JP6669184B2 - シャフトユニットおよびその製造方法、位置検出装置、ならびに磁気部材 - Google Patents

シャフトユニットおよびその製造方法、位置検出装置、ならびに磁気部材 Download PDF

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Description

本発明は、シャフトユニットおよびその製造方法、位置検出装置、ならびに磁気部材に関する。
特定の部材について、その位置を検出する位置検出装置として、検出対象とする特定の部材に例えば永久磁石を取り付け、その永久磁石の位置変化に伴う磁場変化を磁気抵抗効果素子などの磁気センサにより検出するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−137796号公報
ところで、このような位置検出装置に対しては、より簡素な構造を有し、より高い製造性を有することが望まれる。したがって、より製造性に優れた簡素な構造の位置検出装置、ならびにそのような位置検出装置に搭載され得る磁気部材およびシャフトユニットを提供することが望ましい。さらに、そのようなシャフトユニットの製造方法を提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態としてのシャフトユニットは、軸方向に延在するシャフトと、そのシャフトに設けられた物理量分布発生源と、それら物理量分布発生源とシャフトとの双方に接しつつ物理量分布発生源をシャフトに保持する止め具とを有する。
本発明の一実施の形態としてのシャフトユニットでは、止め具を用いて物理量分布発生源をシャフトに保持するようにしたので、例えばねじを用いた締結などの他の固定方法と比較して、シャフトの内部構造に関わらず、物理量分布発生源をシャフトに容易に取り付けできる。また、物理量分布発生源をシャフトに保持する際、止め具が物理量分布発生源とシャフトとの双方に接するので、例えば止め具が物理量分布発生源のみに接するようにする場合と比較して、より安定して保持される。
本発明の一実施の形態としてのシャフトユニットの製造方法は、第1の軸方向位置規制部分を含むと共に軸方向に延在するシャフトと、第2の軸方向位置規制部分を含む物理量分布発生源と、第1の軸方向位置規制部分および第2の軸方向位置規制部分の双方に設置可能な止め具とを用意することと、物理量分布発生源の第2の位置規制部分に止め具を設置したのち、シャフトを軸方向に移動させつつ止め具を第1の軸方向位置規制部分に設置することで、物理量分布発生源をシャフトに保持することとを含む。
本発明の一実施の形態としてのシャフトユニットの製造方法では、物理量分布発生源をシャフトに容易かつ安定的に取り付けできる。
本発明の一実施の形態としての位置検出装置は、シャフトユニットと、センサとを備える。シャフトユニットは、軸方向に延在するシャフトと、物理量分布を形成する物理量分布発生源と、それら物理量分布発生源とシャフトとの双方に接しつつ物理量分布発生源をシャフトに保持する止め具とを有し、軸方向に沿って移動可能なものである。センサは、軸方向に沿ったシャフトユニットの移動に伴い発生する物理量分布の変化を検出するものである。
本発明の一実施の形態としての位置検出装置では、止め具を用いて物理量分布発生源をシャフトに保持するようにしたので、例えばねじを用いた締結などの他の固定方法と比較して、シャフトに内部構造に関わらず、物理量分布発生源をシャフトに容易に取り付けできる。また、物理量分布発生源をシャフトに保持する際、止め具が物理量分布発生源とシャフトとの双方に接するので、例えばサークリップが物理量分布発生源のみに接するようにする場合と比較して、より安定して保持される。
本発明の一実施の形態としての磁気部材は、第1の磁石と、その第1の磁石を保持すると共に第1の方向に延びる第1の軸方向位置規制部分を含む磁石ホルダとを有する。
本発明の一実施の形態としての磁気部材では、第1の磁石を保持する磁石ホルダが第1の軸方向位置規制部分を含むようにしたので、例えば第1の軸方向位置規制部分に止め具を設置することで他の部材に固定され得る。
本発明の一実施の形態としてのシャフトユニットおよび位置検出装置によれば、位置検出を可能としつつ、より製造性に優れた簡素な構造が実現できる。また、本発明の一実施の形態としてのシャフトユニットの製造方法によれば、上述のようなシャフトユニットを、より簡便に製造できる。さらに、本発明の一実施の形態としての磁気部材によれば、上述のシャフトユニットおよび位置検出装置に適用できる。
なお、本発明の効果はこれに限定されるものではなく、以下に記載のいずれの効果であってもよい。
