JP6668285B2 - 排気管の触媒コンバーター支持構造 - Google Patents

排気管の触媒コンバーター支持構造 Download PDF

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Description

本発明は、排気管の触媒コンバーター支持構造に関する。
従来、排気管において、触媒コンバーターの取外しの容易性を確保した構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−233053号公報
特許文献1では、筒状の触媒コンバーターが片持ち支持され、金属メタルハニカム触媒は重いため、車体振動に対して支持構造に課題がある。また、触媒コンバーターが保持される部分は、触媒コンバーターを含め三重構造になっており、構造が複雑で組立、取外しが容易ではなく、大型化による配置スペース拡大を招いている。
本発明の目的は、触媒コンバーターの組立・取外しの容易性を確保しながら車体振動に対して効果的な支持構造とし、また、構造が簡単で、小型化が図れる排気管の触媒コンバーター支持構造を提供することにある。
本発明は、シリンダヘッド(47)とマフラ(56)とを繋ぐ排気管(54,100,110)の途中を分割し、排気を触媒により浄化する触媒コンバーター(57,106,116)を構成する外筒(92,108,118)を前記排気管(54,100,110)の分割部(81c,82c,101c,102c,111c,112c)に跨るように配置すると共に、前記分割部(81c,82c,101c,102c,111c,112c)前後の分割排気管(81,82,101,102,111,112)の一方(81,101,111)に前記外筒(92,108,118)の一端部を固定する固定部(81b,101b,111b)を設け、前記分割排気管(81,82,101,102,111,112)の他方(82,102,112)に前記外筒(92,108,118)の他端部を保持させて、前記外筒(92,108,118)を前記排気管(54,100,110)の一方(81,101,111)と他方(82,102,112)とに跨るように着脱自在に取付け、前記分割排気管(111,112)の一方(111)における一端部の内周部(111d)及び外周部(111f)にそれぞれねじ部(111e,111g)を備え、前記触媒コンバーター(116)の前記外筒(118)の一端部と前記分割排気管(111,112)の他方(112)の一端部とが、前記ねじ部(111e,111g)とねじ結合されることを特徴とする。
上記発明において、前記排気管(54)は、鞍乗り型車両(10)の車体フレーム(11)に支持されたエンジン(36)の前記シリンダヘッド(47)に接続され、前記車体フレーム(11)は、その前端部を構成するヘッドパイプ(21)から下側に延ばしたダウンフレーム(27)を備え、前記排気管(54,100,110,120,130)は、前記ダウンフレーム(27)の周囲に配置される上下方向に延びる部分で分割され、前記外筒(92,108,118,128,138)の上端部が、前記分割排気管(81,82,101,102,111,112,121,122,131,132)の一方(81,101,111,121,131)の下端部と連結されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記外筒(92,128)は、前記分割排気管(81,82,121,122)に固定部材(86)で固定されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記触媒コンバーター(106)の前記外筒(108)は、おねじ(108e)又はめねじの一方が形成され、このおねじ(108e)又はめねじの一方と、前記分割排気管(101,102)の一方(101)に形成されたおねじ又はめねじ(101e)の他方とがねじ結合されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記分割排気管(111,112)の一方(111)における一端部の内周部(111d)及び外周部(111f)にそれぞれねじ部(111e,111g)を備え、前記触媒コンバーター(116)の前記外筒(118)の一端部と前記分割排気管(111,112)の他方(112)の一端部とが、前記ねじ部(111e,111g)とねじ結合されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記触媒コンバーター(106)の前記外筒(108)の一端部の外周部(108d)と他端部の内周部(108m)とにそれぞれねじ部(108e,108p)を備え、前記分割排気管(101,102)のそれぞれの端部が前記ねじ部(108e,108p)とねじ結合されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記外筒(108)は、その一端部から一体に延びる内側筒部(108f)及び外側筒部(108g)を備え、前記内側筒部(108f)の半径外側に前記外側筒部(108g)が配置され、前記ねじ部(108e,108p)は、前記外筒(108)の一端部と、前記外側筒部(108g)の端部とに形成されるようにしても良い。
本発明は、シリンダヘッドとマフラとを繋ぐ排気管の途中を分割し、排気を触媒により浄化する触媒コンバーターを構成する外筒を排気管の分割部に跨るように配置すると共に、分割部前後の分割排気管の一方に外筒の一端部を固定する固定部を設け、分割排気管の他方に外筒の他端部を保持させて、外筒を排気管の一方と他方とに跨るように着脱自在に取付けたので、外筒の両端部を支えるとともに外筒を分割排気管の両方に跨るように配置することで、組立・取外し容易性を確保しながら、触媒コンバーターを車体振動に対して効果的に支持することができ、また、支持構造が簡単で且つ小型化を図ることができる。
