(実施形態)
図1は、本実施形態に係る情報処理システムSの全体構成の一例を示す図である。本実施形態においては、情報処理システムSを学校で適用した例について説明する。
図1に示すように、情報処理システムSは、教育用情報処理装置1a〜1bと、タブレットPC(Personal Computer)2a〜2fと、校内サーバ装置3と、電子黒板4a,4bとを備える。
以下、教育用情報処理装置1a〜1bを特に区別しない場合には、単に教育用情報処理装置1という。また、タブレットPC2a〜2fを特に区別しない場合には、単にタブレットPC2という。また、電子黒板4a,4b特に区別しない場合には、単に電子黒板4という。図1に示す各機器の台数および種類は一例であり、これに限定されるものではない。
本実施形態においては、情報処理システムSが適用された学校において、教室R1,R2のそれぞれに、1台の教育用情報処理装置1と、1台の電子黒板4と、複数のタブレットPC2とが設けられている。以下、教室R1,R2を特に区別しない場合には、単に教室Rという。
教育用情報処理装置1は、例えば、教育向けエッジコンピュータであり、本実施形態における情報処理装置および対象装置の一例である。教育用情報処理装置1は、一例として各教室R1につき1台設置されるが、設置台数は限定されるものではない。また、教育用情報処理装置1は、1つの教室R1に固定されるとは限らず、授業の際に、教師等によって他の教室R1に移動されて使用される場合もある。
教育用情報処理装置1は、校内ネットワーク6を介して校内サーバ装置3およびインターネット5と接続している。また、教育用情報処理装置1は、教室Rに設けられた電子黒板4とケーブル7a,7b等によって接続している。なお、教育用情報処理装置1と電子黒板4との間の通信方式は特に限定されるものではない。なお、図1では教育用情報処理装置1と電子黒板4とが有線接続する例を図示したが、教育用情報処理装置1と電子黒板4とは無線接続しても良い。
また、教育用情報処理装置1は、複数のタブレットPC2と、無線LAN(Local Area Network)等によって無線接続する。本実施形態においては、教育用情報処理装置1のアクセスポイントとタブレットPC2とはWi−Fi(登録商標)によって接続するものとするが、無線LANの規格はこれに限定されるものではない。教育用情報処理装置1は、タブレットPC2から接続要求を受けた場合に、該タブレットPC2と接続する。
本実施形態の教育用情報処理装置1は、接続しているタブレットPC2に、所定の期間に応じたコンテンツや情報を提供する。所定の期間とは、例えば授業時間である。所定の期間を所定の時間帯と称しても良い。本実施形態においては、教育用情報処理装置1は、接続しているタブレットPC2に、授業時間に応じて、当該授業に関する各種の教育コンテンツを提供する。
タブレットPC2は、例えば学習用のタブレット装置であり、本実施形態における端末装置の一例である。本実施形態においては、教室Rで授業を受ける生徒は、1人当たり1台のタブレットPC2を所持する。生徒は、端末装置のユーザの一例である。
次に、教育用情報処理装置1のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係る教育用情報処理装置1のハードウェア構成の一例を示す図である。教育用情報処理装置1は、例えば、図2に示すように、入力装置11と、出力装置12と、HDD(Hard Disk Drive)13と、RAM(Random Access Memory)14と、ネットワークインターフェース15と、CPU(Central Processing Unit)16と、ROM(Read Only Memory)17と、バス18とを備える。入力装置11、出力装置12、HDD13、RAM14、ネットワークインターフェース15、CPU16、およびROM17は、バス18によって接続している。
入力装置11は、ユーザからデータや各種設定等の入力を受け付けるキーボード、マウス、またはタッチパネル等である。入力装置11は、入力された内容を、HDD13、またはRAM14等に送出する。なお、本実施形態においては、教育用情報処理装置1のユーザは、例えば教師等である。教育用情報処理装置1のユーザは、情報処理システムSの管理者ともいう。
出力装置12は、ディスプレイまたはスピーカ等である。
HDD13、RAM14、およびROM17は、教育用情報処理装置1で実行される処理で用いられる各種のデータまたはプログラムを記憶する。
ネットワークインターフェース15は、教育用情報処理装置1と他の機器とのネットワークを介した接続を制御する。教育用情報処理装置1のネットワークインターフェース15は、例えば、無線LANのアクセスポイント(AP)である。
CPU16は、教育用情報処理装置1の全体を制御するプロセッサである。
なお、図2は教育用情報処理装置1の主要な構成のみを例示しており、教育用情報処理装置1は図2に不図示の各種のハードウェアをさらに備えても良い。
次に、タブレットPC2のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施形態に係るタブレットPC2のハードウェア構成の一例を示す図である。タブレットPC2は、例えば、図2に示すように、入力装置21と、出力装置22と、フラッシュメモリ23と、RAM24と、ネットワークインターフェース25と、CPU26と、ROM27と、バス28とを備える。入力装置21、出力装置22、フラッシュメモリ23、RAM24、ネットワークインターフェース25、CPU26、およびROM27は、バス28によって接続している。
