JP6667398B2 - 飲料注出バルブ及びこの飲料注出バルブを有する飲料ディスペンサ - Google Patents

飲料注出バルブ及びこの飲料注出バルブを有する飲料ディスペンサ Download PDF

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Description

この発明は、シロップ、リカー等の飲料原液と、水、炭酸水等の希釈水とを注ぎ出す飲料注出バルブ及びこの飲料注出バルブを有する飲料ディスペンサに関する。
特許文献1に記載されるように、飲料を注ぎ出す飲料注出バルブには、上部に操作レバーが設けられるものと、下部に操作レバーが設けられるものとがある。一般的に、ビール等の酒類を注ぎ出す飲料注出バルブには上部にレバーが取り付けられ、ジュース等の混合飲料を注ぎ出す飲料注出バルブには下部にレバーが取り付けられる場合が多い。
また、飲料ディスペンサに設けられる飲料注出バルブのうち、ポストミックスバルブは、飲料原液と希釈水とを混合させることにより飲料を提供する。例えば、特許文献2に記載される飲料注出バルブでは、飲料注出バルブの下部に設けられたレバーが押し動かされることにより、液体原料ノズルからは飲料原液が、希釈水ノズルからは希釈水が、各々同時にコップに注ぎ出される。
特開2000−203693号公報 特開2006−016048号公報
ここで、特許文献1の飲料注出バルブを備えた飲料ディスペンサでは、上部にレバーを有する飲料注出バルブと、下部にレバーを有する飲料注出バルブとが存在し、デザインとして統一がとれないという問題があった。
また、これに加え、特許文献2の飲料注出バルブでは、使用者がレバーを操作する度に飲料原液及び希釈水が常に同時に注ぎ出され、使用者が飲料原液のみ、又は希釈水のみをコップに注ぎ出したい時に、レバーの操作のみでは対応することができないという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされ、デザイン性が良く、レバーの簡単な操作だけで、飲料原液のみ、希釈水のみ又はこれらの混合飲料を選択して注ぎ出すことができる飲料注出バルブ及びこの飲料注出バルブを有する飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る飲料注出バルブは、バルブ本体と、バルブ本体に接続され、バルブ本体に希釈水を供給する希釈水流路と、バルブ本体に接続され、バルブ本体に飲料原液を供給する飲料原液流路と、希釈水流路に設けられる希釈水供給弁と、飲料原液流路に設けられる飲料原液供給弁と、バルブ本体の上部に設けられる操作レバーとを備え、操作レバーは、バルブ本体に対して第1方向に位置を移動可能であるとともに、第1方向と直交する第2方向に位置を移動可能であり、第1方向の第一の位置、第二の位置、および前記第一の位置と前記第二の位置との間の中立位置のいずれかに応じて第2方向に移動するように操作されると、希釈水供給弁及び飲料原液供給弁のいずれか一方又は両方を選択的に所定の押圧方向に押圧することにより開閉可能である。
また、この発明に係る飲料注出バルブの操作レバーは、バルブ本体に第1方向にスライド可能に取り付けられるスライド取付部を有するとともに、スライド取付部を介してバルブ本体に対して第1方向に位置を移動可能であり、スライド取付部が、操作レバーの第1方向の位置に応じて、第2方向に操作され、希釈水供給弁及び飲料原液供給弁のいずれか一方又は両方を選択的に押圧方向に押圧することにより、希釈水供給弁及び飲料原液供給弁のいずれか一方又は両方は開閉可能であってもよい。
また、バルブ本体とスライド取付部との間には弾性体が設けられてもよい。
また、操作レバーは、第一の位置において第2方向に操作されると希釈水供給弁のみを開放し、第二の位置において第2方向に操作されると飲料原液供給弁のみを開放し、第一の位置と第二の位置との間の中立位置において第2方向に操作されると希釈水供給弁及び飲料原液供給弁の両方を開放し、弾性体は、操作レバーを中立位置に案内してもよい。
