JP6674823B2 - 筒状フィルタ - Google Patents

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

本発明は、筒状フィルタに関する。
従来、プリーツ状に折り畳まれた濾材に、ホットメルト樹脂を線状に塗布して、波形状
を保持するように形成されたプリーツフィルタが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1記載のようなプリーツフィルタを丸く弯曲させて、全体閉筒型の筒状フィル
タとして使用することがあった(特許文献2参照)。
特開2008−296124号公報 特開2010−162449号公報
図5に示すように、プリーツフィルタ44は、交互に折り畳まれた濾材45の表て面側
の襞(ひだ)部49と裏面側の襞(ひだ)部48の全てにホットメルト樹脂46が線状に
付着されて、波形状(プリーツ形状)を保持している。このプリーツフィルタ44を、図
6に示すように、全体閉筒型に弯曲させて筒状フィルタ50を形成していた。
しかし、筒状フィルタ50の製造に於て、全体閉筒型(円筒型)にプリーツフィルタ4
4を弯曲形成する際、内周側の襞部48,48間のホットメルト樹脂46が圧縮されて弾
発的な内部応力が生じ、外周側の襞部49には周方向に大きな引張力Fが作用する(図7
参照)。
このような大きな引張力Fが外周側の襞部49に作用することで、図7に示すように、
襞部49に付着されたホットメルト樹脂46が割れて(裂けて)破損部47,47が形成
されてしまうことがあった。また、プリーツフィルタ44を全体閉筒型に形成する際、円
周1ヶ所の接着が至難であり、製造能率が低下するという欠点があった。
筒状フィルタ50が、非常に小さな物質や塵埃を空気から取り除くための集塵フィルタ
である場合には、濾材45が極細繊維にて構成されることが多く、ホットメルト樹脂46
が剥がれる際に、脆弱で破れ易い濾材45が破損して、図7に示すような破断部45Zを
生ずる場合があった。筒状フィルタ50としては、このような濾材45の破断部45Zの
発生は、直ちに、塵埃等の捕集効率が低下するという大きな問題を起こしていた。
そこで、本発明は、全体閉筒型に無理なく曲げることができ、破損部及び濾材破断部の
発生を防止できる筒状フィルタを提供することを目的とする。また、塵埃捕集に関して高
性能で高品質な筒状フィルタを安定して能率良く製造可能となる。
本発明に係る筒状フィルタは、シート状の濾材をプリーツ状として折り畳んで全体閉筒
型に形成した筒状体を有し、上記筒状体の外襞部を順次接着して外周全体にわたって結合
する外周側ホットメルト樹脂線が設けられ、かつ、上記筒状体の内襞部には、1つ飛ばし
に内周側ホットメルト樹脂線が設けられたものである。
本発明の筒状フィルタによれば、内周側に生じる圧縮内部応力が小さくなって、外周側
の引張内部応力が軽減されて、部分的な破損を防止できる。特に、濾材の繊維破壊を防止
でき、集塵フィルタとして、塵埃捕集性能(効率)が安定して優秀であり、しかも、長期
の使用期間にわたって集塵効率を良好に保つことができる。全体閉筒型に弯曲させる際、
無理な力が掛かることがなく、円周1ヶ所の接着が容易であり、製造能率を向上できる。
本発明に係る筒状フィルタの実施の一形態を一部破断して示した斜視図である。 要部拡大断面平面図である。 弯曲する前の状態を示す拡大断面平面図である。 弯曲した後の状態を示す拡大断面平面図である。 従来の筒状フィルタの半製品としてのプリーツフィルタを示す斜視図である。 従来の筒状フィルタを示す斜視図である。 従来の筒状フィルタの要部拡大断面平面図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
本発明の筒状フィルタは、空気清浄機や加湿器、集塵機、あるいは、脱臭器等に取付け
られて、空気を加湿・除塵・脱臭するエアフィルタとして主に使用される。
図1と図2に示すように、シート状の濾材1をプリーツ状に(交互に逆方向に)折り畳
んで全体閉筒型に形成した筒状体5を有し、筒状体5の外周側には多数の外襞部2が形成
され、かつ、内周側には多数の内襞部3が形成されている。筒状体5には、外襞部2を順
次接着して外周全体にわたって結合する外周側ホットメルト樹脂線6が設けられている。
筒状体5の内襞部3には、1つ飛ばしに内周側ホットメルト樹脂線4が設けられている
。即ち、内襞部3,3の間で、内周側ホットメルト樹脂線4どうしが相互に接着すること
がなく設けられ、隣接する内襞部3,3は非結合状態として形成されている。
内周側と外周側のホットメルト樹脂線4,6は、熱可塑性合成樹脂から成り、例えば、
ポリオレフィン系合成樹脂、ポリウレタン系合成樹脂、ポリアミド系合成樹脂等を用いる
ことができる。外周側ホットメルト樹脂線6は、外襞部2の各々に付着させた溶融状態の
