JP2020160879A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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寛基 島田
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雄大 二井
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Abstract

【課題】企業の採用活動の利便性を向上させた情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、複数のユーザに関する情報を取得する第1取得部と、第1取得部で取得された複数のユーザから1以上のユーザの選択を受け付ける第1受付部と、第1取得部で取得される情報から、第1受付部で受け付けられたユーザの採用に関する情報を検出する検出部と、検出部での検出結果に応じて、採用に関する情報を企業へ提示する第1提示部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
インターネットを利用した情報提供サービスが普及し、各種情報の発信に広く用いられている。例えば、就職や転職を希望する利用者(卒業予定の学生や転職希望者等)がパーソナルコンピュータ等を用いてインターネットに接続し、インターネット上に開設されるウェブサイト上で自己の希望する条件に合致する就職先の企業等を検索し、企業関連情報を得るシステムが知られている。
例えば、特許文献1には、インターネットで提供される情報の中から各利用者に必要な情報を集約するとともに適宜にこれらの情報を更新して管理し、また、利用者が行った様々なアクションの履歴を自動的に記録し、これらの情報を利用者の利用しやすい形で提供する情報サービス装置が開示されている。
特開2000−029766号公報
しかしながら、特許文献1に開示される発明は、就職や転職を希望する利用者(卒業予定の学生や転職希望者等)の利便性は向上するものの、採用活動を行う企業の利便性が考慮されていないという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、企業の採用活動の利便性を向上させた情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明の情報処理装置は、複数のユーザに関する情報を取得する第1取得部と、第1取得部で取得された複数のユーザから1以上のユーザの選択を受け付ける第1受付部と、第1取得部で取得される情報から、第1受付部で受け付けられたユーザの採用に関する情報を検出する検出部と、検出部での検出結果に応じて、採用に関する情報を企業へ提示する第1提示部と、を備える。
本発明によれば、企業の採用活動の利便性を向上させることができる。
実施形態に係る情報処理システムの概略構成図の一例である。 実施形態に係る情報処理サーバ(情報処理装置)のハード構成の一例である。 実施形態に係る情報処理サーバの記憶装置に登録されているデータベースの一例である。 実施形態に係る情報処理サーバの機能構成の一例である。 実施形態に係る企業端末のハード構成の一例である。 実施形態に係る企業端末の機能構成の一例である。 実施形態に係るユーザ端末のハード構成の一例である。 実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例である。 実施形態に係る企業端末の表示装置に表示されるTP表示画面の一例である。 実施形態に係る企業端末の表示装置に表示されるアラート表示画面の一例である。 実施形態に係るユーザ端末の表示装置に表示される画面の一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるユーザ情報取得処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるTP登録情報処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるユーザ登録処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによる示唆提示処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによるマッチング情報提示処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによる動向提示処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによる施策提示処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによる採用可能性提示処理を示すフローチャートの一例である。 実施形態に係る情報処理システムによる市場価値提示処理を示すフローチャートの一例である。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。なお、以下の説明において、「企業」には、種々の法人、組合、機構、個人、団体、事業体などが含まれる。また、「候補者」には、就職者、転職者、アルバイト、インターン生(実習生)、パートタイム労働者の候補者の他、業務委託契約を行う際の候補者などが含まれる。また、「市場価値」とは、就職、転職など就労に関する市場における価値のことをいう。
[第1実施形態]
初めに、図1を参照して情報処理システム1の構成について説明する。情報処理システム1は、情報処理サーバ2、企業端末3及びユーザ端末4がネットワーク5を介して接続された構成を有する。なお、情報処理システム1が具備する情報処理サーバ2、企業端末3及びユーザ端末4の数は任意である。
ネットワーク5には、例えば、HTML、JSON、CSVなどのファイル形式(以下、これらの形式のファイルを、単にHTMLファイルという)で情報を提供するWWWサーバが接続されており、情報処理サーバ2は、ネットワーク5を介して上記WWWサーバにアクセスし、提供されたHTMLファイルを読み込むことで、公開されているWEBサイトの情報を取得することができるように構成されている。WEBサイトの情報の取得には、クローラーやスクレイパーなどのソフトウェアを利用することができる。なお、ネットワーク5をどのような通信網で構成するかは任意である。
(情報処理サーバ2)
図2Aは、情報処理サーバ2の構成図である。図2Aは、情報処理サーバ2の主なハード構成を示しており、情報処理サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cがバス(BUS)等を介して接続された構成を備える。なお、情報処理サーバ2は、その他、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置、及び液晶モニタや有機ELモニタなどの表示装置を備えていてもよい。
通信IF200Aは、他の装置(本実施形態では、WEBサイト、企業端末3、ユーザ端末4)と通信するためのインターフェースである。記憶装置200Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。なCPU200Cは、情報処理サーバ2を制御し、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。
なお、本実施形態では、図2Aに示すように、情報処理サーバ2が記憶装置200Bを備える構成となっているが、情報処理サーバ2とネットワーク5を介して接続された他のサーバが記憶装置200Bの全部又はその一部を備える構成であってもよい。この場合、情報処理サーバ2は、他のサーバが備える記憶装置200Bを参照する。また、後述する情報処理プログラムを情報処理サーバ2とネットワーク5を介して接続された他のサーバからダウンロード可能に構成されていてもよい。
図2Bは、情報処理サーバ2の記憶装置200Bに登録されているデータベースの一例である。記憶装置200Bには、情報処理プログラム、各種データベース(本実施形態では、巡回先DB1、ユーザDB2、企業DB3、登録者DB4、施策DB5)、ユーザが情報処理システム1へ登録する際の登録フォームの情報などが記憶されている。なお、本実施形態では、複数のデータベースを備えているが一つのデータベースとしてもよい。
(巡回先DB1)
巡回先DB1には、情報処理サーバ2が巡回して情報を取得するためのWEBサイトのURL(Uniform Resource Locator)が登録されている。このURLは、情報処理サーバ2の管理者等が予め巡回先のURLを巡回先DB1に登録してもよい。また、情報処理サーバ2が、巡回先のWEBサイトのリンク先のURLを巡回先のURLとして自動で追加するようにしてもよい。ここで、WEBサイトは特に限定はされないが、ブログ、ホームページ及びSNS(Social Networking Service)等の個人がネットワーク上に公開したサイトであることが好ましい。ユーザの情報を取得しやすいためである。
(ユーザDB2)
ユーザDB2には、情報処理サーバ2がWEBサイトを巡回して取得した情報を解析した結果に基づいて付与された属性がユーザ毎に登録されている。具体的には、ユーザDB2には、ユーザごとに、ユーザの名称(氏名、ハンドルネーム(HN)、ニックネーム、アカウント名など)、住所、連絡先(メールアドレス、SNSのアカウント名など)、所属先(企業名、学校名など)、職種、興味や関心のある事柄(プログラム、語学、など)、資格(例えば、ITパスポート、ITストラテジストなど)、能力(例えば、PCスキル(ワード、エクセル、パワーポイントなど)、プログラミングスキル(Java(登録商標)、C++、Ruby、Python、Perlなど))などの情報がユーザIDに関連付けて登録されている。なお、以下の説明では、属性のうち、ユーザの能力を示す情報(例えば、資格、PCスキル、プログラミングスキルなど)を技能(スキル)ともいう。
(企業DB3)
