JP4570287B2 - 飲料注出コック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、飲料注出コックに関し、更に詳細には、コップ等の容器をレバーアームに押し当てて傾動させることで弁体を開放作動して飲料を注出するよう構成した飲料注出コックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、お茶やジュース等の飲料を注出する飲料注出コックとして、図9および図10に示す如く、コック本体10に回動可能に配設したレバーアーム11を備えたものが知られている。この飲料注出コックは、図示しない飲料供給源に接続するコック本体10の内部に、飲料注出口を開閉可能な弁部材12(一部のみ図示)が上下動可能に配設されると共に、該弁部材12は常には飲料注出口を閉成する下方に向けて付勢されている。またコック本体10に着脱可能に配設したキャップ13から上方に延出する弁部材12に、線材を正面略矩形状に折曲形成した前記レバーアーム11の上端部が回動可能に配設されると共に、該アーム11はコック本体10の下方に所定長さだけ垂下している。このレバーアーム11の上端部には、キャップ13の上面に当接する楕円形状の開閉カム14が一体的に回動可能に配設され、該開閉カム14は、弁部材12による飲料注出口の閉成状態では短軸側がキャップ13の上面に当接している。
【0003】
前記飲料注出コックから飲料を注出する場合は、図10に示す如く、前記コック本体10から下方に延在している前記レバーアーム11の下部当接部11aに、容器15を前側から押し当てて該アーム11を後方に傾動させる。このとき、レバーアーム11と一体的に開閉カム14が回動し、その長軸側がキャップ13に当接する状態となることで弁部材12が引上げられ、前記飲料注出口が開放して飲料が注出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記レバーアーム11は、図10に示す如く、前記容器15を押し当てる下部当接部11aがコック本体10を挟む前後に回動するよう構成されているため、該アーム11のコック本体10を挟む両側を垂下する側杆11b,11b間の離間幅を、コック本体10およびキャップ13と干渉しないように設定している。すなわちレバーアーム11が大型となり、前記下部当接部11aに容器15を押し当てて回動させる際に、該容器15が下部当接部11aの幅方向中央に当たらないと、該レバーアーム11が水平方向に回動してしまい、容器15でレバーアーム11を後方にうまく押すことができなくなることがある。
【0005】
またレバーアーム11が大型となるために、飲料注出コック自体も大型化して嵩張る難点も指摘される。更に、前記コック本体10の内部に配設される弁機構等のメンテナンスに際しては、前記キャップ13を取外す必要があるが、前記レバーアーム11がキャップ13の側方に臨んでいるため、該キャップ13の取外しや取付けに際してレバーアーム11が邪魔となる難点もある。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、レバーアームを確実に操作することができ、併せて分解が容易な飲料注出コックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る飲料注出コックは、
ノズル部の内部に上下方向に延在する注出路が形成されると共に、該ノズル部から横方向に延出する注出管を介して前記注出路が飲料供給管に連通するよう接続され、前記ノズル部の内部に配設されて前記注出路の入口を開閉する弁体を、レバーアームの傾動操作により開放作動することでノズル部から飲料を注出するよう構成した飲料注出コックにおいて、
前記弁体が端部に配設された注出棒をノズル部上下方向に移動可能に配設し、
前記ノズル部方に延出する注出棒の端部に、該ノズル部の上部に位置する作動部材を回動可能に配設し、
前記レバーアームは、前記作動部材およびノズル部の注出管延出側において注出管延出方向と交差する幅方向に離間する一対の側杆を備え、各側杆の上端部を作動部材に向けて折曲して該作動部材における注出管延出側に夫々固定し、
前記レバーアームの注出管延出方向に向けた傾動に伴って前記作動部材を、前記注出棒の配設位置から偏倚した位置を支点として傾動させることで、注出棒を介して前記弁体を開放方向に作動させるようにし、
前記レバーアームは、前記弁体を開放作動させる傾動方向と交差する方向への回動が、前記注出管により規制されるように前記一対の側杆が該注出管を挟む近接位置を垂下するよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る飲料注出コックにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0009】
