JP6664973B2 - シート体のスプリット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多列にスリットされた枚葉のシート体を相互に離間させながら搬送するためのシート体のスプリット装置に関する。
従来から、製袋機から排出される袋を積重ねて結束する製袋機用スタッカーバンドラーが知られている(例えば、「特許文献1」及び「特許文献2」を参照)。
「特許文献1」には、製袋機、搬送装置、検品・不良品排出装置、区分け搬送装置、揃え積重ね装置、横送り装置、結束機を備えた製袋機用スタッカーバンドラーが開示されている。
当該製袋機用スタッカーバンドラーでは、製袋機(カッター)の後に搬送装置(ベルトコンベヤ)が配置され、搬送装置により袋が一定距離搬送され一定部数毎に集積される。
また、「特許文献2」には、製袋機の袋排出用コンベヤの先に設置された袋集積用コンベヤと、袋排出用コンベヤ上の複数列の袋を夫々吸着して袋集積用コンベヤ上まで搬送する吸引装置(サッカー)を備えた、製袋機の袋排出装置が開示されている。
「特許文献2」に開示される製袋機の袋排出装置は、搬送されてきたシート体である袋を吸引装置によりピックアップするとともに回動することで、袋の向きや配置を変更するものである。この袋排出装置は、袋の向きや配置を変更する自由度は高いが、袋を一枚ずつ吸引装置でピックアップして袋の向きや配置を変更するため時間がかかるものであり、搬送処理能力が低い。
一方、例えば図7に示すように、従来から用いられる製袋機用スタッカーバンドラーは、搬送方向の上流側に配置される図示しない製袋機より排出されるシート体を、集積部に向けて搬送する搬送部(スプリット装置を含む)と、シート体を積重ねて集積する集積部とを有している。
なお、この製袋機では、各列のシート体の間にほとんど隙間が無い状態で複数列のシート体を搬送部に排出する。
集積部は、シート体を各列毎に集積するために、所定の厚さを有するガイドを介して装置の幅方向に複数並べて配置されている。
そのため、搬送部においては、装置の幅方向に複数配置された集積部のそれぞれの位置に合わせて複数列のシート体間の間隔を広げながら搬送するためのスプリット装置を備えている。
前記スプリット装置は、シート体の列数(図7では5列)と同じ数の上下一対の搬送ベルトコンベヤで構成されており、送られてきた多列のシート体を、当該上下一対の搬送ベルトコンベヤで挟み、装置の幅方向に離間させながら列数と同じ数の集積部へと搬送する。
また、スピリット装置では、シート体の列数と同じ数の上下一対の搬送ベルトコンベヤが必要になるため、この上下一対の搬送ベルトコンベヤの幅方向の位置及び搬送方向(シート体の搬送角度)を上下一対の搬送ベルトコンベヤ毎に個別に調整する調整機構を備えている。
特開平11−278422号公報 実公平7−51310号公報
しかしながら、前述したように、シート体の列数と同じ数の上下一対の搬送ベルトコンベヤ及び調整機構を有するスプリット装置は、シート体の列数が多い場合、装置構成が複雑になり、装置の製造コストが嵩む。また、シート体の搬送角度の調整作業も上下一対の搬送ベルトコンベヤのそれぞれにおいて上下個別に行う必要があり、非常に手間がかかるといった問題がある。
本発明は、以上に示した現状の課題を鑑みてなされたものであり、装置構成がシンプルで、シート体の搬送角度の調整作業も容易であるシート体のスプリット装置を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明のシート体のスプリット装置は、給送されてきた多列のシート体を搬送方向に直交する方向に相互に離間させながら搬送する、シート体のスプリット装置であって、前記多列のシート体の列数よりも少ない数で構成され、該多列のシート体を搬送面に載置して所定の搬送方向に搬送する下搬送手段と、前記多列のシート体の列数と同数で構成され、前記下搬送手段に載置された前記多列のシート体に搬送面を接触させて前記多列のシート体を列毎に所定の搬送方向に搬送する上搬送手段と、前記上搬送手段の搬送面による前記シート体の搬送角度を調整する搬送角度調整手段と、を備え、前記下搬送手段の搬送面と前記上搬送手段の搬送面とにより前記シート体を挟んで搬送し、前記上搬送手段の搬送面と前記シート体との摩擦力を、前記下搬送手段の搬送面と前記シート体との摩擦力より大きくしたことを特徴とする。