本発明の第1の実施の形態としての位置検出装置の全体構成を表す斜視図である。 図1Aに示した位置検出装置の全体構成を表す正面図である。 図1Aに示したシャフトの構成を表す斜視図である。 図1Aに示したシャフトユニットからサークリップを取り外した状態を表す斜視図である。 図1Aに示したシャフトユニットからサークリップを取り外した状態を表す正面図である。 図1Aに示したサークリップの構成を表す平面図である。 図1Aに示した位置検出装置の動作を説明するための模式図である。 本発明の第1の実施の形態の第1変形例としてのシャフトユニットの全体構成を表す斜視図である。 図5Aに示したシャフトユニットの全体構成を表す正面図である。 本発明の第1の実施の形態の第2変形例としてのシャフトユニットの全体構成を表す斜視図である。 図6Aに示したシャフトユニットの全体構成を表す正面図である。 本発明の第1の実施の形態の第3変形例としてのシャフトユニットの全体構成を表す斜視図である。 図7Aに示したシャフトユニットの全体構成を表す正面図である。 本発明の第2の実施の形態としてのシャフトユニットの全体構成を表す斜視図である。 図8Aに示したシャフトユニットの全体構成を表す正面図である。 図8Aに示したシャフトユニットからサークリップを取り外した状態を表す斜視図である。 図8Bに示したシャフトユニットからサークリップを取り外した状態を表す正面図である。 図8Aに示したシャフトユニットの製造方法における一工程を表す斜視図である。 図8Aに示したシャフトユニットを備えた位置検出装置の動作を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施の形態の第1変形例としてのシャフトユニットの全体構成を表す斜視図である。 図11Aに示したシャフトユニットの全体構成を表す正面図である。 本発明の第2の実施の形態の第2変形例としてのシャフトユニットの全体構成を表す斜視図である。 図12Aに示したシャフトユニットの全体構成を表す正面図である。 本発明の第2の実施の形態の第3変形例としてのシャフトユニットの全体構成を表す斜視図である。 図13Aに示したシャフトユニットの全体構成を表す正面図である。 その他の変形例としての磁気部材の要部構成を表す斜視図である。 その他の変形例としてのシャフトユニットの構成を表す正面図である。 図15Aに示したシャフトユニットの構成を表す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(磁気部材の一端部においてサークリップにより磁気部材をシャフトに保持するようにした例。)
2.第1の実施の形態の第1変形例(さらに、磁気部材の一端部にリングを設けるようにした例。)
3.第1の実施の形態の第2変形例(さらに、磁気部材の他端部にリングを設けるようにした例。)
4.第1の実施の形態の第3変形例(さらに、磁気部材の両端部にリングをそれぞれ設けるようにした例。)
5.第2の実施の形態(磁石部材の中央部においてサークリップにより磁気部材をシャフトに保持するようにした例。)
6.第2の実施の形態の第1変形例(さらに、磁気部材の一端部にリングを設けるようにした例。)
7.第2の実施の形態の第2変形例(さらに、磁気部材の他端部にリングを設けるようにした例。)
8.第2の実施の形態の第3変形例(さらに、磁気部材の両端部にリングをそれぞれ設けるようにした例。)
9.その他の変形例
<1.第1の実施の形態>
[位置検出装置1の構成]
図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る位置検出装置1の全体構成例を表す斜視図である。図1Bは、位置検出装置1を正面から眺めた正面図である。位置検出装置1は、例えばシャフトユニット2と、磁気センサ3とを備えている。この位置検出装置1では、シャフトユニット2が、例えば軸方向Y10(図1Aなど参照)に沿って磁気センサ3に対し相対的に移動可能に設けられている。位置検出装置1は、磁気センサ3により、シャフトユニット2の軸方向Y10に沿った移動量や、軸方向Y10における、例えば磁気センサ3の位置を基準としたシャフトユニット2の相対位置を検出するものである。
[シャフトユニット2の構成]
シャフトユニット2は、シャフト10と、磁気部材20と、サークリップ30とを有する。図2は、シャフト10の外観を拡大して表す斜視図である。また、図3Aおよび図3Bは、それぞれ、図1Aに示したシャフトユニット2からサークリップ30を取り外した状態を表す斜視図および正面図である。磁気部材20は、サークリップ30により、シャフト10に保持されている。図3Aおよび図3Bに示したように、シャフトユニット2は、軸方向Y10(図1Aなど参照)におけるシャフト10と磁気部材20との相対位置を規制する軸方向位置規制部40をさらに有する。軸方向位置規制部40は、本発明の「軸方向位置規制部」に対応する一具体例であり、サークリップ30と協働して、軸方向Y10におけるシャフト10と磁気部材20との相対位置のずれを抑止するように機能する。
(シャフト10)
図2に示したように、シャフト10は、中心軸10Jを有し、その中心軸10Jの方向、すなわち軸方向Y10に沿って延在する略円柱状または略円筒状の剛性部材である。シャフト10の周面11には、例えばシャフト10の先端FE近傍において、中心軸10Jを取り巻く方向(軸方向Y10と直交する方向)に延在する溝部41が設けられている。この溝部41は、本発明の「第1の溝部」および「第1の軸方向位置規制部分」に対応する一具体例であり、前述の軸方向位置規制部40の一部を構成するものである。また、溝部41には、サークリップ30の一部が嵌合するようになっている。
