JP6672933B2 - 自動車用構造部材、およびその製造方法、金型 - Google Patents
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Description
0.05×t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)
≦ V ≦
0.35×t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)
の範囲であることが望ましい。ハットの幅をW、フランジの幅をW’、ハットの湾曲部の円弧の半径をR、素材の板厚をtとする。ハットの湾曲部が楕円の場合は長径と短径の平均値をRとする。
Z=t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)
とする。板厚tが厚く、ハット部材の天板の幅Wやフランジの幅W’が大きく、言い換えれば、ハット全体の幅が大きく、湾曲のRが小さいほど、キャンバーや捩れを誘発するモーメントが増すため、形状不良を抑制するために必要な打痕を押し込む体積Vが増大する。板厚t、ハット部材の天板の幅W、フランジ幅W’、湾曲の円弧の半径Rがキャンバーや捩れに及ぼす影響度を整理した数値として定数Zを定義する。板厚tやハットの形状に依ることなく、打痕を押し込む体積Vを定数Zで割った値V/Zの大小によってキャンバーや捩れの抑制効果が変化して、特に、V/Zが0.05以上0.35以下の値であればキャンバーや捩れの抑制があることを知見した。
例えば、素材の強度を980MPa、板厚を4.0mm、ハット部材の幅は60mm、フランジの幅は20mmとし、湾曲の円弧の半径Rを変化させた。VをZで割った値は0.05〜0.35があれば、キャンバーと捩れともに抑制に効果がある。
有限要素法解析(以下、FEMと称する)を用いて、打痕によるキャンバーの抑制効果を調査した。FEMには汎用有限要素プログラムコードのLS−DYNA ver.971を用いた。以下の実施例ではすべてFEM解析を用いた解析結果である。素材が980MPa、板厚が4mmとし、湾曲Rが750mm、天板部の幅が60mm、稜線Rが10mmで上下へ湾曲したコの字状のハットのプレス成形を行い、下死点で打痕を押し込む以外の部分を挟持した状態で、打痕を天板部へ打ち込んだ。打痕を打込む位置は湾曲部の頂点とした。打痕の打ち込み方向は、湾曲凸方向の表面側とその裏側から打ち込んだ2パターンとした。素材の板厚をt、ハットの天板部の幅をW、湾曲部の円弧の半径をRとして、Zを前述のように、t×(3.14×((W/6)^2))×(4.2/R0.23)と定義し、打痕の押し込む体積を0.1Zと0.2Zとした。
素材が980MPa、板厚が4mmとし、湾曲Rが400mm、天板部の幅が80mm、稜線Rが10mmで左右へ湾曲したコの字状のハット部材のプレス成形を行い、下死点で打痕を押し込む以外の部分を挟持した状態で、打痕を天板へ打込んだ。打痕を打込む位置は、湾曲凸部側の湾曲の頂点と湾曲凹部側の湾曲の頂点の2パターンとした。素材の板厚をt、ハットの天板部の幅をW、湾曲部の円弧の半径をRとして、Zを前述のように、t×(3.14×((W/6)^2)×(4.2/R0.23)と定義し、打痕の押し込む体積を0.15Zと0.25Zとした。
素材が980MPa、板厚が4mmとし、湾曲Rが750mm、天板部の幅が60mm、稜線Rが10mm、フランジの幅が10mmで上下へ湾曲したフランジ付きハットのプレス成形を行い、下死点で打痕を押し込む以外の部分を挟持した状態で、打痕を天板部および左右のフランジ部の計3箇所へ打ち込んだ。3箇所の打痕を打込む位置は湾曲部の頂点とした。打痕の打ち込み方向は、湾曲凸方向の表面側から打ち込んだ。素材の板厚をt、ハットの天板部の幅をW、フランジの幅をW’、湾曲部の円弧の半径をRとして、Zを前述のように、t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)と定義し、打痕の押し込む体積を0.1Zと0.2Zとした。
素材が980MPa、板厚が4mmとし、湾曲Rが400mm、天板部の幅が80mm、稜線Rが10mm、フランジの幅が10mmで左右へ湾曲したフランジ付きハットのプレス成形を行い、下死点で打痕を押し込む以外の部分を挟持した状態で、打痕を天板部、湾曲凹側のフランジ部の計2箇所へ打ち込んだ。打痕を打ち込む位置は、天板部は湾曲凸側の位置で湾曲の頂点、湾曲凹側のフランジ部は湾曲凸側の位置、つまり、縦壁側の位置で湾曲の頂点とした。素材の板厚をt、ハットの天板部の幅をW、フランジの幅をW’、湾曲部の円弧の半径をRとして、Zを前述のように、t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)と定義し、打痕の押し込む体積を0.15Zと0.25Zとした。
