JP6668959B2 - 管ガラス用検査装置、管ガラスの検査方法、管ガラスの加工装置、及び管ガラスの製造方法 - Google Patents

管ガラス用検査装置、管ガラスの検査方法、管ガラスの加工装置、及び管ガラスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、管ガラス用検査装置、管ガラスの検査方法、管ガラスの加工装置、及び管ガラスの製造方法に関する。
所定の長さに切断された管ガラスでは、例えば、特許文献1に開示されるように端部(切断部分)を加熱して丸める口焼きが行われる場合がある。このような管ガラスの検査項目として、管ガラスの端部形状の外観検査が知られている。特許文献2には、管ガラスの管軸方向に対して側方に配置したカメラを用いて端部形状を外観検査する管ガラス用検査装置が開示されている。
特開2002−274872号公報 特開平08−094329号公報
管ガラスを口焼きする工程では、十分に口焼きがなされずに不良品が発生する場合がある。したがって、管ガラスを口焼きする工程の後、口焼きが適切に行われた良品の管ガラスに、口焼きが適切に行われていない不良品の管ガラスが混入しないように、不良品の管ガラスを取り除く必要がある。ところが、適切に口焼きが行われた良品の管ガラスの端縁と、口焼きが適切に行われていない不良品の管ガラスの端縁との形状は比較的類似しているため、従来の管ガラスの端部形状の外観検査方法に基づいて口焼きの状態の良否の判定することは困難であった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、管ガラスの口焼きの状態の良否を判定することのできる管ガラス用検査装置、管ガラスの検査方法、管ガラスの加工装置、及び管ガラスの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する管ガラス用検査装置は、管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置であって、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を備える。
ここで、口焼きが適切に行われた良品の管ガラスの端面は、突状に湾曲した平滑面である。このため、良品の管ガラスの壁内から端面に向けて照射された光は、良品の管ガラスの端面形状に基づくレンズ効果によって集光されて端面から出射する。一方、口焼きが適切に行われていない不良品の管ガラスの端面は、良品の管ガラスよりも平坦であり、微細な凹凸を有する粗面である。このため、不良品の管ガラスの壁内から端面に向けて照射された光は、その端面で反射又は散乱し易い。すなわち、管ガラスの端面から出射する光の強さは、管ガラスの口焼きの状態により変化し易い。このように管ガラスの端面から出射する光を上記管ガラス用検査装置の検出部で検出した結果は、管ガラスの口焼きの状態の指標として好適である。
また、例えば、管ガラスの一方の端面から壁内に光を入射させた場合、管ガラスの管長が長くなるにつれて、他方の端面に光が到達し難く、管ガラスの端面から出射する光の強さに基づいて管ガラスの口焼きの状態を検査することは困難となる。上記管ガラス用検査装置の光源は、管ガラスの外周面から管ガラスの壁内に光を入射する構成であるため、管ガラスの管長等の寸法に依存せずに、管ガラスの壁内から管ガラスの端面に光を照射することが可能である。これにより、例えば、管長が比較的長い管ガラスであっても、口焼きの状態を検査することが可能となる。
上記管ガラス用検査装置において、前記光源は、第1の光源と、前記管ガラスの管軸方向から見たときに前記第1の光源とは異なる方向から前記管ガラスの壁内に光を入射する第2の光源と、を含むことが好ましい。
この構成によれば、良品の管ガラスでは、その端面から出射される光の範囲が拡がるため、管ガラス用検査装置の検出部において光を検出し易くなる。また、管ガラスの端面において口焼きの状態を検査する範囲を拡げることが可能となる。これにより、口焼きの状態の良否判定についての信頼性を高めることが可能となる。
上記管ガラス用検査装置は、前記光源からの光が入射される前記管ガラスを管軸中心で回転させる回転機構を備えることが好ましい。
この構成によれば、管ガラスの周方向において、口焼きの状態を検査する範囲を拡げることが可能となる。これにより、口焼きの状態の良否判定の信頼性を高めることが可能となる。
上記管ガラス用検査装置において、前記検出部は、前記管ガラスの端面を撮像可能に設けられた撮像装置を含むことが好ましい。
この構成によれば、管ガラスの端面から出射される光を検出し易くなるため、口焼きの状態の良否判定の信頼性を高めることが可能となる。
上記課題を解決する管ガラスの検査方法は、管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラスの検査方法であって、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を用いる。
