JP6678614B2 - 送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法 - Google Patents

送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6678614B2
JP6678614B2 JP2017053331A JP2017053331A JP6678614B2 JP 6678614 B2 JP6678614 B2 JP 6678614B2 JP 2017053331 A JP2017053331 A JP 2017053331A JP 2017053331 A JP2017053331 A JP 2017053331A JP 6678614 B2 JP6678614 B2 JP 6678614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication system
quantum communication
quantum
unit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017053331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018157405A (ja
Inventor
村上 明
明 村上
佳道 谷澤
佳道 谷澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2017053331A priority Critical patent/JP6678614B2/ja
Priority to US15/679,209 priority patent/US10567089B2/en
Publication of JP2018157405A publication Critical patent/JP2018157405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6678614B2 publication Critical patent/JP6678614B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/70Photonic quantum communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/516Details of coding or modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0227Operation, administration, maintenance or provisioning [OAMP] of WDM networks, e.g. media access, routing or wavelength allocation

Description

本発明の実施形態は送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法に関する。
光ファイバーにより接続された送信装置と、受信装置と、の間で連続的に送信された単一光子を利用して、安全に暗号鍵を共有する量子鍵配送技術(QKD:Quantum Key Distribution)が知られている。量子鍵配送技術により共有された暗号鍵は、量子力学の原理に基づいて、盗聴されていないことが保証されている。共有された暗号鍵は、例えばワンタイムパッド等の暗号通信に利用される。ワンタイムパッドは、送受信されるデータのサイズと同サイズの暗号鍵を使い、使い終わった暗号鍵は破棄してゆく暗号通信方式である。ワンタイムパッドにより送受信された暗号データは、如何なる知識を有する盗聴者によっても解読できないことが情報理論によって保証されている。
The security of practical quantum key distribution V. Scarani, et al., Rev. Mod. Phys. 81(3), 1301−1350 (2009) Field trial of a quantum secured 10 Gb/s DWDM transmission system over a single installed fiber I Choi, et al., Opt. Express 22, 23121−23128 (2014)
しかしながら従来の技術では、量子通信システムが量子通信路を共有する場合に、暗号鍵情報の配信速度を安定させることが難しかった。本発明が解決しようとする課題は、量子通信路が共有される場合であっても、暗号鍵情報の配信速度を安定させることができる送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法を提供することである。
実施形態の送信装置は、第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの送信装置である。送信装置は、生成部と変調部と制御部と変更部とを備える。生成部は光子を生成する。変調部は、前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する。制御部は、前記生成部と前記変調部とを制御する。変更部は、前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する。前記制御信号は、前記動作タイミングの変更回数に応じて決定される変更量を含む。前記制御部は、前記制御信号を受け付けた場合、前記変更量だけ動作タイミングを変更する。
第1実施形態の多重量子通信システムの装置構成の例を示す図。 量子信号の一部が紛れ込む問題を説明するための図。 デコイ方式を説明するための図。 バンドパスフィルタが使用される場合の問題を説明するための図。 第1実施形態の量子鍵配送処理の例を示す図。 第1実施形態の送信装置及び受信装置の機能構成の例を示す図。 第1実施形態の変更部の処理の例を示すフローチャート。 第1実施形態の制御部の処理の例を示すフローチャート。 第2実施形態の多重量子通信システムの装置構成の例を示す図。 第2実施形態の変更部の処理の例を示すフローチャート。 第2実施形態の制御部の処理の例を示すフローチャート。 第1及び第2実施形態の送信装置及び受信装置の主要部のハードウェア構成の例を示す図。
以下に添付図面を参照して、送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
はじめに第1実施形態について説明する。
[装置構成の例]
図1は第1実施形態の多重量子通信システム200の装置構成の例を示す図である。第1実施形態の多重量子通信システム200は、量子通信路1、古典通信路2a、古典通信路2b、送信装置10a、送信装置10b、受信装置20a、受信装置20b、多重化装置30a及び多重化装置30bを備える。
古典通信路2a、送信装置10a及び受信装置20aは、量子通信システム100aにより使用される。古典通信路2b、送信装置10b及び受信装置20bは、量子通信システム100bにより使用される。量子通信路1、多重化装置30a及び多重化装置30bは、量子通信システム100a及び100bにより共有される。
以下、古典通信路2a及び2bを区別しない場合、単に古典通信路2という。送信装置10a及び10bを区別しない場合、単に送信装置10という。受信装置20a及び20bを区別しない場合、単に受信装置20という。多重化装置30a及び30bを区別しない場合、単に多重化装置30という。量子通信システム100a及び100bを区別しない場合、単に量子通信システム100という。
量子通信路1は、単一光子を送受信する光ファイバーである。送信装置10は、暗号鍵の元となる乱数を生成する。そして送信装置10は、乱数を単一光子に符号化し、当該単一光子を、量子通信路1を介して受信装置20に送信する。
