JP2003012094A - 飲料注出コック - Google Patents

飲料注出コック

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JP2003012094A JP2001202714A JP2001202714A JP2003012094A JP 2003012094 A JP2003012094 A JP 2003012094A JP 2001202714 A JP2001202714 A JP 2001202714A JP 2001202714 A JP2001202714 A JP 2001202714A JP 2003012094 A JP2003012094 A JP 2003012094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーアームを確実に操作することができ、
併せて分解を容易とする。 【解決手段】 弁体を下端部に配設した注出棒を、コッ
ク本体25に移動可能に配設する。コック本体25の外
方に延出する注出棒の上端部に、作動部材42を回動可
能に配設する。作動部材42にレバーアーム27を配設
し、該アーム27の傾動に伴って作動部材42を、注出
棒40の配設位置から偏倚した位置を支点として傾動さ
せる。これにより注出棒を介して弁体が開放方向に作動
される。レバーアーム27は、弁体を開放作動させる傾
動方向と交差する方向への回動が、コック本体25の飲
料供給管に接続する注出管30により規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飲料注出コック
に関し、更に詳細には、コップ等の容器をレバーアーム
に押し当てて傾動させることで弁体を開放作動して飲料
を注出するよう構成した飲料注出コックに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、お茶やジュース等の飲料を注出
する飲料注出コックとして、図9および図10に示す如
く、コック本体10に回動可能に配設したレバーアーム
11を備えたものが知られている。この飲料注出コック
は、図示しない飲料供給源に接続するコック本体10の
内部に、飲料注出口を開閉可能な弁部材12(一部のみ
図示)が上下動可能に配設されると共に、該弁部材12
は常には飲料注出口を閉成する下方に向けて付勢されて
いる。またコック本体10に着脱可能に配設したキャッ
プ13から上方に延出する弁部材12に、線材を正面略
矩形状に折曲形成した前記レバーアーム11の上端部が
回動可能に配設されると共に、該アーム11はコック本
体10の下方に所定長さだけ垂下している。このレバー
アーム11の上端部には、キャップ13の上面に当接す
る楕円形状の開閉カム14が一体的に回動可能に配設さ
れ、該開閉カム14は、弁部材12による飲料注出口の
閉成状態では短軸側がキャップ13の上面に当接してい
る。
【0003】前記飲料注出コックから飲料を注出する場
合は、図10に示す如く、前記コック本体10から下方
に延在している前記レバーアーム11の下部当接部11
aに、容器15を前側から押し当てて該アーム11を後
方に傾動させる。このとき、レバーアーム11と一体的
に開閉カム14が回動し、その長軸側がキャップ13に
当接する状態となることで弁部材12が引上げられ、前
記飲料注出口が開放して飲料が注出されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記レバーアーム11
は、図10に示す如く、前記容器15を押し当てる下部
当接部11aがコック本体10を挟む前後に回動するよ
う構成されているため、該アーム11のコック本体10
を挟む両側を垂下する側杆11b,11b間の離間幅
を、コック本体10およびキャップ13と干渉しないよ
うに設定している。すなわちレバーアーム11が大型と
なり、前記下部当接部11aに容器15を押し当てて回
動させる際に、該容器15が下部当接部11aの幅方向
中央に当たらないと、該レバーアーム11が水平方向に
回動してしまい、容器15でレバーアーム11を後方に
うまく押すことができなくなることがある。
【0005】またレバーアーム11が大型となるため
に、飲料注出コック自体も大型化して嵩張る難点も指摘
