JP6679029B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】提示する情報を制限する際の利便性を向上させた情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、複数のユーザに関する情報を取得する取得部と、前記取得部で取得された情報を提示する第1提示部と、前記第1提示部による情報の提示の制限を受け付ける第1受付部と、前記第1受付部で受け付けられた制限内容に基づいて、前記第1提示部による情報の提示を制限する第1制限部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
インターネットを利用した情報提供サービスが普及し、各種情報の発信に広く用いられている。例えば、就職や転職を希望するユーザ(卒業予定の学生や転職希望者等)の履歴や職務経歴を企業の採用担当者が閲覧し、採用条件に合致するユーザに対して求人企業情報を送信する就職・転職支援のシステムがある。
しかしながら、上記システムの利用者の中には、現在勤務している企業、もしくは過去勤務していた企業に就職活動を行っていることを知られたくない者もいる。通常、現在勤務している企業(在籍企業) に就職活動を行っていることが知られた場合、有利に働くことは考えにくい。このような観点から、特許文献1では、求職者が在籍企業やその他の特定企業には、自己の求職者情報が提供されないようにした求人求職援護システムが提案されている。
特開2007−323514号公報
しかしながら、特許文献1に開示される発明は、ユーザ自身が求職者情報を提供しない企業を選択する必要がある。また、提供しない情報を細かく設定することができないといった問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、提示する情報を制限する際の利便性を向上させた情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明の情報処理装置は、複数のユーザに関する情報を取得する取得部と、前記取得部で取得された情報を提示する第1提示部と、前記第1提示部による情報の提示の制限を受け付ける第1受付部と、前記第1受付部で受け付けられた制限内容に基づいて、前記第1提示部による情報の提示を制限する第1制限部と、を備える。
本発明によれば、提示する情報を制限する際の利便性を向上させることができる。
実施形態に係る情報処理システムの概略構成図の一例である。 実施形態に係る情報処理サーバ(情報処理装置)のハード構成の一例である。 実施形態に係る情報処理サーバの記憶装置に登録されているデータベースの一例である。 実施形態に係る情報処理サーバの機能構成の一例である。 実施形態に係る企業端末のハード構成の一例である。 実施形態に係る企業端末の機能構成の一例である。 実施形態に係るユーザ端末のハード構成の一例である。 実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例である。 実施形態に係る企業端末の表示装置に表示されるTP表示画面の一例である。 実施形態に係るユーザ端末の表示装置に表示される登録フォーム画面の一例である。 実施形態に係るユーザ端末の表示装置に表示される提示制限設定画面の一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるユーザ情報取得処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるTP登録情報処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるユーザ登録処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによる提示制限設定処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるユーザ情報提示処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるスカウトメール提示処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態の変形例2に係るユーザ端末の表示装置に表示される提示解除設定画面の一例である。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。なお、以下の説明において、「企業」には、種々の法人、組合、機構、個人、団体、事業体などが含まれる。また、「候補者」には、就職者、転職者、アルバイト、インターン生(実習生)、パートタイム労働者の候補者の他、業務委託契約を行う際の候補者などが含まれる。また、「市場価値」とは、就職、転職など就労に関する市場における価値のことをいう。
[実施形態]
初めに、図1を参照して情報処理システム1の構成について説明する。情報処理システム1は、情報処理サーバ2、企業端末3及びユーザ端末4がネットワーク5を介して接続された構成を有する。なお、情報処理システム1が具備する情報処理サーバ2、企業端末3及びユーザ端末4の数は任意である。
ネットワーク5には、例えば、HTML、JSON、CSVなどのファイル形式(以下、これらの形式のファイルを、単にHTMLファイルという)で情報を提供するWWWサーバが接続されており、情報処理サーバ2は、ネットワーク5を介して上記WWWサーバにアクセスし、提供されたHTMLファイルを読み込むことで、公開されているWEBサイトの情報を取得することができるように構成されている。WEBサイトの情報の取得には、クローラーやスクレイパーなどのソフトウェアを利用することができる。なお、ネットワーク5をどのような通信網で構成するかは任意である。
(情報処理サーバ2)
図2Aは、情報処理サーバ2の構成図である。図2Aは、情報処理サーバ2の主なハード構成を示しており、情報処理サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cがバス(BUS)等を介して接続された構成を備える。なお、情報処理サーバ2は、その他、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置、及び液晶モニタや有機ELモニタなどの表示装置を備えていてもよい。
通信IF200Aは、他の装置(本実施形態では、WEBサイト、企業端末3、ユーザ端末4)と通信するためのインターフェースである。記憶装置200Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。なCPU200Cは、情報処理サーバ2を制御し、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。
なお、本実施形態では、図2Aに示すように、情報処理サーバ2が記憶装置200Bを備える構成となっているが、情報処理サーバ2とネットワーク5を介して接続された他のサーバが記憶装置200Bの全部又はその一部を備える構成であってもよい。この場合、情報処理サーバ2は、他のサーバが備える記憶装置200Bを参照する。また、後述する情報処理プログラムを情報処理サーバ2とネットワーク5を介して接続された他のサーバからダウンロード可能に構成されていてもよい。
図2Bは、情報処理サーバ2の記憶装置200Bに登録されているデータベースの一例である。記憶装置200Bには、情報処理プログラム、各種データベース(本実施形態では、巡回先DB1、ユーザDB2、企業DB3、登録者DB4)、ユーザが情報処理システム1へ登録する際の登録フォーム、登録ユーザが情報の提示の制限を設定する際の制限設定フォームの情報、求人情報(以下、スカウトメールともいう)のドラフトなどが記憶されている。なお、本実施形態では、複数のデータベースを備えているが一つのデータベースとしてもよい。
(巡回先DB1)
巡回先DB1には、情報処理サーバ2が巡回して情報を取得するためのWEBサイトのURL(Uniform Resource Locator)が登録されている。このURLは、情報処理サーバ2の管理者等が予め巡回先のURLを巡回先DB1に登録してもよい。また、情報処理サーバ2が、巡回先のWEBサイトのリンク先のURLを巡回先のURLとして自動で追加するようにしてもよい。ここで、WEBサイトは特に限定はされないが、ブログ、ホームページ及びSNS(Social Networking Service)等の個人がネットワーク上に公開したサイトであることが好ましい。ユーザの情報を取得しやすいためである。
(ユーザDB2)
ユーザDB2には、情報処理サーバ2がWEBサイトを巡回して取得した情報を解析した結果に基づいて付与された属性がユーザ毎に登録されている。具体的には、ユーザDB2には、ユーザごとに、ユーザの名称(氏名、ハンドルネーム(HN)、ニックネーム、アカウント名など)、住所、連絡先(メールアドレス、SNSのアカウント名など)、所属先(企業名、学校名など)、職種、興味や関心のある事柄(プログラム、語学、など)、資格(例えば、ITパスポート、ITストラテジストなど)、能力(例えば、PCスキル(ワード、エクセル、パワーポイントなど)、プログラミングスキル(Java(登録商標)、C++、Ruby、Python、Perlなど))などの情報がユーザIDに関連付けて登録されている。なお、以下の説明では、属性のうち、ユーザの能力を示す情報(例えば、資格、PCスキル、プログラミングスキルなど)を技能(スキル)ともいう。
(企業DB3)
