JP6666874B2 - ビードエーペックスゴム形成装置 - Google Patents

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本発明は、ビードコアの外周面上にビードエーペックスゴムを精度良く形成しうるビードエーペックスゴム形成装置に関する。
下記の特許文献1には、軸心周りで回転するビードコアの外周面に、ビードエーペックスゴムを一体に形成するビードエーペックスゴム形成装置が提案されている。この装置は、ビードコアを軸心周りで回転可能に保持するビードコア保持手段と、ゴム押出機に取り付く成形ヘッドとを具える。又成形ヘッドは、ビードエーペックスゴムの成形室と、ゴム流入口と、後のシャッタ壁部とを有する。
前記成形室は、軸心方向一方側の内壁面と他方側の内壁面とに囲まれてビードコアの外周面上を周方向にのびる。前記ゴム流入口は、一方側の内壁面に形成される。前記後のシャッタ壁部は、内壁面から突出し、ゴム流入口よりもビードコアの回転方向後方側で成形室を閉じる。
他方、前記装置では、直径が異なる種々のサイズのビードコアに対しても、ビードエーペックスゴムを形成することが望まれる。しかし図13に示すように、前記装置では、保持されるビードコアAの軸心i(図示省略)から垂直に立ち上がる基準線X上に、ゴム流入口aが形成される。そのため、直径が小さいサイズのビードコアAを形成する場合、後のシャッタ壁部bの底面bsが、ビードコアAの外周面Asと離間してしまい、その隙間cからゴムが漏れ出して、ビードエーペックスゴムの成形品質を損ねるという問題を招く。なおビードコアAの頂部Apの高さ位置は、成形ヘッドによって規制されている。
特開2013−237224号公報
本発明は、直径が異なる種々のサイズのビードコアに対して、後のシャッタ壁部とビードコアの外周面との間からゴムが漏れるのを抑制でき、ビードエーペックスゴムの成形品質を高めうるビードエーペックスゴム形成装置を提供することを課題としている。
本発明は、ビードコアの外周面に、ビードエーペックスゴムを一周に亘って連続して形成するビードエーペックスゴム形成装置であって、
前記ビードコアを前記ビードコアの軸心周りで回転自在に保持するビードコア保持手段、及びゴム押出機に取り付く成形ヘッドを具え、
前記成形ヘッドは、
前記ビードコアの外周面上に、前記ビードコアの軸心方向一方側の第1側面と他方側の第2側面とで囲まれて周方向にのびるビードエーペックスゴム成形用の成形室と、
前記第1側面で開口するゴム流入口と、
前記ゴム流入口よりも前記ビードコアの回転方向後方側で前記成形室を閉じる後のシャッタ壁部とを含むとともに、
前記ビードコア保持手段は、保持した前記ビードコアの軸心位置を、前記ゴム流入口よりも前記回転方向後方側に移動可能な移動手段を具える。
本発明に係る前記ビードエーペックスゴム形成装置では、前記移動手段は、前記ビードコアの前記軸心から垂直に立ち上がる基準線が、前記後のシャッタ壁部の底面と交差しうる基準範囲に、前記ビードコアの前記軸心位置を移動させるのが好ましい。
本発明に係る前記ビードエーペックスゴム形成装置では、前記移動手段は、前記ビードコアの前記軸心から垂直に立ち上がる基準線が、前記後のシャッタ壁部の底面の前記回転方向前縁を通る基準位置に、前記ビードコアの前記軸心位置を移動させるのが好ましい。
本発明に係る前記ビードエーペックスゴム形成装置では、前記成形ヘッドは、
前記第1側面を有し、かつ前記第1側面に前記ゴム流入口を設けたヘッド本体、
及び前記第2側面を有し、かつ前記成形室の前記第2側面側が開放する開状態と、前記第2側面側が閉じて前記成形室を形成する閉状態との間を移動可能に支持される覆い壁体を含み、
前記覆い壁体は、
前記第2側面の前記回転方向の後端部に、前記後のシャッタ壁部を設けた第1の覆い壁体と、
前記後のシャッタ壁部を具えず、前記第1の覆い壁体が開状態のとき、この第1の覆い壁体に代わって前記第2側面側のみを閉じる第2の覆い壁体とから形成されるのが好ましい。
本発明は叙上の如く、ビードコア保持手段が、保持するビードコアの軸心位置を、ゴム流入口よりも回転方向後方側に移動可能な移動手段を具える。これにより、直径が異なる種々のサイズのビードコアに対して、後のシャッタ壁部の底面とビードコアの外周面との間からゴムが漏れるのを抑制でき、ビードエーペックスゴムの品質を高めうる。