図1は、好適な実施例に係る飲料注出コック20を飲料注出装置の本体21に取付けた状態で示し、該コック20は本体21から水平に延出する飲料供給管22に着脱可能に装着されている。この飲料供給管22の前端部には、図4および図5に示す如く、飲料注出コック20を着脱可能に取付けるための接続部23が設けられており、該接続部23の外周に雄ネジ23aが螺設してある。また接続部23の基部(先端とは反対側)にフランジ23bが一体的に形成され、接続部23を本体21に穿設した通孔21aに内側から挿通した状態で、前側に延出する該接続部23の雄ネジ23aに雌ネジを介して螺合するナット24を締付けることで、飲料供給管22は、該ナット24とフランジ23bとで本体21を挟持した状態で固定される。
【0010】
前記飲料供給管22の接続部23に着脱可能に装着される飲料注出コック20は、コック本体25と、該コック本体25の内部に配設されて飲料の流路を開閉する弁体39と、傾動操作により前記弁体39を開放作動するレバーアーム27および連注用レバー28とから基本的に構成される。前記コック本体25は、内部に所要径の第1注出路29が貫通するよう形成されて水平に延在する注出管30と、該注出管30の前端部に連設されて、上下方向に連続して貫通する第2注出路31および第3注出路(注出路)32が形成されたノズル部33とからなり、注出管30が飲料供給管22の接続部23に接続されるようになっている。
【0011】
すなわち前記注出管30は、図5に示す如く、前記飲料供給管22における接続部23の内部に嵌挿可能な外径寸法に設定されると共に、その開放端部(後端部)近傍の外周にOリング34が外嵌されており、注出管30を接続部23に嵌挿した際に該Oリング34が接続管内周面に密着的に当接することでシールするよう構成される。なお、注出管30における接続部23への嵌挿端部(開放端部)に、該端部からノズル部33に向かうにつれて外径が拡大する傾斜部30aが形成されると共に、該傾斜部30aと対応する傾斜部23cが、接続部23の内部所定位置に形成されている。そして、両傾斜部30a,23cが当接する位置まで注出管30を接続部23に嵌挿した状態で、飲料注出コック20が接続部23に連通状態で装着されるようになっている。
【0012】
前記注出管30における嵌挿端部からノズル部33までの間の適宜位置に大径部30bが形成されると共に、該大径部30bにはEリング35が外嵌されている。また大径部30bの外周には、前記接続部23の雄ネジ23aと螺合可能な雌ネジを内周に螺設したユニオンナット36が、Eリング35により嵌挿端部側への移動を規制された状態で回動可能に外装されている。すなわち、注出管30の嵌挿端部を接続部23に嵌挿した状態で、ユニオンナット36の雌ネジを接続部23の雄ネジ23aに螺合して締付けることで、注出管30と接続部23との両傾斜部30a,23cが当接した位置で、当該飲料注出コック20が飲料供給管22に位置決め固定される。なお、大径部30bにおける前記接続部23を指向する後面には、図4に示す如く、多角形状の規制部30cが形成されると共に、接続部23の開放端側の内周面に、該規制部30cと対応する多角形状の規制部23dが形成されている。すなわち、注出管30および接続部23の両規制部30c,23dを当接することで、飲料供給管22に対して飲料注出コック20は、前記ノズル部33が垂直となる姿勢で取付けられるよう設定してある。
【0013】
前記コック本体25におけるノズル部33は、図5および図6に示す如く、前記第2注出路31が形成される上方部位は拡大直径部として構成され、この拡大直径部の下端に凹設した半球状の弁座37に、前記第3注出路32の入口32aが開口して、該注出路32は下方に所定長さで延在している。また前記注出管30の第1注出路29は、拡大直径部の下端近傍において第2注出路31に連通し、飲料供給管22からの飲料は、第1注出路29および第2注出路31を介して第3注出路32に流れるよう構成される。
【0014】
前記ノズル部33の上端部にキャップ38が着脱可能に螺着され、該キャップ38の下面には、前記弁座37に着座して前記第3注出路32の入口32aを開閉可能に閉成し得るゴム等の弾性体からなる有底筒状の弁体39が着脱可能に取付けられている。またキャップ38の中央に貫通孔38aが穿設され、該貫通孔38aに挿通された注出棒40の下端(一端部)が、前記弁体39の有底部39aに着脱可能に嵌合されている。注出棒40における弁体39に対する嵌合部より上側にフランジ40aが形成されており、該フランジ40aとキャップ38の下面との間に配設された弾性部材としての圧縮コイルバネ41の弾力によって、前記弁体39の有底部39aが、常には前記弁座37に着座して第3注出路32の入口32aを閉成し、第2注出路31と第3注出路32との連通を遮断するよう構成される。なお、前記圧縮コイルバネ41や注出棒40は、図5に示す如く、弁体39の内部に収納されて第2注出路31からは隔離されており、飲料とは接触しないようになっている。
