JP6675710B2 - 板材連結機構、区画室及び機構連結方法 - Google Patents

板材連結機構、区画室及び機構連結方法 Download PDF

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Description

本発明は、板材を直線状に又は直角状に連結するための板材連結機構並びにこれを用いた区画室及び機構連結方法に関する。
従来、ブースやルームの区画壁などを形成する板材を直線状に又は直角状に連結するための板材連結機構が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1のパネルの連結構造においては、連結する双方のパネルに対して相互に180°反転した姿勢で固定された同一の断面形状を有するチャンネル材を相互に連結方向に嵌合させることによって、両パネルが直線状に連結される。両パネルを直角状に連結する場合には、別のチャンネル材が用いられる。
特許文献2の壁パネルの接続構造においては、連結する双方の板材にパイプ状のフレームを固定し、各フレームに設けたスリットにジョイナーを挿入して各フレームを相互に接合することにより、両板材が連結される。両板材を直線状に連結する場合と、直角状に連結する場合とで、異なるフレーム及びジョイナーが使用される。
特許文献3のパネルジョイナーにおいては、中心軸の周りで回転可能に積層した複数枚の連結用プレートの一部を連結される一方のパネルの方に向けてそのパネルに固定するとともに、他の連結用プレートを他方のパネルの方に向けてそのパネルに固定することにより、両パネルが連結される。
実開平2−32515号公報 実開昭63−127508号公報 特開昭61−246443号公報
しかしながら、上記引用文献1のチャンネル材によれば、パネルを直線状に連結する場合と直角状に連結する場合とで、異なるチャンネル材を用意する必要がある。また、直線状に連結する場合、チャンネル材を連結方向に嵌合させるので、連結方向における連結強度が十分でない場合がある。さらに、チャンネル材が、パネルの板面に固定されるので、邪魔になる場合がある。
また、上記引用文献2の壁パネルの接続構造によれば、両板材を直線状に連結する場合と、直角状に連結する場合とで、異なるフレーム及びジョイナーを使用する必要がある。また、フレームが、板材の板面から突出しているので、邪魔になる場合がある。
また、上記引用文献3のパネルジョイナーによれば、積層した複数枚の連結用プレートを用いているので、連結用プレートをパネルの接続される端面の全体にわたって取り付けるのが困難であるとともに、連結用プレートの間が密閉されない。したがって、連結用プレート間の密閉性を確保しつつ連結用プレートを連結するのには不適当である。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、より少ない部品で板面からの突出が無くかつ密閉性に優れた板材連結機構並びにこれを用いた区画室及び機構連結方法を提供することにある。
第1発明に係る板材連結機構は、
第1板材と第2板材とを連結するための板材連結機構であって、
前記第1板材の連結される側の端面である第1端面に固定される第1機構と、
前記第2板材の連結される側の端面である第2端面に固定される第2機構とを備え、
前記第1機構は、
前記第1端面の長さ方向に沿って延在して前記第1板材の板面に垂直な垂直面と、
前記第1端面の長さ方向に沿って延在して前記第1板材の板面に平行な平行面とを備え、
前記第2機構は、前記垂直面に接する垂直面接面と、前記平行面に接する平行面接面とを備え、
前記垂直面、平行面、垂直面接面及び平行面接面には、該垂直面と該垂直面接面との間又は該平行面と該平行面接面との間のいずれか一方の間で対向する2つの凹条により挿入部材が挿入される挿入孔が形成され、他方の間で対向する凸条と凹条とが嵌合するように該凸条又は該凹条が形成されており、
前記凸条、凹条、挿入部材及び挿入孔は、前記凸条と凹条との嵌合及び前記挿入部材の前記挿入孔への挿入によって前記第1機構と前記第2機構との間の連結を確立し得る横断面形状を有することを特徴とする。
より具体的な態様においては、第1発明に係る板材連結機構は、
第1板材と第2板材とを、該第1板材及び該第2板材が直線状を成す第1連結状態で、又は該第1板材及び該第2板材が直角状を成す第2連結状態で連結するための板材連結機構であって、
前記第1板材の連結される側の端面である第1端面に固定される第1機構と、
前記第2板材の連結される側の端面である第2端面に固定される第2機構とを備え、
前記第1機構は、
前記第1端面の長さ方向に沿って延在して前記第1板材の板面に垂直な第1面と、
前記第1端面の長さ方向に沿って延在して前記第1板材の板面に平行な第2面とを備え、
前記第2機構は、
前記第1連結状態において前記第1面に接し、前記第2連結状態において前記第2面に接する第1接面と、