入力装置21は、ユーザ(例えば生徒)からデータや各種設定等の入力を受け付けるタッチパネル等である。また、出力装置22は、ディスプレイまたはスピーカ等である。タブレットPC2のディスプレイは、本実施形態における表示部の一例である。フラッシュメモリ23、RAM24、およびROM27は、タブレットPC2で実行される処理で用いられる各種のデータまたはプログラムを記憶する。ネットワークインターフェース25は、タブレットPC2と教育用情報処理装置1とのネットワークを介した接続を制御する。CPU26は、タブレットPC2の全体を制御するプロセッサである。
次に、教育用情報処理装置1およびタブレットPC2の機能について説明する。図4は、本実施形態に係る教育用情報処理装置1およびタブレットPC2の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、教育用情報処理装置1は、取得部101と、生成部102と、判定部103と、送信部104と、記憶部120とを備える。
記憶部120は、授業時間帯情報121と、接続履歴情報122と、セット情報123とを記憶する。記憶部120は、例えば、HDD13によって実現される。
図5は、本実施形態に係る授業時間帯情報121の一例を示す図である。図5に示すように、授業時間帯情報121は、情報処理システムSが設けられた学校における授業の開始時刻および終了時刻を表す。
本実施形態においては、授業時間帯情報121は、学校全体で共通であるものとするが、教室Rごとに異なるものとしても良い。また、曜日によって授業の開始時刻および終了時刻が異なる場合は、授業時間帯情報121は授業の開始時刻および終了時刻を、曜日に対応付けて保持しても良い。
一般に、生徒は、授業の開始時刻の前後に、タブレットPC2を教育用情報処理装置1に接続させる。また、一般に、生徒は、授業の終了時刻前後に、タブレットPC2と教育用情報処理装置1との接続を終了する。授業の開始時刻は、本実施形態における接続開始予定時刻の一例である。また、授業の終了時刻は、接続終了予定時刻の一例である。つまり、授業時間帯情報121は、タブレットPC2が教育用情報処理装置1に接続にする接続開始予定時刻と、接続終了予定時刻とを表す。授業時間帯情報121は、本実施形態における接続予定時刻情報の一例である。
また、図6は、本実施形態に係る接続履歴情報122の一例を示す図である。接続履歴情報122は、教育用情報処理装置1に接続したタブレットPC2の識別情報と接続時刻とを対応付けた情報である。具体的には、図6は、1年1組の教室R1に設置された教育用情報処理装置1aの記憶部120に記憶された接続履歴情報122を示す。
より詳細には、図6に示すように、接続履歴情報122は、タブレットPC2が教育用情報処理装置1に接続した日付および時刻と、教育用情報処理装置1に接続したタブレットPC2の識別情報と対応付けられている。タブレットPC2の識別情報は、例えば、タブレットPC2の名称およびタブレットPC2のMAC(Media Access Control)アドレスであるが、これらに限定されるものではない。
また、本実施形態においては、接続履歴情報122の1レコードに相当するタブレットPC2の識別情報と接続時刻の情報の各々を、接続情報という。
なお、図6では教育用情報処理装置1aの記憶部120に記憶された接続履歴情報122を例示したが、教育用情報処理装置1bの記憶部120に記憶された接続履歴情報122も、同様に、タブレットPC2が教育用情報処理装置1に接続した日付および時刻と、教育用情報処理装置1に接続したタブレットPC2の識別情報と対応付けられている。
また、図7は、本実施形態に係るセット情報123の一例を示す図である。セット情報123は、所定の期間に同じ教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2のセットを表す。
所定の期間は、例えば授業時間である。また、1セットに含まれるタブレットPC2が教育用情報処理装置1に接続する時刻および接続を終了する時刻は、同一でなくとも良い。例えば、同じ授業を受ける生徒のタブレットPC2は、当該授業の授業時間中に同じ教育用情報処理装置1に接続する。これらのタブレットPC2は、接続の開始および終了の時刻に差異があっても、所定の期間に同じ教育用情報処理装置1に接続しているものとする。
より詳細には、図7に示すように、セット情報123は、セット内のタブレットPC2の通し番号(No.)と、タブレットPC2の名称と、タブレットPC2のMACアドレスとが対応付けられている。
具体的には、図7は、1年1組の教室R1に設置された教育用情報処理装置1aの記憶部120に記憶されたセット情報123を示す。このため、セット情報123には、1年1組の生徒が使用するタブレットPC2である“PC1”、“PC2”、“PC3”の3台のタブレットPC2が、教育用情報処理装置1aに接続するタブレットPC2の1つのセットとして登録されている。本実施形態においては、「教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2の1つのセット」を、「教育用情報処理装置1の1つのセット」ともいう。
