JP6673116B2 - スピーカの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカの取付構造に係る。
スピーカを板状の被取付部材に取り付けるスピーカの取付構造が、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されたスピーカの取付構造では、被取付部材とスピーカのフレームとの間に樹脂製の取付具を介在させる。
取付具は、一端側に、被取付部材に形成された孔に係止可能な係止部を有し、他端側に、スピーカのフレームに係合可能とされると共にタッピングねじを螺入可能なねじ孔が形成された係合部を有する。
そして、まず、取付具の係合部をスピーカのフレームに係合させ、タッピングねじによってフレームを係合部のねじ孔に対し共締めする。
次いで、スピーカに取り付けた取付具の係止部を、被取付部材の孔に係止させる。これにより、スピーカは、被取付部材に対し、取付具を介して取り付けられる。
特許第4603829号公報
特許文献1に記載されたスピーカの取付構造では、タッピングねじが必要である。そのため、部品点数を少なくする観点で改善の余地がある。
また、強度確保のため、タッピングねじは金属製とされるため、軽量化の観点で改善の余地がある。特に車載用途では改善が強く望まれる。
また、スピーカを被取付部材に取り付ける作業では、タッピングねじを螺着させる、という作業が必要があり、作業工数低減の観点でも改善の余地がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、少ない部品点数かつ少ない作業で被取付部材に取り付けでき、軽量化可能なスピーカの取付構造を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の1)の構成を有する。
1) フランジ部を有するスピーカを被取付部材に取り付けるスピーカの取付構造であって、
第1の係合部を有する第1の軸部と、第2の係合部を有し前記第1の軸部の軸線と同一又は平行な軸線を有する第2の軸部と、前記第1の軸部と前記第2の軸部とを連結し前記軸線と直交する方向に延在形成された鍔部と、を有する係合部材を備え、
前記フランジ部は第1の貫通孔を有し、
前記被取付部材は第2の貫通孔を有し、
前記第1の係合部が前記第1の貫通孔に挿通して前記フランジ部に係合し、前記フランジ部は前記第1の係合部と前記鍔部とにより挟まれた状態となり、
さらに前記第2の係合部が前記第2の貫通孔に挿通して前記被取付部材係合し、前記スピーカが前記被取付部材に対し前記係合部材を介して取り付けられることを特徴とするスピーカの取付構造である。
本発明によれば、スピーカを、少ない部品点数かつ少ない作業で被取付部材に取り付けでき、軽量化が可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係るスピーカの取付構造に適用する被取付部材としての車両フレーム61を説明するための図である。 図2は、実施例1のスピーカ取付構造STK1に適用するスピーカ51を説明するための背面図である。 図3は、図2におけるS3−S3位置での断面図である。 図4は、スピーカ取付構造STK1に適用する取付ピンTP1を説明するための半断面図である。 図5は、スピーカ取付構造STK1における取付手順を説明するための図である。 図6は、スピーカ取付構造STK1によって、車両フレーム61に取付られたスピーカ51を説明するための断面図(一部断面図)である。 図7は、取付ピンTP1の変形例を説明するための図である。 図8は、実施例2のスピーカ取付構造STK2に適用するスピーカ51Aを説明するための背面図である。 図9は、図8における矢視Yによる部分拡大斜視図である。 図10は、スピーカ取付構造STK2と、それに適用する取付ピンTP2とを説明するための組立図である。 図11は、スピーカ取付構造STK2におけるスピーカ51Aの取付手順を説明する図である。 図12は、スピーカ取付構造STK2を説明するための断面図である。 図13は、実施例3のスピーカ取付構造STK3と、それに適用する取付ピンTP3と、を説明するための組立図である。 図14は、スピーカ取付構造STK3を説明するための断面図である。 図15は、スピーカ取付構造STK4に適用するスピーカ51Cを説明するための背面図である。 図16は、図15におけるS16−S16位置での断面図である。 図17は、スピーカ取付構造STK4における取付手順を説明するための図である。 図18は、スピーカ取付構造STK4によって、車両フレーム61に取付られたスピーカ51Cを説明するための断面図(一部断面図)である。