受信装置20は、量子通信路1を介して送られた単一光子を、検出及び復号する。そして送信装置10及び受信装置20は、更に、シフティング処理、誤り訂正処理及び秘匿性増強処理を実行することにより、暗号鍵(共通鍵)を生成する。
なお、現在の技術水準では、完全な単一光子源の実環境での運用は困難である。そのため、通常、擬似的な単一光子(疑似単一光子)が、レーザー装置の光パルス出力を減衰させることによって生成されている。
量子通信システム100では、量子状態を保ったまま光子を伝送させる必要がある。そのため、従来のインターネット通信で用いられる増幅器は利用できない。通常、実環境で量子通信システム100を運用する場合、増幅器を介さない専用の光ファイバーが用いられる。
古典通信路2は、量子鍵情報を生成するための制御情報を送受信する。制御情報は、例えば送信装置10及び受信装置20との間で同期を取るための同期信号等である。古典通信路2は、光ファイバー等の有線であっても、無線であってもよく、また有線及び無線を組み合わせて実現してもよい。
なお、第1実施形態では、説明の便宜上、光子を送信する側の装置を送信装置10と呼ぶが、送信装置10が光子を受信する機能を有していてもよい。同様に、受信装置20が光子を送信する機能を有していてもよい。
多重化装置30は、量子通信システム100aの光子、及び、量子通信システム100bの光子を光波長多重化させる装置(光波長多重化モジュール)である。多重化装置30を使用することにより、量子通信路1を1本の光ファイバーにより実現することができる。
なお、送信装置10と多重化装置30aとの間の光ファイバーの数は2本である。そのため、送信装置10と多重化装置30aとの光ファイバーの数は、多重化しない場合と同じである。同様に、受信装置10と多重化装置30bとの間の光ファイバーの数は2本である。そのため、送信装置10と多重化装置30bとの光ファイバーの数は、多重化しない場合と同じである。
図1のように、量子通信路1を多重化する方法は、送信装置10(受信装置20)と多重化装置30a(多重化装置30b)との間の距離が、多重化装置30aと多重化装置30bとの間の距離よりも短い場合に有用である。また、図1のように、量子通信路1を多重化する方法は、送信装置10(受信装置20)と多重化装置30a(多重化装置30b)との間の光ファイバーの数に制限はないが、多重化装置30aと多重化装置30bとの間の光ファイバーの数に制限がある場合に有用である。
なお、多重化可能な量子通信システム100の数は、多重化装置30で利用可能な帯域幅による制限がかかる。多重化可能な量子通信システム100の数は、各量子通信システムの量子信号に割り当てる波長幅が狭いほど、多くすることができる。
次に、多重化装置30bから、それぞれの受信装置20に量子信号が入力される際に、他方の量子信号が紛れ込む問題について説明する。
図2は量子信号102の一部が紛れ込む問題を説明するための図である。図2の例は、多重化装置30bでの分波時に、量子通信システム100bの量子信号102の一部が、量子通信システム100aの受信装置20aに紛れ込んだ場合を示す。
送信装置10a及び10bは、それぞれ独立に生成された光子を使用して、量子信号101及び102を生成している。そのため、受信装置20aにとっては、量子信号102を示す光子は雑音でしかない。
量子通信システム100aでは、受信装置20aは光子の受信有無を検出する機能しか持たない。そのため受信装置20aは、受け取った光子の送信元を区別することができない。そもそも、量子信号101(102)の区別(分波)のために、多重化装置30bが設置されている。
図2に示すような現象が起きると、受信装置20aで受信された光子の誤り率が上昇するため、セキュアキーレートが減少する。
セキュアキーレートは、量子通信システム100の基本的な性能指標である。セキュアキーレートは、単位時間あたりに生成及び共有できる暗号鍵の長さ(ビット長)によって規定される。セキュアキーレートは、鍵配信速度とも呼ばれる。セキュアキーレートは、光子生成速度、量子通信路1の減衰率、量子通信路1の誤り率、受信装置20の光子検出率、及び、受信装置20の光子検出誤り率等に依存する。
図2に示すような現象が起こる要因は、多重化装置30bの分波能力、量子信号101及び102の波長の近さ、及び、量子信号101及び102の強度差にある。
多重化装置30bの分波能力が低いと、図2に示すように、量子信号102を示す一部の光子が、量子信号101に紛れ込んでしまう。
また、前述したとおり、多重量子通信システム200の多重化数を増やすためには、光波長多重化の帯域数を効率よく割り当てる必要がある。そのため、各量子通信システム(100a,100b,…)へ割り当てられる波長は、なるべく密にした方が、効率がよい。一方、割り当てられる波長を密にするほど、図2に示すような現象が起こる可能性が高まる。
また、量子信号102の強度が、量子信号101の強度より強く、かつ、量子信号102の一部(誤って分波された信号)が、量子信号101と同程度の強度の場合、量子信号101の誤り率は増々上昇する。
また、量子通信システム100の安全性を高めるために、デコイ方式と呼ばれる方式が使用されることがある。デコイ方式では、複数の異なる強度の量子信号101(102)が使用される。
図3はデコイ方式を説明するための図である。図3は、擬似単一光子信号201と、デコイ信号202a及び202bとを示す。デコイ信号202aは、擬似単一光子信号201よりも強度が強い。デコイ信号202bは、擬似単一光子信号201よりも強度が弱い。デコイ信号202a(202b)の強度は、量子通信システム100に応じて異なるが、図3のように、両方を組み合わせる場合もある。
そのため、量子信号101と量子信号102の強度が異なり、かつ、デコイ信号202aとデコイ信号202bの強度が異なる場合、上述の紛れ込みが発生すると、セキュアレートへの影響はより大きくなりやすい。この理由は、紛れ込んだ信号(強度の強い信号の一部)の強度が、強度の弱い信号の強度と同程度になった場合、量子信号101(102)の誤り率が上昇するだけでなく、デコイ信号202a(202b)の検出数の低下、及び、デコイ信号の誤り率の上昇も発生するためである。
次に、上述の紛れ込んだ信号に対応するため、バンドパスフィルタを使用する場合の問題について説明する。
図4はバンドパスフィルタ40が使用される場合の問題を説明するための図である。バンドパスフィルタ40は、特定の波長の光しか通さないフィルタである。より効果を高めるために、バンドパスフィルタ40を多段に設置してもよい。ただし、バンドパスフィルタ40を設置すると、当該バンドパスフィルタ40の設置に伴う問題が生じる。例えば、バンドパスフィルタ40を設置するほど、設置コストがかかる。また例えば、バンドパスフィルタ40を通過することにより、光が減衰するため、量子通信システム100のセキュアキーレートが減少する。また例えば、送信装置20aが、バンドパスフィルタ40と厳密に一致した波長の量子信号101を生成する必要があるため、量子通信システム100aの制御コストが増える。
次に、第1実施形態の量子鍵配送処理の例について説明する。
[量子鍵配送処理]
図5は第1実施形態の量子鍵配送処理の例を示す図である。量子鍵配送処理は、光子の送受信にはじまる4つの処理ステップによって構成される。第一の処理ステップは光子送受信処理である。第二の処理ステップはシフティング処理である。第三の処理ステップは誤り訂正処理である。第四の処理ステップは秘匿性増強処理である。
<光子送受信処理>
送信装置10は、量子通信路1を介して、光子を受信装置20に送信する(光子送信処理)。受信装置20は、送信装置10から送信された光子を受信する(光子受信処理)。送信装置10は、光子を送信する際の基底情報(送信基底)と、ビット情報(送信ビット)と、を関連付けた送信光子情報を記憶する。送信ビット及び送信基底は、光子一つ一つに対してランダムに選択される。同様に、受信装置20は、光子を受信する際の基底情報(受信基底)と、ビット情報(受信ビット)と、を関連付けた受信光子情報を記憶する。受信基底は、光子一つ一つに対してランダムに選択される。