なお、図7では教育用情報処理装置1aの記憶部120に記憶されたセット情報123を例示したが、教育用情報処理装置1bの記憶部120に記憶されたセット情報123も、同様に、セット内のタブレットPC2の通し番号(No.)と、タブレットPC2の名称と、タブレットPC2のMACアドレスとが対応付けられている。
また、図7に示す例では、教育用情報処理装置1aの記憶部120に記憶されたセット情報123には1つのセットのみが含まれるが、セット情報123には、複数のセットが含まれても良い。この場合、例えば、セット情報123は、各セットを特定可能なセットの識別情報を、セット内のタブレットPC2の通し番号、タブレットPC2の名称、およびタブレットPC2のMACアドレスに対応付けても良い。
また、例えば、教育用情報処理装置1の利用態様によっては、曜日または授業時間帯によって教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2が異なることが想定される場合がある。例えば、“月曜日の1時間目”には、名称“PC1”、“PC2”、“PC3”のタブレットPC2が教育用情報処理装置1aに接続し、“火曜日の1時間目”には、名称“PC4”、“PC5”、“PC6”のタブレットPC2が教育用情報処理装置1aに接続する、という利用スケジュールが想定されることがある。このような場合には、セット情報123は、さらに、曜日および授業時間帯を、各セットを特定可能なセットの識別情報、セット内のタブレットPC2の通し番号、タブレットPC2の名称、およびタブレットPC2のMACアドレスに対応付けても良い。
セット情報123に複数のセットが含まれる場合の例としては、例えば、教育用情報処理装置1が、音楽室などの複数のクラスが使用する教室Rに設置されている場合がある。また、他の例としては、教育用情報処理装置1が、授業ごとに異なる教室Rに移動される場合がある。また、さらに他の例としては、選択科目等の受講の際に、通常のクラスとは異なるグループで生徒が授業を受講する場合に、生徒が各自のタブレットPC2を持って教室Rを移動する場合がある。
なお、セット内のタブレットPC2の通し番号は必須ではない。また、タブレットPC2の名称と、タブレットPC2のMACアドレスとはタブレットPC2の識別情報の一例である。
図4に戻り、取得部101は、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2の識別情報を取得する。タブレットPC2の識別情報は、例えば、タブレットPC2の名称およびタブレットPC2のMACアドレスであるが、これらに限定されるものではない。
取得部101は、取得したタブレットPC2の識別情報を、接続時の日付および時刻と対応付けて、接続履歴情報122として記憶部120に保存する。取得部101は、一定の時間間隔で、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2の識別情報の取得を繰り返し、接続履歴情報122に追加登録をするものとする。一定の時間間隔は、例えば1分とするが、これに限定されるものではない。
また、取得部101は、授業時間帯情報121を取得し、記憶部120に保存する。授業時間帯情報121の取得元は特に限定されるものではない。例えば、取得部101は、教師等の管理者によって入力された授業時間帯情報121を取得する。また、取得部101は、校内サーバ装置3から、授業時間帯情報121を取得しても良い。また、取得部101は、接続履歴情報122に基づいて、タブレットPC2の接続時刻の法則から、授業の開始時刻および終了時刻を推定し、該推定結果を授業時間帯情報121として記憶部120に保存しても良い。
生成部102は、接続履歴情報122に基づいて、セット情報123を生成する。より詳細には、生成部102は、所定のセット判定期間に教育用情報処理装置1に接続した回数が閾値以上のタブレットPC2を、該教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2の1つのセットとして特定する。「該教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2の1つのセット」は、「該教育用情報処理装置1の1つのセット」ともいう。なお、本実施形態においては、1つのセットに複数のタブレットPC2が含まれる例を説明しているが、1つのセットに含まれるタブレットPC2の台数は、1台以上であれば良い。
セット判定期間の長さは特に限定されるものではないが、例えば1週間でも良いし、1ヶ月でも良い。セット判定期間の長さは、予め定められているものとしても良いし、管理者等によって設定されるものとしても良い。
仮に、セット判定期間が1ヶ月である場合に、生成部102は、接続履歴情報122から、最近1ヶ月に教育用情報処理装置1に接続したタブレットPC2の識別情報を検索する。
また、生成部102は、授業時間帯情報121に登録された授業の開始時刻または開始時刻から第1の時間後に接続していたタブレットPC2を、1つのセットとして特定する。第1の時間の長さは特に限定されるものではないが、例えば、5分間とする。
これは、生徒が、授業の開始時刻からタブレットPC2を教育用情報処理装置1に接続するまでに、最大5分程度の準備時間を要することが想定されるためである。授業の開始時刻と同時に生徒がタブレットPC2を教育用情報処理装置1に接続することが想定される場合には、生成部102は、授業時間帯情報121に登録された授業の開始時刻に接続していたタブレットPC2を、1つのセットとして特定しても良い。第1の時間の長さは、予め定められているものとしても良いし、管理者等によって設定されるものとしても良い。また、準備時間が5分よりも長くかかることが想定される場合には、第1の時間の長さを5分よりも長くしても良い。