本発明のビードエーペックスゴム形成装置の主要部を拡大した部分側面図である。 ビードエーペックスゴム形成装置の主要部の斜視図である。 成形室を示す軸心方向に沿った断面図である。 (A)は、成形室を示す上方から見た断面図、(B)は軸心方向と直交する向きの断面図である。 (A)、(B)は形成ステップを説明する上方から見た断面図である。 (A)は流入口閉止ステップ、(B)は継ぎ空間開放ステップを説明する上方から見た断面 (A)は継ぎ空間閉止ステップ、(B)〜(C)は接続ステップを説明する上方から見た断面である。 (A)、(B)は覆い壁体の保持手段の一例を示す側面図及び正面図である。 (A)、(B)は覆い壁体の保持手段の他の例を示す側面図及び正面図である。 (A)、(B)は覆い壁体の保持手段のさらに他の例を示す側面図及び正面図である。 ビードコア保持手段によるビードコアの軸心位置の移動状態を概念的に示す正面図である。 (A)、(B)は、軸心位置が移動する基準範囲、及び基準位置を概念的に示す正面図である。 従来の形成装置の問題点を概念的に示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1、2に示すように、本実施形態のビードエーペックスゴム形成装置1(単に形成装置1という場合がある。)は、タイヤ用のビードコアAをその軸心i周りで回転自在に保持するビードコア保持手段2と、ゴム押出機4の先端部に取り付く成形ヘッド5とを具え、ビードコアAの外周面Asに、ビードエーペックスゴムBを一周に亘って連続して形成する。
前記ゴム押出機4としては、特に規制されることがなく、周知構造のものが適宜採用しうる。本例では、スクリュ式の押出機本体4Aの先端に、ギヤーポンプ4Bを接続したものが採用される。このゴム押出機4は、ギヤーポンプ4Bのオン、オフに応じて、未加硫ゴムGを成形ヘッド5に供給しうる。
前記ビードコア保持手段2は、本例では、ビードコアAの内周面を受ける互いに平行な複数本(本例では4本)のローラ2aを具える。各ローラ2aは、ローラ保持台3に、回転自在に枢支される。又各ローラ2aは、拡縮径手段(図示省略)を介して、軸心iを中心とした半径方向内外に移動可能に支持される。これにより、直径が異なる種々のサイズのビードコアAを、脱着自在に支持できる。拡縮径手段としては、周知の種々な構造が採用しうる。本例では、ローラ2aのうちの一本が、モータに接続され、保持したビードコアAを回転駆動しうる。
図2、3に示すように、回転するビードコアAは、その周方向の一部が成形ヘッド5を通過する。又成形ヘッド5には、通過するビードコアAの外周面As上に、この成形ヘッド5の軸心方向一方側の第1側面S1と、他方側の第2側面S2とで囲まれて周方向にのびる断面三角形状の成形室11が配される。
具体的には、成形ヘッド5は、前記ゴム押出機4の先端部に固定されるヘッド本体12と、このヘッド本体12に保持手段13を介して支持される覆い壁体14とを含む。前記ヘッド本体12は、その外向き面soにより、前記第1側面S1を形成している。この第1側面S1には、前記ゴム押出機4からの未加硫ゴムGを成形室11内に流入させるゴム流入口15が形成される。
前記覆い壁体14は、本例では、図8(A)、(B)に示すように、第1の覆い壁体14Aと、第2の覆い壁体14Bとから形成される。
第1の覆い壁体14Aは、図3、4(A)に示すように、成形室11を構成する前記第2側面S2と、ゴム流入口15よりも後方側(ビードコアAの回転方向の後方側)で成形室11を閉じる後のシャッタ壁部9とを具える。本例では、後のシャッタ壁部9は、前記第2側面S2の後端部(回転方向Fの後端部)に配される。後のシャッタ壁部9は、前記ゴム流入口15に近接して配されることが好ましく、後のシャッタ壁部9とゴム流入口15との間の周方向の距離L(図4(B)に示す)は1mm以下が好ましい。
図3に示すように、本例では、第1の覆い壁体14Aは、ブロック状をなし、内向き面siは、下方に向かって傾斜する傾斜面部si1と、傾斜面部si1の上縁に連なり前記外向き面soに当接可能な上の当接面部si2と、傾斜面部si1の後縁に連なり前記外向き面soに当接可能な側の当接面部si3とを具える。そして、傾斜面部si1が前記第2側面S2を形成する。又上の当接面部si2が、成形室11の上方側を閉じるとともに、閉状態Y2における第1の覆い壁体14Aのストッパとして機能する。又側の当接面部si3が前記後のシャッタ壁部9を形成する。