さらに、シャフト10は、例えば軸方向Y10に沿って延在する平坦な当接面12と、例えば軸方向Y10と交差する当接面13とを有している。当接面12は、磁気部材20のうちの後出の当接面221と当接する面である。当接面12および当接面221は、本発明の「回転方向位置規制部」に対応する一具体例であり、軸方向Y10と直交するシャフト10の回転方向R10(図2参照)における、シャフト10と磁気部材20との相対位置を規制するものである。すなわち、当接面12と当接面221とが互いに当接することにより、回転方向R10におけるシャフト10と磁気部材20との相対位置のずれを抑止するようになっている。
(磁気部材20)
磁気部材20は、自らの周囲に磁場分布MF(後出の図4B参照)を形成するものであり、永久磁石21と、その永久磁石21を保持する磁石ホルダ22とを有している。すなわち、この磁場分布が本発明の「物理量分布」に対応する一具体例であり、磁気部材20が本発明の「物理量分布発生源」に対応する一具体例である。永久磁石21は例えばフェライトや希土類元素を含有する硬質強磁性体を含んでいる。磁石ホルダ22は、例えば樹脂や非磁性金属などからなる。
本実施の形態では、永久磁石21は、N極部分21NとS極部分21Sとが軸方向Y10に沿って並ぶように、磁石ホルダ22に保持されている。なお、図1Aおよび図1Bでは、磁石ホルダ22が永久磁石21を1つのみ保持している例を示しているが、本開示はこれに限定されるものではなく、磁石ホルダ22が永久磁石21を2以上保持するようにしてもよい。
磁石ホルダ22は、シャフト10の当接面12と当接する平坦な当接面221と、例えばシャフト10の基端BE側においてシャフト10の当接面13と当接する端面222とを有している。当接面13および端面222は、本発明の「軸方向位置規制部」に対応する一具体例であり、互いに協働して、軸方向Y10におけるシャフト10と磁気部材20との相対位置のずれを抑止するように機能する。また、磁石ホルダ22は、例えばシャフト10の先端FE近傍において溝部42を有している。この溝部42は、本発明の「第2の溝部」および「第2の軸方向位置規制部分」に対応する一具体例であり、前述の軸方向位置規制部40の一部を構成するものである。溝部42は、回転方向R10において溝部41の延長上に位置している。このため、溝部41に嵌合したサークリップ30の環状部分31(後出の図4A)が溝部42にも係合するようになっている。
(サークリップ30)
サークリップ30は、例えばシャフト10の先端FE近傍において磁気部材20とシャフト10との双方に接しつつ、磁気部材20をシャフト10に保持する部材である。図4Aは、サークリップ30の外観を表す平面図である。サークリップ30は、ギャップ31Gを介して対向する端部311および端部312を含む環状部分31を有している。サークリップ30は、磁気部材20のうちの永久磁石21と異なる位置、具体的には環状部分31の内面31Sが溝部41および溝部42と当接するように軸方向位置規制部40に設置される。その際、環状部分31のギャップ31Gが僅かに広がった状態となるので、環状部分31はギャップ31Gを元の間隔に戻すように、すなわち端部311と端部312とが互いに近づくように付勢力を溝部41および溝部42に付与する。このため、シャフト10と磁気部材20とが互いに接近する方向へ締め付けられるので、磁気部材20がシャフト10に保持されるようになっている。なお、端部311および端部312には、それぞれ開口311Kおよび開口312Kが設けられているとよい。サークリップ30を軸方向位置規制部40に設置する際、開口311Kおよび開口312Kにそれぞれ工具を挿入するなどしてギャップ31Gを広げることができるからである。
[磁気センサ3の構成]
磁気センサ3は、シャフトユニット2における磁気部材20の永久磁石21が形成する磁場分布MF(図4B)を検出するものであり、例えば磁気抵抗効果素子などのセンサ素子3S(図1A)を有している。磁気センサ3は、本発明の「センサ」に対応する一具体例である。
[シャフトユニット2の製造方法]
このシャフトユニット2は、例えば以下のようにして製造することができる。まず、上述したシャフト10と、磁気部材20と、サークリップ30とをそれぞれ用意する。次に、磁気部材20の磁石ホルダ22における溝部42にサークリップ30を設置する。そののち、シャフト10を軸方向Y10に移動させつつサークリップ30を溝部41に設置する。その際、シャフト10の先端FEをサークリップ30の環状部分31の内側に挿入するように軸方向Y10に移動させる。そうすることで、磁気部材20をシャフト10に保持させる。以上により、シャフトユニット2が完成する。
あるいは、シャフト10と、磁気部材20と、サークリップ30とをそれぞれ用意したのち、まず、当接面12と当接面221とを当接させるようにシャフト10に磁気部材20を載置し、次いでサークリップ30を溝部41および溝部42に嵌合させるようにしてもよい。その際、サークリップ30を、ギャップ31Gを広げながらシャフト10の先端FE側から軸方向Y10に沿って移動させることで、溝部41および溝部42に嵌合させるとよい。