上記構成において、前記上搬送手段は、前記上搬送手段の搬送面の裏側に該搬送面を案内するガイドを備えることが好ましい。
上記構成において、前記下搬送手段は、ファブリック表面または凹凸表面を有する搬送ベルトを備えることが好ましい。
上記構成において、前記ガイドは、下方向に湾曲した形状を有することが好ましい。
上記構成において、前記下搬送手段の数が、1つで構成されることが好ましい。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、装置構成がシンプルになるので、装置コストが安くなる。また、上搬送手段を調整することでシート体の搬送角度を個別に調整できるため、作業効率が向上する。
本発明の一実施形態に係るシート体のスプリット装置を備える、製袋機用スタッカーの全体的な構成を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 同じくシート体のスプリット装置を備える、製袋機用スタッカーの全体的な構成を示した斜視図。 シート体のスプリット装置を後斜め上方から視た斜視図。 シート体のスプリット装置を前斜め上方から視た斜視図。 シート体のスプリット装置を示す側面図。 シート体の一例である三方シール袋を示す図であり、(a)は三方シール袋(開口部を開いた状態)を示す端面図、(b)は三方シール袋(開口部を閉じた状態)を示す平面図。 従来のシート体のスプリット装置を備える、製袋機用スタッカーの全体的な構成を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。
次に、発明の実施形態について、図1乃至図6を用いて説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図1乃至図5において、矢印Fの方向を前方と規定して記述する。
また、本実施形態においては、矢印Fの方向をシート体100の搬送方向として規定するとともに、平面視にて矢印Fの方向と直交する方向を幅方向と規定して記述する。
さらに、以下の説明に関しては便宜上、図6(b)の上下方向をシート体100の長さ方向と規定し、図6(b)の左右方向をシート体100の幅方向と規定して記述する。
[シート体100]
先ず、本発明を具現化するシート体100のスプリット装置2によって搬送される、シート体100の一例について、図6を用いて説明する。
シート体100は、後述するシート体用スタッカー1(以下、単に「スタッカー1」と記載する。図1を参照)の上流側の設備であるところの製袋機によって製袋され、スタッカー1によって搬送され、集積されるものである。
シート体100は、いわゆる三方シール袋と呼ばれるシート状の袋体である。
シート体100は、外形が平面視略長方形状であり、長さ方向の一端が開放されるとともに幅方向の両端及び長さ方向の他端が閉塞され、開口部100aと、熱シールされた周囲部分である平面視略矩形状のシール部100bとを有する。
そして、シート体100は、ポリプロピレンやポリエチレンなどからなるプラスチックフィルム、金属箔、その他の基材を任意に組み合わせて積層することにより一体的に形成される。
なお、シート体100については、本実施形態の三方シール袋に限定されず、例えば、スタンディング袋(自立袋)であってもよい。更には、袋形態でなく、はがき等の枚葉シートであっても良い。
また、本発明におけるシート体100とは、シート状に形成された被搬送体を意味し、シート体100の用途や形状・材質を限定するものではない。
そして、シート体100のスプリット装置2は、シート状の被搬送体に対して広く適用可能である。
[スタッカー1]
次に、本発明を具現化するスプリット装置2を備えるスタッカー1の全体構成について、図1を用いて説明する。
スタッカー1は、図示しない製袋機から排出される多列(本実施形態では5列)のシート体100・100・・・を、相互に離間させながら搬送し、シート体100の列毎に一定部数毎に積重ねて集積するシステムである。
スタッカー1は、図1に示すように、主にスプリット装置2、搬送コンベヤ10、集積部15、および集積したシート体100の束を結束等の次工程に送り出す搬送機構20(図2を参照)などにより構成される。
製袋機(図示せず)は、2条の長尺の積層シートを重ね合せて長手方向に送りながら所定のシールを行い、カッターにて所定の袋幅に切断し、更に枚葉に切断されたシート体100をスプリット装置2に順次間欠的に排出するようになっている。
