JP6677996B2 - 異物検査装置 - Google Patents

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本発明は、異物検査装置に関する。
特許文献1には、X線の透過性を利用して被検査物に含まれる異物を検出するX線検査と、磁界と金属との相互作用を利用して被検査物に含まれる異物を検出する金属検出との両方を行うことができる異物検査装置が記載されている。
特開2015−28465号公報
上述したX線検査と金属検出とは異物の検出原理が異なることから、X線検査に係る機器と金属検出に係る機器とをそれぞれ別個に作動させることができる構成とし、検査項目などに応じて、X線検査に係る機器のみ作動させてX線検査のみ行うことや、金属検出に係る機器のみ作動させて金属検出のみ行うことが考えられる。
しかしながら、このように構成した場合、異物検査装置の作業員は、X線検査及び金属検出の一方のみが意図的に行われているのか、X線検査又は金属検出に係る機器が故障して停止しているのかを直感的に判断することができない。
本発明は、作業員にX線検査及び金属検出に係る機器のそれぞれの作動状態を報知することができる異物検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る異物検査装置は、被検査物を搬送する搬送部と、X線の透過性を利用して、搬送部で搬送されている被検査物に含まれる異物を検出するX線検査部と、X線検査部とは独立して作動可能であり、磁界と金属との相互作用を利用して、搬送部で搬送されている被検査物に含まれる異物を検出する金属検出部と、搬送部の少なくとも一部、X線検査部、及び金属検出部を内部に収容する筐体と、X線検査部が作動状態であるか否かを報知するとともに金属検出部が作動状態であるか否かを報知する報知部と、を備える。
この異物検査装置によれば、筐体に設けられた報知部により、X線検査部が作動状態であるか否か、及び、金属検出部が作動状態であるか否かが報知される。このため、作業員にX線検査及び金属検出に係る機器のそれぞれの作動状態を報知することができる。
X線検査部は、作動状態であるときに第1作動信号を出力し、金属検出部は、作動状態であるときに第2作動信号を出力し、報知部は、第1作動信号に基づいてX線検査部が作動状態である旨を報知し、第2作動信号に基づいて金属検出部が作動状態である旨を報知してもよい。このように構成することで、作動信号に応じて報知部が作動状態を報知することができる。
報知部は、X線検査部が作動状態であるか否かを報知する第1報知器と、金属検出部が作動状態であるか否かを報知する第2報知器と、を有してもよい。X線検査部及び金属検出部それぞれの報知器を用意することにより、X線検査部及び金属検出部の何れの機器に関する報知であるのかを明確にすることができる。
第1報知器及び第2報知器それぞれは、作動状態である旨を表示する表示部を有してもよい。このように構成することで、作業員に視覚を通じて報知することができる。
第1報知器及び第2報知器それぞれは、作動状態である旨を示す音を出力するスピーカを有してもよい。このように構成することで、作業員に聴覚を通じて報知することができる。
本発明によれば、作業員にX線検査及び金属検出に係る機器のそれぞれの作動状態を報知することができる。
実施形態に係る異物検査装置の正面図である。 図1に示される異物検査装置の内部構成及び制御系を説明する概念図である。 図2のX線検査部及び金属検出部の主要構成の説明図である。 図2のX線検査部及び金属検出部の主要構成の斜視図である。 図1の報知部の拡大図である。 図1に示される異物検査装置の作動状態報知に関する機能ブロック図である。 図1の報知部の動作を示す説明図である。 報知部の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は実施形態に係る異物検査装置1の正面図である。図1に示される異物検査装置1は、被検査物に含まれる異物を検出する装置である。被検査物は例えば食品である。異物検査装置1は、その内部において被検査物を搬送しつつX線検査及び金属検出を行い、被検査物に異物が含まれるか否かを検査する。
X線検査は、X線の透過性を利用して被検査物に含まれる異物を検出する手法であり、X線検査部2(図2参照)によって実現される。X線検査では、被検査物とは異なるX線透過性を有する異物を検出することができる。一方、金属検出は、磁界と金属との相互作用を利用して被検査物に含まれる異物を検出する手法であり、金属検出部3(図2参照)によって実現される。金属検出では金属異物を検出することができる。X線検査部2及び金属検出部3の詳細については後述する。