上記課題を解決する管ガラスの加工装置は、管ガラスの端部を口焼きする口焼き部を備える管ガラスの加工装置であって、前記管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置をさらに備え、前記管ガラス用検査装置は、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を備える。
この構成によれば、管ガラスの口焼き工程と口焼き検査工程とを連続して行うことが可能となる。
上記管ガラスの加工装置は、前記管ガラスを選別する選別装置をさらに備え、前記選別装置は、前記判定部による判定結果に基づき良品の管ガラスと不良品の管ガラスとを選別することが好ましい。
例えば、上記のように構成することで、口焼きが適切に行われた良品の管ガラスと、口焼きが適切に行われていない不良品の管ガラスとの選別を自動化することができる。
上記課題を解決する管ガラスの製造方法は、管ガラスの端部を口焼きする口焼き工程を備える管ガラスの製造方法であって、前記管ガラスの口焼きの状態を検査する口焼き検査工程と、前記口焼き検査工程における検査結果に基づいて良品の管ガラスと不良品の管ガラスとを選別する選別工程とをさらに備え、前記口焼き検査工程では、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射させ、前記管ガラスの端面から出射する光を検出し、前記検出した光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する。
本発明によれば、管ガラスの口焼きの状態の良否を判定することができる。
実施形態における管ガラス用検査装置を示す概略図である。 管ガラス用検査装置の一部を示す概略図である。 管ガラスの良否判定を説明する概略図である。 管ガラスの加工装置及び管ガラスの製造方法を説明する概略図である。
以下、管ガラスの口焼きの状態の良否を判定することのできる管ガラス用検査装置、管ガラスの検査方法、管ガラスの加工装置、及び管ガラスの製造方法の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
<管ガラス用検査装置及び管ガラスの検査方法>
図1に示すように、管ガラスGの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置11は、管ガラスGの外周面Gaから管ガラスGの壁内に光を入射することで、管ガラスGの壁内から管ガラスGの端面Gbに向けて光を照射する光源12を備えている。管ガラス用検査装置11は、管ガラスGの端面Gbから出射する光を検出可能とする検出部13と、検出部13による光の検出結果に基づき管ガラスGの口焼きの状態の良否を判定する判定部とをさらに備えている。
管ガラス用検査装置11の光源12から照射する光は、ガラスを透過する光であれば特に限定されない。光源12から照射する光としては、赤色光、青色光等の可視光であることが好ましい。光源12としては、例えば、LEDを用いることができる。管ガラス用検査装置11の光源12は、管ガラスGにおいて検査対象となる端部に光が向かうように管ガラスGの管軸方向に対して傾斜した光を管ガラスGの外周面Gaに入射する。すなわち、光源12からの光は、管ガラスGの端面Gbには直接入射されない。管ガラス用検査装置11の光源12は、管ガラスGの外周面Gaに対する入射角θが10°以上、80°以下の範囲となるように設けられることが好ましい。
図2に示すように、本実施形態の管ガラス用検査装置11における光源12は、第1の光源12aと、管ガラスGの管軸方向から見たときに第1の光源12aとは異なる方向から管ガラスGの壁内に光を入射する第2の光源12bとから構成されている。第1の光源12a及び第2の光源12bは、第1の光源12aによる光の照射領域と、第2の光源12bによる光の照射領域とが管ガラスGの管軸方向から見たときに管ガラスGの外周面Ga上で重なるように配置されている。
本実施形態の管ガラス用検査装置11は、光源12からの光が入射される管ガラスGを管軸中心で回転させる回転機構14をさらに備えている。この回転機構14により、光源12からの光を管ガラスGの外周面Gaにおいて周方向全体にわたって入射させることができる。
図1に示すように、管ガラス用検査装置11の検出部13は、管ガラスGの端面Gbを撮像可能に設けられた撮像装置13aと表示部13bとを備えている。撮像装置13a及び表示部13bは、管ガラス用検査装置11の制御部を構成する画像処理部に接続されている。撮像装置13aは、例えば、CCDやCMOS等の撮像素子を備えたカメラを用いることができる。撮像装置13aにおける撮像範囲は、管ガラスGの端面Gbの全体が含まれるように設定してもよいし、管ガラスGの端面Gbの一部が含まれるように設定してもよい。
次に、管ガラスGの口焼きの状態の検査についての原理を説明する。
図1に示すように、口焼きが適切に行われた良品の管ガラスG1の端面Gb(良品の管ガラスG1の壁における端縁)は、突状に湾曲した平滑面である。このため、良品の管ガラスG1の壁内から端面Gbに向けて照射された光は、良品の管ガラスG1の端面形状に基づくレンズ効果によって集光されて端面Gbから出射する。すなわち、良品の管ガラスG1では、端面Gbから出射する光(光の像)が、管ガラス用検査装置11の検出部13(撮像装置13a)によって検出(撮像)される。なお、本実施形態では、検出部13の表示部13bに端面部分Sの画像が表示される。