本発明の実施の形態に係るスピーカの取付構造を、実施例1〜実施例4により説明する。
ここでスピーカとは、一般にスピーカユニットとも称される電気音響変換器の単体のことを意味する。
(実施例1)
実施例1は、スピーカ51を、被取付部材に対し、取付ピンTP1を用いてねじを使用せずに取り付けるスピーカ取付構造STK1である。
スピーカ51は、例えば、自動車などの車両用のスピーカであって被取付部材は車両フレーム61である。
車両フレーム61は、例えば、車両ドアの、板金で形成されたフレームである。
被取付部材としての車両フレーム61には、図1に示されるように、取り付けられたスピーカ51からの出力音を通過させる放音孔61aと、スピーカ51を取り付けるための所定寸法の複数の取付孔61bが形成されている。
取付孔61bは、この例では四つであり、放音孔61aの中心位置Ctaを中心とする直径Daの円周Ca上に、角度ピッチPtaを90°として形成されている。
図2は、スピーカ51を説明するための背面図である。この例で説明するスピーカ51は、マグネットMg及び振動板S(図5も参照)を有するいわゆるダイナミック型である。
スピーカ51の側面が示された図5も参照して説明すると、スピーカ51は、円環状のフランジ部1aと、内部にマグネットMgが収められたカバー1bと、フランジ部1aとカバー1bとを連結しカバー1b側に向かうに従って縮径するよう形成された連結部1cと、を含むフレーム1を有する。
連結部1cには、開口部1c1が複数ヶ所に形成されている。開口部1c1からは、内部に配置された漏斗状の振動板Sが臨まれる。
フランジ部1aは、振動板Sをエッジを介して支持している。
フレーム1は、少なくともフランジ部1aが樹脂で形成されている。
以下の説明においては、フランジ部1aに対するマグネットMgが配置された側を背側、マグネットMgとは反対側を正側とする(図6参照)。すなわち、図2における紙面手前側が背側である。
図2に示されるように、フランジ部1aには、角度ピッチPtbで、複数の取付部TBが設けられている。この例では、角度ピッチPtbは、角度ピッチPtaと等しく90°とされている。
取付部TBは、その中心軸線CL1(図2参照)の位置が、スピーカ51の中心位置Ctbを中心とする直径Dbの円周Cb上に位置している。
フランジ部1aの正面側の表面1a1には、リング状に形成され少なくとも厚さ方向に弾性変形可能なパッキン71(図5参照)が取り付けられている。
パッキン71は、例えば、圧縮弾性を有する発泡樹脂のシート材から形成される。
図3は、取付部TBを説明するための、図2におけるS3−S3位置での断面図である。
取付部TBは、フランジ部1aの正側の表面1a1側から背側に向け矩形に凹んだ凹部TB1と、凹部TB1に対応して肉厚確保のために背側に突出した突出部TB2と、突出部TB2において、中心軸線CL1を軸線として形成された貫通孔TB3と、パッキン71において中心軸線CL1を軸線として形成され、凹部TB1全体を臨めるように形成された開口部71aと、を有して構成されている。
貫通孔TB3は、正側から見て円形に形成されている。
次に、取付ピンTP1について、図4を主に参照して説明する。
図4(a)は、取付ピンTP1を説明するための、半断面図であり、図4(b)は、図4(a)を右方からみた側面図である。
取付ピンTP1は、正背方向に延びる中心軸線CL2を軸とする概ね円筒形状を呈し、樹脂で形成されている。樹脂の例として、ポリアミド合成樹脂、ポリイミド樹脂、ABS樹脂があるが、これらに限定されるものではない。
取付ピンTP1は、正背方向の中央部において中心軸線CL2に対し挟む方向に張り出した鍔部TP1aと、鍔部TP1aに対し中心軸線CL2上で背方に延びる環状の第1軸部TP1bと、中心軸線CL2上で正方に延びる環状の第2軸部TP1cと、を有する。
鍔部TP1aは、正方視で矩形であり、凹部TB1に少ない隙間で係合するように形成されている。
鍔部TP1aの第1軸部TP1b側の縁部には、面取り部Cが設けられている。
第1軸部TP1bには、中心軸線CL2を挟んで180°に対向する位値に開口部TP1kが形成され、その開口部TP1k内において径方向の内方に弾性的に撓むことができる一対の可撓部TP1d,TP1dが形成されている。
第2軸部TP1cにも、同様に可撓部TP1e,TP1eが形成されている。