<シフティング処理>
送信装置10のシフティング処理では、送信光子情報が使用される。受信装置20のシフティング処理では、受信光子情報が使用される。まず、送信装置10と受信装置20との間で光子選別情報が交換される。光子選別情報は、送信装置10により送信された送信光子と、受信装置20により受信された受信光子と、を対応付けるための情報である。
次に、送信装置10は、送信光子情報のうち、送信装置10が光子を送信したときの送信基底と、受信装置20が光子を受信したときの受信基底とが一致する送信光子情報を選ぶ。また、受信装置20は、受信光子情報のうち、送信装置10が光子を送信したときの送信基底と、受信装置20が光子を受信したときの受信基底とが一致する受信光子情報を選ぶ。
次に、送信装置10は、選ばれた送信光子情報に含まれる送信ビットからなるビット列により、シフト鍵情報を生成する。また、受信装置20は、選ばれた受信光子情報に含まれる受信ビットからなるビット列により、シフト鍵情報を生成する。
なお、シフティング処理を実施するためには、送信装置10及び受信装置20の間で光子の識別が一致している必要がある。そのため、通常、送信装置10と受信装置20は、同期して動作する。
送信装置10から受信装置20が受信した光子には、光子送受信処理の際に光ファイバー上のノイズ、受信装置20の光子検出器特性に起因するノイズ、及び、盗聴者による盗聴の痕跡等が含まれる。そのため、送信装置10のシフト鍵情報と、受信装置20のシフト鍵情報とは一部異なっている(誤りが含まれる)ことがある。
そのため、送信装置10及び受信装置20は、シフト鍵情報に含まれる一部のデータを交換することで、シフト鍵情報の推定誤り率を計算する。推定誤り率は、送信装置10及び受信装置20の一方又は両方で実行する。この推定誤り率が閾値以下である場合、送信装置10及び受信装置20は、次の誤り訂正処理を実行する。
<誤り訂正処理>
誤り訂正処理では、シフティング処理後のシフト鍵情報シフト鍵情報が使用される。誤り訂正処理の目的は、シフト鍵情報に含まれている誤りを訂正し、送信装置10と受信装置20との間で一致するビット列を生成することである。誤り訂正処理により生成されたビット列を、誤り訂正鍵情報を呼ぶ。誤り訂正処理では、送信装置10と受信装置20との間で、誤り訂正用制御情報を交換する。この誤り訂正処理の結果、シフト鍵情報の誤り率が計算可能になる。
<秘匿性増強処理>
秘匿性増強処理では、誤り訂正処理後の誤り訂正鍵情報が使用される。秘匿性増強処理の目的は、量子暗号の理論に基づき、光子送受信処理、シフティング処理及び誤り訂正処理において理論上漏洩している可能性が考えられる情報量を打ち消すことである。秘匿性増強処理により、完全に盗聴の可能性がなく、かつ、送信装置10と受信装置20との間で一致したビット列を、暗号鍵情報として生成することができる。
具体的には、秘匿性増強処理では、漏えいした可能性のある情報量だけ誤り訂正鍵情報が圧縮される。圧縮度合は、秘匿性増強処理までの処理で得られた統計データを元に量子暗号理論によって決定される。なお秘匿性増強処理には、送信装置10と受信装置20との間で、秘匿性増強用制御情報を交換する処理が含まれていてもよい。
次に、第1実施形態の送信装置10及び受信装置20の機能構成の例について説明する。
[機能構成の例]
図6は第1実施形態の送信装置10及び受信装置20の機能構成の例を示す図である。第1実施形態の送信装置10aは、生成部11a、変調部12a及び制御部13aを備える。第1実施形態の送信装置10bは、生成部11b、変調部12b、制御部13b及び変更部14を備える。第1実施形態の受信装置20aは、変調部21a、検出部22a及び制御部23aを備える。第1実施形態の受信装置20bは、変調部21b、検出部22b及び制御部23bを備える。
以下、送信装置10b及び受信装置20bの場合を例にして、機能構成について説明する。はじめに、送信装置10bの機能構成の例について説明する。
生成部11bは、単一光子を生成する。単一光子の発生源は、通常のレーザー光源を減衰させたものを用いてもよい。送信装置10が、通常のレーザー光源を用いる場合、送信基底と送信ビットとをエンコードする際に、厳密には単一の送信光子ではなく、複数の送信光子が送出されてしまう場合がある。このような場合を排除し、量子鍵配送の安全性を保証するため、上述のデコイ法が使用されてもよい。
デコイ法では、出力レーザーの強度を、常に一定とするのではなく、ある一定の確率で、通常のビットを送信する際とは異なるレーザー出力強度にして送信する。この場合、光子生成部は半導体レーザーの他に減衰器、その駆動回路等によって構成されてもよい。生成部11bは、上述のレーザー光源をパルス駆動させることで、光子を生成してもよい。パルスの駆動速度(駆動周波数)は高速であり、例えば1GHzである。なおパルスの駆動速度は1GHzに限らず、より高速であっても低速であってもよい。
変調部12bは、ランダムに選択された送信ビットと、ランダムに選択された送信基底とに基づいて光子を変調する。変調方法は任意でよい。変調部12bは、例えば光の位相または光の偏光を用いてもよい。変調部12bは、例えば光の位相を用いる場合、ビット値0に対応する変調量には0を割り当て、ビット値1に対応する変調量にはπを割り当て、基底値0に対応する変調量には0を割り当て、基底値1に対応する変調量にはπ/2を割り当てる。最終的に、変調部12bによる変調量は、ビット値の変調量と基底値の変調量とを足した量になる。
変調部12bは、光子一つ一つに対して、送信ビット及び送信基底を選択する。変調部12bは、送信基底を選ぶ際、基本的には二種類の基底を50:50の確率でランダムに選択するが、より効率的に暗号鍵の配信を行うため、この割合に傾斜をつけ、異なる選択比率で送信基底を選択してもよい。
制御部13bは、上述の生成部11b及び変調部12bの動作を制御する。また、制御部13bは、上述のシフティング処理、誤り訂正処理及び秘匿性増強処理を実行する。
変更部14は、量子通信システム100aの量子信号101の誤り率、及び、量子通信システム100bの量子信号102の誤り率を受け付ける。そして変更部14は、量子通信システム100aの量子信号101の誤り率及び量子通信システム100bの量子信号102の誤り率が所定閾値以上の場合、生成部11bの動作タイミングと、変調部12bの動作タイミングとを変更する制御信号を制御部13bに入力する。
なお、変更部14は、生成部11aの動作タイミングと、変調部12aの動作タイミングとを変更する制御信号を制御部13aに入力してもよい。
次に、受信装置20bの機能構成の例について説明する。
変調部21bは、送信装置10bと同様に、ランダムに選択された受信基底を使用して、受信された光子を変調する。変調方法は任意でよい。変調方法は、例えば光の位相または光の偏光が用いられてもよいが、送信装置10bの変調方法と合せる必要がある。変調部21bは、例えば光の位相を用いる場合、基底値0に対応する変調量には0を割り当て、基底値1に対応する変調量にはπ/2を割り当てる。
変調部21bは、受信基底を選ぶ際、基本的には二種類の基底を50:50の確率でランダムに選択するが、より効率的に暗号鍵の配信を行うため、この割合に傾斜をつけ、異なる選択比率で受信基底を選択してもよい。しかし、この選択比率は、送信側の送信基底の選択比率と同じにする必要がある。
検出部22bは変調部21bから出力された光子を検出する。そして検出部22bは、受信基底を、光の位相または偏光に対応させることにより、単一光子から、受信ビットをデコードする。
光子の受信(検出)はアバランシェフォトダイオード(APD)と呼ばれる光子検出素子を用いて行ってもよい。APDは例えば、インジウムガリウムヒ素、シリコン、ゲルマニウムまたは窒化ガリウムで生成されたAPDでもよい。
