JP6670031B2 - 粘着体の付与方法及び便器用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、流動性を有する粘着体を便器の内面に付着させるための粘着体の付与方法及びそれに用いる便器用器具に関する。
従来、流動性を有する粘着体を収容するとともに、この粘着体が便器の内面に付着するように当該粘着体を吐出するための便器用器具が知られている。例えば特許文献1には、流動性を有する粘着体と、この粘着体を収容する管状本体と、管状本体内から前記粘着体を押し出すプランジャと、を備える便器用器具が開示されている。前記プランジャにより前記管状本体外へ押し出された粘着体は、便器の内面に付着する。
前記管状本体は、前記粘着体を収容する筒状の収容部と、収容部内の粘着体を吐出するための吐出口を有するオリフィスと、このオリフィスの周囲を取り囲む形状のシュラウドと、を有している。前記オリフィスは、前記収容部のうち前記粘着体の吐出方向における先端に接続されている。前記シュラウドは、前記収容部のうち前記吐出方向の先端でかつ前記吐出方向と直交する方向について前記オリフィスの外側に接続されている。前記シュラウドの前記収容部からの突出量は、前記オリフィスのそれよりも大きく設定されている。つまり、シュラウドの先端が便器の内面に当接することにより、当該内面と前記オリフィスの先端との間に空間が形成される。
前記プランジャは、前記収容部の内側で当該収容部に対してこの収容部の軸方向に相対変位可能な形状を有する。このプランジャが前記収容部内を前記軸方向に沿って当該収容部の先端に向かって変位することにより、当該収容部内の粘着体が前記オリフィスの吐出口から押し出される。このプランジャは、収容部に対して前記軸方向における複数個所で相対位置を固定可能に構成されている。具体的に、前記収容部は、プランジャを軸方向の複数個所で固定可能な複数の係止部を有しており、プランジャは、各係止部に係合可能な被係止部を有している。なお、収容部内には、複数回分の粘着体が収容されている。
この便器用器具を用いて便器の内面に前記粘着体を付着させるには、まず、前記シュラウドの先端を便器の内面に当接させる。そして、前記プランジャを前記収容部に対して前記吐出方向に沿って相対変位させる。具体的に、プランジャの被係止部と収容部の係止部との係合を解除し、当該係止部の前記軸方向の先端側に隣接する係止部に前記被係止部を係合させる。そうすると、前記収容部内の粘着体が前記オリフィスの吐出口から押し出され、便器の内面に付着する。
また、特許文献2には、流動性を有する粘着体及びこの粘着体を収容する容器本体を有する薬剤入り容器と、この薬剤入り容器を収容するシリンダと、シリンダ内から前記粘着体を押し出す押し具と、を備える便器用器具が開示されている。前記押し具により前記シリンダ外へ押し出された粘着体は、便器の内面に付着する。
前記シリンダは、薬剤入り容器を収容可能な筒状の胴部と、薬剤入り容器内の粘着体を吐出可能な吐出口を有する吐出部と、便器の内面に当接する当接部と、を有する。前記吐出部は、前記胴部のうち前記粘着体の吐出方向の先端に接続されている。前記当接部は、前記吐出部から前記吐出方向に沿って突出する形状を有している。つまり当接部の先端が便器の内面に当接することにより、当該内面と前記吐出部との間に空間が形成される。
前記押し具は、前記胴部に対してこの胴部の軸方向に相対変位可能な形状を有する。この押し具が前記胴部に対して前記軸方向に沿って当該胴部の先端に向かって変位することにより、当該胴部内の薬剤入り容器から前記粘着体が前記吐出口を通じて押し出される。
この便器用器具を用いて便器の内面に前記粘着体を付着させるには、まず、前記当接部の先端を便器の内面に当接させる。そして、前記押し具を前記胴部に対して前記吐出方向に沿って相対変位させる。そうすると、前記胴部内の薬剤入り容器から前記粘着体が前記吐出部の吐出口から押し出され、便器の内面に付着する。この押し出し操作の完了後、前記容器本体は廃棄される。
