JP6674078B2 - 塗布具付き化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布具付き化粧料容器に関する。
従来、化粧料と一緒に塗布具も収容可能な化粧料容器が広く知られているが、容器内で化粧料が塗布具の把持部にも付着してしまうという問題があった。
そこで、このような問題を解決する化粧料容器が、以下の特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載のものは、筒状体の一方端を閉じた形状に構成され、蓋体(蓋)により開閉される口部が外周上部に設けられた容器胴を備え、容器胴内に、口部に臨むように、化粧料を充填した化粧料充填皿が配置される。この容器胴に対しては、容器胴の他方端の開口縁に脱着可能に嵌着されて容器胴の他方端の開口の蓋体も兼用し、把持する部分(把持部)が容器胴外に位置するつまみ部と、つまみ部から突出して先端にブラシを保持し容器胴内に収容されるブラシ保持筒と、を備えたブラシ保持体が付設され、これらの容器胴及び塗布具であるブラシ保持体により、塗布具付き化粧料容器が構成される。このような塗布具付き化粧料容器によれば、塗布具を構成するつまみ部が蓋体となり把持部が容器胴外に位置しているため、把持部に化粧料が付着することはない。
実公昭61−20982号公報
しかしながら、特許文献1に記載の塗布具付き化粧料容器にあっては、容器胴の口部を開閉する蓋体以外に、塗布具を構成するつまみ部が、容器胴の他方端の開口を開閉する蓋体としても機能し、塗布具の使用に際して、蓋体の開閉を2箇所で行う必要があるため、使用が面倒であると共に、塗布を始めるまでに時間がかかるといった問題がある。
そこで、本発明は、塗布具の把持部に対する化粧料の付着を防止しつつ、使用が容易であり、且つ、塗布を始めるまでの時間を短縮できる塗布具付き化粧料容器を提供することを目的としている。
本発明による化粧料容器は、内部に化粧料を収容した容器本体の開口端を蓋体により開閉可能とする化粧料容器と、前端の塗布体の後方に把持部が接続部を介して接続された塗布具と、を備えた塗布具付き化粧料容器において、容器本体は、開口端を形成する周縁部に、接続部が進入する切欠状の進入部を有し、接続部が進入部に進入し蓋体が閉じられ化粧料容器内に塗布体が収容されると共に把持部が化粧料容器外に位置した状態で、接続部が進入部及び蓋体により保持され、進入部は、当該進入部に対する接続部の進入方向/離脱方向に移動可能とされ、進入部を離脱方向に付勢する付勢手段を有することを特徴としている。
このような化粧料容器によれば、容器本体の開口端を形成する周縁部に、切欠状の進入部が設けられ、この進入部に塗布具の接続部が進入し、蓋体を閉じた状態で、化粧料容器内に塗布体が収容されると共に把持部が化粧料容器外に位置するため、把持部に対する化粧料の付着を防止できる。また、切欠状の進入部に進入した接続部が、蓋体を閉じた状態で、当該進入部及び蓋体により保持されるため、蓋体を開ければ、接続部の保持を解除できる。このように、蓋体の閉開動作を行うことにより、塗布具の保持/解除がなされるため、塗布具の使用に際して蓋体の開閉は1箇所で済み使用が容易であると共に、蓋体を開けたら塗布具を直ぐに使用でき塗布を始めるまでの時間を短縮できる。また、化粧料が減ってきた場合には、蓋体を閉じたままで、化粧料容器外に位置している把持部を、手で把持し付勢手段の付勢に抗して押し下げることにより、接続部及び進入部を押し下げると共に塗布体を押し下げ、減っている化粧料を塗布体に付着させることができる。そして、把持部から手を離すと、付勢手段に付勢されて進入部及び接続部が押し上げられ、塗布具を元に位置に復帰させることができる。
ここで、進入部に進入している接続部は、進入部と蓋体との間に挟み込まれて保持されるのが好ましい。このような構成を採用した場合、進入部と蓋体の両方により接続部が挟み込まれるため、確実に保持できる。
また、進入部は、両端部に、当該進入部に進入した接続部の離脱を防止するための係止部を備えていると、蓋体を開けた状態でも、進入部の両端部により、接続部のガタツキを抑制できると共に、不用意に進入部から接続部が離脱することを抑制できる。