[位置検出装置1の作用および効果]
本実施の形態の位置検出装置1では、上述したように、シャフトユニット2が、例えば軸方向Y10に沿って磁気センサ3に対し相対的に移動可能に設けられている。位置検出装置1は、磁気センサ3を用いて、シャフトユニット2の軸方向Y10に沿った移動量や、軸方向Y10における、例えば磁気センサ3の位置を基準としたシャフトユニット2の相対位置を検出することができる。より具体的には、位置検出装置1では、例えば図4Bに示したように、磁気センサ3に内蔵されるセンサ素子3Sが、磁気部材20の永久磁石21の形成する磁場分布MFが及ぶ範囲に設置されている。図4Bは、位置検出装置1の動作を説明するための模式図であり、永久磁石21と、その永久磁石21の周囲に現れる磁力線MLとを描いている。図4Bに示したように、軸方向Y10に沿って、例えば紙面右方向へシャフトユニット2が移動することにより相対的にセンサ素子3Sが破線で示した位置P1から実線で示した位置P2に紙面左方向へ移動するとする。その際、センサ素子3Sは、シャフトユニット2の移動に伴い発生する、自らに及ぶ磁場の強度変化を検出することとなる。センサ素子3Sが磁気抵抗効果素子である場合、センサ素子3Sに付与される磁場の強度変化は抵抗値の変化として検出される。位置P1での抵抗値と位置P2での抵抗値との比較により、センサ素子3Sに対するシャフトユニット2が移動量を算出できる。なお、センサ素子3Sが磁気抵抗効果素子である場合の、センサ素子3Sに付与される磁場の強度とセンサ素子3Sの抵抗値との関係は既知であるとする。
本実施の形態の位置検出装置1では、サークリップ30を用いて磁気部材20をシャフト10に保持するようにした。このため、例えばねじを用いた締結などの他の固定方法と比較して、シャフト10の内部構造に関わらず、磁気部材20をシャフトに容易に取り付けできる。また、位置検出装置1は、ねじによる締結を要する構造と比較して、軽量化や小型化に適している。また、磁気部材20をシャフト10に保持する際、サークリップ30が磁気部材20とシャフト10との双方に接するので、例えばサークリップ30が磁気部材20のみに接するようにする場合と比較して、より安定して保持される。このため、位置検出装置1によれば、シャフトユニット2と磁気センサ3との相対位置検出を可能としつつ、より製造性に優れた簡素な構造が実現できる。また、シャフトユニット2の製造方法によれば、上述のようなシャフトユニット2を、より簡便に製造できる。
また、位置検出装置1は、溝部41および溝部42を含む軸方向位置規制部40、ならびに当接面13および端面222を有するようにしたので、軸方向Y10におけるシャフト10と磁気部材20との相対位置のずれを抑止できる。さらに、位置検出装置1は、当接面12および当接面221を含む回転方向位置規制部を有するようにしたので、シャフト10の回転方向R10におけるシャフト10と磁気部材20との相対位置のずれを抑止できる。よって、より高精度の位置検出が可能となる。また、サークリップ30は、磁気部材20のうちの永久磁石21と異なる位置に設置されるようにしたので、例えばサークリップ30が磁性材料を含んでいても、磁場分布MFへの影響を低減することができる。
<2.第1の実施の形態の第1変形例>
[シャフトユニット2Aの構成]
図5Aは、本発明の第1の実施の形態の第1変形例としてのシャフトユニット2Aの全体構成例を表す斜視図である。図5Bは、シャフトユニット2Aを正面から眺めた正面図である。シャフトユニット2Aは、さらに、磁気部材20の一端部にリング51を設けるようにしたものである。その点を除き、他は上記第1の実施の形態におけるシャフトユニット2と実質的に同じ構造である。リング51は、軸方向Y10におけるサークリップ30と永久磁石21との間に設けられており、磁気部材20がシャフト10から脱落するのを防止する離間防止部材である。シャフト10と磁気部材20とがサークリップ30により保持された状態でリング51の内面がシャフト10および磁気部材20の双方と接することで、磁気部材20がシャフト10から脱落するのを防止するようになっている。
本変形例としてのシャフトユニット2Aによれば、磁気部材20をシャフト10により安定して保持することができ、より取り扱い性に優れる。
<3.第1の実施の形態の第2変形例>
[シャフトユニット2Bの構成]
図6Aは、本発明の第1の実施の形態の第2変形例としてのシャフトユニット2Bの全体構成例を表す斜視図である。図6Bは、シャフトユニット2Bを正面から眺めた正面図である。シャフトユニット2Bは、さらに、磁気部材20の他端部にリング52を設けるようにしたものである。その点を除き、他は上記第1の実施の形態におけるシャフトユニット2と実質的に同じ構造である。リング52は、永久磁石21よりも基端BE側に設けられており、磁気部材20がシャフト10から脱落するのを防止する離間防止部材である。シャフト10と磁気部材20とがサークリップ30により保持された状態でリング52の内面がシャフト10および磁気部材20の双方と接することで、磁気部材20がシャフト10から脱落するのを防止するようになっている。