APDは、ガイガーモードと呼ばれる動作モードで駆動する。ガイガーモードでは、APDの逆電圧を降伏電圧(ブレークダウン電圧)以上にして動作させ、アバランシェ効果により、受信光子の入射に対して大きいパルスを発生させることによって、単一光子の検出を行う。検出部22bは、ブレークダウン電圧を超える電圧と、ブレークダウン電圧未満の電圧と、からなる方形波又は正弦波状の電圧を供給することによって、単一光子の検出動作を連続的に行う。その駆動速度は高速であり、例えば駆動速度は1GHzである。なお駆動速度は、1GHzより高速であっても低速であってもよい。
制御部23bは、上述の変調部21b及び検出部22bの動作を制御する。また、制御部23bは、上述のシフティング処理、誤り訂正処理及び秘匿性増強処理を実行する。
なおシフティング処理を実施するために、制御部13b及び23bは時刻を同期しており、当該時刻に基づいて光子を識別する。例えば、制御部13b及び23bは、それぞれに発振器を備える。発振器は互いに同期している。発振器同期のための同期信号は、古典通信路2bを介して伝送されている。制御部13b及び23bは、発振器で数えられたカウントに基づいて光子に番号を振り、当該光子を当該番号により識別する。
次に、送信装置10bと受信装置20bの間の通信路について説明する。
量子通信路1は、上述の多重化装置30a及び30bを備える。多重化装置30aは、複数の異なる波長の光の合波を行う。多重化装置30bは波長に応じた分波を行う。多重化装置30a及び30bは、例えばCWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing)及びDWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)等を使用して、量子信号101及び102の多重化を実現する。
量子通信路1は、量子信号101(102)を示す単一光子を伝送する。古典通信路2bは、制御情報を伝送する。制御情報は、例えば上述の光子選別情報(図5参照)、及び、上述の同期信号である。なお古典通信路2aの説明は、古典通信路2bと同様であるので省略する。
量子通信路1及び古典通信路2bには、一般に、標準的なシングルモード光ファイバーがよく用いられるが、マルチモード光ファイバーが用いられてもよい。マルチモード光ファイバーが用いられる場合、それぞれの伝送路がマルチモードのコア1つに対応する。なお単一光子と光子識別情報とは光の強度が違いすぎるため、両通信路には別の光ファイバ(または別のコア)が割り当てられる。また、上述の同期信号は、光子識別情報と同一の通信路で伝送されても、別の通信路で伝送されてもよい。
次にフローチャートを参照して、第1実施形態の生成部11b及び変調部12bの動作タイミングの変更方法の例について説明する。
図7は第1実施形態の変更部14の処理の例を示すフローチャートである。はじめに、変更部14が、量子通信システム100aの誤り率、及び、量子通信システム100bの誤り率を受信する(ステップS1)。次に、変更部14が、ステップS1の処理により受信された誤り率が所定閾値以上であるか否かを判定する(ステップS2)。
所定閾値以上でない場合(ステップS2、No)、処理は終了する。所定閾値以上である場合(ステップS2、Yes)、変更部14は、変更量を含む制御信号を、制御部13bに入力する(ステップS3)。
所定閾値は任意でよい。所定閾値は、例えば量子通信システム100bを多重化しない場合の量子信号102の誤り率を2倍した値である。また所定閾値は、多重量子通信システム200の動作中に得られた誤り率に応じて動的に変更してもよい。
変更部14は、例えば量子通信システム100a及び100bそれぞれの過去の誤り率を記録しておき、当該過去の誤り率に基づいて、所定閾値を変更してもよい。過去の誤り率の数は、例えば100である。より具体的には、所定閾値は、例えば量子通信システム100aの誤り率、及び、量子通信システム100bの誤り率の平均値の2倍である。
また、変更量は任意でよい。変更量は、固定値でもよいし、動的に決定されてもよい。
変更量は、例えば量子信号102の生成速度が1GHz(つまり各量子信号102の間隔が1ns)の場合、その動作速度より小さい値(50ps、100ps及び150ps等)でもよい。また例えば、変更量は、量子信号102の生成速度が1GHzの場合、1GHzの1/20(50ps)、1/10(100ps)及び1/5(200ps)等の動作速度に対する割合でもよい。
また例えば、変更量は、単位時間当たりに変更された回数に応じて変更してもよい。変更部14は、例えば動作タイミングを50ps変更した後にステップS1の処理により受信された誤り率が所定閾値以上の場合、変更量を100psにしてもよい。
また、動作タイミングは、早めてもよいし、遅らせてもよい。動作タイミングを変更する方向は、例えば多重量子通信システム1の設計時に決定してもよい。また例えば、動作タイミングを変更する方向は、一定の回数早めても改善しない場合、一定の回数遅らせるというように、両方の方向を組み合わせてもよい。
変更量は正の数でも負の数でもよい。例えば変更量がプラス値の場合、動作タイミングを変更量だけ遅らせることを示し、変更量がマイナス値の場合、動作タイミングを変更量だけ早めることを示してもよい。
図8は第1実施形態の制御部13bの処理の例を示すフローチャートである。はじめに、制御部13bが、変更部14から、変更量を含む制御信号を受信する(ステップS11)。次に、制御部13bは、ステップS11の処理により受信された変更量に基づいて、生成部11b及び変調部12bの動作タイミングを変更する(ステップS12)。
次に、制御部13bが、ステップS12の処理により動作タイミングが変更された後に算出された誤り率を、変更部14に送信する(ステップS13)。なお、第1実施形態では制御信号を受信しない制御部13aも、定期的に、量子通信システム100aの誤り率を変更部14に送信している。
上述の図7及び図8のフローの処理を繰り返すことにより、量子通信システム100a及び100bの誤り率が所定閾値以上になった場合、量子通信システム100a及び100bの誤り率を低減させることができる。これにより量子通信システム100a及び100bのセキュア―キーレート(暗号鍵情報の配信速度)を安定させることができる。
なお生成部11a及び変調部12aの動作タイミングを変更する場合(制御部13aが制御信号を受信する場合)も、上述の図7及び図8の説明と同様である。
以上、説明したように、第1実施形態の送信装置10bでは、生成部11bが、光子を生成する。変調部12bが、光子を変調することにより生成された量子信号102を、受信装置20bに送信する。制御部13bが、生成部11bと変調部12bとを制御する。そして変更部14が、量子通信システム100aの量子信号101の誤り率及び量子通信システム100bの量子信号102の誤り率が所定閾値以上の場合、生成部11bの動作タイミングと、変調部12bの動作タイミングとを変更する制御信号を制御部13bに入力する。
これにより第1実施形態の多重量子通信システム200によれば、量子通信路1が共有される場合であっても、暗号鍵情報の配信速度を安定させることができる。
具体的には、送信装置10及び受信装置20は互いに同期している。送信装置10は、一定の間隔で光子パルスを生成する。受信装置20は、光子パルスが到着したタイミングでのみ光子を検出する。この場合でも、送信装置10aと送信装置10bの光子パルスが同じタイミングで多重化装置30bに到達した際に、図2のような問題は発生する。
そこで、第1実施形態の多重量子通信システム200では、変更部14が、受信装置20aで算出された量子信号101の誤り率及び受信装置20bで算出された量子信号102の誤り率を受信する。変更部14は、誤り率が所定閾値以上であれば、送信装置10bに、上述の制御信号により、光子パルスの生成タイミングをずらすように指示する。片方の光子パルスの生成タイミングをずらした後は、量子通信システム100a及び100bの光子パルスが同じタイミングで、多重化装置30bに届くことを防ぐことができる。なお、すべての光パルスの生成タイミングをずらすため、デコイ方式を採用している場合は、デコイ信号も擬似単一光子信号と一律にタイミングがずれる。
第1実施形態の多重量子通信システム200によれば、セキュアキーレートの低下の防止と、多重量子通信システム200の設置コスト及び制御コストの削減とを両立させることができる。
