JP2022001496A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封性に優れ、環境にも優しい容器を提供する。【解決手段】容器は、樹脂材料から構成され、内容物が収容される本体部と、樹脂材料から構成され、内端及び外端を有し、前記内端側で前記本体部に連通する筒状部と、前記筒状部と同じ樹脂材料から一体的に構成され、前記筒状部の前記外端に連続し、前記筒状部の前記外端を閉じるように平坦に押し潰され、溶着されている溶着部とを備える。前記筒状部は、破断部を有し、前記破断部が破断することにより、前記本体部から前記内容物を取り出すための取出口が形成される。前記筒状部において少なくとも前記破断部よりも前記外端側の部分は、中空に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、容器に関し、特に、その一部が破断することにより開封される容器に関する。
一度開封し、内容物が取り出された後は廃棄される使い切り容器としては、キャップを有するタイプのものがある(特許文献1等参照)。また、他のタイプの使い切り容器としては、アンプルのように、容器の一部が破断することにより開封されるものもある(特許文献2参照)。
特開2015−193983号公報 国際公開第2018/190422号パンフレット
キャップを有するタイプの使い切り容器の場合、部品点数が多くなり、さらに容器本体に加え、キャップも樹脂材料で構成される場合には、樹脂材料の使用量が増えるため、環境負荷が大きい。また、容器の一部の破断により開封されるタイプの使い切り容器の場合、少なくとも破断により切り取られる除去部分は、多くの場合、樹脂材料から構成される。このとき、樹脂製の除去部分が軟らか過ぎると、開封時に破断部に破断に必要な力を上手く伝達できないことが起こり得る。そのため、開封性を向上させるべく、樹脂製の除去部分をよりぶ厚くする等、硬質に加工すると、樹脂材料の使用量が増え、環境負荷が大きくなる。
本発明は、開封性に優れ、環境にも優しい容器を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係る容器は、樹脂材料から構成され、内容物が収容される本体部と、樹脂材料から構成され、内端及び外端を有し、前記内端側で前記本体部に連通する筒状部と、前記筒状部と同じ樹脂材料から一体的に構成され、前記筒状部の前記外端に連続し、前記筒状部の前記外端を閉じるように平坦に押し潰され、溶着されている溶着部とを備える。前記筒状部は、破断部を有し、前記破断部が破断することにより、前記本体部から前記内容物を取り出すための取出口が形成される。前記筒状部において少なくとも前記破断部よりも前記外端側の部分は、中空に構成されている。
本発明の第2観点に係る容器は、第1観点に係る容器であって、前記破断部を覆うように前記筒状部を外側から囲む環状部を含むカバー部材をさらに備える。
本発明の第3観点に係る容器は、第2観点に係る容器であって、前記カバー部材は、前記環状部から起立し、前記筒状部の前記外端側に向かって延び、前記環状部の周方向に沿って配列される複数の爪をさらに含む。
本発明の第4観点に係る容器は、第1観点から第3観点のいずれかに係る容器であって、前記本体部は、前記筒状部及び前記溶着部と同じ樹脂材料から一体的に構成されている。
上記の観点によれば、本体部に連通する筒状部に破断部が設けられ、筒状部において少なくとも破断部よりも外側の部分は、中空に構成される。筒状部の中空の部分は、膨らみを有するため、中空の部分の外壁部分の厚みが比較的薄く、軟らかく、中空の部分を構成するのに少量の樹脂材料しか使用されていないとしても、一定の強度を保つことができる。従って、筒状部の中空の部分を指で摘まむ等して利用することにより、開封時に破断部に破断に必要な力を上手く伝達することが可能になり、容器を容易に開封することができる。以上より、開封性に優れ、環境にも優しい容器が提供される。
本発明の一実施形態に係る容器の正面図。 容器の左側面図。 カバー部材が取り付けられていない状態の容器本体の正面図。 カバー部材が取り付けられていない状態の容器本体の左側面図。 カバー部材の平面図。 カバー部材の底面図。 カバー部材の断面図。 硬質面に付着した内容物の外観図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る容器について説明する。
<1.全体構成>