図8(A)、(B)に示すように、第1の覆い壁体14Aは、第1の保持手段13Aを介して、成形室11の第2側面S2側が開放する開状態Y1と、第2側面S2側が閉じて成形室11を形成する閉状態Y2との間を移動可能に支持される。
本例では、第1の保持手段13Aが、一端が前記第1の覆い壁体14Aに固定されたアーム16と、このアーム16をヘッド本体12に設ける支点Q1廻りで上下に傾動させる駆動具17とを具える場合が示される。アーム16としては特に規定されないが、本例では、一端が第1の覆い壁体14Aに固定され、かつ他端が支点Q1で枢支される例えばL字状の主部16Aを具える。駆動具17は、本例ではシリンダであって、前記ヘッド本体12に、支点Q2廻りで上下に傾動可能に枢支されるとともに、そのロッド先端は、前記主部16Aに、例えば副部16Bを介して、支点Q1とは異なる位置Q3で枢支される。そしてロッドの伸縮により、前記第1の覆い壁体14Aを、開状態Y1と閉状態Y2との間で移動させうる。
又第2の覆い壁体14Bは、図7に示すように、後のシャッタ壁部9を具えず、第1の覆い壁体14Aが開状態Y1のとき、この第1の覆い壁体14Aに代わって成形室11の第2側面側のみを閉じる。
第2の覆い壁体14Bは、第1の覆い壁体14Aとほぼ同構成であり、以下の点で相違している。
a) 第2の覆い壁体14Bは、後のシャッタ壁部9を具えない。
b) 第2の覆い壁体14Bの第2側面S2は、第1の覆い壁体14Aの第2側面S2よりも、後のシャッタ壁部9を越えて後方側(回転方向Fの後方側)にのびる延長面部18を有する。本発明では、第1の覆い壁体14Aの第2側面S2と区別するため、第2の覆い壁体14Bの第2側面S2を、第3側面S3という場合がある。このように第3側面S3が延長面部18を有するため、後述する、継ぎ空間閉止ステップP4において、ビードエーペックスゴムBの後端部Brと先端部Bfとの間を跨ることができ、継ぎ空間Jを閉じることが可能になる。
図8(A)、(B)に示すように、第2の覆い壁体14Bも、第2の保持手段13Bを介して、開状態Y1と閉状態Y2との間を移動可能に支持される。そして、第1の覆い壁体14Aが閉状態Y2のとき、第2の覆い壁体14Bは開状態Y1で待機する。又第1の覆い壁体14Aが開状態Y1のとき、第2の覆い壁体14Bは、閉状態Y2となり、第1の覆い壁体14Aに代わって成形室11の第2側面側のみを閉じる。即ち、継ぎ空間Jを閉じる。
なお第2の保持手段13Bは、第1の保持手段13Aと同構成であり、傾動の向きを違えることにより、成形室11の第2側面側を交互に開閉させうる。
図4(A)、(B)に示すように、本例のヘッド本体12は、前記第1側面S1に沿って前方側から後方側に向かってのびるシャッタ30を具える。このシャッタ30は、後のシャッタ壁部9よりも前方側で前後にスライド移動することで、ゴム流入口15を開閉しうる。
詳しくは、第1側面S1には、シャッタ30を案内するガイド溝31が凹設される。このガイド溝31の後端31Eは、後のシャッタ壁部9の位置よりも前方側で終端する。ゴム流入口15は、ガイド溝31の溝底で開口する。又シャッタ30は、板状をなし、ガイド溝31内に前後にスライド移動可能に保持される。なおシャッタ30の表面と第1側面S1とは略面一をなす。又シャッタ30は、移動手段32によって作動する。本例では、移動手段32は、ヘッド本体12の側面に取付け板33を介して支持されるシリンダ32Aであり、そのロッド端に、シャッタ30の前端部が取り付く。
図9(A)、(B)に、成形ヘッド5の他の例を示す。本例では、ヘッド本体12上に、周方向側に移動可能な移動台20を具えるとともに、この移動台20上に、第1、第2の保持手段13A、13Bを並んで取り付けている。従って、第1、第2の保持手段13A、13Bは、傾動の向き同じとしながらも、移動台20による周方向側への移動により、成形室11の第2側面側を交互に開閉させうる。