される。更に、前記コック本体10の内部に配設される
弁機構等のメンテナンスに際しては、前記キャップ13
を取外す必要があるが、前記レバーアーム11がキャッ
プ13の側方に臨んでいるため、該キャップ13の取外
しや取付けに際してレバーアーム11が邪魔となる難点
もある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、レバーアームを確実に操作するこ
とができ、併せて分解が容易な飲料注出コックを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る飲料注出コック
は、飲料供給管に連通接続するコック本体の内部に配設
され、該コック本体内に形成されて飲料供給管に連通す
る注出路の入口を開閉する弁体を、レバーアームの傾動
操作により開放作動することでコック本体から飲料を注
出するよう構成した飲料注出コックにおいて、前記弁体
が一端部に配設された注出棒をコック本体に移動可能に
配設し、前記コック本体の外方に延出する注出棒の他端
部に作動部材を回動可能に配設し、前記作動部材に前記
レバーアームを配設して、該アームの傾動に伴って作動
部材を、前記注出棒の配設位置から偏倚した位置を支点
として傾動させることで、注出棒を介して前記弁体を開
放方向に作動させるようにし、前記レバーアームは、前
記弁体を開放作動させる傾動方向と交差する方向への回
動が、前記コック本体の飲料供給管に接続する注出管に
より規制されるよう構成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る飲料注出コッ
クにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しな
がら以下説明する。
【0009】図1は、好適な実施例に係る飲料注出コッ
ク20を飲料注出装置の本体21に取付けた状態で示
し、該コック20は本体21から水平に延出する飲料供
給管22に着脱可能に装着されている。この飲料供給管
22の前端部には、図4および図5に示す如く、飲料注
出コック20を着脱可能に取付けるための接続部23が
設けられており、該接続部23の外周に雄ネジ23aが
螺設してある。また接続部23の基部(先端とは反対側)
にフランジ23bが一体的に形成され、接続部23を本
体21に穿設した通孔21aに内側から挿通した状態
で、前側に延出する該接続部23の雄ネジ23aに雌ネ
ジを介して螺合するナット24を締付けることで、飲料
供給管22は、該ナット24とフランジ23bとで本体
21を挟持した状態で固定される。
【0010】前記飲料供給管22の接続部23に着脱可
能に装着される飲料注出コック20は、コック本体25
と、該コック本体25の内部に配設されて飲料の流路を
開閉する弁体39と、傾動操作により前記弁体39を開
放作動するレバーアーム27および連注用レバー28と
から基本的に構成される。前記コック本体25は、内部
に所要径の第1注出路29が貫通するよう形成されて水
平に延在する注出管30と、該注出管30の前端部に連
設されて、上下方向に連続して貫通する第2注出路31
および第3注出路(注出路)32が形成されたノズル部3
3とからなり、注出管30が飲料供給管22の接続部2
3に接続されるようになっている。
【0011】すなわち前記注出管30は、図5に示す如
く、前記飲料供給管22における接続部23の内部に嵌
挿可能な外径寸法に設定されると共に、その開放端部
(後端部)近傍の外周にOリング34が外嵌されており、
注出管30を接続部23に嵌挿した際に該Oリング34
が接続管内周面に密着的に当接することでシールするよ
う構成される。なお、注出管30における接続部23へ
の嵌挿端部(開放端部)に、該端部からノズル部33に向
かうにつれて外径が拡大する傾斜部30aが形成される
と共に、該傾斜部30aと対応する傾斜部23cが、接
続部23の内部所定位置に形成されている。そして、両
傾斜部30a,23cが当接する位置まで注出管30を
接続部23に嵌挿した状態で、飲料注出コック20が接
続部23に連通状態で装着されるようになっている。
【0012】前記注出管30における嵌挿端部からノズ
ル部33までの間の適宜位置に大径部30bが形成され
ると共に、該大径部30bにはEリング35が外嵌され
