JP6669870B2 - パラ−フェニレンジアミンタイプの酸化性塩基および2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーを含む、毛髪を染色するための組成物 - Google Patents

パラ−フェニレンジアミンタイプの酸化性塩基および2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーを含む、毛髪を染色するための組成物 Download PDF

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Description

本発明は、特定のパラ−フェニレンジアミン酸化性塩基および2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーを含む、ケラチン繊維を染色するための組成物に関する。
また本発明は、本組成物を用いてケラチン繊維を染色するための方法にも関する。
最後に、本発明は、ケラチン繊維、特に毛髪を染色するためのこのような組成物の使用に関する。
多くの人々は、長い間、その毛髪の色を変更、特にその白髪を隠そうとしてきた。
オルト−もしくはパラ−フェニレンジアミン、オルト−もしくはパラ−アミノフェノール、または複素環式化合物、例えば、ピラゾール、ピラゾリノンもしくはピラゾロ−ピリジンなどの、酸化性塩基として一般に知られている酸化染料前駆体を含有する染料組成物を用いて、「永久的な」着色を得るために、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトケラチン繊維を染色することは既知の実践である。これらの酸化性塩基は無色またはわずかに着色した化合物であり、酸化性製品と組み合わせると、酸化縮合プロセスを通して、着色した化合物を生じることができる。
また、酸化性塩基をカプラーまたは色調整剤と組み合わせることによって、これらの酸化性塩基により得られる色合いを変えることも可能である。酸化性塩基およびカプラーとして使用される分子の多様性により、広範な色を得ることが可能である。
しかしながら、これらの染料組成物の使用は、一定の欠点を有し得る。
特に、ケラチン繊維へ適用した後、得られる染色力が完全には満足できない、あるいは弱いこともあり、限られた色の範囲をもたらすこともある。
また着色は、光、シャンプーまたは汗などの外部作用物質に関して、十分に持続性でないこともあり、そしてまた、選択的すぎる、すなわち、その先端とその根元との間で感受性が異なる同じケラチン繊維に沿って着色の違いが大きすぎることもある。
パラ−フェニレンジアミンタイプの酸化性塩基は、毛髪染色の分野で一般的に使用される。
例えば、酸化染色における3−(2,5−ジアミノフェニル)−1−プロパノール(または2−γ−ヒドロキシプロピル−パラ−フェニレンジアミン)の使用は、特に(特許文献1)の文書において既知の実践である。
例として、2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーが(特許文献2)の文書から知られている。前記文書において、このカプラーは、その毛髪を染色するために様々な形で別のm−アミノフェノールカプラーおよび酸化性塩基と組み合わせられる。前記文書によると、このような組み合わせを用いて、毛髪の根元から先端まで均一な着色を得ることが可能である。
国際公開第80/00214号パンフレット 独国特許第202005014897号明細書
上述の欠点を有さない、すなわち、改善された堅牢度を有すると共に白髪の良好な被覆度も有する強力な着色を示す着色をもたらすことができる、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトケラチン繊維を染色するための組成物を提供することが実際に必要とされている。
これらの目的および他の目的は本発明によって達成され、従って、本発明の1つの主題は、
(a)少なくとも1つの2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーまたはその付加塩もしくは溶媒和物と、
(b)少なくとも1つの酸化性塩基の3−(2,5−ジアミノフェニル)−1−プロパノールおよび/またはその付加塩もしくはその溶媒和物と
を含む、ケラチン繊維を染色するための組成物である。
本発明の別の主題は、ケラチン繊維を染色するための方法であり、本発明に従う組成物が前記繊維に適用される。
また本発明は、ケラチン繊維、特に毛髪を染色するための前記組成物の使用にも関する。
本組成物は、白髪などの脱色したケラチン繊維の特に良好な被覆度を与える。
本発明に従う組成物は、特に強くかつ選択的の低い着色、すなわち、繊維の長さに沿って均一な着色を生じることを可能にする。
さらに、本発明に従う組成物を用いて得られる着色は、光、悪天候、洗浄および汗などの毛髪が曝され得る種々の攻撃因子に耐える。
本発明の他の主題、特徴、態様および利点は、以下に続く説明および実施例を読めば、さらにより明白に明らかになるであろう。
以下の点において、そして他に記載されない限り、特に「〜の間の」および「〜から〜までの範囲の」という語句において、値の範囲の端点はこの範囲内に含まれる。
本発明との関連で、「少なくとも1つ」という語句は、「1つまたは複数」という語句と等価である。
また本発明は、本発明のために有用な種々の酸化染料のメソメリー形態および立体異性体も包含する。
本発明との関連で、そして他に記載されない限り、アルキルラジカルに対して、そしてアルキル部分を含む基に対しても使用される「アルキル」という用語は1〜4個の炭素原子を含む線状または分枝状の炭素系の鎖を意味し、これは非置換であるか、あるいは、1つもしくは複数の複素環によって、または1つもしくは複数のフェニル基によって、または塩素、臭素、ヨウ素およびフッ素などのハロゲン原子;ヒドロキシル、アルコキシ、アミノ、カルボニル、カルボキサミド、スルホニル、−COH、−SOH、−PO、−PO、−NHSOH、スルホンアミド、モノ(C〜C)アルキルアミノもしくはトリ(C〜C)アルキルアンモニウムラジカルから選択される1つまたは複数の基によって、または代わりに、ジ(C〜C)アルキルアミノラジカル(2つのアルキル基は、これらが結合する前記ジ(C〜C)アルキルアミノ基の窒素原子と一緒に、1つまたは複数の窒素、酸素または硫黄原子が介在し得る環を形成していてもよい)によって置換されている。
同様に、本発明によると、アルコキシラジカルに対して、そしてアルコキシ部分を含む基に対しても使用される「アルコキシ」という用語は、1〜4個の炭素原子を含む線状または分枝状のO−炭素系の鎖を意味し、これは非置換であるか、あるいは複素環;塩素、臭素、ヨウ素およびフッ素などのハロゲン原子;ヒドロキシル、アミノ、カルボニル、カルボキサミド、スルホニル、−COH、−SOH、−PO、−PO、−NHSOH、スルホンアミド、モノ(C〜C)アルキルアミノもしくはトリ(C〜C)アルキルアンモニウムラジカルから選択される1つもしくは複数の基によって、または代わりに、ジ(C〜C)アルキルアミノラジカル(2つのアルキル基は、これらが結合する前記ジ(C〜C)アルキルアミノ基の窒素原子と一緒に、1つまたは複数の窒素、酸素または硫黄原子が介在し得る環を形成していてもよい)によって置換されている。
本発明によると、「複素環」という用語は、窒素、硫黄および酸素原子から選択される1〜3個のへテロ原子を含有する芳香族または非芳香族5員、6員、7員または8員環を意味することが意図される。これらの複素環は、他の複素環またはフェニル基と縮合していてもよい。これらは、ハロゲン原子;(C〜C)アルキルラジカル;(C〜C)アルコキシラジカル;ヒドロキシルラジカル;アミノラジカル;(C〜C)アルキルアミノラジカル;ジ(C〜C)アルキルアミノラジカル(2つのアルキル基は、これらが結合する窒素原子と一緒に、1つまたは複数の窒素、酸素または硫黄原子が介在し得る環を形成していてもよい)によって置換されていてもよい。またこれらの複素環は、(C〜C)アルキルラジカルによって4級化されていてもよい。
(a)2−アミノ−5−エチルフェノールカプラー
本発明に従う組成物は、遊離形態またはその付加塩もしくはその溶媒和物の、1つまたは複数の2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーを含む。
付加塩は、特に、塩酸、臭化水素酸、硫酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、トシル酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、リン酸および酢酸などの酸との付加塩、ならびに水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アミンまたはアルカノールアミンなどの塩基との付加塩から選択される。
さらに、溶媒和物は、より詳細には、2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーの水和物、および/または2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーと、メタノール、エタノール、イソプロパノールまたはn−プロパノールなどの線状または分枝状のC〜Cアルコールとの組み合わせを表す。好ましくは、溶媒和物は水和物である。
本発明に従う組成物中に存在する2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーまたはその付加塩もしくは溶媒和物の総量は、組成物の総重量に対して0.0001重量%〜20重量%、好ましくは0.005重量%〜10重量%、より優先的には0.01重量%〜6重量%の範囲であり得る。
酸化性塩基
本発明に従う組成物は、遊離形態、またはその付加塩もしくはその溶媒和物(例えば、水和物)の、1つまたは複数の3−(2,5−ジアミノフェニル)−1−プロパノール塩基を含む。
付加塩は、特に、塩酸、臭化水素酸、硫酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、トシル酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、リン酸および酢酸などの酸との付加塩、ならびに水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アミンまたはアルカノールアミンなどの塩基との付加塩から選択される。
