JP6674556B2 - ステアリングホイールユニット - Google Patents

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Description

この発明は、ステアリングホイールのリム部に対する乗員の手による把持を検出する接触センサが配されたステアリングホイールユニットに関し、例えば自動運転車両(この明細書では、自動運転支援車両も含む。)等に適用して好適なステアリングホイールユニットに関する。
例えば、レーンに沿って走行するよう運転者のステアリング操舵力を補う車線維持システムLKAS(Lane Keep Assist System)等の機能の実行・継続を、運転者の手がステアリングホイールを把持していることを条件に許容する自動運転車両が提案されている。
この種の自動運転車両では、乗員のステアリングホイールへの接触を検出するための接触センサ(検出センサ)が該ステアリングホイールに設けられている。
特開2015−147531号公報(以下、JP2015−147531Aという。)には、ステアリングホイールのリム部の周方向の略全周、又はリム部の下側の部分を除いた残りの周部に、接触センサとして静電容量センサが設けられたステアリングシステムが開示されている(JP2015−147531Aの図1、[0013])。
しかしながら、リム部の周方向の略全周に検出センサとして静電容量センサが設けられたステアリングホイールユニットでは、いわゆるファットマン(fat man)の腹部や下肢の大腿部がリム部の下部に当接したときにも、運転者の手がステアリングホイールを把持していると誤検出する可能性が高い。
また、リム部の下側の部分を除いた残りの周部に静電容量センサが設けられたステアリングホイールユニットでは、運転者の手が、静電容量センサの形成されていない下側の部分を把持していたとしても、接触していないと誤検出する。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、リム部に対する、いわゆるファットマンの腹部や下肢の大腿部との当接に基づく誤検出を回避するとともに、運転者の手によるステアリングホイールの把持(接触)を確実に検出することを可能とするステアリングホイールユニットを提供することを目的とする。
この発明に係るステアリングホイールユニットは、車両のステアリングホイールのリム部に対する乗員の接触を検出する接触センサを配したステアリングホイールユニットであって、前記接触センサは、前記車両の直進状態で前記ステアリングホイールの前記リム部の運転席の座面に近接する側の部位の接触感度が、前記リム部の残り部位の接触感度より低く構成された接触感度低下部を有する。
この発明によれば、車両の直進状態でのステアリングホイールのリム部の運転席の座面に近接する側の部位の接触感度(電極面に対する単位接触面積当たりの静電容量[pF/mm2])を、リム部の残りの部位の接触感度より低く構成しているので、ファットマンの腹部や下肢の大腿部が前記接触感度の低い部位に接触した程度では接触信号の値が閾値を上回ることがなく乗員が接触していると誤検出することが回避される。その一方、接触感度の低い部位を乗員が手により把持した場合には、接触信号の値が閾値を上回るように該閾値を設定することができるので、手による接触、非接触を確実に検出することができる。
前記接触感度低下部は、前記車両の直進状態で、前記ステアリングホイールの下端部近傍の部位とされる。
このように、接触感度が相対的に低くされている部位である接触感度低下部を、車両の直進状態で、ファットマンの腹部や下肢の大腿部が接触する可能性のあるステアリングホイールの下端部近傍の部位としているので、ファットマンの腹部や下肢の大腿部が接触しても誤検出を発生することがない。
ここで、前記接触センサは、前記ステアリングホイールの前記リム部の円周方向にわたって電極面が形成された静電容量センサであって、前記接触感度低下部において前記電極面の一部が非導電部に形成されているようにしてもよい。
このように、接触センサを電極面が形成された静電容量センサとし、接触感度低下部において前記電極面の一部を非導電部とすることで、前記一部を含む導電部での接触感度を低くすることができる。
ここで、前記接触感度低下部は、ステアリングホイールの正面視における前記リム部の円周方向と交差する方向の断面の一部に形成されているようにしてもよい。
このように、接触感度低下部をリム部の断面において一部に形成し、通常接触感度領域を一部残すため、例えばステアリングの径方向外側に接触感度低下部を設けた場合、ステアリングの径方向外側からの接触には反応しないが、その部分を手で把持した場合は接触を検出することができる。
