JP6676200B1 - リレー装置及びリレー装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触状態にある可動接点及び固定接点を、接触状態に切替える際に、騒音の発生を抑制するリレー装置及びリレー装置の制御方法を提供する。【解決手段】リレー装置1は、コイル部10と、固定接点21と、可動接点33と、バネ31とを備える。コイル部10は、通電することにより、可動接点33を固定接点21の方に移動させる電磁力を発生させる。バネ31は、可動接点33が固定接点21から離れる方向に弾性力を付与する。駆動回路50は、非接触状態にある固定接点21及び可動接点33を接触状態に切替える際、コイル部10の電磁力が、第1時間継続して、第1電磁力になるように制御し、その後、バネ31のバネ定数の公差範囲に基づいて段階的に大きくなるよう制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、リレー装置及びリレー装置の制御方法に関する。
従来、可動接点と、固定接点と、コイル部とを備えるリレー装置が知られている。このようなリレー装置では、コイル部に流れる電流を制御することにより、固定接点に対する可動接点の位置を制御して、固定接点及び可動接点を接触状態又は非接触状態にしている。
例えば特許文献1に記載のリレー装置は、非接触状態にある可動接点及び固定接点を、接触状態に切替える際、コイル部に流れる電流を制御して、可動接点を減速させている。特許文献1に記載のリレー装置は、可動接点を減速させることにより、可動接点が固定接点に接触する際に、可動接点が固定接点に当たることにより発生する衝撃を弱めている。特許文献1に記載のリレー装置は、可動接点が固定接点に当たることで発生する衝撃を弱めることにより、可動接点が固定接点で跳ね返り振動してしまうことを抑制している。
特開2018−107046号公報
ところで、上述のリレー装置では、可動接点には、バネの弾性力が付与される。バネのバネ定数は、ばらつく場合がある。バネ定数がばらつく場合、コイル部に流れる電流を制御しても、バネ定数が小さいバネの弾性力が付与される可動接点が、十分に減速されない場合がある。この場合、可動接点が固定接点に当たることにより発生する衝撃が強くなる場合がある。可動接点が固定接点に当たることで発生する衝撃が強くなると、騒音が発生する場合がある。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、非接触状態にある可動接点及び固定接点を、接触状態に切替える際に、騒音の発生を抑制するリレー装置及びリレー装置の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係るリレー装置は、
固定接点と、
可動接点と、
前記可動接点が前記固定接点から離れる方向に弾性力を付与するバネと、
通電することにより、前記可動接点を前記固定接点の方に移動させる電磁力を発生させるコイル部と、
前記コイル部に流すコイル電流を制御することにより、前記電磁力を制御する駆動回路と、を備え、
前記駆動回路は、
非接触状態にある前記固定接点及び前記可動接点を接触状態に切替える際、前記電磁力が、第1時間継続して、第1電磁力になるように制御し、その後、前記電磁力が前記第1電磁力から段階的に大きくなるよう制御し、前記電磁力が前記第1電磁力から段階的に大きくなるように制御する最後の段階では、前記電磁力が前記第1電磁力よりも大きい所定の電磁力になるように制御し、
前記第1電磁力は、前記可動接点が前記固定接点と接触する接触位置に存在する際に、公差範囲の下限値のバネ定数を有する前記バネが付与する弾性力以上であり、且つ、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の中央値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力よりも小さく、
前記所定の電磁力は、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の上限値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力以上である
上記課題を解決するために、第2の観点に係るリレー装置の制御方法は、
固定接点と、
可動接点と、
前記可動接点が前記固定接点から離れる方向に弾性力を付与するバネと、
通電することにより、前記可動接点を前記固定接点の方に移動させる電磁力を発生させるコイル部と、
前記コイル部に流すコイル電流を制御することにより、前記電磁力を制御する駆動回路と、を備えるリレー装置の制御方法であって、
前記駆動回路によって、非接触状態にある前記固定接点及び前記可動接点を接触状態に切替える際、前記電磁力が、第1時間継続して、第1電磁力になるように制御するステップと、