また、製袋機から排出されるシート体100は、多列(本実施形態では5列)のシート体100・100・・・が各開口部100aを上流側に向けた状態で並べて配置され、互いに隣り合うシート体100・100同士において隙間のない状態で製袋機の下流側に配置されたスプリット装置2に給送される。
なお、本実施形態では、製袋機から排出される多列のシート体100が、互いに隣り合うシート体100・100同士において隙間のない状態となっているが、特に限定するものではなく、例えば、シート体100・100同士において近接した状態や、所定の隙間間隔を有していてもかまわない。
[スプリット装置2]
次に、本発明を具現化するスプリット装置2の構成について図2乃至図5を用いて説明する。
スプリット装置2は、製袋機(図示せず)から給送されてきた多列のシート体100・100・・・を、平面視にて搬送方向に直交する方向に相互に離間させながら搬送方向に搬送するための装置である。
具体的には、図2に示すように、スプリット装置2は、多列のシート体100・100・・・を、搬送コンベヤ10を介して後述する複数の集積部15のそれぞれの位置に合わせて広げるように搬送するためのものである。
スプリット装置2は、下搬送手段3と、上搬送手段4と、搬送角度調整手段5と、を主に備える。
スプリット装置2は、下搬送手段3の搬送ベルト3aの搬送面(上面)と、上搬送手段4の搬送ベルト4aの搬送面(下面)とにより多列のシート体100・100・・・の列毎に各シート体100を挟んで搬送する装置である。
下搬送手段3は、多列のシート体100・100・・・の列数(本実施形態では5つ)よりも少ない数(本実施形態では、1つ)で構成され、該多列のシート体100・100・・・を搬送ベルト3aの搬送面に載置して所定の搬送方向に搬送するものである。
下搬送手段3は、シート体100を搬送方向かつ水平方向に搬送するためのベルトコンベヤである。
下搬送手段3は、無端の搬送ベルト3aと、下搬送本体3bと、その上流側の端部に設けられた従動プーリ3cと、その下流側の端部に設けられた駆動プーリ3dと、従動プーリ3cと駆動プーリ3dの間に設けられるテンションプーリ3eと、駆動モータ3f(図3を参照)とを主に備える。
搬送ベルト3aは、従動プーリ3c、駆動プーリ3d、テンションプーリ3eに支持されている。
また、駆動プーリ3dには駆動モータ3fが連結されている。
そして、下搬送手段3は、駆動モータ3fによって駆動プーリ3dを駆動することにより、搬送ベルト3aの搬送面(上面)が下流に向けて移動するように運転される。
なお、下搬送本体3bは、後述する上搬送手段4を支持する支持部6を有している。
下搬送手段3の搬送ベルト3aは、無端状の幅広の平ベルトの搬送面を有し、該搬送面がファブリック表面または凹凸表面になるように形成されている。
すなわち、搬送ベルト3aの搬送面は、所定形状の凹凸を有しており、平滑でない表面形状となっている。
なお、「ファブリック表面」とは、材料・材質は問わず、表面が布(織布、不織布)や織物状に形成されたものをいう。ファブリック表面とは、布や織物表面に樹脂がコーティングされている状態であっても良い。
また、ファブリック表面または凹凸表面は、一般的に被搬送体と接触した際に、ファブリック表面または凹凸表面と被搬送体との間に空気が流通し易く、被搬送体との摩擦力を低減するものである。
上搬送手段4は、多列のシート体100・100・・・の列数と同数(本実施形態では5つ)で構成され、下搬送手段3に載置された多列のシート体100・100・・・に搬送面を接触させて多列のシート体100・100・・・を列毎に所定の搬送方向に搬送するものである。
上搬送手段4は、下搬送手段3の上方かつ幅方向に亘って複数配置される搬送手段である。
上搬送手段4は、図3に示すように、下搬送手段3の搬送ベルト3aに近接もしくは当接する無端の搬送ベルト4aと、上搬送本体4bと、該上搬送本体4bの搬送方向の一端側の端部に設けられた従動プーリ4cと、該上搬送本体4bの搬送方向の他端側の端部に設けられた駆動プーリ4d(図4を参照)と、従動プーリ4cと駆動プーリ4dの間に設けられるテンションプーリ4e(図5を参照)と、駆動モータ4f(図2を参照)と、搬送角度調整手段5とを主に備える。
図3および図4に示すように、搬送ベルト4aは、従動プーリ4c、駆動プーリ4d、テンションプーリ4eに支持されている。