さらに、溶媒和物は、より詳細には、3−(2,5−ジアミノフェニル)−1−プロパノールの水和物、または3−(2,5−ジアミノフェニル)−1−プロパノールと、メタノール、エタノール、イソプロパノールもしくはn−プロパノールなどの線状もしくは分枝状のC〜Cアルコールとの組合せを表す。好ましくは、溶媒和物は水和物である。
本発明に従う組成物中に存在する3−(2,5−ジアミノフェニル)−1−プロパノールまたはその付加塩もしくは溶媒和物の総量は、組成物の総重量に対して0.0001重量%〜20重量%、好ましくは0.005重量%〜10重量%、より優先的には0.01重量%〜6重量%の範囲であり得る。
付加的なカプラーおよび塩基
本発明の組成物は、他の付加的なカプラーおよび酸化性塩基を含有し得る。本発明のために有用な2−アミノ−5−エチルフェノール以外のこれらのカプラーの中で、特に、メタ−フェニレンジアミン、2−アミノ−5−エチルフェノール以外のメタ−アミノフェノール、メタ−ジフェノール、ナフタレンカプラー、複素環式カプラー、これらの付加塩、これらの溶媒和物およびこれらの混合物が言及され得る。
本発明に従う組成物において使用することができるカプラーの中で、特に、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、1,3−ジヒドロキシベンゼン、2−メチル−1,3−ジヒドロキシベンゼン、1−ヒドロキシ−3−アミノベンゼン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾール、5−アミノ−6−クロロ−o−クレゾール、4−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルオキシ−2,4−ジアミノベンゼン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、3−ウレイドアニリン、3−ウレイド−1−ジメチルアミノベンゼン、セサモール、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、α−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ナフタレンジオール、1−アセトキシ−2−メチルナフタレン、6−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシN−メチルインドール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン、2,6−ジヒドロキシ−3−4−ジメチルピリジン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、1−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、2,6−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、3−メチル−1−フェニル5−ピラゾロン、これらの酸との付加塩、およびこれらの溶媒和物が言及され得る。
好ましくは、本発明に従う組成物中に存在する付加的なカプラーは、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1−ヒドロキシ−3−アミノベンゼン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2−メチル−1,3−ジヒドロキシベンゼン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、これらの付加塩、これらの溶媒和物、およびこれらの混合物から選択される。
本発明に従う組成物中に存在するカプラーの総量は、組成物の総重量に対して0.0001重量%〜20重量%、好ましくは0.005重量%〜10重量%、より優先的には0.01重量%〜6重量%の範囲であり得る。
付加的な酸化性塩基の中で、3−(2,5−ジアミノフェニル)−1−プロパノール以外のパラ−フェニレンジアミン、ビス(フェニル)アルキレンジアミン、パラ−アミノフェノール、ビス−パラ−アミノフェノール、オルト−アミノフェノールおよび複素環式塩基、ならびにこれらの付加塩およびこれらの溶媒和物が言及され得る。
パラ−フェニレンジアミンの中で、言及され得る例としては、パラ−フェニレンジアミン、パラ−トリレンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジプロピル−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノ−N,N−ジエチル−3−メチルアニリン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルアニリン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−クロロアニリン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−フルオロ−パラ−フェニレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−ヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−3−メチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−(エチル−β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(4’−アミノフェニル)−パラ−フェニレンジアミン、N−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、2−β−アセチルアミノエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−メトキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノフェニルピロリジン、2−チエニル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−アミノトルエンおよび3−ヒドロキシ−1−(4’−アミノフェニル)ピロリジン、ならびにこれらの酸との付加塩およびこれらの溶媒和物が挙げられる。
ビス(フェニル)アルキレンジアミンの中で、言及され得る例としては、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)−1,3−ジアミノプロパノール、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(4−メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(エチル)−N,N’−ビス(4’−アミノ−3’−メチルフェニル)エチレンジアミン、1,8−ビス(2,5−ジアミノフェノキシ)−3,6−ジオキサオクタン、ならびにこれらの酸との付加塩およびこれらの溶媒和物が挙げられる。
パラ−アミノフェノールの中で、言及され得る例としては、パラ−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノール、4−アミノ−3−クロロフェノール、4−アミノ−3−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メチルフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メトキシメチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノール、4−アミノ−2−(β−ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノールおよび4−アミノ−2−フルオロフェノール、ならびにこれらの酸との付加塩およびこれらの溶媒和物が挙げられる。
オルト−アミノフェノールの中で、言及され得る例としては、2−アミノフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノールおよび5−アセトアミド−2−アミノフェノール、ならびにこれらの酸との付加塩およびこれらの溶媒和物が挙げられる。
言及され得る複素環式塩基の中には、例えば、ピリジン、ピリミジンおよびピラゾール誘導体が含まれる。
言及され得るピリジン誘導体の中には、例えば、英国特許第1026978号明細書および英国特許第1153196号明細書の特許に記載される化合物、例えば、2,5−ジアミノピリジン、2−(4−メトキシフェニル)アミノ−3−アミノピリジンおよび3,4−ジアミノピリジン、および対応する付加塩が含まれる。
本発明において有用である他のピリジン酸化性塩基は、例えば、仏国特許出願公開第2801308号明細書の特許出願に記載される、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン酸化性塩基または対応する付加塩である。言及され得る例としては、ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、2−アセチルアミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、2−(モルホリン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸、2−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−7−イル)メタノール、2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−5−イル)エタノール、2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−7−イル)エタノール、(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−2−イル)メタノール、3,6−ジアミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン、3,4−ジアミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3,7−ジアミン、7−(モルホリン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3,5−ジアミン、5−(モルホリン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−5−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−7−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−オール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−オール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−オール、2−β−ヒドロキシエトキシ−3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジンおよび2−(4−ジメチルピペラジニウム−1−イル)−3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン、ならびに対応する付加塩が挙げられる。