可撓部TP1d,TP1eは、鍔部TP1aに連結し、鍔部TP1a側を中心として矢印DRaのように中心軸線CL2に接近するように弾性的に撓めるようになっている。
可撓部TP1d,TP1eは、対称的に配置された同形状である。
可撓部TP1d,TP1eの詳細形状を、代表として、図4(a)の右上の可撓部TP1dを主に、図4(b)も参照して説明する。
可撓部TP1dは、連結部TP1g,係合部TP1h,及びガイド部TP1jを有する。
連結部TP1gは、鍔部TP1aの背面TP1fに連結している。
係合部TP1hは、連結部TP1gの背方端に接続し、背方(先端)に向かうほど中心軸線CL2から離れる方向に複数の段部が階段状に形成されている。
ガイド部TP1jは、係合部TP1hの背方端から、背方(先端)に向かうほど中心軸線CL2に接近する方向になめらかに傾斜した傾斜面を含んで形成sらえている。
第1軸部TP1bの外径は、取付部TBの貫通孔TB3の内径よりも小さい。また、貫通孔TB3の内径は、自然状態の可撓部TP1dにおける係合部TP1hの最大径部位と最小径部位との間にある。
従って、係合部TP1hが内方に撓むことで、貫通孔TB3の縁部と、複数の段部の内のいずれかと、が係合するようになっている。
以下、連結部TP1g,係合部TP1h,及びガイド部TP1jの符号は、特に説明しない限り、可撓部TP1dと可撓部TP1eとで共通に用いることとする。
係合部TP1hは、図4に示されるように、自然状態で、第1軸部TP1b及び第2軸部TP1cの円筒外形から径方向外方に突出している。
次に、上述の取付ピンTP1を用いて、スピーカ51を、車両フレーム61に取り付ける手順を、図5及び図6を参照して説明する。
取付ピンTP1の第1軸部TP1bをスピーカ51の取付部TBの貫通孔TB3に、鍔部TP1aが凹部TB1進入するように挿入し(矢印DRb)、貫通孔TB3の背方縁部と係合部TP1hとを係合させる。
第1軸部TP1bの貫通孔TB3への挿入は、可撓部TP1dにガイド部TP1jを設けてあるので容易である。
取付ピンTP1は、突出部TB2を、鍔部TP1aと係合部TP1hとの間で挟むようにして係合する(図6参照)。
従って、取付ピンTP1は、フランジ部1aから脱落せず、フランジ部1aに取り付けられた状態で、第2軸部TP1cが正側に突出した状態となる。
次いで、スピーカ51を、フランジ部1aの正側が車両フレーム61と対向する姿勢で近づけて、フランジ部1aに取り付けられた取付ピンTP1の第2軸部TP1cを、車両フレーム61の取付孔61bに挿入する(図5:矢印DRc)。
ここで、第2軸部TP1cの外径は、車両フレーム61の取付孔61bの内径よりも小さい。
また、取付孔61bの内径は、自然状態の可撓部TP1eにおける係合部TP1hの最大径部と最小径部との間にある。
従って、係合部TP1hが内側に撓むことで、取付孔61bの縁部と、複数の段部の内のいずれかと、が係合するようになっている。
第2軸部TP1cの取付孔61bへの挿入は、可撓部TP1eにガイド部TP1jを設けてあるので容易である。
このように、取付ピンTP1は、フランジ部1aに対し第1軸部TP1bが係合し、車両フレーム61に対し第2軸部TP1cが係合して、フランジ部1aを有するスピーカ51と車両フレーム61とを一体化する。
実施例1では、スピーカ51と一体化した車両フレーム61は、フランジ部1aの正側に位置している。
上述の実施例1のスピーカ取付構造STK1(図6)によれば、スピーカ51を、被取付部材である車両フレーム61に対し、ねじを用いることなく取付ることができる。
スピーカ51を車両フレーム61から取り外す(分離する)場合は、可撓部TP1d又は可撓部TP1eを両側から挟んですぼませて係合を解消させる。
これにより、取付ピンTP1と、スピーカ51又は車両フレーム61と、を分離できる。
第2軸部TP2cを取付孔61bに挿入する際には、スピーカ51を、車両フレーム61に対しパッキン71をつぶす程度に押しつけるとよい。
これにより、パッキン71に弾性反発力が生じ、その弾性反発力が第1軸部TP1b及び第2軸部TP1cそれぞれの可撓部TP1d及び可撓部TP1eを、軸線方向における互いに離れる方向に付勢する。そのため、取付ピンTP1は位置ずれなく取り付けられ、好ましい。
上述において、係合部TP1hが鍔部1P1aと連結している例を説明したが、図7に示されるように、鍔部1P1aには連結せず、第1軸部1P1b又は第2軸部TP1cの先端側部位と連結するようにしてもよい。