ここで、上記作用を好適に奏する構成としては、具体的には、接続部は断面円形であり、進入部は、半円より大きい円弧の優弧面に構成され、当該優弧面の両端部が、係止部を構成することが挙げられる。
また、接続部は、軸線方向両側の部分によりくびれ状を成すくびれ状部とされ、進入部にくびれ状部が進入していると、くびれ状部の軸線方向両側の部分が進入部を軸線方向から挟むため、塗布具の軸線方向のガタツキを防止できる。
また、蓋体は、当該蓋体を閉じた状態で下側が開放される凹形状に構成されていると、容器本体と蓋体により形成される内部空間が大きくされ、嵩が大きい例えばパフや梵天等の塗布体を収容できる。
また、化粧料としては種々のものを採用できるが、固形化粧料とするのが好適である。
また、蓋体を閉じた状態で、塗布具は回転可能であると共に、塗布体が化粧料に接触する構成であると、蓋体を閉じたままで、塗布具を回転させながら塗布体に化粧料を付着させることができ、開蓋後、塗布を始めるまでの時間を一層短縮できる。
このように本発明によれば、塗布具の把持部に対する化粧料の付着を防止しつつ、使用が容易であり、且つ、塗布を始めるまでの時間を短縮できる塗布具付き化粧料容器を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る塗布具付き化粧料容器を示す斜視図であり、蓋体を閉じた状態を示す斜視図である。 図1の状態から蓋体を開けた状態を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1の正面図である。 図3のV-V矢視図である。 図4のVI-VI矢視図である。 図2の状態から塗布具を取り外した状態を示す平面図である。 図7の右側面図であり、容器本体を示す図である。 図8の状態から蓋体を閉じた状態を示す図である。 塗布具を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る塗布具付き化粧料容器を示す平面図であり、蓋体を開け塗布具を取り外した状態を示す平面図である。 図11中の容器本体の右側面図である。 図11のXIII-XIII矢視図である。 進入部を押し下げた状態を示す図であり、図12に対応する図である。 進入部を押し下げた状態を示す図であり、図13に対応する図である。
以下、本発明による塗布具付き化粧料容器の好適な実施形態について図1〜図15を参照しながら説明する。図1〜図10は、本発明の第1実施形態を、図11〜図15は、本発明の第2実施形態を各々示すものであり、各図において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
先ず、図1〜図10に示す第1実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る塗布具付き化粧料容器を示し蓋体を閉じた斜視図、図2は、蓋体を開けた斜視図、図3は、図1の平面図、図4は、図1の正面図、図5は、図3のV-V矢視図、図6は、図4のVI-VI矢視図、図7は、図2から塗布具を取り外した平面図、図8は、図7中の容器本体の右側面図、図9は、図8から蓋体を閉じた図、図10は、塗布具を示す平面図である。
図1及び図2に示すように、塗布具付き化粧料容器100は、化粧料容器10と、化粧料容器10に付設された塗布具20と、を具備する。
化粧料容器10は、化粧料M(図5〜図7参照)を収容する容器本体1と、容器本体1を開閉可能に覆う蓋体2と、備え、これらの容器本体1及び蓋体2は各々、略立方体形状で内部が空洞とされると共に一端が開口された凹形状の箱形を呈し、各々の開口端を形成するそれぞれの周縁部1a,2a同士が合わさることにより、蓋体2が閉じられている。これら容器本体1及び蓋体2の凹形状の大きさは、塗布具20の後述の塗布体20aを収容可能な大きさに設定されている。そして、図6に示すように、容器本体1及び蓋体2の背面(図示左側)には、容器本体1と蓋体2とを結合するヒンジ3が設けられ、蓋体2はヒンジ3を回動軸心として開閉可能とされる。
容器本体1は、図5〜図7に示すように、その底部に、化粧料Mが充填された中皿4を収容するように備える。化粧料Mは、ここでは、特に好ましいとして固形化粧料、より具体的には、粉体化粧料をプレスにより固めた固形化粧料としているが、例えばクリーム状の化粧料等とすることもできる。