例えば、図6に示した例では、授業の開始時刻である“09:10”に教育用情報処理装置1に接続しているのは“PC1”のみであるが、授業の開始時刻から5分後の“09:10”には、1年1組の生徒が使用するタブレットPC2である3台のタブレットPC2の全てが、教育用情報処理装置1に接続している。
なお、生成部102は、例えばセット判定期間ごとに、セット情報123を都度、新規に生成しても良いし、セット情報123を1度生成した後は、年度が替わるまで生成済みのセット情報123を継続して使用しても良い。
生成部102は、生成したセット情報123を記憶部120に保存する。
また、生成部102は、後述の送信部104がタブレットPC2に通知を送信してから第2の時間の経過後に、通知の送信先であるタブレットPC2が教育用情報処理装置1との接続を継続している場合に、該タブレットPC2の識別情報をセット情報123に追加する。第2の時間の長さは特に限定されるものではない。
例えば、新年度でクラスの生徒の構成が変更された場合や、クラスに転校生が入った場合等においては、誤接続以外にも、既に登録されたセット情報123と、教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2とに齟齬が生じることがある。このような場合、生成部102は、教育用情報処理装置1との接続を継続しているタブレットPC2は、誤接続ではなく、当該セットに新規追加されたタブレットPC2であると判定し、セット情報123に登録する。
図4に戻り、判定部103は、取得部101によって取得された接続中のタブレットPC2の識別情報に基づいて、接続中のタブレットPC2の中に、セット情報123に含まれないタブレットPC2があるか否かを判定する。判定部103は、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2のうち、セット情報123に含まれないタブレットPC2を、教育用情報処理装置1に誤接続している可能性の高いタブレットPC2と判定する。
例えば、判定部103は、授業時間帯情報121に登録された授業の開始時刻、または授業の開始時刻から第1の時間後のタイミングで、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2の中に、セット情報123に含まれない端末装置があるか否かを判定する。
なお、本実施形態においては、生成部102によるセット情報123の生成のタイミングと、判定部103による誤接続の判定のタイミングを、いずれも授業の開始時刻から第1の時間後(例えば授業の開始時刻から5分後)とするが、生成部102によるセット情報123の生成のタイミングと、判定部103による誤接続の判定のタイミングの基準は異なっても良い。
なお、本実施形態においては、教育用情報処理装置1には複数のタブレットPC2が接続するものとして説明しているが、教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2は1台であっても良い。
図8は、本実施形態に係るタブレットPC2の誤接続判定の一例を示す図である。図8に示すように、判定部103は、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2の識別情報と、記憶部120に保存されたセット情報123に含まれるタブレットPC2の識別情報とを比較する。
例えば、教育用情報処理装置1bが設置された教室R2で授業を受けている生徒が、誤って、隣の教室R1に設置された教育用情報処理装置1aに、タブレットPC2を接続させてしまう場合がある。
このような場合を、タブレットPC2が教育用情報処理装置1に誤接続するという。一般に、教室Rごとに授業の内容または進捗が異なるため、接続先の教育用情報処理装置1を誤ると、生徒は、自分が受講すべき授業に関するコンテンツを視聴することができない。
図8に示す例では、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2のうち、名称“PC4”のタブレットPC2が、セット情報123に登録された1セットのタブレットPC2の中に含まれていない。この場合、判定部103は、名称“PC4”のタブレットPC2が、教育用情報処理装置1に誤接続している可能性が高いと判定する。
また、記憶部120に記憶されたセット情報123に複数のセットが含まれる場合、判定部103は、取得部101によって取得された教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2の識別情報に基づいて、セット情報123に含まれる複数のセットから、現在、教育用情報処理装置1に接続すべきタブレットPC2の1つのセットを特定する。
例えば、判定部103は、セット情報123に含まれる複数のセットのうち、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2と重複する端末の台数が最も多いセットを、判定用のセットとして選択する。なお、判定用のセットの選択の手法はこれに限定されるものではない。