本発明は、シリンダヘッドとマフラとを繋ぐ排気管の途中を分割し、分割されて出来た分割排気管の一方及び他方のそれぞれの端部を離間させて配置すると共に、分割排気管の一方及び他方のそれぞれの端部に、排気を触媒により浄化する触媒コンバーターを構成する外筒を跨るように配置して、外筒を分割排気管の一方及び他方のそれぞれの端部に着脱自在に支持させたので、外筒を利用して分割排気管を接続する構造として、組立容易性を確保しながら、触媒コンバーターを車体振動に対して効果的に支持することができ、また、支持構造が簡単で且つ小型化を図ることができる。
上記発明において、排気管は、鞍乗り型車両の車体フレームに支持されたエンジンのシリンダヘッドに接続され、車体フレームは、その前端部を構成するヘッドパイプから下側に延ばしたダウンフレームを備え、排気管は、ダウンフレームの周囲に配置される上下方向に延びる部分で分割され、外筒の上端部が、分割排気管の一方の下端部と連結されるので、触媒コンバーターを交換時に一方の分割排気管をシリンダヘッドに取付けたままでも、一方の分割排気管の開口が下向きであるから、一方の分割排気管を通じてエンジン内へ異物の進入するのを防止することができ、また、一方の分割排気管に下から外筒を持ち上げながら容易に組み付けることができるため、メンテナンス性を向上させることができる。
また、上記発明において、外筒は、分割排気管に固定部材で固定されるので、メンテナンス性を向上させることができる。
また、上記発明において、触媒コンバーターの外筒は、おねじ又はめねじの一方が形成され、このおねじ又はめねじの一方と、分割排気管の一方に形成されたおねじ又はめねじの他方とがねじ結合されるので、メンテナンス性を向上させることができる。
また、上記発明において、分割排気管の一方における一端部の内周部及び外周部にそれぞれねじ部を備え、触媒コンバーターの外筒の一端部と分割排気管の他方の一端部とが、ねじ部とねじ結合されるので、排気管の分割構造及び触媒コンバーターの支持構造を簡素にすることができ、コストを低減することができる。
また、上記発明において、触媒コンバーターの外筒の一端部の外周部と他端部の内周部とにそれぞれねじ部を備え、分割排気管のそれぞれの端部がねじ部とねじ結合されるので、外筒の一端部側と他端部側とを異なる径とすることができ、外筒の剛性を向上させることが可能になる。
また、上記発明において、外筒は、その一端部から一体に延びる内側筒部及び外側筒部を備え、内側筒部の半径外側に外側筒部が配置され、ねじ部は、外筒の一端部と、外側筒部の端部とに形成されるので、内側筒部の端部を、分割排気管の他方で保持することができ、外筒の剛性を向上させながら触媒コンバーターの両端部を支持することができる。
本発明に係る第1実施形態の排気管の触媒コンバーター支持構造を備える自動二輪車の右側面図である。 第1実施形態の排気管の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 第2実施形態の排気管の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。 第3実施形態の排気管の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。 第4実施形態の排気管の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。 第5実施形態の排気管の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態の排気管の触媒コンバーター支持構造を備える自動二輪車10の右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に取付けられたシート17とを備える。
自動二輪車10は、乗員がシート17に跨って乗る鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、メインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23、左右一対のシートフレーム24、左右一対のサブフレーム26及びダウンフレーム27を備える。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部を構成する。メインフレーム22は、ヘッドパイプ21から後斜め下方に延びている。左右のセンターフレーム23は、メインフレーム22の後端から下方に延びている。左右のシートフレーム24は、メインフレーム22の後端の左右から後方に延びてシート17を支持している。左右のサブフレーム26は、左右のセンターフレーム23と左右のシートフレーム24とに渡されている。ダウンフレーム27は、その先端がメインフレーム22の先端より下方のヘッドパイプ21に接続され、ヘッドパイプ21からメインフレーム22の下方を後斜め下方に延びている。
フロントフォーク12は、上部にバーハンドル31が取付けられ、下部に車軸32を介して前輪13が支持されている。スイングアーム14は、左右のセンターフレーム23の下部に渡されたピボット軸34に上下揺動可能に支持されている。ピボット軸34は、車幅方向に延びている。スイングアーム14の後端部には、車軸35を介して後輪16が支持されている。
左右のセンターフレーム23の下部とダウンフレーム27の下端部とには、エンジン36が支持されている。エンジン36は、メインフレーム22の下方に位置する。
エンジン36は、クランクケース41と、クランクケース41の前部上部から立ち上げられたシリンダ部42とを備える。