前記駆動回路によって、前記電磁力が前記第1電磁力から段階的に大きくなるよう制御するステップと
前記駆動回路によって、前記電磁力が前記第1電磁力から段階的に大きくなるように制御する最後の段階では、前記電磁力が前記第1電磁力よりも大きい所定の電磁力になるように制御するステップと、を含み、
前記第1電磁力は、前記可動接点が前記固定接点と接触する接触位置に存在する際に、公差範囲の下限値のバネ定数を有する前記バネが付与する弾性力以上であり、且つ、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の中央値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力よりも小さく、
前記所定の電磁力は、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の上限値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力以上である
第1の観点に係るリレー装置によれば、非接触状態にある可動接点及び固定接点を、接触状態に切替える際に、騒音の発生が抑制される。
第2の観点に係るリレー装置の制御方法によれば、非接触状態にある可動接点及び固定接点を、接触状態に切替える際に、騒音の発生が抑制される。
一実施形態に係るリレー装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示すリレー装置の動作を示すタイミングチャートである。 図1に示す可動接点の速度及び可動接点の変位を示すタイミングチャートである。 図1に示すリレー装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[リレー装置の構成例]
図1は、一実施形態に係るリレー装置1の構成例を示すブロック図である。図1において、各機能ブロックを結ぶ実線は、電力の流れを示す。また、図1において、各機能ブロックを結ぶ破線は、制御又は通信の流れを示す。リレー装置1と、蓄電池2と、負荷機器3と、制御装置4とは、1つの装置(例えば、車両等)に組込まれてよい。
リレー装置1は、蓄電池2と負荷機器3との間に配置される。ただし、リレー装置1は、任意の装置の間に配置されてよい。リレー装置1は、制御装置4の制御に基づいて、蓄電池2と負荷機器3を電気的に接続状態又は非接続状態にする。
蓄電池2は、充電した電力を、リレー装置1を介して負荷機器3に供給可能である。負荷機器3は、リレー装置1を介して蓄電池2から供給される電力を消費する。
制御装置4は、マイクロコンピュータ(Microcomputer)を含んで構成される。制御装置4は、オン信号及びオフ信号を、リレー装置1に出力する。オン信号は、リレー装置1に、リレー装置1に接続された装置(蓄電池2及び負荷機器3)を電気的に接続状態にさせる信号である。オフ信号は、リレー装置1に接続された装置(蓄電池2及び負荷機器3)を電気的に非接続状態にさせる信号である。
リレー装置1は、コイル部10と、端子板20と、固定接点21と、端子板30と、バネ31と、可動片32と、可動接点33と、ストッパ40と、駆動回路50とを備える。固定接点21及び可動接点33は、合わせて「接点部」ともいう。
コイル部10は、通電することにより、可動接点33を固定接点21の方に移動させる電磁力を発生させる。例えば、コイル部10は、可動接点33を接近方向Aに移動させる電磁力を発生させる。接近方向Aは、可動接点33が固定接点21に接近する方向である。
コイル部10は、コイル11を含んで構成される。コイル部10は、コイル11の他、ボビン、固定子及び継鉄等を含んで構成されてよい。ボビンは、樹脂材料で形成されてよい。固定子及び継鉄は、磁性材料で形成されてよい。
コイル11は、導線であってよい。コイル11は、ボビンに巻回されてよい。コイル11の内部には、固定子が挿入されてよい。コイル11の両端は、駆動回路50に接続されてよい。コイル11には、駆動回路50によって電流が流される。コイル11が通電することにより、固定子及び継鉄等を通る磁路が形成される。当該磁路が形成されることにより、可動接点33を、接近方向Aに移動させる電磁力が発生する。
端子板20は、導電性材料で形成されてよい。端子板20の一端は、負荷機器3に接続される。端子板20の他端には、固定接点21が設けられる。
固定接点21は、導電性材料で形成されてよい。固定接点21は、端子板20と一体に形成されてよい。固定接点21は、可動接点33に対向する位置に、設けられる。
端子板30は、導電性材料で形成されてよい。端子板30の一端は、蓄電池2に接続される。端子板30の他端は、可動片32に接続される。
バネ31は、コイルバネであってよい。ただし、バネ31は、コイルバネに限定されない。例えば、バネ31は、板バネであってよい。