可撓部TP1d,TP1eは、中心軸線CL2に接近する方向に弾性的に撓めると共に、先端に向かうほど中心軸線CL2から離れる方向に複数の段部が階段状に形成されている。これにより、厚さの異なる被取付部材に係合可能である。
(実施例2)
実施例2は、スピーカ51Aを、被取付部材に対し、取付ピンTP2を用いてねじを使用せずに取り付けるスピーカの取付構造である。
スピーカ51Aは、例えば、自動車などの車両用のスピーカであって被取付部材は車両フレーム61である。
車両フレーム61は、例えば、車両ドアの、板金で形成されたフレームであり、実施例1で説明したものと同じである。
スピーカ51Aは、実施例1で説明したスピーカ51に対し、フランジ部1aの取付部TBを、取付部TBAに置き換えたものである。取付部TBA以外の部分は、スピーカ51と同じである。
スピーカ51Aの取付部TBAを、図8及び図9を参照して説明する。
図8は、スピーカ51Aの背面図であり、図2に対応する図である。図3は、図2における矢視Y図であり、矢視Yは、図8に示される取付部TBAを、紙面右下斜め上方から見た部分斜視図である。
取付部TBAは、フランジ部1aにおいて、角度ピッチPtbで、複数設けられている。この例では、角度ピッチPtbは、角度ピッチPtaと等しく90°とされている。
取付部TBAは、その正背方向に延びる中心軸線CL3(図8参照)の位置が、スピーカ51の中心位置Ctbを中心とする直径Dbの円周Cb上に位置している。
取付部TBAは、フランジ部1aにおいて中心軸線CL3を軸として形成された貫通孔TBA1と、貫通孔TBA1の近傍において、中心軸線CL3を挟み周方向に180°離隔して対向配置された一対の突起部TBA3と、一対の突起部TBA3それぞれに対し、周方向に所定角度離隔して突出形成された一対のストッパTBA4と、を有する。
貫通孔TBA1には、フランジ部1aの径方向に対し直交方向に延びる一対の拡張孔TBA2が、孔同士連結して形成されている。
突起部TBA3は、球体の一部として背方向に突出形成されている。
ストッパTBA4は、フランジ部1aの表面に直交する当接面TBA4aを有し、背方向に突起部TBA3よりも高く突出形成されている。
図8に示されるように、突起部TBA3とストッパTBA4との、中心軸線CTbと中心軸線CL3とを繋ぐ半径である線分LNaに直交する方向の間隔を、間隔Laとする。
次に、取付ピンTP2について、図10を参照して説明する。
図10は、取付ピンTP2を用いて車両フレーム61にスピーカ51Aを取り付けるスピーカ取付構造STK2及びその手順を説明するための組立図である。
取付ピンTP2は、図10において正背方向に延びる中心軸線CL4を軸とする概ね円筒形状を呈し、樹脂で形成されている。
樹脂の例として、ポリアミド合成樹脂、ポリイミド樹脂、ABS樹脂があるが、これらに限定されない。
取付ピンTP2は、正背方向の中央部において中心軸線CL4に対する直交方向に張り出した鍔部TP2aと、鍔部TP2aに対し背方に延びる第1軸部TP2bと、正方に延びる環状の第2軸部TP2cと、を有する。
鍔部TP2aは、正六角形に形成されている。
第2軸部TP2cは、取付ピンTP1の第2軸部TP1cと同じ構造であり、中心軸線CL4に接近するよう弾性的に撓める一対の可撓部TP2e,TP2eを有する。
第1軸部TP2bは、円筒状の基部TP2b1と、基部TP2b1における中心軸線CL4を挟んで対向する位置から外方に突出形成された一対の爪部TP2b2と、を有する。一対の爪部TP2b2は、車両フレーム61に係合する係合部TP2hとして機能する。
爪部TP2b2と鍔部TP2aとの正背方向の間隔Lbは、フランジ部1aとパッキン71とを合わせた厚さLcよりも少し小さく設定されている。
基部TP2b1の外径は、取付部TBAの貫通孔TBA1に挿入可能に設定され、爪部TP2b2の幅Ld及び突出量は、拡張孔TBA2に挿入可能に設定されている。
次に、図10及び図11を参照して、上述の取付ピンTP2を用いてスピーカ51Aを車両フレーム61に取り付ける手順を説明する。
図11は、取付部TBAとその近傍の上面図であり、取付ピンTP2の装着過程の一部を説明する図である。
まず、取付ピンTP2の第1軸部TP2bを、取付部TBAに取り付ける。
具体的には、第1軸部TP2bの爪部TP2b2と、拡張孔TBA2と、の位置合わせをして、第1軸部TP2bをパッキン71側から貫通孔TBA1に差し入れる。
爪部TP2b2の、貫通孔TBA1を通過した状態の背方視が、図11に二点鎖線で示されている。
