JP6670499B2 - 植物抵抗性誘導制御剤、植物抵抗性誘導制御方法、及び植物病害の防除方法 - Google Patents
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Description
SAは主に、生きた細胞から栄養をとる病原体である「活物寄生性病原菌」に対する抵抗性を誘導することが知られている。活物寄生性病原菌は植物細胞から養分を吸い取り、植物と共存する形態をとることが多い。活物寄生性病原菌としてイネいもち病菌がある。
これまでに実用化されたその他の抵抗性誘導剤としては、アシベンゾラールSメチル(ASM)、チアジニル(TDL)、イソチアニル(ITN)などがあるが(図6参照)、世界的に見ても4種類のみである。国内ではPBZ、TDL、ITNの3種類のみが農薬登録されている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ASMよりも生長阻害程度が小さく、植物抵抗性誘導制御活性に優れる、植物抵抗性誘導制御剤の提供を課題とする。
R1は炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を表し、
R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基を表し、
Xはハロゲン原子を表す。
nはR1の数を表し、0〜3のいずれかの整数であり、nが2以上である場合、R1同士は互いに同一でも異なっていてもよい。
mはハロゲン原子の数を表し、0〜5のいずれかの整数であり、mが2以上である場合、X同士は互いに同一でも異なっていてもよい。]
[2]前記一般式(1)が、下記一般式(1−1)で表される化合物である前記[1]に記載の植物抵抗性誘導制御剤。
[3]前記[1]又は[2]に記載の植物抵抗性誘導制御剤を植物に接触させることを含むことを特徴とする植物の抵抗性誘導制御方法。
[4]前記[1]又は[2]に記載の植物抵抗性誘導制御剤を植物に接触させることを含むことを特徴とする植物病害の防除方法。
本発明の植物抵抗性誘導制御剤は、下記一般式(1)で表される化合物又はその塩を有効成分として含有する。
R1は炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を表し、
R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基を表し、
Xはハロゲン原子を表す。
nはR1の数を表し、0〜3のいずれかの整数であり、nが2以上である場合、R1同士は互いに同一でも異なっていてもよい。
mはハロゲン原子の数を表し、0〜5のいずれかの整数であり、mが2以上である場合、X同士は互いに同一でも異なっていてもよい。]
mは1〜5のいずれかの整数であることが好ましく、1又は2であることがより好ましく、1であることがさらに好ましい。
R1、R2、R3、R4、R5又はR6のアルキル基は、炭素数が1〜3であることが好ましく、1〜2であることがより好ましく、1がさらに好ましく、すなわち炭素数1のメチル基がさらに好ましい。
mが1又は2であり、nが1又は2である化合物、mが1であり、nが1である化合物、mが1又は2であり、nが0ある化合物、mが1であり、nが0である化合物、
mが0であり、nが1又は2である化合物、mが0であり、nが1である化合物、mが0であり、nが0である化合物、を例示できる。
nが1又は2である場合、nが1である場合、nが0である組み合わせ、を例示できる。
また、前記一般式(1)で表される化合物は、不斉炭素原子や軸不斉を有する場合があり、これに基づく光学異性体が存在しうる。本発明の有効成分は、前記一般式(1)で表される化合物の光学異性体の分離されたもの、あるいはそれらの混合物も包含する。
本発明の植物抵抗性誘導制御剤は、病害抵抗性の誘導を制御するので、植物病害防除剤としても提供可能である。
植物の病害抵抗性を維持するとは、本発明の植物抵抗性誘導制御剤が処理された植物と、処理されていない植物とを比較して、本発明の植物抵抗性誘導制御剤が処理された植物において、有意に植物抵抗性の発現を長く持続させることを意味する。
「1」SA応答経路で特異的に発現誘導される遺伝子の発現を指標とし、本発明の植物抵抗性誘導制御剤が処理された植物と、処理されていない植物とを比較して、本発明の植物抵抗性誘導制御剤が処理された植物において、該遺伝子の発現が有意に向上していた場合に、病害抵抗性の発現を判断できる。
「2」植物病の状態の程度を指標とし、本発明の植物抵抗性誘導制御剤が処理された植物と、処理されていない植物とを比較して、本発明の植物抵抗性誘導制御剤が処理された植物において、植物病の病態が有意に改善していた場合に、病害抵抗性の発現を判断できる。
本発明の植物抵抗性誘導制御剤の使用対象となる、好ましい植物として、トマト、タバコ、キュウリ、ナズナ、及びアブラナが挙げられる。