企業DB3には、企業情報が企業毎に関連付けられて登録されている。具体的には、企業DB3には、企業ごとに、企業の名称、連絡先、所属先(企業名、学校名など)、所属している人物に関する情報(例えば、氏名、SNSなど)などの情報が企業IDに関連付けて企業DB3に登録されている。また、企業DB3には、企業がユーザDB2から採用候補者として選択したユーザ(以下、候補者ユーザともいう)のユーザIDが企業IDに関連付けて登録されている。
また、企業DB3には、候補者ユーザのユーザIDに、前記ユーザのステータス情報が関連付けて登録されている。ステータス情報には、例えば、新規の採用候補者であるか否か、採用候補者へのコンタクト(メールの送信など)の有無、採用候補者からのコンタクトに対する返信の有無、採用候補者との面談の有無や予定などの情報が含まれる。ステータス情報は、後述の図5Aに示す画面を企業端末3の表示装置300Dへ表示する際に利用される。
(登録者DB4)
登録者DB4には、ユーザDB2に情報が登録されているユーザのうち、情報処理システム1へ登録したユーザ(以下、登録ユーザともいう)の情報がユーザIDに関連付けて登録されている。登録ユーザの情報としては、例えば、氏名、連絡先(メールアドレスなど)、ログインID、ログインパスワード、生年月日、現在の住まい(現住所)、キャリア(社会人、学生、その他(求職中)など)、職歴(現在及び過去の勤め先と部署、勤めた期間(何年何月から何年何月まで)など)、経歴(高校名、大学名、学科など)、スカウトメールの配信希望の有無などの情報が含まれる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1では、登録ユーザが提示させたくない情報及び企業を選択することができる。このため、登録者DB4には、登録ユーザごとに、提示させない情報及び提示制限対象とする企業の企業IDとがユーザIDに関連付けて記憶されている。提示させない情報は、細かく設定可能であり、例えば、企業ごと、情報の種別(例えば、氏名、連絡先、経歴、職歴など)ごと、取得した情報元(例えば、ブログ、SNSなど)ごとに提示の制限を設定することができる。
表1に、登録ユーザごとに設定される制限情報の一例を示す。
Figure 0006679029
なお、当然ではあるが、情報の提示の制限を設定していない登録ユーザについては、表1に示す制限情報は、登録者DB4には登録されない。また、提示の制限の設定の詳細については、図5Cでも説明する。
また、どのような情報を登録者DB4に登録させるかについては任意であり、ここに示す情報の例に限られない。例えば、社会人であれば、現在の年収(万円)、経験社数、経験職種、経験年数などを登録させるようにしてもよいし、学生であれば、学校種別(大学、短大、高校など)、学校名、学部・学科、文理区分、卒業年月、卒業区分(見込み)などを登録させるようにしてもよい。また、会社名、会社URL、雇用形態(正社員、派遣、パートなど)、在籍期間、現在も在籍中か否か、職務内容、英語力レベル(英検の級数、TOEICの点数、TOEFLの点数など)、実務経験の有無、その他語学、経験業務・スキル、経験年数、保有資格などを登録させるようにしてもよい。また、スカウトメールの希望の有無において、配信を希望する企業を選択可能(複数選択可能)に構成してもよいし、希望年収や希望勤務地等、希望の条件を入力できるように構成してもよい。
なお、本実施形態では、ユーザDB2と登録者DB4とを別のデータベースとし、ユーザDB2に登録されている情報と登録者DB4に登録されている情報とをユーザIDにより関連付けているが、ユーザDB2と登録者DB4とを別のデータベースとせず、一つのデータベースとしてもよい。
(情報処理サーバ2の機能)
図2Cは、情報処理サーバ2の機能ブロック図である。図2Cに示すように、情報処理サーバ2は、取得部201、解析部202、分類部203、属性付与部204、検索部205、受付部206(第1,第2受付部)、推定部209、入力部210、提示部214(第1から第3提示部)、記憶装置制御部215、制限部216(第1,第2制限部)及び作成部217などの機能を有する。なお、図2Cに示す機能は、情報処理サーバ2のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU200Cが実行することにより実現される。
取得部201は、巡回先DB1に登録されているURLに基づいて、WEBサイトにアクセスし、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込むことで、公開されている情報をユーザごとに取得する。取得部201により取得される情報には、ユーザを特定する情報が含まれる。ユーザを特定する情報としては、例えば、ブログ、ホームページ及びSNS等がユーザを特定するのに用いる識別名(ハンドルネーム)、識別番号、メールアドレス、又は氏名などの情報が含まれる。
なお、取得部201は、アクセスしたWEBサイトのリンク先のURLのWEBサイトについても情報を取得するようにしてもよい。また、取得部201により取得される情報には、テキストデータの他、画像データ(動画データ及び静止画データを含む)、音声データなどが含まれていてもよい。
なお、取得部201により取得される情報には、企業端末3を利用する企業に所属する人物に関する情報が含まれる。ここで、企業端末3を利用する企業に所属する人物には、前記企業に勤務する人物だけでなく、前記企業に関係する人物、例えば、親会社、子会社、関連会社、系列会社や取引先に所属する人物が含まれていてもよい。
解析部202は、取得部201により取得された情報を解析する。具体的には、解析部202は、取得部201により取得されたテキストデータに対して形態素解析等の処理を行い、取得した情報に含まれる単語(ワード)の出現頻度を取得する。ここで、情報に記載される単語は、「技術」「プログラミング」のように、単一の形態素からなる語であってもよいし、たとえば、「技術開発」「C言語プログラミング」のように、連続する複数の形態素からなる複合語であってもよい。
また、解析部202は、取得部201により取得された情報が画像データである場合、画像処理により画像データに含まれるテキストデータを抽出する(既知のORC技術等を用いてもよい)。また、解析部202は、取得部201により取得された情報が音声データである場合、音声データをテキストデータに変換する(既知の音声認識技術等を用いてもよい)。
分類部203は、ユーザを特定する情報に基づいて、解析部202で解析された情報をユーザごとに分類する。換言すると、分類部203は、解析部202で解析された情報が、どのユーザに関するものであるかを特定し、特定したユーザに関連付ける。また、分類部203は、解析部202で解析された情報を特定したユーザに関連付ける際に、ユーザに関連付けられる情報がどこから取得されたかの情報、換言すると取得元の情報を関連付ける。分類部203は、前記処理を解析部202で解析された情報全てに対して行う。
属性付与部204は、解析部202で解析された複数の単語及び前記複数の単語の出現頻度に応じて属性を決定し、決定した属性をユーザに付与する処理をユーザ毎に行う。また、属性付与部204は、決定した属性をユーザに付与する際に、該属性がどこから取得されたか(取得元)の情報に基づくものであるかを付与した属性に関連付ける。ここで、属性付与部204は、分類部203で関連付けられた取得元の情報をもとに、該属性がどこから取得されたか(取得元)の情報に基づくものであるかを付与した属性に関連付ける。これにより、情報の提示を制限する際に取得した情報元(例えば、ブログ、SNSなど)ごとに提示の制限を設定することができる。
また、出現頻度が高い単語は、ユーザの知識及び趣味等がより反映されていると期待される。例えば、ユーザがプログラムに関心が有る場合には、プログラムに関連した単語が頻繁に出現すると期待される。このため、本実施形態では、複数の単語の出現頻度に応じて属性を決定し、決定した属性をユーザに付与している。
例えば、属性付与部204は、出現頻度が相対的に高い複数の単語のいずれも1つの話題に関するものの場合、前記話題に関する属性をユーザに付与する。具体例として、出現頻度が相対的に高い複数の単語のいずれもプログラムに関連する単語である場合、ユーザはプログラムに関心を持つとして、属性付与部204は、前記ユーザに対してプログラムに関する属性を付与する。
また、属性付与部204は、例えば、出現頻度の相対的に高い複数の単語が複数の話題に関するものの場合、それぞれの話題に関する複数の属性をユーザに付与する。具体例として、出現頻度の相対的に高い複数の単語が、Java、C++若しくはHTML等のプログラム言語の場合、ユーザはプログラムに関心を持つとして、属性付与部204は、前記ユーザに対してプログラムに関する属性を付与する。
また、属性付与部204は、出現頻度の相対的に低い単語であっても、出現頻度の相対的に低い単語が1又は複数で1つの話題に関するものを示す場合、その話題に関する属性をユーザに付与する。具体例として、出現頻度の相対的に低い複数の単語がプログラムに関連する単語である場合、ユーザはプログラムに関心を持つとして、属性付与部204は、前記ユーザにプログラムに関する属性を付与する。より具体的には、解析部202で解析した結果に、プログラミング言語又はそれの名称が含まれる場合、プログラミング言語又はそれの名称(単語)の出現頻度が相対的に低い場合であっても、ユーザはプログラムに関心を持つとして、属性付与部204は、前記ユーザに対してプログラムに関する属性を付与する。なお、この場合、属性付与部204は、前記プログラミング言語に関心を持つとして、前記ユーザに対して前記プログラミング言語の属性を付与してもよい。