前記第1連結状態において前記第2面に接し、前記第2連結状態において前記第1面に接する第2接面とを備え、
前記第1面、第2面、第1接面及び第2接面には、前記第1連結状態において接する第1面と第1接面との間又は第2面と第2接面との間のいずれか一方の間で対向する2つの凹条により挿入部材が挿入される挿入孔が形成され、他方の間で対向する凸条と凹条とが嵌合するように、かつ前記第2連結状態において接する第1面と第2接面との間、又は第2面と第1接面との間のいずれか一方の間で対向する2つの凹条により挿入部材が挿入される挿入孔が形成され、他方の間で対向する凸条と凹条とが嵌合するように、該凸条又は該凹条が形成されており、
前記凸条、凹条、挿入部材及び挿入孔は、前記第1又は第2連結状態における挿入及び嵌合によって前記第1機構と前記第2機構との間の連結を確立し得る横断面形状を有することを特徴とする。
ここで、第1面及び第2面は、それぞれ上述の垂直面及び平行面に相当する。第1連結状態における第1接面及び第2接面は、それぞれ上述の垂直面接面及び平行面接面に対応する。また、第2連結状態における第1接面及び第2接面は、それぞれ上述の平行面接面及び垂直面接面に対応する。
第1発明によれば、第1機構の第1面及び第2面を、それぞれ第2機構の第1接面及び第2接面に接触させて第1面と第1接面との間又は第2面と第2接面との間のいずれか一方の間で挿入孔を形成し、他方の間で凸条と凹条とを嵌合させ、挿入孔に挿入部材を挿入することにより、第1連結状態における第1機構と第2機構との間の連結を確立し、第1板材と第2板材とを第1連結状態で連結することができる。
また、第1機構の第1面及び第2面を、それぞれ第2機構の第2接面及び第1接面に接触させて第1面と第2接面との間、又は第2面と第1接面との間のいずれか一方の間で挿入孔を形成し、他方の間で凸条と凹条とを嵌合させ、挿入孔に挿入部材を挿入することにより、第2連結状態における第1機構と第2機構との間の連結を確立し、第1板材と第2板材とを第2連結状態で連結することができる。
なお、第2連結状態では、第1機構及び第2機構相互間の長さ方向における位置関係が、第1連結状態の場合と逆になる。
したがって、第1機構及び第2機構と挿入部材とを用いるだけで、第1板材及び第2板材を、第1連結状態(直線状)及び第2連結状態(直角状)のいずれの状態においても容易かつ迅速に連結することができる。また、第1機構の第1面、第2面及び第2機構の第1接面、第2接面を第1板材及び第2板材の両板面の間に配置できるので、第1機構及び第2機構が第1板材又は第2板材から突出して邪魔になるのを回避することができる。
また、第1連結状態及び第2連結状態のいずれの状態においても、第1面と第1接面又は第2接面とが接し、第2面と第2接面又は第1接面とが接し、かつこれらの接する面において凸条と凹条が嵌合し、かつ挿入孔に挿入部材が挿入されるので、第1機構及び第2機構間の高い密閉性を容易に確保することができる。
なお、第1機構と第2機構との間の連結を確立し得る凸部、凹部及び挿入部材の形状としては、凸部と凹部との嵌合及び挿入孔への挿入部材の挿入がなされた状態において、板材連結機構の横断面に平行な面でみて、第1板材又は第2板材に平行又は直交する方向に加え、他の方向においても第1機構及び第2機構を相互に拘束できるような形状を選択する必要がある。
第2発明に係る板材連結機構は、第1発明において、
前記第1機構は、前記第1端面の長さ方向に沿って延在し、かつ前記第1板材の板面に垂直な第3面を備え、
前記第3面には前記第1端面の長さ方向に沿った凹条が設けられており、
前記第2機構は、前記第1連結状態において前記第3面と接する第3接面を備え、
前記第3接面には、前記第1連結状態において前記第3面の凹条と嵌合する凸条が設けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、第1連結状態においては、第3面と第3接面とが接し、これらの面の凸条と凹条が嵌合するので、第1機構及び第2機構間の高い密閉性をより容易に確保するとともに、第1機構及び第2機構間の結合強度を増大させることができる。
第3発明に係る板材連結機構は、第1又は第2発明において、
前記第1面及び第2面の凸条又は凹条として、該第1面に第1凸条が設けられ、該第2面に第1凹条が設けられており、
前記第1接面の凸条又は凹条として、該第1接面には、前記第1連結状態において前記第1面の第1凸条が嵌合し、及び前記第2連結状態において、前記挿入部材が挿入されることにより該第2連結状態を確立するための前記挿入孔を前記第2面の第1凹条との間で構成する第2凹条が設けられており、
前記第2接面の凹条又は凸条として、該第2接面には、前記第1連結状態において前記挿入部材が挿入されることにより該第1連結状態を確立するための前記挿入孔を前記第2面の第1凹条との間で構成し、及び前記第2連結状態において前記第1面の第1凸条が嵌合する第3凹条が設けられていることを特徴とする。