【0015】
前記注出棒40におけるキャップ38の上方に延出する上端部(他端部)には、幅方向(前後方向と交差する方向)の両側に、L字状の溝40bが夫々形成され、両L字溝40b,40bを介して作動部材42が着脱可能に取付けられている。この作動部材42は、前記キャップ38より小径のキャップ状を呈し、その内部には両L字溝40b,40bに対応する一対のピン42a,42aが水平に対向するように突設されて、図6に示す如く、各ピン42aが対応するL字溝40bに係合している。また作動部材42の後部(ノズル部33から注出管30が延出する側)に、前記レバーアーム27が一体的に回動可能に配設してある。このレバーアーム27は、線材を正面略U字状に形成されたものであって、平行に延在する上部側杆(側杆)27a,27aの各上端部が前方に折曲されて作動部材42に夫々固定されている(図4参照)。この両上部側杆27a,27aは、図3に示す如く、前記ノズル部33の後方において、前記注出管30を挟む近接位置を垂下している。すなわち、レバーアーム27は注出管30の延出方向に沿って傾動するよう構成されると共に、該注出管30により上部側杆27a,27aの幅方向への移動が規制されることで、該アーム27が水平方向(傾動方向と交差する方向)に回動するのを防止するようになっている。
【0016】
前記レバーアーム27における上部側杆27a,27aの下方に連設される当接部43は、図2および図6に示す如く、上部側杆27a,27aより大きく離間する左右の下部側杆43a,43aと両側杆43a,43aの下端間に連設される水平杆43bとからなり、該当接部43により画成される開口部43cの寸法は、前記ノズル部33の通過を許容する大きさに設定されている。なお、当接部43は、図3に示す如く、平面視において前方に向けて拡開するハ字状を呈するよう形成されて、コップ等の容器15を前側から押し当て易くしてある。また当接部43は、図5に示す如く、前記弁体39の有底部39aが弁座37に着座している状態で、ノズル部33における第3注出路32の出口32bの直下より後方に離間して位置し、第3注出路32からの飲料の後ダレが当接部43に付着しないよう構成される。
【0017】
前記作動部材42における前記注出棒40の配設位置から偏倚する前面には、幅方向に離間して一対の突起42b,42bが突設されている。そして、前記レバーアーム27の当接部43に前記容器15を前側から押し当てて該アーム27を後方に傾動させると、先ず作動部材42は前記ピン42a,42aを支点として回動する。そして、前記突起42b,42bが前記キャップ38の上面に当接して回動が規制された以後は、該突起42b,42bとキャップ38との当接位置を支点として作動部材42が傾動し、これによってピン42a,42aと前記L字溝40b,40bを介して係合する前記注出棒40が持上げられる(図7参照)。従って、注出棒40に嵌合されている前記弁体39の有底部39aが圧縮コイルバネ41の弾力に抗して引上げられることで、前記弁座37から離間して前記第3注出路32の入口32aが開放して第2注出路31と第3注出路32とが連通し、前記飲料供給管22および第1注出路29を介して第2注出路31に供給される飲料が、第3注出路32を介して注出されるようになる。なお、前記弁体39には、図5に示す如く、弁座37に着座する有底部39aと、キャップ38およびノズル部33で位置決めされる上端部39bとの間に、弾性変形可能な湾曲部39cが形成され、繰り返し作動される弁体39の耐久性を向上するよう構成してある。
【0018】
前記作動部材42の中央部に切欠き部42cが形成され、この切欠き部42cに、飲料を連続注出するための前記連注用レバー28が収納されている。この連注用レバー28は、前記ピン42a,42aに対して係脱可能に係合する係合溝28a,28aを備え、該係合溝28a,28aより後側に、作動部材42より後方に延出する摘み部28bが形成されると共に、係合溝28a,28aから偏倚する前面下部には、前記キャップ38の上面に当接可能な支持部28cが形成されている。すなわち、摘み部28bを持って連注用レバー28を持ち上げる方向に回動すると、該レバー28は先ず前記ピン42a,42aを支点として回動する。そして、前記支持部28cがキャップ38の上面に当接して回動が規制された以後は、該支持部28cとキャップ38との当接位置を支点として連注用レバー28が傾動し、これによって前述したレバーアーム27の場合と同様に前記注出棒40を介して弁体39の有底部39aが引上げられることで、第2注出路31と第3注出路32とを連通するよう構成される。また連注用レバー28は、図8に示す如く、前記支持部28cの上側に臨む前端面28dがキャップ38に当接する位置まで傾動した状態で位置決め保持可能に構成され、この作動状態では第2注出路31と第3注出路32を連通状態に保持して、飲料の連続注出を可能とするようになっている。