異物検査装置1は、その内部に空間が画成された筐体4を有する。筐体4は、X線検査部2及び金属検出部3を内部に収容する。筐体4は、X線検査部2により発生されるX線を遮蔽し、X線の外部漏洩を抑制する。筐体4は、例えばステンレスなどで形成される。
筐体4は、本実施形態では箱状を呈している。筐体4の左側面には、筐体4の内部に連通する開口部4aが形成されている。同様に、筐体4の右側面には、筐体4の内部に連通する開口部4bが形成されている。本実施形態では、被検査物は、開口部4aから筐体4の内部へ搬入されて検査が行われ、開口部4bから筐体4の外部へ搬出される。つまり、開口部4aが被検査物の搬入口、開口部4bが被検査物の搬出口となる。
筐体4の前面には、筐体4を開閉する上部扉40及び下部扉41が設けられている。上部扉40及び下部扉41は、例えば開き戸構造である。上部扉40又は下部扉41が開閉されることで、後述するX線検査部2及び金属検出部3の少なくとも一部が外部に露出される。上部扉40及び下部扉41は、例えばステンレスなどで形成される。
上部扉40の前面には、ディスプレイ5及び操作スイッチ6が設けられている。ディスプレイ5は、表示機能と入力機能とを兼ね備えた表示装置であり、例えばタッチパネルである。ディスプレイ5は、X線検査及び金属検出の結果などを表示するとともに、金属検出及びX線検査に関する各種パラメータの設定を行う操作画面を表示する。操作スイッチ6は、X線検査部2及び金属検出部3の電源スイッチなどである。
筐体4は、支持台7によって支持されている。筐体4の上面には、報知部8及びクーラー9が設けられている。報知部8は、異物混入や機器の作動状態を報知する。報知部8は、X線検査部2に対応する第1報知器81、及び金属検出部3に対応する第2報知器82を備えている。クーラー9は、筐体4の内部に冷気を送り、筐体4の内部に配置された機器の温度を調整する。
図2は、図1に示される異物検査装置1の内部構成及び制御系を説明する概念図である。図2に示されるように、筐体4の内部は、後述するX線発生器の一部や構成要素の制御基板などが配置される基板室T1と、被検査物Sが搬入されて検査が行われる検査室T2とに区画されている。基板室T1は、上述したクーラー9によって温度調整されている。
検査室T2には、被検査物Sを搬送するコンベヤ(搬送部)10が配置されている。コンベヤ10は、本実施形態ではローラ式のベルトコンベヤであり、一端部が開口部4aに位置し且つ他端部が開口部4bに位置した状態で、筐体4の内部を水平方向に延在している。つまり、筐体4は、コンベヤ10のうち一端部及び他端部を除く部分を内部に収容している。本実施形態のコンベヤ10は、開口部4aを介して被検査物Sを筐体4の内部に搬入し、開口部4bを介して被検査物Sを筐体4の外部に搬出する。
開口部4aには、X線遮蔽カーテン42が配置されている。同様に、開口部4bには、X線遮蔽カーテン43が配置されている。X線遮蔽カーテン42,43は、上端が筐体4に対する固定端であり且つ下端が自由端である。X線遮蔽カーテン42,43は、X線検査部2が発生したX線を遮蔽し、X線の外部漏洩を抑制する。X線遮蔽カーテン42,43は、例えばタングステンを含有する可撓性材料などにより形成される。なお、被検査物Sの搬入及び搬出を自動化すべく、コンベヤ10の右側に搬入用コンベヤ11を配置し、コンベヤ10の左側に搬出用コンベヤ12を配置してもよい。また、搬出用コンベヤ12が、被検査物Sの振分機能を備えていてもよい。
検査室T2には、被検査物Sを通過させるための貫通穴31aが形成された環状体のケース31が配置されている。コンベヤ10は、貫通穴31aを介してケース31を貫通している。被検査物Sは、コンベヤ10によってケース31の貫通穴31aを通過し、ケース31においてX線検査及び金属検出が順次実行される。ケース31は、例えばステンレスなどで形成される。
最初に、X線検査を行うX線検査部2について説明する。X線検査部2は、X線検査制御部20、X線発生器21、及びX線検出器22を備える。X線発生器21は、X線を発生するX線源、及びスリット機構を含む。X線検出器22は、X線発生器21で発生したX線を検出する。X線発生器21及びX線検出器22は、コンベヤ10及びケース31を上下方向から挟むように対向配置されている。なお、X線発生器21のうち、X線源などは基板室T1に配置され、X線を照射する機構が検査室T2に配置されている。X線検出器22としては、例えば複数のX線検出センサを前後方向に沿って並設したラインセンサが用いられる。X線検出器22は、X線漏洩を低減させるために、基板ケース23に収容されている。基板ケース23には、X線検出器22へX線を到達させるために、スリット23a(図4参照)が設けられている。
