は、ループ部分の根元部がゴム系部材によって締付けられ、縫い針を次の縫目の位置に移動させる前の状態を示す。
次に、ゴム系部材の糸拘束力に対してショアA硬度及び厚さの好適範囲を評価する試験結果について、図4を用いて説明する。図4に、図2に示すゴム系部材の糸拘束力に対してショアA硬度及び厚さの好適範囲を表す試験結果グラフを示す。縦軸にゴム系部材の硬度(ショアA)を示し、横軸にゴム系部材の板厚を示す。
<ステッチ模様を備えた内装部品の構造>
次に、本実施形態に係る第2実施例のステッチ模様を備えた内装部品の構造を、図5を用いて説明する。図5に、図1に示す内装部品において第2実施例のステッチ模様の固定構造を表すA−A断面図を示す。
次に、第2実施例の本内装部品10Bにおけるステッチ模様を形成する加工手順を、図6を用いて詳細に説明する。図6に、図5に示すステッチ模様を形成する加工手順を表す加工断面図を示す。図6(a)に、縫い針を挿通終端まで挿通したときの状態(仮想線で示す)を示し、図6(b)に、縫い針を表皮材の表面側まで引き戻した状態を示し、図6(c)に、糸のループ部分の根元部がゴム系部材によって締付けられ、縫い針を次の縫目の位置に移動させる前の状態を示す。
<ステッチ模様を備えた内装部品の構造>
次に、本実施形態に係る第3実施例のステッチ模様を備えた内装部品の構造を、図7、図8を用いて説明する。図7に、図1に示す内装部品において第3実施例のステッチ模様を表すA−A断面図を示す。図8に、図7に示すB−B断面図を示す。
第3実施例の本内装部品10Cにおけるステッチ模様3を形成する加工手順は、基本的に図3(a)〜(c)に示す手順と同様であるが、図3(b)において糸31のループ部分32を形成する方法のみが、相違する。ここでは、縫い針71Cを所定位置まで挿通してから引き戻す時に、糸31のループ部分32を形成する方法を、図9、図10を用いて説明する。図9に、図7に示すステッチ模様を形成する縫い針の引き戻し途中の断面図を示す。図10に、図9に示すC−C断面図を示す。
<ステッチ模様を備えた内装部品の構造>
次に、本実施形態に係る第4実施例のステッチ模様を備えた内装部品の構造を、図11、図12を用いて説明する。図11に、図1に示す内装部品において第4実施例のステッチ模様の固定構造を表すA−A断面図を示す。図12に、図11に示すD−D断面図を示す。
第4実施例の本内装部品10Dにおけるステッチ模様3を形成する加工手順は、基本的に図3(a)〜(c)に示す手順と同様であるが、図3(b)において糸31のループ部分32を形成する方法のみが、相違する。ここでは、縫い針71Dを所定位置まで挿通してから引き戻す時に、糸31のループ部分32を形成する方法を、図13、図14を用いて説明する。図13に、図12に示すステッチ模様を形成する縫い針の引き戻し途中の断面図を示す。図14に、図13に示すE−E断面図を示す。
<ステッチ模様を備えた内装部品の構造>
次に、本実施形態に係る第5実施例のステッチ模様を備えた内装部品の構造を、図15〜図17を用いて説明する。図15に、図1に示す内装部品において第5実施例のステッチ模様の固定構造を表すA−A断面図を示す。図16に、図15に示すG−G断面図を示す。図17に、図16に示すゴム系部材の部分矢視図を示す。
第5実施例の本内装部品10Eにおけるステッチ模様3を形成する加工手順は、基本的に図3(a)〜(c)に示す手順と同様であるが、図3(b)において糸31のループ部分32を形成する方法のみが、相違する。ここでは、縫い針71Eを所定位置まで挿通してから引き戻す時に、糸31のループ部分32を形成する方法を、図18〜図20を用いて説明する。図18に、図16に示すステッチ模様を形成する縫い針(管針)の引き戻し途中の断面図を示す。図19に、図18に示すH−H断面図を示す。図20に、図18に示す縫い針(管針)の概略矢視図を示す。
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る内装部品10、10B、10C、10D、10Eによれば、基材1、1C、1D、1Eの裏面側又は基材1、1C、1D、1Eと表皮材2との間には、ステッチ模様3の糸31が挿通される位置にゴム系部材4、4B、4C、4D、4Eが装着され、当該ゴム系部材に形成された糸挿通孔41、41B、41C、41D、41Eによって糸31のループ部分32の根元部321が拘束されているので、ステッチ模様3を構成する糸31の外径に比較して相当程度大きな外径の針挿入部を有する縫い針71、71C、71D、71Eを使用してゴム系部材4、4B、4C、4D、4Eに糸31を挿通しても、当該ゴム系部材に縫い針にて形成された糸挿通孔41、41B、41C、41D、41Eが縮径することによって、糸31のループ部分32の根元部321を確実に締付けることができる。また、糸31の外径に比較して相当程度大きな外径の針挿入部(針先端部)を有する縫い針を使用できるので、縫い針71、71C、71D、71Eの折損や変形等が生じにくく、基材1、1C、1D、1Eのステッチ模様形成領域で薄肉部を設ける等の基材1、1C、1D、1Eに対する制約条件を課する必要がない。その結果、基材1、1C、1D、1Eの制約条件を緩和しつつ、縫い針71、71C、71D、71Eの折損や変形等を防止し、ゴム系部材4、4B、4C、4D、4Eを備えるという簡単な構造で、ステッチ模様3の糸31を基材1、1C、1D、1Eに確実に固定できる。