【0019】
【実施例の作用】
次に、前述した構成の飲料注出コックの作用について説明する。前記レバーアーム27の傾動操作前では、図5に示す如く、前記圧縮コイルバネ41の弾力により、弁体39の有底部39aは弁座37に弾圧されて着座しており、第3注出路32の入口32aは閉成されて第2注出路31と第3注出路32との連通は遮断されている。飲料を容器15に注出する場合は、図7に示す如く、容器15を前記ノズル部33から垂下するレバーアーム27の当接部43に前側から押し当てて、該アーム27を後方に傾動させる。これにより、前記作動部材42が、前記突起42b,42bとキャップ38との当接位置を支点としてレバーアーム27と一体的に傾動し、前記ピン42a,42aにL字溝40b,40bを介して係合する前記注出棒40が持上げられる。このため、注出棒40に嵌合されている前記弁体39の有底部39aが圧縮コイルバネ41の弾力に抗して引上げられることで、前記弁座37から離間して第3注出路32の入口32aが開放され、前記飲料供給管22および第1注出路29を介して第2注出路31に供給される飲料が、第3注出路32の出口32bから前記容器15に注出される。
【0020】
前述したように、レバーアーム27の前記両上部側杆27a,27aは、前記注出管30を挟む両側に近接位置してレバーアーム27の水平方向の回動を規制しているから、飲料注出作業時に容器15が前記当接部43の幅方向中央に当接しない場合であっても、該アーム27が水平方向に回動することはない。従って、容器15によってレバーアーム27を確実に後方に傾動することができ、常に良好な飲料注出を行ない得る。また実施例のレバーアーム27は、一対の上部側杆27a,27aを注出管30に近接位置させ、前記ノズル部33の後方でのみ傾動して飲料の注出操作を行なうよう構成したから、該アーム27は小型化され、従って飲料注出コック20自体も小型となる。
【0021】
飲料注出を停止するために前記レバーアーム27から容器15を離すと、前記圧縮コイルバネ41の弾力によって前記注出棒40および弁体39の有底部39aが下方に移動され、図5に示す如く、該有底部39aが弁座37に着座して第3注出路32の入口32aが閉成される。また、前記作動部材42およびレバーアーム27も図5に示す元の位置に戻る。この状態で、レバーアーム27の当接部43は、第3注出路32における出口32bの直下位置から後方に離間しているから、該出口32bからの飲料の後ダレが当接部43に付着して汚れることはない。また、前記有底部39aが注出操作の都度上下動する弁体39には、前述したように弾性変形可能な湾曲部39cが形成されているから、有底部39aの上下動の際には該湾曲部39cが弾性変形することで耐久性が向上する。
【0022】
次に、飲料を連続注出する場合は、図8に示すように、前記連注用レバー28を、前記摘み部28bを持って持上げるように傾動させる。これにより、前記支持部28cとキャップ38との当接位置を支点として連注用レバー28が傾動し、前記レバーアーム27を傾動操作した場合と同様に、前記注出棒40を介して弁体39の有底部39aが引上げられて第3注出路32の入口32aが開放し、飲料は出口32bから注出される。連注用レバー28を、前記支持部28cを越えて前端面28dがキャップ38に当接する位置まで傾動することで、該レバー28は当該の姿勢を保持し、従って第3注出路32の入口32aが開放状態に保持され、飲料は連続的に注出される。
【0023】
飲料の連続注出を停止する場合は、前記連注用レバー28を反対方向に傾動させる。これにより、前記圧縮コイルバネ41の弾力によって前記注出棒40および弁体39の有底部39aが下方に移動され、図5に示す如く、該有底部39aが弁座37に着座して第3注出路32の入口32aが閉成される。実施例では容器15にその都度飲料を注出するためのレバーアーム27と、飲料を連続的に注出するための連注用レバー28とを別体に設けたので、誤操作するのは防止される。また、連注用レバー28は前記ノズル部33の上部に位置して外方に大きく突出しないから、該連注用レバー28に作業者が衣服等を引っ掛けるおそれはない。
【0024】
前記飲料注出コック20のメンテナンスに際して各部品を分解する場合は、前記キャップ38をノズル部33から取外した後、該キャップ38と共にレバーアーム27を持上げて当接部43の開口部43cにノズル部33を通すことで全体をコック本体25から取外す。この場合に、レバーアーム27はキャップ38の後方にのみ位置しているから、該キャップ38のノズル部33からの取外しに際して該アーム27が邪魔とならなず、取外しは簡単となる。また、キャップ38の上方に延出する前記注出棒40から作動部材42および連注用レバー28を取外した後、該注出棒40をキャップ38から抜き外して分解することができる。更に、注出棒40に対して弁体39は嵌合しているが、該弁体39は弾性体から構成されているから注出棒40から取外すことが可能である。すなわち、全ての部品を分解して洗浄したり交換することが簡単にできる。