企業DB3には、企業情報が企業毎に関連付けられて登録されている。具体的には、企業DB3には、企業ごとに、企業の名称、連絡先、所属先(企業名、学校名など)、所属している人物に関する情報(例えば、氏名、SNSなど)などの情報が企業IDに関連付けて企業DB3に登録されている。また、企業DB3には、企業がユーザDB2から採用候補者として選択したユーザ(以下、候補者ユーザともいう)のユーザIDが企業IDに関連付けて登録されている。
また、企業DB3には、候補者ユーザのユーザIDに、前記ユーザのステータス情報が関連付けて登録されている。ステータス情報には、例えば、新規の採用候補者であるか否か、採用候補者へのコンタクト(メールの送信など)の有無、採用候補者からのコンタクトに対する返信の有無、採用候補者との面談の有無や予定などの情報が含まれる。ステータス情報は、後述の図5Aに示す画面を企業端末3の表示装置300Dへ表示する際に利用される。
(登録者DB4)
登録者DB4には、ユーザDB2に情報が登録されているユーザのうち、情報処理システム1へ登録したユーザ(以下、登録ユーザともいう)の情報がユーザIDに関連付けて登録されている。登録ユーザの情報としては、例えば、氏名、連絡先(メールアドレスなど)、ログインID、ログインパスワード、生年月日、現在の住まい(現住所)、キャリア(社会人、学生、その他(求職中)など)、職歴(現在及び過去の勤め先と部署、勤めた期間(何年何月から何年何月まで)など)、経歴(高校名、大学名、学科など)、求人情報(以下、スカウトメールともいう)配信希望の有無などの情報が含まれる。また、登録ユーザが興味のある企業、例えば採用されることを希望する企業を選択した場合、選択した企業の企業IDが、前記企業を選択した登録ユーザのユーザIDに関連付けて登録者DB4に登録される。
なお、どのような情報を登録者DB4に登録させるかについては任意であり、ここに示す情報の例に限られない。例えば、社会人であれば、現在の年収(万円)、経験社数、経験職種、経験年数などを登録させるようにしてもよいし、学生であれば、学校種別(大学、短大、高校など)、学校名、学部・学科、文理区分、卒業年月、卒業区分(見込み)などを登録させるようにしてもよい。また、会社名、会社URL、雇用形態(正社員、派遣、パートなど)、在籍期間、現在も在籍中か否か、職務内容、英語力レベル(英検の級数、TOEICの点数、TOEFLの点数など)、実務経験の有無、その他語学、経験業務・スキル、経験年数、保有資格などを登録させるようにしてもよい。また、スカウトメールの希望の有無において、配信を希望する企業を選択可能(複数選択可能)に構成してもよいし、希望年収や希望勤務地等、希望の条件を入力できるように構成してもよい。
なお、本実施形態では、ユーザDB2と登録者DB4とを別のデータベースとし、ユーザDB2に登録されている情報と登録者DB4に登録されている情報とをユーザIDにより関連付けているが、ユーザDB2と登録者DB4とを別のデータベースとせず、一つのデータベースとしてもよい。
(施策DB5)
施策DB5には、後述の施策生成部207が施策を生成するための情報が登録されている。より具体的には、施策DB5には、就職、転職など就労に関する市場における価値(市場価値)を高めるための施策(以下、第1施策ともいう)、採用されることを希望する企業への評価を向上させる施策(以下、第2施策ともいう)、候補者ユーザに対する評価を向上させる施策(以下、第3施策ともいう)を生成するための情報が登録されている。
施策DB5には、第1施策及び第2施策を生成するための情報として、例えば、取得すべき資格などの情報が登録されている。資格の情報には、資格ごとに属性、他の資格との関連性、評価点が付与されており、ユーザの属性に応じてどのような資格を取得すればどれだけ市場価値が向上するかが推定可能に施策DB5に登録されている。なお、第1施策及び第2施策を生成するための情報として、どのような情報を施策DB5に登録するかは任意であり、取得すべき資格などの情報だけに限られない。
また、施策DB5には、第3施策を生成するための情報として、例えば、業界及び職種の標準的な給与額や福利厚生などの情報が登録されている。各情報には、属性及び評価点が付与されており、どのような属性が付与されたユーザには、どのような給与や福利厚生を提示すれば、候補者ユーザに対する評価をどれだけ向上させることができるかが推定可能に施策DB5に登録されている。なお、第3施策を生成するための情報として、どのような情報を施策DB5に登録するかは任意であり、業界及び職種の標準的な給与額や福利厚生などの情報に限られない。
(情報処理サーバ2の機能)
図2Cは、情報処理サーバ2の機能ブロック図である。図2Cに示すように、情報処理サーバ2は、取得部201(第1,第2取得部)、解析部202、分類部203、属性付与部204、検索部205、受付部206(第1,第2受付部)、施策生成部207(第1から第3施策生成部)、動向取得部208、推定部209(第1から第6推定部)、入力部210、示唆検出部211(検出部)、関連性検出部212、関心度算出部213、提示部214(第1から第10提示部)、記憶装置制御部215などの機能を有する。なお、図2Cに示す機能は、情報処理サーバ2のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU200Cが実行することにより実現される。
取得部201は、巡回先DB1に登録されているURLに基づいて、WEBサイトにアクセスし、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込むことで、公開されている情報をユーザごとに取得する。取得部201により取得される情報には、ユーザを特定する情報が含まれる。ユーザを特定する情報としては、例えば、ブログ、ホームページ及びSNS等がユーザを特定するのに用いる識別名(ハンドルネーム)、識別番号、メールアドレス、又は氏名などの情報が含まれる。
なお、取得部201は、アクセスしたWEBサイトのリンク先のURLのWEBサイトについても情報を取得するようにしてもよい。また、取得部201により取得される情報には、テキストデータの他、画像データ(動画データ及び静止画データを含む)、音声データなどが含まれていてもよい。
なお、取得部201により取得される情報には、企業端末3を利用する企業に所属する人物に関する情報が含まれる。ここで、企業端末3を利用する企業に所属する人物には、前記企業に勤務する人物だけでなく、前記企業に関係する人物、例えば、親会社、子会社、関連会社、系列会社や取引先に所属する人物が含まれていてもよい。
解析部202は、取得部201により取得された情報を解析する。具体的には、解析部202は、取得部201により取得されたテキストデータに対して形態素解析等の処理を行い、取得した情報に含まれる単語(ワード)の出現頻度を取得する。ここで、情報に記載される単語は、「技術」「プログラミング」のように、単一の形態素からなる語であっても良いし、たとえば、「技術開発」「C言語プログラミング」のように、連続する複数の形態素からなる複合語であってもよい。
また、解析部202は、取得部201により取得された情報が画像データである場合、画像処理により画像データに含まれるテキストデータを抽出する(既知のORC技術等を用いてもよい)。また、解析部202は、取得部201により取得された情報が音声データである場合、音声データをテキストデータに変換する(既知の音声認識技術等を用いてもよい)。
分類部203は、ユーザを特定する情報に基づいて、解析部202で解析された情報をユーザごとに分類する。換言すると、分類部203は、解析部202で解析された情報が、どのユーザに関するものであるかを特定し、特定したユーザに関連付ける。分類部203は、前記処理を解析部202で解析された情報全てに対して行う。
属性付与部204は、解析部202で解析された複数の単語及び前記複数の単語の出現頻度に応じて属性を決定し、決定した属性をユーザに付与する処理をユーザ毎に行う。ここで、出現頻度が高い単語は、ユーザの知識及び趣味等がより反映されていると期待される。例えば、ユーザがプログラムに関心が有る場合には、プログラムに関連した単語が頻繁に出現すると期待される。このため、本実施形態では、複数の単語の出現頻度に応じて属性を決定し、決定した属性をユーザに付与している。
例えば、属性付与部204は、出現頻度が相対的に高い複数の単語のいずれも1つの話題に関するものの場合、前記話題に関する属性をユーザに付与する。具体例として、出現頻度が相対的に高い複数の単語のいずれもプログラムに関連する単語である場合、ユーザはプログラムに関心を持つとして、属性付与部204は、前記ユーザに対してプログラムに関する属性を付与する。
また、属性付与部204は、例えば、出現頻度の相対的に高い複数の単語が複数の話題に関するものの場合、それぞれの話題に関する複数の属性をユーザに付与する。具体例として、出現頻度の相対的に高い複数の単語が、Java、C++若しくはHTML等のプログラム言語の場合、ユーザはプログラムに関心を持つとして、属性付与部204は、前記ユーザに対してプログラムに関する属性を付与する。
また、属性付与部204は、出現頻度の相対的に低い単語であっても、出現頻度の相対的に低い単語が1又は複数で1つの話題に関するものを示す場合、その話題に関する属性をユーザに付与する。具体例として、出現頻度の相対的に低い複数の単語がプログラムに関連する単語である場合、ユーザはプログラムに関心を持つとして、属性付与部204は、前記ユーザにプログラムに関する属性を付与する。より具体的には、解析部202で解析した結果に、プログラミング言語又はそれの名称が含まれる場合、プログラミング言語又はそれの名称(単語)の出現頻度が相対的に低い場合であっても、ユーザはプログラムに関心を持つとして、属性付与部204は、前記ユーザに対してプログラムに関する属性を付与する。なお、この場合、属性付与部204は、前記プログラミング言語に関心を持つとして、前記ユーザに対して前記プログラミング言語の属性を付与してもよい。
なお、属性付与部204は、出現頻度の相対的な多さ又は少なさに応じてユーザに属性を付与するだけでなく、種々の設定に基づき、複数の単語の出現頻度に応じてユーザに属性を付与してもよい。
