JP6677888B2 - 電話機 - Google Patents
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Description
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、高齢者の安否確認と合わせて、高齢者に対し、所定の通知や、所定の行為を促す電話機を提供するものである。
なお、以下では一人暮らしの高齢者を例にとって説明するが、本発明は一人暮らしの高齢者以外にも要介護者や、親からの保護を必要とする子供などを対象としてもよい。これらの対象を、以下では高齢者と記す。
第10の発明は、第6の発明の電話機において、前記第2の所定の条件を、回線を通じて設定することが可能であることを特徴とする。これにより、外部の電話機などから第2の所定の条件を設定することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電話機1の外観を示す図である。図1に示すように電話機1は、本体2と、送受話器3、とを備える。送受話器3は、待機時は本体2のクレイドル4に載置され、送受話時にはクレイドル4から取り外し使用される。本体2と送受話器3は無線、もしくは有線で接続されている(以下、無線の場合、すなわちコードレスホンを例にとって説明する)。本体2には、例えば現在時刻、通話時間、電話番号等の各種情報を表示可能な表示部5、各種操作ボタンを含む操作部6が設けられている。送受話器3には、受話口7、送話口10が設けられ、例えば現在時刻、通話時間、電話番号等の各種情報を表示可能な表示部8、各種操作ボタンを含む操作部9が設けられている。
上述の実施形態においては、外部の電話機からのTODO情報の登録、TODO未確認の情報の送出、及びTODO確認の情報の送出を、全て公衆回線制御部を介して、公衆回線を用いて行った。しかしこれに限らず、インターネット回線を用いても良い。図4に変形例1のブロック図を示す。図4では本体2のみを示しており、送受話器3は図2と同様のため省略している。また図2と共通の部分の番号は同じにしている。本体2は、外部との情報のやり取りの手段として、公衆回線制御部25の他に、インターネット回線制御部50を有している。インターネット回線制御部50は、有線によるインターネット回線との接続でも良く、また無線LANによる接続でも良い。
またTODO情報の登録は一つであるとして説明してきたが、複数であっても良い。複数のTODO情報の、それぞれの所定の時期を判断し、再生を行う。再生に対してTODO情報確認の検出を行い、検出状況に応じてTODO未確認の情報の送出などを行う。
上述の実施形態においては、TODO情報に含まれる音声情報は、音声として本体2に送信されていた。これに対し、TODO情報に含まれる音声情報を、電子メールなどのテキスト情報として送付しても良い。本体2が受信したテキスト情報は、音声変換部51で合成された音声に変換される。変換された音声は音声録音部26に録音される。この後は上述した実施形態と同様に、所定の再生時刻に、音声再生部27、スピーカー28によって再生される。このように、音声の録音を電子メールのテキスト入力で代用できるので、登録作業の煩わしさが軽減できる。
TODO未確認の情報には、過去の所定の期間の、TODO情報に対する確認の履歴を含んでいても良い。例えば、過去の所定の期間のTODO情報の再生に対して、どれくらいの時間で確認を行ったかの平均値を含んでいてもよい。また、過去の所定の期間のTODO情報に対する確認を行った割合を含んでいても良い。TODO情報に対する確認が行われなかった場合でも、過去の確認に要した時間の平均や、確認が行われた割合から、緊急のアクションを起こすか否かの判断の参考とすることができる。
TODO情報確認が検出された場合、折り返し電話の発呼モードに切り替えてもよい。遠方に居住する、高齢者の家族が、TODO情報の音声に折り返し電話を要求するメッセージを登録し、高齢者が確認ボタンを押下することによって、自動的に折り返し電話の発呼モードに切り替わる。折り返し電話先はTODO情報に合わせて登録される。これによって、高齢者の家族が、至急の電話連絡を行いたい場合、速やかに折り返し電話を発呼するようにすることができる。