なお、属性付与部204は、出現頻度の相対的な多さ又は少なさに応じてユーザに属性を付与するだけでなく、種々の設定に基づき、複数の単語の出現頻度に応じてユーザに属性を付与してもよい。
検索部205は、企業端末3から送信される検索条件及び属性付与部204により付与された属性に基づいて、ユーザを検索する。具体的には、ユーザDB2を参照し、企業端末3から送信される検索条件を満たすユーザを検索する。検索部205により検索されたユーザの情報は、企業端末3へと送信される。
ここで、検索条件は、ユーザに付与される1以上の属性の指定を受け付けてもよいし、ユーザに付与された属性に数値(スコア)が付与されている場合には、数値が所定数以上、所定数以下、又は、所定数の範囲等の入力を受け付けるようにしてもよい。例えば、検索条件として、ビジネスに関する属性のスコア、技術力に関する属性のスコア、及び、影響力に関する属性のスコアのうち少なくとも1つの指定を受け付けるようにしてもよい。さらに、属性には、住所、連絡先、勤務先の情報などが含まれるため、これら属性を検索条件として受け付けるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、後述する制限部216において、提示が制限された情報については、検索部205による検索にもヒットしない。例えば、全ての情報の提示が制限されている場合、検索部205では、全ての情報の提示を制限したユーザが検索結果としてヒットしない。また、後述する制限部216において、属性の提示が制限されている場合、検索部205では、情報の提示が制限された属性では、検索がヒットしない。例えば、TOEICの点数を制限しているユーザは、TOEICの点数による検索条件ではヒットしない、つまり、検索条件を適用する場合において、TOEICの点数が入力されていないものとみなされる。なお、制限部216により提示を制限された情報は、検索部205による検索対象から外しておく(検索すらさせない)構成としてもよいし、検索部205による検索対象から外さない(検索はされる)が、提示部214による提示がされない(提示段階で止める)構成としてもよい。
受付部206は、企業端末3から送信されるユーザの選択を受け付ける。なお、受付部206で選択を受け付けられたユーザのユーザIDは、前記ユーザを選択した企業の企業IDに関連付けて企業DB3に登録される。また、受付部206は、ユーザ端末4から送信される企業の情報及び提示を制限する情報を受け付ける。なお、受付部206で受け付けられた企業の企業ID及び提示を制限する情報は、前記企業を選択した登録ユーザのユーザIDに関連付けて登録者DB4に登録される。
推定部209は、取得部201が取得した情報からユーザが所属する企業を推定する。具体的には、推定部209は、属性付与部204によりユーザに付与された属性情報に含まれる勤務先の情報をユーザが所属する企業であると推定する。推定部209により推定された企業は、制限部216による情報の提示を制限する候補として提示される。なお、推定部209により推定される企業は、現在所属している企業だけでなく、過去に所属していた企業を含めるようにしてもよい。
入力部210は、情報処理システム1への登録を希望するユーザに対して、複数の入力項目を有する登録フォームを提示する際に、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報を利用して、前記複数の入力項目のうち入力可能な項目へ情報を入力する。ここで登録フォームの複数の入力項目は、例えば、氏名、連絡先(メールアドレスなど)、生年月日、現在の住まい(現住所)、キャリア(社会人、学生、その他(求職中)など)、職歴(現在及び過去の勤め先と部署、勤めた期間(何年何月から何年何月まで)など)、スカウトメールの配信希望の有無など、登録者DB4に登録される情報の項目である。
なお、登録フォームを提示する前に、ユーザが利用しているSNSのアカウント名やHN、ブログのタイトル、ブログのWEBサイトのURLなど、ユーザを特定できるような情報を入力させるようにしてもよい。また、ユーザに利用しているSNSからログインさせ、その後に登録フォームを提示するようにしてもよい(この場合、例えば、OAuth(WEBサーバにあるユーザのアクセス権限を、ユーザの代理で行うことを許可するための認証用プロトコル)などのSNSの認証API(Application Programming Interface)などを利用してもよい)。ユーザにより入力された情報を、取得部201で取得された情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報のSNSのアカウント名やHN、ブログのタイトル、ブログのWEBサイトのURLなどと照合することで、ユーザを特定する精度が向上し、登録を希望するユーザに対して、他のユーザの情報を入力した登録フォーマットを提示する虞を低減することができる。なお、OAuthなどを利用する場合、認証は、情報処理サーバ2ではなく、SNSサーバで行われる。また、その他、複数のHNやOAuth によるログインが可能なように構成してもよい。この場合、分類部203は、登録された複数のHNが同一人物であるとして取得部201で取得された情報を分類する。
また、入力部210により入力される情報のうち、個人を特定できるような情報、例えば、氏名、連絡先(メールアドレスなど)、現住所などについては、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報を利用して入力可能であったとしても、入力部210は、このような個人を特定できるような情報を登録フォームに入力しない構成としてもよい。
提示部214は、取得部201で取得された情報、換言するとユーザDB2に格納された情報を企業端末3へ提示する。また、提示部214は、ユーザにより登録された情報、換言すると登録者DB4に格納された情報を企業端末3へ提示する。また、提示部214は、企業からのスカウトメールをユーザ端末4へ提示する。また、提示部214は、推定部209が、ユーザが所属すると推定した企業を、制限部216による情報の提示を制限する候補として提示する。なお、提示部214により提示される情報は、後述の制限部216により制限される。
記憶装置制御部215は、記憶装置200Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部215は、記憶装置200Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
制限部216は、提示部214による情報の提示を制限する。具体的には、受付部206で受け付けられた制限内容に基づいて、提示部214による情報の提示を制限する。なお、制限部216による制限の詳細については後述する。
(企業端末3)
図3Aは、企業端末3の構成図である。企業端末3は、例えば、デスクトップPC、ノートPCなどであるが、スマートフォンやタブレット端末などであってもよい。図3Aは、企業端末3の主なハード構成を示しており、通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D及びCPU300Eがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
通信IF300Aは、他の装置(本実施形態では、情報処理サーバ2)と通信するためのインターフェースである。記憶装置300Bは、例えば、HDDや半導体記憶装置である。記憶装置300Bには、情報処理プログラムなどが記憶されている。また、記憶装置300Bには、企業端末3を識別するためのIDが記憶されている。企業端末3から送信される情報にIDを付与することで、情報処理サーバ2は、受信した情報がどの企業端末3から送信されたものであるかを認識することができる。なお、IDは、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよく、情報処理サーバ2が企業端末3に対して付与するようにしてもよい。
入力装置300Cは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどであり、企業の採用担当者等(採用担当者等には、採用担当以外にも企業に所属する人物や関係する人物が含まれる)は、入力装置300Cを操作して、必要な情報を入力することができる。表示装置300Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置300Dは、情報処理システム1の利用に必要な画面を表示する。
CPU300Eは、企業端末3を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
図3Bは、企業端末3の機能ブロック図である。図3Bに示すように、企業端末3は、入力受付部301、表示装置制御部302、送信部303、受信部304及び記憶装置制御部305などの機能を有する。なお、図3Bに示す機能は、企業端末3のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU300Eが実行することにより実現される。
入力受付部301は、入力装置300Cで入力された情報を受け付ける。
表示装置制御部302は、表示装置300Dを制御する。具体的には、表示装置制御部302は、後述する図5Aに示す画面を表示装置300Dに表示させる。