第3発明によれば、第1連結状態において、挿入孔が第1機構の第2面と第2機構の第2接面との間に形成されるので、第1部材と第2部材との安定した連結を維持することができる。
第4発明に係る板材連結機構は、第1〜第3のいずれかの発明において、
前記第1機構及び前記第2機構は、前記第1連結状態において前記挿入孔の中心軸線について回転対称であることを特徴とする。
第4発明によれば、第1機構及び第2機構を同一の部品として構成することができる。したがって、部品点数を減少させることができる。
第5発明に係る板材連結機構は、第1〜第4のいずれかの発明において、
前記挿入孔を構成する2つの凹条のうちの一方を有する前記第1機構又は前記第2機構には、該一方の凹条の長さ方向に延びて前記挿入部材より大きい長さ及び幅を有する干渉回避手段としての逃げ穴(切欠き)が設けられており、該干渉回避手段としての逃げ穴は、該一方の凹条の一部区間に存在していることを特徴とする。
第5発明によれば、挿入孔を構成する2つの凹条のうちの他方の凹条内に挿入部材を配置して固定しておき、その挿入部材が干渉回避手段としての逃げ穴に入る長さ方向の位置関係で一方の凹条と他方の凹条との間に挿入孔が構成されるように第1機構及び第2機構を接触させ、そして、第1機構及び第2機構を、長さ方向において相互に逆方向にスライドさせることによって挿入孔に挿入部材が挿入された状態とすることができる。
これによれば、第1機構と第2機構を連結させるとき、相互に接触させた第1機構及び第2機構の端部から長い挿入部材を挿入する必要はなく、第1機構及び第2機構をスライドさせるだけで容易に連結を行うことができる。したがって、予め挿入部材を他方の凹条に固定しておくことにより、現場での第1機構及び第2機構の連結を効率的に行うことができる。
第6発明に係る区画室は、第1〜第5のいずれかの発明に係る板材連結機構により連結された板材で形成された区画壁を備えることを特徴とする。
第6発明によれば、第1〜第5発明による利益を享受しつつ、密閉性の高い区画室を容易かつ迅速に構成することができる。
第7発明に係る区画室は、可搬性に優れた組立型の治療室等の医療用に使用できることを特徴とする。第7発明によれば、被災地などで、緊急性の高い医療行為を行うための救急治療室を、容易かつ迅速に設置することができる。その際に、区画室を、医療用に適した密閉性の高いものとして提供することができる。
第8発明に係る機構連結方法は、第5発明に係る板材連結機構の第1機構と第2機構との間の連結を確立する機構連結方法であって、
まず、前記第1機構と前記第2機構との間で挿入孔を構成する2つの凹条のうちの他方の凹条内に挿入部材を配置して固定しておき、
次に、該挿入部材が前記2つの凹条のうちの一方の凹条の一部区間に存在している干渉回避手段としての逃げ穴に入る長さ方向の位置関係で、前記2つの凹条のうちの一方の凹条と他方の凹条との間に前記挿入孔が構成されるように第1機構及び第2機構を接触させ、
そして、第1機構又は第2機構を長さ方向に移動させて前記一方の凹条に前記挿入部材を嵌合させることにより前記連結を確立することを特徴とする。
第8発明によれば、上述のように、第1機構又は第2機構を長さ方向に移動させて一方の凹条に挿入部材を嵌合させることにより、挿入孔に挿入部材が挿入されたのと同等の状態となり、第1機構及び第2機構の連結が確立される。これにより、第5発明の場合と同様の効果を得ることができる。
第1実施形態の板材連結機構により第1連結状態で板材を連結した様子を示す断面図である。 第1実施形態の板材連結機構により第2連結状態で板材を連結した様子を示す断面図である。 第1実施形態に係る板材連結機構の第1機構及び第2機構を示す断面図である。 第1実施形態の板材連結機構で連結された板材で形成された区画壁を有する区画室を示す斜視図である。 図5Aは、本発明の第2実施形態に係る板材連結機構を第1連結状態で連結する手順において第1機構に棒状部材を固定する様子を示す図、図5Bは、同手順において第2機構に棒状部材を固定する様子を示す図、図5Cは、同手順において第1機構に第2機構を重ねた様を示す図、図5Dは、同手順において第2機構をスライドさせて連結を確立した様子を示す図である。 図6Aは、本発明の第2実施形態に係る板材連結機構を第2連結状態で連結する手順において第1機構に棒状部材を固定する様子を示す図、図6Bは、同手順において第2機構に棒状部材を固定する様子を示す図、図6Cは、同手順において第1機構に第2機構を重ねた様を示す図、図6Dは、同手順において第2機構をスライドさせて連結を確立した様子を示す図である。 第1機構及び第2機構の凸条及び凹条の横断面形状の他の例を示す断面図である。 第1機構及び第2機構の凸部及び凹部の横断面形状として採用できない形状の例を示す断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る板材連結機構1は、板材60と板材70とを、これらが図1のように直線状を成す第1連結状態で、又はこれらが図2のように直角状を成す第2連結状態で連結するために用いられる。図1及び図2においては、板材連結機構1の横断面が示されている。
