JP6671713B1 - 接触検出チェック装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、水性ボンドに顔料を混ぜて、直接、発泡ポリスチレンに塗布する方法もある。そして、和紙を細かく粉砕し、粉体化したものに木工ボンドや和糊を混練して発泡ポリスチレンに貼り付け、それを水性塗料のネオカラーやポスターカラーで塗装する方法もある。更に、発泡ポリスチレンを基材にしてそれにFRP造形を行う方法もある。
これらは何れも発泡合成樹脂成形体に塗布した塗装の厚みが厚くなり、形式的な見栄えが良くても、実用的な使用に耐えるものではなかった。
また、発泡層付きの表皮材は、発泡層の厚みの変化、発泡層の形状の変形等が存在すると、均一圧力を加えても、均一外圧として検出できない。
このクッションシートは、畳のような平坦な構造物には対応できるが、発泡層の厚みの変化、発泡層の形状の変形等が存在すると、均一圧力を加えても、均一外圧として検出できない。
また、特許文献1及び特許文献2は、発泡合成樹脂成形体とクッションシートとの接着力を強くすることを開示しているが、形式的に試作品を形成する原材料として発泡性合成樹脂が使用されているものの、少量生産品にこの技術を使用するということは実現されていない。特に、例えば、発泡ポリスチレンのような発泡合成樹脂成形体は、脆く、表面を削って所定の形状に仕上げ、かつ、表面を見栄え良く平滑化することができなかった。
即ち、特定の形状に形成された基材と、前記基材を被覆する特定の形状に形成してなる発泡体と、対向する前記基材と前記発泡体に形成された所定の容積空間と、前記容積空間に加えられた外部からの押圧力を、前記容積空間で形成した物理的変化量として検出するセンサとを具備し、前記センサが検出したセンサ出力は、前記容積空間に加えられた外部からの押圧力を前記容積空間の物理的変化量として検出し、複数の閾値と比較して、その信号検出出力として正常・異常の2値信号を得るセンサ信号出力回路と、前記センサ信号出力回路の前記センサ出力の異常状態から定常状態に戻る2値信号の変化直後から、所定の閾値以下で、所定の時限内に、前記センサ自体の正常・異常を前記センサで判別するセンサ異常判別回路を有し、前記センサ異常判別回路は、前記センサ信号出力回路が前記容積空間に加えられた外部からの押圧力を検出する定常状態に戻るとき、前記センサの検出信号をアース電位として定常状態に戻るまでの特性を基に、前記センサ自体の正常・異常を判別することを特徴とするものである。
このように、前記基材及び/または前記発泡体から物理的変化量として、漏れ難くした容積空間内の物理的変量を検出するものであるから、広範な範囲に加えられた圧力を検出することができ、二次元的な平面的構成であっても、三次元的な立体的構成であっても施工でき、所定以上の外部からの圧力を検出できる。
即ち、本願発明の容積空間の物理的変化量を検出するセンサが物理的変化量を検出するセンサ信号出力回路及び次回の物理的変化量の検出に向けてセンサ自体の正常・異常をセンサ異常判別回路で判別できる接触検出装置として提供するもので、殊に、次回、初回の起動時に対して、何時発生するか分からない接触直前のタイミングに風量センサ異常が発生していないかを判別できる。
上記第2のチェック構成体は、第1のチェック構成体とその動作のタイミングに関係なく駆動されるアクチュエータを有している。また、前記容積空間で形成した物理的変化量を変化させる機能を有する。
また、上記アクチュエータは、直線方向に変位させるか、回転方向に変位させるかによって、前記容積空間の容積を変化させるものである。本発明を実施する場合には、直線方向に変位させるアクチュエータまたは回転方向に変位させるアクチュエータの何れを使用してもよい。