送信部303は、入力受付部301で受け付けられた情報を情報処理サーバ2へ送信する。
受信部304は、情報処理サーバ2から送信される情報を受信する。
記憶装置制御部305は、記憶装置300Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部305は、記憶装置300Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
(ユーザ端末4)
図4Aは、ユーザ端末4の構成図である。ユーザ端末4は、例えば、スマートフォン、タブレット端末などであるが、デスクトップPCやノートPCなどであってもよい。図4Aは、ユーザ端末4の主なハード構成を示しており、通信IF400A、記憶装置400B、入力装置400C、表示装置400D及びCPU400Eがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
通信IF400Aは、他の装置(本実施形態では、情報処理サーバ2)と通信するためのインターフェースである。記憶装置400Bは、例えば、HDDや半導体記憶装置である。記憶装置400Bには、情報処理プログラムなどが記憶されている。また、記憶装置400Bには、ユーザ端末4を識別するためのIDが記憶されている。ユーザ端末4から送信される情報にIDを付与することで、情報処理サーバ2は、受信した情報がどのユーザ端末4から送信されたものであるかを認識することができる。なお、IDは、IPアドレス、MACアドレスなどを利用してもよく、情報処理サーバ2がユーザ端末4に対して付与するようにしてもよい。
入力装置400Cは、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスなどであり、ユーザは、入力装置400Cを操作して、必要な情報を入力することができる。表示装置400Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置400Dは、情報処理システム1の利用に必要な画面を表示する。
CPU400Eは、ユーザ端末4を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
図4Bは、ユーザ端末4の機能ブロック図である。図4Bに示すように、ユーザ端末4は、入力受付部401、表示装置制御部402、送信部403、受信部404及び記憶装置制御部405などの機能を有する。なお、図4Bに示す機能は、ユーザ端末4のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU400Eが実行することにより実現される。
入力受付部401は、入力装置400Cで入力された情報を受け付ける。
表示装置制御部402は、表示装置400Dを制御する。具体的には、表示装置制御部402は、後述する図5B及び図5Cに示す画面を表示装置400Dに表示させる。
送信部403は、入力受付部401で受け付けられた情報を情報処理サーバ2へ送信する。
受信部404は、情報処理サーバ2から送信される情報を受信する。
記憶装置制御部405は、記憶装置400Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部405は、記憶装置400Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
(企業端末3の表示装置300Dに表示される画面)
図5Aは、企業端末3の表示装置300Dに表示されるTP(タレントプール)表示画面の一例である。図5Aに示すTP表示画面では、候補者ユーザ(企業がユーザDB2から採用候補者として選択したユーザ)のリストが表示される。図5Aに示す例では、候補者ユーザのリストは、各候補ユーザのステータスに応じて、新しい候補者511、送信予定512、送信済513、返信有・面談設定中514の項目ごとに分けて表示される。
なお、「新しい候補者」とは、新たに候補者ユーザとして登録したとの意味である。「送信予定」とは、メールを送信する予定(コンタクトする予定)との意味である。また、「送信済」とは、メールを送信済(コンタクト済)であるとの意味である。また、「返信有・面談設定中」とは、候補者ユーザからメールに対する返信があり、前記候補者ユーザとの面談を設定中との意味である。なお、各候補者ユーザを分類する項目は、図5Aに示す例に限られず、任意に設定してもよく、例えば、「面談確定済」などの項目を設けてもよい。
図5Aの各項目511から514の右隣に表示される数字521から524は、各項目511から514に対応するステータスの候補者ユーザの数を表している。また、各項目511から514の下側には、各項目に対応するステータスの候補者ユーザの情報が表示される。各候補者ユーザの情報は、それぞれ、名称531、アイコン532、技能533で構成される。名称531は、取得部201により取得された候補者ユーザの氏名、HN、ニックネーム、アカウント名などである。また、アイコン532は、取得部201により取得された候補者ユーザのアイコン画像である。技能533は、属性付与部204により候補者ユーザに付与された属性のうち、候補者ユーザの能力を示す情報(例えば、資格、PCスキル、プログラミングスキルなど)である。
なお、「候補者を追加」501を選択すると、ユーザDB2に登録されたユーザから候補者ユーザを検索・選択して図5Aに示すTP画面に追加することができる。また、画面に表示しきれない他の採用候補者の情報を閲覧したい場合は、図5Aのボタン541又は542を選択操作するなどして、画面をスクロールさせることで、図5Aに示す画面に表示しきれない他の候補者ユーザの情報を閲覧することができる。
(ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される画面)
図5Bは、ユーザ端末400の表示装置400Dに表示される登録フォームの画面の一例である。ユーザは、図5Bに示す登録フォームの各項目に情報を入力することで情報処理システム1への登録を行う。なお、本実施形態では、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録された情報を利用して、図5Bに示す項目のうち入力可能な項目へ情報が入力部210により既に入力された状態の登録フォームを提示する。各項目は、情報の入力が可能な状態となっており、入力部210により既に入力された情報が間違っている場合、ユーザは、該当する情報を修正することができる。
登録を希望するユーザが入力する項目は、登録者DB4に登録する情報と同じであり、例えば、氏名561、メールアドレス562、電話番号563、ログインID564、ログインパスワード565、生年月日566、現住所567(現在の住まい)、キャリア568(社会人、学生、その他(求職中)など)、職歴569(現在及び過去の勤め先と部署、勤めた期間(何年何月から何年何月まで)など)、経歴570(高校名、大学名、学科など)などである。なお、ログインIDは、他の登録ユーザと重複しないように情報処理サーバが付与する構成としてもよい。また、上述したように、個人を特定できるような情報、例えば、氏名、連絡先(メールアドレスなど)、現住所などについては、入力部210による情報の入力を行わず、ユーザに入力させる構成としてもよい。
なお、既に述べたように、登録フォームを提示する前に、ユーザが利用しているSNSのアカウント名やHN、ブログのタイトル、ブログのWEBサイトのURLなど、ユーザを特定できるような情報を入力させるようにしてもよいし、ユーザに利用しているSNSからログインさせ、その後に登録フォームを提示するようにしてもよい。また、ユーザは、必ずしも図5Bに示す登録フォームの項目の全てを入力する必要はなく、少なくとも一部の項目が入力されていればよい。例えば、氏名の項目のみ、氏名とメールアドレスの項目のみを入力してユーザの登録を行ってもよい。
図5Cは、ユーザ端末400の表示装置400Dに表示される提示制限設定画面の一例である。登録ユーザは、図5Cに示す画面の各項目を設定することで情報の提示を制限することができる。
図5Cでは、登録ユーザは、提示を制限する情報の詳細、スカウトメールを希望するか否かを企業ごとに設定することができる。登録ユーザは、制限対象企業571の項目に情報の提示を制限する企業を設定する。また、本実施形態では、推定部209によりユーザが所属すると推定された企業が推定企業名575の項目に提示される(氏名の項目のみ、氏名とメールアドレスの項目のみ、など一部の項目のみを入力して登録を行った登録ユーザに対して特に有効である)。なお、入力部210が、推定部209によりユーザが所属すると推定された企業名を制限対象企業571の項目に入力した状態で提示制限設定画面を提示するようにしてもよい。また、企業DB3に登録されている情報を利用して、企業名をドロップダウンメニューとして表示し、登録ユーザに情報の提示を制限する企業を選択させるようにしてもよい。
次いで、登録ユーザは、制限対象企業571の項目で設定した企業に対して、どの情報の提示を制限するかを設定する。登録ユーザは、制限対象情報572の項目を設定することで、制限対象企業571の項目で設定した企業に対して情報の提示の制限を詳細に設定することができる。
「取得元で制限」572Aでは、登録ユーザは、情報の取得元ごとに提示の制限を設定することができる。例えば、登録ユーザが、SNS−1(例えば、Twitter(登録商標))、SNS−2(例えば、Facebook(登録商標))を選択した場合、SNS−1及びSNS−2から取得された情報の提示が制限される。また、登録ユーザが、ブログ1(例えば、はてなブログ)を選択した場合、ブログ1から取得された情報の提示が制限される。