バネ31の一端は、可動片32に接続される。バネ31の他端は、リレー装置1の筐体等に接続される。バネ31は、可動接点33に対して離反方向Bに弾性力を付与する。離反方向Bは、可動接点33が固定接点21から離れる方向である。
バネ31の弾性力の大きさは、バネ31のバネ定数の大きさ等に依拠し得る。例えば、弾性力F1は、以下の式(1)によって表される。

F1=k×(C−x) 式(1)

式(1)において、バネ定数kは、バネ31のバネ定数である。変位xは、固定接点21からの可動接点33の変位である。定数Cは、バネ31に負荷が加えられていないときのバネ31の長さ(自然長)等に基づいて決定される要素である。なお、定数Cは、距離Dよりも長い。距離Dは、固定接点21からストッパ40までの距離である。
バネ31の弾性力は、バネ31のバネ定数が大きいほど、大きくなり得る。バネ31の弾性力は、バネ31のバネ定数が小さいほど、小さくなり得る。本実施形態では、バネ31のバネ定数は、公差範囲内の値をとる。
以下、公差範囲の下限値のバネ定数を有するバネ31は、「バネ31L」とも記載する。また、公差範囲の上限値と下限値を除く所定値のバネ定数を有するバネ31は、「バネ31M」とも記載する。なお、この所定値は、限定ではないが、公差範囲の中央値であってよい。また、公差範囲の上限値のバネ定数を有するバネ31は、「バネ31U」とも記載する。
可動片32は、導電性材料で形成されてよい。可動片32は、端子板30に対して可動である。可動片32の一端は、端子板30に接続される。可動片32の他端には、可動接点33が設けられる。
可動接点33は、導電性材料で形成されてよい。可動接点33は、可動片32と一体に形成されてよい。可動接点33と固定接点21は、接触状態又は非接触状態になる。
例えば、可動接点33は、コイル部10が発生する電磁力がバネ31の弾性力よりも大きいとき、接近方向A(すなわち、可動接点33が固定接点21に接近する方向)に移動する。可動接点33は、接近方向Aに移動することにより、固定接点21と接触する。可動接点33が固定接点21と接触する位置は、「接触位置」という。可動接点33と固定接点21とが接触状態にあるとき、蓄電池2と負荷機器3は、電気的に接続状態となる。
例えば、可動接点33は、コイル部10が発生する電磁力がバネ31の弾性力よりも小さいとき、離反方向B(すなわち、可動接点33が固定接点21から離れる方向)に移動する。可動接点33は、離反方向Bに移動することにより、固定接点21と非接触状態になる。可動接点33と固定接点21とが非接触状態にあるとき、蓄電池2と負荷機器3は、電気的に非接続状態となる。なお、可動接点33は、離反方向Bに移動し続けることにより、ストッパ40に当接し得る。換言すると、可動接点33は、全開位置Pでストッパ40による移動の規制を受ける。
以下、バネ31Lの弾性力が付与される可動接点33は、「可動接点33L」とも記載する。また、バネ31Mの弾性力が付与される可動接点33は、「可動接点33M」とも記載する。また、バネ31Uの弾性力が付与される可動接点33は、「可動接点33U」とも記載する。
ストッパ40は、金属製部材で構成されてよい。ただし、ストッパ40の材質は、特に限定されない。ストッパ40は、可動接点33の離反方向Bへの移動を規制する。ストッパ40には、可動接点33と固定接点21とが非接触状態にあるとき、可動接点33が当接し得る。ストッパ40は、可動接点33が当接することにより、固定接点21に対する可動接点33の全開位置Pを規定する。なお、例えばリレー装置1がストッパ40を備えない場合、他の部材によって、固定接点21に対する可動接点33の全開位置Pが規定されてよい。
駆動回路50は、制御装置4の制御に基づいて、コイル部10を通電状態又は非通電状態に切替える。駆動回路50は、生成部51と、記憶部52と、制御部53とを有する。
生成部51は、コイル部10のコイル11に電気的に接続される。生成部51は、スイッチング素子等を含んで構成される。生成部51は、制御部53の制御に基づいて、コイル電流を生成する。コイル電流は、コイル部10に流す電流すなわちコイル11に流す電流である。本実施形態では、生成部51は、PWM(Pulse Width Modulation)制御に基づいて、コイル電流を生成するものとする。本実施形態では、生成部51のスイッチング素子に、制御部53からのPWM信号が入力される。生成部51のスイッチング素子は、PWM信号のデューティ比に応じて、オン/オフにスイッチングする。生成部51のスイッチング素子が、PWM信号のデューティ比に応じてスイッチングすることにより、PWM信号のデューティ比に応じたコイル電流が生成される。