本変形例としてのシャフトユニット2Bによれば、磁気部材20をシャフト10により安定して保持することができ、より取り扱い性に優れる。
<4.第1の実施の形態の第3変形例>
[シャフトユニット2Cの構成]
図7Aは、本発明の第1の実施の形態の第3変形例としてのシャフトユニット2Cの全体構成例を表す斜視図である。図7Bは、シャフトユニット2Cを正面から眺めた正面図である。シャフトユニット2Cは、さらに、磁気部材20の両端部にリング51およびリング52をそれぞれ設けるようにしたものである。その点を除き、他は上記第1の実施の形態におけるシャフトユニット2と実質的に同じ構造である。リング51は軸方向Y10におけるサークリップ30と永久磁石21との間に設けられており、リング52は永久磁石21よりも基端BE側に設けられている。シャフト10と磁気部材20とがサークリップ30により保持された状態でリング51の内面およびリング52の内面がいずれもシャフト10および磁気部材20の双方と接することで、磁気部材20がシャフト10から脱落するのを防止するようになっている。
本変形例としてのシャフトユニット2Cによれば、磁気部材20をシャフト10により安定して保持することができ、より取り扱い性に優れる。
<5.第2の実施の形態>
[シャフトユニット2Dの構成]
図8Aは、本発明の第2の実施の形態に係るシャフトユニット2Dの全体構成例を表す斜視図である。図8Bは、シャフトユニット2Dを正面から眺めた正面図である。シャフトユニット2Dは、軸方向Y10において隣り合う永久磁石21Aと永久磁石21Bとを保持する磁石ホルダ22を有している。シャフトユニット2Dでは、サークリップ30は、永久磁石21Aと永久磁石21Bとの間に位置している。
図9Aは、シャフトユニット2Dからサークリップ30を取り外した状態を表す斜視図である。図9Bは、シャフトユニット2Dからサークリップ30を取り外した状態を表す正面図である。図9Aおよび図9Bに示したように、シャフト10には、中心軸10Jを取り巻くように中心軸10Jと直交する方向へ延在する溝部43が設けられており、磁気部材23の磁石ホルダ22には、永久磁石21Aと永久磁石21Bとの間に、やはり中心軸10Jを取り巻くように中心軸10Jと直交する方向へ延在する溝部44が設けられている。磁気部材23の当接面221がシャフト10の当接面12と当接するように磁気部材23がシャフト10に載置された状態において、軸方向Y10に沿った方向における溝部43の位置と溝部44の位置とが一致している。サークリップ30は、溝部43と溝部44との双方に嵌合するように設置されることで、磁気部材20をシャフト10に保持するようになっている。
[シャフトユニット2Dの製造方法]
このシャフトユニット2Dは、例えば以下のようにして製造することができる。まず、上述したシャフト10と、磁気部材23と、サークリップ30とをそれぞれ用意する。次に、図10Aに示したように、磁気部材23の磁石ホルダ22における溝部44にサークリップ30を設置する。そののち、シャフト10を軸方向Y10に移動させつつサークリップ30を溝部43に設置する。その際、シャフト10の先端FEをサークリップ30の環状部分31の内側に挿入するように軸方向Y10に移動させる。そうすることで、磁気部材23をシャフト10に保持させる。その際、サークリップ30を、ギャップ31Gを広げながらシャフト10の先端FE側から軸方向Y10に沿って移動させることで、溝部43に嵌合させるとよい。以上により、シャフトユニット2Dが完成する。
[シャフトユニット2Dの作用および効果]
本実施の形態のシャフトユニット2Dでは、上述したように、軸方向Y10において隣り合う永久磁石21Aと永久磁石21Bとを保持する磁石ホルダ22を有するようにした。このため、このシャフトユニット2Dを用いた位置検出装置によれば、磁気センサ3を用いて、シャフトユニット2Dの軸方向Y10に沿った移動量や、軸方向Y10における、例えば磁気センサ3の位置を基準としたシャフトユニット2Dの相対位置をより高い精度で検出することができる。より具体的には、シャフトユニット2Dを備えた位置検出装置では、例えば図10Bに示したように、磁気センサ3に内蔵されるセンサ素子3Sが、磁気部材23の永久磁石21Aおよび永久磁石21Bの形成する磁場分布MFが及ぶ範囲に設置されている。図10Bは、シャフトユニット2Dを備えた位置検出装置の動作を説明するための模式図であり、永久磁石21A,21Bと、それら永久磁石21A,21Bの周囲に現れる磁力線MLとを描いている。シャフトユニット2Dでは、永久磁石21AがS極部分21ASとN極部分21ANとを含み、永久磁石21BがS極部分21BSとN極部分21BNとを含んでいる。図10Bに示したように、軸方向Y10に沿って、例えば紙面右方向へシャフトユニット2Dが移動することにより相対的にセンサ素子3Sが破線で示した位置P1から実線で示した位置P2に紙面左方向へ移動するとする。その際、センサ素子3Sは、シャフトユニット2Dの移動に伴い発生する、自らに及ぶ磁場の強度変化を検出することとなる。センサ素子3Sが磁気抵抗効果素子である場合、センサ素子3Sに付与される磁場の強度変化は抵抗値の変化として検出される。位置P1での抵抗値と位置P2での抵抗値との比較により、センサ素子3Sに対するシャフトユニット2が移動量を算出できる。特に、図4Bに示したシャフトユニット2と比較して、磁力線MLの向きがより小さいピッチで変化するようになっている。このため、シャフトユニット2Dの軸方向Y10に沿ったより微小な移動量を高い精度で検出できる。