判定部103は、いずれかのタブレットPC2を誤接続している可能性が高いと判定した場合に、該タブレットPC2の識別情報を、送信部104に送出する。
送信部104は、接続中のタブレットPC2の中に、セット情報123に含まれないタブレットPC2がある場合に、該タブレットPC2に通知を送信する。より詳細には、送信部104は、判定部103によって誤接続している可能性が高いと判定されたタブレットPC2に、誤接続通知を送信する。誤接続通知は、例えば、接続先が誤っている可能性があることを示す信号である。
また、送信部104は、接続先が誤っている可能性があるタブレットPC2に通知を送信した場合、送信先のタブレットPC2の識別情報と、送信時刻とを生成部102に通知する。
また、送信部104は、教育用情報処理装置1に接続しているタブレットPC2に、授業時間に応じたコンテンツまたは情報を送信する。例えば、送信部104は、授業時間に応じて、各授業で使用される教育用の動画または文書等をタブレットPC2に送信する。
次に、タブレットPC2の機能について説明する。図4に示すように、タブレットPC2は、受信部201と、表示制御部202と、受付部203と、接続制御部204とを備える。
受信部201は、教育用情報処理装置1から、誤接続通知を受信する。受信部201は、誤接続通知を受信した場合、誤接続通知を受信したことを、表示制御部202に通知する。
表示制御部202は、受信部201が誤接続通知を受信した場合に、接続先の教育用情報処理装置1が誤っている可能性があることを表す警告を、タブレットPC2のディスプレイ(出力装置22)に表示する。当該表示により、表示制御部202は、タブレットPC2を使用する生徒に、接続先の確認を促す。
また、表示制御部202は、接続先の教育用情報処理装置1を選択可能な画面を、ディスプレイに表示する。当該画面を、接続先選択画面という。
図9は、本実施形態に係る接続先選択画面の一例を示す図である。本実施形態においては、接続先選択画面は、タブレットPC2の接続先の教育用情報処理装置1のSSID(Service Set Identifier)を、生徒が選択可能な画面である。
本実施形態においては、教育用情報処理装置1は、教室R間を移動する場合もあるため、特定の教室R1や授業名を示す名称等ではなく、SSIDを直接的に選択肢として提示する手法を採用する。なお、表示制御部202は、SSIDではなく、教育用情報処理装置1のID等の識別情報を、接続先の候補として接続先選択画面に表示しても良い。
また、例えば選択授業や補講等、生徒によって受講する授業が異なる場合もあるため、タブレットPC2と教育用情報処理装置1との組み合わせは固定とは限らない。このため、本実施形態においては、タブレットPC2が自動的に接続先を決定するのではなく、生徒の操作によって接続先の教育用情報処理装置1を選択する手法を採用している。
受付部203は、タブレットPC2のユーザである生徒によって入力された操作を、入力装置21を介して受け付ける。例えば、受付部203は、接続先選択画面上で生徒が1つのSSIDを選択した操作を受け付ける。受付部203は、受け付けた操作を表示制御部202および接続制御部204に送出する。
接続制御部204は、受付部203によって受け付けられた接続先の選択結果に基づいて、ネットワークインターフェース25を制御して、接続先として選択された教育用情報処理装置1に接続する。
次に、以上のように構成された教育用情報処理装置1で実行されるセット情報123の生成処理について説明する。
図10は、本実施形態に係るセット情報123の生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートの処理の前提として、セット判定期間以上の期間分の接続履歴情報122が記憶部120に保存されているものとする。また、このフローチャートの処理は、一定期間ごとに定期的に実行されても良いし、年度の変更ごとに実行されても良い。また、このフローチャートの処理は、管理者等の操作によって実行されても良い。
まず、生成部102は、接続履歴情報122から、セット判定期間内に、授業の開始時刻から5分後に教育用情報処理装置1に接続したタブレットPC2の識別情報と接続時刻とを検索する(S1)。
そして、生成部102は、授業開始時刻から5分後に教育用情報処理装置1に接続していた回数が閾値以上のタブレットPC2を、1つのセットとして特定する(S2)。
そして、生成部102は、特定したタブレットPC2の識別情報を、セット情報123として、記憶部120に保存する(S3)。ここで、このフローチャートは終了する。
また、例えば、曜日または授業時間ごとに教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2が変化することが想定される場合には、生成部102は、このフローチャートの処理を、曜日または授業時間帯情報121に定義された複数の授業時間ごとに、実行する。
次に、以上のように構成された教育用情報処理装置1で実行される誤接続の判定処理の流れについて説明する。
図11は、本実施形態に係る誤接続の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理の前提として、授業時間帯情報121およびセット情報123が記憶部120に保存されているものとする。
まず、判定部103は、誤接続判定の開始タイミングか否かを判定する(S11)。例えば、判定部103は、現在時刻が、授業時間帯情報121に登録されたいずれかの授業の開始時刻から第1の時間後(例えば、5分後)である場合に、誤接続判定の開始タイミングであると判定する(S11“Yes”)。