以下、「PWM信号の周期」は、生成部51のスイッチング素子をオンにする期間と、生成部51のスイッチング素子をオフにする期間との和であるものとする。また、「PWMのデューティ比」は、生成部51のスイッチング素子をオンにする期間を、PWM信号の周期で除算したものとする。この場合、PWM信号のデューティ比が大きいほど、生成部51のスイッチング素子がオンする期間が長くなるため、コイル電流が増加する。つまり、PWM信号のデューティ比が大きいほど、コイル電流が増加して、コイル部10の電磁力が大きくなる。また、PWM信号のデューティ比が小さいほど、生成部51のスイッチング素子がオフする時間が短くなるため、コイル電流が低下する。つまり、PWM信号のデューティ比が小さいほど、コイル電流が低下して、コイル部10の電磁力が小さくなる。
記憶部52は、制御部53に接続される。記憶部52は、制御部53から取得した情報を格納する。記憶部52は、制御部53のワーキングメモリとして機能してよい。記憶部52は、制御部53で実行されるプログラムを格納してよい。記憶部52は、半導体メモリで構成されてよい。記憶部52は、半導体メモリに限定されず、磁気記憶媒体で構成されてよいし、他の記憶媒体で構成されてよい。記憶部52は、制御部53の一部として制御部53に含まれてよい。
制御部53は、リレー装置1の各構成部を制御する。制御部53は、例えば、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成されてよい。制御部53は、例えば、記憶部52に格納されているプログラムを読み込み、各種プログラムを実行する。
制御部53は、制御装置4から、オフ信号を取得し得る。制御部53は、オフ信号を取得すると、接触状態にある固定接点21及び可動接点33を、非接触状態に切替える。この切替えの際、制御部53は、生成部51に出力するPWM信号のデューティ比を下げることにより、コイル電流を低下させる。制御部53は、コイル電流を低下させることにより、コイル部10に発生させる電磁力を、バネ31の弾性力よりも、小さくする。コイル部10の電磁力がバネ31の弾性力よりも小さくなることにより、可動接点33は、離反方向Bに移動する。可動接点33が離反方向Bに移動することにより、固定接点21及び可動接点33は、非接触状態になる。可動接点33は、離反方向Bに移動し続けることにより、全開位置Pに到達する。制御部53は、可動接点33が全開位置Pに到達すると、PWM信号のデューティ比を0%に維持する。制御部53は、PWM信号のデューティ比を0%に維持することにより、生成部51のスイッチング素子をオフ状態に維持する。制御部53は、生成部51のスイッチング素子をオフ状態に維持することにより、固定接点21及び可動接点33を非接触状態に維持する。
図2に、図1に示すリレー装置1の動作を示すタイミングチャートを示す。図2に示す時刻t0で、固定接点21及び可動接点33は、非接触状態になっている。図2に示す時刻t0で、制御部53は、PWM信号のデューティ比を0%に維持することにより、生成部51のスイッチング素子をオフ状態に維持している。
図3に、可動接点33の速度及び変位を示すタイミングチャートを示す。図3には、図1に示す接近方向Aに移動し易い(離反方向Bに移動しにくい)可動接点33の例として、バネ31Lの弾性力が付与される可動接点33Lの速度及び変位を示す。また、図3には、図1に示す離反方向Bに移動し易い(接近方向Aに移動しにくい)可動接点33の例として、バネ31Uの弾性力が付与される可動接点33Uの速度及び変位を示す。また、図3には、参考として、バネ31Mの弾性力が付与される可動接点33Mの速度及び変位を示す。なお、図3に示す可動接点33の変位は、図1に示す固定接点21からの変位xを示す。図3に示す時刻t0では、可動接点33L,33M,33Uの何れも、全開位置Pに存在する。そのため、図3に示す時刻t0では、可動接点33L,33M,33Uの何れの変位もDである。また、可動接点33が全開位置Pにあるとき、可動接点33の動きは、ストッパ40によって阻止される。そのため、図3に示す時刻t0では、可動接点33L,33M,33Uの何れの速度も0である。
制御部53は、制御装置4から、オン信号を取得し得る。制御部53は、オン信号を取得すると、非接触状態にある固定接点21及び可動接点33を、接触状態に切替える。この切替えの際、制御部53は、コイル部10に発生させる電磁力が、バネ31のバネ定数の公差範囲に基づいて段階的に大きくなるよう制御する。制御部53は、最初の段階では、コイル部10に発生させる電磁力が、第1時間継続して、第1電磁力になるように制御する。具体的には、制御部53は、第1時間継続して、第1電磁力に応じたデューティ比のPWM信号を、生成部51に出力する。第1電磁力は、可動接点33Lが接触位置に存在する際に、バネ31Lが付与する弾性力以上であり、且つ、可動接点33Mが接触位置に存在する際に、バネ31Mが付与する前記弾性力よりも小さくなるように設定されてよい。例えば、第1電磁力は、上述の式(1)において、バネ定数kに公差範囲の下限値を代入し、且つ、距離xに0を代入することにより、算出される弾性力F1以上に設定される。且つ、第1電磁力は、上述の式(1)において、バネ定数に公差範囲の所定値を代入し、且つ距離xに0を代入することにより、算出される弾性力よりも小さくなるように設定される。また、第1時間は、バネ31Lの弾性力が付与される可動接点33Lが、固定接点21の方に移動し始めてから、固定接点21に到達するまでに掛かる時間以上であってよい。第1時間は、実験的に求められてよい。なお、第1時間は、コイル部10が通電してから電磁力を発生させるまでに時間がかかるため、後述の第2時間及び第3時間よりも長くてよい。このような構成とすることで、最初の段階では、可動接点33Lが固定接点21に到達し得る。