次に、取付ピンTP2を、背方視で反時計回り方向に、爪部TP2b2が突起部TBA3を乗り越えてストッパTBA4に当接するまで回動させる(図11の矢印DRd参照)。
これにより、取付ピンTP2は、フランジ部1a、すなわちスピーカ51Aに取り付けられる。取付ピンTP2をスピーカ51Aに取り付けた状態を、以下、取付状態と称する。
爪部TP2b2に突起部TBA3を乗り越えさせるために、取付ピンTP2を、背方に押し付け、パッキン71を圧縮しながら回動させる。これにより、取付ピンTP2が背方に移動して乗り越えが可能となる。
取付ピンTP2を回動させる際には、指で第2軸部TP2cを摘んで回してもよいし、六角のボックスドライバを用いて鍔部TP2aを回してもよい。
取付ピンTP2を、取付状態から図11における時計回り方向に回動させることで、スピーカ51Aから取り外すことができる。
図9に示される既述の間隔Laは、爪部TP2b2の幅Ldとほぼ同じに設定されている。
従って、爪部TP2b2がストッパTBA4に当接した状態で、取付ピンTP2は、中心軸線CL4まわりの位置ずれがほとんどない状態で位置決めされる。
取付ピンTP2をスピーカ51Aに取り付けたら、第2軸部TP2cを、車両フレーム61の取付孔61bに装着する。この装着の構造及び手順は、取付ピンTP1の車両フレーム61への取り付けと同じである。
図12は、取付状態にある取付ピンTP2の第2軸部TP2cを、車両フレーム61に取り付けた状態、すなわち、スピーカ51Aを、取付ピンTP2を用いて車両フレーム61に取り付けた状態での、取付部TBA及びその近傍を示す断面図である。図11におけるS12−S12位置での断面に相当する。
(実施例3)
実施例3は、スピーカ51Bを被取付部材に対し、取付ピンTP3を用いてねじを使用せずに取り付けるスピーカの取付構造である。
スピーカ51Bは、例えば、自動車などの車両用のスピーカであって被取付部材は車両フレーム61である。
車両フレーム61は、例えば、車両ドアの、板金で形成されたフレームであり、実施例1で説明したものと同じである。
スピーカ51Bは、実施例1で説明したスピーカ51に対し、フランジ部1aの取付部TBを、取付部TBBに置き換えると共に、パッキン71を削除したものである。それ以外の部分は、スピーカ51と同じである。
スピーカ51Bの取付部TBBを、図13を参照して説明する。
図13は、スピーカ51Bのフランジ部1aにおける取付部TBBに取り付ける取付ピンTP3を取り付けを説明するための組立図である。
取付部TBBは、大径孔TBB1,小径孔TBB2,及び連結周孔TBB3と、を有する。
大径孔TBB1は、フランジ部1a上の任意の位置P1に設定された、正背方向に延びる中心軸線CL5を中心とする貫通孔である。
小径孔TBB2は、位置P1に対し周方向に離隔した位置P2を通り正背方向に延びる中心軸線CL6を中心とする貫通孔である。
連結周孔TBB3は、中心位置Ctb(図2)を中心として大径孔TBB1の中心と小径孔TBB2の中心とを通る円弧LNbに沿って形成され、大径孔TBB1と小径孔TBB2とを連結する径方向の幅Leなる貫通孔である。
大径孔TBB1の内径Dcは、小径孔TBB2の内径Ddよりも十分大きく、小径孔TBB2の内径Ddは、連結周孔TBB3の幅Leよりもわずかに大きく設定されている。
次に、取付ピンTP3について、図13を参照して説明する。
図13は、取付ピンTP3を用いて車両フレーム61にスピーカ51Bを取り付けるスピーカ取付構造STK3及びその手順を説明するための組立図である。
取付ピンTP3は、図13において正背方向に延びる中心軸線CL7を軸とする概ね円筒状を呈し、樹脂で形成されている。
樹脂の例として、ポリアミド合成樹脂、ポリイミド樹脂、ABS樹脂があるが、これらに限定されない。
取付ピンTP3は、正背方向の中央部において中心軸線CL7に対する直交方向に張り出した鍔部TP3aと、鍔部TP3aに対し背方に延びる第1軸部TP3bと、正方に延びる環状の第2軸部TP3cと、を有する。
鍔部TP3aは、例えば一辺の長さ(幅)が幅Lfなる正方形に形成されている。
第2軸部TP3cは、取付ピンTP1の第2軸部TP1cと同じ構造であり、中心軸線CL7に接近するよう弾性的に撓める一対の可撓部TP3e,TP3eを有する。
第1軸部TP3bは、円筒状の基部TP3b2と、基部TP3b2の背側先端において拡径したフランジTP3b1と、を有する。フランジTP3b1は、車両フレーム61に係合する係合部TP3hとして機能する。