特表2009−500254号公報 特開2011−072681号公報
特許文献1に記載の便器用器具及び特許文献2に記載の便器用器具は、複数回使用される構成であるため、衛生上の問題が生じ得る。具体的に、特許文献1に記載の便器用器具は、シュラウドの先端を便器の内面に当接させ、プランジャを収容部に対して前記軸方向の先端側に向かって変位させることにより一回分の粘着体を便器の内面に付与させた後、再び当該便器用器具を使用するまでの間保管される。また、特許文献2に記載の便器用器具では、当接部の先端を便器の内面に当接させ、押し具をシリンダに対して前記軸方向の先端側に向かって変位させることにより薬剤入り容器内の粘着体を押し出して便器の内面に付着させた後、容器本体は廃棄されるものの、シリンダは、再び当該便器用器具を使用するまでの間保管される。
これらの保管が、シュラウドの先端又は当接部の先端が便器の内面に接触した後の状態のまま行われた場合、衛生上の問題が生じ得る。この問題を回避するには、上記便器用器具の使用後にシュラウドの先端又は当接部の先端を洗浄するなどの衛生上の管理が必要になる。
本発明の目的は、衛生上の管理を回避可能な粘着体の付与方法及び便器用器具を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、便器の内面に流動性を有する粘着体を付着させる方法であって、前記粘着体を収容する収容空間を有するとともに外側から指による押圧を受けることにより前記収容空間の体積を小さくするように内方に撓み変形することが可能な可撓性を有する収容部と、前記収容空間に通ずるとともに前記収容部が前記指による押圧を受けたときに当該収容部内の前記粘着体を吐出する吐出口を有する吐出部と、を有する容器の当該収容部に前記粘着体を装填することと、前記吐出口を前記便器の内面に向けて前記収容部を外側から指で押圧することにより当該収容部内の粘着体の略全量を前記吐出口を通じて押し出して前記便器の内面に付着させることと、を含む、便器への粘着体の付与方法。
本付与方法では、収容部を外側から指で押圧することにより、一回の使用で収容部内の粘着体の略全量を吐出口を通じて押し出して便器の内面に付着させるので、容器の使用後、当該容器を使い捨てることが可能となり、これにより容器の衛生上の管理が不要となる。
この場合において、前記便器の内面における複数の箇所に対して前記粘着体の押し出しを行うことにより、当該粘着体の略全量を前記複数の箇所に分散して付着させることが好ましい。
また、本発明は、流動性を有するとともに便器の内面に付着可能な粘着体と、前記粘着体を収容する容器と、を備え、前記容器は、前記粘着体を収容する収容空間を有するとともに外側から押圧を受けることにより前記収容空間の体積を小さくするように内方に撓み変形することが可能な収容部と、前記収容空間に通ずるとともに前記収容部が前記押圧を受けたときに当該収容部内の前記粘着体を吐出する吐出口を有する吐出部と、を有し、前記収容部は、前記押圧を受けたときに当該収容部内の粘着体の略全量を前記吐出口を通じて押し出すことが可能な可撓性を有する、便器用器具を提供する。
本便器用器具では、収容部は、外側から押圧を受けたときに当該収容部内の粘着体の略全量を吐出口を通じて押し出すことが可能な可撓性を有するので、吐出口を便器の内面に向けた姿勢で収容部を指等で押圧することにより、一回の使用で収容部内の粘着体の略全量が当該容器外に押し出されて便器の内面に付着する。よって、本便器用器具の使用後、当該容器を使い捨てることが可能となり、これにより便器用器具の衛生上の管理が不要となる。
具体的に、前記収容部は、前記粘着体の一部を収容する第一収容部と、この第一収容部を挟んで前記吐出口と反対の側に位置する第二収容部と、前記第一収容部の位置及び前記第二収容部の位置の識別を可能とする識別部と、を有することが好ましい。
このようにすれば、二つの収容部の位置を識別することができるので、一回の使用で粘着体の略全量を押し出すに当たり、便器内の特定の箇所及びこの箇所とは別の箇所に分けて各収容部を順に押圧することにより、当該粘着体の略全量を便器内の複数の箇所に分散して付着させることが可能となる。