「種別で制限」572Aでは、登録ユーザは、情報の種別ごとに提示の制限を設定することができる。例えば、登録ユーザが、氏名、連絡先を選択した場合、登録ユーザの氏名、連絡先の情報の提示が制限される。また、登録ユーザが、経歴、職歴を選択した場合、登録ユーザの経歴、職歴の情報の提示が制限される。
また、登録ユーザは、スカウトメール573を設定することで、制限対象企業571の項目で設定した企業からのスカウトメールの配信を制限することができる。具体的には、登録ユーザが、「希望する」を選択すると、制限対象企業571の項目で設定された企業は、該登録ユーザに対してスカウトメールを配信することが可能となる。一方、登録ユーザが、「希望しない」を選択すると、制限対象企業571の項目で設定された企業は、該登録ユーザに対してスカウトメールを配信することができない、換言すると、該登録ユーザに対するスカウトメールの配信が制限される。
また、「制限対象企業を追加」574を選択すると、情報の提示を制限する企業を追加することができる。
なお、図5Cに示す提示制限設定画面での設定項目は、あくまで一例であり、より詳細に情報の提示を制限できるようにしてもよい。例えば、取得部201で取得された情報と、ユーザ自身が情報処理サーバ2へ登録した情報とを選択して提示を制限できるようにしてもよい。また、企業ごとに「全て」の項目を設け、登録ユーザが「全て」を選択すると、制限対象企業571の項目で設定した企業に対して、全ての情報の提示の制限を設定できるようにしてもよい。なお、上述したように、全ての情報の提示が制限された場合、提示する情報を制限するだけでなく、検索部205において、全ての情報の提示を制限したユーザが検索結果として提示されない。さらに、企業ごとにではなく、全企業に対して情報の提示を制限できるようにしてもよい。例えば、「全企業」ボタンを図5Cに示す提示制限設定画面に設け、「全企業」ボタンを登録ユーザが選択すると、全企業に対して、取得元及び種別で情報の提示を制限できるように構成してもよい。
(情報処理システム1の動作)
図6Aから図6Fは、情報処理システム1による情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Aから図6Fを参照して本実施形態に係る情報処理システム1の処理について説明する。
(ユーザ情報取得処理)
図6Aは、ユーザ情報取得処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Aを参照してユーザ情報取得処理について説明する。なお、図6Aに示すユーザ情報取得処理は、定期的及び/又は非定期に実行される。
(ステップS101)
取得部201は、巡回先DB1に登録されているURLに基づいて、WEBサイトにアクセスし、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込むことで、公開されている情報をユーザごとに取得する。
(ステップS102)
解析部202は、取得部201により取得された情報を解析する。なお、解析部202による解析については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS103)
分類部203は、ユーザを特定する情報に基づいて、解析部202で解析された情報をユーザごとに分類する。なお、分類部203による分類については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS104)
属性付与部204は、解析部202で解析された複数の単語及び前記複数の単語の出現頻度に応じて属性を決定し、決定した属性をユーザに付与する処理をユーザ毎に行う。また、属性付与部204は、決定した属性をユーザに付与する際に、該属性がどこから取得されたか(取得元)の情報に基づくものであるかを付与した属性に関連付ける。なお、属性付与部204によるユーザへの属性付与の詳細については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS105)
記憶装置制御部215は、解析部202での解析結果に基づいて、属性付与部204により付与された属性をユーザ毎にユーザDB2へ登録する。
(TP登録処理)
図6Bは、TP登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Bを参照してTP登録処理について説明する。図6Bに示すTP登録処理を実行することで、図5Aに示すTP(タレントプール)表示画面を表示することができるようになる。なお、下記では、ユーザを検索して候補者ユーザとして登録する構成となっているが、ユーザDB2に登録されているユーザを閲覧して、候補者ユーザとして登録する構成としてもよい。
(ステップS201)
情報処理サーバ2は、企業端末3から送信されるユーザの検索条件を受け付ける。より具体的には、企業端末3から送信される検索条件は、情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられる。
(ステップS202)
検索部205は、企業端末3から送信される検索条件及び属性付与部204により付与された属性に基づいて、ユーザを検索する。検索条件に合致するユーザがいる場合(YES)、ステップS203の処理へ移行する。また、検索条件に合致するユーザがいない場合(NO)、TP登録処理を終了する。なお、既に述べたことではあるが、制限部216において、提示が制限された情報については、検索部205による検索にもヒットしない。例えば、全ての情報の提示が制限されている場合、検索部205では、全ての情報の提示を制限したユーザが検索結果としてヒットしないし、制限部216において、属性の提示が制限されている場合、検索部205では、情報の提示が制限された属性では、検索がヒットしない。その他の検索部205によるユーザの検索動作については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS203)
提示部214は、検索部205により検索されたユーザの情報を提示する。具体的には、提示部214は、検索されたユーザの情報を企業端末3へ送信する。企業端末3へ送信されたユーザの情報は、企業端末3の表示装置300Dに表示される。
(ステップS204)
企業の採用担当者等は、入力装置300Cを操作して、企業端末3の表示装置300Dに表示されたユーザから、1以上のユーザを採用候補者(候補者ユーザ)として選択する。選択操作は、入力受付部301で受け付けられたのち、送信部303から情報処理サーバ2へと送信される。情報処理サーバ2は、企業端末3から送信されるユーザの選択を受け付ける。より具体的には、情報処理サーバ2の受付部206は、企業端末3から送信されるユーザの選択を受け付ける。
(ステップS205)
記憶装置制御部215は、受付部206で受け付けたユーザのユーザIDを、該ユーザを選択した企業の企業IDに関連付けて企業DB3へ登録する。
(ユーザ登録処理)
図6Cは、ユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Cを参照してユーザ登録処理について説明する。
(ステップS301)
情報処理サーバ2は、ユーザ端末4から送信されるユーザの登録リクエストを受け付ける。より具体的には、ユーザ端末4から送信される登録リクエストは、情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられる。
(ステップS302)
入力部210は、記憶装置200Bに記憶されているユーザ登録用の登録フォームを読み込む。
(ステップS303)
入力部210は、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報に、読み込んだ登録フォームの入力項目のうち入力可能な項目があるか否かを判定する。入力可能な項目がある場合(YES)、ステップS304の処理へ移行する。また、入力可能な項目がない場合(NO)、ステップS305の処理へ移行する。
(ステップS304)
入力部210は、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報を利用して、読み込んだ登録フォームの入力項目のうち入力可能な項目へ情報を入力する。
(ステップS305)
提示部214は、登録フォームを、情報処理システム1への登録を希望するユーザのユーザ端末4へ提示する。具体的には、提示部214は、登録フォームを情報処理システム1への登録を希望するユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された登録フォームは、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
(ステップS306)
ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、表示装置400Dに表示された登録フォームの入力項目に必要な情報を入力する。また、ユーザは、入力部210により予め入力されている項目に間違いがある場合など、必要に応じて修正する。入力装置400Cを操作して入力された情報は、入力受付部301で受け付けられたのち、送信部303から情報処理サーバ2へと送信される。情報処理サーバ2の受付部206は、企業端末3から送信される登録フォームの情報を受け付ける。
(ステップS307)
記憶装置制御部215は、受付部206で受け付けた登録フォームの情報を登録者DB4へ登録する。