上述した実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で変更することができる。例えば、上記他の実施形態である内装部品を製造する製造方法によれば、受け治具6、6B、6Cにゴム系部材4、4B、4Cを常温で載置するが、ゴム系部材4、4B、4Cの温度を上昇させた状態で、糸孔711、711Cに挿通された糸31を表皮材2の表面側からゴム系部材4、4B、4Cの裏面側まで縫い針71、71Cと共に挿通してから表皮材2の表面側まで引き戻し、ゴム系部材4、4B、4Cの裏面側に糸31のループ部分32を形成した後に、次の縫い位置まで縫い針71、71Cを移動させてもよい。ゴム系部材4、4B、4Cの温度を上昇させた状態では、ゴム系部材4、4B、4Cの硬度が低下して縫い針71、71Cに対する負荷を軽減させることができる。また、ゴム系部材4、4B、4Cの伸縮率が向上し、糸挿通孔41、41B、41Cによる締付力を増加させることもできる。この場合、ゴム系部材4、4B、4Cを加温する方法には、受け治具6、6B、6Cに加温装置を追加する方法の他に、表皮材2と基材1、1Cとを貼着させる工程に連続させて、ステッチ模様3の加工工程を行うことによって、表皮材2の加熱温度を利用する方法がある。
1A、1CA、1DA、1EA 表面
1B、1CB、1DB、1EB 裏面
2 表皮材
2A 表面
3 ステッチ模様
4、4B、4C、4D、4E ゴム系部材
42D 表面
4BT 湾曲部
5 接着剤
6、6B、6C、6D、6E 受け治具
7、7C、7D、7E 糸供給装置
10、10B、10C、10D、10E 内装部品
11、11C、11D、11E 糸貫通孔
12D 凹状取付け座
14C 糸規制リブ
20、20B、20C、20D、20E ステッチ加工装置
31 糸(上糸)
32 ループ部分
41、41B、41C、41D、41E 糸挿通孔
42E 厚肉部
45E 薄肉部
62、62B、62C、62D、62E 糸逃し部
71、71C、71D、71E 縫い針
71KE 針基端部
71T、71TC、71TD、71TE 針先端部
71SC、71SD、71SE 外周面
72 表皮押え部材
141C 糸規制部
321 根元部
621D 糸規制面
622C、622D、622E 糸逃し面
711、711C、711D 糸孔
712C、712D、712E 糸溝
713E 糸挿入孔
714E 中空孔
715E 糸取出し孔
717E スリット状透孔
Claims (16)
- 基材と当該基材の表面に接着された表皮材とからなり、前記表皮材の表面側から前記基材の裏面側まで縫い針に係合されて挿通された糸のループ部分が前記基材の裏面側に固定され、前記表皮材の表面側に前記糸のステッチ模様が形成された内装部品であって、
前記基材の裏面側又は前記基材と前記表皮材との間には、前記ステッチ模様の糸が挿通される位置にゴム系部材が装着され、当該ゴム系部材に形成された糸挿通孔によって前記糸のループ部分の根元部が拘束されていること、
前記ゴム系部材は、前記基材に当接させた状態で前記ステッチ模様の糸が縫製されて、前記基材に装着されていること、
前記糸の外径は、前記基材に前記縫い針によって形成された糸貫通孔の内径より小さいことを特徴とする内装部品。 - 請求項1に記載された内装部品において、
前記ゴム系部材は、前記ステッチ模様に沿って帯状に形成されていることを特徴とする内装部品。 - 請求項2に記載された内装部品において、
前記ゴム系部材には、前記ステッチ模様の糸が挿通される以外の箇所で、薄肉部が前記ステッチ模様の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする内装部品。 - 請求項2又は請求項3に記載された内装部品において、
前記ゴム系部材には、前記ステッチ模様の糸が挿通される箇所で、厚肉部が前記ステッチ模様の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする内装部品。 - 請求項1又は請求項2に記載された内装部品において、
前記基材と前記表皮材との間に装着された前記ゴム系部材は、当該ゴム系部材の表面が前記基材の表面と略面一になるように、前記基材の表面側に形成した凹状取付け座に内嵌されていることを特徴とする内装部品。 - 請求項1又は請求項2に記載された内装部品において、
前記基材の裏面側に装着された前記ゴム系部材は、前記基材の裏面から湾曲状に離間する湾曲部を備え、前記糸挿通孔は、前記湾曲部に形成されていることを特徴とする内装部品。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された内装部品において、