また、本発明において、前記収容部は、当該収容部内の粘着体を当該収容部から前記吐出口に向かわせる押し出し方向と直交する方向に偏平な形状を有することが好ましい。
このようにすれば、収容部のうち相対的に大きな面積を有しかつ互いに対向する部位同士が互いに近づく方向に押圧されることにより粘着体が吐出されるので、収容部の押圧操作が容易となる。
また、本発明において、前記収容部の外側面には、当該外側面と当該収容部を押圧する指との相対変位を抑止する突起が形成されていることが好ましい。
このようにすれば、収容部を指で押圧する際の当該指と収容部の外側面との相対変位が抑制される。
また、本発明において、前記容器は、前記収容空間を密封する形状のキャップと、前記収容部と前記吐出部との間において前記キャップを取り付け可能な接続部と、をさらに有し、前記接続部は、前記収容部が前記押圧を受けたときに内方に撓み変形可能な可撓性を有することが好ましい。
このようにすれば、収容部を押圧したときに当該収容部とともにキャップを取り付け可能な接続部も内方に撓み変形するので、当該便器用器具の使用までの間はキャップにより収容空間を密封することと、使用時(収容部の押圧時)に収容部内の粘着体の略全量を押し出すこととを両立することができる。
以上のように、本発明によれば、衛生上の管理を回避可能な粘着体の付与方法及び便器用器具を提供することができる。
本発明の一実施形態の便器用器具の正面図である。 図1に示す便器用器具の側面図である。 図2に示すIII−III線での断面図である。 図1に示すIV−IV線での断面図である。 便器用器具の使用態様を示す図である。 粘着体が便器の内面に付着することにより形成された付着体の斜視図である。
本発明の一実施形態の便器用器具について、図1〜図6を参照しながら説明する。なお、本便器用器具の使用時の姿勢は問われないが、便宜上、以下の説明では、図1〜図3に基づいて上下方向を定義する。
本実施形態の便器用器具は、流動性を有する粘着体2(図3及び図5を参照)と、この粘着体2を収容するとともに当該粘着体2を便器の内面S(図5を参照)に向けて吐出するための容器10と、を備えている。本実施形態では、容器10には、粘着体2として、便器の内面Sに付着可能なゲル強度(25℃で200〜2000mN程度が好ましい)を有するものが収容される。なお、ゲル強度は、レオメーター(株式会社サン科学製、CR−500DX、データ解析ソフトとしてRHEO DATA ANALIZER for win)を使用して定深度測定法によって測定される。測定方法としては、アダプターの直径を20mm、貫入速度を60mm/min、設定距離(貫入の深さ)を20mmとし、マヨネーズ瓶(柏洋硝子株式会社製、M−70)にサンプル50gを入れ、24時間経過後に測定する。この時、測定された最大荷重をゲル強度とする。この粘着体2には、芳香剤や洗浄剤等の薬剤が含まれている。そして、容器10を用いて、粘着体2が便器の内面Sに付着するように吐出される。
図1及び図4に示されるように、容器10は、粘着体2を収容する容器本体12と、容器本体12に装着される中栓30と、容器本体12に装着されるキャップ50と、を有している。
容器本体12は、粘着体2を収容可能な収容空間を有する収容部14と、この収容部14の上端から上方に延びる接続部20と、接続部20の上端から上方に延びる口部24と、を有している。本実施形態では、収容部14、接続部20及び口部24は、樹脂材料により一体的に成形されている。
収容部14は、外側から例えば指で押圧を受けることにより前記収容空間の体積を小さくするように内方に撓み変形することが可能な可撓性を有する。より具体的には、収容部14は、前記押圧を受けたときに当該収容部14内の粘着体2の略全量を一度に当該収容部14から口部24に向けて押し出すことが可能な可撓性を有する。収容部14内の収容空間の体積は、1回の使用に用いられる量の粘着体2を収容可能な大きさに設定されている。