例えば、本発明の植物抵抗性誘導制御剤は、上記一般式(1)で表される化合物又はその塩と、プロベナゾール、アシベンゾラールSメチル、チアジニル、イソチアニル等のその他のSA系抵抗性誘導制御剤との、合剤、組み合わせ製剤等の剤型で提供されてもよい。
また例えば、本発明の植物抵抗性誘導制御剤と、公知の非SAR系抵抗性誘導制御剤の、合剤、組み合わせ製剤等の剤型で提供されてもよい。
病原体としては、活物寄生性各種植物病原糸状菌[アブラナ科の炭疽病菌(Colletotrichum higginsianum)、コムギさび病菌(Puccinia graminis)、コムギうどんこ病菌(Erysiphe graminis)、トウモロコシ黒穂病菌(Ustilago maydis)、イネいもち病菌(Magnaporthe grisea)など]、活物寄生性各種植物病原細菌、各種植物ウイルス等が挙げられる。
なかでも、本発明の植物抵抗性誘導制御剤の使用による防御の対象となる病原体として、Colletotrichum属の菌を好適に例示できる。
本発明の植物抵抗性誘導制御剤は、イネに対し、いもち病(Magnaporthe grisea)の防除に適用されてもよい。
本発明の植物抵抗性誘導制御剤は、ナズナ、アブラナ、キャベツ、ケール、ハクサイ、カブ、ダイコン、ワサビ、又はカラシに対し、炭疽病(Colletotrichum higginsianum)の防除に適用されてもよい。
該防除剤としては、上記の本発明の植物抵抗性誘導制御剤で例示したものが挙げられ、詳細な説明を省略する。
本発明は、上記一般式(1)で表される化合物又はその塩を適用対象の植物に接触させことを含む、植物抵抗性誘導制御方法を提供する。
一実施形態において、本発明は、植物抵抗性誘導制御のための上記一般式(1)で表される化合物又はその塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、植物抵抗性誘導制御のための上記一般式(1)で表される化合物又はその塩の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、植物抵抗性誘導制御剤を製造するための上記一般式(1)で表される化合物又はその塩の使用を提供する。
植物抵抗性誘導制御剤の有効量を植物に接触させる方法は、公知の誘導剤の場合と同様でよく、植物、植物を栽培する土壌、又は植物を栽培する水耕液に施用する処理方法が挙げられる。処理方法としては、例えば、植物が生育している土壌に植物抵抗性誘導制御剤を散布する方法、土壌混和する方法、土壌潅注する方法、植物抵抗性誘導制御剤を溶解させた植物抵抗性誘導制御剤溶液を植物に塗布又は噴霧する方法、該植物抵抗性誘導制御剤溶液中で植物を生育させる方法、水耕液へ植物抵抗性誘導制御剤を混入する方法、が例示できる。
また、前記誘導制御剤溶液を植物の茎葉に塗布又は噴霧する方法で処理する場合、誘導制御剤溶液に含まれる前記一般式(1)で表される化合物又はその塩の濃度は、0.1〜500μM、1〜500μM、1〜300μM、1〜100μMが好ましく、5〜30μMがより好ましい。例えば、濃度が0.1〜500μM又は1〜500μMの誘導制御剤溶液の一回あたりの使用量を葉一枚あたり1〜1000μLとし、植物が発芽してから収穫されるまでの期間中、年に一回、又は必要に応じて複数回使用できる。複数回使用する場合は、年に2〜6回、月に1〜3回の頻度で使用することが好ましい。
水耕栽培など、前記誘導制御剤溶液中で植物を生育させる方法で処理する場合の誘導制御剤溶液に含まれる前記一般式(1)で表される化合物又はその塩の濃度は、0.1〜500μMが好ましく、1〜500μMが好ましく、1〜300μMがより好ましく、1〜100μMがさらに好ましく、5〜30μMが特に好ましい。例えば、濃度が0.1〜500μM又は1〜500μMの誘導制御剤溶液の一回あたりの使用量を植物体1個体あたり1〜1000μLとし、植物が発芽してから収穫されるまでの期間中、年に一回、又は必要に応じて複数回使用できる。複数回使用する場合は、年に2〜6回、月に1〜3回の頻度で使用することが好ましい。
例えば、発芽後20日以降〜収穫14日前までに1〜3回施用されることが挙げられる。
本発明の植物抵抗性誘導制御方法では、また例えば、本発明の植物抵抗性誘導制御剤と、公知の非SAR系抵抗性誘導制御剤とを、併用して用いてもよい。
作用機作の異なる化合物ごとの特徴的なPR-1a遺伝子プロモーター発現誘導パターンを得るため、2週間にわたる長時間の連続モニタリングを実施した。