また、バルブ本体には、操作レバーの位置の移動を案内する案内孔が形成されてもよい。
さらに、バルブ本体には、案内孔が形成されるガイド部が着脱可能に設けられていてもよい。
また、操作レバーは、希釈水供給弁及び飲料原液供給弁のいずれか一方又は両方を押圧方向に押圧する時に、ガイド部に当接してもよい。
また、案内孔には、操作レバーの位置に応じて操作レバーが係合する係合溝が設けられていてもよい。
さらに、バルブ本体は、操作レバーを所定の付勢方向に付勢する付勢部を有し、案内孔には、付勢方向に対して傾斜する傾斜部が形成され、操作レバーは付勢方向に付勢されるとともに傾斜部に沿って所定の位置に案内されてもよい。
また、操作レバーは、第一の位置において第2方向に操作されると希釈水供給弁のみを開放し、第二の位置において第2方向に操作されると飲料原液供給弁のみを開放し、第一の位置と第二の位置との間の中立位置において第2方向に操作されると希釈水供給弁及び飲料原液供給弁の両方を開放し、操作レバーは、傾斜部に沿って中立位置に案内されてもよい。
また、案内孔には、操作レバーの位置の移動の一部を規制する規制部が設けられてもよい。
さらに、バルブ本体には、操作レバーの位置を示す表示が表記されてもよい。
また、この発明に係る飲料注出バルブを有する飲料ディスペンサは、操作レバーの位置に応じて発光する少なくとも1つの発光部を有していてもよい。
この発明に係る飲料注出バルブ及びこの飲料注出バルブを有する飲料ディスペンサによれば、デザイン性が良く、レバーの簡単な操作だけで、飲料原液のみ、希釈水のみ又はこれらの混合飲料を選択して注ぎ出すことができる。
この発明の実施の形態1に係る飲料注出バルブの外観を示す斜視図である。 図1に示す飲料注出バルブ及びこの飲料注出バルブを有する飲料ディスペンサを示す正面図である。 図1に示す飲料注出バルブを示す上面図である。 図1に示す飲料注出バルブの内部構造を示す斜視図である。 図1に示す飲料注出バルブの内部構造を、図3の切断線V−Vで切断した状態を示す断面側面図である。 図6(i)は、混合飲料が注ぎ出される時の操作レバーの位置を示す上面図であり、図6(ii)は、希釈水が注ぎ出される時の操作レバーの位置を示す上面図であり、図6(iii)は、飲料原液が注ぎ出される時の操作レバーの位置を示す上面図である。 図1に示す飲料注出バルブの操作レバーが図6(i)の位置にある時の、飲料注出バルブの内部の状態を示す断面上面図である。 図1に示す飲料注出バルブの操作レバーが図6(ii)の位置にある時の、飲料注出バルブの内部の状態を示す断面上面図である。 図1に示す飲料注出バルブの操作レバーが図6(iii)の位置にある時の、飲料注出バルブの内部の状態を示す断面上面図である。 この発明の実施の形態2に係る飲料注出バルブの内部の状態を示す断面上面図である。 この発明の実施の形態3に係る飲料注出バルブの内部の状態を示す断面上面図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1及び2に示すように、飲料注出バルブ100のバルブ本体10は、カバー11に被覆されている。バルブ本体10の下部にはノズル13が設けられる。さらに、バルブ本体10の上部には、カバー11に形成されるスライド孔14が形成されている。また、バルブ本体10の上部には操作レバー12が取り付けられている。操作レバー12の下部にはレバー支持部12aが取り付けられ、レバー支持部12aはスライド孔14を通ってカバー11の内側に延びて取り付けられている。
ここで、以下の説明において、飲料注出バルブ100に対して、使用者が立って操作をする側を正面側Fとする。また、正面側Fの反対側を奥側Bとする。さらに、飲料注出バルブ100の使用者から見て右手側を右側Rとし、左手側を左側Lとする。
また、図2に示すように、飲料注出バルブ100は飲料ディスペンサ1に取り付けられている。飲料ディスペンサ1の正面側Fには、飲料注出バルブ100の左側Lに隣り合って発光表示部1aが設けられている。発光表示部1aには、上から順次、「混合」、「原液のみ」および「希釈のみ」の表示が付されている。そして、これらの表記の左側Lには、各々、発光部としてのランプ1bが配置されている。