検索部205は、企業端末3から送信される検索条件及び属性付与部204により付与された属性に基づいて、ユーザを検索する。具体的には、ユーザDB2を参照し、企業端末3から送信される検索条件を満たすユーザを検索する。検索部205により検索されたユーザの情報は、企業端末3へと送信される。
ここで、検索条件は、ユーザに付与される1以上の属性の指定を受け付けてもよいし、ユーザに付与された属性に数値(スコア)が付与されている場合には、数値が所定数以上、所定数以下、又は、所定数の範囲等の入力を受け付けるようにしてもよい。例えば、検索条件として、ビジネスに関する属性のスコア、技術力に関する属性のスコア、及び、影響力に関する属性のスコアのうち少なくとも1つの指定を受け付けるようにしてもよい。さらに、属性には、住所、連絡先、勤務先の情報などが含まれるため、これら属性を検索条件として受け付けるようにしてもよい。
受付部206は、企業端末3から送信されるユーザの選択を受け付ける。なお、受付部206で選択を受け付けられたユーザのユーザIDは、前記ユーザを選択した企業の企業IDに関連付けて企業DB3に登録される。また、受付部206は、ユーザ端末4から送信される企業の選択を受け付ける。なお、受付部206で選択を受け付けられた企業の企業IDは、前記企業を選択した登録ユーザのユーザIDに関連付けて登録者DB4に登録される。
施策生成部207は、施策DB5に登録された情報を参照し、以下(1−1)から(1−3)に記載の施策を生成する。
(1−1)市場価値を高めるための第1施策。
(1−2)採用されることを希望する企業への評価を向上させる第2施策。
(1−3)候補者ユーザに対する評価を向上させる第3施策。
例えば、施策生成部207は、第1施策を生成する場合、施策DB5を参照し、ユーザに付与された属性と同一の属性が付与されている資格及び前記資格に関連する資格の情報を第1施策として生成する。なお、この場合、施策生成部207は、ユーザに付与された属性と同一及び類似の属性が付与されている資格及び前記資格に関連する資格の情報を第1施策として生成してもよい。
また、施策生成部207は、第2施策を生成する場合、施策DB5を参照し、ユーザに付与された属性と同一の属性が付与されている資格及び前記資格に関連する資格の情報を第2施策として生成するが、この際、登録ユーザが採用されることを希望する企業の採用条件を考慮することが好ましい。具体的には、施策生成部207は、候補者ユーザに提示される企業の採用条件に、資格(例えば、英検準1級やプログラミング言語(例えば、Python、Java))が含まれていれば、前記資格及び前記資格に関連する資格の情報を第2施策として生成する。
また、施策生成部207は、検索部205の検索条件に基づいて、第2施策を生成してもよい。検索条件には、各企業が候補者に求める条件(属性及び数値(スコア))が含まれている。このため、検索部205の検索条件から第2施策を生成することで効果的な施策(例えば、「この会社は、Pythonのレベル8を求めています。Pythonのスキルをあと〇〇上げましょう」)を生成することが期待できる。
また、施策生成部207は、各企業が採用候補者として選択した候補者ユーザの属性の統計に基づいて、第2施策を生成してもよい。各企業が採用候補者として選択した候補者ユーザのなかで統計的に多い属性は、各企業が採用候補者として求めている属性である確率が高いため、そのような属性から第2施策を生成することで効果的な施策(例えば、「この会社の候補者は、Pythonのレベル8の方が多くいます。Pythonのスキルをあと〇〇上げましょう」)を生成することが期待できる。
また、施策生成部207は、各企業に所属している人物の属性の統計に基づいて、第2施策を生成してもよい。各企業に所属している人物の属性のなかで統計的に多い属性は、各企業が採用を検討する属性である確率が高いため、そのような属性から第2施策を生成することで効果的な施策(例えば、「この会社の社員は、Pythonの平均レベルが8です。Pythonのスキルをあと〇〇上げましょう」)を生成することが期待できる。
また、施策生成部207は、第3施策を生成する場合、施策DB5を参照し、採用しようとしている企業が属する業界及び職種の標準的な給与額や福利厚生の情報を第3施策として生成する。
動向取得部208は、受付部206でユーザ端末4から送信される企業の選択が受け付けられると、受付部206で選択を受け付けられた企業に採用されたユーザに関する情報(特に、企業に採用されたユーザの採用後の動向に関する情報が好ましい)をユーザDB2から取得する。
推定部209は、以下(2−1)から(2−6)を推定する。
(2−1)登録ユーザが希望の企業に採用される可能性(以下、第1可能性ともいう)。
(2−2)第1施策の実行後に、登録ユーザが希望の企業に採用される可能性(以下、第2可能性ともいう)。
(2−3)第2施策の実行後に、登録ユーザが希望の企業に採用される可能性(以下、第3可能性ともいう)。
(2−4)候補者ユーザの市場価値。
(2−5)候補者ユーザを採用できる可能性(以下、第4可能性ともいう)。
(2−6)第3施策の実行後に、候補者ユーザを採用できる可能性(以下、第5可能性ともいう)。
なお、推定部209は、施策DB5に記憶されている評価点(資格ごとの評価点や業界及び職種の標準的な給与額や福利厚生などの評価点)に基づいて、第1から第5可能性及び市場価値を算出する。この際、第1から第5可能性を0%から100%で提示するようにしてもよい。また、推定部209は、市場価値を評価するユーザと属性(例えば、年齢やキャリア)が同一又は類似する他のユーザの市場評価(例えば、給与や福利厚生)をもとに、市場価値を推定するようにしてもよい。
入力部210は、情報処理システム1への登録を希望するユーザに対して、複数の入力項目を有する登録フォームを提示する際に、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報を利用して、前記複数の入力項目のうち入力可能な項目へ情報を入力する。ここで登録フォームの複数の入力項目は、例えば、氏名、連絡先(メールアドレスなど)、生年月日、現在の住まい(現住所)、キャリア(社会人、学生、その他(求職中)など)、職歴(現在及び過去の勤め先と部署、勤めた期間(何年何月から何年何月まで)など)、スカウトメールの配信希望の有無など、登録者DB4に登録される情報の項目である。
なお、登録フォームを提示する前に、ユーザが利用しているSNSのアカウント名やHN、ブログのタイトル、ブログのWEBサイトのURLなど、ユーザを特定できるような情報を入力させるようにしてもよい。また、ユーザに利用しているSNSからログインさせ、その後に登録フォームを提示するようにしてもよい(この場合、例えば、OAuth(WEBサーバにあるユーザのアクセス権限を、ユーザの代理で行うことを許可するための認証用プロトコル)などのSNSの認証API(Application Programming Interface)などを利用しても良い)。ユーザにより入力された情報を、取得部201で取得された情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報のSNSのアカウント名やHN、ブログのタイトル、ブログのWEBサイトのURLなどと照合することで、ユーザを特定する精度が向上し、登録を希望するユーザに対して、他のユーザの情報を入力した登録フォーマットを提示する虞を低減することができる。なお、OAuthなどを利用する場合、認証は、情報処理サーバ2ではなく、SNSサーバで行われる。また、その他、複数のHNやOAuth によるログインが可能なように構成してもよい。この場合、分類部203は、登録された複数のHNが同一人物であるとして取得部201で取得された情報を分類する。
また、入力部210により入力される情報のうち、個人を特定できるような情報、例えば、氏名、連絡先(メールアドレスなど)、現住所などについては、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報を利用して入力可能であったとしても、入力部210は、このような個人を特定できるような情報を登録フォームに入力しない構成としてもよい。
示唆検出部211は、取得部201で取得される情報から、受付部206で受け付けられたユーザの採用に関する情報を検出する。具体的には、示唆検出部211は、受付部206で企業端末3から送信されるユーザの選択が受け付けられると、ユーザDB2を参照し、選択されたユーザの採用に関する情報、例えば、前記ユーザの就職、転職、アルバイト、インターン、パートタイム、業務委託契約などの行動(以下、転職等ともいう)を示唆する情報を検出する。このような情報には、例えば、以下(3−1)から(3−4)に記載の情報が含まれる。
(3−1)統計的に多い辞職タイミング。
(3−2)SNSやブログでのプロフィールの更新。
(3−3)SNSやブログへの転職等を示唆する投稿。
(3−4)転職やキャリア関係のフェア・イベントなどへの出席。
なお、(3−1)の統計的に多い辞職タイミングとは、ユーザ(本人だけでなく、他のユーザを含む)の過去の辞職の傾向から予測される辞職の時期である(例えば、3年毎に転職している、結婚した、子供が生まれたなど)。
また、(3−2)のSNSやブログでのプロフィールの更新は、転職等の準備に該当することが多く、転職等を示唆する有力な情報となる。
また、(3−3)のSNSやブログへの転職等を示唆する投稿から転職等の示唆を検出する場合、「転職」、「就活」など転職を直接示唆するキーワードを検出するだけでなく、特定のキーワードの組み合わせ(例えば、「仕事」と「つまらない」、「職場」又は「上司」と「合わない」)を検出するようにしてもよい。
関連性検出部212は、取得部201で取得される情報、換言するとユーザDB2に登録された情報から、受付部206で選択が受け付けられたユーザと、前記ユーザを選択した企業に所属する人物との関連性を示す情報を検出する。具体的には、関連性検出部212は、受付部206で選択が受け付けられたユーザと、前記ユーザを選択した企業に所属する人物との間に何らかの関連性を示す情報、例えば、同じセミナーに出席していた、卒業した学校が同じであるなどといった関連性を示す情報を検出する。