図1、図2、図4及び図6に示すように、容器本体1の前面(図2の手前側、図6の右側)の略中央には、蓋体2を容易に開けるべく指を進入させるための凹部1bが上方に開放されるように設けられ、凹部1bを形成する前面の上部には、蓋体2を閉じたときに当該蓋体2を係脱可能に係止するための凸状の係止部1cが設けられる。
また、容器本体1の右側の開口端周縁部1aの略中央は、図5及び図7に示すように、内側に張り出し厚肉に形成され、この開口端周縁部1aの厚肉部1dに、図2、図5及び図7〜図9に示すように、上方に開放されると共に内外を連通する切欠状の進入部1fが設けられる。この進入部1fは、塗布具20の後述の接続部20fを進入させるためのものであり、ここでは、図8及び図9に示すように、半円より大きい円弧の優弧面に構成される。そして、当該優弧面は、図7に示すように、接続部20fの外周面に合うように、外側から内側に行くに従い拡径するテーパ面に構成される。
蓋体2は、図2、図5及び図7に示すように、容器本体1と同様に、その右側の開口端周縁部2aの略中央が、内側に厚肉に張り出し、この開口端周縁部2aの厚肉部2dに、図2、図5、図7及び図9に示すように、下方に開放されると共に内外を連通する切欠状の進入部2fが設けられる。この進入部2fは、塗布具20の接続部20fを進入させるためのものであり、ここでは、図9に示すように、容器本体1の優弧面に繋がる劣弧面に構成される。そして、当該劣弧面は、図7に示すように、容器本体1の優弧面と同様に、接続部20fの外周面に合うように、外側から内側に行くに従い拡径するテーパ面に構成される。
また、蓋体2は、図2、図6及び図7に示すように、前面の略中央の下部内側に、下方に突出し容器本体1の凹部1bに上方から進入可能な突出部2bを備え、この突出部2bの内面に、容器本体1の凸状の係止部1cに係脱可能に係止される係止部2cが、内方へ突出するように設けられる。従って、蓋体2を閉じると、係止部1c,2c同士が係止された状態となる。
塗布具20は、図10に示すように、前端に塗布体20aを備える共に、当該塗布体20aの後方に把持部20bを備え、これらの塗布体20aと把持部20bとを連結部20cで連結して成る。
塗布体20aは、容器本体1の化粧料Mを付けて塗布するためのものであり、ここでは、特に好ましいとして、球状のパフとされているが、梵天、ブラシ、チップ等に代えることもできる。
把持部20bは、先端側が小径で後端側が大径となる略截頭円錐台形状を呈し、手で把持しやすい大きさに構成される。
連結部20cは、図5及び図10に示すように、先端側に塗布体20aを保持するための保持部20gを備える。保持部20gは、塗布体20aに差し込まれた棒状の先端部20dと、この先端部20dに連設され、塗布体20aの球面に当接する湾曲面を有する湾曲部20eと、を有する。また、連結部20cは、保持部20gと把持部20bとを接続する接続部20fを備える。接続部20fは、湾曲部20e及び把持部20bより小径のくびれ状を成すくびれ状部に構成される。この接続部20fは、蓋体2を閉じた状態で、容器本体1の進入部1fの優弧面と蓋体2の進入部2fの劣弧面との間に配置される部分であり、断面円形を成すと共に、後端から先端に行くに従い拡径し、容器本体1の進入部1fの優弧面及び蓋体2の進入部2fの劣弧面により形成される断面円形のテーパ面に対応する(合う)テーパ面に構成される。従って、塗布具20の接続部20fは、容器本体1の進入部1fの優弧面と蓋体2の進入部2fの劣弧面との間で回転可能とされる。
このような構成を有する塗布具付き化粧料容器100において、図2に示すように、塗布具20がセットされ、蓋体2が閉じられ、図6に示すように、蓋体2の係止部2cと容器本体1の係止部1cとが上下方向に係止した状態では、化粧料容器10内、すなわち、容器本体1と蓋体2との間に、塗布具20の塗布体20aが収容されると共に、図3及び図4に示すように、塗布具20の把持部20bが化粧料容器10外に位置している。