収容部14は、粘着体2の一部を収容する第一収容部16と、粘着体2の残りを収容する第二収容部18と、を有する。第二収容部18は、第一収容部16を挟んで口部24と反対側に設けられている。図1及び図2に示されるように、第一収容部16の幅方向(図1の左右方向)の寸法L1は、当該第一収容部16の奥行方向(図2の左右方向)の寸法L2よりも大きく設定されている。同様に、第二収容部18の幅方向の寸法L3は、当該第二収容部18の奥行方向の寸法L4よりも大きく設定されている。つまり、収容部14は、全体として、粘着体2を収容部14から口部24に向かわせる押し出し方向と直交する方向に偏平な形状に形成されている。
第一収容部16及び第二収容部18は、それぞれ外向きに凸となるように膨出する形状を有する。各収容部16,18の境界17は、内向きに凸となる形状を有する。この境界17により第一収容部16の位置と第二収容部18の位置とが識別可能となっている。すなわち、本実施形態では、境界17が第一収容部16の位置及び第二収容部18の位置の識別を可能とする識別部として機能する。
第二収容部18の外側面には、突起19が形成されている。本実施形態では、突起19は、第二収容部18のうち前記奥行方向に互いに対向する部位の一方の外側面に形成されている。この突起19は、第二収容部18の外側面と当該外側面を押圧する指との相対変位を抑止可能な形状を有している。
接続部20は、円筒状に形成されている。この接続部20は、キャップ50を取り付けるための雄ねじ部22を有する。雄ねじ部22を含む接続部20は、収容部14が外側から押圧されたときに内方に撓み変形可能な可撓性を有している。
口部24は、接続部20の内径よりも小さな内径を有する円筒状に形成されており、収容部14内の収容空間を上方に開放する形状を有している。このため、収容部14を外側から指で押圧することにより、収容部14内の粘着体2は、収容部14から口部24へ向かう押し出し方向に沿って流動し、口部24から容器本体12外に流出する。
中栓30は、容器本体12の口部24に装着されることにより、花びら状の付着体4(図6を参照)の形成を可能とする部材である。付着体4は、粘着体2が便器の内面Sに付着することによって形成されるものである。中栓30は、容器本体12に装着される被装着部32と、粘着体2を吐出する吐出部40とを有する。
図3及び図4に示されるように、被装着部32は、円筒状の内筒部34と、内筒部34よりも一回り大きな円筒状の外筒部36と、内筒部34の上端と外筒部36の上端とを接続する円環状の接続壁38とを有する。内筒部34の外径は、口部24の内径よりも僅かに大きく設定されている。この内筒部34を口部24内に圧入することにより、中栓30が容器本体12に装着される。
吐出部40は、被装着部32の接続壁38の外縁から上方に延びる形状を有する。具体的に、吐出部40は、当該吐出部40の上端が便器の内面Sに当接された状態において、内筒部34の軸を中心とする周方向に沿って間欠的に並ぶとともにそれぞれが内筒部34の径方向の外向きに開口する複数の吐出口40aを形成する形状を有する。すなわち、吐出部40は、周方向に互いに隣接する吐出口40a間を区切るように接続壁38の外縁から上方に延びる形状を有する。吐出部40の上端は、便器の内面Sに対して面接触可能な平面となっている。
キャップ50は、前記収容空間を密封するように容器本体12に装着される。図4に示されるように、キャップ50は、周壁52と、周壁52の上部に接続された上壁54と、中栓30に食い込む食い込み部56とを有する。
周壁52は、接続部20の外径よりも一回り大きな内径を有する円筒状を呈する。周壁52の内周面には、接続部20の雄ねじ部22に螺合する雌ねじ部53が形成されている。
食い込み部56は、上壁54の内面に接続されている。食い込み部56は、雄ねじ部22と雌ねじ部53とが螺合することにより中栓30の接続壁38の上面に食い込む形状を有する。この食い込み部56が接続壁38に食い込むことにより前記収容空間が密封される。