フランジTP3b1と鍔部TP3aとの正背方向の間隔Lhは、フランジ部1aの厚さLc1とほぼ同じか僅かに大きく設定されている。
フランジTP3b1の外径Deは、取付部TBBにおける大径孔TBB1の内径Dcよりも小さく、小径孔TBB2の内径Ddよりも大きく設定されている。
基部TP3b2の外径Dfは、小径孔TBB2の内径Ddとほぼ同じで、連結周孔TBB3の幅Leよりもわずかに大きく設定されている。
詳しくは、外径Dfは、基部TP3b2が連結周孔TBB3を弾性変形して通過可能な程度に大きく形成されている。
次に、図13を参照して、取付ピンTP3を用いてスピーカ51Bを車両フレーム61に取り付ける手順を説明する。
まず、取付ピンTP3の第1軸部TP3bのフランジTP3b1を、大径孔TBB1に対し正側から背側に通過させ(矢印DRe)、鍔部TP3aをフランジ部1aの正側表面に当接させる。
次いで、取付ピンTP3を、連結周孔TBB3に沿って移動し(矢印DRf)、位置P2に位置させる。この移動では、連結周孔TBB3に基部TP3b2が対応して摺動する。
これにより、フランジ部1aの位置P2に、取付ピンTP3が取り付けられた状態になる。
そして、取付ピンTP3の、正側に突出している第2軸部TP3c(図13において二点鎖線で示される)を、実施例1及び実施例2と同様に、車両フレーム61の取付孔61bに可撓部TP3eをもって係合させる(矢印DRg)。
これにより、図14に断面図として示されるように、位置P2において、フランジ部1a(スピーカ51B)は、車両フレーム61に対し、取付ピンTP3を介して取り付けられる。
図14に示された取付状態から、スピーカ51Bを、矢印DRfで示される取付ピンTP3の取り付け方向に回動させて、取付ピンTP3の第1軸部TP3bを位置P1に相対移動させる。
そして、スピーカ51Bを背方向に移動させる(車両フレーム61から背方に離隔させる)ことで、スピーカ51Bを取り外すことができる。必要があれば、スピーカ51Bを、車両フレーム61側に取り付けられている取付ピンTP3に対して再度取り付けることができる。
以上詳述したように、実施例1〜実施例3のスピーカ取付構造STK1〜3は、スピーカ51,51A,51Bを、ねじを使わずに取付具のみを介して被取付部材に取り付けることができる。
従って、少ない部品点数、かつ少ない作業で取付を行うことができる。また、通常金属製のねじを用いない分、軽量化できる。
また、既述のように、フレーム1は、少なくとも、取付部TB,TBA,TBBを含むフランジ部1aを樹脂で形成するので、さらに軽量化が可能である。
(実施例4)
実施例1として、スピーカ51を、被取付部材としての車両フレーム61に対し、フランジ部1aの正面側を当接させて取り付けるスピーカ取付構造STK1を説明した。
次に説明する実施例4は、スピーカ51Cを、被取付部材としての車両フレーム61に対し、フランジ部1aの背面側を当接させて取り付けるスピーカ取付構造STK4である。
実施例4に適用するスピーカ51Cは、実施例1のスピーカ51に対し、取付部TBの替わりに取付部TBCを設け、パッキン71の替わりに、パッキン71Cをフランジ部1aの背面側に取り付けたものである。
スピーカ51Cの取付部TBC及びパッキン71C以外の構成は、スピーカ51と同じである。
被取付部材は、実施例1と同じ車両フレーム61で説明する。
実施例4では、車両フレーム61の放音孔61aが、内径がスピーカ51Cのフレーム1の根本径よりも大きいフレーム通し孔61aとして機能する。すなわち、フレーム通し孔61aには、フレーム1を根本部分まで進入させることができる。
実施例4では、図1の符号61aをフレーム通し孔61aと読み替えることとする。
スピーカ51Cの取付部TBCを、図15及び図16を参照して説明する。
図15は、スピーカ51Cの背面図であり、図2に対応する図である。
図16は、図15におけるS16−S16位置での断面図である。
取付部TBCは、取付部TBに対し、凹凸方向が正背逆になっている。
すなわち、取付部TBCは、フランジ部1aの背側の表面1a2側から正側に向け矩形に凹んだ凹部TBC1と、凹部TBC1に対応して肉厚確保のために正側に突出した突出部TBC2と、突出部TBC2において、中心軸線CL8を軸線として形成された貫通孔TBC3と、を有して構成されている。
フランジ部1a背側の表面1a2には、周方向に離隔して配置され隣接する凹部TBC1の間に、円弧状のパッキン71Cが取り付けられている。