なお上述の実施形態の説明では、変更部14が、量子信号101(102)の誤り率に基づいて変更量を決定する場合について説明したが、その他の情報に基づいて変更量を決定してもよい。その他の情報は、例えば光子の検出数、デコイ法を用いた際のデコイ信号の検出数、デコイ信号の誤り率、及び、セキュアキーレート等である。また、変更部14は、複数の情報に基づいて変更量を決定してもよい。また、量子信号102の誤り率、デコイ信号の検出数、デコイ信号の誤り率、及び、セキュアキーレートの計算は、送信装置10で行われても、受信装置20で行われてもよい。その際、計算に必要な情報は送信装置10と受信装置20との間で適宜共有される。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態の説明では、第1実施形態と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
[装置構成の例]
図9は第2実施形態の多重量子通信システム200の装置構成の例を示す図である。第2実施形態の多重量子通信システム200は、量子通信路1、古典通信路2、送信装置10a、送信装置10b、受信装置20a、受信装置20b、多重化装置30a、多重化装置30b、多重化装置30c及び多重化装置30dを備える。
すなわち第2実施形態では、多重化装置30c及び多重化装置30dを更に備え、古典通信路2が共有されている。これにより多重量子通信システム200に使用される光ファイバーの数を削減することができる。
多重化装置30c及び30dは、例えばCWDM及びDWDM等を使用して、量子通信システム100aの制御情報を示す信号、及び、量子通信システム100bの制御情報を示す信号を多重化する。
第2実施形態の多重量子通信システム200の機能構成の説明は、第1実施形態の多重量子通信システム200の機能構成と同じなので省略する。
次にフローチャートを参照して、第2実施形態の生成部11b及び変調部12bの動作タイミングの変更方法の例について説明する。
図10は第2実施形態の変更部14の処理の例を示すフローチャートである。はじめに、変更部14が、量子通信システム100aの誤り率、及び、量子通信システム100bの誤り率を受信する(ステップS21)。次に、変更部14が、ステップS21の処理により受信された誤り率が所定閾値以上であるか否かを判定する(ステップS22)。
所定閾値以上でない場合(ステップS22、No)、処理は終了する。所定閾値以上である場合(ステップS22、Yes)、変更部14は、変更量を含まない制御信号を、制御部13bに入力する(ステップS23)。すなわち第2実施形態では、変更量の決定は、変更部14ではなく、制御部13bで行われる。
図11は第2実施形態の制御部13bの処理の例を示すフローチャートである。はじめに、制御部13bが、変更部14から、変更量を含まない制御信号を受信する(ステップS31)。次に、制御部13bは、ステップS31の処理により制御信号を受信すると、変更量を決定する(ステップS32)。変更量の決定方法の説明は、第1実施形態と同じなので省略する。
次に、制御部13bは、ステップS32の処理により決定された変更量に基づいて、生成部11b及び変調部12bの動作タイミングを変更する(ステップS33)。
次に、制御部13bが、ステップS33の処理により動作タイミングが変更された後に算出された誤り率を、変更部14に送信する(ステップS34)。なお、第2実施形態では制御信号を受信しない制御部13aも、定期的に、量子通信システム100aの誤り率を変更部14に送信している。
上述の図10及び図11のフローの処理を繰り返すことにより、量子通信システム100a及び100bの誤り率を低減させることができる。
なお生成部11a及び変調部12aの動作タイミングを変更する場合(制御部13aが制御信号を受信する場合)も、上述の図10及び図11の説明と同様である。
以上、説明したように、第2実施形態の多重量子通信システム200では、制御部13bにより変更量が決定される点が、第1実施形態とは異なるが、第1実施形態と同様の効果が得られる。
最後に、第1及び第2実施形態の送信装置10及び受信装置20の主要部のハードウェア構成の例について説明する。
[ハードウェア構成の例]
図12は第1及び第2実施形態の送信装置10及び受信装置20の主要部のハードウェア構成の例を示す図である。第1及び第2実施形態の送信装置10及び受信装置20は、制御装置301、主記憶装置302、補助記憶装置303、光学処理装置304及び通信IF305を備える。制御装置301、主記憶装置302、補助記憶装置303、光学処理装置304及び通信IF305は、バス310を介して接続されている。
制御装置301は補助記憶装置303から主記憶装置302に読み出されたプログラムを実行する。制御装置301は、例えばCPUである。主記憶装置302はROM(Read Only Memory)、及び、RAM等のメモリである。補助記憶装置303はメモリカード、及び、HDD(Hard Disk Drive)等である。
光学処理装置304は、量子通信路1を介して、上述の単一光子を送信または受信する。通信IF305は、光ファイバー及びイーサネット(登録商標)等の古典通信路2を介して、制御情報等を送信または受信する。
第1及び第2実施形態の送信装置10及び受信装置20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、メモリカード、CD−R、及び、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また第1及び第2実施形態の送信装置10及び受信装置20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また第1及び第2実施形態の送信装置10及び受信装置20が実行するプログラムを、ダウンロードさせずにインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
また第1及び第2実施形態の送信装置10及び受信装置20で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1及び第2実施形態の送信装置10で実行されるプログラムは、上述の第1及び第2実施形態の送信装置10の機能構成のうち、プログラムにより実現可能な機能を含むモジュール構成となっている。また、第1及び第2実施形態の受信装置20で実行されるプログラムは、上述の第1及び第2実施形態の受信装置20の機能構成のうち、プログラムにより実現可能な機能を含むモジュール構成となっている。
プログラムにより実現される機能は、制御装置301が補助記憶装置303等の記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、プログラムにより実現される機能が主記憶装置302にロードされる。すなわちプログラムにより実現される機能は、主記憶装置302上に生成される。
なお第1及び第2実施形態の送信装置10及び受信装置20の機能の一部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。ICは、例えば専用の処理を実行するプロセッサである。
また複数のプロセッサを用いて各機能を実現する場合、各プロセッサは、各機能のうち1つを実現してもよいし、各機能のうち2以上を実現してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 送信装置
11 生成部
12 変調部
13 制御部
14 変更部
20 受信装置
21 変調部
22 検出部
23 制御部
30 多重化装置
40 バンドパスフィルタ
100 量子通信システム
200 多重量子通信システム
301 制御装置
302 主記憶装置
303 補助記憶装置
304 光学処理装置
305 通信IF

Claims (13)