図1に、本発明の一実施形態に係る容器100の正面図を示し、図2に、容器100の左側面図を示す。なお、ここでの説明において、特に断らない限り、「上(天面)」「下(底面)」「左」「右」「前(正面)」「後(背面)」は、図1〜図4に示す通りに定義されるものとする。ただし、ここでいう上下は、容器100の使用態様を限定するものではない。
図1及び図2に示す通り、容器100は、内容物が収容される容器本体1と、容器本体1に取り付けられるカバー部材2とを有する。容器本体1は、内容物が密封される密封容器であり、その一部が破断することにより開封され、再封不能である。従って、容器本体1は、一度開封し、内容物が取り出された後は廃棄される使い捨ての容器である。本実施形態では、容器本体1は、これに取り付けられているカバー部材2とともに廃棄される。
容器本体1に収容される内容物の種類は、特に限定されず、例えば、薬剤であってもよいし、食品であってもよい。また、内容物の形態についても、特に限定されず、例えば、ゲル状、液状、粒状等とすることができる。なお、詳細は後述するが、本実施形態の容器100は、硬質面上に薬剤を吐出し、スタンプのように付着させることができ、例えば、トイレの便器の内面に薬剤を塗布する用途に使用することができる。また、例えば、容器100は、ごみ箱の内面に薬剤を塗布する用途にも、使用することができる。硬質面上へのスタンプに適した薬剤とは、典型的には、流動性を有するゲル状の粘着体であり、便器の内面に塗布する用途で使用される場合には、好ましくは、便器を洗浄するための洗浄剤を含む。また、この例での薬剤には、その他、香料、除菌剤、消臭剤、着色料等が適宜含まれる。
<2.各部の構成>
<2−1.容器本体>
図3及び図4に、容器本体1単体の正面図及び左側面図をそれぞれ示す。容器本体1は、内容物が収容される本体部10と、本体部10の上端から上方へ延びる筒状部20と、筒状部20の上端からさらに上方へ延びる溶着部30とを有する。本体部10は、内容物を収容するための内部空間S1を有する。筒状部20の内部空間S2は、筒状部20の内端20A側で、本体部10の内部空間S1に連通しており、筒状部20の外端20B側で、溶着部30により閉じられている。溶着部30は、筒状部20の外端20Bに連続しており、筒状部20の外端20Bを閉じるように平坦に押し潰され、溶着されている部位である。つまり、典型的には、溶着部30は、ある1つの筒状の部材の一端部を、内側の空間が消えるように平坦に押し潰し、その状態を維持するように同端部を溶着させることにより成形される。なお、元の筒状の部材において、溶着部30に隣接しており、溶着部30の成形後も内側に空間を維持している部分が、筒状部20である。図2及び図4に示すように、溶着部30は、前後方向に平坦であり、筒状部20において溶着部30の近傍の部位は、溶着部30に近づくにつれて前後方向の厚みが徐々に小さくなるように構成されている。
本実施形態では、溶着部30は、ヒートブロックを押し付ける方法や、超音波シール等の方法により、熱溶着されている。なお、上記では、溶着部30を平坦であると述べたが、本実施形態の溶着部30は、熱溶着時の熱により波を打つように縮れている。すなわち、ここでの平坦という概念には、このような縮れている状態が含まれる。
筒状部20及び溶着部30は、同じ樹脂材料から一体的に構成されている。また、本実施形態では、本体部10も、筒状部20及び溶着部30と同じ樹脂材料から一体的に構成されている。ただし、本体部10は、筒状部20及び溶着部30とは異なる材料から構成することもできるし、このとき、樹脂材料以外から構成することもできる。これらの部10、20及び30を構成する樹脂材料の好ましい例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等が挙げられる。容器本体1の成形方法は、特に限定されないが、好ましい例を挙げると、ブローフィル成形により、本体部10、筒状部20及び溶着部30を一体成形することができる。この方法によれば、容器本体1を成形しつつ、これに内容物を充填することができる。
本実施形態では、本体部10は、可撓性を有する材料から構成され、スクイズ性を有する。すなわち、容器本体1は、スクイズ容器であり、開封後、本体部10を指等で押圧し、圧縮変形させることにより、内部空間S1内から内容物を押し出すことができる。