より詳細には、本発明において有用である酸化性塩基は、好ましくは、
a)(ジ)(C〜C)(アルキル)アミノ基(前記アルキル基は、恐らく、少なくとも1つのヒドロキシル、アミノまたはイミダゾリウム基により置換されている);
b)ジ(C〜C)アルキルピペラジニウム基などの1つまたは複数の(C〜C)アルキル基によって任意選択的に置換された1〜3個のへテロ原子を含む、任意選択的にカチオン性の5員〜7員ヘテロシクロアルキル基;または
c)β−ヒドロキシアルコキシ基などの1つまたは複数のヒドロキシル基によって任意選択的に置換された(C〜C)アルコキシ基、および対応する付加塩
によって炭素原子2で置換された3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジンから選択される。
3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン塩基の中で、2[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)オキシ]エタノール、および/または4−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−1,1−ジメチルピペラジン−1−イウムクロリドおよび/または対応する付加塩またはこれらの溶媒和物を使用することが特に好ましいであろう。
言及され得るピリミジン誘導体の中には、例えば、独国特許第2359399号明細書;日本特許第88−169571号公報;日本特許第05−63124号公報;欧州特許第0770375号明細書の特許、または国際公開第96/15765号パンフレットの特許出願に記載される化合物、例えば、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノピリミジン、ならびにこれらの付加塩およびこれらの互変異性形態(互変異性平衡が存在する場合)が含まれる。
言及され得るピラゾール誘導体の中には、独国特許第3843892号明細書および独国特許第4133957号明細書の特許、ならびに国際公開第94/08969号パンフレット、国際公開第94/08970号パンフレット、仏国特許出願公開第A−2733749号明細書および独国特許出願公開第19543988号明細書の特許出願に記載される化合物、例えば、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾール、3,4−ジアミノピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(4’−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1,3−ジメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−フェニルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチル−3−フェニルピラゾール、4−アミノ−1,3−ジメチル−5−ヒドラジノピラゾール、1−ベンジル−4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−tert−ブチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−tert−ブチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−(4’−メトキシフェニル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−ヒドロキシメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−イソプロピルピラゾール、4−アミノ−5−(2’−アミノエチル)アミノ−1,3−ジメチルピラゾール、3,4,5−トリアミノピラゾール、1−メチル−3,4,5−トリアミノピラゾール、3,5−ジアミノ−1−メチル−4−メチルアミノピラゾールおよび3,5−ジアミノ−4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチルピラゾール、ならびに対応する付加塩が含まれる。また4,5−ジアミノ−1−(β−メトキシエチル)ピラゾールも使用され得る。
ピラゾール誘導体の中で、好ましくは4,5−ジアミノピラゾールが使用され、さらにより優先的には、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾールおよび/または対応する塩が使用されるであろう。
同様に言及され得るピラゾール誘導体には、ジアミノ−N,N−ジヒドロピラゾロピラゾロン、特に、仏国特許出願公開第A−2886136号明細書の特許出願に記載されるもの、例えば以下の化合物および対応する付加塩:2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2−アミノ−3−エチルアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2−アミノ−3−イソプロピルアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2−アミノ−3−(ピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、4,5−ジアミノ−1,2−ジメチル−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、4,5−ジアミノ−1,2−ジエチル−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、4,5−ジアミノ−1,2−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、2−アミノ−3−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2−アミノ−3−ジメチルアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2,3−ジアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1H,6H−ピリダジノ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、4−アミノ−1,2−ジエチル−5−(ピロリジン−1−イル)−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、4−アミノ−5−(3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル)−1,2−ジエチル−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オンおよび2,3−ジアミノ−6−ヒドロキシ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オンが含まれる。
好ましくは、2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オンおよび/または対応する塩が使用されるであろう。
複素環式塩基の中で、好ましくは、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾールおよび/または2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オンおよび/または2[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)オキシ]エタノールおよび/または4−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−1,1−ジメチルピペラジン−1−イウムクロリド、および/または対応する塩またはこれらの溶媒和物が使用されるであろう。
本発明に従う組成物中に存在する酸化性塩基の総量は、組成物の総重量に対して0.0001重量%〜20重量%、好ましくは0.005重量%〜10重量%、より優先的には0.01重量%〜6重量%の範囲であり得る。
界面活性剤
本発明に従う組成物は、任意選択的に、1つまたは複数の界面活性剤も含み得る。
本発明に従う組成物において使用され得る界面活性剤は、非イオン性、カチオン性、アニオン性および両性または両性イオン性界面活性剤から選択され得る。
本発明に従う組成物は、1つまたは複数の非イオン性界面活性剤を含み得る。
使用され得る非イオン性界面活性剤は、例えば、「Handbook of Surfactants」,M.R.Porter著,Blackie & Son(Glasgow and London)により刊行,1991,pp.116−178に記載されている。
言及され得る非イオン性界面活性剤の例としては、以下の非イオン性界面活性剤:
− オキシアルキレン化(C8〜C24)アルキルフェノール;