なお、前記電極面は、ステアリングホイールのリム部の外表面に塗布される導電性塗料、又は前記ステアリングホイールのリム部の外表面を覆う導電シートとされ、前記非導電部は、前記導電性塗料の非塗布部分又は前記導電シートの切欠部分とすることが好ましい。
このように、電極面が導電性塗料の塗布面(又は導電シート)である場合には、その一部分を非塗布部分(又は切欠部分)とすることで、静電容量の検出感度を塗布部分(又は切欠部分がない部分)に比較して簡単容易に低くすることができる。
この発明によれば、車両の直進状態でのステアリングホイールのリム部の運転席の座面に近接する側の部位の接触感度を、リム部の残りの部位の接触感度より低く構成しているので、ファットマンの腹部や下肢の大腿部が前記接触感度の低い部位である接触感度低下部に接触した程度では接触信号の値が閾値を上回ることがなく乗員が接触していると誤検出することが回避される。その一方、接触感度の低い部位である接触感度低下部を乗員が手により把持した場合には、接触信号の値が閾値を上回るように該閾値を設定することができるので、手による接触、非接触を確実に検出することができる。
この実施形態に係るステアリングホイールユニットの正面構成を示す外観模式図である。 図1に示したステアリングホイールユニットのリム部のII−II線の模式的断面図である。 乗員としてのファットマンが運転席の座面に着座している状態を示す概念図である。 図1に示したステアリングホイールユニットの電気回路ブロック図である。 ステアリングホイールに対する乗員の接触部位と接触信号との対応関係を示す特性図である。 この実施形態に係るステアリングホイールユニットの動作説明に供されるフローチャートである。 変形例のステアリングホイールの一部を示す模式図である。 変形例のステアリングホイールに対する乗員の接触部位と接触信号との対応関係を示す特性図である。
以下、この発明に係るステアリングホイールユニットについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[構成]
図1は、この実施形態に係るステアリングホイールユニット10の正面構成を示す外観模式図である。
図2は、図1に示したステアリングホイールユニット10中、リム部14のII−II線の模式的断面図である。
図3は、乗員Hとしてファットマンが運転席DSの座面SSに着座している状態を示す概念図である。
図1、図3において、ステアリングホイールユニット10は、乗員Hが操作する方向操縦用のステアリングホイール12を備える。
ステアリングホイール12は、環状に形成され、乗員(運転者)Hが手で把持(接触)するためのリム部14と、車両が直進する位置で前記リム部14の左右及び下部を連結するスポーク部16と、ステアリングシャフトA(図3参照)に連結されるハブ部18とから構成される。
ハブ部18の内部には、ECU(Electronic Control Unit)により構成される判定回路(接触判定回路)20が配されている。
リム部14には、接触センサ30が形成されている。図2の断面図において、上側はルーフ側、右側は乗員(運転者)H側、左側はエンジン・モータ等が配される機関部側、下側は床側である。
リム部14は、ステアリングホイール12の軸線方向の断面が複数層からなる積層構造を有している。
図2に示すように、一例として、リム部14は、断面の中心部から径方向外側に向かって順に、円環状の芯金31と、樹脂部材からなる基材32と、皮革部材33と、一部が空白部34とされた導電部35(導電部空白部混合部)と、導電部35(導電部専有部)を含む基材32全体をコーティングする保護膜36を備える。
芯金31は、リム部14の骨格を構成する。基材32は、概ね円形断面状に形成され、芯金31の全面を十分な厚みで被覆し、リム部14の全体的な形状を規定する。皮革部材33は、基材32の全面を被覆する。
前記導電部35は、前記皮革部材33への導電塗料の塗布により形成され、皮革部材33の外表面、換言すればリム部14の空白部34を除いた全面を被覆している。
実際上、空白部34は、非塗布部分であって皮革部材33と保護膜36との間に隙間は殆どない。
導電部35は、接触センサ30として機能する。前記保護膜36は、導電性を妨げるものではない。
接触センサ30として機能する導電部35は、導電シートであってもよい。導電シートである場合、空白部34は、切取部乃至切欠部として形成される。