また、本実施の形態のシャフトユニット2Dでは、軸方向Y10に沿った磁気部材23の中間位置にサークリップ30を設置するようにしたので、磁気部材23をシャフト10に対しより安定的に保持させることができる。
<6.第2の実施の形態の第1変形例>
[シャフトユニット2Eの構成]
図11Aは、本発明の第2の実施の形態の第1変形例としてのシャフトユニット2Eの全体構成例を表す斜視図である。図11Bは、シャフトユニット2Eを正面から眺めた正面図である。シャフトユニット2Eは、さらに、磁気部材20の一端部にリング51を設けるようにしたものである。その点を除き、他は上記第2の実施の形態におけるシャフトユニット2Dと実質的に同じ構造である。リング51は、永久磁石21Aよりも先端FE側に設けられており、磁気部材23がシャフト10から脱落するのを防止する離間防止部材である。シャフト10と磁気部材23とがサークリップ30により保持された状態でリング51の内面がシャフト10および磁気部材23の双方と接することで、磁気部材23がシャフト10から脱落するのを防止するようになっている。
本変形例としてのシャフトユニット2Eによれば、磁気部材23をシャフト10により安定して保持することができ、より取り扱い性に優れる。
<7.第2の実施の形態の第2変形例>
[シャフトユニット2Fの構成]
図12Aは、本発明の第2の実施の形態の第2変形例としてのシャフトユニット2Fの全体構成例を表す斜視図である。図12Bは、シャフトユニット2Fを正面から眺めた正面図である。シャフトユニット2Fは、さらに、磁気部材23の他端部にリング52を設けるようにしたものである。その点を除き、他は上記第2の実施の形態におけるシャフトユニット2Dと実質的に同じ構造である。リング52は、永久磁石21Bよりも基端BE側に設けられており、磁気部材23がシャフト10から脱落するのを防止する離間防止部材である。シャフト10と磁気部材23とがサークリップ30により保持された状態でリング52の内面がシャフト10および磁気部材23の双方と接することで、磁気部材23がシャフト10から脱落するのを防止するようになっている。
本変形例としてのシャフトユニット2Fによれば、磁気部材23をシャフト10により安定して保持することができ、より取り扱い性に優れる。
<8.第2の実施の形態の第3変形例>
[シャフトユニット2Gの構成]
図13Aは、本発明の第2の実施の形態の第3変形例としてのシャフトユニット2Gの全体構成例を表す斜視図である。図13Bは、シャフトユニット2Gを正面から眺めた正面図である。シャフトユニット2Gは、さらに、磁気部材23の両端部にリング51およびリング52をそれぞれ設けるようにしたものである。その点を除き、他は上記第2の実施の形態におけるシャフトユニット2Dと実質的に同じ構造である。リング51は永久磁石21Aよりも先端FE側に設けられており、リング52は永久磁石21Bよりも基端BE側に設けられている。シャフト10と磁気部材23とがサークリップ30により保持された状態でリング51の内面およびリング52の内面がいずれもシャフト10および磁気部材23の双方と接することで、磁気部材23がシャフト10から脱落するのを防止するようになっている。
本変形例としてのシャフトユニット2Gによれば、磁気部材23をシャフト10により安定して保持することができ、より取り扱い性に優れる。
<9.その他の変形例>
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では、磁石ホルダ22に1つの溝部41もしくは1つの溝部44が設けられた例を示したが、図14に示した磁気部材23Aのように、磁石ホルダ22に2つの溝部分45Aおよび溝部分45Bを含む溝部45を設けるようにしてもよい。この場合、サークリップ30が、例えば2つの溝部分45Aおよび溝部分45Bの双方に嵌合することで、磁気部材23Aをシャフト10に保持することができる。