クランクケース41は、左右のセンターフレーム23とダウンフレーム27とに取付けられている。クランクケース41の後部には変速機44が設けられる。シリンダ部42は、クランクケース41から上方に突出するシリンダブロック46と、シリンダブロック46の上部に取付けられたシリンダヘッド47と、シリンダヘッド47の上部を覆うヘッドカバー48とを備える。
シリンダヘッド47は、その後面に吸気装置51が接続され、前面に排気装置52が接続されている。
排気装置52は、シリンダヘッド47から前方に延びるとともに屈曲して後方に延びる排気管54と、排気管54の途中に設けられた触媒収容部55と、排気管54の後端部に接続されたマフラ56と、触媒収容部55内に配置された触媒コンバーター57とを備える。マフラ56には、遮熱カバー58が取付けられている。触媒コンバーター57は、触媒によって排気管54内を流れる排気を浄化する。
メインフレーム22及びシートフレーム24には、シート17の前方に配置された燃料タンク61が取付けられている。
車体フレーム11の一部は、車体カバー62で覆われている。車体カバー62は、フロントカウル63、左右一対のサイドカバー64及び左右一対のリアサイドカバー65を備える。
フロントカウル63は、フロントフォーク12の前方及び両側方と、メインフレーム22及びダウンフレーム27のそれぞれの両側方と、燃料タンク61の両側方とを覆っている。
左右のサイドカバー64は、メインフレーム22、センターフレーム23及びシートフレーム24のそれぞれの両側方を覆っている。リアサイドカバー65は、シートフレーム24及びサブフレーム26の両側方を覆っている。
センターフレーム23の下部には、左右一対の下部ステップブラケット66が取付けられ、左右の下部ステップブラケット66に運転者用ステップ67が設けられている。また、左右のサブフレーム26には、それぞれ後部ステップブラケット68が取付けられ、各後部ステップブラケット68に同乗者用ステップ69が設けられている。
スイングアーム14と左右のサブフレーム26とには、左右一対のリアクッションユニット71が渡されている。
前輪13は、上方からフロントフェンダ75で覆われている。後輪16は、上方からリアフェンダ77で覆われている。
図2は、第1実施形態の排気管54の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。なお、排気管54の触媒コンバーター57が設けられている部分(触媒収容部55)は、図1に示すように、ダウンフレーム27の周囲(詳しくは、ダウンフレーム27の右側方)に前上がりに延びているが、図2では、排気管54の触媒コンバーター57が設けられている部分の縦断面を水平に描いている(他の図においても同じ)。
また、図中には、排気管54内の排気が流れる方向(上流から下流に向かう方向)を白抜き矢印Aで示している(他の図においても同じ)。
排気管54は、2分割された前部排気管81及び後部排気管82からなる。
前部排気管81は、シリンダヘッド47(図1参照)側から延びる前部管部81aと、前部管部81aの後端部に一体に形成された前部拡径部81bとを備える。前部拡径部81bは、前部管部81aよりも拡径された部分である。
後部排気管82は、マフラ56(図1参照)側から延びる後部管部82aと、後部管部82aの前端部に一体に形成された後部拡径部82bとを備える。後部拡径部82bは、後部管部82aよりも拡径された部分である。
上記前部拡径部81b及び後部拡径部82bは、触媒収容部55を構成し、触媒収容部55内に触媒コンバーター57が配置されている。
触媒コンバーター57は、触媒収容部55に触媒固定具84によって固定されている。
触媒固定具84は、一対の円環状のガスケット85,85、一対のバンド部材86,86及び一対の締結部材87を備える。
一対のガスケット85,85は、前部拡径部81b及び後部拡径部82bと、触媒コンバーター57との間をシールする。一対のバンド部材86,86は、前部拡径部81b及び後部拡径部82bを外側から締め付ける。締結部材87は、バンド部材86に締め付け力を発生させる。
触媒コンバーター57は、触媒が担持された円柱状の担持体91と、担持体91が挿入された外筒92とからなり、担持体91内を通過する排気を触媒に接触させて浄化する。
触媒コンバーター57は、前部排気管81の前部拡径部81bと後部排気管82の後部拡径部82bとに跨るように配置されている。
前部拡径部81bは、前部管部81a側から前部排気管81の端面81c側に向かうにつれて次第に拡径する前部テーパ部81dと、前部テーパ部81dの後端から延びる筒状の前部大径部81eとを備える。
後部拡径部82bは、後部管部82a側から後部排気管82の端面82c側に向かうにつれて次第に拡径する後部テーパ部82dと、後部テーパ部82dの前端から延びる筒状の後部大径部82eと、後で詳述する後部小径部82fとを備える。
外筒92は、その外周面92aに、排気の上流側から順に、前端小径部92b、大径部92c及び後部小径部92dを備える。前端小径部92b及び後部小径部92dは、同一外径であり、前端小径部92b及び後部小径部92dの外径は、大径部92cの外径よりも小さい。
外筒92の前端小径部92bは、外周面にガスケット85が嵌められて、前部排気管81の前部大径部81e内に挿入され、前部大径部81eの外側からバンド部材86で締め付け固定される。
外筒92の大径部92cは、前部排気管81の端面81cと、後部排気管82の端面82cとに跨る部分である。
外筒92の後部小径部92dは、外周面にガスケット85が嵌められて、後部排気管82の後部大径部82e内に挿入され、後部大径部82eの外側からバンド部材86で締め付け固定される。
外筒92の後部小径部92dは、後部排気管82の後部小径部82fにすきま嵌めの状態で嵌合される。後部小径部82fは、後部管部82aの前方に設けられて後部管部82aよりも拡径された部分である。