図2に示す例では、時刻t1で、制御部53は、制御装置4から、オン信号を取得し得る。時刻t1で、制御部53は、最初の段階の制御を開始する。制御部53は、時刻t1から第1時間T1継続して、コイル部10の電磁力が第1電磁力になるように制御する。例えば、制御部53は、第1時間T1継続して、PWM信号のデューティ比を80%にする。図2に示す例では、デューティ比の80%は、第1電磁力に応じたデューティ比である。PWM信号のデューティ比が80%に上がると、コイル電流が増加して、コイル部10の電磁力が第1電磁力になる。コイル部10の電磁力が第1電磁力になることにより、図3に示すように、時刻t1以降、可動接点33Lの速度は、比較的緩やかに増加する。すなわち、可動接点33Lが加速する。その後、可動接点33Lが接近方向Aに向って変位するに従って、バネ31Lの弾性力が増加する。そのため、可動接点33Lの加速が低下する。さらに、図3に示すように、時刻t11で、可動接点33Lの変位は、0となる。つまり、時刻t11で、可動接点33Lは、比較的、低速度で固定接点21に当たり得る。このように、時刻t11で、可動接点33Lが低速度で固定接点21に当たることにより、可動接点33Lが固定接点21に当たることで発生する衝撃が弱められ得る。可動接点33Lが固定接点21に当たることで発生する衝撃が弱められることにより、騒音が発生することが抑制され得る。なお、時刻t11以降、可動接点33Lは、固定接点21と接触状態になる。そのため、時刻t11以降、可動接点33Lの速度は0となる。なお、可動接点33Lが接触位置に存在する際に、バネ31Lが付与する弾性力と、第1電磁力が釣り合う関係にあれば、可動接点33Lが固定接点21に当たる際の衝撃は、より小さくなる。
なお、図3に示す時刻t11で、可動接点33M,33Uの何れも、全開位置Pに存在している。ただし、第1電磁力が、可動接点33M,33Uが全開位置Pに存在する際に、バネ31M,31Uが付与する弾性力よりも大きければ、可動接点33M,33Uは、全開位置Pから離れ得る。この場合、第1時間において、可動接点33M,33Uは、全開位置Pから離れて、接触位置には至らない位置に存在してよい。
制御部53は、最初の段階に続く、次の段階では、コイル部10に発生させる電磁力が、第2時間継続して、第1電磁力よりも大きい第2電磁力になるように制御する。具体的には、制御部53は、第2時間継続して、第2電磁力に応じたデューティ比のPWM信号を、生成部51に出力する。第2電磁力は、可動接点33Mが接触位置に存在する際に、バネ31Mが付与する弾性力以上であり、且つ、可動接点33Uが接触位置に存在する際に、バネ31Uが付与する前記弾性力よりも小さくなるように設定されてよい。例えば、第2電磁力は、上述の式(1)において、バネ定数kに公差範囲の所定値を代入し、且つ、距離xに0を代入することにより、算出される弾性力F1以上に設定される。且つ、第2電磁力は、上述の式(1)において、バネ定数kに公差範囲の上限値を代入し、且つ、距離xに0を代入することにより、算出される弾性力F1よりも小さくなるように設定される。また、第2時間は、所定値のバネ定数を有するバネ31Mの弾性力が付与される可動接点33Mが、例えば第2時間の開始後に、固定接点21に到達するまでに掛かる時間以上であってよい。第2時間は、実験的に求められてよい。このような構成とすることで、次の段階では、可動接点33Mが固定接点21に到達し得る。
図2に示す例では、時刻t2が、最初の段階が終了した時点である。制御部53は、時刻t2から第2時間T2継続して、コイル部10の電磁力が第1電磁力よりも大きい第2電磁力になるように制御する。例えば、制御部53は、第2時間T2継続して、PWM信号のデューティ比を85%にする。図2に示す例では、デューティ比の85%は、第2電磁力に応じたデューティ比である。PWM信号のデューティ比が85%に上がると、コイル電流が増加して、コイル部10の電磁力が第2電磁力になる。コイル部10の電磁力が第2電磁力になることにより、図3に示すように、時刻t2以降、可動接点33Mの速度は、比較的緩やかに増加する。すなわち、可動接点33Mが加速する。その後、可動接点33Mが接近方向に向って変位するに従って、バネ31Mの弾性力が増加する。そのため、可動接点33Mの加速が低下する。