本体部10は、図1〜図4の例では、正面視において楕円形であり、前後方向に比較的扁平であるが、その形状は、特に限定されない。本実施形態では、本体部10は、上下方向に直線状に延びる中心軸線を有し、筒状部20及びこれに連続する溶着部30も、上下方向に直線状に延びる中心軸線を有する。また、本実施形態では、本体部10、筒状部20及び溶着部30の中心軸線は一致する。すなわち、筒状部20及び溶着部30は、本体部10の上端中央から真っ直ぐ上方へ、本体部10と同軸に延びる。なお、以下の説明において、「周方向」「径方向」とは、特に断らない限り、本体部10、筒状部20及び溶着部30の中心軸線を基準とするものとする。
図3及び図4に示す通り、筒状部20は、内端20Aから外端20Bに向かって順に、基部21及び除去部22を有する。なお、基部21の下端が、筒状部20の内端20Aに対応し、除去部22の上端が、筒状部20の外端20Bに対応する。また、筒状部20は、基部21と除去部22との境界において破断部D1を有し、破断部D1に沿って比較的容易に破断するように構成されている。破断部D1が破断すると、容器本体1は、本体部10及びこれに連続する基部21からなる部材と、除去部22及びこれに連続する溶着部30からなる部材とに分離される。それにより、本体部10から内容物を取り出すための取出口S3が形成され、容器本体1が開封される。取出口S3は、基部21の上端に形成される。
基部21は、内端20Aから上方へ延びる、径が一定の下部211と、下部211の上端に連続する上部212とを有する。本実施形態では、下部211及び上部212の横断面は、円形である。上部212の下端は、下部211の上端よりも径が大きく、下部211と上部212との境界には、周方向全周に亘って段差D2が形成されている。この段差D2の役割については、後述する。上部212は、その下端からその上端に向かって徐々に縮径する。上部212の上端は、除去部22の下端に連続し、除去部22の下端は、上部212の上端よりも径が大きい。従って、上部212と除去部22との境界には、周方向全周に亘って谷底が形成されており、この谷底が、上述の破断部D1を構成する。その結果、筒状部20を周方向に捻る、及び/又は、中心軸線の方向に沿って折り曲げる等の外力を加えると、筒状部20は破断部D1に沿って比較的容易に破断する。すなわち、破断部D1は、筒状部20における他の箇所よりも、筒状部20に外力が加えられたときに、応力集中が生じ易い箇所であり、好ましくは、応力が最も集中する箇所である。
本実施形態では、除去部22の下端は、円環状である。除去部22は、その下端からその上端に向かうにつれて、前後方向の厚みが徐々に小さくなるように構成されている。一方、除去部22は、正面視において、その下端から上方に向かうにつれて、徐々に幅広になるように構成されている。ただし、除去部22の上端は、上に凸の円弧状であり、除去部22の上端近傍の部位は、上方に向かうにつれて幅狭になる。また、溶着部30は、正面視において、除去部22の最も幅広の部分よりもさらに幅広である。
筒状部20において、少なくとも破断部D1よりも外端20B側の部分、すなわち除去部22は、中空に構成されている。本実施形態では、内容物は、概ね本体部10の内部空間S1にのみ収容されており、実質的に筒状部20の内部空間S2には、収容されていない。すなわち、筒状部20全体が、実質的に中空に構成されている。筒状部20の中空の部分は、空気が充填されており、膨らみを有する。そのため、本実施形態では、筒状部20の外壁部分の厚みが比較的薄く、軟らかく、筒状部20を構成するのに少量の樹脂材料しか使用されていないにもかかわらず、筒状部20は、内部空間S2内の空気の圧力により、一定の強度を有する。従って、容器本体1の開封時には、中空の除去部22を指で摘まむ等して利用することにより、筒状部20に破断部D1での破断に必要な力を上手く伝達することが可能になる。これにより、容器本体1の開封性が高められている。また、破断部D1を有する筒状部20が簡易な構造を有するため、これを成形するのに使用される樹脂材料の量が低減されており、環境にも優しい。
なお、本実施形態では、上記したことから明らかな通り、除去部22の前面は、上端から下端に向かうにつれて前方に向かうように傾斜しており、除去部22の後面は、後方に向かうように傾斜している。従って、容器本体1の開封時に、それぞれ2本の指をこれらの面に添えることにより、除去部22を摘まみ易い。また、除去部22の前面及び後面にそれぞれ2本の指を添え、これらの2本の指で除去部22を挟むと、溶着部30もまたこれらの2本の指の間に挟まれる。このとき、本実施形態では、溶着部30が波を打つように縮れているため、指に触れる溶着部30が抵抗となって、指が除去部22から脱落し難い。そのため、容器本体1の開封性がさらに高められている。