また、本発明では、軸方向位置規制部および回転方向位置規制部は、上記実施の形態等に示したものに限定されない。本発明は、例えば図15Aおよび図15Bに示したシャフトユニット2Hのように、磁気部材20Aと、シャフト10Aとを備えたものであってもよい。磁気部材20Aは、磁石ホルダ22の当接面221に、凸部22T1、凸部22T2および凹部22Uを設けるようにしたものである。シャフト10Aは、当接面12に凹部15U1、凹部15U2および凸部14を設けるようにしたものである。なお、シャフト10Aには、端面222と当接する当接面13が存在しない。磁気部材20Aでは、凸部22T1、凸部22T2および凹部22Uが、いずれも、例えば端面222に平行であって中心軸10Jと直交する方向(図15Aにおいて紙面に直交する方向)へ、磁気部材20Aの全幅に亘って延在している。シャフト10Aでは、凹部15U1、凹部15U2および凸部14が、いずれも、凸部22T1、凸部22T2および凹部22Uと同方向へ、シャフト10Aの全幅に亘って延在している。なお、図15Aは、本発明のその他の変形例としてのシャフトユニット2Hの構成を表す正面図である。図15Bは、シャフトユニット2Hにおける、中心軸10Jと直交すると共に凸部22T1を通る断面、もしくは中心軸10Jと直交すると共に凸部22T2を通る断面の構成を表す断面図である。シャフトユニット2Hでは、凸部22T1および凸部22T2がそれぞれ凹部15U1および凹部15U2に嵌合し、凹部22Uに凸部14が嵌合するようになっている。これにより、シャフト10に対し磁気部材20が軸方向Y10および回転方向R10の双方において位置ずれが防止され、安定して保持される。なお、本発明の軸方向位置規制部は、溝部、凸部および凹部に限定されるものではなく、例えば段差部などの他の形状であってもよい。
また、上記実施の形態等で説明した止め具としてのサークリップは、シャフトユニットにおいて離間防止部材としての機能を兼ねていてもよい。さらに、止め具としてのサークリップは、シャフトユニットにおいて2以上設けられていてもよい。
また、上記実施の形態および変形例では、物理量の分布として、永久磁石の回転により発生する磁場の分布を例示すると共に、センサとして、永久磁石の近傍に発生する磁場の強度に応じて抵抗が変化する磁気抵抗効果素子を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。センサとして、例えば物理量として磁場を検出するものであればホール素子を用いてもよい。さらに、物理量として磁場以外のもの、具体的には熱、湿度、歪み、ガスなどを検出するセンサを用いてもよい。具体的には、温度センサ、湿度センサ、圧電センサ、酸素センサなどが挙げられる。
本発明の位置検出装置は、例えば自動車などの車両に搭載される手動変速機に設置され、シフトレバーの操作位置の検出に適用される可能性を有する。
1…位置検出装置、2,2A〜2H…シャフトユニット、3…磁気センサ、3S…センサ素子、10,10A…シャフト、10J…中心軸、R10…回転方向、Y10…軸方向、11…周面、12,13…当接面、20,20A,23,23A…磁気部材、21…永久磁石、22…磁石ホルダ、222…端面、30…サークリップ、40…軸方向位置規制部、41…溝部、42…溝部、51,52…リング、FE…先端、BE…基端。

Claims (18)

  1. 軸方向に延在するシャフトと、
    前記シャフトに設けられた物理量分布発生源と、
    前記物理量分布発生源と前記シャフトとの双方に接しつつ、前記物理量分布発生源を前記シャフトに保持する止め具と、
    前記軸方向における前記シャフトと前記物理量分布発生源との相対位置を規制する軸方向位置規制部と
    を有し、
    前記軸方向位置規制部は、前記シャフトに設けられた第1の溝部と、前記物理量分布発生源に設けられた第2の溝部とを含み、
    前記止め具は、前記第1の溝部および前記第2の溝部の双方と嵌合することで前記物理量分布発生源を前記シャフトに保持するようになっている
    シャフトユニット。
  2. 軸方向に延在するシャフトと、
    前記シャフトに設けられた物理量分布発生源と、
    前記物理量分布発生源と前記シャフトとの双方に接しつつ、前記物理量分布発生源を前記シャフトに保持する止め具と、
    前記軸方向における前記シャフトと前記物理量分布発生源との相対位置を規制する軸方向位置規制部と
    を有し、
    前記軸方向位置規制部は、前記シャフトに設けられた第1の軸方向位置規制部分と、前記物理量分布発生源に設けられた第2の軸方向位置規制部分とを含み、
    前記第1の軸方向位置規制部分は、第1の凸部または第1の凹部であり、
    前記第2の軸方向位置規制部分は、前記第1の凸部と嵌合する第2の凹部、または前記第1の凹部と嵌合する第2の凸部である
    シャフトユニット。
  3. 前記軸方向と直交する前記シャフトの回転方向における前記シャフトと前記物理量分布発生源との相対位置を規制する回転方向位置規制部、をさらに有する
    請求項1または請求項2に記載のシャフトユニット。
  4. 前記回転方向位置規制部は、前記シャフトに設けられて前記軸方向に沿って延びる第1の当接面と、前記物理量分布発生源に設けられて前記軸方向に沿って延びる、前記第1の当接面と当接する第2の当接面と、を含む
    請求項記載のシャフトユニット。
  5. 前記物理量分布発生源が前記シャフトから脱落するのを防止する離間防止部材をさらに有する
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載のシャフトユニット。
  6. 前記止め具は、前記離間防止部材を兼ねている
    請求項記載のシャフトユニット。
  7. 前記止め具は、前記物理量分布発生源のうちの前記軸方向における第1端部に位置し、