(提示制限設定処理)
図6Dは、提示制限設定処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Dを参照して提示制限設定処理について説明する。
(ステップS401)
情報処理サーバ2は、ユーザ端末4から送信される提示制限設定リクエストを受け付ける。より具体的には、ユーザ端末4から送信される提示制限設定リクエストは、情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられる。
(ステップS402)
推定部209は、取得部201が取得した情報から登録ユーザが所属する企業を推定する。
(ステップS403)
提示部214は、図5Cに示す提示制限設定画面を、提示制限設定をリクエストした登録ユーザのユーザ端末4へ提示する。具体的には、提示部214は、提示制限設定画面の情報(制限設定フォームの情報)を、提示制限設定をリクエストした登録ユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された制限設定フォームは、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。なお、提示部214は、推定部209で推定された企業がある場合、推定部209で推定された企業名を図5Cの推定企業名575の項目に提示する。
(ステップS404)
ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、表示装置400Dに表示された制限設定フォームに情報の提示を制限する設定の情報を入力する。入力装置400Cを操作して入力された情報は、入力受付部301で受け付けられたのち、送信部303から情報処理サーバ2へと送信される。情報処理サーバ2の受付部206は、企業端末3から送信される情報の提示を制限する設定の情報を受け付ける。
(ステップS405)
記憶装置制御部215は、受付部206で受け付けた情報の提示を制限する設定の情報を登録者DB4へ登録する。
(ユーザ情報提示処理)
図6Eは、ユーザ情報提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Eを参照してユーザ情報提示処理について説明する。
(ステップS501)
情報処理サーバ2は、企業端末3から送信されるユーザの情報提示リクエストを受け付ける。より具体的には、企業端末3から送信される情報提示リクエストは、情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられる。
(ステップS502)
制限部216は、登録者DB4を参照し、情報提示リクエストのあったユーザに、情報提示をリクエストした企業に対する情報の提示の制限が設定されているか否かを判定する。情報の提示の制限が設定されている場合(YES)、ステップS503の処理へ移行する。また、情報の提示の制限が設定されている場合(YES)、ステップS505の処理へ移行する。
(ステップS503)
制限部216は、設定されている情報の提示の制限に基づいて、提示部214によるユーザ情報の提示を制限する。
(ステップS504)
提示部214は、ユーザDB2及び登録者DB4を参照し、制限部216により制限された情報以外の情報を提示する。具体的には、提示部214は、制限部216により制限された情報以外の情報を、情報提示をリクエストした企業の企業端末3へ送信する。企業端末3へ送信された情報は、企業端末3の表示装置300Dに表示される。
(ステップS505)
提示部214は、ユーザDB2及び登録者DB4を参照し、情報提示リクエストのあったユーザの情報を提示する。具体的には、提示部214は、情報提示リクエストのあったユーザの情報を、情報提示をリクエストした企業の企業端末3へ送信する。企業端末3へ送信された情報は、企業端末3の表示装置300Dに表示される。
なお、情報提示リクエストのあったユーザが登録ユーザであった場合、情報を提示した企業名及び提示した情報の詳細を情報提示リクエストのあった登録ユーザへ提示するようにしてもよい。
図6Fは、スカウトメール提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Fを参照してスカウトメール提示処理について説明する。
(ステップS601)
情報処理サーバ2は、企業端末3から送信されるスカウトメール提示リクエストを受け付ける。より具体的には、企業端末3から送信されるスカウトメール提示リクエストは、情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられる。
(ステップS602)
制限部216は、登録者DB4を参照し、情報提示リクエストのあったユーザに、情報提示をリクエストした企業に対するスカウトメールの提示の制限が設定されているか否か、具体的には、スカウトメールを希望する設定となっているか、スカウトメールを希望しない設定となっているか、を判定する。スカウトメールの提示の制限が設定されていない場合(NO)、ステップS603の処理へ移行する。また、スカウトメールの提示の制限が設定されている場合(YES)、スカウトメール提示処理を終了する。
(ステップS603)
作成部217は、記憶装置200Bからスカウトメールのドラフトを読み出す。ドラフトでは文書の途中に空欄が配され、その空欄に単語が挿入されることによりメール文書が完成するようになっている。作成部217は、ドラフト内の空欄に単語を挿入することにより、スカウトメールを作成する。空欄に挿入される単語は、例えば、スカウトメールを送信するユーザの属性の決定に用いられた単語等である。このため、作成部217は、スカウトメールを送信するユーザに特有のメール文書を作成することが可能になる。
(ステップS604)
企業の担当者等は、企業端末3の入力装置300Cを操作して、表示装置300Dに表示されたスカウトメールの文書を必要に応じて修正する。修正後のスカウトメールの文書の情報は、送信部303から情報処理サーバ2へと送信される。情報処理サーバ2の受付部206は、企業端末3から送信されるスカウトメールの文書の情報を受け付ける。
(ステップS605)
提示部214は、スカウトメールの文書をスカウトメールの送信対象となるユーザのユーザ端末4へ提示する。具体的には、提示部214は、スカウトメールの文書の情報を、スカウトメールの送信対象となるユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された情報は、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
なお、スカウトメールの提示が制限されているか否かの判定(ステップS602)を、スカウトメール作成(ステップS603)の前に実行することで、スカウトメールの提示が制限されているにも関わらず、スカウトメールを作成し、スカウトメール作成作業が無駄となることを防止することができる。また、スカウトメールは、登録ユーザ以外のユーザにも送信可能となっている(この場合、SNSのメッセージ機能を利用して、ユーザへスカウトメールを送信してもよい)。
以上のように、本実施形態に係る情報処理サーバ2は、複数のユーザに関する情報を取得する取得部201と、取得部201で取得された情報を提示する提示部214と、提示部214による情報の提示の制限を受け付ける受付部206と、受付部206で受け付けられた制限内容に基づいて、提示部214による情報の提示を制限する制限部216とを備えている。このため、ユーザが望まない情報が企業側に提示されてしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態のように取得部201が巡回先DB1に登録されているURLに基づいて、WEBサイトにアクセスし、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込むことで、公開されている情報をユーザごとに取得する構成となっている場合に、ユーザの本人確認を行い、ユーザが収集された情報を確認して当該情報を制限することができるので、ユーザが望まない情報が企業側に提示されてしまう虞を低減することができ、ユーザに安心感を与えることが期待できる。このように、本実施形態に係る情報処理サーバ2では、自己の情報の流通を制限することができ、ユーザ自身が入力した情報だけでなく、インターネット上から収集された情報の提供についても制限することができる。
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2は、取得部201が取得した情報からユーザが所属する企業を推定する推定部209と、推定部209により推定されたユーザが所属する企業を、制限部216による情報の提示を制限する候補として提示する提示部214とを備えている。ユーザが所属している企業が提示されるため、情報の提示の制限を設定する際の利便性が向上する。
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2の受付部206は、情報の取得元の選択を受け付け、制限部216は、受付部206で受け付けられた取得元から取得された情報の提示を制限する。情報を取得した情報元ごとに情報の提示を制限するか否かを設定することができ、企業ごとに細かく提示を制限する情報の設定が可能となり、情報の提示の制限を設定する際の利便性が向上する。また、取得元で制限した場合、取得元のアカウントの情報が、例えば、名寄せ等により、該当アカウントのユーザに関連付けられることがなく、該当アカウントが、名寄せ等により、本人に結びつくこと自体を秘密とすることができる。