図1及び図3に示すように、空白部34は、車両の直進状態で、ステアリングホイール12の下端部近傍の部位とされ、空白部34を含む導電部35(導電部空白部混合部)の領域(所定部位又は所定領域ともいう。)は、低接触感度領域Lsa(接触感度低下部)に形成され、空白部34を含まない導電部35(導電部専有部)の領域は、通常接触感度領域Hsaに形成される。なお、ここで、静電容量が、乗員Hの体表面が接触センサ30に接している面積(接触面積)に比例することに鑑み、接触感度は、単位接触面積[mm2]当たりに形成される静電容量[pF]をいう。したがって、接触センサ30から出力される接触信号St´(図4参照)の値は、接触面積[mm2]×接触感度[pF/mm2]=接触面積に対応する静電容量[pF]になる。
図3例では、ファットマンとしての乗員Hの下肢の大腿部が空白部34を含む低接触感度領域Lsaに接触している状態を示している。この状態において、大腿部は、概ね空白部34に接触し、導電部35にはほとんど接触していない。
図4は、ステアリングホイールユニット10の電気回路ブロック図である。
電極(電極面)としても機能している接触センサ30は、判定回路20に電気的に接続されている。
接触センサ30は、基本的には、乗員Hがステアリングホイール12を把持(接触)した手と前記電極との間の静電容量Ch[pF]を接触信号St´[pF]とみなして検出する静電容量センサである。
接触信号St´は、判定回路20を構成するCV変換回路40に入力信号として入力される。
CV変換回路40は、公知の積分式(前記JP2015−147531Aの[0015])あるいはチャージトランスファ方式等が採用され、静電容量Chに対応する(静電容量Chを表す)接触信号Stを電圧[V]の接触信号St[V]に変換して出力する。
接触信号Stは、比較回路42の比較入力端子に入力される。
比較回路42の基準入力端子には制御部44から閾値Thが設定されている。
比較回路42は、St≧Thのとき、比較結果の接触判定結果信号Scを制御部44に出力し、St<Thのとき、非接触判定結果信号Sncを制御部44に出力する。
制御部44は、ナビゲーション装置等のエンタテインメント系装置や、LKAS装置等の走行系装置等の制御対象46に対し、接触判定結果信号Scに応じた制御許可信号Sp又は非接触判定結果信号Sncに応じた制御拒否信号(制御不許可信号)Snpを送出する。
エンタテインメント系装置としては前記ナビゲーション装置の他にオーディオ・ビジュアル装置等を含めてもよい。走行系装置としては、前記LKAS装置の他にアダプティブクルーズコントロール装置{ACC(Adaptive Cruise Control)装置等の自動運転(自動運転支援を含む)装置}等が含まれる。
図5は、ステアリングホイール12のリム部14(低接触感度領域Lsaと通常接触感度領域Hsaからなる。)への乗員Hの接触部位(接触の仕方)に応じて発生する静電容量Chを表す接触信号Stの特性52を示している。
特性52について説明すると、乗員Hがリム部14、すなわち接触センサ30に全く接触していない場合の接触信号Stの値は、浮遊容量に対応する電圧V0(St=V0)になる。
乗員Hの脚部や腹部が低接触感度領域Lsa中、概ね空白部34(導電部空白部混合部)に接触している場合の接触信号Stの値は、電圧V1(St=V1)になる。
乗員Hの両手が低接触感度領域Lsaを把持している場合(例えば、乗員Hの右手が右側スポーク部16と下部スポーク部16との間のリム部14を把持し、乗員Hの左手が左側スポーク部16と下部スポーク部16との間のリム部14を把持している、いわゆる8時20分位置での把持の場合)、換言すれば、空白部34と導電部35を同時に把持している場合の接触信号Stの値は、大腿部のみが低接触感度領域Lsaに当接しているときの電圧V1より大幅に高い電圧V2(St=V2)になる。
乗員Hの両手が通常接触感度領域Hsa、すなわち導電部35(導電部専有部)のみを把持している場合、換言すれば、10時10分程度の位置や9時15分程度の位置を把持している場合の接触信号Stの値は、さらに高い電圧V3(St=V3)になる。
なお、2点鎖線で示している電圧V4は、乗員Hの脚部や腹部が低接触感度領域Lsa(導電部空白部混合部)に接触していると同時に、乗員Hの両手が通常接触感度領域Hsa(導電部専有部)を把持している場合の接触信号Stの電圧{St=V4≒V3+(V1−V0)}を示している。
図4に示すように、判定回路20を構成する比較回路42は、静電容量Chを表す接触信号Stを比較値とし、閾値Th(図5参照、V1<Th<V2)を基準値として両値を比較し、St≧Thの場合(St=V2、V3、又はV4の場合)に、手が接触(手がステアリングホイール12を把持)していると判定し、接触判定結果信号Scを出力する。その一方、St<Th(St=V1、V0)の場合に、手が非接触であると判定し、非接触判定結果信号Sncを制御部44に出力する。