まず、文献(Ono S, Kusama M, Ogura R, Hiratsuka K (2011) Evaluation ofthe use of the tobacco PR-1a promoter to monitor defense gene expression by the luciferase bioluminescence reporter system. Biosci Biotechnol Biochem 75: 1796-1800)に示された内容に沿って、タバコ由来のPathogenesis-related gene 1a(PR-1a)遺伝子プロモーターの下流に、ホタルルシフェラーゼ遺伝子(Firefly luciferase; F-luc)を連結させた融合遺伝子(PR-1a::F-luc)を有するプラスミドを得た。該プラスミドをアグロバクテリウム(Agrobacterium tumefaciens LBA4404)を介してシロイヌナズナに導入し、PR-1a::F-lucを有する形質転換シロイヌナズナPR-1a::F-lucを得た。
形質転換シロイヌナズナ(PR-1a::F-luc)種子を1wellに4粒ずつ、50μLの滅菌水と共に分注した。4℃,暗所下で3日間春化処理をして発芽勢を揃えた後、22℃、連続照明下で5日間生育させた。連続照明下5日目に、基質であるD-Luciferin を70μL/well(終濃度0.1mM)分注し、翌日、化合物(30μM、DMSO溶媒)を1.6μL/well分注した。化合物処理後2週間、経時的にPR-1a遺伝子プロモーター誘導による生物発光を検出した。
結果を図1に示す。実験は各化合物につき8反復行い、PR-1aプロモーター発現誘導はF-luc発光活性を指標として評価した。相対活性は,化合物処理直後(0h)に対する発光活性を示す。
また、SA処理後48時間には明らかなF-luc活性の減衰が見られたが、168時間以降に再びF-luc活性が誘導された。このような二相性の誘導パターンは、SAR誘導をもたらす他の化合物では観察されなかった。
次に、SA系における新規抵抗性誘導制御物質の探索及び評価を行った。
文献(Ogura R, Matsuo N, Wako N, Tanaka T, Ono S, Hiratsuka K (2005) Multi-color luciferases as reporters for monitoring transient gene expression in higher plants. Plant Biotechnol 22: 151-155)に示された内容に沿って、pBI221のCaMV35Sプロモーター下流にヒカリコメツキ由来の赤色発光遺伝子(CBR)を連結させた融合遺伝子(35S::CBR)を有するプラスミドを得た。該プラスミドをアグロバクテリウム(Agrobacterium tumefaciens LBA4404)を介してシロイヌナズナに導入し、35S::CBRを有する形質転換シロイヌナズナ(35S::CBR)を得た。
上記実験で使用した形質転換シロイヌナズナ(PR-1a::F-luc)と、形質転換シロイヌナズナ(35S::CBR)とを交配して、形質転換シロイヌナズナ(♂35S::CBR×♀PR-1a::F-luc)を作出した。
上記で作出した形質転換シロイヌナズナ(♂35S::CBR×♀PR-1a::F-luc)種子を384wellプレートの1wellに1粒ずつ、25μLの滅菌水と共に分注した。4℃、暗所下で3日間春化処理をし、発芽勢を揃えた後、22℃、連続照明下で5日間生育させた。連続照明下5日目に、D-Luciferinを35μL/well(終濃度0.1mM)分注し、翌日、市販の化合物ライブラリー(DMSO溶媒,2mM)を0.8μL/well分注した(1化合物につき4反復)。さらに、化合物処理24時間後、1mM SA(水溶液)を2.5μL/well分注した。化合物処理後1週間、フィルター分離により各ルシフェラーゼ活性を非破壊的に連続モニタリングした。
F-luc由来の発光とCBR由来の発光とは、2種類の同時発光を偏光フィルターにより色分離することで検出し、さらにイメージ画像を重ね合わせることで、内部標準に対する相対的なPR-1aプロモーター発現誘導活性をイメージングした。
その結果、対照区と比較して有意に高いF-luc活性を示す化合物Xが得られた。化合物Xは、前記式(1−1−2aa)で表される化合物である。
PR-1a遺伝子プロモーターに対する誘導活性を詳細に評価するため、96wellプレートを用いてPR-1a::F-luc融合遺伝子のみを導入した形質転換シロイヌナズナ芽生えを用い、二次刺激としては,(A)滅菌水,(B)低濃度SA水溶液(終濃度約2μM)を処理した以外は、上記一次スクリーニングと同様にして、プロモーター誘導活性を化合物処理後2週間連続モニタリングした。
このことから、化合物Xは、シロイヌナズナ芽生えにおいて、PR-1a遺伝子の発現誘導活性を有することが示唆された。