板材連結機構1は、板材60の連結される側の端面である端面61に固定される第1機構10aと、板材70の連結される側の端面である端面71に固定される第2機構10bとを備える。本実施形態では、第1機構10a及び第2機構10bは、同一の部品で構成される。
第1機構10a及び10bは、それぞれ板材60の端面61部分又は板材70の端面71部分を嵌合して固定するための凹溝部18を有し、第1機構10aは端面61に沿った方向の長さを有し、第2機構10bは端面71に沿った方向の長さを有する。
図3に示すように、第1機構10a及び第2機構10bは、それぞれ、その凹溝部18に固定される板材60又は70の端面61又は71の長さ方向に沿って延在して該板材60又は70の板面に垂直な第1面11と、該端面61又は71の長さ方向に沿って延在して該板材60又は70の板面に平行な第2面12とを備える。第1面11及び第2面12は、L字状に接続して端面61又は71に沿った辺を有する角部13を形成している。
第1面11には端面61の長さ方向に沿った第1凸条14が設けられ、第2面12には該方向に沿った第1凹条15が設けられる。第1凸条14及び第1凹条15の表面は、横断面がほぼ同じ半径の半円形状を有する。そして、角部13の辺から第1凸条14及び第1凹条15までの距離は等しい。
第1機構10a及び第2機構10bは、さらに、その凹溝部18に固定される板材60又は70の端面61又は71の長さ方向に沿って延在し、かつ該板材60又は70の板面に垂直な第3面16を備える。第3面16は、第2面12に対し、第1面11と反対側に折れ曲って隣接する。第3面16には該端面61又は71の長さ方向に沿った第2凹条17が設けられる。
第1連結状態における第1機構10a及び第2機構10bは、それらの第2面12の間に形成される挿入孔40(図1参照)の中心軸線について回転対称であり、相互に対峙した姿勢を有する。第2連結状態では、第1連結状態の場合に対し、第1機構10a及び第2機構10bのうちの一方が他方に対して、長さ方向について反転した姿勢で用いられる。
なお、第2機構10bの第1面11、第2面12及び第3面16は、それぞれ本願発明の第3接面、第2接面及び第1接面に相当する。
図1の第1連結状態においては、第1機構10aの第1凸条14及び第2凹条17は、対応する第2機構10bの第2凹条17及び第1凸条14と嵌合することにより、図1中のY方向における第1機構10a及び第2機構10b間の連結を保持する機能を有する。また、第1機構10aの第1凹条15は、対応する第2機構10bの第1凹条15との間で形成する挿入孔40と、これに挿入される棒状部材30との協働により、図1中のX方向における第1機構10a及び第2機構10b間の連結を保持する機能を有する。
なお、上記のX方向及びY方向は、第1機構10a及び第2機構10bの長さ方向に垂直な平面(XY平面)上で第1面11又は第3面16に垂直及び平行な方向である。
図2の第2連結状態においては、第1機構10aの第1凸条14は、対応する第2機構10bの第1凹条15と嵌合することにより、図2中のX方向における第1機構10a及び第2機構10b間の連結を保持する機能を有する。また、第1機構10aの第1凹条15は、対応する第2機構10bの第2凹条17との間で形成する挿入孔40と、これに挿入される棒状部材30との協働により、図2中のY方向における第1機構10a及び第2機構10b間の連結を保持する機能を有する。
なお、図2中のX方向及びY方向は、第1機構10a及び第2機構10bの長さ方向に垂直な平面(XY平面)でみて、それぞれ第1板材60及び第2板材70の板面に垂直な方向である。
なお、第1連結状態及び第2連結状態のいずれの場合においても、上記のX方向の連結及びY方向の連結の双方が保持されることにより、第1機構10a及び第2機構10b間の連結が成立し、いずれか一方のみでは成立しない。
この構成において、板材60と板材70とを第1連結状態で(直線状に)連結する際には、まず、板材60の端面61部分を第1機構10aの凹溝部18に挿入して固定し、板材70の端面71部分を第2機構10bの凹溝部18に挿入して固定する。
次に、第1機構10aの第1面11、第2面12及び第3面16を、第2機構10bの第3面16、第2面12及び第1面11にそれぞれ接するように合わせる。これにより、第1機構10aの第1凸条14及び第2凹条17と、第2機構10bの第2凹条17及び第1凸条14とがそれぞれ嵌合する。これにより、上述の図1中のY方向における第1機構10a及び第2機構10b間の連結が保持されることになる。また、これと同時に、第1機構10a及び第2機構10b双方の第1凹条15により挿入孔40が形成される。