そして、上記発泡意匠体の窪みを調節するリミッタは、特定形状に形成した発泡意匠体の内面側、即ち、反意匠面側に前記発泡合成樹脂材料または発泡ゴム材料と別部材または同一部材で一体に形成したものであり、前記発泡合成樹脂材料または発泡ゴム材料を一体に形成し、空気路または連通路として圧力を伝達するものであればよい。なお、上記リミッタは、前記基体または前記発泡意匠体の何れかに取付けられるものであるが、両端を前記基体と前記発泡意匠体に各々取付けてもよい。または、上記リミッタは前記基体または前記発泡意匠体と一体に形成してもよい。
そして、ここで上記第1のチェック構成体と上記第2のチェック構成体は、所定の容積空間の中で、独立した異常の検出方法を有しておればよい。特に、異常の検出を行うタイミングが上記第1のチェック構成体と上記第2のチェック構成体が相違しておればよい。
ここで、前記基体及び前記発泡意匠体からなる物理的変位を制限された前記容積空間を共通とするものであるから、前記基体及び前記発泡意匠体の前記容積空間の異常、前記センサの異常を第1のチェック構成体と上記第2のチェック構成体の共通回路として異常・正常検出でき、アクティブチェックとパッシブチェック機能を備えることになる。
したがって、それだけ第1のチェック構成体の信頼性が高くなる。
なお、サーボモータ、ステッピンクモータ等を使用しても、往復長方向に変化することができる。
ここで、基体または発泡意匠体に取付けたシャフトの長さ方向の両端を広い面積で振動すると、前記発泡意匠体の反意匠面側に形成される容積空間が当該振動によって体積が変化し、第1のチェック構成体の駆動停止中に第2のチェック構成体が動作することができる。
しかし、第2のチェック構成体を構成する基体と、前記基体に接合され被覆された発泡意匠体と、発泡意匠体の反意匠面側に一体に形成された所定の容積空間は、前記容積空間の容積をアクチュエータで変化させ、前者同様、前記容積空間で形成した物理的変化量を得るものである。
基体と発泡意匠体の反意匠面側に一体に配設された第2のチェック構成体の容積空間は、前記容積空間の容積をアクチュエータで形成した物理的変化量を変化させ、第2のチェック構成体を構成する基体、発泡意匠体、リミッタで形成される容積空間の容積変化で検出し、それをもって正常であることを判断するものである。
また、第1のチェック構成体の特定形状に形成した発泡意匠体の反意匠面側にリミッタで形成された所定の容積空間は、特定の形状に形成した発泡意匠体が前記基体に接合されて被覆され、センサの空気の入出力を除き封止状態のところに圧力を加えられるから、ロボット等の特定の外装に形成される。
また、発泡合成樹脂材料及び/または発泡ゴム材料と一体に形成または取付けて形成し、外部からの押圧力による物理的変位を制限するリミッタは、当該リミッタによって外部からの押圧力に対する反応を任意に設定できる。
よって、それだけ第1のチェック構成体の行う異常検出の信頼性が高くなる。
また、上記第1のチェック構成体と上記第2のチェック構成体の動作タイミングを一致させることなく設定できるから、上記第1のチェック構成体と上記第2のチェック構成体のオン、オフを自由に選択できる。
なお、サーボモータ、ステッピンクモータ等を使用した場合に、シャフトの長さ方向に変化することができないものではなく、シャフトの長さ方向に変化するには他の部品を必要とするものである。
即ち、前記シャフトの長さの両端は、そのシャフトの径よりも、大きく接合することにより容積空間の容積変化を大きく取り、第1のチェック構成体と第2のチェック構成体の変化を大きくすることができる。
図1乃至図6は本発明の実施の形態における接触検出チェック装置を説明する説明図で、特定の形状に形成された基体60は、人形(ひとがた)ロボット(Humanoid Robot)の構成部材で内部に電子部品を搭載したプロテクタとして使用されている。特に、基体60は、発泡性の熱可塑性樹脂材料よりも硬くて容易に変形しないソリッドタイプの樹脂または金属の使用が望ましい。
ここで、接着剤15の厚みは、その存在が視認できない程度に可能な限り薄くし、接着機能のみが維持できればよい。ここで使用するゴム糊は、基体としての発泡合成樹脂材料11,12,13と同じポリエチレン等の合成樹脂からなる接着剤15も使用できる。