X線検査制御部20は、外部との信号の入出力などを行う入出力インターフェースI/O、処理を行うためのプログラムおよび情報などが記憶されたROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(RandomAccess Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体、CPU(Central Processing Unit)、及び通信回路などを有する。X線検査制御部20は、CPUが出力する信号に基づいて、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行することで、後述する機能を実現する。
X線検査制御部20は、基板室T1に配置され、X線発生器21及びX線検出器22に接続されている。X線検査制御部20は、ディスプレイ5に接続され、操作画面を介して作業員から操作情報を受け付ける。X線検査制御部20は、操作情報に基づいてX線発生器21及びX線検出器22の動作プロファイルを設定するとともに、X線発生器21及びX線検出器22の動作を制御する。X線検査制御部20は、X線発生器21及びX線検出器22よりも上流側に配置されたレーザセンサ24を用いて被検査物Sを検出した場合、当該被検査物Sの検査を開始する。X線検査制御部20は、X線発生器21を制御して、コンベヤ10によって搬送されている被検査物SにX線を照射させる。X線検出器22は、被検査物Sを透過したX線のX線透過量を計測し、計測したX線透過量をX線検査制御部20へ出力する。
X線検査制御部20は、時系列で取得したX線透過量を画素値に反映させたX線透過画像を生成する。そして、X線検査制御部20は、画像処理技術によりX線透過画像を解析して、異物を検出する。例えば、X線検査制御部20は、X線透過画像の画素値に基づいて、被検査物Sの基準透過率との差が所定値以上となる画像領域が存在するか否かを判定する。そして、X線検査制御部20は、被検査物Sの基準透過率との差が所定値以上となる画像領域が存在する場合には、異物を検出したと判定する。
X線検査制御部20は、作業員からの要求に応じて、X線検査の結果データをディスプレイ5に表示させたり、記憶部に結果データを記憶したりする。また、X線検査制御部20は、X線発生器21及びX線検出器22が正常に作動している場合、第1報知器81を用いてX線検査に係る機器が作動中である旨を作業員に報知する。さらに、X線検査制御部20は、異物を検出したと判定した場合、第1報知器81を用いて異物を検知した旨を作業員に報知する。
図3は、図2のX線検査部2及び金属検出部3の主要構成の説明図である。図4は、図2のX線検査部2及び金属検出部3の主要構成の斜視図である。図3及び図4に示されるように、ケース31は、本体部32、第1フード部33、及び第2フード部34を有する。第1フード部33は、本体部32に対して開口部4a側(搬入口側)に設けられている。第2フード部34は、本体部32に対して開口部4b側(搬出口側)に設けられている。上述したケース31の貫通穴31aは、本体部32、第1フード部33、及び第2フード部34それぞれの内壁によって画成されている。
第1フード部33の上面には、X線を通過させるX線通過スリット33aがX線発生器21の下方に位置するように形成されている。第1フード部33の下面には、X線を通過させるX線通過スリット33bがX線通過スリット33aと対向するように形成されている。X線通過スリット33bの下方には、X線検出器22が配置される。このように構成することで、X線発生器21が発生したX線21aは、X線通過スリット33a,33bを通過し、ケース31の内部を搬送されている被検査物Sに照射される。なお、第1フード部33の側面において、X線通過スリット33a,33bよりも下流側(本体部32側)にはスリット33cが設けられている。スリット33cには、レーザセンサ38が配置される。レーザセンサ38は、スリット33cを介してコンベヤ10上の被検査物Sにレーザを照射する。