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2の受付部206は、情報の種別の選択を受け付け、制限部216は、受付部206で受け付けられた種別に属する情報の提示を制限する。情報の種別ごとに情報の提示を制限するか否かを設定することができ、企業ごとに細かく提示を制限する情報の設定が可能となり、情報の提示の制限を設定する際の利便性が向上する。
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2の受付部206は、情報の提示を制限する企業を受け付け、制限部216は、受付部206で受け付けられた企業に対し、提示部214による情報の提示を制限する。企業ごとに情報の提示を制限するか否かを設定することができるため、提示する情報を制限する際の利便性が向上する。
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2の受付部206は、企業からのスカウトメールをユーザへ提示する提示部214と、提示部214によるスカウトメールの提示を制限する制限部216とを備えている。このため、企業がむやみにスカウトメールを提示することができなくなり、ユーザが予期しないスカウトメールを受け取り不快な思いをする虞を低減できることが期待できる。また、ユーザのユーザエクスペリエンス(UX)の向上が期待できる。
[実施形態の変形例1]
(ユーザがスカウトメールを受け取れる企業数を制限)
なお、上記実施形態では、登録ユーザがスカウトメールの提示を企業ごとに制限するようになっているが、各登録ユーザがスカウトメールを受け取れる企業に上限数を設け、上限数を超える企業からスカウトメールの提示を制限するようにしてもよい。この場合、制限部216は、登録ユーザへスカウトメールを提示する企業の数をカウントし、スカウトメールを提示する企業の数が上限数を超える場合、上限数を超える企業からのスカウトメールの提示を制限する。
また、登録ユーザが、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、スカウトメールを受け取ることができる企業の上限数を設定できるようにしてもよい。この場合、登録ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、スカウトメールを受け取ることができる企業の上限数を入力する。登録ユーザにより入力された上限数は、ユーザ端末4の送信部403から情報処理サーバ2へ送信される。ユーザ端末4から送信された上限数が情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられると、この上限数を送信した登録ユーザのユーザIDに、前記上限数が関連付けて登録者DB4に登録される。そして、制限部216は、登録ユーザへスカウトメールを提示する企業の数をカウントし、スカウトメールを提示する企業の数が、登録者DB4に登録されている上限数を超える場合、企業からのスカウトメールの提示を制限する。
登録ユーザがスカウトメールを受け取れる企業数を制限できるようにすることで、企業がむやみにスカウトメールを提示することができなくなり、登録ユーザ(採用候補)が不快感を持たないようにすることが期待できる。
なお、上記説明では、制限部216は、ユーザがスカウトメールを受け取れる企業数を制限しているが、ユーザが受け取れるスカウトメールの上限数を設け、この上限数を超えるスカウトメールの提示を制限してもよい。この場合、制限部216は、登録ユーザが受け取るスカウトメール数をカウントし、登録ユーザが受け取るスカウトメール数が上限数を超える場合、上限数を超えるスカウトメールの提示を制限する。この場合、制限部216は、所定期間(例えば、1週間や1カ月)が経過するとカウント数をリセットする(カウント数をゼロとする)。これにより、登録ユーザは、所定期間が経過すると再度スカウトメールの受け取りが可能となる。
また、登録ユーザが、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、スカウトメールの上限数を設定できるようにしてもよい。この場合、登録ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、スカウトメールの上限数を入力する。登録ユーザにより入力された上限数は、ユーザ端末4の送信部403から情報処理サーバ2へ送信される。ユーザ端末4から送信された上限数が情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられると、この上限数を送信した登録ユーザのユーザIDに、前記上限数が関連付けて登録者DB4に登録される。そして、制限部216は、登録ユーザが受け取るスカウトメール数をカウントし、登録ユーザが受け取るスカウトメール数が登録者DB4に登録されている上限数を超える場合、上限数を超えるスカウトメールの提示を制限する。
(企業がスカウトメールを提示できるユーザ数を制限)
また、各企業がスカウトメールを提示できるユーザに上限数を設け、上限数を超えるユーザへのスカウトメールの提示を制限するようにしてもよい。この場合、制限部216は、企業がスカウトメールを提示するユーザの数をカウントし、スカウトメールを提示するユーザの数が上限数を超える場合、企業からの上限数を超えるユーザへのスカウトメールの提示を制限する。企業が、むやみにスカウトメールを提示することができなくなり、不要なスカウトメールが提示されるなど、ユーザ(採用候補)が不快感を持たないようにすることが期待できる。
また、制限部216は、各企業が提示できるスカウトメールの上限数を設け、この上限数を超えるスカウトメールの提示を制限してもよい。この場合、制限部216は、企業が提示するスカウトメール数をカウントし、企業が提示するスカウトメール数が上限数を超える場合、上限数を超えるスカウトメールの提示を制限する。この場合、制限部216は、所定期間(例えば、1週間や1カ月)が経過するとカウント数をリセットする(カウント数をゼロとする)。これにより、企業は、所定期間が経過すると再度スカウトメールの提示が可能となる。
(条件から外れるスカウトメールを除外)
また、登録ユーザが、スカウトメールを受け取る条件、例えば、採用条件(年収、肩書(ポジション)、勤務地など)を設定し、この採用条件から外れる、換言すると、採用条件を満たさないスカウトメールの提示を制限するようにしてもよい。この場合、登録ユーザの採用条件と、企業のスカウトメールの内容(提示条件)とを比較して、スカウトメールの内容が登録ユーザの採用条件から外れているか否かを判定する判定部を情報処理サーバ2に備える。
登録ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、採用条件を入力する。登録ユーザにより入力された採用条件は、ユーザ端末4の送信部403から情報処理サーバ2へ送信される。ユーザ端末4から送信された採用条件が情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられると、この採用条件を送信した登録ユーザのユーザIDに、前記採用条件が関連付けて登録者DB4に登録される。
そして、判定部は、登録ユーザの採用条件と、企業のスカウトメールの内容(提示条件)とを比較して、スカウトメールの内容が登録ユーザの採用条件から外れているか否かを判定する。制限部216は、スカウトメールの内容が登録ユーザの採用条件から外れていると判定された場合、スカウトメールの提示を制限する。一方、制限部216は、スカウトメールの内容が登録ユーザの採用条件から外れていないと判定された場合、スカウトメールの提示を制限しない(スカウトメールが提示される)。
設定した採用条件から外れる(採用条件を満たさない)スカウトメールの提示が制限されるので、登録ユーザは、採用条件から外れているスカウトメールを受け取る必要がなく、登録ユーザ(採用候補)の利便性が向上する。
[実施形態の変形例2]
なお、上記実施形態及びその変形例1では、企業及び情報ごとに提示を制限する構成となっているが、初期設定(デフォルト)で、情報処理サーバ2の制限部216は、登録ユーザの情報の提示を制限するようにしておき、図7に示す画面で、提示の制限を解除する企業及び情報を設定できる構成としてもよい。なお、初めから全ての情報が制限されていると企業は、そもそもユーザの存在を確認することができないため、ユーザネーム(HN、アカウント名)などの情報は、初めは、提示を制限されていないことが好ましい。
図7は、実施形態の変形例2に係るユーザ端末400の表示装置400Dに表示される提示解除設定画面の一例である。登録ユーザは、図7に示す画面の各項目を設定することで情報の提示の制限を解除することができる。
図7では、登録ユーザは、提示の制限を解除する情報の詳細、スカウトメールを希望するか否かを企業ごとに設定することができる。登録ユーザは、解除対象企業581の項目に情報の提示の制限を解除する企業を設定する。なお、企業DB3に登録されている情報を利用して、企業名をドロップダウンメニューとして表示し、登録ユーザに情報の提示の制限を解除する企業を選択させるようにしてもよい。
次いで、登録ユーザは、解除対象企業581の項目で設定した企業に対して、どの情報の提示の制限を解除するかを設定する。登録ユーザは、解除対象情報582の項目を設定することで、解除対象企業581の項目で設定した企業に対して情報の提示の制限の解除を詳細に設定することができる。