また、図3に示すように、バルブ本体10には希釈水流管3及び飲料原液流管4が接続されている。希釈水流管3には希釈水流路3aが形成され、飲料原液流管4には飲料原液流路4aが形成される。すなわち、バルブ本体10には、希釈水流路3a及び飲料原液流路4aが接続される。そして、希釈水流路3aには水、炭酸水等の希釈水が、飲料原液流路4aにはシロップ、リカー等の飲料原液が、各々、圧力を掛けられた状態でバルブ本体10に向かって流通する。
また、カバー11に形成されるスライド孔14は、3個の略楕円形状の開口14a,14b,14cが左右方向に連なった形状をしている。この左右方向を第1方向とする。スライド孔14の奥側Bには、これら3個の開口14a,14b,14cの各々に沿って、レバー支持部12aが係合可能な係合溝17a,17b,17cが形成されている。また、開口14a,14b,14cの各々の正面側Fのカバー11には、左側Lから「原液」、「混合」及び「希釈」という表示11aが印字されている。なお、表示11aを表記する方法は、印字に限定されず、ラベルを貼り付けたり、刻印したり、マークを付したりしてもよい。また、操作レバー12のレバー支持部12aがスライド孔14に沿って配置される位置のうち、「希釈」に対応する位置を第一の位置A1とし、「原液」に対応する位置を第二の位置A2とする。また、「混合」に対応する位置は、第一の位置A1と第二の位置A2との間に設けられる中立位置A3であるものとする。
さらに、図4に示すように、バルブ本体10からカバー11を取り外した場合、バルブ本体10の上部にはガイド部26が設けられている。ガイド部26には、カバー11のスライド孔14に対応する位置に、スライド孔14と同様の形状のガイド孔26aが形成されており、ガイド孔26aにもレバー支持部12aが貫通している。従って、ガイド孔26aにも、スライド孔14の係合溝17a,17b,17cと同様に、レバー支持部12aが係合可能な係合溝26bが形成されている。
ここで、カバー11のスライド孔14及びガイド部26のガイド孔26aは、操作レバー12の位置の移動を案内する案内孔を構成する。
なお、ガイド部26は摩耗したり破損したりした時には交換することができるように、バルブ本体10に着脱可能に取り付けられている。
また、図5及び6に示すように、レバー支持部12aの下部には略円筒形状のスライド取付部28が設けられている。そして、スライド取付部28は、バルブ本体10に設けられるシャフト27にスライド可能に取り付けられる。すなわち、操作レバー12は、スライド取付部28を介してバルブ本体10に対して位置移動可能に取り付けられている。また、シャフト27の両端は、レバーアーム25に取り付けられ支持される。また、シャフト27には、スライド取付部28の両側に配置される一対の弾性体である位置調整バネ27a,27bが巻き付けられている(図7参照)。すなわち、位置調整バネ27a,27bは、操作レバー12のスライド取付部28とバルブ本体10のレバーアーム25との間に設けられている。ここで、操作レバー12に何も力が加えられていない状態において、一対の位置調整バネ27a,27bはスライド取付部28を両側から付勢し、中立位置A3に案内する働きをする。
さらに、レバーアーム25は、支点25aを介して、バルブ本体10に回動可能に設けられている。また、レバーアーム25の支点25aには戻りバネ25bが取り付けられ、レバーアーム25を奥側Bに付勢している。すなわち、操作レバー12はレバーアーム25を介して奥側Bに付勢される。
ここで、レバーアーム25は付勢部を構成する。また、レバーアーム25によって操作レバー12が付勢される方向、すなわち奥側Bに向かう方向を付勢方向Dとする。