次に、金属検出を行う金属検出部3について説明する。金属検出部3は、金属検出制御部30、サーチコイルである環状の送信コイル35、及びサーチコイルである環状の受信コイル36,37を備える。送信コイル35及び受信コイル36,37は、金属などの導電性材料で形成され、ケース31の本体部32の内部に配置されている。送信コイル35及び受信コイル36,37は、貫通穴31aの延在方向と同軸に配置されている。つまり、送信コイル35及び受信コイル36,37は、貫通穴31aを囲むように配置されている。これにより、被検査物Sは、コンベヤ10によって送信コイル35及び受信コイル36,37を通過する。
送信コイル35は、受信コイル36,37間に配置されている。受信コイル36,37は、互いに差動接続されるとともに送信コイル35に対して対称に配置されている。2つの受信コイル36,37は、同一の鎖交磁束を有する。送信コイル35は、通電可能に構成されており、磁束を発生する。受信コイル36,37それぞれには、送信コイル35が発生した磁界の電磁誘導によって電圧が励起する。なお、第1フード部33及び第2フード部34は、送信コイル35が発生した磁界の外部漏洩と外来磁界の進入とを遮蔽する。
金属検出制御部30は、外部との信号の入出力などを行う入出力インターフェースI/O、処理を行うためのプログラムおよび情報などが記憶されたROM、データを一時的に記憶するRAM、HDDなどの記憶媒体、CPU、及び通信回路などを有する。金属検出制御部30は、CPUが出力する信号に基づいて、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行することで、後述する機能を実現する。
金属検出制御部30は、基板室T1に配置されるとともにX線検査制御部20に接続され、X線検査制御部20を介してディスプレイ5の操作画面に入力された作業員からの操作情報を受け付ける。金属検出制御部30は、操作情報に基づいて送信コイル35及び受信コイル36,37の動作プロファイルを設定する。金属検出制御部30は、送信コイル35及び受信コイル36,37よりも上流側に配置されたレーザセンサ38を用いて被検査物Sを検出した場合、当該被検査物Sの金属検出を開始する。
金属検出制御部30は、送信コイル35へ交番励磁電流を供給し、磁束を発生させる。送信コイル35によって発生された磁束は、2つの受信コイル36,37を貫通し、電磁誘導によって受信コイル36,37それぞれに電圧が励起される。金属検出制御部30は、受信コイル36,37の差動接続の出力電圧を取得して、金属検出の判定を行う。金属検出制御部30は、差動接続の出力電圧が0のときは、金属異物を検出していないと判定する。一方、金属検出制御部30は、差動接続の出力電圧が0でないときは、金属異物を検出したと判定する。
金属検出制御部30は、作業員からの要求に応じて、金属検出の結果データをディスプレイ5に表示させたり、記憶部に結果データを記憶したりする。また、金属検出制御部30は、送信コイル35及び受信コイル36,37が正常に作動している場合、第2報知器82を用いて金属検出に係る機器が作動中である旨を作業員に報知する。さらに、金属検出制御部30は、異物を検出したと判定した場合、第2報知器82を用いて異物を検知した旨を作業員に報知する。なお、ケース31は、耐振特性向上の目的で防振台39(防振台39a,39b)により保持されていてもよい。
上述したX線検査部2及び金属検出部3は、それぞれ独立に作動可能に構成されている。つまり、異物検査装置1は、X線検査及び金属検出の両方を行うだけでなく、X線検査及び金属検出の何れか一方を実行することもできる。上述のとおり、本実施形態では、X線検査部2がディスプレイ5の表示制御を行うため、X線検査部2が停止している場合には、ディスプレイ5に金属検出部3の操作画面が表示されない。このため、筐体4の内部には、金属検出部3に接続されたサブディスプレイ(不図示)が配置されている。金属検出部3は、X線検査部2が停止している場合には、サブディスプレイを介して操作情報を受け付け、サブディスプレイに結果データなどを表示する。
次に、報知部8の詳細について説明する。図5は、図1の報知部8の拡大図である。図5に示されるように、報知部8は、X線検査部2が作動状態であるか否かを報知する第1報知器81、及び、金属検出部3が作動状態であるか否かを報知する第2報知器82を備える。