関心度算出部213は、ユーザの企業への関心度を算出する。具体的には、解析部202で解析されたユーザのブログ、ホームページ及びSNSなどでの発言内容に応じて予め決められた点数を付与する。例えば、あるユーザが「企業Aのセミナーに参加した。」、「企業Aのサービスに興味がある。」と発言していれば、前記発言ごとに点数を付与し、ユーザの企業Aに対する関心度を算出する。また、企業Aに対して「企業Aのセミナーはつまらなかった」などネガティブな発言の場合は、マイナスの点数を付与するようにしてもよい。
提示部214は、情報処理サーバ2の情報を企業端末3又はユーザ端末4へ提示する。なお、提示部214による情報の提示の詳細については後述する。
記憶装置制御部215は、記憶装置200Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部215は、記憶装置200Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
(企業端末3)
図3Aは、企業端末3の構成図である。企業端末3は、例えば、デスクトップPC、ノートPCなどであるが、スマートフォンやタブレット端末などであってもよい。図3Aは、企業端末3の主なハード構成を示しており、通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D及びCPU300Eがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
通信IF300Aは、他の装置(本実施形態では、情報処理サーバ2)と通信するためのインターフェースである。記憶装置300Bは、例えば、HDDや半導体記憶装置である。記憶装置300Bには、情報処理プログラムなどが記憶されている。また、記憶装置300Bには、企業端末3を識別するためのIDが記憶されている。企業端末3から送信される情報にIDを付与することで、情報処理サーバ2は、受信した情報がどの企業端末3から送信されたものであるかを認識することができる。なお、IDは、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよく、情報処理サーバ2が企業端末3に対して付与するようにしてもよい。
入力装置300Cは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどであり、企業の採用担当者等(採用担当者等には、採用担当以外にも企業に所属する人物や関係する人物が含まれる)は、入力装置300Cを操作して、必要な情報を入力することができる。表示装置300Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置300Dは、情報処理システム1の利用に必要な画面を表示する。
CPU300Eは、企業端末3を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
図3Bは、企業端末3の機能ブロック図である。図3Bに示すように、企業端末3は、入力受付部301、表示装置制御部302、送信部303、受信部304及び記憶装置制御部305などの機能を有する。なお、図3Bに示す機能は、企業端末3のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU300Eが実行することにより実現される。
入力受付部301は、入力装置300Cで入力された情報を受け付ける。
表示装置制御部302は、表示装置300Dを制御する。具体的には、表示装置制御部302は、後述する図5A及び図5Bに示す画面を表示装置300Dに表示させる。
送信部303は、入力受付部301で受け付けられた情報を情報処理サーバ2へ送信する。
受信部304は、情報処理サーバ2から送信される情報を受信する。
記憶装置制御部305は、記憶装置300Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部305は、記憶装置300Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
(ユーザ端末4)
図4Aは、ユーザ端末4の構成図である。ユーザ端末4は、例えば、スマートフォン、タブレット端末などであるが、デスクトップPCやノートPCなどであってもよい。図4Aは、ユーザ端末4の主なハード構成を示しており、通信IF400A、記憶装置400B、入力装置400C、表示装置400D及びCPU400Eがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
通信IF400Aは、他の装置(本実施形態では、情報処理サーバ2)と通信するためのインターフェースである。記憶装置400Bは、例えば、HDDや半導体記憶装置である。記憶装置400Bには、情報処理プログラムなどが記憶されている。また、記憶装置400Bには、ユーザ端末4を識別するためのIDが記憶されている。ユーザ端末4から送信される情報にIDを付与することで、情報処理サーバ2は、受信した情報がどのユーザ端末4から送信されたものであるかを認識することができる。なお、IDは、IPアドレス、MACアドレスなどを利用してもよく、情報処理サーバ2がユーザ端末4に対して付与するようにしてもよい。
入力装置400Cは、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスなどであり、ユーザは、入力装置400Cを操作して、必要な情報を入力することができる。表示装置400Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置400Dは、情報処理システム1の利用に必要な画面を表示する。
CPU400Eは、ユーザ端末4を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
図4Bは、ユーザ端末4の機能ブロック図である。図4Bに示すように、ユーザ端末4は、入力受付部401、表示装置制御部402、送信部403、受信部404及び記憶装置制御部405などの機能を有する。なお、図4Bに示す機能は、ユーザ端末4のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU400Eが実行することにより実現される。
入力受付部401は、入力装置400Cで入力された情報を受け付ける。
表示装置制御部402は、表示装置400Dを制御する。具体的には、表示装置制御部402は、後述する図5Cに示す画面を表示装置400Dに表示させる。
送信部403は、入力受付部401で受け付けられた情報を情報処理サーバ2へ送信する。
受信部404は、情報処理サーバ2から送信される情報を受信する。
記憶装置制御部405は、記憶装置400Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部405は、記憶装置400Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
(企業端末3の表示装置300Dに表示される画面)
図5Aは、企業端末3の表示装置300Dに表示されるTP(タレントプール)表示画面の一例である。図5Aに示すTP表示画面では、候補者ユーザ(企業がユーザDB2から採用候補者として選択したユーザ)のリストが表示される。図5Aに示す例では、候補者ユーザのリストは、各候補ユーザのステータスに応じて、新しい候補者511、送信予定512、送信済513、返信有・面談設定中514の項目ごとに分けて表示される。
なお、「新しい候補者」とは、新たに候補者ユーザとして登録したとの意味である。「送信予定」とは、メールを送信する予定(コンタクトする予定)との意味である。また、「送信済」とは、メールを送信済(コンタクト済)であるとの意味である。また、「返信有・面談設定中」とは、候補者ユーザからメールに対する返信があり、前記候補者ユーザとの面談を設定中との意味である。なお、各候補者ユーザを分類する項目は、図5Aに示す例に限られず、任意に設定してもよく、例えば、「面談確定済」などの項目を設けてもよい。
図5Aの各項目511から514の右隣に表示される数字521から524は、各項目511から514に対応するステータスの候補者ユーザの数を表している。また、各項目511から514の下側には、各項目に対応するステータスの候補者ユーザの情報が表示される。各候補者ユーザの情報は、それぞれ、名称531、アイコン532、技能533で構成される。名称531は、取得部201により取得された候補者ユーザの氏名、HN、ニックネーム、アカウント名などである。また、アイコン532は、取得部201により取得された候補者ユーザのアイコン画像などである。技能533は、属性付与部204により候補者ユーザに付与された属性のうち、候補者ユーザの能力を示す情報(例えば、資格、PCスキル、プログラミングスキルなど)である。
なお、「候補者を追加」ボタン501を選択すると、ユーザDB2に登録されたユーザから候補者ユーザを検索・選択して図5Aに示すTP画面に追加することができる。また、画面に表示しきれない他の採用候補者の情報を閲覧したい場合は、図5Aのボタン541又は542を選択操作するなどして、画面をスクロールさせることで、図5Aに示す画面に表示しきれない他の候補者ユーザの情報を閲覧することができる。
なお、提示部214は、図5Aに示すTP表示画面において、示唆検出部211により採用に関する情報が取得されたユーザを、他のユーザとは異なる態様(例えば、表示の大きさ、表示の色、表示の形状、文章の文字数、文字のフォントなどを異ならせる)で提示する。また、図5Aに示す画面を提示する際に、関心度算出部213で算出されるユーザの企業への関心度に応じて、該ユーザを、他のユーザとは異なる態様(例えば、表示の大きさ、表示の色、表示の形状、文章の文字数、文字のフォントなどを関心度に応じて変化させる)で提示するようにしてもよい。
図5Bは、企業端末3の表示装置300Dに表示されるアラート表示画面の一例である。
図5Bに示すアラート表示画面は、示唆検出部211が、候補者ユーザ(企業がユーザDB2から採用候補者として選択したユーザ)の採用に関する情報を検出すると表示される画面である。