【0025】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る飲料注出コックによれば、レバーアームの傾動方向と交差する方向の回動を注出管により規制するよう構成したから、該アームを常に適正な方向に確実に傾動させることができ、飲料の注出を円滑に行ない得る。すなわち、レバーアームの操作性が良好となる。またレバーアームにおける一対の側杆を、ノズル部の注出管延出側において該注出管を挟む近接位置を垂下させているから、該アームは小型化され、従って飲料注出コック自体も小型化し得る。更に、ノズル部に着脱可能に配設したキャップの取外しや取付けに際してレバーアームが邪魔となることはなく、メンテナンス性に優れる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る飲料注出コックを飲料供給管に接続した状態で示す側面図である。
【図2】 図1の状態での飲料注出コックの正面図である。
【図3】 図1の状態での飲料注出コックの平面図である。
【図4】 実施例に係る飲料注出コックを飲料供給管から分離した状態で示す一部切欠き側面図である。
【図5】 飲料注出コックを飲料供給管に接続した状態で示す縦断側面図である。
【図6】 飲料注出コックを飲料供給管に接続した状態で示す縦断正面図である。
【図7】 レバーアームを傾動操作して飲料を注出する状態で示す飲料注出コックの縦断側面図である。
【図8】 連注用レバーを傾動操作して飲料を連続注出する状態で示す飲料注出コックの縦断側面図である。
【図9】 従来の技術に係る飲料注出コックを示す概略斜視図である。
【図10】 従来の技術に係る飲料注出コックを示す側面図である。
【符号の説明】
22 飲料供給管,27 レバーアーム,27a 上部側杆(側杆)
30 注出管,31 第2注出路(注出路),32 第3注出路(注出路)
32a 入口,33 ノズル部,38 キャップ,39 弁体,40 注出棒
42 作動部材,43 当接部,43a 下部側杆,43b 水平杆
43c 開口部

Claims (3)

  1. ノズル部(33)の内部に上下方向に延在する注出路(31,32)が形成されると共に、該ノズル部(33)から横方向に延出する注出管(30)を介して前記注出路(31,32)が飲料供給管(22)に連通するよう接続され、前記ノズル部(33)の内部に配設されて前記注出路(32)の入口(32a)を開閉する弁体(39)を、レバーアーム(27)の傾動操作により開放作動することでノズル部(33)から飲料を注出するよう構成した飲料注出コックにおいて、
    前記弁体(39)が下端部に配設された注出棒(40)をノズル部(33)に上下方向に移動可能に配設し、
    前記ノズル部(33)の上方に延出する注出棒(40)の上端部に、該ノズル部(33)の上部に位置する作動部材(42)を回動可能に配設し、
    前記レバーアーム(27)は、前記作動部材(42)およびノズル部(33)の注出管延出側において注出管延出方向と交差する幅方向に離間する一対の側杆(27a,27a)を備え、各側杆(27a)の上端部を作動部材(42)に向けて折曲して該作動部材(42)における注出管延出側に夫々固定し、
    前記レバーアーム(27)の注出管延出方向に向けた傾動に伴って前記作動部材(42)を、前記注出棒(40)の配設位置から偏倚した位置を支点として傾動させることで、注出棒(40)を介して前記弁体(39)を開放方向に作動させるようにし、
    前記レバーアーム(27)は、前記弁体(39)を開放作動させる傾動方向と交差する方向への回動が、前記注出管(30)により規制されるように前記一対の側杆(27a,27a)が該注出管(30)を挟む近接位置を垂下するよう構成した
    ことを特徴とする飲料注出コック。
  2. 前記ノズル部(33)の上部に着脱可能に配設したキャップ(38)から前記注出棒(40)の上端部が延出し、該キャップ(38)をノズル部(33)から取外すことで注出棒(40)および弁体(39)をノズル部(33)から取外し得るよう構成した請求項1記載の飲料注出コック。
  3. 前記レバーアーム(27)は、前記側杆(27a,27a)の下部に当接部(43)が連設され、該当接部(43)は、前記側杆(27a,27a)より大きく幅方向に離間する一対の下部側杆(43a,43a)と、両下部側杆(43a,43a)の下端間に連設される水平杆(43b)とから構成され、該当接部(43)により画成される開口部(43c)の寸法は、前記ノズル部(33)の通過を許容する大きさに設定される請求項2記載の飲料注出コック。
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