次に、この挿入孔40に棒状部材30を挿入する(図1参照)。これにより、上述の図1中のX方向における第1機構10a及び第2機構10b間の連結が保持されることになる。この結果、第1機構10a及び第2機構10bが相互に固定され、板材60及び板材70の第1連結状態での連結が完了する。
なお、上記の第1機構10aの第1面11、第2面12、第3面16を第2機構10bの第3面16、第2面12、第1面11に合わせて挿入孔40に棒状部材30を挿入する操作に代えて、予め第1機構10a又は第2機構10bのうちの一方の第1凹条15に棒状部材30を固定しておき、第1機構10aに対して第2機構10bを板材70とともに長さ方向にスライドさせて嵌合させるようにしてもよい。これにより、挿入孔40に棒状部材30が挿入された状態となる。
一方、板材60と板材70とを第2連結状態で(直角状に)連結する際には、第1連結状態で連結する場合と同様に、まず、板材60の端面61部分を第1機構10aの凹溝部18に固定し、板材70の端面71部分を第2機構10bの凹溝部18に固定する。ただし、板材70に対する機構10の固定は、第1連結状態で連結する際に板材70に固定した場合に対し、長さ方向に反転した姿勢で行う。
次に、第1機構10aの第1面11、第2面12及び第3面16を、第2機構10bの第2面12、第3面16及び対応する側面27にそれぞれ接するように合わせる(図2参照)。これにより、第1機構10aの第1面11の第1凸条14が、第2機構10bの第2面12の第1凹条15に嵌合する。これにより、上述の図2中のX方向における第1機構10a及び第2機構10b間の連結が保持されることになる。これとともに、第1機構10aの第2面12の第1凹条15と第1機構10aの第3面16の第2凹条17とで挿入孔40が形成される。
そして、この挿入孔40に棒状部材30を挿入する。これにより、上述の図2中のY方向における第1機構10a及び第2機構10b間の連結が保持されることになる。この結果、第1機構10a及び第2機構10bが相互に固定され、板材60及び板材70の第2連結状態での連結が完了する。
なお、上記の第1機構10aの第1面11、第2面12及び第3面16を、第2機構10bの第2面12、第3面16及び側面27に合わせて挿入孔40に棒状部材30を挿入する操作に代えて、予め第1機構10aの第1凹条15又は第2機構10bの第2凹条17に棒状部材30を固定しておき、第1機構10aに対して第2機構10bを板材70とともに長さ方向にスライドさせて嵌合させるようにしてもよい。
図4は、このようにして板材連結機構1により連結された板材51で形成された区画壁52を有する区画室50を示す。この区画室50は、治療などの医療行為を行うためのものであるため、天井53が設けられており、外部空間との空気の流通は極力遮断されているのが好ましい。したがって、区画壁52を構成する板材51の連結部分は、下端から上端に至るまで、板材連結機構1で覆われており、気密性が確保されている。
このような区画室50を形成する際には、板材51の連結される側の端面に、予め板材連結機構1、あるいはさらに棒状部材30が固定された状態で現場に板材51を搬入し、上述のようにして板材51同士を連結することにより、極めて容易かつ迅速に区画室50の区画壁52を形成することができる。
なお、気密性を必要としないブースなどの区画壁を形成する場合には、板材の連結部分には、上下方向において部分的に板材連結機構1を配置してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、第1機構10a及び第2機構10bと棒状部材30とを用いるだけで、板材60及び板材70を、第1連結状態及び第2連結状態のいずれの状態でも容易かつ迅速に連結することができる。また、第1機構10a及び第2機構10bの第1面11、第2面12、第3面16及を板材60及び板材70の両板面の間に配置できるので、第1機構10a及び第2機構10bが板面から突出して邪魔になるのを回避することができる。
また、第1連結状態及び第2連結状態において、第1機構10aの第1面11及び第2面12と、第2機構10bの第2面12及び第1面11、又は第3面16及び第2面12とが接し、第1凸条14と第2凹条17又は第1凹条15とが嵌合し、さらに、挿入孔40に棒状部材30が挿入されるので、第1機構10a及び第2機構10b間の高い密閉性を容易に確保することができる。
また、第2連結状態では、第1機構10a及び第2機構10bを長さ方向について反転した姿勢で用いることにより、板材60に対し、板材70を逆方向に直角状に連結することができる。
図5A〜図5Dは、第2実施形態の板材連結機構を構成する第1機構10cと第2機構10dを連結する手順を示す概略図である。図5A〜図5Dには、それぞれの上部において、対応する第1機構10c又は第2機構10dを長さ方向に沿って見た場合の様子が示されている。