図5Bに示すように、アラート表示画面では、示唆検出部211で採用に関する情報が検出された候補者ユーザごとに、名称551、理由552が表示される。名称551は、取得部201により取得された候補者ユーザの氏名、HN、ニックネーム、アカウント名などである。また、理由552は、示唆検出部211で採用に関する情報が検出された理由である。また、各候補者ユーザの「候補者プロフィール」ボタン553を選択すると、ユーザDB2を参照して、前記候補者ユーザのより詳細な情報を閲覧することができる。また、メールボタン554を選択すると、前記候補者ユーザへメールを送信することができる。
さらに、図5Bの「全てのアラートを表示」ボタン555を選択すると、示唆検出部211で採用に関する情報が検出された全ての候補者ユーザを閲覧することができる。
(ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される画面)
図5Cは、ユーザ端末400の表示装置400Dに表示される登録フォームの画面の一例である。ユーザは、図5Cに示す登録フォームの各項目に情報を入力することで情報処理システム1への登録を行う。なお、本実施形態では、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録された情報を利用して、図5Cに示す項目のうち入力可能な項目へ情報が入力部210により既に入力された状態の登録フォームを提示する。各項目は、情報の入力が可能な状態となっており、入力部210により既に入力された情報が間違っている場合、ユーザは、該当する情報を修正することができる。
登録を希望するユーザが入力する項目は、登録者DB4に登録する情報と同じであり、例えば、氏名561、メールアドレス562、電話番号563、ログインID564、ログインパスワード565、生年月日566、現住所567(現在の住まい)、キャリア568(社会人、学生、その他(求職中)など)、職歴569(現在及び過去の勤め先と部署、勤めた期間(何年何月から何年何月まで)など)、経歴570(高校名、大学名、学科など)スカウトメールの配信希望の有無571などである。なお、ログインIDは、他の登録ユーザと重複しないように情報処理サーバが付与する構成としてもよい。また、上述したように、個人を特定できるような情報、例えば、氏名、連絡先(メールアドレスなど)、現住所などについては、入力部210による情報の入力を行わず、ユーザに入力させる構成としてもよい。
なお、既に述べたように、登録フォームを提示する前に、ユーザが利用しているSNSのアカウント名やHN、ブログのタイトル、ブログのWEBサイトのURLなど、ユーザを特定できるような情報を入力させるようにしてもよいし、ユーザに利用しているSNSからログインさせ、その後に登録フォームを提示するようにしてもよい。また、ユーザは、必ずしも図5Bに示す登録フォームの項目の全てを入力する必要はなく、少なくとも一部の項目が入力されていればよい。例えば、氏名の項目のみ、氏名とメールアドレスの項目のみを入力してユーザの登録を行ってもよい。
(情報処理システム1の動作)
図6Aから図6Iは、情報処理システム1による情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Aから図6Iを参照して本実施形態に係る情報処理システム1の処理について説明する。
(ユーザ情報取得処理)
図6Aは、ユーザ情報取得処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Aを参照してユーザ情報取得処理について説明する。なお、図6Aに示すユーザ情報取得処理は、定期的及び/又は非定期に実行される。
(ステップS101)
取得部201は、巡回先DB1に登録されているURLに基づいて、WEBサイトにアクセスし、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込むことで、公開されている情報をユーザごとに取得する。
(ステップS102)
解析部202は、取得部201により取得された情報を解析する。なお、解析部202による解析については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS103)
分類部203は、ユーザを特定する情報に基づいて、解析部202で解析された情報をユーザごとに分類する。なお、分類部203による分類については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS104)
属性付与部204は、解析部202で解析された複数の単語及び前記複数の単語の出現頻度に応じて属性を決定し、決定した属性をユーザに付与する処理をユーザ毎に行う。なお、属性付与部204によるユーザへの属性付与については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS105)
記憶装置制御部215は、解析部202での解析結果に基づいて、属性付与部204により付与された属性をユーザ毎にユーザDB2へ登録する。
(TP登録処理)
図6Bは、TP登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Bを参照してTP登録処理について説明する。図6Bに示すTP登録処理を実行することで、図5Aに示すTP(タレントプール)表示画面を表示することができるようになる。なお、下記では、ユーザを検索して候補者ユーザとして登録する構成となっているが、ユーザDB2に登録されているユーザを閲覧して、候補者ユーザとして登録する構成としてもよい。
(ステップS201)
情報処理サーバ2は、企業端末3から送信されるユーザの検索条件を受け付ける。より具体的には、企業端末3から送信される検索条件は、情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられる。
(ステップS202)
検索部205は、企業端末3から送信される検索条件及び属性付与部204により付与された属性に基づいて、ユーザを検索する。検索条件に合致するユーザがいる場合(YES)、ステップS203の処理へ移行する。また、検索条件に合致するユーザがいない場合(NO)、TP登録処理を終了する。なお、検索部205によるユーザの検索については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS203)
提示部214は、検索部205により検索されたユーザの情報を提示する。具体的には、提示部214は、検索されたユーザの情報を企業端末3へ送信する。企業端末3へ送信されたユーザの情報は、企業端末3の表示装置300Dに表示される。
(ステップS204)
企業の採用担当者等は、入力装置300Cを操作して、企業端末3の表示装置300Dに表示されたユーザから、1以上のユーザを採用候補者(候補者ユーザ)として選択する。選択操作は、入力受付部301で受け付けられたのち、送信部303から情報処理サーバ2へと送信される。情報処理サーバ2は、企業端末3から送信されるユーザの選択を受け付ける。より具体的には、情報処理サーバ2の受付部206は、企業端末3から送信されるユーザの選択を受け付ける。
(ステップS205)
記憶装置制御部215は、受付部206で受け付けたユーザのユーザIDを、該ユーザを選択した企業の企業IDに関連付けて企業DB3へ登録する。
(ステップS206)
提示部214は、ステップS204で選択が受け付けられたユーザが登録者DB4に登録されているユーザ、換言すると登録ユーザであるか否かを判定する。登録者DB4に登録されている場合(YES)、ステップS207の処理へ移行する。また、登録者DB4に登録されていない場合(NO)、TP登録処理を終了する。
(ステップS207)
提示部214は、受付部206で選択が受け付けられたこと、換言すると、候補者ユーザとしてTPへ登録されたことを提示する。具体的には、提示部214は、候補者ユーザとしてTPへ登録されたことを、受付部206で選択が受け付けられたユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された情報(候補者ユーザとしてTPへ登録されたこと)は、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
(ステップS208)
関連性検出部212は、受付部206で選択が受け付けられたユーザと、前記ユーザを選択した企業に所属する人物との関連性を示す情報を検出する。関連性を示す情報が検出された場合(YES)、ステップS209の処理へ移行する。また、関連性を示す情報が検出されない場合(NO)、TP登録処理を終了する。なお、関連性検出部212による関連性を示す情報の検出については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS209)
提示部214は、関連性検出部212により検出された関連性を示す情報を受付部206で選択が受け付けられたユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された関連性の情報は、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
なお、上記図6Bを参照して説明したTP登録処理の一例では、ユーザ登録処理(図6C参照)したユーザ(登録ユーザ)に対して、受付部206で選択が受け付けられたこと、換言すると、候補者ユーザとしてTPへ登録されたことを提示しているが、提示部214が、登録されていないユーザ(登録ユーザでないユーザ)に対して、受付部206で選択が受け付けられたこと、換言すると、候補者ユーザとしてTPへ登録されたことを提示するように構成してもよい。この場合、ユーザへは、SNS等のメッセージ機能を利用して、該当するユーザへ候補者ユーザとしてTPへ登録されたことを伝えることとなる。
また、関連性検出部212で、受付部206で選択が受け付けられたユーザと、ユーザを選択した企業に所属する人物との関連性を示す情報が検出された場合、提示部214が、登録されていないユーザ(登録ユーザでないユーザ)に対して、関連性を示す情報を提示する構成としてもよい。この場合も、ユーザへは、SNS等のメッセージ機能を利用して、該当するユーザへ関連性を示す情報を伝えることとなる。