この状態で、図5に示すように、塗布具20は、その接続部20fが、容器本体1の進入部1fの優弧面と蓋体2の進入部2fの劣弧面との間に進入し(優弧面及び劣弧面に関しては図9参照)、容器本体1の進入部1fと蓋体2の進入部2fとの間に挟み込まれるようにして回転可能に保持される。また、この状態で、塗布具20のくびれ状を成す接続部20fの軸線方向両側の部分である塗布具20の湾曲部20eと把持部20bとが、容器本体1の進入部1f及び蓋体2の進入部2fを軸線方向に挟んだ状態にある。ここで、化粧料Mの使い始めの時期にあっては、塗布体20aと化粧料Mとは接触した状態にある。
使用者が使用する場合で上述した化粧料Mの使い始めの時期にあっては、塗布体20aと化粧料Mとが接触しているため、蓋体2を閉じたままで、化粧料容器10外に位置している把持部20bを把持し塗布具20を回転させることにより、塗布体20aの全周(全体)に化粧料Mを付着させることができる。
次いで、使用者は、容器本体1の凹部1bに指を進入させ(図1及び図4参照)、蓋体2の開口端周縁部2a又は突出部2b(図4及び図6参照)に指を下から当てて上方へ押し上げる。すると、係止部1c,2c同士の係止が解除され、ヒンジ3を回動軸心として蓋体2を上方に回動させることにより、蓋体2を容易に開けることができる(図2参照)。
このようにして蓋体2を開けたら、使用者は、塗布具20の把持部20bを把持し、所望の被塗布部に対して塗布体20aを当て、塗布体20aに付着した化粧料Mを塗布する。ここで、化粧料Mを消費し、蓋体2を閉じた状態で塗布具20の塗布体20aと化粧料Mとが接触していない場合には、使用者は、蓋体2を開け、塗布具20の把持部20bを把持しながら、塗布体20aに化粧料Mを適宜付着させることになる。
そして、塗布が終了したら、使用者は、塗布具20を容器本体1にセットする。このとき、使用者は、塗布具20の塗布体20aが容器本体1内に進入するようにして、塗布具20の接続部20fを、容器本体1の進入部1fの優弧面に上方から進入させると共に、塗布具20の湾曲部20eと把持部20bとが、容器本体1の進入部1fを軸線方向から挟むようにセットする。
次いで、使用者は、蓋体2を持ちヒンジ3を回動軸心として回動させて蓋体2を閉じ、蓋体2の係止部2cを容器本体1の係止部1cに係止させ(図6参照)、蓋体2を容器本体1に装着する。
このように、本実施形態においては、容器本体1の開口端周縁部1aに、切欠状の進入部1fが設けられ、この進入部1fに塗布具20の接続部20fが進入し、蓋体2を閉じた状態で、化粧料容器10内に塗布具20の塗布体20aが収容されると共に把持部20bが化粧料容器10外に位置するため、把持部20bに対する化粧料Mの付着を防止できる。また、容器本体1の切欠状の進入部1fに進入した塗布具20の接続部20fが、蓋体2を閉じた状態で、容器本体1の進入部1f及び蓋体2により保持され、蓋体2を開ければ、接続部20fの保持を解除でき、このように、蓋体2の閉開動作を行うことにより、塗布具20の保持/解除がなされるため、塗布具20の使用に際して蓋体の開閉は1箇所で済み使用が容易であると共に、蓋体2を開けたら塗布具20を直ぐに使用でき塗布を始めるまでの時間を短縮できる。
また、塗布具20の接続部20fは、容器本体1の進入部1fと蓋体2との間に挟み込まれて保持されているため、確実に保持できる。
また、塗布具20の接続部20fは断面円形であり、容器本体1の進入部1fは、半円より大きい円弧の優弧面に構成されているため、この優弧面の両端部1g,1g(図8参照)が係止部となり、蓋体2を開けた状態でも、当該優弧面の両端部1g,1gにより、塗布具20の接続部20fのガタツキを抑制できると共に、不用意に容器本体1の進入部1fから塗布具20の接続部20fが離脱することを抑制できる。
また、塗布具20の接続部20fは、軸線方向両側の部分である湾曲部20e及び把持部20bによりくびれ状を成すくびれ状部とされ、容器本体1の進入部1fにくびれ状を成す塗布具20の接続部20fが進入しているため、塗布具20の湾曲部20eと把持部20bとが容器本体1の進入部1fを軸線方向から挟むことになり、塗布具20の軸線方向のガタツキを防止できる。
また、蓋体2は、当該蓋体2を閉じた状態で下側が開放される凹形状に構成されているため、容器本体1と蓋体2により形成される内部空間が大きくされ、嵩が大きい塗布体20a(ここではパフ)を収容できる。