したがって、基体60にテープ基材50を接合し、そのテープ基材50にフランジ71aを配設したものを基体60に接合すれば、テープ基材50に配設した円筒状部材(71)の密度に応じた接触検出チェック装置が構成される。なお、テープ基材50を広くし、そこに円筒状部材(71)を配設し、必要な形状に裁断して使用できる。逆に、テープ基材50に円筒状部材(71)を所定の密度で分布させることができる。
なお、鍔部81を入れる発泡合成樹脂材料12に穿設した大径孔12aは、フランジ83aとの接続の空間である。好ましくは、接続した後に、鍔部81と発泡合成樹脂材料12の大径孔12aは、接着剤で接合するのが好適である。
また、ホルマル線のコイル85の最外周は、内面に接着剤を塗布した絶縁物である絶縁シート84によって、コイル85が捲き戻されないように、その広がりを防止するように構成されている。
下方のボビンフランジ83a側をN極、上方のボビンフランジ83b側をS極となって可動子87が移動するのは、ボビンフランジ83a側を可動子87のS極が、ボビンフランジ83b側を可動子87のN極が吸引し、ボビンフランジ83a側が可動子87のS極を、ボビンフランジ83b側が可動子87のN極を吸引する。
すると、特定形状に形成された基体60、基体60に接合されて被覆し、発泡合成樹脂材料または発泡ゴム材料を特定形状に形成してなる発泡意匠体10、発泡意匠体10の反意匠面側に形成され、外部からの押圧力による物理的変位を制限された所定の容積空間4を有する第1のチェック構成体100と、第1のチェック構成体100の動作に関係なく駆動自在なアクチュエータ200とを具備し、第1のチェック構成体100の容積空間4の容積をアクチュエータ200で変化させることにより、第2のチェック構成体300の容積空間4で形成した物理的変化量を得ることができる。通常、第1のチェック構成体100の容積空間4の変化よりも、第2のチェック構成体300の方がセンサSENの出力が大きくなる。
このように、発泡意匠体10の外面1cの位置にリミッタ7としての円筒状部材(71)が立設されると、発泡意匠体10の外面1cから外力を加えることにより、外面1cは許容間隙δの間及びリミッタ7からずれた位置の外力により、発泡意匠体10の体積が減少する。したがって、体積変化は空気圧となって図示しないセンサSENに入るから、センサSENは発泡意匠体10に加えた圧力に関する検出出力となる。
なお、ここで、図1及び図2の実施の形態のリミッタ7は、円筒状部材(71)からなる。また、リミッタ7は発泡意匠体10側に配設しても良いし、基体60側に配設してもよい。
特に、本発明の実施の形態の接触検出チェック装置は、必要に応じて金型で射出成形できるので、コストの低減が可能である。
この円筒状部材(71)の上端と外面1cの内側の面は、その許容間隙δの0.5〜10mmとしているが、本発明を実施する場合の発泡意匠体10の厚み、形状、円筒状部材(71)の間隔等によって決定される。
抵抗R2はフォトカプラ74としてのLED入力の限流抵抗であり、そのLED出力は、フォトトランジスタに入力され、オペアンプOPを用いた差動増幅器と絶縁状態でセンサSENとしての検出出力が得られる。したがって、センサSENからなる検出回路の配線が予測しない場所でショートすることがない。
第2のチェック構成体300は、「5時間以上連続稼働」のように、第1のチェック構成体100の動作は異常を生じることなく的確に動作していることを明確にする。したがって、稼働時間は0.5時間〜12時間或いは24時間に設定するのが望ましい。
また、「5時間以上連続稼働」でなくても、メイン電源を切った時には、何らかの確認動作が必要であるから、「メイン電源投入直後」であるか否かを判断し、また、「メイン電源投入直後」の場合には、異常が伴っていないか第2のチェック構成体300の出力も確認する。