また、判定部103は、現在時刻が、授業時間帯情報121に登録されたいずれの授業の開始時刻から第1の時間後の時刻とも一致しない場合、誤接続判定の開始タイミングではないと判定する(S11“No”)。この場合、取得部101は、S11の処理を繰り返す。
判定部103によって誤接続判定の開始タイミングであると判定された場合、取得部101は、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2の識別情報を取得する(S12)。
そして、判定部103は、記憶部120に保存されたセット情報123に含まれないタブレットPC2が教育用情報処理装置1に接続しているか否かを判定する(S13)。
例えば、判定部103は、取得部101によって取得されたタブレットPC2の識別情報と、セット情報123に含まれる複数のタブレットPC2の識別情報とを比較する。そして、判定部103は、取得部101によって取得されたタブレットPC2の識別情報に、セット情報123に含まれないタブレットPC2の識別情報が存在する場合、セット情報123に含まれないタブレットPC2が教育用情報処理装置1に接続していると判定する(S13“Yes”)。
この場合、判定部103は、セット情報123に含まれないタブレットPC2を、誤接続している可能性が高いタブレットPC2と判定する。判定部103は、誤接続している可能性が高いタブレットPC2の識別情報を、送信部104に送出する。
そして、送信部104は、判定部103によって誤接続している可能性が高いと判定されたタブレットPC2に、誤接続通知を送信する(S14)。該誤接続通知を受信したタブレットPC2の表示制御部202は、接続先の教育用情報処理装置1が誤っている可能性があることを表す警告を、ディスプレイに表示する。
また、生成部102は、送信部104がタブレットPC2に通知を送信してから第2の時間が経過したか否かを判定する(S15)。生成部102は、送信部104がタブレットPC2に通知を送信してから第2の時間が経過していないと判定した場合(S15“No”)、S15の処理を繰り返して待機する。
また、生成部102によって、送信部104がタブレットPC2に通知を送信してから第2の時間が経過したと判定された場合(S15“Yes”)、取得部101は、接続中のタブレットPC2の識別情報を取得する(S16)。
そして、生成部102は、取得部101によって取得されたタブレットPC2の識別情報に基づいて、誤接続通知の送信先のタブレットPC2が接続を継続しているか否かを判定する(S17)。
生成部102は、誤接続通知の送信先のタブレットPC2が接続を継続していると判定した場合(S17“Yes”)、セット情報123を更新する(S18)。具体的には、生成部102は、誤接続通知の送信先のタブレットPC2の識別情報を、セット情報123に追加する。
次に、判定部103は、誤接続判定期間が終了したか否かを判定する(S19)。例えば、判定部103は、現在時刻が、授業時間帯情報121に登録された授業の終了時刻となった場合に、誤接続判定期間が終了したと判定する(S19“Yes”)。この場合、このフローチャートの処理は終了する。
また、判定部103は、現在時刻が、授業時間帯情報121に登録された授業の終了時刻に達していない場合に、誤接続判定期間は終了していないと判定する(S19“No”)。この場合、S12の処理に戻り、S12〜S19の処理が繰り返される。
また、生成部102は、誤接続通知の送信先のタブレットPC2が接続を継続していないと判定した場合(S17“No”)、S19の処理に進む。また、判定部103が、セット情報123に含まれないタブレットPC2が教育用情報処理装置1に接続していないと判定した場合(S13“No”)にも、S19の処理に進む。
なお、図11のフローチャートでは、教育用情報処理装置1は、授業の終了時刻まで誤接続の判定処理を繰り返すものとしたが、各授業の開始時刻または開始時刻から第1の時間後に誤接続の判定処理を1回のみ実行するものとしても良い。
従来、タブレットPCが誤った教育用情報処理装置に接続した場合、タブレットPC2のユーザである生徒が接続先の誤りに気が付くのに時間を要する場合があった。
これに対して、本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、接続履歴情報122に基づいて、所定の期間に同じ教育用情報処理装置1に接続する複数のタブレットPC2のセットを表すセット情報123を生成し、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2の中にセット情報123に含まれないタブレットPC2がある場合に、該タブレットPC2に通知を送信する。このため、本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、タブレットPC2が接続すべき教育用情報処理装置1とは異なる教育用情報処理装置1に接続したことを、タブレットPC2のユーザに容易に把握させることができる。
また、比較例として、生徒の代わりに教師等の管理者が誤接続の有無を確認するという手法がある。このような手法においては、管理者が教育用情報処理装置のアクセスポイントの設定画面にログインして、教育用情報処理装置のアクセスポイントに接続中のタブレットPCのPC名またはMACアドレス等を、当該授業を受講予定の生徒のタブレットPCのPC名またはMACアドレス等と照合する作業が発生するため、誤接続の有無の確認に時間および手間を要する場合があった。