さらに、時刻t21で、可動接点33Mの変位は、0となる。つまり、時刻t21で、可動接点33Mは、比較的、低速度で固定接点21に当たり得る。時刻t21で、可動接点33Mが低速度で固定接点21に当たることにより、可動接点33Mが固定接点21に当たることで発生する衝撃が弱められ得る。可動接点33Mが固定接点21に当たることで発生する衝撃が弱められることにより、騒音が発生することが抑制され得る。なお、時刻t21以降、可動接点33Mは、固定接点21と接触状態になる。そのため、時刻t21以降、可動接点33Mの速度は0となる。なお、可動接点33Mが接触位置に存在する際に、バネ31Mが付与する弾性力と、第1電磁力が釣り合う関係にあれば、可動接点33Mが固定接点21に当たる際の衝撃は、より小さくなる。
なお、図3に示す時刻t21で、可動接点33Uが全開位置Pに存在している。ただし、第2電磁力が、可動接点33Uが全開位置Pに存在する際にバネ31Uが付与する弾性力よりも大きければ、可動接点33Uは、全開位置Pから離れ得る。この場合、第2時間において、可動接点33Uは、全開位置Pから離れて、接触位置には至らない位置に存在してよい。
制御部53は、第2時間が経過した後、最後の段階では、コイル部10に発生させる電磁力が、第3時間継続して、第1電磁力及び第2電磁力よりも大きい第3電磁力になるように制御する。具体的には、制御部53は、第3時間継続して、第3電磁力に応じたデューティ比のPWM信号を、生成部51に出力する。第3電磁力は、可動接点33Uが接触位置に存在する際に、バネ31Uが付与する弾性力以上に設定されてよい。例えば、第3電磁力は、上述の式(1)において、バネ定数kに公差範囲の上限値を代入し、且つ、距離xに0を代入することにより、算出される弾性力F1以上に設定される。また、第3時間は、公差範囲の上限値のバネ定数を有するバネ31Uの弾性力が付与される可動接点33Uが、例えば第3時間の開始後に、固定接点21に到達するまでに掛かる時間以上であってよい。第3時間は、実験的に求められてよい。このような構成とすることで、最後の段階では、可動接点33Uが固定接点21に到達し得る。
図2に示す例では、時刻t3で、制御部53は、最後の段階の制御を開始する。制御部53は、時刻t3から第3時間T3継続して、コイル部10の電磁力が第3電磁力になるように制御する。例えば、制御部53は、第3時間T3継続して、PWM信号のデューティ比を90%にする。図2に示す例では、デューティ比の90%は、第3電磁力に応じたデューティ比である。PWM信号のデューティ比が90%に上がると、コイル電流が増加して、コイル部10の電磁力が第3電磁力になる。コイル部10の電磁力が第3電磁力になることにより、図3に示すように、時刻t3以降、可動接点33Uの速度は、比較的緩やかに増加する。すなわち、可動接点33Uが加速する。その後、可動接点33Uが接近方向に向って変位するに従って、バネ31Uの弾性力が増加する。そのため、可動接点33Uの加速が低下する。さらに、時刻t31で、可動接点33Uの変位は、0となり得る。つまり、時刻t31で、可動接点33Uは、比較的、低速度で固定接点21に当たり得る。時刻t31で、可動接点33Uが低速度で固定接点21に当たることにより、可動接点33Uが固定接点21に当たることで発生する衝撃が弱められ得る。可動接点33Uが固定接点21に当たることで発生する衝撃が弱められることにより、騒音が発生することが抑制され得る。なお、可動接点33Uが接触位置に存在する際に、バネ31Uが付与する弾性力と、第1電磁力が釣り合う関係にあれば、可動接点33Uが固定接点21に当たる際の衝撃は、より小さくなる。
このような構成により、バネ31が、公差範囲の何れのバネ定数を有する場合であっても、図2に示す時刻t4までに、バネ31の可動接点33は、固定接点21に到達し得る。また、コイル部10の電磁力が段階的に大きくなることにより、バネ31が公差範囲の何れのバネ定数を有する場合であっても、可動接点33が固定接点21に当たることにより発生する衝撃が弱められて、騒音が発生することが抑制され得る。
なお、非接触状態にある固定接点21及び可動接点33を、接触状態に切替える際にかける時間は、リレー装置1において規定された、リレー装置1に接続された装置を電気的に接続状態にさせる際の動作時間と同程度であってよい。例えば、図2に示す時刻t1から時刻t4までの時間Ttは、リレー装置1において規定された、図1に示す蓄電池2と負荷機器3とを電気的に接続状態にさせる際の動作時間と同程度であってよい。この場合、第1時間、第2時間及び第3時間は、規定された動作時間に基づいて、適宜調整されてよい。また、第1時間と第2時間との間に、第1電磁力よりも大きく、第2電磁力よりも小さい電磁力を発生させる時間帯を設ける等、より多段階に電磁力を増加させるようにしてもよい。すなわち、第1時間と第3時間との間には、第2時間のみに限られず、適宜段階的に電磁力を増加させるようにしてもよい。