第1機構10cには、挿入孔を構成する一方の第1凹条15の長さ方向に延びて挿入部材としての棒状部材30aより大きい長さ及び幅を有する干渉回避手段としての逃げ穴(切欠き)19が設けられている。第1凹条15は、干渉回避手段としての逃げ穴19の長さ方向両側に分かれて延在している。すなわち、干渉回避手段としての逃げ穴19は、第1凹条15の一部区間に存在している。
第1機構10cの他の構成は、図3の第1機構10aと同様である。また、第2機構10dの構成は、図3の第1機構10aと同様である。
この構成において、板材を第1連結状態で連結するために第1機構10c及び第2機構10dを連結する際には、まず、図5Aのように、棒状部材30aを第1機構10cの第1凹条15の上端部内に配置し、接着剤などで固定する。
次に、図5Bのように、棒状部材30aと同様の棒状部材30bを第2機構10dの第1凹条15の中央部に配置するとともに、棒状部材30aを第2機構10dの第1凹条15の下端部内に配置し、接着剤などで固定する。このとき、第2機構10dの一端から、配置された棒状部材30bの下端までの距離は、第1機構10cの対応する一端から逃げ穴19の上端までの距離にほぼ等しい。
次に、第2機構10dをその中心軸線の周りに回転させて、図5Cのように、第1機構10cの第1凹条15と第2機構10dの第1凹条15との間に挿入孔が構成され、かつ棒状部材30bが干渉回避手段としての逃げ穴19に入る位置関係で第1機構10c及び第2機構10dを接触させ、第2機構10dを、長さ方向にスライドさせる。これにより、図5Dのように、挿入孔に棒状部材30a及び30bが挿入された状態となり、第1機構10c及び第2機構10dが相互に連結した状態となる。
一方、板材を第2連結状態連結するために第1機構10c及び第2機構10dを(直角状に)連結する際には、まず、図6Aのように、棒状部材30aを第1機構10cの第1凹条15の上端部内に配置し、接着剤などで固定する。また、図6Bのように、第2機構10dの第2凹条17の中央部に棒状部材30bを配置し、下端部内に棒状部材30a配置して、接着剤などで固定する。
次に、第2機構10dをその中心軸線の周りに回転させる。そして、図6Cのように、第1機構10cの第1凹条15と第2機構10dの第2凹条17との間に挿入孔が構成され、かつ棒状部材30bが干渉回避手段としての逃げ穴19に入る位置関係で第1機構10c及び第2機構10dを接触させる。そして、図6Dのように、第2機構10dを、長さ方向にスライドさせる。これにより、挿入孔に棒状部材30a及び30bが挿入された状態となり、第1機構10c及び第2機構10dが相互に連結した状態となる。
なお、このようにして第1機構10c及び第2機構10d間の適切な連結が確立されるように、干渉回避手段としての逃げ穴19の位置や寸法、棒状部材30a、30bの長さや第1凹条15、第2凹条17内への配置位置などが予め設定される。
本実施形態によれば、第1機構10c及び第2機構10dを連結させるとき、形成される挿入孔に対して第1機構10c及び第2機構10dの端部側から長い棒状部材を挿入する必要なく、第1機構10c及び第2機構10dをスライドさせるだけで、容易に第1機構10c及び第2機構10d間の連結を確立することができる。したがって、予め棒状部材30a、30bを第1機構10c及び第2機構10dの第1凹条15又は第2凹条17に固定しておくことにより、第1機構10c及び第2機構10d間の連結が必要とされる現場において、その連結を効率的に行うことができる。
なお、本実施形態は、第1機構10c及び第2機構10dがかなり長い場合に有効である。このような場合には、第1実施形態によれば、長い棒状部材30を挿入孔40に第1機構10a及び第2機構10bの端部から挿入して第1機構10a及び第2機構10bの連結を確立するのに手間を要するが、本実施形態によれば、比較的短い棒状部材30a、30bの長さ程度だけ第1機構10c又は第2機構10dをスライドさせるだけで、容易にこれらを連結させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1実施形態において、第1機構10aの第3面16の第2凹条17及び第2機構10bの第1面の第1凸条14はなくてもよい。この場合、第1機構10a及び第2機構10bは、図1で示されるような挿入孔40の中心軸線についての回転対称性を有しなくなるので、相互に別個の部品として構成される。
また、上述の実施形態においては、板材60が固定される第1機構10aの第1面11に第1凸条14、第2面12に第1凹条15が設けられ、板材70が固定される第2機構10bの第3面16(第1接面)に第2凹条17、第2面12(第2接面)に第1凹条15が設けられているが、どの面に凸条又は凹条を設けるかはこれに限定されない。