前記基材の裏面側には、前記基材の糸貫通孔と隣接する位置で、当該糸貫通孔の孔方向と略平行に形成された糸規制部を有する糸規制リブが立設されていることを特徴とする内装部品。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載された内装部品において、
前記ゴム系部材は、ショアA硬度がA60〜80の範囲内で、厚さが1〜3mmの範囲内であることを特徴とする内装部品。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載された内装部品において、
前記糸のループ部分は、前記ゴム系部材又は前記基材の裏面側に付着された接着剤によって前記ゴム系部材又は前記基材と接着されていることを特徴とする内装部品。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載された内装部品の製造方法であって、
前記ステッチ模様を形成するステッチ加工装置には、前記表皮材の上方に配置され前記縫い針を作動させて前記糸を前記基材に供給する糸供給装置と、前記基材の裏面に当接し当該基材を所定の姿勢で保持するとともに、前記糸のループ部分が収容可能に配置された糸逃し部を有する受け治具とを備え、
前記縫い針を前記基材及び前記ゴム系部材に挿通した所定位置から前記表皮材の表面側
に引き戻す時に、前記ゴム系部材に形成された糸挿通孔が縮径して、前記糸のループ部分の根元部を拘束することを特徴とする内装部品の製造方法。 - 請求項10に記載された内装部品の製造方法において、
前記糸供給装置には、前記縫い針の外周側で前記表皮材を押圧する表皮押え部材を備え、前記縫い針の挿入前から引き戻し後まで、前記表皮押え部材が前記縫い針の周囲で前記表皮材を押圧することを特徴とする内装部品の製造方法。 - 請求項10又は請求項11に記載された内装部品の製造方法において、
前記縫い針の糸供給側の外周面には、前記糸を案内する糸溝が糸孔まで針軸方向に形成されているとともに、
前記受け治具の糸逃し部には、前記基材の裏面側に挿通された前記縫い針の糸溝側の外周面と微小隙間をもって針軸方向で略平行に配置された糸規制面と、前記糸規制面と前記縫い針を挟んで対向し前記糸のループ部分が収容可能に配置された糸逃し面とを備え、
前記縫い針を前記所定位置まで挿通してから引き戻す時に、前記糸溝内で弛もうとする糸を前記糸規制面によって前記糸逃し面の方向へ前記糸孔を通して押し出し、前記糸孔と前記糸逃し面との間で、前記糸のループ部分を形成することを特徴とする内装部品の製造方法。 - 請求項12に記載された内装部品の製造方法において、
前記縫い針は、前記糸溝が前記糸孔と交差する位置まで略同一の溝深さで形成され、かつ、前記縫い針の外周面が前記糸溝を除いて円弧状に形成されていることを特徴とする内装部品の製造方法。 - 請求項10又は請求項11に記載された内装部品の製造方法において、
前記縫い針は、糸供給側の糸を案内する中空孔が針軸方向に形成された管針であって、針基端部の管壁に前記糸供給側の糸を挿入する糸挿入孔が形成されるとともに、針先端部の管壁で前記糸挿入孔の反対側に前記糸を取り出す糸取出し孔が形成され、
前記受け治具の糸逃し部には、前記糸取出し孔と対向し前記糸のループ部分が収容可能に配置された糸逃し面を備え、
前記縫い針を前記所定位置まで挿通してから引き戻す時に、前記中空孔内で弛もうとする糸を前記中空孔の内周面によって前記糸取出し孔から前記糸逃し面の方向へ押し出し、前記糸取出し孔と前記糸逃し面との間で、前記糸のループ部分を形成することを特徴とする内装部品の製造方法。 - 請求項14に記載された内装部品の製造方法において、
前記縫い針の管壁には、前記糸挿入孔から前記糸取出し孔の高さまで針軸方向に前記糸の外径より幅が狭いスリット状透孔が形成されていることを特徴とする内装部品の製造方法。 - 請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載された内装部品の製造方法において、
前記ゴム系部材は、前記基材の表面又は裏面に押し出し成形されて一体化されていることを特徴とする内装部品の製造方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015199358 | 2015-10-07 | ||
JP2015199358 | 2015-10-07 | ||
JP2016086743 | 2016-04-25 | ||
JP2016086743 | 2016-04-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017197163A JP2017197163A (ja) | 2017-11-02 |
JP6680173B2 true JP6680173B2 (ja) | 2020-04-15 |