素材が980MPa、板厚が4mmとし、湾曲Rが400mm、天板部の幅が80mm、稜線Rが10mm、フランジの幅が10mmで左右へ湾曲したフランジ付きハットのプレス成形を行い、下死点で打痕を押し込む以外の部分を挟持した状態で、打痕を天板部、湾曲凹側のフランジ部、湾曲凹側に連なる縦壁部の計3箇所へ打ち込んだ。打痕を打ち込む位置は、天板部は湾曲凸側の位置で湾曲の頂点、湾曲凹側のフランジ部は湾曲凸側の位置、つまり、縦壁側の位置で湾曲の頂点、湾曲凹側に連なる縦壁部はハット高さの半分の高さで湾曲の頂点とした。加えて、比較例として、実施例4で記した、天板部は湾曲凸側の位置で湾曲の頂点、湾曲凹側のフランジ部は湾曲凸側の位置、つまり、縦壁側の位置で湾曲の頂点の2箇所に打痕を打ち込んだ結果も記載する。素材の板厚をt、ハットの天板部の幅をW、フランジの幅をW’、湾曲部の円弧の半径をRとして、Zを前述のように、t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)と定義し、打痕の押し込む体積を0.15Zと0.25Zとした。
10a:天板
10b:上側の稜線R
10c:縦壁
10d:天板の幅W
11:フランジ付きのハット
11a:フランジ
11b:下側の稜線R
11c:フランジの幅W’
20:離型する前のハット部材の形状
20a:離型する前のハット部材の上下方向の湾曲の円弧の半径R
21:離型してキャンバーが生じた後のハット部材の形状
22:キャンバーにより天板が変形する方向
23:上下に湾曲したハット
23a:幅中央の断面A
24:断面Aにおける天板の断面
24a:湾曲凸側に生じる引張応力
24b:湾曲凹側に生じる圧縮応力
24c:湾曲凸側
24d:湾曲凹側
25a:湾曲凹側に離型後に生じる圧縮変形
25b:湾曲凹側に離型後に生じる引張変形
25c:キャンバーを誘発する天板に生じるモーメント
30:離型する前のハット部材の形状
30a:離型する前のハット部材の左右方向の湾曲の円弧の半径R
31:離型して捩りが生じた後のハット部材の形状
32:捩りにより変形する方向
33:左右に湾曲したハット
33a:湾曲凸側の天板に生じる引張応力
33b:湾曲凹側の天板に生じる圧縮応力
33c:湾曲凹側のフランジで縦壁に隣接した位置に生じる引張応力
33d:湾曲凹側のフランジで端部に隣接した位置に生じる圧縮応力
34a:湾曲凸側の天板に生じる圧縮変形
34b:湾曲凹側の天板に生じる引張変形
34c:湾曲凹側のフランジで縦壁に隣接した位置に生じる圧縮変形
34d:湾曲凹側のフランジで端部に隣接した位置に生じる引張変形
34e:捩りを誘発する天板に生じるモーメント
34f:捩りを誘発するフランジに生じるモーメント
40:エンボスやビードと呼ばれる凹凸
50:打痕
50a:打痕を打つ方向
51a:湾曲凹側に離型後に生じる引張変形
51b:湾曲凹側に離型後に生じる引張変形
52a:湾曲凸側の天板に生じる圧縮応力
52b:湾曲凹側の天板に生じる圧縮応力
52c:湾曲凹側のフランジで縦壁に隣接した位置に生じる圧縮応力
52d:湾曲凹側のフランジで端部に隣接した位置に生じる圧縮応力
53a:湾曲凸側の天板に生じる引張変形
53b:湾曲凹側の天板に生じる引張変形
53c:湾曲凹側のフランジで縦壁に隣接した位置に生じる引張変形
53d:湾曲凹側のフランジで端部に隣接した位置に生じる引張変形
60:パンチ
61:ダイ
62:パッド
63:ブランクホルダー
70:上下に湾曲したハット部材における湾曲の頂点
71:左右に湾曲したハット部材における湾曲凸側
72:左右に湾曲したハット部材における湾曲凹側
73:左右に湾曲したハット部材における湾曲の頂点
74:湾曲凹側の縦壁に打つ打痕
80:円弧形状を有する湾曲部
80a:頂点
80b:R部
80c:直線部
81:楕円形状を有する湾曲部
82:複数の円弧形状を有する湾曲部
82:Asinθの周期的なカーブの形状を有する湾曲部
83:82の周期的なカーブの関数を微分して得られるAcosθのカーブ
90:球頭形状
91:円筒形状
92:角筒形状
93:フィレット形状
Claims (27)
- 断面形状がハット型形状を含み、長手方向に上下に湾曲しているプレス成形された自動車構造部材であって、当該自動車構造部材の天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分に、湾曲の凸側から打痕が1箇所または複数個所形成されていることを特徴とする、プレス成形された自動車構造部材。
- 断面形状がハット型形状を含み、長手方向に左右に湾曲しているプレス成形された自動車構造部材であって、当該自動車構造部材の天板部外面の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分に、湾曲凸側に沿って、ハット型突出方向から打痕が1箇所または複数個所形成されていることを特徴とする、プレス成形された自動車構造部材。
- 断面形状がハット型形状を含み、前記長手方向の上下の湾曲および長手方向の左右の湾曲の両方を含むプレス成形された自動車構造部材であって、当該自動車構造部材の天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分に、湾曲の凸側から打痕が1箇所または複数個所形成されており、かつ当該自動車構造部材の天板部外面の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分に、湾曲凸側に沿って、ハット型突出方向から打痕が1箇所または複数個所形成されていることを特徴とする、プレス成形された自動車構造部材。
- 前記自動車構造部材が長手方向上下に湾曲している場合、さらに天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分脇のフランジ部にも、湾曲の凸側から打痕が1箇所または複数個所形成されていることを特徴とする、請求項1または3に記載のプレス成形された自動車構造部材。