    前記離間防止部材は、前記物理量分布発生源のうちの前記軸方向における前記第1端部と反対側の第2端部に位置する
    請求項記載のシャフトユニット。
  8. 前記物理量分布発生源が前記シャフトから脱落するのを防止する第1の離間防止部材および第2の離間防止部材をさらに有し、
    前記第1の離間防止部材は、前記物理量分布発生源のうちの前記軸方向における第1端部に位置し、
    前記第2の離間防止部材は、前記物理量分布発生源のうちの前記軸方向における前記第1端部と反対側の第2端部に位置する
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載のシャフトユニット。
  9. 前記物理量分布発生源は、1以上の磁石と、前記1以上の磁石を保持する一の磁石ホルダとを含む
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載のシャフトユニット。
  10. 前記止め具は、前記シャフトの前記軸方向において前記物理量分布発生源のうちの前記1以上の磁石と異なる位置にある
    請求項記載のシャフトユニット。
  11. 前記磁石ホルダは、前記1以上の磁石として前記軸方向において隣り合う第1の磁石および第2の磁石を保持し、
    前記止め具は、前記第1の磁石と前記第2の磁石との間に位置する
    請求項または請求項10記載のシャフトユニット。
  12. 第1の溝部を含むと共に軸方向に延在するシャフトと、第2の溝部を含む物理量分布発生源と、前記第1の溝部および前記第2の溝部の双方に嵌合可能な止め具とを用意することと、
    前記物理量分布発生源の前記第2の溝部に前記止め具を嵌合させたのち、前記シャフトを前記軸方向に移動させつつ前記止め具を前記第1の溝部嵌合させることで、前記物理量分布発生源を前記シャフトに保持することと
    を含む
    シャフトユニットの製造方法。
  13. 軸方向に延在するシャフトと、物理量分布を形成する物理量分布発生源と、前記物理量分布発生源と前記シャフトとの双方に接しつつ前記物理量分布発生源を前記シャフトに保持する止め具と、前記軸方向における前記シャフトと前記物理量分布発生源との相対位置を規制する軸方向位置規制部とを有し、前記軸方向に沿って移動可能なシャフトユニットと、
    前記軸方向に沿った前記シャフトユニットの移動に伴い発生する前記物理量分布の変化を検出するセンサと
    を備え、
    前記軸方向位置規制部は、前記シャフトに設けられた第1の溝部と、前記物理量分布発生源に設けられた第2の溝部とを含み、
    前記止め具は、前記第1の溝部および前記第2の溝部の双方と嵌合することで前記物理量分布発生源を前記シャフトに保持するようになっている
    位置検出装置。
  14. 軸方向に延在するシャフトと、物理量分布を形成する物理量分布発生源と、前記物理量分布発生源と前記シャフトとの双方に接しつつ前記物理量分布発生源を前記シャフトに保持する止め具と、前記軸方向における前記シャフトと前記物理量分布発生源との相対位置を規制する軸方向位置規制部とを有し、前記軸方向に沿って移動可能なシャフトユニットと、
    前記軸方向に沿った前記シャフトユニットの移動に伴い発生する前記物理量分布の変化を検出するセンサと
    を備え、
    前記軸方向位置規制部は、前記シャフトに設けられた第1の軸方向位置規制部分と、前記物理量分布発生源に設けられた第2の軸方向位置規制部分とを含み、
    前記第1の軸方向位置規制部分は、第1の凸部または第1の凹部であり、
    前記第2の軸方向位置規制部分は、前記第1の凸部と嵌合する第2の凹部、または前記第1の凹部と嵌合する第2の凸部である
    位置検出装置。
  15. 第1の溝部を含むと共に軸方向に延在するシャフト、に保持される磁気部材であって、
    第1の磁石と、
    前記第1の磁石を保持すると共に第2の溝部を含む磁石ホルダと
    を有し、
    前記シャフトに対し、前記第1の溝部および前記第2の溝部の双方と嵌合する止め具により保持される
    磁気部材。
  16. 前記軸方向において前記第2の溝部から見て前記第1の磁石と反対側に設けられた第2の磁石をさらに有し、
    前記磁石ホルダは、前記第2の磁石を保持する
    請求項15記載の磁気部材。
  17. 第1の凸部または第1の凹部を含むと共に軸方向に延在するシャフト、に保持される磁気部材であって、
    第1の磁石と、
    前記第1の凸部と嵌合する第2の凹部または前記第1の凹部と嵌合する第2の凸部を含み、前記第1の磁石を保持する磁石ホルダと
    を有し、
    前記シャフトに対し、前記磁石ホルダと前記シャフトとの双方に接する止め具により保持される
    磁気部材。
  18. 前記軸方向において前記第2の凸部または前記第2の凹部から見て前記第1の磁石と反対側に設けられた第2の磁石をさらに有し、
    前記磁石ホルダは、前記第2の磁石を保持する
    請求項17記載の磁気部材。
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