  1. 第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの送信装置であって、
    光子を生成する生成部と、
    前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する変調部と、
    前記生成部と前記変調部とを制御する制御部と、
    前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する変更部と、を備え、
    前記制御信号は、前記動作タイミングの変更回数に応じて決定される変更量を含み、
    前記制御部は、前記制御信号を受け付けた場合、前記変更量だけ動作タイミングを変更する、
    送信装置。
  2. 第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの送信装置であって、
    光子を生成する生成部と、
    前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する変調部と、
    前記生成部と前記変調部とを制御する制御部と、
    前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する変更部と、を備え、
    前記制御部は、前記制御信号を受け付けた場合、前記動作タイミングの変更回数に応じて変更量を決定し、前記変更量だけ動作タイミングを変更する、
    送信装置。
  3. 第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの送信装置であって、
    光子を生成する生成部と、
    前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する変調部と、
    前記生成部と前記変調部とを制御する制御部と、
    前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する変更部と、を備え、
    前記所定閾値は、前記量子通信路を共有させずに動作させた場合の前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率に基づいて決定される、
    送信装置。
  4. 第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの送信装置であって、
    光子を生成する生成部と、
    前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する変調部と、
    前記生成部と前記変調部とを制御する制御部と、
    前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する変更部と、を備え、
    前記所定閾値は、過去に算出された前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率、及び、過去に算出された前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率に基づいて、動的に決定される、
    送信装置。
  5. 第1の量子通信システムと第2の量子通信システムとを備える多重量子通信システムであって、
    前記第1の量子通信システムと前記第2の量子通信システムとは、量子通信路を共有し、
    前記第2の量子通信システムの送信装置は、
    光子を生成する生成部と、
    前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する変調部と、
    前記生成部と前記変調部とを制御する制御部と、
    前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する変更部と、を備え、
    前記制御信号は、前記動作タイミングの変更回数に応じて決定される変更量を含み、
    前記制御部は、前記制御信号を受け付けた場合、前記変更量だけ動作タイミングを変更する、
    多重量子通信システム。
  6. 第1の量子通信システムと第2の量子通信システムとを備える多重量子通信システムであって、
    前記第1の量子通信システムと前記第2の量子通信システムとは、量子通信路を共有し、
    前記第2の量子通信システムの送信装置は、
    光子を生成する生成部と、
    前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する変調部と、
    前記生成部と前記変調部とを制御する制御部と、
    前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する変更部と、を備え、
    前記制御部は、前記制御信号を受け付けた場合、前記動作タイミングの変更回数に応じて変更量を決定し、前記変更量だけ動作タイミングを変更する、
    多重量子通信システム。
  7. 第1の量子通信システムと第2の量子通信システムとを備える多重量子通信システムであって、
    前記第1の量子通信システムと前記第2の量子通信システムとは、量子通信路を共有し、
    前記第2の量子通信システムの送信装置は、
    光子を生成する生成部と、
    前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する変調部と、
    前記生成部と前記変調部とを制御する制御部と、
    前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する変更部と、を備え、
    前記所定閾値は、前記量子通信路を共有させずに動作させた場合の前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率に基づいて決定される、
    多重量子通信システム。
  8. 第1の量子通信システムと第2の量子通信システムとを備える多重量子通信システムであって、
    前記第1の量子通信システムと前記第2の量子通信システムとは、量子通信路を共有し、
    前記第2の量子通信システムの送信装置は、
    光子を生成する生成部と、
    前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信する変調部と、
    前記生成部と前記変調部とを制御する制御部と、
    前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力する変更部と、を備え、
    前記所定閾値は、過去に算出された前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率、及び、過去に算出された前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率に基づいて、動的に決定される、
    を備える多重量子通信システム。
  9. 前記量子通信路は、
    光の波長を多重化させる多重化装置と、光ファイバーとを備える、
    請求項5乃至8のいずれか1項に記載の多重量子通信システム。
  10. 第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの多重量子通信方法であって、
    第2の量子通信システムの生成部が、光子を生成するステップと、
    第2の量子通信システムの変調部が、前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信するステップと、
    第2の量子通信システムの制御部が、前記生成部と前記変調部とを制御するステップと、
    第2の量子通信システムの変更部が、前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力するステップと、を含み、