- 前記自動車構造部材が長手方向左右に湾曲している場合、さらに天板部の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分の脇の湾曲内側縦壁部にも、湾曲凸側に沿って、湾曲の凸側とは反対側から打痕が1箇所または複数個所形成されていることを特徴とする、請求項2または3に記載のプレス成形された自動車構造部材。
- 前記自動車構造部材が長手方向左右に湾曲している場合、さらに天板部の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分の脇の湾曲内側フランジ部にも、湾曲凸側に沿って、ハット型突出方向から打痕が1箇所または複数個所形成されていることを特徴とする、請求項2、3、5のいずれか1項に記載のプレス成形された自動車構造部材。
- 前記打痕は、前記自動車構造部材の湾曲部頂点から稜線に沿って±80mm範囲内に形成されていることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプレス成形された自動車構造部材。
- 前記打痕は、素材の板厚をt、ハットの天板部の幅をW、フランジ部の幅をW’、湾曲部の円弧の半径をR、打痕を押込む打痕の体積Vが0.05×t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)≦ V ≦ 0.35×t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)であることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプレス成形された自動車構造部材。
- 前記打痕は、外接矩形を描いた際に、短辺側が5mm以上、長辺側が80mm以下であることを特徴とすることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプレス成形された自動車構造部材。
- プレス成形により、断面形状にハット型形状を含み、長手方向に上下に湾曲させる自動車構造部材の製造方法であって、プレス成形の途中で、当該自動車構造部材の天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分に、湾曲の凸側から1箇所または複数個所に打痕を形成することを特徴とする、プレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- プレス成形により断面形状がハット型形状を含み、長手方向に左右に湾曲させる自動車構造部材の製造方法であって、プレス成形の途中で、当該自動車構造部材の天板部外面の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分に、湾曲凸側に沿って、ハット型突出方向から1箇所または複数個所の打痕を形成することを特徴とする、プレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- プレス成形により、断面形状がハット型形状を含み、前記長手方向に上下に湾曲および長手方向に左右に湾曲の両方をさせる自動車構造部材の製造方法であって、プレス成形の途中で、当該自動車構造部材の天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分に、湾曲の凸側から1箇所または複数個所に打痕を形成し、かつ同時にもしくは前記打痕の形成の前または後で、当該自動車構造部材の天板部外面の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分に、ハット型突出方向から1箇所または複数個所に打痕を形成することを特徴とする、プレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- プレス成形により、前記自動車構造部材を長手方向上下に湾曲させる場合、さらに天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分脇のフランジ部にも、湾曲の凸側から1箇所または複数個所に打痕を形成することを特徴とする、請求項10または12に記載のプレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- プレス成形により、前記自動車構造部材を長手方向に左右に湾曲させる場合、さらに天板部の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分の脇の湾曲内側縦壁部にも、湾曲凸側に沿って、湾曲の凸側とは反対側から1箇所または複数個所に打痕を形成することを特徴とする、請求項11または12に記載のプレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- プレス成形により、前記自動車構造部材を長手方向に左右に湾曲させる場合、さらに天板部の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分の脇の湾曲内側フランジ部にも、湾曲凸側に沿って、ハット型突出方向から1箇所または複数個所に打痕を形成することを特徴とする、請求項11、12、14のいずれか1項に記載のプレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- 