第1報知器81は、回転灯81a、表示部81b、及びスピーカ81cを備える。回転灯81aは、X線検査制御部20によって異物が検出されたと判定されたときに点灯する。表示部81bは、X線検査部2が作動状態であるときに点灯し、X線検査部2が作動状態である旨を表示する。X線検査部2が作動状態であるときとは、作業員から操作スイッチ6などを介してX線検査部2の電源ONが指示されており、X線検査部2を構成するX線検査制御部20、X線発生器21、及びX線検出器22の全てが正常に動作可能であり、かつ、X線照射が開始されているときである。表示部81bは、例えば、蛍光灯もしくはLEDを内蔵し、点灯時に文字パネルに記載された文字を浮き出すように構成された表示灯である。あるいは、表示部81bは、LED表示ボードであってもよいし、液晶ディスプレイ装置であってよい。
スピーカ81cは、X線検査部2が異物を検出したときに音を出力する。なお、スピーカ81cは、X線検査部2が作動しているときに、異物を検出したときと異なる音を出力して、X線検査部2が作動状態である旨を示してもよい。
表示部81bが点灯することにより、異物検査装置1の周囲にいる作業者に対して、X線検査部2が作動状態であることを、視覚を通じて報知することができる。また、X線検査部2が作動状態であることを示す音又は音声をスピーカ81cから出力することにより、異物検査装置1の周囲にいる作業者に対して、聴覚を通じて報知することができる。
第2報知器82は、回転灯82a、表示部82b、及びスピーカ82cを備える。回転灯82aは、金属検出制御部30によって異物が検出されたと判定された場合に点灯する。表示部82bは、金属検出部3が作動状態であるときに点灯し、金属検出部3が作動状態である旨を表示する。金属検出部3が作動状態である旨を表示する。金属検出部3が作動状態であるときとは、作業員から操作スイッチ6などを介して金属検出部3の電源ONが指示されており、金属検出部3を構成する金属検出制御部30、送信コイル35、及び受信コイル36,37の全てが正常に動作可能であり、かつ、送信コイル35への電流供給が開始されているときである。表示部82bとしては、表示部81bと同様に、例えば、表示灯、LED表示ボード、又は液晶ディスプレイ装置などが用いられる。
表示部82bが点灯することにより、異物検査装置1の周囲にいる作業者に対して、金属検出部3が作動状態であることを、視覚を通じて報知することができる。また、金属検出部3が作動状態であることを示す音又は音声をスピーカ81cから出力することにより、異物検査装置1の周囲にいる作業者に対して、聴覚を通じて報知することができる。
図6は、図1に示される異物検査装置1の作動状態報知に関する機能ブロック図である。図6に示されるように、X線検査制御部20は、第1報知器81に接続され、X線検査部2が作動状態であるときに、第1作動信号を第1報知器81へ出力する。第1報知器81は、第1作動信号に基づいてX線検査部2が作動状態である旨を報知する。金属検出制御部30は、第2報知器82に接続され、金属検出部3が作動状態であるときに、第2作動信号を第2報知器82へ出力する。第2報知器82は、第2作動信号に基づいて金属検出部3が作動状態である旨を報知する。
図7は、図1の報知部8の動作を示す説明図である。X線検査及び金属検出の両方を実行している場合には、図7の(A)に示されるように、第1報知器81及び第2報知器82の両方の表示部81b,82bが点灯することにより、作動中である旨の表示を行う。これにより、異物検査装置1の周囲にいる作業者は、X線検査部2及び金属検出部3が作動し、X線検査及び金属検出の両方が作動状態であることを、視覚を通じて直感的に認識することができる。
X線検査を実行し、金属検出を実行していない場合には、図7の(B)に示されるように、第1報知器81の表示部81bのみが点灯することにより、作動中である旨の表示を行う。これにより、異物検査装置1の周囲にいる作業者は、X線検査部2が作動し、かつ、金属検出部3は作動していないことを、視覚を通じて直感的に認識することができる。
金属検出を実行し、X線金属検出を実行していない場合には、図7の(C)に示されるように、第2報知器82の表示部82bのみが点灯することにより、作動中である旨の表示を行う。これにより、異物検査装置1の周囲にいる作業者は、X線検査部2が作動しておらず、かつ、金属検出部3が作動していることを、視覚を通じて直感的に認識することができる。