ている。また大径部30bの外周には、前記接続部23
の雄ネジ23aと螺合可能な雌ネジを内周に螺設したユ
ニオンナット36が、Eリング35により嵌挿端部側へ
の移動を規制された状態で回動可能に外装されている。
すなわち、注出管30の嵌挿端部を接続部23に嵌挿し
た状態で、ユニオンナット36の雌ネジを接続部23の
雄ネジ23aに螺合して締付けることで、注出管30と
接続部23との両傾斜部30a,23cが当接した位置
で、当該飲料注出コック20が飲料供給管22に位置決
め固定される。なお、大径部30bにおける前記接続部
23を指向する後面には、図4に示す如く、多角形状の
規制部30cが形成されると共に、接続部23の開放端
側の内周面に、該規制部30cと対応する多角形状の規
制部23dが形成されている。すなわち、注出管30お
よび接続部23の両規制部30c,23dを当接するこ
とで、飲料供給管22に対して飲料注出コック20は、
前記ノズル部33が垂直となる姿勢で取付けられるよう
設定してある。
【0013】前記コック本体25におけるノズル部33
は、図5および図6に示す如く、前記第2注出路31が
形成される上方部位は拡大直径部として構成され、この
拡大直径部の下端に凹設した半球状の弁座37に、前記
第3注出路32の入口32aが開口して、該注出路32
は下方に所定長さで延在している。また前記注出管30
の第1注出路29は、拡大直径部の下端近傍において第
2注出路31に連通し、飲料供給管22からの飲料は、
第1注出路29および第2注出路31を介して第3注出
路32に流れるよう構成される。
【0014】前記ノズル部33の上端部にキャップ38
が着脱可能に螺着され、該キャップ38の下面には、前
記弁座37に着座して前記第3注出路32の入口32a
を開閉可能に閉成し得るゴム等の弾性体からなる有底筒
状の弁体39が着脱可能に取付けられている。またキャ
ップ38の中央に貫通孔38aが穿設され、該貫通孔3
8aに挿通された注出棒40の下端(一端部)が、前記弁
体39の有底部39aに着脱可能に嵌合されている。注
出棒40における弁体39に対する嵌合部より上側にフ
ランジ40aが形成されており、該フランジ40aとキ
ャップ38の下面との間に配設された弾性部材としての
圧縮コイルバネ41の弾力によって、前記弁体39の有
底部39aが、常には前記弁座37に着座して第3注出
路32の入口32aを閉成し、第2注出路31と第3注
出路32との連通を遮断するよう構成される。なお、前
記圧縮コイルバネ41や注出棒40は、図5に示す如
く、弁体39の内部に収納されて第2注出路31からは
隔離されており、飲料とは接触しないようになってい
る。
【0015】前記注出棒40におけるキャップ38の上
方に延出する上端部(他端部)には、幅方向(前後方向と
交差する方向)の両側に、L字状の溝40bが夫々形成
され、両L字溝40b,40bを介して作動部材42が
着脱可能に取付けられている。この作動部材42は、前
記キャップ38より小径のキャップ状を呈し、その内部
には両L字溝40b,40bに対応する一対のピン42
a,42aが水平に対向するように突設されて、図6に
示す如く、各ピン42aが対応するL字溝40bに係合
している。また作動部材42の後部(ノズル部33から
注出管30が延出する側)に、前記レバーアーム27が
一体的に回動可能に配設してある。このレバーアーム2
7は、線材を正面略U字状に形成されたものであって、
平行に延在する上部側杆(側杆)27a,27aの各上端
部が前方に折曲されて作動部材42に夫々固定されてい
る(図4参照)。この両上部側杆27a,27aは、図3
に示す如く、前記ノズル部33の後方において、前記注
出管30を挟む近接位置を垂下している。すなわち、レ
バーアーム27は注出管30の延出方向に沿って傾動す
るよう構成されると共に、該注出管30により上部側杆
27a,27aの幅方向への移動が規制されることで、
該アーム27が水平方向(傾動方向と交差する方向)に回
動するのを防止するようになっている。
【0016】前記レバーアーム27における上部側杆2
7a,27aの下方に連設される当接部43は、図2お
よび図6に示す如く、上部側杆27a,27aより大き
く離間する左右の下部側杆43a,43aと両側杆43
a,43aの下端間に連設される水平杆43bとからな
り、該当接部43により画成される開口部43cの寸法