ホットメルト樹脂を相互に接着させることで、筒状体5の外周全体にわたって一体連結状
に形成されている。
濾材1は、不織布や紙、織布、あるいは、これらを組み合わせた積層体等を用いること
ができる。図5に於て、吸水性の高い不織布から成り、多数の通気用貫通孔9を有する濾
材45を1例として示しているが、濾材1は、これと同様のもので良い。濾材1は、吸水
性に優れ、かつ、通風抵抗が小さく抑えられ、加湿フィルタとしての使用に好適である。
なお、本発明の筒状フィルタが、集塵機に於ける集塵フィルタとして使用される場合には
、ポリエステル系合成樹脂やポリプロピレン系合成樹脂の極細繊維から成る(孔の開いて
いない)不織布をもって濾材1を形成するのが好ましい。
図3から図4に示すように、筒状体5を全体閉筒型へ弯曲させる際、内襞部3及び内周
側ホットメルト樹脂線4が内周全体にわたって周方向に圧縮される。この際、内周側ホッ
トメルト樹脂線4の圧縮率εが、0%〜10%に抑えられている。なお、この圧縮率εを数式で表わせば、次のようになる。但し、t=自由状態での内周側ホットメルト樹脂線4の厚さ寸法とし、t=筒状体5を弯曲させた状態での内周側ホットメルト樹脂線4の厚さ寸法とする。
ε={(t−t)/t}×100
即ち、筒状体5を全体閉筒型へ弯曲させた状態で、内周側ホットメルト樹脂線4の厚さ
寸法tは、自由状態の厚さ寸法tと同一乃至僅かに減少するのみで、内周側ホットメ
ルト樹脂線4の圧縮による反力の発生を抑制している。この構成により、外襞部2に掛か
る周方向の引張力Fが軽減されて、無理な力を掛けることなく筒状体5を弯曲させるこ
とが可能である。
図3に示すように、筒状体5を弯曲する前の状態では、内周側ホットメルト樹脂線4は
、隣接する内襞部3,3に当接することなく離間している。図4に示すように、筒状体5
を弯曲すると、内周側に圧縮力Fが生じて、内周側ホットメルト樹脂線4と内襞部3,
3が圧接(当接)する。外襞部2の間隔Cは、外周側ホットメルト樹脂線6の厚さ寸法t
の約2倍の大きさが有る為、内周側ホットメルト樹脂線4と外周側ホットメルト樹脂線6
が同一の厚さ寸法tに形成されると、内襞部3は、外襞部2の間隔Cの1/2倍以下の間
隔で接近している。
上述した本発明の筒状フィルタの使用方法(作用)について説明する。
本発明の筒状フィルタは、空気清浄機や集塵機等に設置される際には、円筒形状を保持
するための内装円筒体、又は、外環体が取付けられる(図示省略)。
図4に示すように、内襞部3が周方向の圧縮力Fにより接近した際に、内周側ホット
メルト樹脂線4に生じる反力が最小限となって、筒状体5の内周全体の圧縮内部応力が低
く抑えられる。よって、筒状体5を全体閉筒型へ弯曲させる際に発生する外周側の引張力
が軽減されて(引張内部応力が軽減されて)、外周側ホットメルト樹脂線6の部分的
な破損を防ぎ、また、外周側ホットメルト樹脂線6が剥がれる際に濾材1が破れてしまう
のが防止される。このようにして、塵埃等の捕集効率を長期の使用期間にわたって維持で
きる利点がある。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、内周側ホットメルト樹脂線4は、内
襞部3に千鳥状に配設されていても良い。また、外周側ホットメルト樹脂線6は、連続的
に形成しても良い。
以上のように、本発明に係る筒状フィルタは、シート状の濾材1をプリーツ状として折
り畳んで全体閉筒型に形成した筒状体5を有し、上記筒状体5の外襞部2を順次接着して
外周全体にわたって結合する外周側ホットメルト樹脂線6が設けられ、かつ、上記筒状体
5の内襞部3には、1つ飛ばしに内周側ホットメルト樹脂線4が設けられたので、内周側
に生じる圧縮内部応力が小さくなって、外周側の引張内部応力が軽減されて、部分的な破
損を防止できる。特に、濾材1の繊維破壊を防止でき、集塵フィルタとして、塵埃捕集性
能(効率)が安定して優秀であり、しかも、長期の使用期間にわたって集塵効率を良好に
保つことができる。全体閉筒型に弯曲させる際、無理な力が掛かることがなく、円周1ヶ
所の接着が容易であり、製造能率を向上できる。
1 濾材
2 外襞部
3 内襞部
4 内周側ホットメルト樹脂線
5 筒状体
6 外周側ホットメルト樹脂

Claims (1)

  1. シート状の濾材(1)をプリーツ状として折り畳んで全体閉筒状型に形成した筒状体(5)を有し、
    上記筒状体(5)の外襞部(2)を順次接着して外周全体にわたって結合する外周側ホットメルト樹脂線(6)が設けられ、かつ、上記筒状体(5)の内襞部(3)には、1つ飛ばしに内周側ホットメルト樹脂線(4)が設けられたことを特徴とする筒状フィルタ。
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