制御部44は、接触判定結果信号Scに対応して制御許可信号Spを制御対象46に送出するか、非接触判定結果信号Sncに対応して制御拒否信号Snpを制御対象46に送出する。
制御部44から接触信号Stに応じた制御許可信号Spを受信した制御対象46、例えば、エンタテインメント系装置(のECU)は、前記ナビゲーション装置等の利用(この場合、結果として、ステアリングホイール12を把持していると判定されている乗員(運転者)H以外の乗員による操作)を可能にするとともに、前記LKAS装置等の制御の実行を可能にする(実行中であれば継続)。
その一方、制御部44から非接触判定結果信号Sncに応じた制御拒否信号Snpを受信した制御対象46は、乗員(運転者)Hがステアリングホイール12を把持していないとみなして、制御対象46の利用、実行(継続)を拒否する。
[動作]
基本的には以上のように構成されるこの実施形態に係るステアリングホイールユニット10の動作について、次に、図6に示すフローチャートに基づいて詳しく説明する。なお、特に断らない限り、フローチャートによる処理(プログラム)を実行するのは判定回路20のCPUであるが、これをその都度参照するのは繁雑になるので、必要に応じて参照する。
図6に示すフローチャートは、例えば、数ms〜数十ms毎に繰り返される。
ステップS1にて、判定回路20は、接触センサ30からCV変換回路40を経由して接触信号Stを取得する。
ステップS2にて、比較回路42は、接触信号Stの値と閾値Thとを比較する。
接触信号Stの値が閾値Th以上(St≧Th)場合、比較回路42は、ステップS3にて、制御部44に対して接触判定結果信号Scを出力する。この場合、ステップS4にて、判定回路20の制御部44から制御許可信号Spが制御対象46に送出される。
その一方、ステップS2の判定にて、接触信号Stの値が閾値Thより小さい(St<Th)場合、比較回路42は、ステップS5にて、制御部44に対して非接触判定結果信号Sncを出力する。この場合、ステップS6にて、判定回路20の制御部44から制御拒否信号Snpが制御対象46に送出される。
[まとめ及び変形例]
このように上述した実施形態に係るステアリングホイールユニット10は、車両のステアリングホイール12のリム部14に対する乗員Hの(体の一部の)手による把持を検出する接触センサ30を配した構成にされている。
この場合、接触センサ30は、前記車両の直進状態でステアリングホイール12のリム部14の運転席DSの座面SSに近接する側の所定部位である空白部34を含む部位(低接触感度領域Lsa)の接触感度[pF/mm2]が、リム部14の他の部位{空白部34を含まない部位(通常接触感度領域Hsa)であって導電部専有部}の接触感度より低く構成されている。
このように、車両の直進状態でのステアリングホイール12のリム部14の運転席DSの座面SSに近接する側の空白部34を含む部位(低接触感度領域Lsa)の接触感度[pF/mm2]を、リム部14の他の部位{空白部34を含まない部位(通常接触感度領域Hsa)}より低く構成しているので、ファットマンの腹部や下肢の大腿部が前記接触感度の低い所定部位である空白部34に接触した程度では接触信号Stの値(電圧)がSt=V1まで大きく(高く)なるだけで、閾値Thを上回ることがなく乗員Hが接触していると誤検出することが回避される。
その一方、接触感度の低い部位である空白部34を含む部位(導電部空白部混合部)のリム部14を乗員Hが手により把持した場合には、接触信号Stの値がSt=V2まで大きくなり閾値Thを上回る値となるので、手によるステアリングホイール12の接触であること(非接触ではないこと)を確実に検出することができる。
なお、前記所定部位(導電部空白部混合部)は、車両の直進状態で、ステアリングホイール12の下端部近傍の部位としている。該部位は、車両の直進状態で、ファットマンの腹部や下肢の大腿部が接触する可能性があるが、ファットマンの腹部や下肢の大腿部が接触しても、接触信号Stの値は、St=V1なので閾値Thより小さく(V1<Th)誤検出を発生することがない。
また、接触センサ30は、ステアリングホイール12のリム部14の円周方向の全周にわたって電極面としての導電部35が形成された静電容量センサであって、所定部位である低接触感度領域Lsaにおいて、電極面である導電部35の一部が非導電部としての空白部34に形成されているので、空白部34を含む部位(導電部空白部混合部)の接触感度を低くすることができる。
このように、低接触感度領域Lsaである接触感度低下部は、ステアリングホイール12の正面視におけるリム部14の円周方向と交差する方向の断面(図2参照)の一部に形成されている。