また、図5に示すように、希釈水流路3aには、希釈水供給弁23が設けられる。希釈水供給弁23が閉状態の時において、希釈水流路3aの希釈水の流れは希釈水供給弁23のバルブ部23aによって閉鎖される。また、バルブ部23aの上部には開閉操作部23bが設けられ、開閉操作部23bは希釈水流管3の上方に突出して延長し、シャフト27に近接して配置される。また、同様に、飲料原液流路4aには、飲料原液供給弁24が設けられる。飲料原液供給弁24が閉状態の時において、飲料原液流路4aの飲料原液の流れは飲料原液供給弁24のバルブ部24aによって閉鎖される。また、飲料原液供給弁24のバルブ部24aの上部には開閉操作部24bが設けられ、開閉操作部24bは飲料原液流管4の上方に突出して延長し、シャフト27に近接して配置される。希釈水供給弁23及び飲料原液供給弁24の開閉操作部23b,24bの各々には、押圧バネ29a,29bが当接し、開閉操作部23b,24bを奥側Bに付勢している。
次に、飲料注出バルブ100の動作について、主に図2及び6〜9を用いて説明する。
なお、以下の説明において、操作レバー12が希釈水供給弁23及び飲料原液供給弁24のいずれか一方又は両方を押圧する方向を押圧方向Pとする。押圧方向Pは正面側Fへ向かう方向であるものとする。この正面側Fへ向かう押圧方向Pを、第1方向と直交する第2方向とする。
まず、図6(i)にように、操作レバー12がスライド孔14の中立部分A3に位置する時、すなわち、開口14bの係合溝17bにレバー支持部12aが係合される時、使用者が操作レバー12を押圧方向P、すなわち正面側Fに向かって引くと、ノズル13から混合飲料が供給される。また、操作レバー12がスライド孔14の中立位置A3に位置する時は、図2に示す発光表示部1aの「混合」を示すランプ1bが点灯する。
次に、使用者は、図6(ii)に示すように、操作レバー12を右側Rにスライドさせて第一の位置A1に移動させ、レバー支持部12aを開口14cの係合溝17cに係合させる。この時、図2に示す発光表示部1aでは、「希釈のみ」を示すランプ1bが点灯する。そして、その状態で使用者が操作レバー12を押圧方向Pに向かって引くと、ノズル13から希釈水のみが供給される。
さらに次に、使用者は、図6(iii)に示すように、操作レバー12を左側Lにスライドさせて第二の位置A2に移動させ、レバー支持部12aを開口14aの係合溝17aに係合させる。この時、図2に示す発光表示部1aでは、「原液のみ」を示すランプ1bが点灯する。そして、その状態で使用者が操作レバー12を押圧方向Pに向かって引くと、ノズル13から飲料原液のみが供給される。
以下、図7〜9を用いて、飲料注出バルブ100の動作についてさらに詳細に説明する。
まず、操作レバー12が図6(i)に示す中立位置A3にある時、操作レバー12を押圧方向Pに移動させると、図7に示すように、スライド取付部28が希釈水供給弁23の開閉操作部23b及び飲料原液供給弁24の開閉操作部24bを押圧する。そのため、希釈水流路3aの希釈水供給弁23及び飲料原液流路4aの飲料原液供給弁24の両方が同時に開放され、ノズル13から混合飲料が注ぎ出される。
また、操作レバー12が図6(ii)に示す第一の位置A1にある時、操作レバー12を押圧方向Pに移動させると、図8に示すように、スライド取付部28が希釈水供給弁23の開閉操作部23bのみを押圧する。そのため、希釈水流路3aの希釈水供給弁23のみが開放され、ノズル13から希釈水のみが注ぎ出される。
さらにまた、操作レバー12が図6(iii)に示す第二の位置A2にある時、操作レバー12を押圧方向Pに移動させると、図9に示すように、スライド取付部28が飲料原液供給弁24の開閉操作部24bのみを押圧する。そのため、飲料原液流路4aの飲料原液供給弁24のみが開放され、ノズル13から飲料原液のみが注ぎ出される。
なお、A1〜A3のいずれの位置でも、使用者が操作レバー12を押圧方向Pに移動させるように回動させると、操作レバー12のレバー支持部12aがガイド部26のガイド孔26aの正面側Fの端部に当接し、これにより操作レバー12の回動が停止する。