は、前記ノズル部33の通過を許容する大きさに設定さ
れている。なお、当接部43は、図3に示す如く、平面
視において前方に向けて拡開するハ字状を呈するよう形
成されて、コップ等の容器15を前側から押し当て易く
してある。また当接部43は、図5に示す如く、前記弁
体39の有底部39aが弁座37に着座している状態
で、ノズル部33における第3注出路32の出口32b
の直下より後方に離間して位置し、第3注出路32から
の飲料の後ダレが当接部43に付着しないよう構成され
る。
【0017】前記作動部材42における前記注出棒40
の配設位置から偏倚する前面には、幅方向に離間して一
対の突起42b,42bが突設されている。そして、前
記レバーアーム27の当接部43に前記容器15を前側
から押し当てて該アーム27を後方に傾動させると、先
ず作動部材42は前記ピン42a,42aを支点として
回動する。そして、前記突起42b,42bが前記キャ
ップ38の上面に当接して回動が規制された以後は、該
突起42b,42bとキャップ38との当接位置を支点
として作動部材42が傾動し、これによってピン42
a,42aと前記L字溝40b,40bを介して係合する
前記注出棒40が持上げられる(図7参照)。従って、注
出棒40に嵌合されている前記弁体39の有底部39a
が圧縮コイルバネ41の弾力に抗して引上げられること
で、前記弁座37から離間して前記第3注出路32の入
口32aが開放して第2注出路31と第3注出路32と
が連通し、前記飲料供給管22および第1注出路29を
介して第2注出路31に供給される飲料が、第3注出路
32を介して注出されるようになる。なお、前記弁体3
9には、図5に示す如く、弁座37に着座する有底部3
9aと、キャップ38およびノズル部33で位置決めさ
れる上端部39bとの間に、弾性変形可能な湾曲部39
cが形成され、繰り返し作動される弁体39の耐久性を
向上するよう構成してある。
【0018】前記作動部材42の中央部に切欠き部42
cが形成され、この切欠き部42cに、飲料を連続注出
するための前記連注用レバー28が収納されている。こ
の連注用レバー28は、前記ピン42a,42aに対し
て係脱可能に係合する係合溝28a,28aを備え、該
係合溝28a,28aより後側に、作動部材42より後
方に延出する摘み部28bが形成されると共に、係合溝
28a,28aから偏倚する前面下部には、前記キャッ
プ38の上面に当接可能な支持部28cが形成されてい
る。すなわち、摘み部28bを持って連注用レバー28
を持ち上げる方向に回動すると、該レバー28は先ず前
記ピン42a,42aを支点として回動する。そして、
前記支持部28cがキャップ38の上面に当接して回動
が規制された以後は、該支持部28cとキャップ38と
の当接位置を支点として連注用レバー28が傾動し、こ
れによって前述したレバーアーム27の場合と同様に前
記注出棒40を介して弁体39の有底部39aが引上げ
られることで、第2注出路31と第3注出路32とを連
通するよう構成される。また連注用レバー28は、図8
に示す如く、前記支持部28cの上側に臨む前端面28
dがキャップ38に当接する位置まで傾動した状態で位
置決め保持可能に構成され、この作動状態では第2注出
路31と第3注出路32を連通状態に保持して、飲料の
連続注出を可能とするようになっている。
【0019】
【実施例の作用】次に、前述した構成の飲料注出コック
の作用について説明する。前記レバーアーム27の傾動
操作前では、図5に示す如く、前記圧縮コイルバネ41
の弾力により、弁体39の有底部39aは弁座37に弾
圧されて着座しており、第3注出路32の入口32aは
閉成されて第2注出路31と第3注出路32との連通は
遮断されている。飲料を容器15に注出する場合は、図
7に示す如く、容器15を前記ノズル部33から垂下す
るレバーアーム27の当接部43に前側から押し当て
て、該アーム27を後方に傾動させる。これにより、前
記作動部材42が、前記突起42b,42bとキャップ
38との当接位置を支点としてレバーアーム27と一体
的に傾動し、前記ピン42a,42aにL字溝40b,4
0bを介して係合する前記注出棒40が持上げられる。
このため、注出棒40に嵌合されている前記弁体39の
有底部39aが圧縮コイルバネ41の弾力に抗して引上