また、本発明の実施例においては、基本的に容積空間4の1個を判断するものであり、アクチュエータ200が動作したときには第1のチェック構成体100の出力を反転するものである。
基材60と発泡合成樹脂体10で形成された容積空間4の空気は、第1のチェック構成体100に対して押圧力を加えない限り変化しないが、押圧力を加えることにより、LEDが点灯し、フォトカプラ74のトランジスタがスイッチオン状態となり、その出力が接地抵抗状態となる。
また、第1のチェック構成体100に対して押圧力が加わっている、いないに無関係でアクチュエータ200が動作すると、容積空間4の空気が変化する。そこで、第2のチェック構成体300は容積空間4の空気量の変化を検出する。通常、第2のチェック構成体300が容積空間4に接続されているから、第1のチェック構成体100が動作しないように停止させて検出している。
しかし、特定の条件によりアクチュエータ200が動作したとき、第1のチェック構成体100の出力を「正常」出力とし、第2のチェック構成体300のセンサSENの出力を「異常」信号(反転された信号)とする。この第2のチェック構成体300のセンサSENの出力の異常信号こそ、接触検出チェック装置の正常信号となる。
まず、ステップS0で初期化を行う。この初期化では0.1〜24時間の何れを選択してもよいが、この事例では、「5時間以上連続稼働」の要件を設定する。また、「異常停止直後」、「メイン電源投入直後」の判断を行うもので、通常は、特定の設定条件を格納する。本実施例に於いても、「5時間以上連続稼働」、「異常停止直後」、「メイン電源投入直後」の他の条件を入れてもよい。または省いてもよい。
しかし、ステップS5で第2のチェック構成体300の動作の停止に入らないときには、ステップS6で第1のチェック構成体100の動作に入り、繰り返し、第1のチェック構成体100の動作に入る。
したがって、「5時間以上連続稼働」、「異常停止直後」、「メイン電源投入直後」のように、第2のチェック構成体300に入る必要があるかを判断し、第2のチェック構成体300に入る必要がないとき、ステップS8の第1のチェック構成体100の動作を継続する。
異常でないときには、ステップS5の第2のチェック構成体300の動作でそれが判断され、通常の第1のチェック構成体100が行う運転モードに入るものである。
このときでも、外面1cの内側の中央に下方向の外力が加えられると、リミッタ7としての円筒状部材(71)が立設されているから、その垂直方向の変位量が制限され、物理的検出される変量も少なくなる。
また、リミッタ7は基体60または発泡意匠体10に一体化または取付けられ、そして、リミッタ7は基体60及び発泡意匠体10に一体化または取付けられてもよい。
δ=0.5〜15mmの許容間隙の移動を許容しても、確実に物理的変量として検出でき、また、発泡意匠体10の外面1cの意匠性を乱すことがない。
即ち、発泡意匠体10と基体60との間には、許容間隙δ=0.5〜15mmを設けてリミッタ7を形成すると、発泡意匠体10にストレスを入れることがないので、その意匠性を低下させることなく使用できる。
本発明を実施する場合の発泡意匠体10は、人形ロボット等のロボットの被覆、各種機器のハウジングの被覆は、アルミニウム板、ステンレス板、鉄板、銅板、黄銅板等で形成されるのが一般的である。合成樹脂の場合には発泡合成樹脂も使用されているものの、主に、射出成形等で形成されている。この射出成形で形成した基体60の殆どは、1ブロックの熱可塑性樹脂材料から構成したものであるが、本実施の形態の接触検出チェック装置では、射出成形等で形成された1ブロックの発泡意匠体10の事例で説明する。
センサSENの出力は電源線2本、出力信号線OUT1本の計3本からなり、本実施の形態では、人形ロボットの危険信号として急停止させる信号として使用している。
センサSENの出力は、リード線Lを介して、必要に応じてコネクタ等を介してマイクロプロセッサCPUの内蔵するオペアンプOP等に導かれ、そのオペアンプOPの出力は“H(オン)”、“L(オフ)”に変換される。また、オン時間またはオフ時間の長短の条件によって信号検出出力ACの“H”、“L”の検出出力の判断を行う。