(ユーザ登録処理)
図6Cは、ユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Cを参照してユーザ登録処理について説明する。
(ステップS301)
情報処理サーバ2は、ユーザ端末4から送信されるユーザの登録リクエストを受け付ける。より具体的には、ユーザ端末4から送信される登録リクエストは、情報処理サーバ2の受付部206で受け付けられる。
(ステップS302)
入力部210は、記憶装置200Bに記憶されているユーザ登録用の登録フォームを読み込む。
(ステップS303)
入力部210は、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報に、読み込んだ登録フォームの入力項目のうち入力可能な項目があるか否かを判定する。入力可能な項目がある場合(YES)、ステップS304の処理へ移行する。また、入力可能な項目がない場合(NO)、ステップS305の処理へ移行する。
(ステップS304)
入力部210は、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録されている情報を利用して、読み込んだ登録フォームの入力項目のうち入力可能な項目へ情報を入力する。
(ステップS305)
提示部214は、登録フォームを、情報処理システム1への登録を希望するユーザのユーザ端末4へ提示する。具体的には、提示部214は、登録フォームを情報処理システム1への登録を希望するユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された登録フォームは、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
(ステップS306)
ユーザは、ユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、表示装置400Dに表示された登録フォームの入力項目に必要な情報を入力する。また、ユーザは、入力部210により予め入力されている項目の情報に間違いがある場合など、必要に応じて修正する。入力装置400Cを操作して入力された情報は、入力受付部301で受け付けられたのち、送信部303から情報処理サーバ2へと送信される。情報処理サーバ2の受付部206は、企業端末3から送信される登録フォームの情報を受け付ける。
(ステップS307)
記憶装置制御部215は、受付部206で受け付けた登録フォームの情報を登録者DB4へ登録する。
(ステップS308)
ユーザは、ユーザ登録後にユーザ端末4の入力装置400Cを操作して、興味のある企業、例えば採用されることを希望する企業を選択する。入力装置400Cを操作して選択された企業の情報は、入力受付部301で受け付けられたのち、送信部303から情報処理サーバ2へと送信される。情報処理サーバ2の受付部206は、企業端末3から送信される選択された企業の情報を受け付ける。
(ステップS309)
記憶装置制御部215は、受付部206で受け付けた選択された企業の情報を登録者DB4へ登録する。具体的には、記憶装置制御部215は、選択した企業の企業IDを、前記企業を選択した登録ユーザのユーザIDに関連付けて登録者DB4に登録する。
なお、登録ユーザによる興味のある企業の登録(ステップS308及びS309の処理)は、ユーザ登録後、換言すると、ステップS307までの処理後、いつでも可能であり、ユーザ登録後すぐに興味のある企業の登録を行う必要はない。
(示唆提示処理)
図6Dは、示唆提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Dを参照して示唆提示処理について説明する。
(ステップS401)
示唆検出部211は、取得部201で取得される情報、換言すると、ユーザDB2に登録された情報から、受付部206で受け付けられたユーザ(候補者ユーザ)の採用に関する情報が検出される否かを判定する。採用に関する情報が検出された場合(YES)、ステップS402の処理へ移行する。また、採用に関する情報が検出されない場合(NO)、示唆提示処理を終了する。なお、示唆検出部211による採用に関する情報の検出については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS402)
提示部214は、示唆検出部211で検出された情報の詳細を提示する。具体的には、提示部214は、示唆検出部211で検出された情報を、採用に関する情報が検出されたユーザを候補者ユーザとして選択した企業の企業端末3へ送信する。企業端末3へ送信された採用に関する情報は、企業端末3の表示装置300Dに表示される(図5B参照)。なお、上述したように、提示部214は、図5Aに示す画面において、採用に関する情報が取得されたユーザを、他のユーザとは異なる態様(例えば、表示の大きさ、表示の色、表示の形状、文章の文字数、文字のフォントなどを異ならせる)で提示する。
(マッチング情報提示処理)
図6Eは、マッチング情報提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Eを参照してマッチング情報提示処理について説明する。
(ステップS501)
提示部214は、受付部206により受け付けられた企業、換言すると登録ユーザが選択した企業に所属する人物の情報がユーザDB2に登録されているか否かを判定する。登録ユーザが選択した企業に所属する人物の情報が登録されている場合(YES)、ステップS502の処理へ移行する。また、登録ユーザが選択した企業に所属する人物の情報が登録されていない場合(NO)、マッチング情報提示処理を終了する。
(ステップS502)
提示部214は、受付部206により選択が受け付けられた企業、換言すると登録ユーザが選択した企業に所属する人物の情報を提示する。具体的には、提示部214は、登録ユーザが選択した企業に所属する人物の情報を、前記企業を選択したユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された登録ユーザが選択した企業に所属する人物の情報は、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
(動向提示処理)
図6Fは、動向提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Fを参照して動向提示処理について説明する。
(ステップS601)
動向取得部208は、受付部206により選択が受け付けられた企業、換言すると登録ユーザが選択した企業に採用されたユーザに関する情報(特に、企業に採用されたユーザの採用後の動向に関する情報が好ましい)がユーザDB2に登録されているか否かを判定する。登録ユーザが選択した企業に採用されたユーザに関する情報が登録されている場合(YES)、ステップS602の処理へ移行する。また、登録ユーザが選択した企業に採用されたユーザに関する情報が登録されていない場合(NO)、動向提示処理を終了する。
(ステップS602)
提示部214は、動向取得部208により取得された情報を提示する。具体的には、提示部214は、動向取得部208により取得された情報を、前記企業を選択したユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された動向取得部208により取得された情報は、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
(施策提示処理)
図6Gは、施策提示処理の一例を示すフローチャートであり、図6G(a)は、登録ユーザへの施策提示処理、図6G(b)は、企業への施策提示処理である。以下、図6Gを参照して施策提示処理について説明する。
初めに、図6G(a)を参照して、登録ユーザへの施策提示処理について説明する。
(ステップS701)
施策生成部207は、施策DB5に登録された情報を参照し、市場価値を高めるための第1施策を生成する。なお、施策生成部207による第1施策の生成については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS702)
施策生成部207は、施策DB5に登録された情報を参照し、採用されることを希望する企業への評価を向上させる第2施策を生成する。なお、施策生成部207による第2施策の生成については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS703)
提示部214は、施策生成部207により生成された第1施策、第2施策の情報を提示する。具体的には、提示部214は、第1施策、第2施策の情報を、ユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された第1施策、第2施策の情報は、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
なお、第1施策、第2施策の提示は、施策の提示を指示する操作をユーザ端末4から受け付けてから実行してもよい。また、第1施策、第2施策の生成を個別に行い、個別に提示するようにしてもよい。
次に、図6G(b)を参照して、企業への施策提示処理について説明する。
(ステップS801)
施策生成部207は、施策DB5に登録された情報を参照し、候補者ユーザに対する評価を向上させる第3施策を生成する。なお、施策生成部207による第3施策の生成については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS802)
提示部214は、施策生成部207により生成された第3施策を提示する。具体的には、提示部214は、第3施策の情報を、施策を生成した企業の企業端末3へ送信する。企業端末3へ送信された第3施策の情報は、企業端末3の表示装置300Dに表示される。
なお、第3施策の提示は、施策の提示を指示する操作を企業端末3から受け付けてから実行してもよい。
(採用可能性提示処理)
図6Hは、採用可能性提示処理の一例を示すフローチャートであり、図6H(a)は、登録ユーザへの採用可能性提示処理、図6H(b)は、企業への採用可能性提示処理である。以下、図6Hを参照して採用可能性提示処理について説明する。