又図10(A)、(B)に、第1、第2の保持手段13A、13Bの他の例を示す。本例では、第1、第2の保持手段13A、13Bは、それぞれ、傾動可能に枢支されるアーム16を具えず、第1、第2の覆い壁体14A、14Bを、ヘッド本体12の外向き面soに沿ってスライド移動可能に支持している。具体的には、第1、第2の保持手段13A、13Bは、それぞれ、ヘッド本体12に、例えば取り付け金具22を介して固定される例えばシリンダ23を具え、各シリンダ23のロッド下端に、第1、第2の覆い壁体14A、14Bを外向き面soに沿ってスライド移動可能に設けている。本例ではシリンダ23としてガイド付きシリンダが採用されるが、ヘッド本体12に、第1、第2の覆い壁体14A、14Bを案内するガイド(図示省略)を適宜設けることができる。
又本発明では、図11に概念的に示すように、ビードコア保持手段2は、保持したビードコアAの軸心位置piを、前記ゴム流入口15よりも後方側(回転方向Fの後方側)に移動可能な移動手段24(図1に示す)を具える。
本例の移動手段24は、図1に示すように、前記ローラ保持台3を水平な横方向に移動可能に支持する横移動台25と、ローラ保持台3を上下方向に移動可能に支持する昇降台26とを具える。本例では、前記昇降台26が、フレーム27に取り付くレールを介して案内され、かつ横移動台25が、昇降台26に取り付くレールを介して案内される場合が示される。なお横移動台25及び昇降台26は、例えばボールネジ機構などを用いた周知の駆動手段により駆動される。これにより、本例のビードコア保持手段2は、軸心iを横方向及び上下方向に移動できる。
そして移動手段24は、図12(A)に誇張して示すように、軸心iから垂直に立ち上がる基準線Xが、後のシャッタ壁部9の底面9sと交差しうる基準範囲yに、軸心位置piを移動させる。特には、図12(B)に示すように、基準範囲yのうち、前記底面9sの回転方向前縁Efを通る基準位置pyに、軸心位置piを移動させることが好ましい。
このように、基準範囲y内、特には基準位置pyに軸心位置piを横移動させることにより、直径が異なる種々のサイズのビードコアAに対して、ビードコアAの外周面Asを後のシャッタ壁部9の底面9sに接触或いは近接させることができ、外周面Asと底面9sとの間からの未加硫ゴムGの漏れを抑制しうる。
前記移動手段24を有するビードコア保持手段2は、特許文献1に記載されるような形成装置1に採用することもできる。具体的には、ヘッド本体12に、後のシャッタ壁部9が第1側面S1から軸心方向に出没可能に設けられるとともに、覆い壁体14が、第2の覆い壁体14Bのみで構成される。このような形成装置1においても、同様の効果、即ち直径が異なる種々のサイズのビードコアAに対して、外周面Asと底面9sとの間からの未加硫ゴムGの漏れを抑制しうる。
なお移動手段24として、本例以外の種々の構造が適宜採用しうる。
次に、本例の形成装置1を用いたビードエーペックスゴム形成方法(単に形成方法という場合がある。)を説明する。
この形成方法は、図2に略示するように、成形室11内に未加硫ゴムGを流入させることにより、回転するビードコアAの外周面AsにビードエーペックスゴムBを一体に形成する成形行程を具える。
この成形行程は、形成ステップP1、流入口閉止ステップP2、継ぎ空間開放ステップP3、継ぎ空間閉止ステップP4、及び接続ステップP5を含む。
図5〜7は、成形室11を上方から見た断面図であって、便宜上ビードコアAを一点鎖線で描いている。図5(A)に示すように、形成ステップP1は、第1の覆い壁体14Aを用い、成形室11の前方側が開放しかつ後方側が後のシャッタ壁部9によって閉じられた成形室11の後方閉止状態R(閉状態Y2)で行われる。この後方閉止状態Rにおいて、ビードコアAを回転させながら未加硫ゴムGをゴム流入口15から流入させる。これにより、先端部Bfを有するビードエーペックスゴムBが次第に形成されていく。
次に、流入口閉止ステップP2では、図5(B)に示すように、ビードコアAが略一周して前記先端部Bfが後のシャッタ壁部9に接近したとき、ビードコア保持手段2によりビードコアAの回転を停止させる。
この回転停止に同期して、ギヤーポンプ4Bを一旦停止する。しかし、停止後も、ゴム流路の内圧により、ゴム流入口15からゴムが漏れ出てくる。そのため図6(A)に示すように、シャッタ30によりゴム流入口15を閉止し、ゴム流入口15からのゴムの漏れを阻止する。なおシャッタ30は、後のシャッタ壁部9よりも前方側でスライド移動するため、後のシャッタ壁部9と干渉することが無く、円滑な開閉動作を行いうる。