この人形ロボットは、内部に図示しない汎用のハードウェア及びソフトウェアを搭載している。発泡意匠体10の上面の周囲に接合手段2により基体60に接合可能な構造になっている。発泡意匠体10には一体にリミッタ7としての円筒状(71)が設けられている。リミッタ7は、図7に示すように、直接機能する当接部分を有している。このリミッタ7としては、円筒状部材、円柱状部材、他に多角柱状部材、多角筒状部材、リブ、円形の切り欠き、多角形の切り欠き等とすることができる。
図13は胸部51の外側、即ち、反意匠面10B側から観た斜視図で、胸部51の内側から観た斜視図は図14のようになる。
本実施の形態では、図14のコーナ(角)55の押圧と、頚部56の押圧に対するセンサSENのセンサ出力を任意に設定できる。
したがって、アクチュエータ200のステッピングモータ91を駆動させると、その回転は、カム92の回転となり、カム92の回転は薄い銅板94を上下させるから、容積空間4の体積変化を発生することができる。
図16(a)は、基体60と発泡意匠体10を対向させ、発泡意匠体10の反意匠側の全体周囲の最外周の接着面1a及び接着面1eに接合手段2を形成することにより、許容間隙δ=0.5〜15mmを形成して発泡意匠体10の周囲を堤(許容間隙だけ高い)とし、容積空間4を形成している。本実施の形態のリミッタ7は同一発泡合成樹脂または同一発泡合成ゴム材料からなり、円筒状部材(71)及び意匠基部で形成されている。
発泡意匠体10は、発泡合成樹脂材料としては、ポリウレタン(PUR)、ポリスチレン(PS)、ポリオレフィン(主に、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP))、また、フェノール樹脂(PF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ユリア樹脂(UF)、シリコーン(SI)、ポリイミド(PI)、メラミン樹脂(MF)等の発泡化した樹脂である。
例えば、水平方向の振動出力を出す事例であると、リミッタ7の水平方向の振動が発生する。振動はアクチュエータ200の左右の端部を振動させ、結果的には、アクチュエータ200を中心に左右に振動するから、第2のチェック構成体300として動作する。アクチュエータ200が目立たない配設とし、容積空間4の変化を得ることができる。
図16(a)は、アクチュエータ200の出力が左右の水平方向の振動となり、リミッタ7からなり円筒状部材(71)の振動となる。ここで、鍔部81は円筒状部材(71)にインサートされていても、いなくてもよい。
特に、アクチュエータ200の図6に示すボビン83の幅をリミッタ7間で保持しており、大きな
容積空間4の変化を得ることができる。アクチュエータ200の振動は、図の上下振動となる。しかし、本実施の形態のアクチュエータ200は、リミッタ7間で保持されているから、無駄のない振動が得られる。
例えば、発泡意匠体10の周囲の最外周の接着面1a及び接着面1eに接合手段2を形成することにより、許容間隙δ=0.5〜15mmを形成して発泡意匠体10の周囲を堤(許容間隙だけ高い)とし、容積空間4を形成している。本実施の形態のリミッタ7は同一発泡合成樹脂または同一発泡合成ゴム材料からなる意匠基部と、基体60側に形成したリミッタ7で形成している。発泡意匠体10及び意匠基部の材料は図16(a)と相違するものではない。この基体60にリミッタ7の上端を取付けても、許容間隙を形成してもよい。
図16(c)は、図16(b)のアクチュエータ200を、リミッタ7間で保持されないで自立させるものであり、基体60に接着剤で接合またはビス止めすることができる。基体60が板材で形成されているから、振動発生の効率を高くすることができる。