図3には、口焼きが適切に行われていない不良品の管ガラスG2を示している。この不良品の管ガラスG2の端面Gb(不良品の管ガラスG2の壁における端縁)は、良品の管ガラスG1よりも平坦であり、微細な凹凸を有する粗面である。このため、不良品の管ガラスG2の壁内から端面Gbに向けて照射された光は、その端面Gbで反射又は散乱し易い。すなわち、管ガラス用検査装置11の検出部13(撮像装置13a)は、不良品の管ガラスG2の端面Gbから出射する光を検出不能(光の像が撮像不能)であるか、又は極めて弱い光を検出(極めて不鮮明な像を撮像)することになる。
本実施形態の管ガラス用検査装置11の制御部は、上述した画像処理部と判定部とを備えている。画像処理部は、撮像装置13aで撮像された画像について、例えば、良品の管ガラスG1の端面部分Sを表示部13bに表示させる一方で、不良品の管ガラスG2の端面部分を表示部13bに表示させないように処理する。管ガラス用検査装置11の制御部における判定部は、検出部13の撮像装置13aにより得られた画像に基づき管ガラスGの口焼きの状態の良否を判定する。詳述すると、こうした判定部は、検出部13(画像処理部)から検出結果(画像信号)を取得し、例えば、明暗や色調を識別する閾値を用いて管ガラスGの口焼きの状態の良否を判定する。判定部は、後述する管ガラスの加工装置における選別装置に判定結果を送信するように構成されている。
管ガラスGの口焼きの状態を検査する管ガラスGの検査方法は、上述した管ガラス用検査装置11の光源12、検出部13及び判定部を用いて管ガラスGの口焼きの状態を検査する方法である。口焼き状態の検査の対象となる管ガラスGとしては、例えば、外径が6mm以上、70mm以下の範囲であり、壁の厚さが0.4mm以上、2mm以下の範囲であり、管長が1200mm以上、2200mm以下の範囲の管ガラスが挙げられる。
<管ガラスの加工装置>
図4に示すように、管ガラスの加工装置15は、管ガラスGの端部を口焼きする口焼き装置16を備えている。口焼き装置16は、管ガラスGの端部を加熱するバーナー16aを備えている。口焼き装置16は、図示を省略した周知の搬送装置を備え、複数の管ガラスを連続して口焼きすることができるように構成されている。搬送装置は、管ガラスを管軸中心に回転させながら管ガラスの径方向に沿った方向に管ガラスを搬送する。
管ガラスの加工装置15は、上述した管ガラス用検査装置11と、管ガラスGを選別する選別装置17とをさらに備えている。選別装置17は、管ガラス用検査装置11の判定部による判定結果に基づき良品の管ガラスG1と不良品の管ガラスG2とを選別するように構成されている。詳述すると、管ガラスの加工装置15における選別装置17は、管ガラス用検査装置11の判定部により不良である旨の判定がなされない場合、製品配置部18に向けて良品の管ガラスG1が搬出されることを許容している。選別装置17は、管ガラス用検査装置11の判定部により不良である旨の判定がなされた場合、不良品の管ガラスG2を回収部19に向けて搬出する動作を行うように構成されている。選別装置17の選別機構としては、不良品の管ガラスG2を良品の管ガラスG1の搬送経路から脱離させる周知の機構を用いることができる。
以上のように構成した管ガラスの加工装置15は、口焼き装置16を用いた口焼き工程、管ガラス用検査装置11を用いた口焼き検査工程、及び選別装置を用いた選別工程を行うことができる。
<管ガラスの製造方法>
図4に示すように、管ガラスの製造方法は、管ガラスGの端部を口焼きする口焼き工程を備えている。管ガラスの製造方法は、管ガラスGの口焼きの状態を検査する口焼き検査工程と、口焼き検査工程における検査結果に基づいて良品の管ガラスG1と不良品の管ガラスG2とを選別する選別工程とをさらに備えている。口焼き検査工程では、管ガラスGの外周面Gaから管ガラスGの壁内に光を入射することで、管ガラスGの壁内から管ガラスGの端面Gbに向けて光を照射させ、管ガラスGの端面Gbから出射する光を検出する。さらに、口焼き検査工程では、検出した光の検出結果に基づき管ガラスGの口焼きの状態の良否を判定している。
なお、口焼き前の管ガラスは、例えば、ダンナー法又はダウンドロー法(ベロー法)を用いて溶融ガラスから成形し、所定の長さに切断されたものである。口焼き前の管ガラスの端面は、切断用の傷を利用して折り割った端面であってもよいし、切断用の傷に熱衝撃を加えることで割断した端面であってもよい。
以上詳述した実施形態によれば、次のような作用効果が発揮される。
(1)管ガラスGの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置11は、管ガラスGの外周面Gaから管ガラスGの壁内に光を入射することで、管ガラスGの壁内から管ガラスGの端面Gbに向けて光を照射する光源12を備えている。また、管ガラス用検査装置11は、管ガラスGの端面Gbから出射する光を検出可能とする検出部13と、検出部13による光の検出結果に基づき口焼きの状態の良否を判定する判定部とを備えている。