前部排気管81と後部排気管82とに触媒コンバーター57が固定された状態では、前部排気管81の端面81cと後部排気管82の端面82cとの間には距離L1の隙間93が設けられる。このような隙間93を設けることで、エンジン36(図1参照)のシリンダヘッド47(図1参照)に固定された前部排気管81と、車体フレーム11(図1参照)に固定されたマフラ56とのエンジン運転時の熱膨張が吸収される。
図3は、図2のIII−III線断面図である。
バンド部材86は、前部排気管81の前部大径部81e(又は、図2に示した後部排気管82の後部大径部82e)の外周面に沿うように変形可能な環状部86aと、環状部86aの両端から屈曲された一対の屈曲部86b,86bとからなる。
屈曲部86bは、ボルト94が通されるボルト挿通穴86cが開けられている。
締結部材87は、バンド部材86の屈曲部86b,86bに沿うように配置された一対のワッシャ95,95と、ボルト挿通穴86c,86c及びワッシャ95,95に通されるボルト94と、ボルト94の先端部にねじ結合されるナット96とからなる。
単にバンド部材86の環状部86aを、前部大径部81e又は後部大径部82eに巻き付けた状態では、一対の屈曲部86b,86b間に隙間が出来る。この状態で、ボルト94を締め付けることで、屈曲部86b,86b間の隙間を小さくして、前部排気管81の前部大径部81e又は後部排気管82の後部大径部82eに締め付け力を付与し、前部排気管81又は後部排気管82に触媒コンバーター57を固定する。
図1及び図2において、触媒コンバーター57を排気管54に組み付ける一つの方法として、予め、エンジン36のシリンダヘッド47に前部排気管81を取付け、また、マフラ56が接続された後部排気管82に触媒コンバーター57を固定しておく。
後部排気管82に触媒コンバーター57を固定するには、触媒コンバーター57の後部小径部92dにガスケット85を嵌めた状態で、触媒コンバーター57を、外筒92の下流端92e側から後部排気管82の後部拡径部82b内に挿入する。詳しくは、外筒92の後部小径部92dを後部排気管82の後部小径部82fに挿入し、ガスケット85の下流端85aが後部排気管82の後部テーパ部82dに当たるまで挿入する。このとき、ガスケット85の上流端85bが外筒92の大径部92cの下流端92fに当たって、後部排気管82に対して触媒コンバーター57が位置決めされる。この状態で、後部排気管82の後部大径部82eに嵌めたバンド部材86を締結部材87で締め付ける。これで、後部排気管82への触媒コンバーター57の固定が完了する。外筒92の後部小径部92dは、後部排気管82の後部小径部82fによって後部小径部92dの長手方向にスライド可能(熱膨張可能)に保持される。これによって、触媒コンバーター57は、前部排気管81の前部大径部81e、後部排気管82の後部大径部82e及び後部小径部82fの3箇所で支持される。即ち、触媒コンバーター57は、少なくとも前端部と後端部とで両持ち支持される。
次に、後部排気管82に固定された触媒コンバーター57の前端小径部92b側を前部排気管81に組み付ける。
詳しくは、触媒コンバーター57の前端小径部92bにガスケット85を嵌めた状態で触媒コンバーター57を外筒92の上流端92g側から前部排気管81の前部大径部81e内に挿入する。
このとき、ガスケット85の上流端85bを前部テーパ部81dに当てるとともに、ガスケット85の下流端85aを、外筒92の大径部92cに当てるようにする。これで、前部排気管81に対して触媒コンバーター57が位置決めされる。
この状態で、マフラ56、後部排気管82及び触媒コンバーター57の前後方向の位置を調整し、マフラ56(図1参照)を車体フレーム11(図1参照)に固定する。そして、前部排気管81の前部大径部81eに嵌めたバンド部材86を締結部材87で締め付ける。これで、前部排気管81への触媒コンバーター57の固定が完了する。
なお、触媒コンバーター57を排気管54に組み付ける方法は、上記したものに限らない。
以上の図1及び図2に示したように、シリンダヘッド47とマフラ56とを繋ぐ排気管54の途中を分割し、排気を触媒により浄化する触媒コンバーター57を構成する外筒92を排気管54の分割部としての端面81c,82cに跨るように配置する。更に、端面81c,82c前後の分割排気管としての前部排気管81及び後部排気管82の一方(前部排気管81)に外筒92の一端部を固定する固定部としての前部拡径部81bを設ける。また、前部排気管81及び後部排気管82の他方(後部排気管82)に外筒92の他端部を保持させて、外筒92を排気管54の一方の前部排気管81と他方の後部排気管82とに跨るように着脱自在に取付けた。
この構成によれば、外筒92の両端部を支えるとともに外筒92を前部排気管81及び後部排気管82の両方に跨るように配置することで、組立・取外し容易性を確保しながら、触媒コンバーター57を車体振動に対して効果的に支持することができ、また、支持構造が簡単で且つ小型化を図ることができる。
また、シリンダヘッド47とマフラ56とを繋ぐ排気管54の途中を分割し、分割されて出来た前部排気管81及び後部排気管82の一方(前部排気管81)及び他方(後部排気管82)のそれぞれの端部を離間させて配置する。これと共に、前部排気管81及び後部排気管82の一方(前部排気管81)及び他方(後部排気管82)のそれぞれの端部に、排気を触媒により浄化する触媒コンバーター57を構成する外筒92を跨るように配置た。そして、外筒92を前部排気管81及び後部排気管82の一方(前部排気管81)及び他方(後部排気管82)のそれぞれの端部に着脱自在に支持させた。
この構成によれば、外筒92を利用して前部排気管81と後部排気管82とを接続する構造として、組立容易性を確保しながら、触媒コンバーター57を車体振動に対して効果的に支持することができ、また、支持構造が簡単で且つ小型化を図ることができる。