げられることで、前記弁座37から離間して第3注出路
32の入口32aが開放され、前記飲料供給管22およ
び第1注出路29を介して第2注出路31に供給される
飲料が、第3注出路32の出口32bから前記容器15
に注出される。
【0020】前述したように、レバーアーム27の前記
両上部側杆27a,27aは、前記注出管30を挟む両
側に近接位置してレバーアーム27の水平方向の回動を
規制しているから、飲料注出作業時に容器15が前記当
接部43の幅方向中央に当接しない場合であっても、該
アーム27が水平方向に回動することはない。従って、
容器15によってレバーアーム27を確実に後方に傾動
することができ、常に良好な飲料注出を行ない得る。ま
た実施例のレバーアーム27は、一対の上部側杆27
a,27aを注出管30に近接位置させ、前記ノズル部
33の後方でのみ傾動して飲料の注出操作を行なうよう
構成したから、該アーム27は小型化され、従って飲料
注出コック20自体も小型となる。
【0021】飲料注出を停止するために前記レバーアー
ム27から容器15を離すと、前記圧縮コイルバネ41
の弾力によって前記注出棒40および弁体39の有底部
39aが下方に移動され、図5に示す如く、該有底部3
9aが弁座37に着座して第3注出路32の入口32a
が閉成される。また、前記作動部材42およびレバーア
ーム27も図5に示す元の位置に戻る。この状態で、レ
バーアーム27の当接部43は、第3注出路32におけ
る出口32bの直下位置から後方に離間しているから、
該出口32bからの飲料の後ダレが当接部43に付着し
て汚れることはない。また、前記有底部39aが注出操
作の都度上下動する弁体39には、前述したように弾性
変形可能な湾曲部39cが形成されているから、有底部
39aの上下動の際には該湾曲部39cが弾性変形する
ことで耐久性が向上する。
【0022】次に、飲料を連続注出する場合は、図8に
示すように、前記連注用レバー28を、前記摘み部28
bを持って持上げるように傾動させる。これにより、前
記支持部28cとキャップ38との当接位置を支点とし
て連注用レバー28が傾動し、前記レバーアーム27を
傾動操作した場合と同様に、前記注出棒40を介して弁
体39の有底部39aが引上げられて第3注出路32の
入口32aが開放し、飲料は出口32bから注出され
る。連注用レバー28を、前記支持部28cを越えて前
端面28dがキャップ38に当接する位置まで傾動する
ことで、該レバー28は当該の姿勢を保持し、従って第
3注出路32の入口32aが開放状態に保持され、飲料
は連続的に注出される。
【0023】飲料の連続注出を停止する場合は、前記連
注用レバー28を反対方向に傾動させる。これにより、
前記圧縮コイルバネ41の弾力によって前記注出棒40
および弁体39の有底部39aが下方に移動され、図5
に示す如く、該有底部39aが弁座37に着座して第3
注出路32の入口32aが閉成される。実施例では容器
15にその都度飲料を注出するためのレバーアーム27
と、飲料を連続的に注出するための連注用レバー28と
を別体に設けたので、誤操作するのは防止される。ま
た、連注用レバー28は前記ノズル部33の上部に位置
して外方に大きく突出しないから、該連注用レバー28
に作業者が衣服等を引っ掛けるおそれはない。
【0024】前記飲料注出コック20のメンテナンスに
際して各部品を分解する場合は、前記キャップ38をノ
ズル部33から取外した後、該キャップ38と共にレバ
ーアーム27を持上げて当接部43の開口部43cにノ
ズル部33を通すことで全体をコック本体25から取外
す。この場合に、レバーアーム27はキャップ38の後
方にのみ位置しているから、該キャップ38のノズル部
33からの取外しに際して該アーム27が邪魔とならな
ず、取外しは簡単となる。また、キャップ38の上方に
延出する前記注出棒40から作動部材42および連注用
レバー28を取外した後、該注出棒40をキャップ38
から抜き外して分解することができる。更に、注出棒4
0に対して弁体39は嵌合しているが、該弁体39は弾
性体から構成されているから注出棒40から取外すこと
が可能である。すなわち、全ての部品を分解して洗浄し
たり交換することが簡単にできる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る飲料