また、駆動プーリ4dには駆動モータ4fが連結されている。
そして、上搬送手段4は、駆動モータ4fによって駆動プーリ4dを駆動することにより、搬送ベルト4aの搬送面(上面)が下流に向けて移動するように運転される。
上搬送手段4の搬送ベルト4aは、無端状の幅狭の平ベルトの搬送面を有し、該搬送面が平滑な表面になるように形成されている。
例えば、本実施形態では、上搬送手段4の搬送ベルト4aの表面材質は、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)である。EPDMは、合成樹脂フィルム系の搬送物に対してグリップ性に優れる。
但し、搬送ベルト4aは、搬送面の平滑性の度合い及び上記表面材質に限定されず、被搬送物と上下搬送ベルトの相対的なグリップ性を考慮して、適宜搬送面の平滑性の度合い及び表面材質を決定すれば良い。
上搬送手段4は、図5に示すように、上搬送手段4の搬送ベルト4aの搬送面(上面)の裏側に該搬送面を案内する側面視直線状のベルトガイド4gを備えている。
これにより、上搬送手段4によるシート体100のグリップ力を向上することができる。
なお、本実施形態では、直線状のベルトガイド4gを用いているが、特に限定するものではない。例えば、下方向に湾曲した形状を有するベルトガイドであってもよい。
また、上搬送手段4のベルトガイド4gは、必要に応じて着脱可能に構成されている。
なお、特に限定するものではないが、本実施形態では、上搬送手段4の搬送ベルト4aと、下搬送手段3の搬送ベルト3aとの接触圧は、主に下搬送手段3の搬送ベルト3aの張力による反発を利用している。
搬送角度調整手段5は、複数の上搬送手段4の・4・・・それぞれにおいて、上搬送手段4の搬送面によるシート体100の搬送角度を調整するものである。
搬送角度調整手段5は、上搬送本体4bを回動させる回転継手等の回動部5aと、該回動部5aの回動を固定する回動固定具5bとから構成される。
具体的には、搬送角度調整手段5は、下搬送手段3の搬送方向に対する上搬送手段4の搬送ベルト4aの搬送方向を変更するものである。
ここで、図1に示すように、本実施形態では、5つの上搬送手段41、42、43、44、45は、搬送角度調整手段5により幅方向中央の上搬送手段43が搬送方向と平行な搬送方向となる角度に調整され、上搬送手段43から幅方向外側へと向かうに従って、搬送方向に対して大きい角になるように調整されている。
図5に示すように、下搬送手段3の搬送ベルト3aの搬送面(上面)と、上搬送手段4の搬送ベルト4aの搬送面(下面)との隙間Cは、シート体100の厚さ寸法よりも小さくなるように構成されている。
すなわち、下搬送手段3の搬送ベルト3aの搬送面(上面)と上搬送手段4の搬送ベルト4aの搬送面(下面)は、隙間Cを介して対向配置されている。
なお、隙間Cは、無い状態であってもかまわず、シート体100の厚さ寸法よりも小さい範囲で調節することでシート体に対する接触圧を制御することが可能となる。
また、スプリット装置2では、上搬送手段4の搬送ベルト4aの搬送面(下面)とシート体100との摩擦力を、下搬送手段3の搬送ベルト3aの搬送面(上面)とシート体100との摩擦力より大きくなるように構成している。
すなわち、シート体100が搬送ベルト3aの搬送面と搬送ベルト4aの搬送面とで挟持された状態で搬送された場合、各搬送面に対してシート体100の上面よりも下面の方が滑りやすくなっている。
換言すれば、スプリット装置2では、シート体100に対する、上搬送手段4の搬送ベルト4aのグリップ力を下搬送手段3の搬送ベルト3aのグリップ力よりも上げた構成としている。
これにより、給送されてきたシート体100を下搬送手段3及び上搬送手段4により挟持して搬送する際に、シート体100は下搬送手段3の搬送方向よりも上搬送手段4の搬送方向に従うことになる。
したがって、スプリット装置2では、上搬送手段4の搬送角度を搬送角度調整手段5により設定することによりシート体100の搬送方向を設定することが可能となる。
図4に示すように、下搬送手段3が有する支持部6は、正面視にて門型に構成された部位であり、下搬送手段3の幅方向に亘って延出され、複数の上搬送手段4を支持するものである。
支持部6は、板状で一対の立設部6a・6aと、該立設部6a・6aの上端に前後方向にスライド可能に取り付けられる板状のスライドバー6bと、該スライドバー6bを固定するための固定具6cとを備える。