また、蓋体2を閉じた状態で、塗布具20は回転可能であると共に、初期において塗布体20aが化粧料Mに接触するため、蓋体2を閉じたままで、塗布具20を回転させながら塗布体20aに化粧料Mを付着させることができ、開蓋後、塗布を始めるまでの時間を一層短縮できる。
図11は、本発明の第2実施形態に係る塗布具付き化粧料容器を示す平面図であり、蓋体を開け塗布具を取り外した状態を示す平面図、図12は、図11中の容器本体の右側面図、図13は、図11のXIII-XIII矢視図、図14は、進入部を押し下げた状態を示す図であり、図12に対応する図、図15は、進入部を押し下げた状態を示す図であり、図13に対応する図である。
この第2実施形態の塗布具付き化粧料容器が第1実施形態の塗布具付き化粧料容器と違う点は、化粧料Mの減り具合に塗布具20が追従できるように、容器本体1の進入部1fを移動可能とした点である。
具体的には、図11〜図13に示すように、進入部1fを有するブロック体1hが分けられ、図12及び図13に示すように、ブロック体1hは、第1実施形態と同様な優弧面を上部に有する半円筒状部1iと、半円筒状部1iの軸線方向(図13の左右方向)略中央部に設けられ、下方に直方体状に突出する突出部1jと、を有する。
容器本体1においてブロック体1h(半円筒状部1i及び突出部1j)の下方には、空間Sが設けられ、この空間Sにより、ブロック体1hが、進入部1fに対する接続部20fの進入方向/離脱方向(図12の上下方向;以下単に上下方向と呼ぶ)に移動可能とされる。空間Sは、具体的には、半円筒状部1iが上方から進入し当該半円筒状部1iの上下方向の移動をガイドするU溝1kと、突出部1jが上方から進入し当該突出部1jの上下方向の移動をガイドする凹部1mと、により形成される。そして、凹部1mの底面とブロック体1hの突出部1jとの間には、図13に示すように、ブロック体1hを上方に付勢する付勢手段としてのコイルバネ5が介装される。
このような構成を有する第2実施形態によれば、容器本体1の進入部1fが、上下方向に移動可能とされると共に、進入部1fを上方に付勢するコイルバネ5を有しているため、化粧料Mが消費されその量が減ってきた場合には、蓋体2を閉じたままで、化粧料容器10外に位置している把持部20bを手で把持しコイルバネ5の付勢力に抗して押し下げることにより、塗布具20の接続部20f及び容器本体1の進入部1fを押し下げる(図14及び図15参照)と共に塗布体20aを押し下げ、塗布体20aに、減っている化粧料Mを付着させることができる。
そして、塗布具20の把持部20bから手を離すと、コイルバネ5に付勢されて容器本体1の進入部1f及び塗布具20の接続部20fが押し上げられ、化粧料Mが付着した塗布体20aを有する塗布具20を、元に位置に復帰させることができる。以降の動作は第1実施形態と同様である。
なお、進入部1fの上下方向への移動に際しては、空間Sを形成するU溝1k及び凹部1mにより、進入部1fを有するブロック体1hがガイドされるため、進入部1fを有するブロック体1hは円滑且つ安定して移動できる。因みに、図14及び図15においては、化粧料Mが最大に消費された状態で、進入部1fを有するブロック体1hを最大に下げた状態を示しているが、化粧料Mが途中まで消費された状態では、ブロック体1hは、図13に示す上下位置と図15に示す上下位置との間の位置へ下げられることになる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、化粧料容器10の内部空間を大きくできるとして、容器本体1及び蓋体2を箱状としているが、皿状としても良く、半球状等であっても良い。因みに、容器本体1は、断面四角形の箱状の方が、断面円形の半球状よりも化粧料Mの収容量を多くすることができる。
また、上記実施形態においては、蓋体2による開閉をヒンジ3により行うようにしているが、スライドにより行うようにしても良い。
また、上記実施形態においては、特に好ましいとして、容器本体1の進入部1fが優弧面に構成されると共に、蓋体2の進入部2fが劣弧面に構成されているが、それぞれ半円弧面に構成されていても良い。また、蓋体の開口端周縁部を切欠のないフラットな面とし、容器本体の進入部を、上方に開放され塗布具20の接続部20fが進入可能なU溝とし、蓋体を閉じることで、容器本体の進入部であるU溝と蓋体のフラット面との間に、塗布具20の接続部20fを保持する構成としても良い。