また、上記の通り、少なくとも除去部22が中空に構成されていることにより、破断部D1の破断時に分離される2つの部材のうち、廃棄される除去部22を含む方には、内容物が充填されていない。従って、内容物を無駄なく使い切ることができる。また、破断部D1が破断したときの衝撃で、内容物が飛散する事態も抑制することができる。
ところで、内容物の形態によっては、内容物が容器本体1内(内部空間S1及びS2)を移動し得る。より具体的には、例えば、内容物が液状や粒状である場合には、本体部10側を鉛直上方に向け、筒状部20側を鉛直下方に向けると、内容物が本体部10の内部空間S1から筒状部20の内部空間S2内へと、少なくとも部分的に移動し得る。しかしながら、少なくとも本体部10側を鉛直下方に向け、筒状部20側を鉛直上方に向けたときに、少なくとも除去部22が中空となる場合には、以上の通り、除去部22を指で摘まむ等して、容器本体1を容易に開封することができる。また、内容物を無駄なく使い切ることもできるし、内容物が飛散する事態も抑制することができる。
<2−2.カバー部材>
カバー部材2は、筒状部20の破断部D1を覆うことにより破断部D1を保護し、容器本体1が意図せず開封されてしまうのを防止するための部材である。図5〜図7は、カバー部材2の平面図、底面図及び断面図をそれぞれ示す。なお、図7は、図5のVII−VII線断面図であるが、図7には、カバー部材2が取り付けられたときの容器本体1の位置が、参考として点線で示されている。
カバー部材2は、破断部D1を覆うように筒状部20を外側から囲む環状部40を含む。環状部40は、円筒状の外壁部41と、外壁部41のやや内側に配置される円筒状の内壁部42とを含む二重管構造を有する。外壁部41と内壁部42とは、それぞれの上部付近で円環状の上壁部43により連結されている。外壁部41の上部は、上壁部43よりも上方にやや突出している。また、内壁部42の上端は、外壁部41の上端よりもやや下方に位置し、内壁部42の下端は、外壁部41の下端よりもやや上方に位置する。従って、内壁部42及び上壁部43は、環状部40を側方から視たときに、外壁部41に完全に覆われている。内壁部42の内側の空間には、筒状部20が挿入される。
環状部40は、内壁部42の下部から径方向内側に突出する円環状の突出部44をさらに含む。突出部44は、環状部40が筒状部20を囲むように、筒状部20を内壁部42の内側の空間に挿入したとき、筒状部20の基部21に形成されている段差D2に引っ掛けられる。これにより、カバー部材2が筒状部20に対して上方へスライドし難くなる。また、このとき、環状部40の下端部は、本体部10の上面に概ね接し、カバー部材2は筒状部20に対して下方へも殆ど又は全くスライドできない。以上により、カバー部材2と筒状部20との相対位置が固定される。突出部44が段差D2に引っ掛けられている状態では、環状部40は、破断部D1を覆い、本実施形態では、特に基部21の概ね全体と除去部22の下部とを覆う。従って、カバー部材2は、安定的に破断部D1を覆い、これを保護することができる。また、破断部D1が破断した後に形成される取出口S3は、突出部44が段差D2に引っ掛けられている状態では、環状部40の内側の空間に配置されることになる。なお、本実施形態では、内壁部42の内径は、筒状部20の除去部22の最大幅よりも狭い。従って、仮に突出部44が段差D2を乗り越え、上方へスライドしたとしても、カバー部材2が筒状部20から脱落することがなく、カバー部材2の紛失が防止される。
カバー部材2は、環状部40から起立し、環状部40の周方向に沿って配列される複数本の爪50をさらに含む。本実施形態では、これらの爪50は、周方向に沿って等間隔に配列されている。また、これらの爪50は、環状部40の上部から、より具体的には、外壁部41の上部及び上壁部43から上方へ向かって延びている。従って、これらの爪50は、筒状部20を内壁部42の内側の空間に挿入し、突出部44を段差D2に下方から引っ掛けた状態では、筒状部20の外端20B側に向かって延びる。そして、同状態では、爪50は、筒状部20に接触することはないが、仮に突出部44が段差D2を乗り越え、上方へスライドしたときには、除去部22及び溶着部30に接触し得る。その結果、爪50と除去部22及び溶着部30との接触が抵抗となり、カバー部材2が筒状部20から脱落する事態がさらに防止される。