「取得元で解除」582Aでは、登録ユーザは、情報の取得元ごとに提示の制限の解除を設定することができる。例えば、登録ユーザが、SNS−1(例えば、Twitter(登録商標))、SNS−2(例えば、Facebook(登録商標))を選択した場合、SNS−1及びSNS−2から取得された情報の提示の制限が解除される。また、登録ユーザが、ブログ1(例えば、はてなブログ)を選択した場合、ブログ1から取得された情報の提示の制限が解除される。
「種別で解除」582Aでは、登録ユーザは、情報の種別ごとに提示の制限の解除を設定することができる。例えば、登録ユーザが、氏名、連絡先を選択した場合、登録ユーザの氏名、連絡先の情報の提示の制限が解除される。また、登録ユーザが、経歴、職歴を選択した場合、登録ユーザの経歴、職歴の情報の提示の制限が解除される。
また、登録ユーザは、スカウトメール583を設定することで、解除対象企業581の項目で設定した企業からのスカウトメールの配信を解除することができる。具体的には、登録ユーザが、「解除する」を選択すると、解除対象企業581の項目で設定された企業は、該登録ユーザに対してスカウトメールを配信することが可能となる。一方、登録ユーザが、「解除する」を選択しないと、解除対象企業581の項目で設定された企業は、該登録ユーザに対してスカウトメールを配信することができない、換言すると、該登録ユーザに対するスカウトメールの配信が制限される。
また、「解除対象企業を追加」584を選択すると、情報の提示の制限を解除する企業を追加することができる。
情報処理サーバ2の制限部216は、図7に示す提示解除設定画面で設定された情報に基づいて、企業に対して情報の提示の制限を解除する。なお、図7に示す提示解除設定画面での設定項目は、あくまで一例であり、より詳細に情報の提示の制限を解除できるようにしてもよい。例えば、取得部201で取得された情報と、ユーザ自身が情報処理サーバ2へ登録した情報とを選択して提示の制限を解除できるようにしてもよい。また、企業ごとに「全て」の項目を設け、登録ユーザが「全て」を選択すると、解除対象企業581の項目で設定した企業に対して、全ての情報の提示の制限が解除されるようにしてもよい。さらに、企業ごとにではなく、全企業に対して情報の提示を解除できるようにしてもよい。例えば、「全企業」ボタンを図7に示す提示解除設定画面に設け、「全企業」ボタンを登録ユーザが選択すると、全企業に対して、取得元及び種別で情報の提示を解除できるように構成してもよい。
[実施形態の変形例3]
上記実施形態及びその変形例1,2では、登録ユーザが提示させたくない情報及び企業を選択して提示する情報を制限できる構成となっていたが、SNS上において、「このアカウントの情報の提示を制限」、「このアカウント情報の提示をストップ」など、SNS上の該当アカウントの情報の提示を制限することを意味する文章が投稿されると、該文章が取得部201で取得され、解析部202において該投稿の意味が解釈され、解析部202において解釈された意味に応じて、制限部216が該当するアカウントの情報の提示を制限する構成としてもよい。この場合、ユーザは、登録をしなくても(登録ユーザとならなくても)、取得部201により取得された情報が提示されることを制限することができる。
なお、上記実施形態及びその変形例1〜3では、取得部201は、巡回先DB1に登録されているURLに基づいて、WEBサイトにアクセスし、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込むことで、公開されている情報をユーザごとに取得する構成となっているが、取得部201が、ユーザ自身が入力した情報(例えば、登録フォームに入力された情報)を取得する構成を除外するものではない。換言すると、取得部201が、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込んだ公開されている情報と、ユーザ自身が入力した情報(例えば、登録フォームに入力された情報)とを取得する構成であってもよい。
以上説明したように、本発明は、提示する情報を制限する際の利便性を向上させることができ、採用活動において利用することができる。
1 情報処理システム
2 情報処理サーバ
200A 通信IF
200B 記憶装置
200C CPU
201 取得部
202 解析部
203 分類部
204 属性付与部
205 検索部
206 受付部(第1,第2受付部)
209 推定部
210 入力部
214 提示部(第1から第3提示部)
215 記憶装置制御部
216 制限部216(第1,第2制限部)
3 企業端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E CPU
301 入力受付部
302 表示装置制御部
303 送信部
304 受信部
305 記憶装置制御部
4 ユーザ端末
400A 通信IF
400B 記憶装置
400C 入力装置
400D 表示装置
400E CPU
401 入力受付部
402 表示装置制御部
403 送信部
404 受信部
405 記憶装置制御部
5 ネットワーク
DB1 巡回先データベース
DB2 ユーザデータベース
DB3 企業データベース
DB4 登録者データベース

Claims (10)

  1. ーザに関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された情報を提示する第1提示部と、
    前記第1提示部による情報の提示の制限を受け付ける第1受付部と、
    前記第1受付部で受け付けられた制限内容に基づいて、前記第1提示部による情報の提示を制限する第1制限部と、を備え
    前記第1受付部は、
    前記情報の取得元の選択を受け付け、
    前記第1制限部は、
    前記第1受付部で受け付けられた取得元から取得された情報の提示を制限することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部が取得した情報から前記ユーザが所属する企業を推定する推定部と、
    前記推定部により推定された前記ユーザが所属する企業を、前記第1制限部による情報の提示を制限する候補として提示する第2提示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1受付部は、
    前記情報の種別の選択を受け付け、
    前記第1制限部は、
    前記第1受付部で受け付けられた種別に属する情報の提示を制限することを特徴とする請求項1又は請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1受付部は、
    前記情報の提示を制限する企業を受け付け、
    前記第1制限部は、
    前記第1受付部で受け付けられた前記企業に対し、前記第1提示部による情報の提示を制限することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 企業からの求人情報を前記ユーザへ提示する第3提示部と、
    前記第3提示部による前記求人情報の提示を制限する第2制限部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記第2制限部は、
    前記ユーザが前記求人情報を受け取ることのできる前記企業の数を制限することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2制限部は、
    前記企業が前記求人情報を提示できる前記ユーザの数を制限することを特徴とする請求項又は請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザが前記求人情報を受け取る条件を受け付ける第2受付部を備え、
    前記第2制限部は、
    前記条件を満たさない求人情報の提示を制限することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 取得部が、ーザに関する情報を取得する工程と、
    第1提示部が、前記取得部で取得された情報を提示する工程と、
    第1受付部が、前記第1提示部による情報の提示の制限を受け付ける工程と、
    第1制限部が、前記第1受付部で受け付けられた制限内容に基づいて、前記第1提示部による情報の提示を制限する工程と、を有し、
    前記第1受付部は、
    前記情報の取得元の選択を受け付け、
    前記第1制限部は、
    前記第1受付部で受け付けられた取得元から取得された情報の提示を制限することを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    ーザに関する情報を取得する取得部、
    前記取得部で取得された情報を提示する第1提示部、
    前記第1提示部による情報の提示の制限を受け付ける第1受付部、
    前記第1受付部で受け付けられた制限内容に基づいて、前記第1提示部による情報の提示を制限する第1制限部、として機能させるとともに、
    前記第1受付部が、
    前記情報の取得元の選択を受け付け、
    前記第1制限部が、
    前記第1受付部で受け付けられた取得元から取得された情報の提示を制限するよう機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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