− 1つまたは2つの脂肪鎖を含む、飽和または不飽和、線状または分枝状のオキシアルキレン化またはグリセロール化C〜C40アルコール;
− 飽和または不飽和、線状または分枝状のオキシアルキレン化C〜C30脂肪酸アミド;
− 飽和または不飽和、線状または分枝状のC〜C30酸と、ポリエチレングリコールとのエステル;
− 飽和または不飽和、線状または分枝状のC〜C30酸と、ソルビトールとの、好ましくはオキシエチレン化エステル;
− 脂肪酸およびスクロースのエステル;
− 任意選択的に、オキシアルキレン化(0〜10のオキシアルキレン単位)されており、1〜15個のグルコース単位を含む、(C〜C30)アルキル(ポリ)グルコシドおよび(C〜C30)アルケニル(ポリ)グルコシド、(C〜C30)アルキル(ポリ)グルコシドエステル;
− 飽和または不飽和オキシエチレン化植物油;
− エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドの縮合物;
− N−(C〜C30)アルキルグルカミンおよびN−(C〜C30)アシルメチルグルカミン誘導体;
− アルドビオンアミド;
− アミンオキシド;
− オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化シリコーン;
− ならびにこれらの混合物
が挙げられる。
オキシアルキレン単位は、より詳細には、オキシエチレンまたはオキシプロピレン単位、またはこれらの組合せ、好ましくはオキシエチレン単位である。
エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドのモル数は、好ましくは1〜250、より詳細には2〜100、さらに良好には2〜50の範囲であり、グリセロールのモル数は、特に1〜50、さらに良好には1〜10の範囲である。
有利に、本発明に従う非イオン性界面活性剤は、任意のオキシプロピレン単位を含まない。
グリセロール化非イオン性界面活性剤の例として、好ましくは、1〜50モルのグリセロール、好ましくは1〜10モルのグリセロールを含むモノグリセロール化またはポリグリセロール化C〜C40アルコールが使用され得る。
このタイプの化合物の例として、4モルのグリセロールを含有するラウリルアルコール(INCI名:ポリグリセリル−4ラウリルエーテル)、1.5モルのグリセロールを含むラウリルアルコール、4モルのグリセロールを含むオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル−4オレイルエーテル)、2モルのグリセロールを含むオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル−2オレイルエーテル)、2モルのグリセロールを含有するセテアリルアルコール、6モルのグリセロールを含有するセテアリルアルコール、6モルのグリセロールを含有するオレイル/セチルアルコール、および6モルのグリセロールを含有するオクタデカノールが言及され得る。
グリセロール化アルコールの中で、より詳細には、1モルのグリセロールを含有するC8/C10アルコール、1モルのグリセロールを含有するC10/C12アルコール、および1.5モルのグリセロールを含有するC12アルコールを使用することが好ましい。
本発明に従う組成物において使用され得る非イオン性界面活性剤は、
− 1〜100モルのエチレンオキシド、好ましくは2〜50、より詳細には2〜40モルのエチレンオキシドを含み、1つまたは2つの脂肪鎖を含む、オキシエチレン化C〜C40アルコール;
− 1〜100、好ましくは2〜50モルのエチレンオキシドを含む、飽和または不飽和オキシエチレン化植物油;
− 任意選択的にオキシアルキレン化(0〜10のOE)されており、1〜15個のグルコース単位を含む、(C〜C30)アルキル(ポリ)グルコシド;
− 1〜50モルのグリセロール、好ましくは1〜10モルのグリセロールを含む、モノグリセロール化またはポリグリセロール化C〜C40アルコール;
− 飽和または不飽和、線状または分枝状のオキシアルキレン化C〜C30脂肪酸アミド;
− 飽和または不飽和、線状または分枝状のC〜C30酸と、ポリエチレングリコールとのエステル;
− ならびにこれらの混合物
から優先的に選択される。
本発明に従う組成物は、1つまたは複数のカチオン性界面活性剤を含み得る。
「カチオン性界面活性剤」という用語は、本発明に従う組成物中に含有されたときに正に帯電される界面活性剤を意味することが意図される。この界面活性剤は1つまたは複数の正の永久荷電を有していてもよいし、あるいは本発明に従う組成物中でカチオン化可能な1つまたは複数の官能基を含有していてもよい。
カチオン性界面活性剤は、好ましくは、任意選択的にポリオキシアルキレン化された第1級、第2級もしくは第3級脂肪アミンまたはこれらの塩、および第4級アンモニウム塩、ならびにこれらの混合物から選択される。
脂肪アミンは、一般に、少なくとも1つのC〜C30炭化水素系の鎖を含む。
第4級アンモニウム塩として、例えば、テトラアルキルアンモニウム塩などの第4級アンモニウム塩、例えば、ジアルキルジメチルアンモニウムまたはアルキルトリメチルアンモニウム塩(ここで、アルキル基は約12〜22個の炭素原子を含有する)、特に、ベヘニルトリメチルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムまたはベンジルジメチルステアリルアンモニウム塩、あるいは他方で、パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、ステアルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、ステアルアミドプロピルジメチルセテアリルアンモニウム塩、またはVan Dyk社によりCeraphyl(登録商標)70という名称で販売されているステアルアミドプロピルジメチル(酢酸ミリスチル)アンモニウム塩が言及され得る。特に、これらの化合物の塩化物塩を使用することが好ましい。
− イミダゾリンの第4級アンモニウム塩、例えば、Rewo社によりRewoquat(登録商標)W75という名称で販売されているもの;
− ジ−またはトリ第4級アンモニウム塩、例えば、Finetex社から入手可能なFinquat CT−P(Quaternium 89)、およびFinetex社から入手可能なFinquat CT(Quaternium 75);
− 少なくとも1つのエステル官能基を含有する第4級アンモニウム塩、例えば、ジアシルオキシエチルジメチルアンモニウム、ジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、トリアシルオキシエチルメチルアンモニウムおよびモノアシルオキシエチルヒドロキシエチルジメチルアンモニウム塩(特に、塩化物またはメチル硫酸塩)、ならびにこれらの混合物。アシル基は、好ましくは、14〜18個の炭素原子を含有し、より詳細には、ヤシ油またはヒマワリ油などの植物油から得られる。化合物がいくつかのアシル基を含有する場合、これらの基は同一であっても異なっていてもよい。
このような化合物は、例えば、Henkel社によるDehyquart(登録商標)、Stepan社によるStepanquat(登録商標)、CECA社によるNoxamium(登録商標)またはRewo−Witco社によるRewoquat(登録商標)WE18という名称で販売されている。
米国特許第A−4874554号明細書および米国特許第A−4137180号明細書の特許に記載される、少なくとも1つのエステル官能基を含有するアンモニウム塩も使用され得る。
KAOによりQuatarmin BTC131という名称で販売されているベヘノイルヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドが使用され得る。
好ましくは、少なくとも1つのエステル官能基を含むアンモニウム塩は、2つのエステル官能基を含む。
使用され得る少なくとも1つのエステル官能基を含有する第4級アンモニウム塩の中で、ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩を使用するのが好ましい。
本発明に従う組成物は、1つまたは複数のアニオン性界面活性剤を含み得る。
「アニオン性界面活性剤」という用語は、イオン性またはイオン化可能な基として、アニオン基のみを含む界面活性剤を意味することが意図される。これらのアニオン基は、好ましくは、基−COOH、−COO、−SOH、−SO 、−OSOH、−OSO 、−PO、−PO、−PO22 、−P(OH)、=P(O)OH、−P(OH)O、=P(O)O、=POH、=POから選択され、アニオン性部分は、アルカリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムなどのカチオン性対イオンを含む。
本発明に従う組成物において使用され得るアニオン性界面活性剤の一例として、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミドエーテル硫酸塩、アルキルアリールポリエーテル硫酸塩、モノグリセリド硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアミドスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、アルキルアミドスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸塩、アシルサルコシナート、アシルグルタミン酸塩、アルキルスルホスクシンアミド酸塩、アシルイセチオン酸塩およびN−アシルタウラート、ポリグルコシドポリカルボン酸およびアルキルモノエステルの塩、アシルラクチラート、D−ガラクトシドウロン酸の塩、アルキルエーテルカルボン酸の塩、アルキルアリールエーテルカルボン酸の塩、アルキルアミドエーテルカルボン酸の塩;およびこれらの全ての化合物の対応する非塩化形態に言及することができ、これらの全ての化合物のアルキルおよびアシル基は、6〜40個の炭素原子を含み、アリール基はフェニル基を示す。
これらの化合物はオキシエチレン化されていてもよく、そして好ましくは1〜50個のエチレンオキシド単位を含む。
ポリグルコシド−ポリカルボン酸のC〜C24アルキルモノエステルの塩は、C〜C24アルキルポリグルコシド−クエン酸塩、C〜C24アルキルポリグルコシド−酒石酸塩、およびC〜C24アルキルポリグルコシド−スルホコハク酸塩から選択され得る。