以上より、この実施の形態1に係る飲料注出バルブ100では、使用者は、バルブ本体10の上部に設けられる操作レバー12の位置をスライド孔14及びガイド孔26aに沿って移動させる。そして、操作レバー12の位置に応じて、使用者は希釈水供給弁23及び飲料原液供給弁24のいずれか一方又は両方を選択的に押圧方向Pに押圧し、開閉させることができる。従って、使用者は、飲料注出バルブ100のバルブ本体10の上部に設けられる操作レバー12を片手で簡単に操作するだけで、飲料原液のみ、希釈水のみ又はこれらの混合飲料を選択して注ぎ出すことができる。
また、飲料注出バルブ100の操作レバー12がバルブ本体10の上部に設けられることにより、上側にレバーを有するビールコック等とデザインを統一させることができ、デザイン性が向上する。
また、操作レバー12は、バルブ本体10のシャフト27にスライド可能に取り付けられるスライド取付部28を有するとともに、スライド取付部28を介して移動可能である。これにより、使用者はよりスムーズに操作レバー12の位置を切り替えることができる。また、希釈水供給弁23及び飲料原液供給弁24はスライド取付部28によって押圧されるため、操作レバー12の簡単な操作によって希釈水供給弁23及び飲料原液供給弁24をスムーズに開閉させることができる。
また、操作レバー12のスライド取付部28の両側には、バルブ本体10のレバーアーム25との間に設けられる一対の位置調整バネ27a,27bが配置されている。従って、使用者が操作レバー12から手を離した時、操作レバー12は一対の位置調整バネ27a,27bの弾性力によって中立位置A3に案内される。これにより、次に別の使用者が飲料ディスペンサ1を使用する時に、混合飲料を注ぎ出そうとして誤って希釈水や飲料原液を注ぎ出してしまうという事態を防止することができる。
また、カバー11にはスライド孔14が、ガイド部26にはガイド孔26aが、各々形成されているため、使用者は、スライド孔14及びガイド孔26aに沿って操作レバー12の位置を確実に移動させることができる。
また、操作レバー12は押圧方向Pに回動する時に、ガイド部26の正面側Fの端部に当接する。従って、ガイド部26は、操作レバー12の位置の移動を案内するだけでなく、スライド取付部28が希釈水供給弁23又は飲料原液供給弁24を押しすぎるのを防止するストッパとしても機能する。
また、ガイド部26はバルブ本体10に着脱可能に取り付けられているため、摩耗したり破損したりした時は、交換することができる。
さらに、カバー11のスライド孔14には、操作レバー12の位置に応じて操作レバー12が係合する係合溝17a,17b,17cが設けられ、ガイド部26のガイド孔26aにも、同様に係合溝26bが設けられる。これにより、操作レバー12の位置が切り替えられる時、操作レバー12が位置に応じて係合溝17a,17b,17c,26bに嵌り込んで係合するため、使用者は感覚的に、操作レバー12が何を注出する位置にあるのか、を判断することができる。
また、バルブ本体10のカバー11には、操作レバー12の位置を示す「希釈」、「混合」及び「原液」の表示11aが表記されている。これにより、使用者は、操作レバー12が何を注出する位置にあるのか、を視覚的に容易に判断することができる。
さらに、飲料注出バルブ100が設けられる飲料ディスペンサ1の発光表示部1aには、操作レバー12の位置A1〜A3に応じて各々発光するランプ1bが設けられている。これにより、飲料ディスペンサ1が暗い場所に設置されている場合でも、使用者は、操作レバー12が何を注出する位置にあるのか、を視覚的により明確に判断することができる。
なお、この実施の形態1において、案内孔は、カバー11のスライド孔14及びガイド部26のガイド孔26aであるが、これに限定されず、ガイド部26が設けられずに、スライド孔14のみが案内孔を構成してもよい。