また、リミッタ7の両端に発泡意匠体10または基体60を接合しても良いし、片側のみ開放し、そこに許容間隙を設けてもよい。
図16(d)は、図16(b)のアクチュエータ200を、リミッタ7間で保持されないで自立させるものであり、基体60に接着剤で接合またはビス止めするものである。基体60が板材で形成されているから、振動発生の効率を高くすることができる。このとき、この基体60に取付けたリミッタ7を軽量ピース66として形成すると、高効率の振動を発生させることができる。
図16(c)の実施の形態と相違するのは、発泡意匠体10の全体周囲の最外周の接着面1a及び接着面1eに接合手段2を形成し、許容間隙δ=0.5〜15mmをそれによって得ている。
図16(e)も図16(c)と同様に、基体60を切曲形成したものであり、振動は水平方向に発生するが、このとき、鍔部81とボビン83との間に発泡意匠体10が一部挿入されているが、発泡意匠体10が発泡体であることから、殆ど振動特性には影響しなかった。
なお、図16(d)と相違するところは、ピース66を用いてアクチュエータ200を水平に振動させていることにある。したがって、アクチュエータ200の水平方向の振動は、基体60の振動振幅を最小限とするものである。
基体60と発泡意匠体10と端部が基体60及び/または発泡意匠体10に一体化したリミッタ7とで形成された所定の容積空間4は、その空間のように弾性体で形成されていてもよい。
また、その形状についても格別限定されるものではない。
また、本発明の実施の形態の接触検出チェック装置は、必要に応じてリミッタ7の密度及び高さを変更することにより、物理的変化量との関係を任意に設定できる。したがって、センサSENの内蔵する物理的変化量を検出するセンサSENの出力値を任意に設定できる。
円筒状部材、円柱状部材、多角柱状部材、多角筒状、リブとしたものである。
したがって、容積空間4に外部圧力を加え、その物理的変量を電気的信号として検出するとき、外部圧力の加えられる場所の違いによってそのセンサSEN出力が大きく変化しない。円筒状部材(71)、多角柱状部材、多角筒状部材、リブは各々支柱として使用でき、所定の範囲で、発泡意匠体10の彎曲を抑えることができる。この円筒状部材(71)、多角柱状部材、多角筒状部材、リブは、平面に対して垂直に配設することで、外部圧力を分圧化し、容積空間4に加えられた押圧力を均一のセンサSEN出力として判断することができる。
特に、特定の形状に形成してなるリミッタ7は、円形の切り欠きまたは多角形の切り欠きとしたものであるから、円形の切り欠きまたは多角形の切り欠きは基体側に空気流を作るから、空気の温度が急冷され、水滴等を発生することがない。
特に、可撓性テープは基体の一部として機能させ、可撓性テープを前記基体に張り付けることにより、先に可撓性テープを基体に張り付け、後に発泡意匠体を組み付けることができる。なお、可撓性テープの使用は、基体60の樹脂化を否定するものではない。
特に、可撓性テープは基体60の一部として機能させ、可撓性テープを前記基体に張り付けることにより、先に可撓性テープを前記基体に張り付け、後に発泡意匠体10を組み付けることができる。
また、リミッタ7は、基体60及び/または発泡意匠体10に対して円筒状部材、円柱状部材、多角柱状部材、多角筒状部材、リブを一対に形成したものでもよいし、または厚み部分の共通基部、即ち、意匠基部の上及び/または下に形成してもよい。
また、第1のチェック構成体100の特定形状に形成した発泡意匠体の反意匠面10B側にリミッタ7で形成された所定の容積空間4は、特定の形状に形成した発泡意匠体10が前記基体60に接合されて被覆され、センサSENの空気の入出力を除き封止状態のところに圧力を加えられるから、ロボット等の特定の外装に形成される。
また、発泡合成樹脂材料及び/または発泡ゴム材料と一体に形成または取付けて形成し、外部からの押圧力による物理的変位を制限するリミッタ7は、当該リミッタ7によって外部からの押圧力に対する反応を任意に設定できる。