また、他の比較例として、単に、管理者が、接続中のタブレットPCの数と当該授業を受講予定の生徒のタブレットPCの数を比較して簡易的に確認する手法がある。しかしながら、当該手法では、ある教室の教育用情報処理装置に接続すべきタブレットPCと、別の教室の教育用情報処理装置に接続すべきタブレットPCとの接続先が入れ違いになっている場合に、接続台数は正常となるため、管理者が誤接続を判別することが困難であった。
本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、タブレットPC2が接続すべき教育用情報処理装置1とは異なる教育用情報処理装置1に接続したことを、タブレットPC2のユーザに容易に把握させることができるため、生徒自身が正しい教育用情報処理装置1に接続先を変更する等の対応を、迅速に行うことができる。
また、本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、接続履歴情報122からセット情報123を生成するため、管理者が出席予定の生徒を入力しなくとも、教育用情報処理装置1に接続予定のタブレットPC2を自動で判別することができる。
また、本実施形態の教育用情報処理装置1は、所定のセット判定期間に教育用情報処理装置1に接続した回数が閾値以上の複数のタブレットPC2を、該教育用情報処理装置1の1つのセットとして特定する。このため、本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、誤接続した可能性のあるタブレットPC2がセットに含まれることを低減することができる。
また、本実施形態の教育用情報処理装置1は、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2のMACアドレス等の識別情報を取得し、該識別情報に基づいて、教育用情報処理装置1に接続中のタブレットPC2の中に、セット情報123に含まれないタブレットPC2があるか否かを判定する。このため、本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、接続すべき教育用情報処理装置1とは異なる教育用情報処理装置1に接続しているタブレットPCを、一意に特定することができる。
また、本実施形態の教育用情報処理装置1は、授業時間帯情報121に登録された授業の開始時刻、または授業の開始時刻から第1の時間後のタイミングで、接続中のタブレットPC2の中に、セット情報123に含まれないタブレットPC2があるか否かを判定する。このため、本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、タブレットPC2が教育用情報処理装置1に接続するタイミングに合わせて、誤接続の有無を効率的に判定することができる。
また、本実施形態の教育用情報処理装置1は、授業時間帯情報121に登録された授業の開始時刻、または授業の開始時刻から第1の時間後に接続していたタブレットPC2を、該教育用情報処理装置1の1つのセットとして特定する。このため、本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、教育用情報処理装置1に接続すべきタブレットPC2の接続が完了した状態を基準としてセット情報123を生成することにより、接続すべきタブレットPC2の登録漏れを低減することができる。
また、本実施形態の教育用情報処理装置1は、タブレットPC2に誤接続通知を送信してから第2の時間の経過後に、誤接続通知の送信先であるタブレットPC2が接続を継続している場合に、タブレットPC2をセット情報123に追加する。このため、本実施形態の教育用情報処理装置1によれば、転校生の編入等によって教育用情報処理装置1に接続すべきタブレットPC2が新たに追加された場合に、追加されたタブレットPC2を、セット情報123に自動的に追加することができ、管理者による作業を低減することができる。
なお、本実施形態においては、教育用情報処理装置1を情報処理装置および対象装置の一例としたが、情報処理装置と対象装置とは異なる装置であっても良い。例えば、校内サーバ装置3を情報処理装置の一例とし、教育用情報処理装置1を対象装置の一例としても良い。当該構成を採用する場合、校内サーバ装置3が、取得部101と、生成部102と、判定部103と、送信部104と、記憶部120とを備えても良い。
また、当該構成を採用する場合、校内サーバ装置3の記憶部120は、校内に設置された各教育用情報処理装置1に接続するタブレットPC2を表すセット情報123を記憶する。この場合、セット情報123においては、各セットと、教育用情報処理装置1の識別情報とが対応付けられて登録される。
また、当該構成を採用する場合、校内サーバ装置3の送信部104は、誤接続の可能性のあるタブレットPC2に送信する誤接続通知に、正しい接続先を案内する情報を含めても良い。この場合、誤接続通知を受信したタブレットPC2の表示制御部202は、例えば、正しい接続先を案内するメッセージをディスプレイに表示する。また、誤接続通知を受信したタブレットPC2の接続制御部204が、誤接続通知に基づいて、正しい接続先である教育用情報処理装置1に自動で接続先を変更するものとしても良い。