また、係合溝は、スライド孔14又はガイド孔26aのいずれか一方のみに設けられていてもよい。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る飲料注出バルブ200の構成を図10に示す。なお、以下の説明において、図1の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図10に示すように、飲料注出バルブ200は、飲料注出バルブ100のガイド部26の代わりに第二ガイド部41が設けられたバルブ本体20を有する。第二ガイド部41には、ガイド孔42が形成される。ガイド孔42の正面側Fには、操作レバー12の各位置A1〜A3に応じて3個の凹部42a,42b,42cが形成されている。また、ガイド孔42の奥側Bには、左右から中央に向かって奥側Bに突出するような形に形成される傾斜部42dが形成される。傾斜部42dの左右の傾斜は、各々、操作レバー12がレバーアーム25によって付勢される付勢方向Dに対して所定の角度を持って傾斜している。
ここで、使用者が飲料ディスペンサ1を使い終わって操作レバー12から手を離した時、操作レバー12はレバーアーム25の戻りバネ25bの弾性力によって奥側B、すなわち付勢方向Dに移動する。そして、操作レバー12のレバー支持部12aはガイド孔42の奥側Bの端部に当接するとともに傾斜部42dに沿ってガイド孔42の中央の位置、すなわち中立位置A3に向かって移動する。すなわち、操作レバー12は、奥側Bに移動する時に、傾斜部42dに沿って中立位置A3に案内される。
以上より、この実施の形態2に係る飲料注出バルブ200の第二ガイド部41のガイド孔42には、付勢方向Dに対して傾斜する傾斜部42dが形成され、操作レバー12は付勢方向Dに付勢されるとともに傾斜部42dによって所定の中立位置A3に案内される。従って、使用者が飲料ディスペンサ1を使い終わった後は、操作レバー12は常に中立位置A3に配置されるため、再び飲料ディスペンサ1を使用する時に、別の使用者が誤って意図しない飲料を注ぎ出してしまうという可能性が低くなる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る飲料注出バルブ300の構成を図11に示す。
飲料注出バルブ300は、飲料注出バルブ100,200のガイド部26及び第二ガイド部41の代わりに第三ガイド部61が設けられたバルブ本体30を有する。第三ガイド部61には、ガイド孔62が形成される。ガイド孔62の正面側Fには、第一の位置A1及び中立位置A3に対応して、各々、凹部62a,62bが形成されている。さらに、凹部62bの左側Lには規制部62cが設けられており、第二の位置A2に対応する部分にはガイド孔62が設けられておらず、塞がれている。
以上より、この実施の形態3に係る飲料注出バルブ300の第三ガイド部61のガイド孔62には、操作レバー12の位置の移動の一部を規制する規制部62cが設けられる。これにより、特定の飲料、例えば飲料原液のみの飲料を注ぎ出したくない時は、使用者がその飲料を注ぎ出してしまうことを防止することができる。
なお、実施の形態1〜3では、操作レバー12を右側Rに移動させた場合に希釈水が注ぎ出され、左側Lに移動させた場合に飲料原液が注ぎ出されるが、これに限定されず、右側Rと左側Lとで注ぎ出される飲料が逆であってもよい。
また、飲料ディスペンサ1に設けられる発光部は、操作レバーの位置A1〜A3の各々に応じた3個のランプ1bに限定されず、操作レバーの位置A1〜A3のいずれかに応じて発光するランプが1個だけ設けられていてもよい。
1 飲料ディスペンサ、1b ランプ(発光部)、3a 希釈水流路、4a 飲料原液流路、10,20,30 バルブ本体、11a 表示、12 操作レバー、14 スライド孔(案内孔)、17a,17b,17c,26b 係合溝、23 希釈水供給弁、24 飲料原液供給弁、25 レバーアーム(付勢部)、26 ガイド部、26a,42,62 ガイド孔(案内孔)、27a,27b 位置調整バネ(弾性体)、28 スライド取付部、41 第二ガイド部、42d 傾斜部、61 第三ガイド部、62c 規制部、100,200,300 飲料注出バルブ、A1 第一の位置、A2 第二の位置、A3 中立位置、D 付勢方向、P 押圧方向。

Claims (13)

  1. バルブ本体と、
    前記バルブ本体に接続され、前記バルブ本体に希釈水を供給する希釈水流路と、
    前記バルブ本体に接続され、前記バルブ本体に飲料原液を供給する飲料原液流路と、