Family
ID=60237296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016197155A Active JP6680173B2 (ja) | 2015-10-07 | 2016-10-05 | 内装部品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6680173B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6531717B2 (ja) * | 2015-10-07 | 2019-06-19 | トヨタ車体株式会社 | 内装部品の製造方法 |
WO2019187599A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 本田技研工業株式会社 | 縫製装置、ワーク保持治具及び縫製方法 |
CN112513360B (zh) * | 2018-08-02 | 2021-12-28 | 本田技研工业株式会社 | 缝制装置和缝制方法 |
JP6982055B2 (ja) * | 2019-12-25 | 2021-12-17 | 本田技研工業株式会社 | 縫製装置 |
CN112226924B (zh) * | 2020-09-27 | 2021-10-12 | 佛山市顺德区永利华运动用品有限公司 | 一种可自锁线头的缝纫机针距控制机构 |
JP7428150B2 (ja) | 2021-01-19 | 2024-02-06 | トヨタ車体株式会社 | ステッチ加飾部品の製造方法 |
JP7447832B2 (ja) * | 2021-01-19 | 2024-03-12 | トヨタ車体株式会社 | ステッチ加飾部品およびその製造方法 |
-
2016
- 2016-10-05 JP JP2016197155A patent/JP6680173B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017197163A (ja) | 2017-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6680173B2 (ja) | 内装部品及びその製造方法 | |
JP6597529B2 (ja) | 内装部品及びその製造方法 | |
JP6531717B2 (ja) | 内装部品の製造方法 | |
JP4713998B2 (ja) | 自動車用内装部品と、その製造方法 | |
JP6988730B2 (ja) | ステッチ加飾部品及びその製造方法 | |
KR20070106148A (ko) | 트림장착용 패스너 | |
JP5650552B2 (ja) | 防水クリップ | |
US10666034B2 (en) | Binding structure of wire routing material | |
JP7104014B2 (ja) | グロメット | |
JP2011078245A (ja) | クリップ及びクリップ付きワイヤハーネス | |
JP2007037703A (ja) | 車両用シートの表皮カバー取付構造 | |
JP2008281119A (ja) | コルゲートチューブ用バンドクリップ | |
US20220060004A1 (en) | Routing structure of wire harness | |
JP6686926B2 (ja) | 車両用内装部品及びその製造方法 | |
US20200238581A1 (en) | Sewn workpiece and molding method for the same | |
JP7086921B2 (ja) | クリップ | |
JP2012224261A (ja) | ガーニッシュ取付装置 | |
JP6876299B2 (ja) | ステッチ加工部品の製造方法及び縫い針 | |
JP2012050305A (ja) | 止め具 | |
JP7447832B2 (ja) | ステッチ加飾部品およびその製造方法 | |
JP4908276B2 (ja) | 連結具 | |
JP7020368B2 (ja) | ケーブルの取付構造 | |
JP2007030596A (ja) | 着座センサ付きシートクッションパッドおよび着座センサの取付け構造 | |
JP2010115028A (ja) | グロメット | |
JP4898853B2 (ja) | 内装部品のクッション材固定構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200302 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6680173 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |