JP6672198B2 - ナノファイバ製造方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ナノファイバ製造方法及び装置に関する。
例えば数nm以上1000nm未満のナノオーダの径を有するいわゆるナノファイバを製造する方法として、電界紡糸法が知られている。電界紡糸法は、エレクトロスピニング法とも呼ばれ、ノズルとコレクタと電源とを有する電界紡糸装置(エレクトロスピニング装置とも呼ばれる)を用いて行われる。電界紡糸装置では、電源によりノズルとコレクタとの間に電圧を印加し、例えば、ノズルをマイナス、コレクタをプラスに帯電させる。電圧を印加した状態でナノファイバの素材(以下、ナノファイバ材と称する)が溶媒に溶解した溶液をノズルの先端から出すと、この溶液は、クーロン力によってコレクタまで移動し、コレクタ上にナノファイバとして捕集される。
電界紡糸装置には、ノズルをコレクタの上方に配したものがある。このタイプの電界紡糸装置では、溶液がノズルの先端で固まりとなることがある。この固まりは、溶媒を含んでおり、コレクタ上に集積されたナノファイバの捕集面に落ちてしまうことがある。このような場合には、集積したナノファイバのうち落下した上記固まりが付着した箇所を取り除く必要があるので、得率が損なわれる。そこで、特許文献1及び特許文献2に記載されるように、先端を上向きにした姿勢で設けられたノズルから出た溶液を、ノズルの上方に配されたコレクタに誘引することによりナノファイバとして捕集する手法がある。
また、特許文献3に記載されるように、ナノファイバ材が不溶な浴液に、ノズル及びコレクタが浸漬されている状態で、ノズルから溶液を出す手法もある。
特開2012−167409号公報 国際公開第2014/057927号 特開2009−074224号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載される方法では、ナノファイバの得率は良いものの、ノズルの先端が固まりによって詰まる。ノズルの先端が詰まる場合には、ノズルの先端から上記固まりを除去するために製造が停止され、製造効率が悪い。特許文献3に記載される方法は、ノズルが、ナノファイバ材が不溶な浴液に浸漬されているから、特許文献1,2と同様にノズルの先端が詰まる。
そこで本発明は、得率良く、かつ、効率良くナノファイバを製造するナノファイバ製造方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明のナノファイバ製造方法は、ナノファイバ材が溶媒に溶解しており帯電した状態の溶液を、先端を上向きにした姿勢で設けられたノズルの先端から出し、ナノファイバを製造するナノファイバ製造方法において、出液ステップと捕集ステップとを有する。出液ステップは、ナノファイバ材の溶剤を含む雰囲気下に先端が配されたノズルから溶液を出す。捕集ステップは、溶液と逆極性に帯電されたコレクタに、ノズルから出た溶液を誘引することによりナノファイバを捕集する。
ノズルは、液体の溶剤が入った容器内に、先端を容器内の液面から出した状態で配されており、容器内の溶剤が気化した溶剤ガスにより、先端が雰囲気下におかれていることが好ましい。
先端と液面との距離は、2mm以上15mm以下の範囲内であることが好ましい。
容器内の溶剤の温度は、溶剤の沸点より少なくとも5℃低いことが好ましい。
液面に対するノズルの角度は、45°以上90°以下の範囲内であることが好ましい。
溶剤を噴霧することにより先端に供給しても良い。
出液ステップは、1mm以上20mm以下の範囲内で互いに離間した複数のノズルから溶液を出すことが好ましい。
複数のノズルの先端が同じ向きであることが好ましい。
ナノファイバ材は、セルロース系ポリマーとエラストマーとのうちいずれかひとつであることが好ましい。ナノファイバ材がセルロース系ポリマーの場合は、セルローストリアセテートであることが好ましい。ナノファイバ材がエラストマーの場合は、アクリル系エラストマーであることが好ましい。
溶媒は、ジクロロメタンであることが好ましい。
本発明のナノファイバ製造装置は、ノズルと、容器と、コレクタと、電圧印加部と、を備える。ノズルは、ナノファイバ材が溶媒に溶解した溶液を先端から出す。容器は、ナノファイバ材の溶剤が収容される。コレクタは、ノズルから出た溶液を誘引し、ナノファイバとして捕集する。電圧印加部は、先端から出る溶液とコレクタとに電圧を印加することにより溶液とコレクタとを逆極性に帯電させる。ノズルは、容器内に、先端を上向きにした姿勢で、かつ、先端を溶剤の液面から出した状態で設けられている。
本発明によれば、得率良く、かつ、効率良くナノファイバを製造することができる。
不織布製造設備の概略図である。 ナノファイバ製造装置の概略図である。
図1は、本発明を実施した不織布製造設備20の概略図である。不織布製造設備20は、ナノファイバ11および不織布10を製造するためのものである。不織布10は、例えば、ワイピングクロスと、フィルタと、傷口などにあてる医療用不織布(ドレープと呼ばれる)などとして利用可能である。
不織布10は、ナノファイバ11から構成されている。ナノファイバ11は、ナノファイバ製造方法としての電界紡糸法を用いて製造される。ナノファイバ11は、径が50nm以上2000nm以下の範囲内であり、本実施形態では概ね400nmである。
不織布製造設備20は、溶液準備部21と、ナノファイバ製造装置22と、これらを接続する配管33とを備える。
溶液準備部21は、ナノファイバ11を形成する溶液25を準備するためのものである。溶液準備部21は、ナノファイバ材15を、ナノファイバ材の溶媒31に溶解することにより、溶液25を調製(準備)する。溶液準備部21により準備された溶液25は、配管33を通してナノファイバ製造装置22に案内される。
ナノファイバ製造装置22は、電界紡糸法を行う。この例において、ナノファイバ製造装置22は、互いに離間した状態に配された複数のノズル36a〜36cを有する。以降の説明において、ノズル36aとノズル36bとノズル36cとを区別しない場合には、ノズル36と記載する。ノズル36の一端は、配管33により溶液準備部21と接続している。これにより、ノズル36の他端から、溶液準備部21より案内された溶液25が出される。ノズル36の溶液準備部21と接続する一端を「基端」と称し、ノズル36の溶液25が出る他端を「先端」と称する。ノズル36の先端から出た溶液25はナノファイバ11を形成する。
なおこの例では、ナノファイバ11の集積及び不織布の支持に長尺の支持体37を用いており、この支持体37を長手方向に移動させている。支持体37の詳細については別の図面を用いて後述するが、図1における横方向は支持体37の幅方向であり、図1の紙面奥行方向が支持体37の移動方向である。ノズル36a〜36cは、支持体37の幅方向に並べて配してある。この例ではノズル36を3本としているが、ノズル36の本数はこれに限られない。なお、配管33のそれぞれには溶液25をノズル36へ送るポンプ38が設けられている。ポンプ38の回転数を変えることにより、ノズル36から出る溶液25の流量が調節される。
ナノファイバ製造装置22について、図2を参照しながら説明する。図2には、図1のノズル36a側から見た場合を図示しており、図の煩雑化を避けるために、ノズル36についてはノズル36aのみ図示し、ノズル36bとノズル36cの図示は略している。ナノファイバ製造装置22は、紡糸室45と、前述のノズル36と、容器46と、集積部47と、導通部材48と、電源49等を備える。
紡糸室45は、例えば、ノズル36と容器46と集積部47の一部などを収容している。紡糸室45内において、下部にノズル36と容器46とが配され、上部に集積部47が配されている。紡糸室45は、密閉可能に構成されることにより溶媒ガスなどが外部に洩れることを防止している。溶媒ガスは、溶液25の溶媒31が気化したものである。
ノズル36は、容器46内に、先端を上向きにした姿勢で設けられている。すなわち、ノズル36は、溶液25が出る先端を、ノズル36の上方に配したコレクタ58へ向けた状態とされている。ノズル36から出る溶液25は、容器46に設けられた開口を通してコレクタ58へ移動する。溶液25がノズル36の先端に形成されている開口(以下、先端開口と称する)から出る際に、先端開口には溶液25によって略円錐状のテイラーコーン53が形成される。
容器46は、ナノファイバ材15の溶剤50を収容する。この溶剤50は液体である。溶剤50が気化することにより、ノズル36の先端は、溶剤50を気体の状態で含む雰囲気下に配される。この気体状態の溶剤を、以下、溶剤ガス80と称する。なお本例では、容器46の底部にノズル36が貫通した状態で取り付けられているが、容器46にノズル36を取り付ける手法についてはこれに限られない。例えば、容器46の底部を貫通するチューブにノズル36の基端を接続させることにより、チューブを介して容器46にノズル36を取り付けても良い。なお、溶剤50は、ナノファイバ材15が溶けるものであれば良い。溶剤50としては、例えば、溶媒31と同じものが挙げられる。
容器46には、ポンプ38から送られる溶剤50を案内する配管33が接続している。容器46には溶剤50の液面52のレベルを検出する液面レベルセンサ54が設けられており、液面レベルセンサ54の検出信号に基づき溶剤50の容器46への注入量が制御され、容器46内の液面52の高さが調節される。容器46内の液面52の高さは、容器46に配されたノズル36の先端の高さよりも低くされる。すなわち、ノズル36は、容器46内に、先端を溶剤50の液面52から出した状態で設けられている。
また、容器46には溶剤50の温度を検出する温度センサ56が設けられており、この温度センサ56の検出信号に基づき、温度調節部(図示無し)により容器46内の溶剤50の温度が調節される。なお、本実施形態では、容器46内の溶剤50の温度を、溶剤50の沸点より例えば5℃低くしている。
集積部47は、コレクタ58と、コレクタ回転部59と、支持体供給部60と、支持体巻取部61とを有する。コレクタ58はノズル36から出た溶液25を誘引し、ナノファイバ11として捕集するためのものであり、本実施形態では、後述の支持体37上に捕集する。コレクタ58は、金属製の帯状物で形成された無端ベルトで構成されている。コレクタ58は、電源49によって電圧が印加されることにより帯電する素材から形成されていればよく、例えばステンレス製とされる。コレクタ回転部59は、一対のローラ62,63と、モータ64などから構成されている。コレクタ58は、一対のローラ62,63に水平に掛け渡されている。一方のローラ62の軸には紡糸室45の外に配されたモータ64が接続されており、ローラ62を所定速度で回転させる。この回転によりコレクタ58はローラ62とローラ63との間で循環するように移動する。本実施形態においては、コレクタ58の移動速度は、10cm/時としているが、これに限定されない。
コレクタ58には、支持体供給部60によって、帯状のアルミニウムシートからなる支持体37が供給される。支持体37は、ナノファイバ11を集積させ、不織布10として得るためのものである。支持体供給部60は送出軸60aを有する。送出軸60aには支持体ロール65が装着される。支持体ロール65は支持体37が巻芯66に巻き取られて構成されている。支持体巻取部61は巻取軸67を有する。巻取軸67はモータ(図示無し)により回転され、セットされる巻芯68に、不織布10が形成された支持体37を巻き取る。このように、このナノファイバ製造装置22は、ナノファイバ11を製造する機能と、不織布10を製造する機能とをもち、電界紡糸法によるナノファイバ及び不織布の製造が実施される。なお、支持体37は、コレクタ58上に載せて、コレクタ58の移動によって移動させてもよい。
なお、コレクタ58の上に、直接、ナノファイバ11の集積および不織布10の形成をしてもよいが、コレクタ58を形成する素材またはコレクタ58の表面状態等によってはナノファイバ11および不織布10が貼り付いてこれを剥がしにくい場合がある。このため、本実施形態のように、ナノファイバ11および不織布10が貼り付きにくい支持体37をコレクタ58上に案内し、この支持体37上にナノファイバ11を集積することが好ましい。
導通部材48は、容器46の下方に配されている。導通部材48は、容器46の下方から出たノズル36の基端と電気的に接続している。
電源49は、ノズル36とコレクタ58とに電圧を印加し、これにより、ノズル36を第1の極性に帯電させ、コレクタ58を第1の極性と逆極性の第2の極性に帯電させる電圧印加部である。帯電したノズル36内を通過することにより、溶液25が帯電し、帯電した状態でノズル36から出る。電源49は、導通部材48と接続し、導通部材48を介してノズル36に電圧を印加する。なお、ノズル36への電圧の印加の手法はこれに限られない。例えばノズル36に電源49を接続することによりノズル36に電圧を印加してもよい。本実施形態ではノズル36をプラス(+)に帯電させ、コレクタ58をマイナス(−)に帯電させているが、ノズル36とコレクタ58との極性は逆であってもよい。なお、コレクタ58側をアースして電位を0としても良い。本実施形態では、ノズル36とコレクタ58とに印加する電圧は30kVとしている。この帯電により、テイラーコーン53からは溶液25が紡糸ジェット69としてコレクタ58に向かって噴出される。なお、この例ではノズル36に電圧を印加することにより溶液25を帯電させているが、配管33において溶液25を帯電させ、帯電した状態の溶液25をノズル36に案内してもよい。
ノズル36とコレクタ58との距離L1は、ナノファイバ材15と溶媒31との種類と、溶液25における溶媒31の質量割合等によって適切な値が異なるが、30mm以上300mm以下の範囲内が好ましく、本実施形態では180mmとしている。
ノズル36とコレクタ58とにかける電圧は、2kV以上40kV以下が好ましく、ナノファイバ11を細く形成する観点では電圧はこの範囲内でなるべく高いほうが好ましい。
ナノファイバ製造方法について以下に説明する。ナノファイバ材15が溶媒31に溶解しており帯電した状態の溶液25を、先端を上向きにした姿勢で設けられたノズル36の先端から出し、ナノファイバ11を製造するナノファイバ製造方法において、ナノファイバ材15の溶剤50を含む雰囲気下に先端が配されたノズル36から溶液25を出す出液ステップと、溶液25と逆極性に帯電されたコレクタ58に、ノズル36から出た溶液25を誘引することによりナノファイバ11を捕集する捕集ステップとを有する。上記のようにノズル36の先端が上向きであることにより、溶液25がノズル36の先端で固まりとなった場合であっても、この固まりがコレクタ58上に集積したナノファイバ11に落下することがない。また、ノズル36の先端が溶剤50を含む雰囲気下に配されていることにより、ノズル36の先端に上記固まりが付着することが抑制され、ノズル36の先端の詰まりが防止される。これらの結果、得率良く、かつ、効率良くナノファイバ11が製造される。
ノズル36は、液体の溶剤50が入った容器46内に、先端を容器46内の液面52から出した状態で配される。これにより、溶剤ガス80により、ノズル36の先端が溶剤50を含む雰囲気下におかれる。このため、ノズル36の先端の詰まりがより確実に防止される。
なお、溶剤50を噴霧することによりノズル36の先端に供給しても良い。溶剤50を噴霧する場合は、例えば溶剤噴霧装置(図示無し)により噴霧する溶剤50の量などを調節し、テイラーコーン53の形状などに変化が生じない程度とすることが好ましい。これにより、ノズル36の先端に溶液25の固まりが付着することがより抑制され、ノズル36の先端が詰まることがより確実に防止される。この結果、ナノファイバ11の製造効率がより向上する。また、溶剤50を噴霧することに加えまたは代えて、溶剤50を気体の状態でノズル36の先端に供給しても良い。なお、溶剤50を含む雰囲気下にノズル36の先端を配する手法として液体の溶剤50が入った容器46を用いる場合と溶剤50を噴霧する場合とのいずれを採用するかは適宜選択して良いが、これらのうちでは、液体の溶剤50が入った容器46を用いる場合の方が、テイラーコーン53の形状に変化を生じさせることが無いため、より好ましい。
図1に示すノズル36の先端と液面52との距離L2は、2mm以上15mm以下の範囲内であることが好ましい。距離L2が2mm以上であることにより2mm未満である場合に比べて、液体の溶剤50がノズル36の先端にせり上がることがないためより安定に紡糸され、距離L2が15mm以下であることにより15mmより大きい場合に比べて、溶剤ガス濃度が高いことでより安定に紡糸される。距離L2は、2mm以上10mm以下の範囲内であることがより好ましく、3mm以上10mm以下の範囲内であることがさらに好ましい。なお、本実施形態では例えば5mmとしている。
容器46内の溶剤50の温度は、溶剤50の沸点より5℃以上低い、すなわち、溶剤50の沸点より少なくとも5℃低いことが好ましい。溶剤50は温度が高いほどガス化が促進されるため、容器46内の溶剤50の温度が沸点に近すぎる場合には、容器46内の溶剤50が直ぐに枯渇してしまうからである。さらに、溶剤50の温度が沸点に近すぎる場合には、ノズル36を介して溶液25の温度が高くなり、溶媒31のガス化が促進され、ナノファイバ11の形状の均一性を損なう場合がある。得られたナノファイバ11の形状が不均一であった場合は、用途によっては、所望の形状とは異なる部分を除去することがあり、結果として得率が損なわれる。このため、得率の観点では、溶剤50の温度は沸点よりも十分に低い方が好ましい。一方で、効率の観点では、溶剤ガス濃度が高いことが好ましいから、溶剤50の温度は高い方が好ましい。したがって得率と効率とのより確実な向上の観点から、容器46内の溶剤50の温度は、溶剤50の沸点より少なくとも5℃低くしながらも、なるべく高いことがより好ましい。
液面52に対するノズル36の角度θについて説明する。ここで、ノズル36の長手方向を、水平とするときのθを0°とし、垂直上向きとするときのθを90°とする。ノズル36は上向きであるから、0°<θ<90°である。この角度θが90°に近いほど、ノズル36から出る溶液25をコレクタ58へ移動させるために必要な電圧が小さくなる。ノズル36に印加する電圧が小さいほど、ノズル36の先端における溶媒31の気化が抑制され、ノズル36の詰まりがより抑制される。このため、角度θは、45°以上90°以下の範囲内であることが好ましく、75°以上90°以下の範囲内であることがさらに好ましく、90°であることが最も好ましい。なお、本実施形態では角度θを例えば90°としている。
なお本例では、複数のノズル36a〜36cが1mm以上20mm以下の範囲内で互いに離間している。図1に示す各ノズル36間の距離をL3とするとき、この距離L3が1mm以上であることにより1mm未満である場合と比べてノズル36間での放電が抑制されることでより安定に紡糸され、距離L3が20mm以下であることにより20mmより大きい場合と比べてより設備を小型化できる。距離L3は、3mm以上10mm以下の範囲内であることがより好ましい。なお、本実施形態では距離L3を例えば5mmとしている。
複数のノズル36a〜36cの先端は、同じ向きであることが好ましい。ノズルの向きについて「同じ」とは、各ノズル36の角度θが全く同じ角度であることの他、0°以上45°以下であれば同じとみなして良い。複数のノズル36a〜36cの先端が同じ向きであることにより、目付け量がより均一、つまり厚みがより均一な不織布が得られる。目付け量とは、不織布の単位面積当たりの質量である。厚みが不均一な不織布は用途によっては部分的に除去されることがあるのに対し、厚みが均一な不織布は、全域が使用可能とされており得率がより良い。
溶液25は、溶液準備部21により、ナノファイバ材15を溶媒31に溶解することで準備する。
ナノファイバ材15は、セルロース系ポリマーもしくはエラストマーであることが好ましい。
ナノファイバ材15としてのセルロース系ポリマーは、セルロースアシレートと、ニトロセルロースと、エチルセルロースと、カルボキシメチルエチルセルロースとのうちいずれかひとつであることが好ましい。セルロースアシレートとしては、セルロースアセテートと、セルロースプロピオネートと、セルロースブチレートと、セルロースアセテートプロピオネートとがより好ましい。セルロースアセテートとしては、セルローストリアセテートと、セルロースジアセテートとがさらに好ましい。ナノファイバ材15としてセルロース系ポリマーを用いる場合は、セルローストリアセテートが特に好ましい。
また、ナノファイバ材15としてのエラストマーは、アクリル系エラストマーと、スチレン系エラストマーと、オレフィン系エラストマーと、塩化ビニル系エラストマーと、ウレタン系エラストマーと、アミド系エラストマーとのうちいずれかひとつであることが好ましい。ナノファイバ材15としてエラストマーを用いる場合は、アクリル系エラストマーが特に好ましい。
溶媒31としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルアセテート、エチルアセテート、プロピルアセテート、ブチルアセテート、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1−メトキシ−2−プロパノールなどが挙げられる。これらは、ナノファイバ材15の種類に応じて単独で使用しても混合して使用してもよい。これらの中ではジクロロメタン(沸点は40℃)がより好ましく、本実施形態では溶媒31としてジクロロメタンを用いている。
ノズル36と、循環して移動するコレクタ58とには、電源49により電圧が印加される。これにより、ノズル36は第1の極性としてのプラスに帯電し、コレクタ58は第2の極性としてのマイナスに帯電する。ノズル36には、溶液準備部21から溶液25が連続的に供給され、移動するコレクタ58上には、支持体37が連続的に供給される。溶液25は、ノズル36を通過することにより第1の極性であるプラスに帯電し、帯電した状態で、ノズル36の先端開口から出る。
捕集ステップについて説明する。コレクタ58は、第1の極性に帯電した状態で先端開口から出た溶液25を誘引する。これにより、先端開口にはテイラーコーン53が形成され、このテイラーコーン53から紡糸ジェット69がコレクタ58に向けて噴出される。第1の極性に帯電している紡糸ジェット69は、コレクタ58に向かう間に、自身の電荷による反発でより細い径に分裂する。これによりナノファイバ11が製造され、支持体37上に捕集される。
捕集されたナノファイバ11は不織布10として支持体37とともに支持体巻取部61に送られる。不織布10は、支持体37と重なった状態で巻芯68に巻かれる。巻芯68は巻取軸67から取り外された後に、支持体37から不織布10が分離される。このようにして得られた不織布10は長尺であるが、この後、例えば所望のサイズに切断してもよい。
この例では、コレクタ58として循環移動するベルトを用いたが、コレクタはベルトに限定されない。例えば、コレクタは固定式の平板であってもよいし、円筒状の回転体としてもよい。平板や円筒体からなるコレクタの場合にも、不織布をコレクタから容易に分離することができるように支持体37を用いることが好ましい。なお、回転体を用いる場合には、回転体の周面にナノファイバからなる筒状の不織布が形成されるため、紡糸後に回転体から筒状の不織布を抜き取り、所望の大きさ及び形状にカットして不織布製品とすることができる。
[実施例1]〜[実施例20]
ナノファイバ製造装置22において、溶媒31の種類と溶剤50の種類とノズル36の数などを変更し、ナノファイバ11を連続的に製造し、実施例1〜20とした。用いたナノファイバ材15は、表1の「ナノファイバ材」欄に記載している。ナノファイバ材15として、セルロースアセテートを用いた場合には表1の「ナノファイバ材」欄に「CA」と記載し、エラストマーを用いた場合には表1の「ナノファイバ材」欄に「エラストマー」と記載する。ここでは、「CA」はアセチル置換度2.87のセルローストリアセテートを、「エラストマー」はアクリル系エラストマーである(株)クラレ製クラリティ(登録商標)を用いている。
溶媒31として、ジクロロメタンを用いた場合には表1の「溶媒」欄に「ジクロロメタン」と記載し、n−メチルピロリドンを用いた場合には表1の「溶媒」欄に「NMP」と記載する。
容器46の有無は、表1の「容器の有無」欄に記載している。容器46が有る場合において、溶剤50の種類は表1の「溶剤の種類」欄に、容器46内の溶剤50と溶剤50の沸点との温度の差、すなわち(容器46内の溶剤50の温度)−(溶剤50の沸点)は表1の「溶剤の沸点に対する容器内の溶剤の温度」欄にそれぞれ記載している。溶剤50として、ジクロロメタンを用いた場合には表1の「溶剤の種類」欄に「ジクロロメタン」と記載し、n−メチルピロリドンを用いた場合には表1の「溶剤の種類」欄に「NMP」と記載する。溶剤50の噴霧の有無は、表1の「溶剤の噴霧の有無」欄に記載している。ノズル36の角度θは、表1の「ノズルの角度」欄に記載している。ノズル36の本数は、表1の「ノズルの本数」欄に記載している。複数のノズル36が設けられている場合において、各ノズル36の先端の向きが同じであるか異なっているかは表1の「各ノズルの向きの同異」欄に、各ノズル36間の距離は表1の「各ノズル間の距離」欄に記載している。なお、表1の「各ノズルの向きの同異」欄において、複数のノズル36が同じ向きとされている場合は「同じ」と記載し、複数のノズル36のうち少なくとも1本が異なる向きとされている場合は「異なる」と記載している。ノズル36の先端と容器46内の液面との距離は、表1の「ノズル先端と液面との距離」欄に記載している。なお、ノズル36の本数を1本としてナノファイバ11を製造した場合には、表1の「各ノズルの向きの同異」欄と「各ノズル間の距離」欄とには「−」と記載する。
得率と効率とを以下の評価方法および基準で評価した。
(1)得率
得られたナノファイバ11から構成された不織布10において、不織布10の厚みの均一性とナノファイバ11の形状の均一性とをそれぞれ評価し、各評価に基づき、以下の基準で得率を評価した。不織布10の厚みの均一性は、支持体37に集積された不織布10から一辺の長さが100mmの正方形のサンプルを切り出し、このサンプルの厚みを接触式膜厚計で幅方向に10点測定し、これら測定値の最大値から平均値を減算し、その数値を平均値で除算して百分率にした値により評価した。ナノファイバ11の形状の均一性は、支持体37に集積された不織布10から一辺の長さが10mmの正方形のサンプルを切り出し、このサンプルのSEM(Scanning Electron Microscope)画像を目視で観察することにより評価した。なお、下記のナノファイバ11の形状について、「均一」とは、SEM画像においてナノファイバ11の太さが長手方向にほぼ一定であることをいい、「不均一」とは、SEM画像においてナノファイバ11の太さが長手方向で変化していることをいう。形状が不均一なナノファイバ11は、例えばナノファイバ11の途中に液滴のような円状あるいは球状が確認される。AとBとCとは合格であり、Dは不合格である。結果は表1の「得率」欄に示す。
A;不織布の厚みの均一性が±10%以内であり、ナノファイバの形状が均一であった。
B;不織布の厚みの均一性が±10%を超えるものの、ナノファイバの形状は均一であり、実用上問題のないレベルであった。
C;ナノファイバの形状は不均一であったものの、不織布の厚みの均一性が±10%以内であり、実用上問題のないレベルであった。
D;不織布の厚みの均一性が±10%を超え、かつ、ナノファイバの形状が不均一であった。
(2)効率
20分間連続して紡糸した後、ノズル36の先端での溶液25の固まりの有無と、ノズル36からの溶液25の出され方とを目視により観察し、以下の基準で評価した。AとBは合格であり、Cは不合格である。結果は表1の「効率」欄に示す。
A;ノズルの先端に溶液の固まりが付着することがなく、ノズルの詰まりは生じなかった。
B;ノズルの先端に溶液の固まりがごくわずかに付着するものの、ノズルの詰まりは生じなかった。
C;ノズルから溶液が出なくなった。
Figure 0006672198
[比較例1]
ノズル36が溶剤50を含む雰囲気下にない例として容器46を用いずにナノファイバを製造し、これを比較例1とした。用いたナノファイバ材と溶媒などは表1に示す。その他の条件は実施例と同様にした。
得率と効率とを、実施例と同様の方法及び基準で評価した。評価結果は表1に示す。
10 不織布
11 ナノファイバ
15 ナノファイバ材
21 溶液準備部
22 ナノファイバ製造装置
25 溶液
31 溶媒
33 配管
36 ノズル
36a〜36c ノズル
37 支持体
38 ポンプ
45 紡糸室
46 容器
47 集積部
48 導通部材
49 電源
50 溶剤
52 液面
53 テイラーコーン
54 液面レベルセンサ
56 温度センサ
58 コレクタ
59 コレクタ回転部
60 支持体供給部
60a 送出軸
61 支持体巻取部
62 ローラ
63 ローラ
64 モータ
65 支持体ロール
66 巻芯
67 巻取軸
68 巻芯
69 紡糸ジェット
80 溶剤ガス
L1 ノズルとコレクタとの距離
L2 ノズルの先端と液面との距離
L3 各ノズル間の距離
θ ノズルの角度

Claims (12)

  1. ナノファイバ材が溶媒に溶解しており帯電した状態の溶液を、先端を上向きにした姿勢で設けられたノズルの前記先端から出し、ナノファイバを製造するナノファイバ製造方法において、
    前記ナノファイバ材の溶剤を含む雰囲気下に前記先端が配された前記ノズルから前記溶液を出す出液ステップと、
    前記溶液と逆極性に帯電されたコレクタに、前記ノズルから出た前記溶液を誘引することによりナノファイバを捕集する捕集ステップと、
    を有し、
    前記溶剤を噴霧することにより前記先端に供給するナノファイバ製造方法。
  2. 前記ノズルは、液体の前記溶剤が入った容器内に、前記先端を前記容器内の液面から出した状態で配されており、
    前記容器内の前記溶剤が気化した溶剤ガスにより、前記先端が前記雰囲気下におかれている請求項1に記載のナノファイバ製造方法。
  3. 前記先端と前記液面との距離は、2mm以上15mm以下の範囲内である請求項2に記載のナノファイバ製造方法。
  4. 前記容器内の前記溶剤の温度は、前記溶剤の沸点より少なくとも5℃低い請求項2または3に記載のナノファイバ製造方法。
  5. 前記液面に対する前記ノズルの角度は、45°以上90°以下の範囲内である請求項2から4のいずれか1項に記載のナノファイバ製造方法。
  6. 前記出液ステップは、1mm以上20mm以下の範囲内で互いに離間した複数の前記ノズルから前記溶液を出す請求項1からのいずれか1項に記載のナノファイバ製造方法。
  7. 複数の前記ノズルの前記先端が同じ向きである請求項に記載のナノファイバ製造方法。
  8. 前記ナノファイバ材は、セルロース系ポリマーとエラストマーとのうちのいずれかひとつである請求項1からのいずれか1項に記載のナノファイバ製造方法。
  9. 前記セルロース系ポリマーは、セルローストリアセテートである請求項に記載のナノファイバ製造方法。
  10. 前記エラストマーは、アクリル系エラストマーである請求項に記載のナノファイバ製造方法。
  11. 前記溶媒は、ジクロロメタンである請求項1から10のいずれか1項に記載のナノファイバ製造方法。
  12. ナノファイバ材が溶媒に溶解した溶液を先端から出すノズルと、
    前記ナノファイバ材の溶剤が収容される容器と、
    前記ノズルから出た前記溶液を誘引し、ナノファイバとして捕集するコレクタと、
    前記先端から出る前記溶液と前記コレクタとに電圧を印加することにより前記溶液と前記コレクタとを逆極性に帯電させる電圧印加部と、
    を備え、
    前記ノズルは、前記容器内に、前記先端を上向きにした姿勢で、かつ、前記先端を前記溶剤の液面から出した状態で設けられ
    前記溶剤を噴霧することにより前記先端に供給するナノファイバ製造装置。
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