ここで、口焼きが適切に行われた良品の管ガラスG1の端面Gbは、突状に湾曲した平滑面である。このため、良品の管ガラスG1の壁内から端面Gbに向けて照射された光は、良品の管ガラスG1の端面形状に基づくレンズ効果によって集光されて端面Gbから出射する。一方、口焼きが適切に行われていない不良品の管ガラスG2の端面Gbは、良品の管ガラスG1よりも平坦であり、微細な凹凸を有する粗面である。このため、不良品の管ガラスG2の壁内から端面Gbに向けて照射された光は、その端面Gbで反射又は散乱し易い。すなわち、管ガラスGの端面Gbから出射する光の強さは、管ガラスGの口焼きの状態により変化し易い。このように管ガラスGの端面Gbから出射する光を上記管ガラス用検査装置11の検出部13で検出した結果は、管ガラスGの口焼きの状態の指標として好適である。
また、例えば、管ガラスGの一方の端面Gbから壁内に光を入射させた場合、管ガラスGの管長が長くなるにつれて、他方の端面Gbに光が到達し難く、管ガラスGの端面Gbから出射する光の強さに基づいて管ガラスGの口焼きの状態を検査することは困難となる。上記管ガラス用検査装置11の光源12は、管ガラスGの外周面Gaから管ガラスGの壁内に光を入射する構成であるため、管ガラスGの管長等の寸法に依存せずに、管ガラスGの壁内から管ガラスGの端面Gbに光を照射することが可能である。これにより、例えば、管長が比較的長い管ガラスGであっても、口焼きの状態を検査することが可能となる。すなわち、上記管ガラス用検査装置11は、検査対象にすることの可能な管ガラスGの種類が多く、管ガラス用検査装置11の汎用性が高い。
以上のように、管ガラス用検査装置11によれば、管ガラスの口焼きの状態の良否を判定することができる。
(2)管ガラス用検査装置11の光源12は、第1の光源12aと、管ガラスGの管軸方向から見たときに第1の光源12aとは異なる方向から管ガラスGの壁内に光を入射する第2の光源12bとを含むことが好ましい。
この場合、良品の管ガラスG1では、その端面Gbから出射される光の範囲が拡がるため、管ガラス用検査装置11の検出部13において光を検出し易くなる。また、管ガラスGの端面Gbにおいて口焼きの状態を検査する範囲を拡げることが可能となる。これにより、口焼きの状態の良否判定についての信頼性を高めることが可能となる。
(3)管ガラス用検査装置11は、光源12からの光が入射される管ガラスGを管軸中心で回転させる回転機構14を備えている。この場合、管ガラスGの周方向において、口焼きの状態を検査する範囲を拡げることが可能となる。これにより、口焼きの状態の良否判定の信頼性を高めることが可能となる。例えば、管ガラスGの周方向において、口焼きの状態が部分的に不良である場合であっても、管ガラス用検査装置11の検出部13で検出することが可能となる。
(4)管ガラス用検査装置11の検出部13は、管ガラスGの端面Gbを撮像可能に設けられた撮像装置13aを含む。この場合、管ガラスGの端面Gbから出射される光を検出し易くなるため、口焼きの状態の良否判定の信頼性を高めることが可能となる。
(5)管ガラスの加工装置15は、管ガラスGの端部を口焼きする口焼き装置16を備えている。管ガラスの加工装置15は、管ガラスGの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置11をさらに備えている。管ガラス用検査装置11は、上述した光源12、検出部13、及び判定部を備えている。この構成によれば、管ガラスGの口焼き工程と口焼き検査工程とを連続して行うことが可能となる。
(6)管ガラスの加工装置15は、管ガラスGを選別する選別装置17をさらに備え、選別装置17は、管ガラス用検査装置11の判定部による判定結果に基づき良品の管ガラスG1と不良品の管ガラスG2とを選別する構成であることが好ましい。
例えば、上記のように構成することで、口焼きが適切に行われた良品の管ガラスG1と、口焼きが適切に行われていない不良品の管ガラスG2との選別を自動化することができる。
(変更例)
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・管ガラス用検査装置11の検出部13は、撮像装置13aを含んでいるが、撮像装置13aを光センサに変更するとともに、管ガラス用検査装置11の判定部を光センサの検出結果に基づき管ガラスGの口焼きの状態の良否を判定するように構成してもよい。
・管ガラス用検査装置11の撮像装置13aは、管ガラスGの端面Gbに対向する位置に設けられているが、撮像装置13aを設置する位置を適宜変更することができる。例えば、管ガラスGの端面Gbを写すミラーを設けるとともに、このミラーに映る鏡像を撮像装置13aで撮像するように構成することで、撮像装置13aの位置を変更することができる。
・管ガラス用検査装置11の回転機構14を省略してもよい。
・管ガラス用検査装置11の光源12の数は、単数であってもよいし、3つ以上であってもよい。また、例えば、管ガラス用検査装置11の第1の光源12aと第2の光源12bとは、管ガラスGを挟んで対向する位置に配置することもできる。すなわち、第1の光源12aによる光の照射領域と、第2の光源12bによる光の照射領域とは、管ガラスGの管軸方向から見たときに管ガラスGの外周面Ga上で離間していてもよい。