次に、本便器用器具を用いて粘着体2を便器の内面Sに付着させる方法について、図5及び図6を参照しながら説明する。なお、図5では、一つの吐出口40aから吐出された粘着体2のみが示されている。
まず、容器本体12からキャップ50を取り外す。そして、吐出部40の先端を便器の内面Sに当接させた状態で収容部14を外側から指で押圧する。具体的に、第二収容部18を奥行方向の両側から挟み込むように押圧する操作と、第一収容部16を奥行方向の両側から挟み込むように押圧する操作とを一度に連続的に行う。そうすると、各収容部16,18内の粘着体2は、略全量が前記押し出し方向に沿って(図5の下方に向かって)流動した後、各吐出口40aを通じて前記径方向の外向きに吐出される。各吐出口40aから吐出された粘着体2は、便器の内面S上を径方向の外向きに広がるように流動する。これにより、図6に示されるように、花びら状の付着体4が形成される。
以上のように、本実施形態の便器への粘着体2の付与方法では、収容部14を外側から指で押圧することにより、一回の使用で収容部14内の粘着体2の略全量を吐出口40aを通じて押し出して便器の内面Sに付着させるので、容器10の使用後、当該容器10を使い捨てることが可能となり、これにより容器10の衛生上の管理が不要となる。この付与方法は、主に上記した収容部14の構成により実現される。すなわち、本便器用器具の収容部14は、外側から押圧を受けたときに当該収容部14内の粘着体2の略全量を吐出口40aを通じて押し出すことが可能な可撓性を有するので、吐出口40aを便器の内面Sに向けた姿勢で収容部14を指等で押圧することにより、一回の使用で収容部14内の粘着体2の略全量を容器本体12外に押し出し、その後に容器10を使い捨てることが可能となる。
また、本実施形態では、収容部14は、第一収容部16の位置及び第二収容部18の位置の識別を可能とする境界17を有している。よって、一回の使用で粘着体2の略全量を押し出すに当たり、便器内の特定の箇所及びこの箇所とは別の箇所に分けて各収容部16,18を順に押圧することにより、当該粘着体2の略全量を便器内の複数の箇所に分散して付着させることが可能となる。
さらに、収容部14は、前記押し出し方向と直交する方向に偏平な形状を有する。よって、収容部14のうち相対的に大きな面積を有しかつ互いに前記奥行方向に対向する部位同士が互いに近づく方向に押圧されることにより粘着体2が吐出されるので、収容部14の押圧操作が容易となる。
そして、第二収容部18の外側面には、当該外側面と当該第二収容部18を押圧する指との相対変位を抑止する突起19が形成されている。よって、第二収容部18を指で押圧する際の当該指と第二収容部18の外側面との相対変位が抑制される。
さらに、本実施形態では、容器本体12の接続部20は、収容部14が前記押圧を受けたときに内方に撓み変形可能な可撓性を有する。よって、本便器用器具の使用までの間はキャップ50により収容空間を密封することと、使用時(収容部14の押圧時)に収容部14内の粘着体2の略全量を押し出すこととを両立することができる。
なお、今回開示された上記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、容器本体12と中栓30とが別部材で構成された例が示されたが、これらは一体的につながった単一の部材で構成されてもよい。また、中栓30自体が省略されてもよい。この場合、容器本体12の口部24が吐出部を構成する。
また、本実施形態では、各収容部16,18が前記押し出し方向に互いに隣接するように配置された例が示されたが、これら収容部16,18は、容器本体12の幅方向に互いに隣接するように配置されてもよい。
また、上記実施形態では、各収容部16,18の境界17が識別部を構成する例が示されたが、識別部は、境界17に限られない。例えば、識別部として、各収容部16,18の外側面に当該外側面が押圧位置であることを示す表示部が形成されてもよい。
2 粘着体
4 付着体
10 容器
12 容器本体
14 収容部
16 第一収容部