    前記制御信号は、前記動作タイミングの変更回数に応じて決定される変更量を含み、
    前記制御するステップは、前記制御信号を受け付けた場合、前記変更量だけ動作タイミングを変更する、
    多重量子通信方法。
  11. 第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの多重量子通信方法であって、
    第2の量子通信システムの生成部が、光子を生成するステップと、
    第2の量子通信システムの変調部が、前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信するステップと、
    第2の量子通信システムの制御部が、前記生成部と前記変調部とを制御するステップと、
    第2の量子通信システムの変更部が、前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力するステップと、を含み、
    前記制御するステップは、前記制御信号を受け付けた場合、前記動作タイミングの変更回数に応じて変更量を決定し、前記変更量だけ動作タイミングを変更する、
    多重量子通信方法。
  12. 第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの多重量子通信方法であって、
    第2の量子通信システムの生成部が、光子を生成するステップと、
    第2の量子通信システムの変調部が、前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信するステップと、
    第2の量子通信システムの制御部が、前記生成部と前記変調部とを制御するステップと、
    第2の量子通信システムの変更部が、前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力するステップと、を含み、
    前記所定閾値は、前記量子通信路を共有させずに動作させた場合の前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率に基づいて決定される、
    多重量子通信方法。
  13. 第1の量子通信システムと量子通信路を共有する第2の量子通信システムの多重量子通信方法であって、
    第2の量子通信システムの生成部が、光子を生成するステップと、
    第2の量子通信システムの変調部が、前記光子を変調することにより生成された量子信号を、受信装置に送信するステップと、
    第2の量子通信システムの制御部が、前記生成部と前記変調部とを制御するステップと、
    第2の量子通信システムの変更部が、前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率及び前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率が所定閾値以上の場合、前記生成部の動作タイミングと、前記変調部の動作タイミングとを変更する制御信号を制御部に入力するステップと、を含み、
    前記所定閾値は、過去に算出された前記第1の量子通信システムの量子信号の誤り率、及び、過去に算出された前記第2の量子通信システムの量子信号の誤り率に基づいて、動的に決定される、
    多重量子通信方法。
JP2017053331A 2017-03-17 2017-03-17 送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法 Active JP6678614B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017053331A JP6678614B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法
US15/679,209 US10567089B2 (en) 2017-03-17 2017-08-17 Transmission device, multi-quantum communication system, and multi-quantum communication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017053331A JP6678614B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018157405A JP2018157405A (ja) 2018-10-04
JP6678614B2 true JP6678614B2 (ja) 2020-04-08

Family

ID=63519694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017053331A Active JP6678614B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10567089B2 (ja)
JP (1) JP6678614B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018047716A1 (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 日本電気株式会社 量子鍵配送システム用の送信装置、受信装置、量子鍵配送方法、および量子鍵配送プログラム
US10812258B1 (en) 2018-03-09 2020-10-20 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for quantum session authentication
US11343087B1 (en) 2018-03-09 2022-05-24 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for server-side quantum session authentication
US10855454B1 (en) 2018-03-09 2020-12-01 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for quantum session authentication
US10728029B1 (en) 2018-03-09 2020-07-28 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for multi-server quantum session authentication
US11025416B1 (en) 2018-03-09 2021-06-01 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for quantum session authentication
US10552120B1 (en) 2018-08-20 2020-02-04 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for single chip quantum random number generation
US11095439B1 (en) 2018-08-20 2021-08-17 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for centralized quantum session authentication
US10855457B1 (en) * 2018-08-20 2020-12-01 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for single chip quantum random number generation