すなわち、第1機構の第1面、第2面、第2機構の第1接面及び第2接面には、第1連結状態において接する第1面と第1接面との間又は第2面と第2接面との間のいずれか一方の間で対向する2つの凹条により挿入部材が挿入される挿入孔が形成され、他方の間で対向する凸条と凹条とが嵌合するように、かつ第2連結状態において接する第1面と第2接面との間、又は第2面と第1接面との間のいずれか一方の間で対向する2つの凹条により挿入部材が挿入される挿入孔が形成され、他方の間で対向する凸条と凹条とが嵌合するように、凸条又は凹条が形成されればよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、第1機構10a又は10cの第1面11及び第2面12の丁度中央に第1凸条14及び第1凹条15が設けられているが、第1機構の第1面、第2面の凸条又は凹条は、第1面又は第2面の中央からずれていてもよい。この場合、第1接面(第3面16)及び第2接面(第2面12)の凸条又は凹条も、対応する位置に設けられる。ただし、第1連結状態及び第2連結状態の両状態での第1機構及び第2機構の連結を実現するために、第1面及び第2面の凸条又は凹条は、第1面と第2面とが接続している角部からは等距離に位置する必要がある。
また、上述の第2実施形態では、干渉回避手段としての逃げ穴19を第1機構10cに1つ設けているが、干渉回避手段としての逃げ穴19は第1機構10cに複数設けてもよいし、第2機構10dにも設けてもよい。このような場合、これらの干渉回避手段としての逃げ穴19に対応する第1凹条15又は第2凹条17内に、予め複数の棒状部材30a、30bが固定される。
また、上述の実施形態では、第1機構10a、10c又は第2機構10b、10dの第1凸条14、第1凹条15及び第2凹条17は、すべて横断面が半円形状を有しているが、これに限らず、他の四角形などの形状を有していてもよい。ただし、この形状は、第1機構10a又は10cと、第2機構10b又は10dとを確実に結合させ得る形状であることを要する。すなわち、このような形状としては、凸条と凹条との嵌合及び挿入孔40への棒状部材30の挿入がなされた状態において、板材60又は70に平行又は直交する方向に加え、他の方向においても第1機構10a又は10cと、第2機構10b又は10dとを相互に拘束できるような形状を選択する必要がある。
図7は、このような他の形状の一例を示す。図7のように、第1機構10g及び第2機構10hの凸条及び凹条の横断面形状は、一辺が、板材60又は70の板面に平行な又は直交する矩形状の形状であってもよい。この場合、対向する凹条により形成される挿入孔に挿入される棒状部材はこの矩形を2つ合わせた形状を有する。これによれば、板材60又は70に対して傾いた方向においても第1機構10g及び第2機構10hを相互に確実に拘束することができる。
一方、図8のように、第1機構10i及び第2機構10jの凸条及び凹条の横断面形状が三角形で、その2辺が板材60又は70の板面に対して45°の角度を成すような形状を有する凸条及び凹条は、採用することはできない。第1機構10i及び第2機構10jは、板材60又は70に対して45°を成す方向について相互間で拘束されないからである。
1…板材連結機構、10a、10c、10g…第1機構、10b、10d、10h…第2機構、10i…採用できない第1機構、10j…採用できない第2機構、11…第1面(第3接面)、12…第2面(第2接面)、13…角部、14…第1凸条、15…第1凹条、16…第3面(第1接面)、17…第2凹条、18…凹溝部、19…干渉回避手段としての逃げ穴、27…側面、30…棒状部材、40…挿入孔、50…区画室、51…板材、52…区画壁、53…天井、60、70…板材、61、71…端面。

Claims (9)

  1. 第1板材と第2板材とを連結するための板材連結機構であって、
    前記第1板材の連結される側の端面である第1端面に固定される第1機構と、
    前記第2板材の連結される側の端面である第2端面に固定される第2機構とを備え、
    前記第1機構は、
    前記第1端面の長さ方向に沿って延在して前記第1板材の板面に垂直な垂直面と、
    前記第1端面の長さ方向に沿って延在して前記第1板材の板面に平行な平行面とを備え、
    前記第2機構は、前記垂直面に接する垂直面接面と、前記平行面に接する平行面接面とを備え、
    前記垂直面、平行面、垂直面接面及び平行面接面には、該垂直面と該垂直面接面との間又は該平行面と該平行面接面との間のいずれか一方の間で対向する2つの凹条により挿入部材が挿入される挿入孔が形成され、他方の間で対向する凸条と凹条とが嵌合するように該凸条又は該凹条が形成されており、
    前記凸条、凹条、挿入部材及び挿入孔は、前記凸条と凹条との嵌合及び前記挿入部材の前記挿入孔への挿入によって前記第1機構と前記第2機構との間の連結を確立し得る横断面形状を有することを特徴とする板材連結機構。