また、排気管54は、鞍乗り型車両としての自動二輪車10の車体フレーム11に支持されたエンジン36のシリンダヘッド47に接続され、車体フレーム11は、その前端部を構成するヘッドパイプ21から下側に延ばしたダウンフレーム27を備える。排気管54は、ダウンフレーム27の周囲に配置される上下方向に延びる部分で分割され、外筒92の上端部が、前部排気管81及び後部排気管82の一方(前部排気管81)の下端部と連結される。
この構成によれば、触媒コンバーター57を交換時に一方の前部排気管81をシリンダヘッド47に取付けたままでも、一方の前部排気管81の開口が下向きであるから、一方の前部排気管81を通じてエンジン36内へ異物の進入するのを防止することができる。また、一方の前部排気管81に下から外筒92を持ち上げながら容易に組み付けることができるため、メンテナンス性を向上させることができる。
また、図2及び図3に示したように、外筒92は、前部排気管81及び後部排気管82に固定部材としてのバンド部材86で固定されるので、固定が容易になり、触媒コンバーター57を点検、交換する等のメンテナンス性を向上させることができる。
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態の排気管100の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。第2実施形態において、第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
排気管100は、2分割された前部排気管101及び後部排気管102からなる。
前部排気管101は、シリンダヘッド47(図1参照)側から延びる前部管部101aと、前部管部101aの後端部に一体に形成された前部拡径部101bとを備える。前部拡径部101bは、前部管部101aよりも拡径された部分である。
後部排気管102は、マフラ56(図1参照)側から延びる後部管部102aと、後部管部102aの前端部に一体に形成された後部拡径部102bとを備える。後部拡径部102bは、後部管部102aよりも拡径された部分である。
上記前部拡径部101b及び後部拡径部102bは、触媒支持部104を構成し、触媒支持部104に触媒コンバーター106が支持されている。
前部排気管101の前部拡径部101bは、その内周面101dにめねじ101eが形成されている。また、後部排気管102の後部拡径部102bは、その外周面102fにおねじ102gが形成されている。
触媒コンバーター106は、触媒が担持された円柱状の担持体91と、担持体91が挿入された外筒108とからなる。
触媒コンバーター106は、前部排気管101の前部拡径部101bと後部排気管102の後部拡径部102bとにねじ結合されている。
触媒コンバーター106の外筒108は、上流端108a側に設けられた基部108bと、基部108bから分岐して下流側に延びる二重筒部108cとからなる。
基部108bは、その外周面108dにおねじ108eが形成されている。おねじ108eは、前部排気管101のめねじ101eにねじ結合される。
二重筒部108cは、担持体91が嵌合された内側筒部108fと、内側筒部108fの一部を半径方向外側から覆うように配置された外側筒部108gとからなる。内側筒部108fと外側筒部108gとの間には、環状の空間109が設けられている。
内側筒部108fは、外側筒部108gよりも下流側に延びている。
内側筒部108fは、その内径が基部108bの内径と同一である。内側筒部108fの下流端108h側の端部は、後部排気管102の後部管部102aにすきま嵌めの状態で嵌合される。これにより、内側筒部108fは、後部管部102aによって内側筒部108fの長手方向にスライド可能(熱膨張可能)に保持される。
外側筒部108gは、基部108bの後端から半径方向外側に延びるフランジ部108jと、フランジ部108jの外周縁から後方に延びる筒部108kとからなる。
フランジ部108jは、前部排気管101の端面101cが当てられる部分である。筒部108kは、その内周面108mに下流端108nからフランジ部108j側に延びるようにめねじ108pが形成されている。めねじ108pは、後部排気管102のおねじ102gにねじ結合される。めねじ108pの上流端108qと後部排気管102の端面102cとは、距離L2だけ離れている。これにより、めねじ108pとおねじ102gとのねじ結合部分によって、後部排気管102及びマフラ56(図1参照)を、前部排気管101及び触媒コンバーター106に組み付ける際に、排気管100の全長を調整することができる。
以上より、触媒コンバーター106は、前部排気管101の前部拡径部101101b、後部排気管102の後部拡径部102b及び後部管部102aの3箇所で支持される。即ち、触媒コンバーター106は、少なくとも前端部と後端部とで両持ち支持される。
また、外筒108に空間109を設けることで、空間109の断熱作用により、触媒コンバーター106の担持体91で発生する熱を外部に伝わりにくくすることができる。
以上に示したように、触媒コンバーター106の外筒108は、外周部におねじ108eが形成され、このおねじ108eと、前部排気管101及び後部排気管102の一方(前部排気管101)に形成されためねじ101eとがねじ結合されるので、触媒コンバーター106を点検、交換する等のメンテナンス性を向上させることができる。
また、触媒コンバーター106の外筒108の一端部の外周部としての外周面108dと他端部の内周部としての内周面108mとにそれぞれねじ部としてのおねじ108e及びねじ部としてのめねじ108pをそれぞれ備える。前部排気管101及び後部排気管102のそれぞれの端部は、それぞれおねじ108e及びめねじ108pとねじ結合される。