次に、継ぎ空間開放ステップP3では、図6(B)に示すように、シャッタ30によるゴム流入口15の閉止状態において、第1の覆い壁体14Aを開状態Y1とする。即ち、第2側面S2を後のシャッタ壁部9とともに取り外す。これにより、ビードエーペックスゴムBの後端部Brと先端部Bfとの間に、第2側面S2側が開放した継ぎ空間Jが形成される。
次に、継ぎ空間閉止ステップP4では、図7(A)に示すように、第1の覆い壁体14Aに代え、第2の覆い壁体14Bを用いて成形室11を閉状態Y2とする。即ち、第1の覆い壁体14Aの第2側面S2に代えて、少なくとも後端部Brと先端部Bfとの間を跨る第2の覆い壁体14Bの第3側面S3が配置され、前記継ぎ空間Jが閉じられる。
次に、接続ステップP5では、ギヤーポンプ4Bを作動し、かつ図7(B)、(C)に示すように、シャッタ30によりゴム流入口15を開放することで、閉じた継ぎ空間J内に未加硫ゴムGを流入させる。この流入するゴムにより、後端部Brと先端部Bfとが一体に接続される。ここで、ゴム流入口15が後のシャッタ壁部9に近接していることにより、ゴム流入口15からの未加硫ゴムGは、継ぎ空間J内に容易に流入することができる。
なお接続ステップP5後は、ギヤーポンプ4Bの停止と、シャッタ30によるゴム流入口15の閉止とが行われた後、第2の覆い壁体14Bが開状態Y1となり、コア組立体が取り出される。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 ビードエーペックスゴム形成装置
2 ビードコア保持手段
4 ゴム押出機
5 成形ヘッド
9 後のシャッタ壁部
9s 底面
11 成形室
12 ヘッド本体
14 覆い壁体
14A 第1の覆い壁体
14B 第2の覆い壁体
15 ゴム流入口
24 移動手段
A ビードコア
As 外周面
B ビードエーペックスゴム
i 軸心
pi 軸心位置
py 基準位置
S1 第1側面
S2 第2側面
X 基準線
y 基準範囲
Y1 開状態
Y2 閉状態

Claims (4)

  1. ビードコアの外周面に、ビードエーペックスゴムを一周に亘って連続して形成するビードエーペックスゴム形成装置であって、
    前記ビードコアを前記ビードコアの軸心周りで回転自在に保持するビードコア保持手段、及びゴム押出機に取り付く成形ヘッドを具え、
    前記成形ヘッドは、
    前記ビードコアの外周面上に、前記ビードコアの軸心方向一方側の第1側面と他方側の第2側面とで囲まれて周方向にのびるビードエーペックスゴム成形用の成形室と、
    前記第1側面で開口するゴム流入口と、
    前記ゴム流入口よりも前記ビードコアの回転方向後方側で前記成形室を閉じる後のシャッタ壁部とを含むとともに、
    前記ビードコア保持手段は、保持した前記ビードコアの軸心位置を、前記ゴム流入口よりも前記回転方向後方側に移動可能な移動手段を具えるビードエーペックスゴム形成装置。
  2. 前記移動手段は、前記ビードコアの前記軸心から垂直に立ち上がる基準線が、前記後のシャッタ壁部の底面と交差しうる基準範囲に、前記ビードコアの前記軸心位置を移動させる請求項1記載のビードエーペックスゴム形成装置。
  3. 前記移動手段は、前記ビードコアの前記軸心から垂直に立ち上がる基準線が、前記後のシャッタ壁部の底面の前記回転方向前縁を通る基準位置に、前記ビードコアの前記軸心位置を移動させる請求項1又は2記載のビードエーペックスゴム形成装置。
  4. 前記成形ヘッドは、
    前記第1側面を有し、かつ前記第1側面に前記ゴム流入口を設けたヘッド本体、
    及び前記第2側面を有し、かつ前記成形室の前記第2側面側が開放する開状態と、前記第2側面側が閉じて前記成形室を形成する閉状態との間を移動可能に支持される覆い壁体を含み、
    前記覆い壁体は、
    前記第2側面の前記回転方向の後端部に、前記後のシャッタ壁部を設けた第1の覆い壁体と、
    前記後のシャッタ壁部を具えず、前記第1の覆い壁体が開状態のとき、この第1の覆い壁体に代わって前記第2側面側のみを閉じる第2の覆い壁体とから形成される請求項1〜3の何れかに記載のビードエーペックスゴム形成装置。
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