    前記希釈水流路に設けられる希釈水供給弁と、
    前記飲料原液流路に設けられる飲料原液供給弁と、
    前記バルブ本体の上部に設けられる操作レバーとを備え、
    前記操作レバーは、前記バルブ本体に対して第1方向に位置を移動可能であるとともに、前記第1方向と直交する第2方向に位置を移動可能であり、前記第1方向の第一の位置、第二の位置、および前記第一の位置と前記第二の位置との間の中立位置のいずれかに応じて前記第2方向に移動するように操作されると、前記希釈水供給弁及び前記飲料原液供給弁のいずれか一方又は両方を選択的に所定の押圧方向に押圧することにより開閉可能である飲料抽出バルブ。
  2. 前記操作レバーは、前記バルブ本体に前記第1方向にスライド可能に取り付けられるスライド取付部を有するとともに、前記スライド取付部を介して前記バルブ本体に対して前記第1方向に前記位置を移動可能であり、
    前記スライド取付部が、前記操作レバーの前記第1方向の前記位置に応じて、前記第2方向に操作され、前記希釈水供給弁及び前記飲料原液供給弁のいずれか一方又は両方を選択的に前記押圧方向に押圧することにより、前記希釈水供給弁及び前記飲料原液供給弁のいずれか一方又は両方は開閉可能である請求項1に記載の飲料注出バルブ。
  3. 前記バルブ本体と前記スライド取付部との間には弾性体が設けられる請求項2に記載の飲料注出バルブ。
  4. 前記操作レバーは、前記第一の位置において前記第2方向に操作されると前記希釈水供給弁のみを開放し、前記第二の位置において前記第2方向に操作されると前記飲料原液供給弁のみを開放し、前記中立位置において前記第2方向に操作されると前記希釈水供給弁及び前記飲料原液供給弁の両方を開放し、
    前記弾性体は、前記操作レバーを前記中立位置に案内する請求項3に記載の飲料注出バルブ。
  5. 前記バルブ本体には、前記操作レバーの前記位置の移動を案内する案内孔が形成される請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲料注出バルブ。
  6. 前記バルブ本体には、前記案内孔が形成されるガイド部が着脱可能に設けられる請求項5に記載の飲料注出バルブ。
  7. 前記操作レバーは、前記希釈水供給弁及び前記飲料原液供給弁のいずれか一方又は両方を前記押圧方向に押圧する時に、前記ガイド部に当接する請求項6に記載の飲料注出バルブ。
  8. 前記案内孔には、前記操作レバーの前記位置に応じて前記操作レバーが係合する係合溝が設けられる請求項5に記載の飲料注出バルブ。
  9. 前記バルブ本体は、前記操作レバーを所定の付勢方向に付勢する付勢部を有し、
    前記案内孔には、前記付勢方向に対して傾斜する傾斜部が形成され、前記操作レバーは前記付勢方向に付勢されるとともに前記傾斜部に沿って所定の位置に案内される請求項5に記載の飲料注出バルブ。
  10. 前記操作レバーは、前記第一の位置において前記第2方向に操作されると前記希釈水供給弁のみを開放し、前記第二の位置において前記第2方向に操作されると前記飲料原液供給弁のみを開放し、前記中立位置において前記第2方向に操作されると前記希釈水供給弁及び前記飲料原液供給弁の両方を開放し、
    前記操作レバーは、前記傾斜部に沿って前記中立位置に案内される請求項9に記載の飲料注出バルブ。
  11. 前記案内孔には、前記操作レバーの前記位置の移動の一部を規制する規制部が設けられる請求項5に記載の飲料注出バルブ。
  12. 前記バルブ本体には、前記操作レバーの前記位置を示す表示が表記される請求項1〜11のいずれか一項に記載の飲料注出バルブ。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の飲料注出バルブを有するとともに、
    前記操作レバーの前記位置に応じて発光する少なくとも1つの発光部を有する飲料ディスペンサ。
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