この構成によれば、外筒108の一端部側と他端部側とを異なる径とすることができ、外筒108の剛性を向上させることが可能になる。
また、外筒108は、その一端部から一体に延びる内側筒部108f及び外側筒部108gを備え、内側筒部108fの半径外側に外側筒部108gが配置され、おねじ108e及びめねじ108pは、それぞれ外筒108の一端部と、外側筒部108gの端部とに形成される。
この構成によれば、内側筒部108fの端部を、前部排気管101及び後部排気管102の他方(後部排気管102)で保持することができ、外筒108の剛性を向上させながら触媒コンバーター106の両端部を支持することができる。
<第3実施形態>
図5は、第3実施形態の排気管110の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。第3実施形態において、第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
排気管110は、2分割された前部排気管111及び後部排気管112からなる。
前部排気管111は、シリンダヘッド47(図1参照)側から延びる前部管部111aと、前部管部111aの後端部に一体に形成された前部拡径部111bとを備える。前部拡径部111bは、前部管部111aよりも拡径された部分である。
後部排気管112は、マフラ56(図1参照)側から延びる後部管部112aと、後部管部112aの前端部に一体に形成された後部拡径部112bとを備える。後部拡径部112bは、後部管部112aよりも拡径された部分である。
上記前部拡径部111bと、後部拡径部112bを含む後部排気管112とは、触媒収容部114を構成し、触媒収容部114内に触媒コンバーター116が配置されている。
触媒コンバーター116は、触媒が担持された円柱状の担持体91と、担持体91が挿入された外筒118とからなる。
触媒コンバーター116は、前部排気管111の前部拡径部111bと後部排気管112の後部拡径部112bとに跨るように配置されている。
前部拡径部111bは、その内周面111dに端面111cから前部管部111a側に延びるようにめねじ111eが形成され、外周面111fに端面111cから前部管部111a側に延びるようにおねじ111gが形成されている。
後部拡径部112bは、その内周面112dに端面112cから後部管部112a側に延びるようにめねじ112eが形成されている。めねじ112eは、前部排気管111のおねじ111gにねじ結合される。
触媒コンバーター116の外筒118は、その外周面118aに上流端118cから下流端118d側に延びるようにおねじ118eが形成されている。おねじ118eは、前部排気管111のめねじ111eにねじ結合される。
外筒118の下流端118d側の端部は、後部排気管112の後部管部112aにすきま嵌めの状態で嵌合される。これにより、外筒118の下流端118d側の端部は、後部管部112aによって外筒118の長手方向にスライド可能(熱膨張可能)に保持される。これによって、触媒コンバーター116は、その前端部及び後端部である前部排気管111の前部拡径部111b及び後部排気管112の後部管部112aの2箇所で両持ち支持される。
後部排気管112と触媒コンバーター116との間には、環状の空間119が設けられている。この空間119の断熱作用により、触媒コンバーター116の担持体91で発生する熱を外部に伝わりにくくすることができる。
以上に示したように、前部排気管111及び後部排気管112の一方(前部排気管111)における一端部の内周部としての内周面111d及び外周部としての外周面111fにそれぞれねじ部としてのめねじ111e及びねじ部としてのおねじ111gを備える。触媒コンバーター116の外筒118の一端部と前部排気管111及び後部排気管112の他方(後部排気管112)の一端部とが、それぞれめねじ111e及びおねじ111gとねじ結合される。
この構成によれば、排気管110の分割構造及び触媒コンバーター116の支持構造を簡素にすることができ、コストを低減することができる。
<第4実施形態>
図6は、第4実施形態の排気管120の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。第4実施形態において、第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
排気管120は、2分割された前部排気管121及び後部排気管122からなる。
前部排気管121は、シリンダヘッド47(図1参照)側から延びる前部管部121aと、前部管部121aの後端部に一体に形成された前部拡径部121bとを備える。前部拡径部121bは、前部管部121aよりも拡径された部分である。
後部排気管122は、マフラ56(図1参照)側から延びる後部管部122aと、後部管部122aの前端部に一体に形成された後部拡径部122bとを備える。後部拡径部122bは、後部管部122aよりも拡径された部分である。
上記前部拡径部121b及び後部拡径部122bは、触媒支持部124を構成し、触媒支持部124に触媒コンバーター126の両端部が支持されている。
触媒コンバーター126は、触媒支持部124に触媒固定具84によって固定されている。
一対のガスケット85,85は、前部拡径部121b及び後部拡径部122bと、触媒コンバーター126との間をシールする。一対のバンド部材86,86は、前部拡径部121b及び後部拡径部122bを外側から締め付ける。締結部材87は、バンド部材86に締め付け力を発生させる。
触媒コンバーター126は、触媒が担持された円柱状の担持体91と、担持体91が挿入された外筒128と、外筒128の外周面128aに固定された筒状の遮熱カバー129とからなる。
触媒コンバーター126は、前部排気管121の前部拡径部121bと後部排気管122の後部拡径部122bとに跨るように配置されている。