また、本実施形態においては、情報処理システムSを学校で適用した例について説明したが、情報処理システムSの適用例は教育現場に限定されるものではない。例えば、情報処理システムSの構成は、オフィス等における会議システムに適用されても良い。この場合、教育用情報処理装置1の代わりに、会議システム用の情報処理装置が情報処理装置の一例となる。該会議システム用の情報処理装置は、教育用情報処理装置1と同様に、取得部101と、生成部102と、判定部103と、送信部104と、記憶部120とを備えるものとする。また、この場合、接続予定時刻情報は、例えば、少なくとも会議の開始時刻を表すものとする。また、この場合、該会議システム用の情報処理装置の送信部104は、タブレットPC2に、時間帯に応じて、当該時間帯に開催される会議に関する資料等の各種の情報またはコンテンツを送信する。この場合、会議が開催される時間帯が、所定の期間の一例となる。
本実施形態においては、タブレットPC2を端末装置の一例としたが、端末装置はこれに限定されるものではなく、ラップトップPC、スマートフォン、または電子ペーパー等であっても良い。
なお、情報処理システムSの構成は図1に示した例に限定されるものではない。例えば、情報処理システムSは、教育用情報処理装置1と、タブレットPC2とを含むものであれば良い。
また、本実施形態においては、記憶部120に授業時間帯情報121が保存されるものとしたが、当該情報は、必須ではない。例えば、教育用情報処理装置1が誤接続の判定処理を一定時間ごとに実行する場合には、授業時間帯情報121を使用しなくとも良い。
また、本実施形態においては、生成部102は、送信部104がタブレットPC2に誤接続通知を送信してから第2の時間の経過後に、誤接続通知の送信先であるタブレットPC2が教育用情報処理装置1との接続を継続している場合に、該タブレットPC2の識別情報をセット情報123に追加するものとしたが、セット情報123の更新の基準はこれに限定されるものではない。
例えば、教育用情報処理装置1は、誤接続通知を送信した後、誤接続通知の送信先であるタブレットPC2との接続を切断しても良い。この場合、誤接続通知の送信先であるタブレットPC2が、同一の教育用情報処理装置1に再度接続した場合に、該タブレットPC2の識別情報をセット情報123に追加するものとしても良い。
なお、セット情報123の更新は必須ではなく、教育用情報処理装置1は、新規にセット情報123を生成するタイミングまで、既存のセット情報123を継続して使用するものとしても良い。
本実施形態の教育用情報処理装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の教育用情報処理装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の教育用情報処理装置1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施形態の教育用情報処理装置1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
本実施形態の教育用情報処理装置1で実行されるプログラムは、上述した各部(取得部、生成部、判定部、送信部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体またはROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置(例えばRAM)上にロードされ、取得部、生成部、判定部、送信部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、取得部、生成部、判定部、送信部の全てがCPUによって実現されるものでなくとも良く、例えば、一部は無線LANのアクセスポイントの機能であっても良い。また、取得部、生成部、判定部、送信部は、ハードウェア回路によって実現されるものとしても良い。
また、本実施形態のタブレットPC2で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態のタブレットPC2で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のタブレットPC2で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施形態のタブレットPC2で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
本実施形態の教育用情報処理装置1で実行されるプログラムは、上述した各部(受信部、表示制御部、受付部、接続制御部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体またはROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置(例えばRAM)上にロードされ、受信部、表示制御部、受付部、接続制御部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、受信部、表示制御部、受付部、接続制御部は、ハードウェア回路によって実現されるものとしても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。