制御部53は、固定接点21及び可動接点33を接触状態に切替えると、PWM信号のデューティ比を100%に維持することにより、生成部51のスイッチング素子をオン状態に維持する。制御部53は、生成部51のスイッチング素子をオン状態に維持することにより、固定接点21及び可動接点33を接触状態に維持する。
[リレー装置の動作例]
図4は、図1に示すリレー装置1の動作を示すフローチャートである。制御部53は、制御装置4からオン信号を取得すると、図4に示す処理を開始し得る。
制御部53は、第1時間継続して、コイル部10に発生させる電磁力が第1電磁力になるように制御する(ステップS10)。
制御部53は、第2時間継続して、コイル部10に発生させる電磁力が第2電磁力になるように制御する(ステップS11)。
制御部53は、第3時間継続して、コイル部10に発生させる電磁力が第3電磁力になるように制御する(ステップS12)。
ここで、比較例として、コイル部の電磁力を時間に比例させて連続的に増加させる制御を想定する。この比較例では、バネ定数が公差範囲内でばらつく場合、連続的に電磁力が増加するに従って可動接点の加速を、効果的に低減させることができない。そのため、比較例では、可動接点が加速し続けながら固定接点に当たり、騒音が発生し得る。
これに対し、本実施形態に係るリレー装置1では、非接触状態にある固定接点21及び可動接点33を、接触状態に切替える際、コイル部10の電磁力が、バネ31のバネ定数の公差範囲に基づいて、段階的に大きくなるよう制御する。このような構成により、バネ31が公差範囲の何れのバネ定数を有する場合であっても、可動接点33は、ストッパ40から離れた後、バネ31の弾性力によって減速した状態で固定接点21に当り得る。そのため、本実施形態に係るリレー装置1では、騒音が発生することが抑制され得る。
さらに、本実施形態に係るリレー装置1では、コイル部10の電磁力を連続的に大きくするのではなく、段階的に大きくしている。ここで、コイル部10の電磁力を連続的に大きくすると、可動接点33が振動してしまう場合がある。可動接点33が振動すると、チャタリングが発生してしまう場合がある。本実施形態では、コイル部10の電磁力を段階的に大きくすることにより、可動接点33が振動してしまい、チャタリングが発生してしまうことが抑制され得る。本実施形態では、チャタリングが発生することを抑制することにより、リレー装置1の耐久性を向上させることができる。
本開示に係る一実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、本実施形態では、コイル部10の電磁力が段階的に大きくなる制御として、コイル部10の電磁力が、第1電磁力、第2電磁力及び第3電磁力の3段階で大きくなるものとして説明した。ただし、これに限定されない。コイル部10の電磁力は、バネ31のバネ定数の公差範囲に基づいて段階的に大きくなるように制御されればよい。また、第1時間の前に、可動接点33Lが全開位置Pに存在する際に、バネ31Lが付与する弾性力以上であって、且つ、可動接点33Lが接触位置に存在する際に、バネ31Lが付与する弾性力よりも小さい電磁力(例えばデューティ比で75%)を、所定時間付与するステップを設けてもよい。これにより、可動接点33Lは当ステップで、ストッパ40から離反し、ストッパ40と固定接点21との間で保持される。その後、第1時間で可動接点33Lが接触位置に到達する。この場合の所定時間は、第1時間、第2時間及び第3時間よりも長くし、第1時間を、第2時間及び第3時間と同一としてもよい。
1 リレー装置
2 蓄電池
3 負荷機器
4 制御装置
10 コイル部
11 コイル
20 端子板
21 固定接点
30 端子板
31,31L,31M,31U バネ
32 可動片
33,33L,33M,33U 可動接点
40 ストッパ
50 駆動回路
51 生成部
52 記憶部
53 制御部

Claims (11)

  1. 固定接点と、
    可動接点と、
    前記可動接点が前記固定接点から離れる方向に弾性力を付与するバネと、
    通電することにより、前記可動接点を前記固定接点の方に移動させる電磁力を発生させるコイル部と、
    前記コイル部に流すコイル電流を制御することにより、前記電磁力を制御する駆動回路と、を備え、
    前記駆動回路は、
    非接触状態にある前記固定接点及び前記可動接点を接触状態に切替える際、前記電磁力が、第1時間継続して、第1電磁力になるように制御し、その後、前記電磁力が前記第1電磁力から段階的に大きくなるよう制御し、前記電磁力が前記第1電磁力から段階的に大きくなるように制御する最後の段階では、前記電磁力が前記第1電磁力よりも大きい所定の電磁力になるように制御し、