これは“プライミング効果”と呼ばれ、PR-1遺伝子発現を誘導するSAシグナル伝達経路などが二次刺激により誘導される。このことから、化合物Xは従来の抵抗性誘導剤とは異なり、病原体感染を受けた際に、より早く強い防御応答を誘導するプライミング効果を植物にもたらす可能性が示唆された。既存の抵抗性誘導剤は、あらかじめ防御応答遺伝子を強く発現誘導し、植物の抵抗性を高めておくことで病原体感染を防ぐ働きを有するが、常に過剰防衛状態であるため、植物にとってエネルギーの浪費となり、生育抑制などを伴うことも多いことが問題点として挙げられている。そのため、プライミング効果のように、感染を受けた場合にのみ迅速に応答できる準備状態をつくりだすことは、植物防除手法として有用性が高いと考えられる。
上記選抜実験では、シロイヌナズナの芽生えに対する抵抗性誘導を評価した。同様の実験をシロイヌナズナ3週齢個体に対して行った。
形質転換シロイヌナズナ(PR-1a::F-luc)種子をaMS培地に播種し、4℃、暗所下で3日間春化処理後、22℃、明期12時間、暗期12時間のバイオトロンで生育させた。3週齢植物体を滅菌水800μL/well分注したプレートへ、1wellにつき1個体ずつ移し替え、翌日、D-Luciferin を160μL/well(終濃度0.1mM)分注した。さらに翌日、化合物X(終濃度約30μM、DMSO溶媒)を8μL/well分注した。化合物X処理24時間後に,二次刺激として低濃度SA(終濃度約2μM)を処理した。化合物XおよびSAは、それぞれDMSOおよび滅菌水に溶解して使用した。化合物XおよびDMSO処理区には、二次処理時にSAの代わりに滅菌水を処理した。各化合物処理による発現誘導活性を経時的に観察した。実験は各処理区につき4反復行った。
化合物X自体の抗菌活性を確認するため、阻止円法による評価を行った。ここでは植物病原菌糸状菌として知られる炭疽病菌 Colletotrichum higginsianum(NIAS Genebank: MAFF305635)に対する殺菌活性を調べた。
10日間培養したC. higginsianum の胞子を採取し、1×105 spores / mLに調製した胞子懸濁液100μLをPDA 培地に塗布した。培地に置いたろ紙上に化合物X(100mM)5μL を滴下し、24℃・暗所で8日間培養後、阻止円形成の有無を確認した。negative controlとしてハイグロマイシン、positive controlとしてDMSO(溶媒)を使用した。
試験の結果、抗菌物質であるハイグロマイシンを処理した区画では、胞子の発芽及び菌糸の伸長阻害を示す顕著な阻止円が形成され、強い抗菌活性が観察された。一方、化合物Xの処理区画では、溶媒であるDMSOの処理区画と同様にC. higginsianumに対する阻止円は形成されなかった。抗菌活性を持たない化合物は、薬剤耐性菌を生みにくい。したがって、本発明の植物抵抗性誘導制御剤にかかる化合物Xは、薬剤耐性菌を生みにくく、長期間の利用が見込める点においても優れている。
(発病抑制効果の評価)
まず、接種用の胞子懸濁液を用意した。炭疽病菌 C. higginsianumを1/2 PDA培地で継代培養した。胞子は、継代培養している1/2 PDA培地からPDA培地に移植し、暗室条件下24℃で10日間培養した。生育した菌叢に滅菌水を加え、コンラージ棒で胞子を掻き取り、1×105 spore/mLに調製した胞子懸濁液を得た。
化合物Xの処理区では、対照区よりも病斑直径の大きさは有意に小さくなった。また、感染葉で見られる病徴も対照区より軽度であった。
既存の抵抗性誘導剤であるASMは強力なSAR誘導作用を有する一方、植物に対して生長阻害を生じる。そのため、生長阻害程度の低い化合物は抵抗性誘導剤としての実用性が高いと考えられる。そこで、各化合物のシロイヌナズナに対する生長阻害程度を植物体の表面積を指標に評価した。MS培地上で3週齢まで生育させた野生型シロイヌナズナ(Col-0)を土に移植し、その1週間後に100μM化合物X(+0.02% Silwet L-77)をスプレー処理した。化合物X処理後0日および14日の植物体表面積についてそれぞれ画像解析ソフト(Image J)を用いて測定し、これをバイオマスとして各化合物による生長阻害程度を評価した。
図5は画像解析による植物体表面積の比較を示すグラフである。エラーバーは標準誤差を示しており、グラフに付された異なるアルファベットは、Tukey’s testにより5%水準で有意差が認められたことを示している。
化合物Xの処理区では、ASMよりも生長阻害程度が小さく、ほとんど生長阻害が見られないことが明らかとなった。
Claims (4)
- 請求項1又は2に記載の植物抵抗性誘導制御剤を植物に接触させることを含むことを特徴とする植物の抵抗性誘導制御方法。
- 請求項1又は2に記載の植物抵抗性誘導制御剤を植物に接触させることを含むことを特徴とする植物病害の防除方法。
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