また、爪50は、硬質面上に薬剤をスタンプのように付着させる用途で容器100を使用する場合に、さらなる役割を果たすことができる。すなわち、筒状部20を破断部D1で破断し、取出口S3を開封した後、複数本の爪50を硬質面に押し当てながら、本体部10を押圧する。これにより、本体部10内の薬剤は、本体部10内から押し出され、さらに基部21を通過し、環状部40の内側に配置される取出口S3を介して、外部に吐出される。その後、環状部40の内側の空間を通過した薬剤は、硬質面に接触しながら、複数本の爪50間の多数の隙間から放射状に広がる。これにより、硬質面上には、図8に示すように、内容物が放射状に広がった態様で付着する。従って、薬剤は、花のような図柄に成形され、硬質面を美しく装飾することができる。
カバー部材2を構成する材料は、特に限定されないが、破断部D1を保護する役割に鑑みると、ある程度の硬さを有する材料であることが好ましく、少なくとも基部21よりも硬質であることが好ましい。例えば、カバー部材2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の硬質の合成樹脂製とすることもできるし、アルミニウム等の金属製とすることもできる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<3−1>
カバー部材2を省略し、容器本体1単独で使用することもできる。
<3−2>
カバー部材2の環状部40は、円環状である必要はなく、例えば、角環形状等、任意の形状とすることができる。
<3−3>
上記実施形態は、内容物が容器本体1の本体部10にのみ収容されていたが、基部21の下部211に収容されていてもよいし、さらに上部212にも収容されていてもよい。
<3−4>
硬質面上に薬剤をスタンプのように付着させる用途で容器100を使用する場合において、容器100から吐出される薬剤の形状は、花柄でなくてもよく、単なる円形や矩形であってもよい。この場合、カバー部材2から爪50を省略することができる。また、爪50は、周方向に沿って等間隔に配列される必要はなく、吐出される薬剤の所望の形状に合わせて、適宜設定することができる。
<3−5>
上記実施形態では、筒状部20の中空の部分に空気が充填されていたが、その他の気体が充填されていてもよく、例えば、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスが充填されていてもよい。
<3−6>
溶着部30には、溶着時にエンボス加工を施してもよい。この場合、破断部D1に破断のための力を加えるべく、2本の指で除去部22及び溶着部30を挟んだときに、溶着部30の表面のエンボス加工による凹凸が、指に対する滑り止め効果を発揮し得る。よって、指が除去部22から脱落し難くなり、容器本体1の開封性がさらに高められる。
100 容器
1 容器本体
2 カバー部材
10 本体部
20 筒状部
20A 内端
20B 外端
21 基部
22 除去部
30 溶着部
40 環状部
50 爪
S3 取出口

Claims (4)

  1. 樹脂材料から構成され、内容物が収容される本体部と、
    樹脂材料から構成され、内端及び外端を有し、前記内端側で前記本体部に連通する筒状部と、
    前記筒状部と同じ樹脂材料から一体的に構成され、前記筒状部の前記外端に連続し、前記筒状部の前記外端を閉じるように平坦に押し潰され、溶着されている溶着部と
    を備え、
    前記筒状部は、破断部を有し、前記破断部が破断することにより、前記本体部から前記内容物を取り出すための取出口が形成され、
    前記筒状部において少なくとも前記破断部よりも前記外端側の部分は、中空に構成されている、
    容器。
  2. 前記破断部を覆うように前記筒状部を外側から囲む環状部を含むカバー部材
    をさらに備える、
    請求項1に記載の容器。
  3. 前記カバー部材は、前記環状部から起立し、前記筒状部の前記外端側に向かって延び、前記環状部の周方向に沿って配列される複数の爪をさらに含む、
    請求項2に記載の容器。
  4. 前記本体部は、前記筒状部及び前記溶着部と同じ樹脂材料から一体的に構成されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の容器。
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