前部拡径部121bは、前部管部121a側から前部排気管121の端面121cに向かうにつれて次第に拡径する前部テーパ部121dと、前部テーパ部121dの後端から延びる前部大径部121eとを備える。
後部拡径部122bは、後部管部122a側から後部排気管122の端面122cに向かうにつれて次第に拡径する後部テーパ部122dと、後部テーパ部122dの前端から延びる後部大径部122eとを備える。
外筒128において遮熱カバー129に覆われていない上流端128b側の部分である前端側露出部128cは、ガスケット85が嵌められて、前部排気管121の前部大径部121e内に挿入され、前部大径部121eの外側からバンド部材86で締め付け固定される。
外筒92において遮熱カバー129に覆われていない下流端128d側の部分である後端側露出部128eは、ガスケット85が嵌められて、後部排気管122の後部大径部122e内に挿入され、後部大径部122eの外側からバンド部材86で締め付け固定される。
遮熱カバー129は、一対の環状固定部129a,129a、一対のテーパ部129b,129b及び中間筒部129cからなる。
一対の環状固定部129a,129aは、外筒128の外周面128aに固定される。一対のテーパ部129b,129bは、環状固定部129a,129aの端部から互いに近づく方向に向かうにつれて次第に拡径する。中間筒部129cは、一対のテーパ部129b,129bを接続する。
上記した外筒128と、一対のテーパ部129b,129b及び中間筒部129cとの間には隙間125が設けられる。この隙間125を設けることで、断熱作用により、触媒コンバーター126の担持体91で発生する熱を外部に伝わりにくくすることができる。
また、遮熱カバー129は、上記したように、外筒128の外周面128aにガスケット85,85を配置可能にするとともに位置決めする前端側露出部128c及び後端側露出部128eを形成する機能を有する。
前部排気管121と後部排気管122とに触媒コンバーター126が固定された状態では、前部排気管121の端面121cと後部排気管122の端面122cとは距離L3だけ隔てている。このように、前部排気管121と後部排気管122とを離すことで、エンジン36(図1参照)のシリンダヘッド47(図1参照)に固定された前部排気管121と、車体フレーム11(図1参照)に固定されたマフラ56とのエンジン運転時の熱膨張が吸収される。
触媒コンバーター126を排気管120に組み付ける方法としては、図2に示した第1実施形態の触媒コンバーター57を排気管54に組み付ける方法と同様でも良い。
触媒コンバーター126を、外筒128の下流端128d側から後部排気管122の後部拡径部122b内に挿入するときには、外筒128の後端側露出部128eが、後部排気管122の後部大径部122eに挿入され、ガスケット85の下流端85aが後部排気管122の後部テーパ部122dに当たるまで挿入される。このとき、ガスケット85の上流端85bは、遮熱カバー129の下流端129dに当たって、後部排気管122に対して触媒コンバーター126が位置決めされる。
また、触媒コンバーター126の前端側露出部128cにガスケット85を嵌めた状態で、そのガスケット85を前部排気管121の前部大径部121e内に挿入するときには、ガスケット85の上流端85bを前部テーパ部121dに当てるようにする。ガスケット85の下流端85aは、遮熱カバー129の上流端129eに当たる。これで、前部排気管121に対して触媒コンバーター126が位置決めされる。
<第5実施形態>
図7は、第5実施形態の排気管130の触媒コンバーター支持構造を示す縦断面図である。第5実施形態において、第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
排気管130は、2分割された前部排気管131及び後部排気管132からなる。
前部排気管131は、シリンダヘッド47(図1参照)側から延びる前部管部131aと、前部管部131aの後端部に一体に形成された前部拡径部131bとを備える。前部拡径部131bは、前部管部131aよりも拡径された部分である。
後部排気管132は、マフラ56(図1参照)側から延びる後部管部132aと、後部管部132aの前端部に一体に形成された後部拡径部132bとを備える。後部拡径部132bは、後部管部132aよりも拡径された部分である。
上記前部拡径部131b及び後部拡径部132bは、触媒支持部134を構成し、触媒支持部134に触媒コンバーター136が支持されている。
触媒コンバーター136は、触媒支持部134に一対のナット部材135,135により締結されている。
前部排気管131の前部拡径部131bは、その外周面131cにおねじ131dが形成されている。また、後部排気管132の後部拡径部132bは、その外周面132cにおねじ132dが形成されている。
触媒コンバーター136は、触媒が担持された円柱状の担持体91と、担持体91が挿入された外筒138とからなる。
触媒コンバーター136は、前部排気管131の前部拡径部131bと後部排気管132の後部拡径部132bとに跨るように支持されている。
外筒138は、筒部138aと、筒部138aの両端に一体に形成されたフランジ部138b,138bとからなる。
フランジ部138b,138bは、それぞれ環状のガスケット137を介して前部拡径部131bの端面131e及び後部拡径部132bの端面132eに対向するように配置される。そして、フランジ部138b,138bは、それぞれナット部材135によってガスケット137を介して前部拡径部131b及び後部拡径部132bに締結される。