以上、本実施形態に係る異物検査装置1によれば、筐体4に設けられた報知部8により、X線検査部2が作動状態であるか否か、及び、金属検出部3が作動状態であるか否かが報知される。このため、作業員にX線検査及び金属検出に係る機器のそれぞれの作動状態を報知することができる。異物検査装置1は、X線検査部2及び金属検出部3の一方のみを作動状態とすることができるため、それぞれの作動状態を報知することにより、検査が予定通り行われているか否かを直感的に理解することができる。また、作業員は、機器を作動させたにも関わらず表示部81b,82bが作動中である旨の表示を行わない場合には、作業員は、正しく検査が実行されていないこと、及び、機器が故障している可能性があることを直感的に理解することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
図8は、報知部8の変形例を示す図である。図8の(A)に示されるように、一体型報知器83は、X線検査部2が作動状態であるか否かを表示する表示部83a、及び、金属検出部3が作動状態であるか否かを表示する表示部83bを有する。このように、報知部8は、X線検査部2及び金属検出部3それぞれの作動状態を報知することができれば、一体型の報知器でもよい。
また、図8の(B)に示されるように、報知部8は、点灯部を積層させた積層警告灯84であってもよい。例えば、第1点灯部84aは異物を検出したときに点灯し、第2点灯部84bはX線検査部2が作動状態であるときに点灯し、第3点灯部84cは金属検出部3が作動状態であるときに点灯する。
また、報知部8は、表示の色を変更することで、X線検査部2の作動状態及び金属検出部3の作動状態を報知してもよい。報知部8は、筐体4の上面以外の場所(例えば筐体4内部又は外部)に設けてもよい。
また、上述した実施形態において、被検査物Sを開口部4aから開口部4bへ搬送する例を示したが、搬送方向を逆にしてもよい。この場合、レーザセンサ24を開口部4bと第2フード部34との間に配置し、第2フード部34の側面にスリットを設けてレーザセンサ38を配置すればよい。
また、上述した実施形態において、筐体4の内部にコンベヤ10の一部を配置する例を示したが、コンベヤ10はその全てが筐体4の内部に収容されていてもよい。
また、上述した実施形態において、X線検査制御部20が第1報知器81に接続されるとともに、金属検出制御部30が第2報知器82に接続される例を示したが、X線検査制御部20及び金属検出制御部30の何れか一方が第1報知器81及び第2報知器82に接続されていてもよい。例えば、X線検査制御部20が第1報知器81及び第2報知器82に接続されている場合には、金属検出制御部30は、金属検出部3が作動状態であるときに、第2作動信号をX線検査制御部20へ出力し、X線検査制御部20が第2作動信号に基づいた信号を第2報知器82に出力すればよい。
1…異物検査装置、2…X線検査部、3…金属検出部、4…筐体、5…ディスプレイ、8…報知部、10…コンベヤ、20…X線検査制御部、30…金属検出制御部、81…第1報知器,82…第2報知器。

Claims (4)

  1. 被検査物を搬送する搬送部と、
    X線の透過性を利用して、前記搬送部で搬送されている前記被検査物に含まれる異物を検出するX線検査部と、
    前記X線検査部とは独立して作動可能であり、磁界と金属との相互作用を利用して、前記搬送部で搬送されている前記被検査物に含まれる異物を検出する金属検出部と、
    前記搬送部の少なくとも一部、前記X線検査部、及び前記金属検出部を内部に収容する筐体と、
    前記X線検査部が作動状態であるか否かを報知するとともに前記金属検出部が作動状態であるか否かを報知する報知部と、
    を備え
    前記報知部は、前記X線検査部が作動状態であるか否かを報知する第1報知器と、前記金属検出部が作動状態であるか否かを報知する第2報知器と、を有する、異物検査装置。
  2. 前記X線検査部は、作動状態であるときに第1作動信号を出力し、
    前記金属検出部は、作動状態であるときに第2作動信号を出力し、
    前記報知部は、前記第1作動信号に基づいて前記X線検査部が作動状態である旨を報知し、前記第2作動信号に基づいて前記金属検出部が作動状態である旨を報知する、請求項1に記載の異物検査装置。
  3. 前記第1報知器及び前記第2報知器それぞれは、作動状態である旨を表示する表示部を有する請求項1又は2に記載の異物検査装置。
  4. 前記第1報知器及び前記第2報知器それぞれは、作動状態である旨を示す音を出力するスピーカを有する請求項1〜3の何れか一項に記載の異物検査装置。
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