当該接触検出チェック装置の上記第1のチェック構成体100と上記第2のチェック構成体300とは、基体60及び発泡意匠体10からなる物理的変位を制限された容積空間4を共通としたものであるから、基体60及び発泡意匠体の前記容積空間4の異常、前記センサの異常を第1のチェック構成体100と上記第2のチェック構成体300の共通回路としてマイクロプロセッサ400に設定した条件により、異常・正常検出できるから、アクティブチェックとパッシブチェックを備えることになる。
よって、それだけ第1のチェック構成体100の信頼性が高くなる効果がある。
前記アクチュエータ200は、その可動部分の長さ方向に変化するものとした。
本実施の形態の前記アクチュエータ200は、第1のチェック構成体100の信号を停止させているが、第2のチェック構成体300の信号のタイミングも同一周波数化で動作させてもよい。或いは、特定の位相を待って動作させてもよいが、第2のチェック構成体300が動作しているときには、第1のチェック構成体100の動作を停止するのが望ましい。
なお、サーボモータ、ステッピンクモータ等を使用した場合に、シャフトの長さ方向に変化することができないものではなく、シャフトの長さ方向に変化するには他の部品を必要とするものである。
また、接触検出チェック装置のアクチュエータ200のシャフトの長さ方向の両端は、その長さ方向に変位するシャフトの太さよりも大径で、かつ、前記シャフトの外周の表面積を大きくしたボビン83で接合したものである。
また、リミッタ7は、円筒状部材、円柱状部材、多角柱状部材、多角筒状部材、リブのうちの1以上を形成したものである。
したがって、容積空間4に外部圧力を加え、その物理的変量を電気的信号として検出するとき、外部圧力の加えられる場所の違いによってそのセンサSEN出力が大きく変化しない。円筒状部材、円柱状部材、多角柱状部材、多角筒状部材、リブは各々支柱として使用でき、所定の範囲で、発泡意匠体の彎曲を抑えることができる。この円筒状部材、円柱状部材、多角柱状部材、多角筒状部材、リブは、平面に対して垂直に配設することで、外部圧力を分圧化し、容積空間4に加えられた押圧力を均一のセンサSEN出力として判断することができる。
4 容積空間
7 リミッタ
10 発泡意匠体
10A 意匠面
10B 反意匠面
60 基体
71 円筒状部材
87 可動子
SEN センサ
100 第1のチェック構成体
200 アクチュエータ
300 第2のチェック構成体
400 マイクロプロセッサ
Claims (4)
- 特定形状に形成された基体、前記基体に接合されて被覆し、発泡合成樹脂材料または発泡ゴム材料を特定形状にしてなる発泡意匠体、前記発泡意匠体の反意匠面側に形成され、外部からの押圧力による物理的変位を制限された所定の容積空間を有する第1のチェック構成体と、
前記第1のチェック構成体の動作に関係なく駆動自在なアクチュエータと、
前記第1のチェック構成体の前記容積空間の容積を前記アクチュエータで変化させ、前記容積空間で形成した物理的変化量を得る第2のチェック構成体と
を具備することを特徴とする接触検出チェック装置。 - 前記第1のチェック構成体と前記第2のチェック構成体とは、前記基体及び前記発泡意匠体からなる物理的変位を制限された前記容積空間を共通としたことを特徴とする請求項1に記載の接触検出チェック装置。
- 前記アクチュエータは、その可動部分の長さ方向に変化するものとしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接触検出チェック装置。
- 前記アクチュエータの可動部分の長さ方向の両端は、その長さ方向に変位する軸の太さよりも大径で、かつ、前記軸の外周の表面積を大きく接合したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の接触検出チェック装置。
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