アニオン性界面活性剤が塩形態である場合、これらは、アルカリ金属塩、例えばナトリウムまたはカリウム塩、好ましくはナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、特に、アミノアルコール塩、またはアルカリ土類金属、例えばマグネシウム塩から選択され得る。
特に言及され得るアミノアルコール塩の例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンまたはトリイソプロパノールアミン塩、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩、およびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩が挙げられる。
好ましくは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、特にナトリウムまたはマグネシウム塩が使用される。
言及されるアニオン性界面活性剤の中で、好ましくは、特にアルカリ金属、アンモニウム、アミノアルコールおよびアルカリ土類金属塩の形態の、(C〜C24)アルキル硫酸塩、2〜50個のエチレンオキシド単位を含む(C〜C24)アルキルエーテル硫酸塩、またはこれらの化合物の混合物が使用される。
特にアルカリ金属、アンモニウム、アミノアルコールおよびアルカリ土類金属塩の形態の、(C12〜C20)アルキル硫酸塩、2〜20個のエチレンオキシド単位を含む(C12〜C20)アルキルエーテル硫酸塩、またはこれらの化合物の混合物は、特に、使用されるのが好ましい。またさらに良好には、2.2モルのエチレンオキシドを含有するラウリルエーテル硫酸ナトリウムを使用するのが好ましい。
本発明に従う組成物は、1つまたは複数の両性または両性イオン性界面活性剤を含み得る。
特に、好ましくは非シリコーンであり、本発明に従う組成物中で使用され得る両性または両性イオン性界面活性剤は、特に、任意選択的に4級化された脂肪族第2級または第3級アミンの誘導体であり得る。これらの誘導体において、脂肪族基は8〜22個の炭素原子を含む線状または分枝鎖であり、前記アミン誘導体は、少なくとも1つのアニオン基、例えば、カルボン酸、スルホン酸、硫酸、リン酸またはホスホン酸基を含有する。
特に、(C〜C20)アルキルベタイン、スルホベタイン、(C〜C20)アルキルアミド(C〜C)アルキルベタイン、および(C〜C20)アルキルアミド(C〜C)アルキルスルホベタインが言及され得る。
任意選択的に4級化される、使用され得る第2級または第3級脂肪族アミン誘導体の中で、CTFA辞書(第5版、1993年)においてココアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム、ココアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸およびココアンホジプロピオン酸という名称で分類されている化合物が言及され得る。
例として、Rhodia社によりMiranol(登録商標)C2M Concentrateの商品名で販売されているココアンホ二酢酸が言及され得る。
CTFA辞書においてジエチルアミノプロピルココアスパルトアミドナトリウムの名称で分類されており、Chimex社によりChimexane HBという名称で販売されている化合物が言及され得る。
これらの化合物は、単独で、または混合物として使用され得る。
上述の両性または両性イオン性界面活性剤の中で、好ましくは、(C〜C20)アルキルベタイン、例えばココイルベタイン、(C〜C20)アルキルアミド(C〜C)アルキルベタイン、例えばコカミドプロピルベタイン、およびこれらの混合物、ならびに式(VIII)の化合物、例えばジエチルアミノプロピルラウリルアミノスクシンアミド酸のナトリウム塩(INCI名:ジエチルアミノプロピルココアスパルトアミドナトリウム)が使用される。
好ましくは、本発明に従う組成物は1つまたは複数の界面活性剤を含む。より優先的には、本発明に従う組成物は、非イオン性、アニオン性または両性界面活性剤から選択される1つまたは複数の界面活性剤を含む。
特に好ましくは、本発明に従う組成物は、1つまたは複数の非イオン性界面活性剤を含む。
本発明に従う組成物中に存在する界面活性剤の総量は、組成物の総重量に対して0.1重量%〜25重量%、好ましくは0.5重量%〜20重量%の範囲であり得る。
アルカリ剤
本発明に従う組成物は、任意選択的に、1つまたは複数のアルカリ剤も含み得る。
好ましくは、染料組成物は、1つまたは複数の有機または無機アルカリ剤を含む。
無機アルカリ剤は、好ましくは、アンモニア水、アルカリ金属の炭酸塩もしくは重炭酸塩、例えば炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウムおよび重炭酸ナトリウムもしくは重炭酸カリウム、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム、またはこれらの混合物から選択される。
有機アルカリ剤は、好ましくは、25℃で12未満、好ましくは10未満、さらにより有利には、6未満のpKbを有する有機アミンから選択される。これは、塩基度が最も高い官能基に対応するpKbであることに留意すべきである。さらに、有機アミンは、10個を超える炭素原子を含む任意のアルキルまたはアルケニル脂肪鎖を含まない。
有機アルカリ剤は、例えば、アルカノールアミン、オキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化エチレンジアミン、アミノ酸、ならびに以下の式(IX):
Figure 0006669870
の化合物から選択される。式(IX)において、Wは、1つまたは複数のヒドロキシル基またはC〜Cアルキルラジカルによって任意選択的に置換され、そして/あるいは1つまたは複数のへテロ原子、例えばOまたはNRにより任意選択的に介在された二価のC〜Cアルキレンラジカルであり、R、R、R、RおよびRは同一であっても異なっていてもよく、水素原子、またはC〜Cアルキル、C〜CヒドロキシアルキルもしくはC〜Cアミノアルキルラジカルを表す。
言及され得る式(IX)のアミンの例としては、1,3−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノ−2−プロパノール、スペルミンおよびスペルミジンが挙げられる。
「アルカノールアミン」という用語は、第1級、第2級または第3級アミン官能基と、1つまたは複数のヒドロキシルラジカルを有する1つまたは複数の線状または分枝状のC〜Cアルキル基とを含む有機アミンを意味することが意図される。
1〜3個の同一または異なるC〜Cヒドロキシアルキルラジカルを含む、モノアルカノールアミン、ジアルカノールアミンまたはトリアルカノールアミンなどのアルカノールアミンから選択される有機アミンは、本発明を実施するために特に適している。
このタイプの化合物の中で、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、3−アミノ−1,2−プロパンジオール、3−ジメチルアミノ−1,2−プロパンジオールおよびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンが言及され得る。
より詳細には、使用され得るアミノ酸はそのL、Dまたはラセミ体において天然または合成起源を有し、より詳細にはカルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸およびリン酸官能基から選択される少なくとも1つの酸官能基を含む。アミノ酸は、中性形態でもイオン性形態でもよい。
本発明において使用され得るアミノ酸として、特に、アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、オルニチン、シトルリン、アスパラギン、カルニチン、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、リジン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、N−フェニルアラニン、プロリン、セリン、タウリン、スレオニン、トリプトファン、チロシンおよびバリンが言及され得る。
有利に、アミノ酸は、環またはウレイド官能基内に任意選択的に含まれる付加的なアミン官能基を含む塩基性アミノ酸である。
このような塩基性アミノ酸は、例えば、ヒスチジン、リジン、アルギニン、オルニチンおよびシトルリンである。
また有機アミンは、複素環タイプの有機アミンから選択されてもよい。アミノ酸において既に言及されたヒスチジンに加えて、特に、ピリジン、ピペリジン、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾールおよびベンゾイミダゾールが言及され得る。
また有機アミンは、アミノ酸ジペプチドから選択されてもよい。本発明において使用され得るアミノ酸ジペプチドとして、特に、カルノシン、アンセリンおよびバレニンが言及され得る。
また有機アミンは、グアニジン官能基を含む化合物から選択されてもよい。本発明において使用され得るこのタイプのアミンとして、アミノ酸として既に言及されたアルギニンに加えて、特に、クレアチン、クレアチニン、1,1−ジメチルグアニジン、1,1−ジエチルグアニジン、グリコシアミン、メトホルミン、アグマチン、N−アミジノアラニン、3−グアニジノプロピオン酸、4−グアニジノ酪酸、および2−([アミノ(イミノ)メチル]アミノ)エタン−1−スルホン酸が言及され得る。
言及され得るハイブリッド化合物には、既に言及したアミンと、炭酸または塩酸などの酸との塩が含まれる。
炭酸グアニジンまたはモノエタノールアミン塩酸塩が特に使用され得る。
好ましくは、本発明に従う組成物中に存在するアルカリ剤は、アンモニア水、アルカノールアミン、および中性またはイオン性形態のアミノ酸、特に塩基性アミノ酸から選択される。
より優先的には、本発明に従う組成物中に存在するアルカリ剤は、アンモニア水、アルカノールアミン、およびこれらの混合物から選択される。1つの特定の実施形態によると、アルカリ剤は、有機剤、好ましくはアルカノールアミンである。アルカリ剤がアルカノールアミンである場合、これは、モノエタノールアミンから選択される。