初めに、図6H(a)を参照して、登録ユーザへの採用可能性提示処理について説明する。
(ステップS901)
推定部209は、登録ユーザが希望の企業に採用される第1可能性を推定する。なお、推定部209による第1可能性の推定については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS902)
推定部209は、第1施策の実行後に、登録ユーザが希望の企業に採用される第2可能性を推定する。なお、推定部209による第2可能性の推定については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS903)
推定部209は、第2施策の実行後に、登録ユーザが希望の企業に採用される第3可能性を推定する。なお、推定部209による第3可能性の推定については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS904)
提示部214は、推定部209により推定された第1から第3可能性の情報を提示する。具体的には、提示部214は、第1から第3可能性の情報を、企業を選択した登録ユーザのユーザ端末4へ送信する。ユーザ端末4へ送信された第1から第3可能性の情報は、ユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。
なお、第1から第3可能性の提示は、可能性の提示を指示する操作をユーザ端末4から受け付けてから実行してもよい。また、第1から第3可能性の生成を個別に行い、個別に提示するようにしてもよい。
次に、図6H(b)を参照して、企業への採用可能性提示処理について説明する。
(ステップS1001)
推定部209は、候補者ユーザを採用できる第4可能性を推定する。なお、推定部209による第4可能性の推定については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS1002)
推定部209は、第3施策の実行後に、候補者ユーザを採用できる第5可能性を推定する。なお、推定部209による第5可能性の推定については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS1003)
提示部214は、推定部209により推定された第4可能性、第5可能性の情報を提示する。具体的には、提示部214は、第4可能性、第5可能性の情報を、ユーザを選択した企業の企業端末3へ送信する。企業端末3へ送信された第4可能性、第5可能性の情報は、企業端末3の表示装置300Dに表示される。
なお、第4可能性、第5可能性の提示は、可能性の提示を指示する操作を企業端末3から受け付けてから実行してもよい。また、第4可能性、第5可能性の生成を個別に行い、個別に提示するようにしてもよい。
(市場価値提示処理)
図6Iは、市場価値提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6Iを参照して採用可能性提示処理について説明する。
(ステップS1101)
推定部209は、候補者ユーザの市場価値を推定する。なお、推定部209による候補者ユーザの市場価値の推定については既に述べたので重複する説明を省略する。
(ステップS1102)
提示部214は、推定部209により推定された候補者ユーザの市場価値の情報を提示する。具体的には、提示部214は、候補者ユーザの市場価値の情報を、候補者ユーザを選択した企業の企業端末3へ送信する。企業端末3へ送信された候補者ユーザの市場価値の情報は、企業端末3の表示装置300Dに表示される。
以上のように、本実施形態に係る情報処理サーバ2は、複数のユーザに関する情報を取得する取得部201と、取得部201で取得された複数のユーザから1以上のユーザの選択を受け付ける受付部206と、取得部201で取得される情報から、受付部206で受け付けられたユーザの採用に関する情報を検出する示唆検出部211と、示唆検出部211での検出結果に応じて、採用に関する情報を企業へ提示する提示部214とを備えている。
このため、候補者ユーザの転職等を示唆する動向を察知して、候補者ユーザにアプローチすることができる。この結果、企業の利便性が向上する。
また、情報処理サーバ2は、受付部206で選択が受け付けられたことを、受付部206で選択が受け付けられたユーザへ提示する提示部214を備えている。
このため、ユーザは、どの企業が自身に興味を持っていることがわかり、自身に興味を持っている企業へ自らアプローチするなど多様な行動をとることができる。この結果、ユーザの利便性が向上する。
また、情報処理サーバ2は、企業に所属する人物に関する情報を取得する取得部201と、取得部201で取得される情報から、受付部206で選択が受け付けられたユーザと、前記ユーザを選択した企業に所属する人物との関連性を示す情報を検出する関連性検出部212と、関連性検出部212での検出結果に応じて、前記関連性を示す情報を提示する提示部214とを備えている。
このため、企業は、候補者ユーザに対して自社を身近に感じてもらうことができ、自社のイメージの向上や採用活動がやりやすくなることが期待できる。
また、情報処理サーバ2は、ユーザによる企業の選択を受け付ける受付部206と、受付部206により受け付けられた企業に所属する人物を、企業を選択したユーザへ提示する提示部214とを備えている。
このため、ユーザは、選択した企業、換言すると、転職等を希望する企業との接点を得ることができ、その後の転職等の活動がスムーズとなることが期待できる。
また、情報処理サーバ2は、取得部201で取得される情報から、受付部206により受け付けられた企業に採用されたユーザの採用後の動向に関する情報を取得する動向取得部208と、動向取得部208で取得された情報を、企業を選択したユーザへ提示する提示部214とを備えている。
このため、ユーザは、選択した企業、換言すると、転職等を希望する企業に採用された他のユーザの採用後の動向から、選択した企業が自身に適した企業であるかの判断材料とすることができ、利便性が向上する。また、企業にとってもブラック企業と言われるような行動がとりづらく、企業の風土が改善されることが期待できる。
また、情報処理サーバ2は、取得部201で取得されるユーザに関する情報及び企業の採用条件から、ユーザが企業に採用される可能性を推定する推定部209を備えている。
このため、ユーザは、転職等を希望する企業に採用される可能性を予め知ることができ、実際に転職等する前に、再度、転職等を検討したり、資格を取得するなどの対策を行うことができる。
また、情報処理サーバ2は、取得部201で取得されたユーザに関する情報に応じて、ユーザに対して属性を付与する属性付与部204と、属性付与部204で付与された属性に応じて、ユーザに対し、市場価値を向上させる第1施策を生成する施策生成部207と、第1施策を提示する提示部214とを備えている。
このため、ユーザは、どのような施策(例えば、資格の取得)を行うことで自身の市場価値を向上できるかを知ることができ、計画的に転職等の活動を進めることが期待できる。
また、情報処理サーバ2は、第1施策の実行後に、企業に採用される可能性を推定する推定部209を備えている。
このため、ユーザは、どのような施策を実行すれば、転職等を希望する企業に採用されやすくなるかを知ることができ、希望する企業への転職等をあきらめることなく継続することが期待される。この結果、本実施形態に係る情報処理システムを利用する期間が長くなることが期待できる。
また、情報処理サーバ2は、ユーザに対し、採用されることを希望する企業の採用条件に応じて、採用されることを希望する企業への評価を向上させる第2施策を生成する施策生成部207を備え、提示部214は、施策生成部207で生成された第2施策を提示する。
このため、ユーザは、どのような施策(例えば、資格の取得)を行うことで希望する企業への転職等の可能性を高めることができるかを知ることができる。
また、情報処理サーバ2は、第2施策の実行後に、企業に採用される可能性を推定する推定部209を備えている。
このため、ユーザは、どのような施策を実行すれば、転職等を希望する企業に採用されやすくなるかを知ることができ、希望する企業への転職等をあきらめることなく継続することが期待される。この結果、本実施形態に係る情報処理システムを利用する期間が長くなることが期待できる。
また、情報処理サーバ2は、取得部201で取得されたユーザに関する情報から、ユーザの市場価値を推定する推定部209と、推定部209で推定されるユーザの市場価値を、受付部206でユーザの選択が受け付けられた企業へ提示する提示部214とを備えている。
このため、企業が考えていた候補者ユーザの市場価値と、推定部209で推定される候補者ユーザの市場価値とに乖離がある場合など、企業は、推定される候補者ユーザの市場価値に基づいて採用条件を見直したりすることができ、利便性が向上する。
また、情報処理サーバ2は、取得部201で取得されるユーザに関する情報から、ユーザを採用できる可能性を推定する推定部209を備えている。
このため、企業は、候補者ユーザを採用できる可能性を予め知ることができ、実際に採用活動を行う前に、再度、採用条件を検討したり、場合によっては他の候補者ユーザの採用を検討するなどの対策を行うことができる。
また、情報処理サーバ2は、企業に対し、採用を希望するユーザに対する評価を向上させる第3施策を生成する施策生成部207と、施策生成部207で生成された第3施策を提示する提示部214とを備えている。
このため、企業は、どのような施策(例えば、給与額や福利厚生)を行うことで、候補者ユーザの自社に対する評価を高めることができるかを知ることができる。
また、情報処理サーバ2は、第3施策の実行後に、ユーザを採用できる可能性を推定する推定部209を備えている。
このため、企業は、どのような施策を実行すれば、候補者ユーザの採用を高めることができるかを知ることができ、候補者ユーザの採用をあきらめることなく継続することが期待される。この結果、本実施形態に係る情報処理システムを利用する期間が長くなることが期待できる。
また、情報処理サーバ2の提示部214は、取得部201により採用に関する情報が取得されたユーザを、他のユーザとは異なる態様で提示する。