つまり、低接触感度領域Lsa(接触感度低下部)をリム部14の断面において一部に形成し、通常接触感度領域Hsaを一部残すため、例えばステアリングホイール12の径方向外側に低接触感度領域Lsa(接触感度低下部)を設けた場合、その低接触感度領域Lsa(接触感度低下部)へのステアリングホイール12の径方向外側からの接触には反応しないが、その低接触感度領域Lsa(接触感度低下部)を手で把持した場合は接触を検出することができる。
電極面としての導電部35は、ステアリングホイール12のリム部14の外表面に塗布される導電性塗料、又はステアリングホイール12のリム部14の外表面を覆う導電シートとされ、非導電部は、前記導電性塗料の非塗布部分又は前記導電シートの切欠部分である空白部34とされる。つまり、電極面が導電性塗料の塗布面又は導電シートである場合には、その一部分を切欠部分とすることで、接触感度(静電容量の検出感度)[pF/mm2]を切欠部分がない部分に比較して簡単容易に低くすることができる。
[変形例]
図7に示すように、空白部34は、図1及び図2に示したような、比較的に面積の大きい切欠部ではなく、導電部35を複数の小径のドット50でくりぬいたドット状部134(導電部空白部混合部)を有するステアリングホイール12Aにしてもよい。ドット状部134も塗布又はシートにより形成することができる。
図8は、ドット状部134を有するステアリングホイール12Aのリム部14(低接触感度領域Lsaと通常接触感度領域Hsaからなる。)への乗員Hの接触部位(接触の仕方)に応じて発生する静電容量Chを表す接触信号Stの特性54を示している。一部を細い2点鎖線で示す元の特性52に比較して接触信号Stの値が高い値となる。閾値Thをその分、高い値としてもよい。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…ステアリングホイールユニット
12、12A…ステアリングホイール
14…リム部 20…判定回路
30…接触センサ 34…空白部
35…導電部 Hsa…通常接触感度領域
Lsa…低接触感度領域

Claims (3)

  1. 車両のステアリングホイール(12、12A)のリム部(14)に対する乗員(H)の接触を検出する接触センサ(30)を配したステアリングホイールユニット(10)であって、
    前記接触センサ(30)は、
    前記車両の直進状態で前記ステアリングホイール(12、12A)の前記リム部(14)の運転席(DS)の座面(SS)に近接する側の部位の接触感度が、前記リム部(14)の残り部位(Hsa)の接触感度より低く構成された接触感度低下部(Lsa)を有し、
    前記接触センサ(30)は、
    前記ステアリングホイール(12、12A)の前記リム部(14)の円周方向にわたって電極面としての導電部(35)が形成された静電容量センサであって、前記接触感度低下部(Lsa)において前記電極面の一部が非導電部に形成され、
    前記接触感度低下部(Lsa)は、
    前記ステアリングホイール(12、12A)の正面視における前記リム部(14)の円周方向と交差する方向の断面の一部に形成され
    前記接触センサ(30)は、
    前記車両の直進状態で前記ステアリングホイール(12、12A)の下端部において、前記リム部(14)の径方向外側に、前記電極面の一部に非導電部としての空白部(34)を含む導電部空白部混合部からなる前記接触感度低下部(Lsa)を有するとともに、
    前記リム部(14)の径方向内側に、前記電極面の一部に非導電部としての空白部(34)を含まない導電部専用部(Hsa)を有する、
    ことを特徴とするステアリングホイールユニット(10)。
  2. 請求項1に記載のステアリングホイールユニット(10)において、
    前記接触感度低下部(Lsa)は、前記車両の直進状態で、前記ステアリングホイール(12、12A)の下端部近傍の部位とされる
    ことを特徴とするステアリングホイールユニット(10)。
  3. 請求項1又は2に記載のステアリングホイールユニット(10)において、
    前記電極面は、ステアリングホイール(12、12A)のリム部(14)の外表面に塗布される導電性塗料、又は前記ステアリングホイール(12、12A)のリム部(14)の外表面を覆う導電シートとされ、
    前記非導電部は、前記導電性塗料の非塗布部分又は前記導電シートの切欠部分とされる
    ことを特徴とするステアリングホイールユニット(10)。
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