スライドバー6bは、上搬送手段4を支持するものであり、例えば、上搬送手段4を支持した状態でスライドさせて、上搬送手段4の前後方向の位置を調節することが可能である。
上搬送本体4bは、支持部6の長さ方向(幅方向)にスライドできるように取り付けられており、支持部6の長さ方向(幅方向)の任意の位置で固定するための取付具7を有する。
取付具7は、側面視略L字状の保持部7aと、クランプレバー7bとを備える。保持部7aは、上部に側面視コ字状の嵌合部7cを有する。取付具7は、支持部6の下流端側に保持部7aが有する嵌合部7cを嵌合させ、クランプレバー7bを回動することで取付具7の幅方向のスライド及び固着を可能にし、支持部6の幅方向の任意の位置に上搬送手段4を取り付けることが可能である。
次に、搬送コンベヤ10について説明する。
搬送コンベヤ10は、図2に示すように、スプリット装置2により搬送方向に直交する方向に相互に離間された多列のシート体100・100・・・を列毎に対応する各集積部15に向かって水平方向に搬送するためのベルトコンベヤである。
搬送コンベヤ10は、装置本体を有し、その上流側の端部に設けられた従動プーリ11と、下流側の端部に設けられた駆動プーリ12と、テンションプーリ13(図1を参照)を備え、この従動プーリ11、駆動プーリ12及びテンションプーリ13に、無端の搬送ベルト14を掛け回してなる搬送手段である。
搬送コンベヤ10は、図示しない駆動モータによって駆動プーリ12を駆動することにより、搬送ベルト14の搬送面(上面)が下流に向けて移動するように運転される。
搬送コンベヤ10の搬送ベルト14は、無端状の幅広(下搬送手段3の搬送ベルト3aと略同じ幅寸法)で表面が平滑な平ベルトである。
搬送コンベヤ10の下流側には、幅方向に沿って複数の集積部15が配置されている。
搬送コンベヤ10は、スプリット装置2から送られてきた、搬送方向に直交する方向に相互に離間した多列のシート体100・100・・・の各列に対応する各集積部15に搬送する。
なお、搬送コンベヤ10は、公知のものを用いることができる。
[集積部15]
集積部15は、所定量のシート体100を積重ねて、該シート体100の外周端を揃えながら集積して集積束を形成する部分である。
集積部15は、図1(b)、図2に示すように、バスケット状であり、櫛状の仮受け部材16と、搬送コンベヤ10から搬送されてきたシート体100の位置を整えるガイド17とにより主に構成される。
仮受け部材16は、搬送されてきたシート体100を一時的に受け取り、所定のタイミングで下方に配置される搬送機構20に向けて落下させるための落下手段である。
上述した仮受け部材16及び搬送機構20は、公知のものを用いることができる。
ガイド17は、集積部15に搬送されるシート体100の外周端を揃えるためのものである。
ガイド17は、幅方向に亘って搬送方向に平行に立設される、複数(本実施形態では、6つ)の板状の横ガイド17a・17a・・・と、該横ガイド17a・17a・・・の間の下流側を閉塞する複数(本実施形態では、5つ)の板状の後ガイド17b・17b・・・と、上流側に設けられる前ガイド17c・17c・・・とから構成されている。
横ガイド17aは、上流側となる後端部に楔状の楔部17dを有している。
楔部17dは、シート体100の幅方向の位置がずれた場合であっても、集積部15の定位置へと案内するものである。
ガイド17は、1つの集積部15において、2枚の横ガイド17a・17a及び1枚の後ガイド17bのうち少なくとも1つを振動させて、シート体100の外周端を揃えるようにすることができる。
なお、集積部15の構成は本実施形態におけるシート体100の集積束の大きさや形状に合わせたものであり、集積部15の大きさ、形状、個数、配置等は上述したものに限定するものではない。
以上のような構成からなるスプリット装置2によって、シート体100を搬送する際は、以下の動作手順に従って実施される。
先ず始めに、図1に示すように、隙間のない状態で多列のシート体100・100・・・がスプリット装置2の下搬送手段3の上流側に供給される。
下搬送手段3の搬送ベルト3aは、多列のシート体100・100・・・の搬送方向に対して同じ方向に走行している。
多列のシート体100・100・・・は、搬送ベルト3a上の載置された状態で搬送方向に沿って進行し、下搬送手段3の搬送ベルト3aの搬送面(上面)と上搬送手段4の搬送ベルト4aの搬送面(下面)との間に挟持される。