貫通孔TBC3は、正側から見て円形に形成されている。
スピーカ51Cは、被取付部材としての車両フレーム61に対し、実施例1で説明した取付ピンTP1を用い、図17及び図18に示されるスピーカ取付構造STK4で取り付けることができる。
図17は、スピーカ取付構造STK4におけるスピーカ51Cの取付手順を説明するための図である。
図18は、スピーカ取付構造STK4を説明するための断面図(一部断面図)である。
図17及び図18は、それぞれ実施例1で参照した図5及び図6に対応する。
まず、取付ピンTP1の第1軸部TP1bを、スピーカ51Cの取付部TBCの背側から、貫通孔TBC3に挿入する(矢印DRh)。
この挿入で、鍔部TP1aを凹部TB1に進入させ、貫通孔TBC3の正方縁部と係合部TP1hとを係合させる。
第1軸部TP1bの貫通孔TBC3への挿入は、可撓部TP1dにガイド部TP1jを設けてあるので容易である。
取付ピンTP1は、突出部TBC2を、鍔部TP1aと係合部TP1hとの間で挟むようにして係合する(図18参照)。
従って、取付ピンTP1は、フランジ部1aから脱落せず、フランジ部1aに取付られた状態で第2軸部TP1cが背側に突出した状態となる。
次いで、スピーカ51Cを、フランジ部1aの背側が車両フレーム61と対向する姿勢で近づけて、マグネットMgを収容したカバー1b及びフレーム1をフレーム通し孔61aに通す(図17において二点鎖線で記載)。
さらに、フランジ部1aに取り付けられた取付ピンTP1における背側に突出した第2軸部TP1cを、車両フレーム61の取付孔61bに挿入して係合させる(図5:矢印DRj)。
第2軸部TP1cの取付孔61bへの取付は、実施例1と同じように行われ、図18に示される取付状態となる。
図18に示されるように、取付ピンTP1は、フランジ部1aに対し第1軸部TP1bが係合し、車両フレーム61に対し第2軸部TP1cが係合して、フランジ部1aを有するスピーカ51Cと車両フレーム61とを一体化する。
実施例4では、スピーカ51Cと一体化した車両フレーム61は、フランジ部1aに対して背側に位置している。
すなわち、上述の実施例4のスピーカ取付構造STK4によれば、スピーカ51Cを、被取付部材である車両フレーム61に対し、ねじを用いることなく取付ることができる。
スピーカ51Cを車両フレーム61から取り外す(分離する)場合は、可撓部TP1d又は可撓部TP1eを両側から挟んですぼませて係合を解消させる。
これにより、取付ピンTP1と、スピーカ51C又は車両フレーム61と、を分離できる。
第2軸部TP2cを取付孔61bに挿入する際には、スピーカ51Cを、車両フレーム61に対しパッキン71Cをつぶす程度に押しつけるとよい。
これにより、パッキン71Cに弾性反発力が生じ、その弾性反発力が第1軸部TP1b及び第2軸部TP1cそれぞれの可撓部TP1d及び可撓部TP1eを、軸線方向における互いに離れる方向に付勢する。そのため、取付ピンTP1は位置ずれなく取り付けられ、好ましい。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
実施例1及び実施例4における鍔部TP1aの形状、並びに、実施例3における鍔部TP3aの形状は、上方視で矩形(正方形、長方形)となるものに限定されない。例えば、菱形、三角形、円形、など自由に設定できる。
実施例1及び実施例4における第1軸部TP1bと第2軸部TP1cとは、同一の中心軸線CL2を軸とするものに限定されず、それぞれが異なる平行な軸線であってもよい。実施例3における第1軸部TP3bと第2軸部TP3cとについても同様に、同一の中心軸線CL7を軸とするものに限定されず、それぞれが異なる平行な軸線であってもよい。
取付ピンTP1〜TP3は、略円筒状に形成されるものに限定されず、角筒状など自由な筒形状に形成してよい。
スピーカ51,51A,51Bは、フランジ部1aを含むフレーム1の主部分を金属で形成し、それぞれの取付部TB,TBA,TBBを含むその近傍を、樹脂部品として形成してフランジ部1aに取り付けた構造としてもよい。
フランジ部1aは、円環状でなくてもよい。例えば、楕円環状、角環状であってもよい。
実施例2及び実施例3に記載のスピーカ取付構造についても、実施例4に記載のスピーカ取付構造と同様に、被取付部材としての車両フレーム61に対し、フランジ部1aの背面側を当接させて取り付けるスピーカ取付構造としてもよい。
1 フレーム
1a フランジ部、 1a1,1a2 表面、 1b カバー