17 境界(識別部)
18 第二収容部
19 突起
20 接続部
24 口部
30 中栓
32 被装着部
40 吐出部
40a 吐出口
50 キャップ
S 便器の内面

Claims (6)

  1. 便器の内面に流動性を有する粘着体であって25℃で200〜2000mNのゲル強度を有するものを付着させる方法であって、
    前記粘着体を収容する収容空間を有するとともに外側から指による押圧を受けることにより前記収容空間の体積を小さくするように内方に撓み変形することが可能な可撓性を有する収容部と、前記収容空間に通ずるとともに前記収容部が前記指による押圧を受けたときに当該収容部内の前記粘着体を吐出する吐出口を有する吐出部と、を有する容器と、前記収容空間に収容される前記粘着体と、を備えた便器用器具であって、前記収容部が、前記粘着体の一部を収容する第一収容部と、この第一収容部を挟んで前記吐出口と反対の側に位置する第二収容部と、前記第一収容部の位置及び前記第二収容部の位置の識別を可能とする識別部と、を有する便器用器具を用い
    前記吐出口を前記便器の内面に向けかつ前記吐出部の先端を便器の内面に当接させた状態で前記第一収容部を外側から前記指で押圧すること及び前記吐出口を前記便器の内面に向けかつ前記吐出部の先端を便器の内面に当接させた状態で前記第二収容部を外側から前記指で押圧することにより一回の使用で当該収容部内の粘着体の略全量を前記吐出口を通じて押し出して前記便器の内面に付着させることと、
    前記一回の使用の後に前記容器を使い捨てることと、を含む、便器への粘着体の付与方法。
  2. 請求項1に記載の便器への粘着体の付与方法において、
    前記便器内の特定の箇所及びこの特定の箇所とは別の箇所に分けて前記第一収容部及び前記第二収容部を押圧することにより、当該粘着体の略全量を前記一回の使用で複数の箇所に分散して付着させる、便器への粘着体の付与方法。
  3. 流動性を有するとともに便器の内面に付着可能な粘着体であって25℃で200〜2000mNのゲル強度を有するものと、
    前記粘着体を収容する容器と、を備え、
    前記容器は、前記粘着体を収容する収容空間を有するとともに外側から押圧を受けることにより前記収容空間の体積を小さくするように内方に撓み変形することが可能な収容部と、前記収容空間に通ずるとともに前記収容部が前記押圧を受けたときに当該収容部内の前記粘着体を吐出する吐出口を有し、前記粘着体を吐出する際に便器の内面に先端が当接する吐出部と、を有し、
    前記収容部は、前記粘着体の一部を収容する第一収容部と、この第一収容部を挟んで前記吐出口と反対の側に位置する第二収容部と、前記第一収容部の位置及び前記第二収容部
    の位置の識別を可能とする識別部と、を有し、
    前記収容部は、前記収容部における前記第一収容部及び前記第二収容部それぞれ押圧を受ける一回の使用で当該収容部内の粘着体の略全量を前記吐出口を通じて押し出すことが可能な可撓性を有する、便器用器具。
  4. 請求項に記載の便器用器具において、
    前記収容部は、当該収容部内の粘着体を当該収容部から前記吐出口に向かわせる押し出し方向と直交する方向に偏平な形状を有する、便器用器具。
  5. 請求項3または4のいずれかに記載の便器用器具において、
    前記収容部の外側面には、当該外側面に対して当該収容部を押圧する指が当該外側面に沿って相対変位するのを抑止する突起が形成されている、便器用器具。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の便器用器具において、
    前記容器は、前記収容空間を密封する形状のキャップと、前記収容部と前記吐出部との間において前記キャップを取り付け可能な接続部と、をさらに有し、
    前記接続部は、前記収容部が前記押圧を受けたときに内方に撓み変形可能な可撓性を有する、便器用器具。
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