前記打痕は、前記自動車構造部材の湾曲部頂点から稜線に沿って±80mm範囲内に形成することを特徴とする、請求項10乃至15のいずれか1項に記載のプレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- 前記打痕は、素材の板厚をt、ハットの天板部の幅をW、フランジ部の幅をW’、湾曲部の円弧の半径をR、打痕を押込む打痕の体積Vが0.05×t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)≦ V ≦ 0.35×t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)であることを特徴とする、請求項10乃至16のいずれか1項に記載のプレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- 前記打痕は、外接矩形を描いた際に、短辺側が5mm以上、長辺側が80mm以下とすることを特徴とすることを特徴とする、請求項10乃至17のいずれか1項に記載のプレス成形による自動車構造部材の製造方法。
- プレス成形により、断面形状にハット型形状を含み、長手方向に上下に湾曲させる自動車構造部材の金型であって、プレス成形の途中で、当該自動車構造部材の天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分に、湾曲の凸側から箇所または複数個所に打痕を形成する打痕金型を有することを特徴とする、プレス成形による自動車構造部材の金型。
- プレス成形により断面形状がハット型形状を含み、長手方向に左右に湾曲させる自動車構造部材の金型であって、プレス成形の途中で、当該自動車構造部材の天板部外面の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分に、湾曲凸側に沿って、ハット型突出方向から1箇所または複数個所の打痕を形成する打痕金型を有することを特徴とする、プレス成形による自動車構造部材の金型。
- プレス成形により、断面形状がハット型形状を含み、前記長手方向に上下に湾曲および長手方向に左右に湾曲の両方をさせる自動車構造部材の金型であって、プレス成形の途中で、当該自動車構造部材の天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分に、湾曲の凸側から1箇所または複数個所に打痕を形成する打痕金型を有し、かつ同時にもしくは前記打痕の形成の前または後で、当該自動車構造部材の天板部外面の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分に、湾曲凸側に沿って、ハット型突出方向から1箇所または複数個所に打痕を形成する打痕金型を有することを特徴とする、プレス成形による自動車構造部材の金型。
- プレス成形により、前記自動車構造部材を長手方向上下に湾曲させる金型の場合、さらに天板部の長手方向の上下の湾曲凸側頂点部分脇のフランジ部にも、湾曲の凸側から1箇所または複数個所に打痕を形成する打痕金型を有することを特徴とする、請求項19または21に記載のプレス成形による自動車構造部材の金型。
- プレス成形により、前記自動車構造部材を長手方向に左右に湾曲させる金型の場合、さらに天板部の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分の脇の湾曲内側縦壁部にも、湾曲凸側に沿って、湾曲の凸側とは反対側から1箇所または複数個所に打痕を形成する打痕金型を有することを特徴とする、請求項20または21に記載のプレス成形による自動車構造部材の金型。
- プレス成形により、前記自動車構造部材を長手方向に左右に湾曲させる金型の場合、さらに天板部の長手方向の左右の湾曲凸側頂点部分の脇の湾曲内側フランジ部にも、湾曲凸側に沿って、ハット型突出方向から1箇所または複数個所に打痕を形成する打痕金型を有することを特徴とする、請求項20、21、23のいずれか1項に記載のプレス成形による自動車構造部材の金型。
- 前記打痕が、前記自動車構造部材の湾曲部頂点から稜線に沿って±80mm範囲内に形成されるように打痕金型が配置されていることを特徴とする、請求項19乃至24のいずれか1項に記載のプレス成形による自動車構造部材の金型。
- 前記打痕が、素材の板厚をt、ハットの天板部の幅をW、フランジ部の幅をW’、湾曲部の円弧の半径をR、打痕を押込む打痕の体積Vが0.05×t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)≦ V ≦ 0.35×t×(3.14×((W/6)^2+2×(W’/3)^2))×(4.2/R0.23)となる打痕金型であることを特徴とする、
請求項19乃至25のいずれか1項に記載のプレス成形による自動車構造部材の金型。 - 前記打痕が、外接矩形を描いた際に、短辺側が5mm以上、長辺側が80mm以下となるような打痕金型であることを特徴とする、請求項19乃至26のいずれか1項に記載のプレス成形による自動車構造部材の金型。
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