例えば、上搬送手段41、42、44、45の搬送ベルト4aが搬送方向に対して斜め外側方向に進行するのに対し、下搬送手段3の搬送ベルト3aは搬送方向と同じく直進するため、シート体100はその上面と下面が異なった方向の摩擦力を受けることになる。
この際に、シート体100にダメージを与える可能性があるが、本発明では、上搬送手段4の搬送ベルト4aとシート体100との間の摩擦力を大きく、下搬送手段3の搬送ベルト3aとシート体100との間の摩擦力を小さくするように構成している。
これにより、シート体100は、摩擦力が大きい上搬送手段41、42、44、45の搬送ベルト4aに搬送されることになる。
したがって、5列のシート体100・100・・・の場合は、搬送方向と同じ進行方向にしている上搬送手段43は、シート体100を搬送方向へと搬送し、搬送方向に対して所定角度となる搬送方向に調整している上搬送手段41、42、44、45は、シート体100をそれぞれの所定角度となる搬送方向へと搬送し、5列のシート体100・100・・・を搬送方向に直交する方向に相互に離間させながら搬送することができる。
所定間隔離間した状態の5列のシート体100・100・・・は、次の搬送コンベヤ10に引き継がれて各列に対応する集積部15へと搬送される。
以上のように、本実施形態におけるシート体100のスプリット装置2では、シート体100の列数が多い場合でも、装置構成が複雑にならず、装置コストが安くなる。
また、上搬送手段4を調整することでシート体の搬送角度を個別に調整できるため、作業効率が向上する。
さらに、上搬送手段4のみの調整だけでよいため、シート体100の位置に合わせて、シート体100の搬送方向をより直感的な調整ができる。
なお、シート体の列数が多い場合や、各シート体間の離間距離を大きくする必要がある場合や、離間時の走行距離を短くする必要がある場合などは、シート体の列数よりも少ない構成でかつ、下搬送手段を複数備える構成としてもよく、その場合は、上搬送手段の振り角度(シート体を離間させる最大角度範囲)よりも小さめの振り角度となるように下搬送手段を設けることになる。
本発明は、スタッカーを構成するスプリット装置として有益な技術である。
1 スタッカー
2 スプリット装置
3 下搬送手段
4 上搬送手段
5 搬送角度調整手段
10 搬送コンベヤ
100 シート体

Claims (5)

  1. 給送されてきた多列のシート体を搬送方向に直交する方向に相互に離間させながら搬送する、シート体のスプリット装置であって、
    前記多列のシート体の列数よりも少ない数で構成され、該多列のシート体を搬送面に載置して所定の搬送方向に搬送する下搬送手段と、
    前記多列のシート体の列数と同数で構成され、前記下搬送手段に載置された前記多列のシート体に搬送面を接触させて前記多列のシート体を列毎に所定の搬送方向に搬送する上搬送手段と、
    前記上搬送手段の搬送面による前記シート体の搬送角度を調整する搬送角度調整手段と、を備え、
    前記下搬送手段の搬送面と前記上搬送手段の搬送面とにより前記シート体を挟んで搬送し、
    前記上搬送手段の搬送面と前記シート体との摩擦力を、前記下搬送手段の搬送面と前記シート体との摩擦力より大きくした
    ことを特徴とするシート体のスプリット装置。
  2. 前記上搬送手段は、前記上搬送手段の搬送面の裏側に該搬送面を案内するガイドを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート体のスプリット装置。
  3. 前記下搬送手段は、ファブリック表面または凹凸表面を有する搬送ベルトを備える、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート体のスプリット装置。
  4. 前記ガイドは、下方向に湾曲した形状を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載のシート体のスプリット装置。
  5. 前記下搬送手段の数が、1つで構成される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載のシート体のスプリット装置。
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