US10540146B1 (en) 2018-08-20 2020-01-21 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for single chip quantum random number generation
US10855453B1 (en) 2018-08-20 2020-12-01 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for time-bin quantum session authentication
US11240013B1 (en) 2018-08-20 2022-02-01 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for passive quantum session authentication
US11190349B1 (en) 2018-08-20 2021-11-30 Wells Fargo Bank, N.A. Systems and methods for providing randomness-as-a-service
US11895234B2 (en) * 2021-09-30 2024-02-06 Juniper Networks, Inc. Delayed quantum key-distribution
JP2023168926A (ja) * 2022-05-16 2023-11-29 Lquom株式会社 量子もつれを共有するシステム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2419264B (en) 2003-08-18 2006-12-27 Toshiba Res Europ Ltd A quantum communication system and a receiver for a quantum communication system
US7409162B2 (en) * 2003-10-30 2008-08-05 Magiq Technologies, Inc Timing error reduction in QKD systems
JP4784202B2 (ja) * 2004-09-02 2011-10-05 日本電気株式会社 多重化通信システムおよびそのクロストーク除去方法
JP5471535B2 (ja) * 2009-04-07 2014-04-16 富士通株式会社 伝送装置、通信制御方法、集線装置及び伝送システム
GB2492083B8 (en) 2011-06-17 2016-02-10 Toshiba Res Europ Ltd A quantum communication network
US8934779B2 (en) * 2012-02-10 2015-01-13 Source Photonics, Inc. Operational status indicators in an optical transceiver using dynamic thresholds
CN104518866B (zh) * 2013-09-30 2016-06-29 科大国盾量子技术股份有限公司 一种量子密钥分发终端和系统
JP6165637B2 (ja) * 2014-01-08 2017-07-19 株式会社東芝 量子通信装置、量子通信方法及びプログラム
JP6165646B2 (ja) * 2014-01-30 2017-07-19 株式会社東芝 量子鍵配送装置、量子鍵配送システムおよび量子鍵配送方法
JP6169028B2 (ja) * 2014-03-18 2017-07-26 株式会社東芝 通信装置、通信システムおよび通信方法
JP6400513B2 (ja) * 2015-03-18 2018-10-03 株式会社東芝 量子鍵配送装置、量子鍵配送方法およびプログラム
KR101664173B1 (ko) * 2015-06-08 2016-10-11 한국과학기술연구원 양자암호 시스템의 안정화 장치 및 방법
JP2017175320A (ja) 2016-03-23 2017-09-28 株式会社東芝 通信装置、量子鍵配送システム、量子鍵配送方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018157405A (ja) 2018-10-04
US10567089B2 (en) 2020-02-18
US20180269989A1 (en) 2018-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6678614B2 (ja) 送信装置、多重量子通信システム及び多重量子通信方法
US10313113B2 (en) Quantum communication system and a quantum communication method
JP6303034B2 (ja) 通信システムおよび方法
JP4888630B2 (ja) 通信システムおよびその監視制御方法
GB2534918B (en) A quantum communication system and a quantum communication method
US20190379463A1 (en) Quantum communication network
JP4800674B2 (ja) 通信方法および通信システム
EP3718248A1 (en) Quantum security systems
WO2007033561A1 (en) System and method for quantum key distribution over wdm links
JP2006101491A (ja) 多重化通信システムおよびそのクロストーク除去方法
JP2008154019A (ja) 共有情報の管理方法およびシステム
WO2014068959A1 (ja) 光通信システムにおける光受信装置、光子検出器の制御方法および装置、並びに光子検出器の暗計数評価方法
Gleĭm et al. Sideband quantum communication at 1 Mbit/s on a metropolitan area network
JP2017175320A (ja) 通信装置、量子鍵配送システム、量子鍵配送方法およびプログラム
JP2007053591A (ja) 量子暗号鍵配布システムおよび方法
CN114631049A (zh) 无源光网络中的量子密钥分发和管理
CN111049613B (zh) 一种解时分复用的装置及方法
JP2020031319A (ja) 量子通信システム、送信装置、及び受信装置
JP2017011404A (ja) 通信装置、通信システム、通信方法およびプログラム
KR102194434B1 (ko) 양자 키 분배 네트워크 형성 방법 및 이를 수행하는 통신장치
Bahrani et al. Crosstalk reduction in hybrid quantum-classical networks
US9031411B2 (en) Wavelength-division multiplexing (WDM) optical fiber network system
EP3503462B1 (en) Method and apparatus for cyber security using light polarization
JP3998143B2 (ja) 光信号送信装置、光信号受信装置、光信号送受信システム及び光通信方法
JP6672918B2 (ja) 光受信装置および光受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200317

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6678614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151