このため、企業は、候補者ユーザのうち、転職等の示唆がある候補者ユーザを容易に識別することができ、利便性が向上する。
また、情報処理サーバ2は、ユーザの企業への関心度を算出する関心度算出部213と、関心度算出部213での算出結果に応じて、ユーザを、他のユーザとは異なる態様で提示する提示部214とを備えている。
このため、企業は、候補者ユーザのうち、どの候補者ユーザが自社に興味を持っているかを容易に識別することができ、利便性が向上する。
また、情報処理サーバ2は、登録を希望するユーザに対して、複数の入力項目を有する登録フォームを提示する提示部214と、取得部201で取得される情報を利用して、複数の入力項目のうち入力可能な項目へ情報を入力する入力部210とを備え、提示部214は、入力部210により入力可能な項目へ情報が入力された状態の登録フォームを提示する。
このため、ユーザによる登録フォームへの入力負担を減らすことができ、利便性が向上する。
なお、上記実施形態では、取得部201は、巡回先DB1に登録されているURLに基づいて、WEBサイトにアクセスし、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込むことで、公開されている情報をユーザごとに取得する構成となっているが、取得部201が、ユーザ自身が入力した情報(例えば、登録フォームに入力された情報)を取得する構成を除外するものではない。換言すると、取得部201が、WEBサイトから提供されるHTMLファイルを読み込んだ公開されている情報と、ユーザ自身が入力した情報(例えば、登録フォームに入力された情報)とを取得する構成であってもよい。
以上説明したように、本発明は、企業の採用活動の利便性を向上させることができ、企業による人材の採用や、ユーザの転職等において利用することができる。
1 情報処理システム
2 情報処理サーバ
200A 通信IF
200B 記憶装置
200C CPU
201 取得部(第1,第2取得部)
202 解析部
203 分類部
204 属性付与部
205 検索部
206 受付部(第1,第2受付部)
207 施策生成部(第1から第3施策生成部)
208 動向取得部
209 推定部(第1から第6推定部)
210 入力部
211 示唆検出部(検出部)
212 関連性検出部
213 関心度算出部
214 提示部(第1から第10提示部)
215 記憶装置制御部
3 企業端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E CPU
301 入力受付部
302 表示装置制御部
303 送信部
304 受信部
305 記憶装置制御部
4 ユーザ端末
400A 通信IF
400B 記憶装置
400C 入力装置
400D 表示装置
400E CPU
401 入力受付部
402 表示装置制御部
403 送信部
404 受信部
405 記憶装置制御部
5 ネットワーク
DB1 巡回先データベース
DB2 ユーザデータベース
DB3 企業データベース
DB4 登録者データベース
DB5 施策データベース

Claims (19)

  1. 複数のユーザに関する情報を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部で取得された複数のユーザから1以上のユーザの選択を受け付ける第1受付部と、
    前記第1取得部で取得される情報から、第1受付部で受け付けられたユーザの採用に関する情報を検出する検出部と、
    前記検出部での検出結果に応じて、前記採用に関する情報を企業へ提示する第1提示部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1受付部で選択が受け付けられたことを、前記第1受付部で選択が受け付けられたユーザへ提示する第2提示部を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記企業に所属する人物に関する情報を取得する第2取得部と、
    前記第1,第2取得部で取得される情報から、前記第1受付部で選択が受け付けられたユーザと、前記ユーザを選択した企業に所属する人物との関連性を示す情報を検出する関連性検出部と、
    前記関連性検出部での検出結果に応じて、前記関連性を示す情報を提示する第3提示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザによる前記企業の選択を受け付ける第2受付部と、
    前記第2受付部により受け付けられた企業に所属する人物を、前記企業を選択したユーザへ提示する第4提示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記第1取得部で取得される情報から、前記第2受付部により受け付けられた企業に採用されたユーザの採用後の動向に関する情報を取得する動向取得部と、
    前記動向取得部で取得された情報を、前記企業を選択したユーザへ提示する第5提示部と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1取得部で取得される前記ユーザに関する情報及び前記企業の採用条件から、前記企業に採用される可能性を推定する第1推定部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記第1取得部で取得されたユーザに関する情報に応じて、前記ユーザに対して属性を付与する属性付与部と、
    前記属性付与部で付与された属性に応じて、前記ユーザに対し、市場価値を向上させる第1施策を生成する第1施策生成部と、
    前記第1施策を提示する第6提示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記第1施策の実行後に、前記企業に採用される可能性を推定する第2推定部を備えることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記ユーザに対し、採用されることを希望する企業の採用条件に応じて、前記採用されることを希望する企業への評価を向上させる第2施策を生成する第2施策生成部を備え、
    前記第6提示部は、
    前記第2施策を提示することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2施策の実行後に、前記企業に採用される可能性を推定する第3推定部を備えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1取得部で取得された前記ユーザに関する情報から、前記ユーザの市場価値を推定する第4推定部と、
    前記第4推定部で推定される前記ユーザの市場価値を、前記第1受付部で前記ユーザの選択が受け付けられた前記企業へ提示する第7提示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の情報処理装置。
  12. 前記第1取得部で取得される前記ユーザに関する情報から、前記ユーザを採用できる可能性を推定する第5推定部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の情報処理装置。
  13. 前記企業に対し、採用を希望するユーザに対する評価を向上させる第3施策を生成する第3施策生成部と、
    前記第3施策を提示する第8提示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の情報処理装置。
  14. 前記第3施策の実行後に、前記ユーザを採用できる可能性を推定する第6推定部を備えることを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記第1提示部は、
    前記第1取得部により採用に関する情報が取得されたユーザを、他のユーザとは異なる態様で提示することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の情報処理装置。
  16. 前記ユーザの前記企業への関心度を算出する関心度算出部と、
    前記関心度算出部での算出結果に応じて、前記ユーザを、他のユーザとは異なる態様で提示する第9提示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の情報処理装置。
  17. 登録を希望する前記ユーザに対して、複数の入力項目を有する登録フォームを提示する第10提示部と、
    前記第1取得部で取得される情報を利用して、前記複数の入力項目のうち入力可能な項目へ情報を入力する入力部と、を備え、
    前記第10提示部は、
    前記入力部により入力可能な項目へ情報が入力された状態の前記登録フォームを提示することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の情報処理装置。
  18. 第1取得部が、複数のユーザに関する情報を取得する工程と、
    第1受付部が、前記第1取得部で取得された複数のユーザから1以上のユーザの選択を受け付ける工程と、
    検出部が、前記第1取得部で取得される情報から、第1受付部で受け付けられたユーザの採用に関する情報を検出する工程と、
    第1提示部が、前記検出部での検出結果に応じて、前記採用に関する情報を企業へ提示する工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  19. コンピュータを、
    複数のユーザに関する情報を取得する第1取得部、
    前記第1取得部で取得された複数のユーザから1以上のユーザの選択を受け付ける第1受付部、
    前記第1取得部で取得される情報から、第1受付部で受け付けられたユーザの採用に関する情報を検出する検出部、
    前記検出部での検出結果に応じて、前記採用に関する情報を企業へ提示する第1提示部、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。

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