本発明に従う組成物中に存在するアルカリ剤の総量は、すぐに使用可能な組成物の総重量に対して0.01重量%〜30重量%、好ましくは0.1重量%〜20重量%の範囲であり得る。
また本発明に従う組成物は、任意選択的に、1つまたは複数の有機溶媒も含む。
有機溶媒の例として、例えば、線状または分枝状のC〜Cアルカノール、例えばエタノールおよびイソプロパノール;グリセロール;ポリオールおよびポリオールエーテル、例えば2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルおよびモノメチルエーテル、さらには芳香族アルコールまたはエーテル、例えばベンジルアルコールまたはフェノキシエタノール、ならびにこれらの混合物が言及され得る。
有機溶媒は、組成物の総重量に対して0.01重量%〜30重量%の範囲、好ましくは2重量%〜25重量%の範囲の量で存在し得る。
また本発明に従う組成物は、任意選択的に、本発明の化合物とは異なる1つまたは複数の添加剤も含み得る。その中でも、カチオン性、アニオン性、非イオン性または両性ポリマーまたはこれらの混合物、抗フケ剤、抗脂漏剤、脱毛防止剤および/または毛髪再成長促進剤、ビタミンおよびプロビタミン(パンテノールを含む)、日焼け止め、無機または有機顔料、金属イオン封鎖剤、可塑剤、可溶化剤、酸性化剤、無機または有機増粘剤、特に、高分子増粘剤、乳白剤または真珠光沢剤、酸化防止剤、ヒドロキシ酸、香料、防腐剤、顔料、およびセラミドが言及され得る。
言うまでもなく、当業者は、本発明に従う組成物に本質的に関連する有利な特性が、想定される添加により悪影響を受けない、または実質的に悪影響を受けないように、このまたはこれらの任意選択的な付加的な化合物を注意深く選択するであろう。
上記の補助剤は一般に、そのそれぞれについて、すぐに使用可能な組成物の総重量に対して0重量%〜20重量%からなる量で存在し得る。
化学酸化剤
本発明の1つの特定の実施形態によると、本発明に従う組成物は、少なくとも1つの化学酸化剤を含む。
「化学酸化剤」という語句は、大気中の酸素以外の酸化剤を意味することが意図される。
特に、化学酸化剤は、例えば、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩、過酸素化塩、例えば、過硫酸塩または過ホウ酸塩、過酸およびその前駆体、ならびにアルカリ金属またはアルカリ土類金属の過炭酸塩から選択される。有利には、酸化剤は過酸化水素である。
化学酸化剤は、染料組成物の総重量に対して0.5%〜20%、さらに良好には1重量%〜15重量%の範囲の含量で存在し得る。
本発明の組成物が少なくとも1つのアルカリ剤および少なくとも1つの酸化剤を含有すると、組成物はすぐに使用することができる。ケラチン繊維の染色を可能にするように、組成物を毛髪に適用させることができる。
脂肪物質
1つの特定の実施形態によると、本発明に従う組成物は、塩化脂肪酸とは異なる1つまたは複数の脂肪物質を含む。
「脂肪物質」という用語は、周囲温度(25℃)および周囲圧力(1.013×10Pa)において水に不溶性(5重量%未満、好ましくは1重量%未満、さらにより好ましくは0.1重量%未満の溶解度)である有機化合物を意味することが意図される。これらは、その構造内に、少なくとも6個の炭素原子および/または一連の少なくとも2つのシロキサン基を含む少なくとも1つの炭化水素系の鎖を有する。さらに、脂肪物質は、一般に、同じ温度および圧力条件下で、有機溶媒、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、エタノール、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン(THF)、流動ワセリン(liquid petroleum jelly)、またはデカメチルシクロペンタシロキサンに可溶性である。
「油」という用語は、周囲温度(25℃)および周囲圧力(1.013×10Pa)において液体である「脂肪物質」を意味することが意図される。
「非シリコーン脂肪物質」という用語は、Si−O結合を含有しない任意の脂肪物質を意味することが意図され、「シリコーン脂肪物質」という用語は、少なくとも1つのSi−O結合を含有する脂肪物質を意味することが意図される。
本発明に従う組成物において使用される脂肪物質は、塩化脂肪酸とは異なる。すなわち、これらは、遊離脂肪酸の形態で組成物中に存在することができる。
言い換えると、本発明の脂肪物質は、任意の塩化カルボン酸基(−C(O)O−)を含有しない。特に、本発明の脂肪物質は、ポリオキシアルキレン化もポリグリセロール化もされていない。
好ましくは、脂肪物質は、塩化脂肪酸とは異なる。
好ましくは、本発明に従う組成物は、塩化脂肪酸とは異なる、周囲温度および周囲圧力(1.013×10Pa)において液体である1つまたは複数の脂肪物質を含む。
より詳細には、本発明に従う液体脂肪物質は、C6〜16液体炭化水素、16個を超える炭素原子を含む液体炭化水素、動物起源の非シリコーン油、植物または合成起源のトリグリセリドタイプの油、フルオロ油、液体脂肪アルコール、トリグリセリド以外の液体脂肪酸および/または脂肪アルコールエステル、ならびにシリコーン油、そしてこれらの混合物から選択される。
脂肪アルコールおよびエステルは、より詳細には、特に1つまたは複数のヒドロキシル基(特に、1〜4個)によって任意選択的に置換された、6〜30個、さらにより良好には8〜30個の炭素原子を含む、少なくとも1つの飽和または不飽和、線状または分枝状の炭化水素系の基を含有することが想起される。これらが不飽和である場合、これらの化合物は、1〜3個の共役または非共役炭素−炭素二重結合を含み得る。
〜C16液体炭化水素に関して、これらは、線状、分枝状または任意選択的に環状であり、好ましくはアルカンである。言及され得る例としては、ヘキサン、シクロヘキサン、ウンデカン、ドデカン、イソドデカン、トリデカンまたはイソパラフィン、例えば、イソヘキサデカンまたはイソデカン、およびこれらの混合物が挙げられる。
16個を超える炭素原子を含む液体炭化水素は線状でも分枝状でもよく、無機または合成起源を有し、好ましくは、流動パラフィンまたは流動ワセリン、ポリデセン、水素化ポリイソブテン、例えばParleam(登録商標)、およびこれらの混合物から選択される。
言及され得る動物起源の炭化水素系の油は、ペルヒドロスクアレンである。
植物または合成起源のトリグリセリド油は、好ましくは、6〜30個の炭素原子を含む液体脂肪酸トリグリセリド、例えば、ヘプタン酸またはオクタン酸トリグリセリド、あるいは例えば、ヒマワリ油、コーン油、大豆油、カボチャ(marrow)油、グレープシード油、ゴマ種子油、ヘーゼルナッツ油、アプリコット油、マカダミア油、アララ(arara)油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社により販売されているものまたはDynamit Nobel社によりMiglyol(登録商標)810、812および818という名称で販売されているもの、ホホバ油およびシアバター油、ならびにこれらの混合物から選択される。
本発明での使用に適した液体脂肪アルコールは、より詳細には、6〜30個の炭素原子、好ましくは8〜30個の炭素原子を含む、線状または分枝状、飽和または不飽和、好ましくは、不飽和または分枝状のアルコールから選択される。言及され得る例としては、オクチルドデカノール、2−ブチルオクタノール、2−ヘキシルデカノール、2−ウンデシルペンタデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノレニルアルコール、リシノレイルアルコール、ウンデシレニルアルコールおよびリノレイルアルコール、およびこれらの混合物が挙げられる。
上述のトリグリセリド以外の脂肪酸および/または脂肪アルコールの液体エステルに関して、特に、飽和または不飽和の線状C〜C26または分枝状C〜C26脂肪族モノ酸またはポリ酸と、飽和または不飽和の線状C〜C26または分枝状C〜C26脂肪族モノアルコールまたはポリアルコールとのエステル(エステルの総炭素数は6以上、より有利には10以上である)が言及され得る。
好ましくは、モノアルコールのエステルの場合、本発明のエステルが由来するアルコールおよび酸の中から、少なくとも1つは分枝状である。
モノエステルの中で、ベヘン酸ジヒドロアビエチル、ベヘン酸オクチルドデシル、ベヘン酸イソセチル、乳酸イソステアリル、乳酸ラウリル、乳酸リノレイル、乳酸オレイル、オクタン酸イソステアリル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸オクチル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸イソセチル、ラウリン酸イソセチル、ステアリン酸イソセチル、オクタン酸イソデシル、オレイン酸イソデシル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸イソステアリル、リシノール酸メチルアセチル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸2−エチルヘキシル(2−ethylhexyl isononate)、エルカ酸オクチルドデシル、エルカ酸オレイル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−オクチルデシル、ミリスチン酸アルキル、例えば、ミリスチン酸イソプロピル2−オクチルドデシル、ステアリン酸イソブチル、ラウリン酸2−ヘキシルデシル、およびこれらの混合物が言及され得る。
好ましくは、モノ酸およびモノアルコールのモノエステルの中で、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸アルキル、例えば、ミリスチン酸イソプロピルまたはミリスチン酸エチル、ステアリン酸イソセチル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、ネオペンタン酸イソデシル、およびネオペンタン酸イソステアリル、ならびにこれらの混合物が使用されるであろう。
さらにこの変形との関連において、C〜C22ジカルボン酸またはトリカルボン酸とC〜C22アルコールとのエステル、およびモノ−、ジ−またはトリカルボン酸とC〜C26ジ−、トリ−、テトラ−またはペンタヒドロキシアルコールとのエステルも使用され得る。