・管ガラス用検査装置11の光源12としては、点光源、線光源、及び面光源から選ばれる少なくとも一種を用いることができる。
・管ガラス用検査装置11の光源12は、例えば、搬送される管ガラスGが通過するタイミングに合わせて間欠的に点灯するように構成してもよい。
・管ガラス用検査装置11は、管ガラスの加工装置15の一部として装備される態様に限定されず、例えば、口焼き装置16とは独立した検査装置として用いることもできる。
・管ガラスの加工装置15における選別装置17を省略してもよい。例えば、管ガラスの加工装置15における選別装置17を管ガラス用検査装置11による判定結果を管ガラスGにマーキングするマーキング装置や管ガラス用検査装置11による判定結果を音や光で作業者に報知する報知装置に変更してもよい。
・管ガラスの口焼きは、管ガラスの一端部のみに行われてもよいし、管ガラスGの両端部に行われてもよい。
11…管ガラス用検査装置、12…光源、12a…第1の光源、12b…第2の光源、13…検出部、13a…撮像装置、14…回転機構、15…管ガラスの加工装置、16…口焼き装置、17…選別装置、G…管ガラス、Ga…外周面、Gb…端面、G1…良品の管ガラス、G2…不良品の管ガラス。

Claims (8)

  1. 管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置であって、
    前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、
    前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、
    前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を備えることを特徴とする管ガラス用検査装置。
  2. 前記光源は、第1の光源と、前記管ガラスの管軸方向から見たときに前記第1の光源とは異なる方向から前記管ガラスの壁内に光を入射する第2の光源と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の管ガラス用検査装置。
  3. 前記光源からの光が入射される前記管ガラスを管軸中心で回転させる回転機構を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管ガラス用検査装置。
  4. 前記検出部は、前記管ガラスの端面を撮像可能に設けられた撮像装置を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の管ガラス用検査装置。
  5. 管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラスの検査方法であって、
    前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、
    前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、
    前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を用いることを特徴とする管ガラスの検査方法。
  6. 管ガラスの端部を口焼きする口焼き装置を備える管ガラスの加工装置であって、
    前記管ガラスの口焼きの状態を検査する管ガラス用検査装置をさらに備え、
    前記管ガラス用検査装置は、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射する光源と、
    前記管ガラスの端面から出射する光を検出可能とする検出部と、
    前記検出部による光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定する判定部と、を備えることを特徴とする管ガラスの加工装置。
  7. 前記管ガラスを選別する選別装置をさらに備え、
    前記選別装置は、前記判定部による判定結果に基づき良品の管ガラスと不良品の管ガラスとを選別することを特徴とする請求項6に記載の管ガラスの加工装置。
  8. 管ガラスの端部を口焼きする口焼き工程を備える管ガラスの製造方法であって、
    前記管ガラスの口焼きの状態を検査する口焼き検査工程と、
    前記口焼き検査工程における検査結果に基づいて良品の管ガラスと不良品の管ガラスとを選別する選別工程とをさらに備え、
    前記口焼き検査工程では、前記管ガラスの外周面から前記管ガラスの壁内に光を入射することで、前記管ガラスの壁内から前記管ガラスの端面に向けて光を照射させ、
    前記管ガラスの端面から出射する光を検出し、
    前記検出した光の検出結果に基づき前記口焼きの状態の良否を判定することを特徴とする管ガラスの製造方法。
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