注出コックによれば、レバーアームの傾動方向と交差す
る方向の回動を注出管により規制するよう構成したか
ら、該アームを常に適正な方向に確実に傾動させること
ができ、飲料の注出を円滑に行ない得る。すなわち、レ
バーアームの操作性が良好となる。またレバーアームに
おける一対の側杆を、コック本体の注出管延出側におい
て該注出管を挟む近接位置を垂下させているから、該ア
ームは小型化され、従って飲料注出コック自体も小型化
し得る。更に、コック本体に着脱可能に配設したキャッ
プの取外しや取付けに際してレバーアームが邪魔となる
ことはなく、メンテナンス性に優れる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る飲料注出コック
を飲料供給管に接続した状態で示す側面図である。
【図2】 図1の状態での飲料注出コックの正面図であ
る。
【図3】 図1の状態での飲料注出コックの平面図であ
る。
【図4】 実施例に係る飲料注出コックを飲料供給管か
ら分離した状態で示す一部切欠き側面図である。
【図5】 飲料注出コックを飲料供給管に接続した状態
で示す縦断側面図である。
【図6】 飲料注出コックを飲料供給管に接続した状態
で示す縦断正面図である。
【図7】 レバーアームを傾動操作して飲料を注出する
状態で示す飲料注出コックの縦断側面図である。
【図8】 連注用レバーを傾動操作して飲料を連続注出
する状態で示す飲料注出コックの縦断側面図である。
【図9】 従来の技術に係る飲料注出コックを示す概略
斜視図である。
【図10】 従来の技術に係る飲料注出コックを示す側
面図である。
【符号の説明】
22 飲料供給管,25 コック本体,27 レバーアー
ム 27a 上部側杆(側杆),30 注出管,32 第3注出
路(注出路) 32a 入口,38 キャップ,39 弁体,40 注出
棒,42 作動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料供給管(22)に連通接続するコック本
    体(25)の内部に配設され、該コック本体(25)内に形成さ
    れて飲料供給管(22)に連通する注出路(32)の入口(32a)
    を開閉する弁体(39)を、レバーアーム(27)の傾動操作に
    より開放作動することでコック本体(25)から飲料を注出
    するよう構成した飲料注出コックにおいて、 前記弁体(39)が一端部に配設された注出棒(40)をコック
    本体(25)に移動可能に配設し、 前記コック本体(25)の外方に延出する注出棒(40)の他端
    部に作動部材(42)を回動可能に配設し、 前記作動部材(42)に前記レバーアーム(27)を配設して、
    該アーム(27)の傾動に伴って作動部材(42)を、前記注出
    棒(40)の配設位置から偏倚した位置を支点として傾動さ
    せることで、注出棒(40)を介して前記弁体(39)を開放方
    向に作動させるようにし、 前記レバーアーム(27)は、前記弁体(39)を開放作動させ
    る傾動方向と交差する方向への回動が、前記コック本体
    (25)の飲料供給管(22)に接続する注出管(30)により規制
    されるよう構成されていることを特徴とする飲料注出コ
    ック。
  2. 【請求項2】 前記コック本体(25)の上部に前記作動部
    材(42)が位置し、該作動部材(42)に上端部が配設された
    前記レバーアーム(27)の幅方向に離間する一対の側杆(2
    7a,27a)が、コック本体(25)の前記注出管延出側におい
    て該注出管(30)を挟む近接位置を垂下し、当該レバーア
    ーム(27)は注出管延出方向に沿って傾動するよう構成さ
    れている請求項1記載の飲料注出コック。
  3. 【請求項3】 前記コック本体(25)の上部に着脱可能に
    配設したキャップ(38)から前記注出棒(40)の他端部が延
    出し、該キャップ(38)をコック本体(25)から取外すこと
    で注出棒(40)および弁体(39)をコック本体(25)から取外
    し得るよう構成した請求項2記載の飲料注出コック。
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