また、塗布具20の接続部20fは断面円形に限定されるものではなく、例えば、断面楕円形、断面多角形(三角形、四角形、五角形等)、断面半円形、断面しずく形等とし、容器本体1の進入部1fを、接続部の断面形状に合致する断面楕円形、断面多角形(三角形、四角形、五角形等)、断面半円形、断面しずく形とし、このような形状の進入部に、同様な形状の接続部を進入させ、開口端周縁部に切欠のないフラットな面を有する蓋体を閉じることで、上記形状の進入部と蓋体のフラット面との間に、隙間なく接続部を保持させるようにしても良い。特に、塗布具の接続部を断面楕円形とし、容器本体の進入部を、接続部の断面楕円形と形状が合致しその長軸が上下方向に延びるように配置された断面楕円形の切欠とした場合には、優弧面の場合と同様に、断面楕円形の上部の両端部を係止部として、接続部の離脱を抑制できる。なお、この場合には、断面楕円形の切欠の上部の両端部から、塗布具の長軸が上下方向に延びる接続部を上から押し込むようにして、進入部に進入させることになる。このような作用は、接続部及び進入部の断面形状をしずく形とした場合も同様である。
1…容器本体、1f…進入部(くびれ状部)、2…蓋体、5…コイルバネ(付勢手段)、10…化粧料容器、20…塗布具、20a…塗布体、20b…把持部、20f…接続部、100…塗布具付き化粧料容器、M…化粧料。

Claims (8)

  1. 内部に化粧料を収容した容器本体の開口端を蓋体により開閉可能とする化粧料容器と、前端の塗布体の後方に把持部が接続部を介して接続された塗布具と、を備えた塗布具付き化粧料容器において、
    前記容器本体は、前記開口端を形成する周縁部に、前記接続部が進入する切欠状の進入部を有し、
    前記接続部が前記進入部に進入し前記蓋体が閉じられ化粧料容器内に前記塗布体が収容されると共に前記把持部が化粧料容器外に位置した状態で、前記接続部が前記進入部及び前記蓋体により保持され
    前記進入部は、当該進入部に対する前記接続部の進入方向/離脱方向に移動可能とされ、
    前記進入部を前記離脱方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする塗布具付き化粧料容器。
  2. 前記進入部に進入している前記接続部は、前記進入部と前記蓋体との間に挟み込まれて保持されることを特徴とする請求項1記載の塗布具付き化粧料容器。
  3. 前記進入部は、両端部に、当該進入部に進入した前記接続部の離脱を防止するための係止部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の塗布具付き化粧料容器。
  4. 前記接続部は断面円形であり、
    前記進入部は、半円より大きい円弧の優弧面に構成され、当該優弧面の両端部が、前記係止部を構成することを特徴とする請求項3記載の塗布具付き化粧料容器。
  5. 前記接続部は、軸線方向両側の部分によりくびれ状を成すくびれ状部とされ、
    前記進入部に前記くびれ状部が進入していることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の塗布具付き化粧料容器。
  6. 前記蓋体は、当該蓋体を閉じた状態で下側が開放される凹形状に構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の塗布具付き化粧料容器。
  7. 前記化粧料は、固形化粧料であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の塗布具付き化粧料容器。
  8. 前記蓋体を閉じた状態で、前記塗布具は回転可能であると共に、前記塗布体が前記化粧料に接触することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の塗布具付き化粧料容器。
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