1c 連結部、 1c1 開口部
51,51A,51B,51C スピーカ
61車両フレーム(被取付部材)、 61a 放音孔(フレーム通し孔)
61b 取付孔
71,71C パッキン、 71a 開口部
C 面取り部、 Ca,Cb 円周
CL1〜CL8 中心軸線
Cta,Ctb 中心位置
Da,Db 直径、 Dc,Dd 内径、 De,Df 外径
La,Lb 間隔、 Lc,Lc1 厚さ、 Ld,Le 幅
Lh 間隔、 LNa 線分、 LNb 円弧
Mg マグネット
Pta,Ptb 角度ピッチ、 P1,P2 位置
S 振動板
STK1,STK2,STK3,STK4 スピーカ取付構造
TB 取付部
TB1 凹部、 TB2 突出部、 TB3 貫通孔
TBA 取付部
TBA1 貫通孔、 TBA2 拡張孔、 TBA3 突起部
TBA4 ストッパ、 TBA4a 当接面
TBB 取付部
TBB1 大径孔、 TBB2 小径孔、 TBB3 連結周孔
TBC 取付部
TBC1 凹部、 TBC2 突出部、 TBC3 貫通孔
TP1 取付ピン
TP1a 鍔部、 TP1b 第1軸部、 TP1c 第2軸部
TP1d,TP1e 可撓部、 TP1f 背面、 TP1g 連結部
TP1h 係合部、 TP1j ガイド部、 TP1k 開口部
TP2 取付ピン
TP2a 鍔部、 TP2b 第1軸部、 TP2b1 基部
TP2b2 爪部、 TP2c 第2軸部
TP2d,TP2e 可撓部、 TP2h 係合部
TP3 取付ピン
TP3a 鍔部、 TP3b 第1軸部、 TP3b1 フランジ
TP3b2 基部、 TP3c 第2軸部、 TP3e 可撓部

Claims (4)

  1. フランジ部を有するスピーカを被取付部材に取り付けるスピーカの取付構造であって、
    第1の係合部を有する第1の軸部と、第2の係合部を有し前記第1の軸部の軸線と同一又は平行な軸線を有する第2の軸部と、前記第1の軸部と前記第2の軸部とを連結し前記軸線と直交する方向に延在形成された鍔部と、を有する係合部材を備え、
    前記フランジ部は第1の貫通孔を有し、
    前記被取付部材は第2の貫通孔を有し、
    前記第1の係合部が前記第1の貫通孔に挿通して前記フランジ部に係合し、前記フランジ部は前記第1の係合部と前記鍔部とにより挟まれた状態となり、
    さらに前記第2の係合部が前記第2の貫通孔に挿通して前記被取付部材係合し、前記スピーカが前記被取付部材に対し前記係合部材を介して取り付けられることを特徴とするスピーカの取付構造。
  2. 前記係合部材は、階段状の係合部を有する径方向内側に弾性変形可能な可撓部を備え、
    前記可撓部は、前記第1の貫通孔または前記第2の貫通孔に係合することを特徴とする請求項記載のスピーカの取付構造。
  3. 前記第1の貫通孔は、径方向外方に延びるよう連接した拡張孔を有し、前記第1の軸部は、前記第1の貫通孔を通過可能な基部と、前記基部から径方向外方に突出形成され前記拡張孔を通過可能な爪部とを有し、
    前記爪部は、前記拡張孔を通過させた後に前記第1の軸部を回動させることで前記フランジ部を前記鍔部との間で挟持するよう形成されており、
    前記第2の軸部は、階段状の係合部を有する径方向内側に弾性変形可能な可撓部を備え、前記可撓部が、前記第2の貫通孔に係合することを特徴とする請求項記載のスピーカの取付構造。
  4. 前記第1の貫通孔は、前記フランジ部の第1の位置に形成された第1の内径を有する一の貫通孔と、前記第1の位置から周方向に離隔した第2の位置に形成された前記第1の内径よりも小さい第2の内径を有する他の貫通孔と、前記一の貫通孔と前記他の貫通孔とを連結し前記第2の内径よりも小さい幅の連結孔と、を有し、
    前記第1の軸部は、前記鍔部に連結し、前記第2の内径よりも小さく、かつ前記連結孔を通過可能な基部と、前記基部の先端に形成され、前記第1の内径よりも小さく、かつ前記第2の内径よりも大きいフランジと、を有し、
    前記第1の軸部の前記フランジは、前記一の貫通孔を通過させた後に、前記基部を、前記連結孔を経て前記第2の位置へ移動させることで、前記フランジ部を前記鍔部との間で挟持するように形成されており、
    前記第2の軸部は、階段状の係合部を有する径方向内側に弾性変形可能な可撓部を備え、前記可撓部が、前記第2の貫通孔に係合することを特徴とする請求項記載のスピーカの取付構造。
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