ナット部材135は、ナット本体135aと、ナット本体135aの一端から半径方向内側に延びる内フランジ135bとからなる。ナット本体135aは、その内周面135cにめねじ135dが形成されている。めねじ135dは、前部拡径部131bのおねじ131d及び後部拡径部132bのおねじ132dにねじ結合される。内フランジ135bは、外筒138のフランジ部138b,138bに押し当てられる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
11 車体フレーム
21 ヘッドパイプ
27 ダウンフレーム
36 エンジン
47 シリンダヘッド
54,100,110,120,130 排気管
56 マフラ
57,106,116,126,136 触媒コンバーター
81,101,111,121,131 前部排気管(分割排気管の一方)
81b,101b,111b 前部拡径部(固定部)
81c,82c,101c,102c,111c,112c 端面(分割部)
82,102,112,122,132 後部排気管(分割排気管の他方)
86 バンド部材(固定部材)
92,108,118,128,138 外筒
101e,108p,111e めねじ(ねじ部)
102g,108e,111g おねじ(ねじ部)
108d 外周面(一方の外周部)
108f 内側筒部
108g 外側筒部
108m 内周面(他方の内周部)
111d 内周面(内周部)
111f 外周面(外周部)

Claims (7)

  1. シリンダヘッド(47)とマフラ(56)とを繋ぐ排気管(54,100,110)の途中を分割し、排気を触媒により浄化する触媒コンバーター(57,106,116)を構成する外筒(92,108,118)を前記排気管(54,100,110)の分割部(81c,82c,101c,102c,111c,112c)に跨るように配置すると共に、前記分割部(81c,82c,101c,102c,111c,112c)前後の分割排気管(81,82,101,102,111,112)の一方(81,101,111)に前記外筒(92,108,118)の一端部を固定する固定部(81b,101b,111b)を設け、前記分割排気管(81,82,101,102,111,112)の他方(82,102,112)に前記外筒(92,108,118)の他端部を保持させて、前記外筒(92,108,118)を前記排気管(54,100,110)の一方(81,101,111)と他方(82,102,112)とに跨るように着脱自在に取付け、
    前記分割排気管(111,112)の一方(111)における一端部の内周部(111d)及び外周部(111f)にそれぞれねじ部(111e,111g)を備え、前記触媒コンバーター(116)の前記外筒(118)の一端部と前記分割排気管(111,112)の他方(112)の一端部とが、前記ねじ部(111e,111g)とねじ結合されることを特徴とする排気管の触媒コンバーター支持構造。
  2. 前記排気管(54)は、鞍乗り型車両(10)の車体フレーム(11)に支持されたエンジン(36)の前記シリンダヘッド(47)に接続され、前記車体フレーム(11)は、その前端部を構成するヘッドパイプ(21)から下側に延ばしたダウンフレーム(27)を備え、前記排気管(54,100,110,120,130)は、前記ダウンフレーム(27)の周囲に配置される上下方向に延びる部分で分割され、前記外筒(92,108,118,128,138)の上端部が、前記分割排気管(81,82,101,102,111,112,121,122,131,132)の一方(81,101,111,121,131)の下端部と連結されることを特徴とする請求項1に記載の排気管の触媒コンバーター支持構造。
  3. 前記外筒(92,128)は、前記分割排気管(81,82,121,122)に固定部材(86)で固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気管の触媒コンバーター支持構造。
  4. 前記触媒コンバーター(106)の前記外筒(108)は、おねじ(108e)又はめねじの一方が形成され、このおねじ(108e)又はめねじの一方と、前記分割排気管(101,102)の一方(101)に形成されたおねじ又はめねじ(101e)の他方とがねじ結合されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の排気管の触媒コンバーター支持構造。
  5. 前記分割排気管(111,112)の一方(111)における一端部の内周部(111d)及び外周部(111f)にそれぞれねじ部(111e,111g)を備え、前記触媒コンバーター(116)の前記外筒(118)の一端部と前記分割排気管(111,112)の他方(112)の一端部とが、前記ねじ部(111e,111g)とねじ結合されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の排気管の触媒コンバーター支持構造。
  6. 前記触媒コンバーター(106)の前記外筒(108)の一端部の外周部(108d)と他端部の内周部(108m)とにそれぞれねじ部(108e,108p)を備え、前記分割排気管(101,102)のそれぞれの端部が前記ねじ部(108e,108p)とねじ結合されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の排気管の触媒コンバーター支持構造。
  7. 前記外筒(108)は、その一端部から一体に延びる内側筒部(108f)及び外側筒部(108g)を備え、前記内側筒部(108f)の半径外側に前記外側筒部(108g)が配置され、前記ねじ部(108e,108p)は、前記外筒(108)の一端部と、前記外側筒部(108g)の端部とに形成されることを特徴とする請求項に記載の排気管の触媒コンバーター支持構造。
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