    前記第1電磁力は、前記可動接点が前記固定接点と接触する接触位置に存在する際に、公差範囲の下限値のバネ定数を有する前記バネが付与する弾性力以上であり、且つ、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の中央値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力よりも小さく、
    前記所定の電磁力は、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の上限値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力以上である、リレー装置。
  2. 請求項に記載のリレー装置であって、
    前記第1時間は、前記公差範囲の下限値のバネ定数を有する前記バネの弾性力が付与される前記可動接点が、前記固定接点に到達するまでに掛かる時間以上である、リレー装置。
  3. 請求項1又は2に記載のリレー装置であって、
    前記駆動回路は、前記電磁力が段階的に大きくなるように制御する際の最初の段階に続く、次の段階では、前記電磁力が、第2時間継続して、前記第1電磁力よりも大きい第2電磁力になるように制御する、リレー装置。
  4. 請求項に記載のリレー装置であって、
    前記第2電磁力は、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記中央値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力以上であり、且つ、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の上限値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力よりも小さい、リレー装置。
  5. 請求項に記載のリレー装置であって、
    前記第2時間は、前記中央値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力が付与される前記可動接点が、前記固定接点に到達するまでに掛かる時間以上である、リレー装置。
  6. 請求項3から5までの何れか一項に記載のリレー装置であって、
    前記第1時間は、前記第2時間よりも長い、リレー装置。
  7. 請求項3から6までの何れか一項に記載のリレー装置であって、
    前記駆動回路は、前記第2時間が経過した後、前記電磁力が、第3時間継続して、前記所定の電磁力になるように制御する、リレー装置。
  8. 請求項に記載のリレー装置であって、
    前記第3時間は、前記公差範囲の上限値のバネ定数を有する前記バネの弾性力が付与される前記可動接点が、前記固定接点に到達するまでに掛かる時間以上である、リレー装置。
  9. 請求項7又は8に記載のリレー装置であって、
    前記第1時間は、前記第3時間よりも長い、リレー装置。
  10. 請求項1から9までの何れかに記載のリレー装置であって、
    前記駆動回路は、PWM(Pulse Width Modulation)制御に基づいて、前記コイル電流を生成する、リレー装置。
  11. リレー装置の制御方法であって、
    前記リレー装置は、
    固定接点と、
    可動接点と、
    前記可動接点が前記固定接点から離れる方向に弾性力を付与するバネと、
    通電することにより、前記可動接点を前記固定接点の方に移動させる電磁力を発生させるコイル部と、
    前記コイル部に流すコイル電流を制御することにより、前記電磁力を制御する駆動回路と、を備え、
    前記駆動回路によって、非接触状態にある前記固定接点及び前記可動接点を接触状態に切替える際、前記電磁力が、第1時間継続して、第1電磁力になるように制御するステップと、
    前記駆動回路によって、前記電磁力が前記第1電磁力から段階的に大きくなるよう制御するステップと
    前記駆動回路によって、前記電磁力が前記第1電磁力から段階的に大きくなるように制御する最後の段階では、前記電磁力が前記第1電磁力よりも大きい所定の電磁力になるように制御するステップと、を含み、
    前記第1電磁力は、前記可動接点が前記固定接点と接触する接触位置に存在する際に、公差範囲の下限値のバネ定数を有する前記バネが付与する弾性力以上であり、且つ、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の中央値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力よりも小さく、
    前記所定の電磁力は、前記可動接点が前記接触位置に存在する際に、前記公差範囲の上限値のバネ定数を有する前記バネが付与する前記弾性力以上である、リレー装置の制御方法。
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