  2. 第1板材と第2板材とを、該第1板材及び該第2板材が直線状を成す第1連結状態で、又は該第1板材及び該第2板材が直角状を成す第2連結状態で連結するための板材連結機構であって、
    前記第1板材の連結される側の端面である第1端面に固定される第1機構と、
    前記第2板材の連結される側の端面である第2端面に固定される第2機構とを備え、
    前記第1機構は、
    前記第1端面の長さ方向に沿って延在して前記第1板材の板面に垂直な第1面と、
    前記第1端面の長さ方向に沿って延在して前記第1板材の板面に平行な第2面とを備え、
    前記第2機構は、
    前記第1連結状態において前記第1面に接し、前記第2連結状態において前記第2面に接する第1接面と、
    前記第1連結状態において前記第2面に接し、前記第2連結状態において前記第1面に接する第2接面とを備え、
    前記第1面、第2面、第1接面及び第2接面には、前記第1連結状態において接する第1面と第1接面との間又は第2面と第2接面との間のいずれか一方の間で対向する2つの凹条により挿入部材が挿入される挿入孔が形成され、他方の間で対向する凸条と凹条とが嵌合するように、かつ前記第2連結状態において接する第1面と第2接面との間、又は第2面と第1接面との間のいずれか一方の間で対向する2つの凹条により挿入部材が挿入される挿入孔が形成され、他方の間で対向する凸条と凹条とが嵌合するように、該凸条又は該凹条が形成されており、
    前記凸条、凹条、挿入部材及び挿入孔は、前記第1又は第2連結状態における挿入及び嵌合によって前記第1機構と前記第2機構との間の連結を確立し得る横断面形状を有することを特徴とする板材連結機構。
  3. 前記第1機構は、前記第1端面の長さ方向に沿って延在し、かつ前記第1板材の板面に垂直な第3面を備え、
    前記第3面には前記第1端面の長さ方向に沿った凹条が設けられており、
    前記第2機構は、前記第1連結状態において前記第3面と接する第3接面を備え、
    前記第3接面には、前記第1連結状態において前記第3面の凹条と嵌合する凸条が設けられていることを特徴とする請求項に記載の板材連結機構。
  4. 前記第1面及び第2面の凸条又は凹条として、該第1面に第1凸条が設けられ、該第2面に第1凹条が設けられており、
    前記第1接面の凸条又は凹条として、該第1接面には、前記第1連結状態において前記第1面の第1凸条が嵌合し、及び前記第2連結状態において、所定の挿入部材が挿入されることにより該第2連結状態を維持するための挿入孔を前記第2面の第1凹条との間で構成する第2凹条が設けられており、
    前記第2接面の凹条又は凸条として、該第2接面には、前記第1連結状態において前記挿入部材が挿入されることにより該第1連結状態を確立するための前記挿入孔を前記第2面の第1凹条との間で構成し、及び前記第2連結状態において前記第1面の第1凸条が嵌合する第3凹条が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の板材連結機構。
  5. 前記第1機構及び前記第2機構は、前記第1連結状態において前記挿入孔の中心軸線について回転対称であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の板材連結機構。
  6. 前記挿入孔を構成する2つの凹条のうちの一方を有する前記第1機構又は前記第2機構には、該一方の凹条の長さ方向に延びて前記挿入部材より大きい長さ及び幅を有する干渉回避手段としての逃げ穴が設けられており、該干渉回避手段としての逃げ穴は、該一方の凹条の一部区間に存在していることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の板材連結機構。
  7. 請求項2〜6のいずれかの板材連結機構により連結された板材で形成された区画壁を備えることを特徴とする区画室。
  8. 可搬性に優れた組立型の治療室等の医療用に使用できることを特徴とする請求項に記載の区画室。
  9. 請求項6の板材連結機構の第1機構と第2機構との間の連結を確立する機構連結方法であって、
    まず、前記第1機構と前記第2機構との間で挿入孔を構成する2つの凹条のうちの他方の凹条内に挿入部材を配置して固定しておき、
    次に、該挿入部材が前記2つの凹条のうちの一方の凹条の一部区間に存在している干渉回避手段としての逃げ穴に入る長さ方向の位置関係で、前記2つの凹条のうちの一方の凹条と他方の凹条との間に前記挿入孔が構成されるように第1機構及び第2機構を接触させ、
    そして、第1機構又は第2機構を長さ方向に移動させて前記一方の凹条に前記挿入部材を嵌合させることにより前記連結を確立することを特徴とする機構連結方法。
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