特に、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジ−n−プロピル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソステアリル、マレイン酸ジオクチル、ウンデシレン酸グリセリル、ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル、モノリシノール酸ペンタエリトリチル、テトライソノナン酸ペンタエリトリチル、テトラペラルゴン酸ペンタエリトリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリトリチル、テトラオクタン酸ペンタエリトリチル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、エルカ酸トリデシル、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリイソステアリル、三乳酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、クエン酸トリオクチルドデシル、クエン酸トリオレイル、ジオクタン酸プロピレングリコール、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、ジイソノナン酸ジエチレングリコール、およびジステアリン酸ポリエチレングリコール、ならびにこれらの混合物が言及され得る。
また組成物は、脂肪エステルとして、C〜C30、好ましくはC12〜C22脂肪酸の糖エステルおよびジエステルも含み得る。「糖」という用語は、アルデヒドまたはケトン官能基の有無にかかわらずいくつかのアルコール官能基を有し、かつ少なくとも4個の炭素原子を含む、酸素含有炭化水素系の化合物を意味することが意図されることが想起される。これらの糖は、単糖、オリゴ糖または多糖であり得る。
言及され得る適切な糖の例としては、スクロース(またはサッカロース)、グルコース、ガラクトース、リボース、フコース、マルトース、フルクトース、マンノース、アラビノース、キシロースおよびラクトース、ならびにこれらの誘導体、特にアルキル誘導体、例えばメチル誘導体、例えばメチルグルコースが挙げられる。
脂肪酸の糖エステルは、特に、既に記載された糖と、線状または分枝状、飽和または不飽和のC〜C30、好ましくはC12〜C22脂肪酸とのエステルまたはエステルの混合物を含む群から選択され得る。これらが不飽和である場合、これらの化合物は、1〜3個の共役または非共役炭素−炭素二重結合を含み得る。
この変形に従うエステルはまた、モノ−、ジ−、トリ−およびテトラエステル、ポリエステル、ならびにこれらの混合物から選択されてもよい。
これらのエステルは、例えば、オレイン酸エステル、ラウリン酸エステル、パルミチン酸エステル、ミリスチン酸エステル、ベヘン酸エステル、ヤシ脂肪酸エステル、ステアリン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル、カプリン酸エステル、アラキドン酸エステル、またはこれらの混合物、例えば特に、オレイン酸−パルミチン酸混合エステル、オレイン酸−ステアリン酸混合エステル、およびパルミチン酸−ステアリン酸混合エステルであり得る。
より詳細には、モノエステルおよびジエステル、特にスクロース、グルコースまたはメチルグルコースのモノ−またはジオレイン酸エステル、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、オレオパルミチン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステルおよびオレオステアリン酸エステル、ならびにこれらの混合物が使用される。
言及され得る例は、Amerchol社によりGlucate(登録商標)DOという名称で販売されている製品であり、これは、ジオレイン酸メチルグルコースである。
好ましくは、モノ酸およびモノアルコールの液体エステルが使用されるであろう。
本発明に従う組成物において使用され得るシリコーン油は揮発性または不揮発性の環状、線状または分枝状シリコーンでよく、これらは非変性であるかあるいは有機基により変性されており、好ましくは、25℃において5×10−6〜2.5m/s、好ましくは1×10−5〜1m/sの粘度を有する。
好ましくは、シリコーン油は、ポリジアルキルシロキサン、特にポリジメチルシロキサン(PDMS)、および少なくとも1つのアリール基を含む液体ポリオルガノシロキサンから選択される。
またこれらのシリコーン油は有機変性され得る。本発明に従って使用され得る有機変性シリコーン油は、好ましくは、例えばアミン基およびアルコキシ基から選択される、炭化水素系の基を介して結合された1つまたは複数の有機官能基をその構造内に含む、上記で定義された液体シリコーンである。
オルガノポリシロキサンは、Walter Noll’s Chemistry and Technology of Silicones(1968),Academic Pressにおいてより詳細に定義される。これらは、揮発性でも不揮発性でもよい。
これらが揮発性である場合、シリコーン油は、より詳細には、60℃〜260℃の間の沸点を有するものから選択され、さらにより詳細には、以下のものから選択される:
(i)3〜7個、好ましくは4〜5個のケイ素原子を含む環状ポリジアルキルシロキサン。これらは、例えば、特に、Union CarbideによりVolatile Silicone(登録商標)7207という名称で、またはRhodiaによりSilbione(登録商標)70045V2という名称で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、Union CarbideによりVolatile Silicone(登録商標)7158という名称で、そしてRhodiaによりSilbione(登録商標)70045V5という名称で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、およびこれらの混合物である。
Union Carbide社により販売されているVolatile Silicone(登録商標)FZ3109などのジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサンタイプのシクロコポリマーもまた言及され得る。
環状ポリジアルキルシロキサンと有機ケイ素化合物との混合物、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサンおよびテトラ(トリメチルシリル)ペンタエリトリトール(50/50)の混合物、ならびにオクタメチルシクロテトラシロキサンおよびオキシ−1,1’−ビス(2,2,2’,2’,3,3’−ヘキサトリメチルシリルオキシ)ネオペンタンの混合物もまた言及され得る;
(ii)2〜9個のケイ素原子を含有し、25℃において5×10−6/s以下の粘度を有する線状揮発性ポリジアルキルシロキサン。一例は、特にToray Silicone社によりSH200という名称で販売されているデカメチルテトラシロキサンである。このカテゴリーに属するシリコーンはまた、Cosmetics and Toiletries,Vol.91,Jan.76,pp.27−32,Todd & ByersVolatile Silicone Fluids for Cosmetics”において発表された論文にも記載されている。
不揮発性ポリジアルキルシロキサンが好ましくは使用される。
これらのシリコーン油はより詳細にはポリジアルキルシロキサンから選択され、その中で、主に、トリメチルシリル末端基を有するポリジメチルシロキサンが言及され得る。シリコーンの粘度は、ASTM Standard 445 Appendix Cに従って25℃で測定される。
これらのポリジアルキルシロキサンの中で、以下の市販の製品が非限定的に言及され得る:
− Rhodiaにより販売されている47および70047シリーズのSilbione(登録商標)油、またはMirasil(登録商標)油、例えば、油70047V500000;
− Rhodia社により販売されているMirasil(登録商標)シリーズの油;
− Dow Corning社から得られる200シリーズの油、例えば、60000mm/sの粘度を有するDC200;
− General Electricから得られるViscasil(登録商標)油、およびGeneral Electricから得られるSFシリーズの特定の油(SF96、SF18)。
ジメチコノール(CTFA)という名称で知られているジメチルシラノール末端基を有するポリジメチルシロキサン、例えば、Rhodia社から得られる48シリーズの油もまた言及され得る。
本発明に従って使用され得る有機変性シリコーンは、炭化水素系の基を介して結合された1つまたは複数の有機官能基をその構造内に含む、上記で定義されたシリコーンである。
少なくとも1つのアリール基を含む液体ポリオルガノシロキサンに関して、これらは、特に、前述の有機官能基で官能基化された、ポリジフェニルシロキサン、およびポリアルキルアリールシロキサンであり得る。
ポリアルキルアリールシロキサンは、特に、25℃において1×10−5〜5×10−2/sの範囲の粘度を有する線状および/または分枝状のポリジメチル/メチルフェニルシロキサンおよびポリジメチル/ジフェニルシロキサンから選択される。
これらのポリアルキルアリールシロキサンの中で、言及され得る例としては、以下の名称で販売されている製品が挙げられる:
− Rhodiaから得られる70641シリーズのSilbione(登録商標)油;
− Rhodiaから得られるRhodorsil(登録商標)70633および763シリーズの油;
− Dow Corningから得られる油Dow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid;
− Bayerから得られるPKシリーズのシリコーン、例えば製品PK20;
− Bayerから得られるPNおよびPHシリーズのシリコーン、例えば製品PN1000およびPH1000;
− General Electricから得られるSFシリーズの特定の油、例えば、SF1023、SF1154、SF1250およびSF1265。
有機変性シリコーンの中で、以下のものを含むポリオルガノシロキサンが言及され得る:
− 置換または非置換アミノ基(例えば、Genesee社によりGP4 Silicone FluidおよびGP7100という名称で販売されている製品、またはDow Corning社によりQ28220およびDow Corning 929または939という名称で販売されている製品。置換アミノ基は、特に、C〜Cアミノアルキル基である);
− アルコキシ基;
− ヒドロキシル基。
液体脂肪物質は、優先的に、16個を超える炭素原子を含有する液体炭化水素、植物油、液体脂肪アルコールおよび液体脂肪エステル、シリコーン油、ならびにこれらの混合物から選択される。
優先的に、液体脂肪物質は、16個を超える炭素原子を含む液体炭化水素、特に流動ワセリンから選択される。
この特定の実施形態では、好ましくは、本発明に従う組成物中に存在する脂肪物質の総量は、組成物の総重量に対して20重量%以上、より優先的には30重量%以上、より良好にはさらに35重量%以上である。
より優先的には、この特定の実施形態では、本発明に従う組成物中に存在する脂肪物質の総量は、組成物の総重量に対して30重量%〜80重量%、好ましくは30重量%〜70重量%の範囲である。
さらにより優先的には、この特定の実施形態では、本発明に従う組成物中に存在する液体脂肪物質の総量は、組成物の総重量に対して20重量%以上、より優先的には30重量%以上、より良好にはさらに35重量%以上である。
さらにより良好には、この特定の実施形態では、本発明に従う組成物中に存在する液体脂肪物質の総量は、組成物の総重量に対して30重量%〜80重量%、好ましくは30重量%〜70重量%の範囲である。
本発明の組成物は、アルカリ剤および酸化剤を含有する場合、好ましくは、組成物の総重量に対して少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%の脂肪物質、好ましくは液体脂肪物質を含有する。好ましくは、このすぐに使用可能な組成物は、30%〜55%の間、好ましくは35%〜50%の間の脂肪物質、好ましくは液体脂肪物質を含有する。
本発明の方法
本発明の別の主題は、ヒトケラチン繊維、特に毛髪を染色するための方法であり、本発明に従う組成物のケラチン繊維への適用を含む。
1つの好ましい実施形態によると、組成物は、少なくとも1つのアルカリ剤および少なくとも1つの酸化剤を含有する。そして組成物はケラチン繊維に適用され、約3〜50分間、好ましくは約5〜40分間放置され、そしてその後、すすぎ、シャンプーにより洗浄し、再度すすぎ、最後に乾燥させるステップが行われる。
本発明の組成物が適用前にアルカリ剤および酸化剤と混合されない場合、種々の組成物は、途中ですすぎがあってもなくても、任意の順序で連続して適用することができる。
別の実施形態によると、本発明に従う組成物は、少なくとも2つの組成物:
− 上記の式(I)、(II)または(III)の少なくとも1つの酸化性塩基、少なくとも1つの2−アミノ−5−エチルフェノールカプラー、および少なくとも1つのアルカリ剤を含む染料組成物と
− 1つまたは複数の化学酸化剤を含む酸化組成物と
の混合によって得られる。
多区画デバイス
本発明の別の主題は、ケラチン繊維を染色するための、好ましくは少なくとも2つの区画を含む多区画デバイスであり、少なくとも1つの第1の区画は、本発明に従う染料組成物(A)を含有し、少なくとも1つの第2の区画は、上記のような酸化組成物(B)を含有する。
最後に、本発明は、ケラチン繊維、特に毛髪を染色するための上記のような組成物の使用に関する。
本出願によると、「ケラチン繊維」という用語は、ヒトケラチン繊維、特に毛髪を示す。
以下に続く実施例は本発明を説明するのに役立つが、本質的に限定することはない。
実施例1
以下の実施例において、量は全て、組成物の総重量に対する重量百分率で与えられる。他に記載されない限り、量は、活性材料のg%で示される。
Figure 0006669870
Figure 0006669870
染料組成物1および2は、1+1の比率に従って、酸化配合物Ox1と混合される。
得られた結果
このようにして得られた混合物は、90%の白髪を含有する天然の毛髪に適用される。周囲温度で35分間の放置時間の後、毛髪をすすぎ、洗浄し、そして乾燥させる。
髪房を視覚的に評価する。
Figure 0006669870
実施例2
Figure 0006669870
Figure 0006669870
組成物(A)(比較)および(B)(本発明)は、1+1.5の比率に従って、酸化配合物Ox2と混合される。
このようにして得られた混合物は、90%の白髪を含有するパーマをかけた毛髪に適用される。周囲温度で35分間の放置時間の後、髪房をシャンプーで洗浄し、すすぎ、そして乾燥させる。
このようにして染色した髪房を、以下のプロトコルに従う12回のシャンプー洗浄操作の後に評価した。
洗浄試験(12回のシャンプー洗浄)
この試験は、洗浄の繰り返しにより生じた毛髪の房の人工色の劣化を評価および定量化することを可能にする。染色された毛髪をシャンプーで12回洗浄する。試験は、染色された髪房に対する12回の洗浄、すすぎ、および乾燥操作を自動的につなげる機械で実行した。
洗浄の前後に、Minolta CM2600D分光比色計(光源D65、観察角度10、反射成分が含まれる)を用いてCIEL系で髪房の色を評価する。このL系において、3つのパラメータはそれぞれ強度(L)を示し、aは緑色/赤色軸を示し、そしてbは青色/黄色軸を示す。
洗浄の前後の髪房の着色の変化は、以下の式:
Figure 0006669870
に従って測定される(ΔE)。
この式において、L、aおよびbは、12回の洗浄後に測定された値を表し、L0、a0およびb0は、洗浄前に測定された値を表す。
洗浄に対する毛髪の染色の耐性は、洗浄前後の髪房の色の差ΔEが小さい程、より一層良好である。結果は、以下の表において報告される。
Figure 0006669870
12回のシャンプー洗浄操作の後、本発明に従う組成物ははるかにより低いΔE値をもたらし、従って、比較組成物よりも良好な色の持続をもたらす。
実施例3
以下の組成物を調製した(量は、他に言及されない限り、活性材料のg%で表される)。
Figure 0006669870
Figure 0006669870
組成物C1およびC2は、1:1の重量比で酸化組成物Dと混合される。
このようにして得られた混合物、C1+DおよびC2+Dは、90%の白髪を含有する天然毛髪の房に適用される。周囲温度で35分間の放置時間の後、髪房を透明な水ですすぎ、次にシャンプーで洗浄する。最後に、髪房を乾燥させる。
比色測定は、Minolta CM2006D分光比色計(光源D65、角度10°、反射成分が含まれる)を用いてCIELab系で実施される。Lは明度を表し、Lの値が低い程、より強力な着色が得られる。
Figure 0006669870
本発明に従う混合物C1+Dは、比較混合物C2+Dと比べて、より低いL値をもたらし、従ってより強力な着色が得られる。
次に、上記のプロトコルに従って洗浄に関する堅牢度を評価するために、髪房を12回のシャンプー洗浄操作の試験に曝す。
結果は、以下の表において報告される。
Figure 0006669870
本発明に従う組成物C1により得られる混合物は、組成物C2により得られる混合物と比較して、より低いΔE値を有し、従って、洗浄に関してより良好な堅牢度を有する。
実施例4
以下の組成物を調製した(量は、他に言及されない限り、活性材料のg%で表される)。
Figure 0006669870
Figure 0006669870
組成物C3およびC4は、1:1の重量比で酸化組成物D4と混合される。
このようにして得られた混合物、C3+D4およびC4+D4は、90%の白髪を含有する天然毛髪の房に適用される。周囲温度で35分間の放置時間の後、髪房を透明な水ですすぎ、次にシャンプーで洗浄する。最後に、髪房は乾燥される。
比色測定は、Data color SF600X分光比色計(光源D65、角度10°、反射成分が含まれる)を用いてCIELab系で実施される。Lは明度を表し、Lの値が低い程、より強力な着色が得られる。
着色髪房を3回および6回のシャンプー洗浄に曝すことにより、着色の堅牢度を評価した。この評価は、シャンプー洗浄前、3回のシャンプー洗浄後、および6回のシャンプー洗浄後の着色髪房のL*A*b*から、上記で定義されるようなDEを計算することにより行われる。
結果は、以下の表において報告される。
Figure 0006669870
本発明に従う組成物は、比較組成物から得られたものよりも低いΔE値を示す。これは、本発明の組成物がより良好なシャンプー耐性を提供することを示す。

Claims (8)

  1. (a)少なくとも1つの2−アミノ−5−エチルフェノールカプラーまたはその付加塩もしくは溶媒和物と、
    (b)少なくとも1つの酸化性塩基の3−(2,5−ジアミノフェニル)−1−プロパノールおよび/またはその付加塩もしくはその溶媒和物と
    を含む、ケラチン繊維を染色するための染料組成物。
  2. つまたは複数の界面活性剤を含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 1つまたは複数のアルカリ剤を含む、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記酸化性塩基の総量が、前記染料組成物の総重量に対して0.0001重量%〜20重量%の間であり、かつ前記カプラーの総量が、前記染料組成物の総重量に対して0.001重量%〜10重量%の範囲である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 化学酸化剤を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物をケラチン繊維に適用することにある、ケラチン繊維の染色方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の染料組成物を含有する少なくとも1つの第1の区画と、1つまたは複数の化学酸化剤を含む酸化組成物(B)を含有する少なくとも1つの第2の区画とを含む、ケラチン繊維を染色するための2つの区画を含む多区画デバイス。
  8. ケラチン繊維を染色するための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物の使用。
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