本変形例を図5を用いて説明する。上述の実施形態では、対象となる高齢者が、TODO情報を確認した場合、電話機の操作部6(もしくは操作部9)に配置されるTODO情報確認ボタンを押下したり、専用のTODO情報確認ボタンを設けなくても、既存の操作ボタンの操作などで代用すると説明したが、この他にも高齢者がTODO情報を確認したことを、音声で回答しても良い。本体2はマイクロフォン52を備え、高齢者の音声による回答(例えば、「OK」や「確認した」)を収音し、収音した音声を主制御部21内に備えた公知の音声認識機能で、判定する。高齢者の音声の回答が、TODO情報を確認したと判断される場合は、図3の動作フローのS4:Yesへ進む。これにより、高齢者は煩わしいボタン操作を行わずに、TODO情報確認をすることができる。また手が不自由な高齢者も、TODO情報を確認することができる。
またTODO情報の確認は、ジェスチャーなどでも良い。図5の様に本体2にはカメラ53が備えられている。高齢者はTODO情報を確認した場合、カメラ53の前で所定の動作を行う。所定の動作はカメラ53に手をかざす回数や向き、手の形、ポーズなど自由に決めることができる。カメラ53で取得した画像は、主制御部21内に備えた公知の画像認識機能によって、判定される。高齢者の音声の回答が、TODO情報を確認したと判断される場合は、図3の動作フローのS4:Yesへ進む。これにより、高齢者は煩わしいボタン操作を行わずに、TODO情報確認をすることができる。
Claims (15)
- 回線を通じて受信した音声に関する情報を記憶する記憶部と、
記憶された前記音声に関する情報に含まれる音声を第1の所定の条件に基づき再生する再生部と、
再生された前記音声に対する応答情報を入力する応答情報入力部と、
前記応答情報が入力されなかった場合は、応答情報未入力に関する情報を回線を通じて所定の送出先に送出する送出部と、
を有し、
前記応答情報未入力に関する情報は、前記音声が再生されてから前記応答情報が入力されるまでの時間に関する情報を含むことを特徴とする電話機。 - 前記再生部により再生された前記音声に対する前記応答情報が入力された場合は、応答情報入力に関する情報を回線を通じて送出する送出部を有することを特徴とする請求項1記載の電話機。
- 前記音声に関する情報は、前記回線を通じて受信した音声を含むことを特徴とする請求項1から2いずれかに記載の電話機。
- 前記音声に関する情報は、前記回線を通じて受信したテキスト情報を含むことを特徴とする請求項1から2いずれかに記載の電話機。
- 前記第1の所定の条件は前記音声を再生する時期であることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の電話機。
- 前記再生部により再生された前記音声に対し、第2の所定の条件に基づき前記応答情報が入力されなかった場合は、前記応答情報未入力に関する情報を回線を通じて送出する送出部を有することを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の電話機。
- 前記第2の所定の条件は、前記音声が再生されてから前記応答情報が入力されるまでの時間であることを特徴とする請求項6記載の電話機。
- 前記第2の所定の条件は、前記応答情報が入力されるまでの間に前記音声が繰り返し再生される回数であることを特徴とする請求項6記載の電話機。
- 前記第1の所定の条件を、回線を通じて設定することが可能であることを特徴とする請求項1から8いずれかに記載の電話機。
- 前記第2の所定の条件を、回線を通じて設定することが可能であることを特徴とする請求項6記載の電話機。
- 前記音声が再生され、前記応答情報が入力されるまで、応答情報入力を促す表示がされる表示部を有することを特徴とする請求項1から10いずれかに記載の電話機。
- 表示部は、前記テキスト情報を表示することを特徴とする請求項4記載の電話機。
- 前記応答情報未入力に関する情報は、前記第1の所定の条件を含むことを特徴とする請求項1から12いずれかに記載の電話機。
- 前記応答情報未入力に関する情報は、前記第2の所定の条件を含むことを特徴とする請求項6記載の電話機。
- 前記応答情報が入力された場合は、回線を通じて所定の発呼先に発呼することを特徴とする請求項1から14いずれかに記載の電話機。
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