JP6664662B2 - グラビア印刷インキ用バインダー及びグラビア印刷インキ組成物 - Google Patents

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本発明は、グラビア印刷インキ用バインダー及びグラビア印刷インキ組成物に関する。
ポリウレタン樹脂は柔軟性に富み、ポリエステルフィルム(PET)やナイロンフィルム(NY)等の種々のプラスチックフィルムに対する密着性に優れるため、印刷インキ、特にグラビア印刷インキ等のバインダーとして広く用いられているが、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィンフィルムには一般に十分な密着性を示さない。そこで例えば、分子中に複数の水酸基を有する塩素化ポリプロピレンを主原料とするウレタン変性塩素化ポリプロピレンと他のポリウレタン樹脂とからなる混合物を使用した印刷インキ用バインダーが提案されているが(特許文献1)、二種類のポリウレタン樹脂を必須とするため製造、取り扱いの点で難がある。
また、近年、作業環境や労働者の健康に関する関心が高まるにつれ、印刷インキ用バインダーに使用する有機溶剤としては、従来汎用されていた芳香族系溶剤(トルエン等)やケトン系溶剤(メチルエチルケトン等)をエステル系溶剤(酢酸エチル等)やアルコール系溶剤(イソプロピルアルコール等)に代替することが要請されている。しかしながら、前記したような水酸基含有塩素化ポリプロピレンを主原料とするポリウレタン樹脂は、一般にエステル類やアルコール類に溶解し難いとされる。そのため、それらを含む溶剤中で特許文献1のウレタン変性塩素化ポリプロピレンを製造しても、安定な溶液が得られない問題がある。
特開平6−41488号公報
本発明は、各種プラスチックフィルム、特にポリオレフィンフィルムに対する密着性に優れ(以下、OPP密着性ともいう。)、かつ、エステル類及びアルコール類からなる有機溶剤の溶液としても安定である(以下、溶液安定性ともいう。)、ポリウレア樹脂系又はポリウレアウレタン樹脂系の新規なグラビア印刷インキ用バインダーを提供することを課題とする。
本発明者は鋭意検討の結果、ポリイソシアネート及び所定のジアミンを必須成分とするポリウレア樹脂及び/又はポリウレアウレタン樹脂(以下、ポリウレア(ウレタン)樹脂と称することがある。)が前記課題を解決し得るバインダー足り得ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち本発明は、以下に示すグラビア印刷インキ用バインダー及びグラビア印刷インキに関する。
1.ポリイソシアネート(A)、非環状ジアミン(b1)及び/又はポリオキシアルキレンジアミン(b2)を含むジアミン(B)を含有する反応成分からなるウレア結合濃度が1.3〜5mmol/gのポリウレア樹脂(1)と、有機溶剤(2)とを含有する、グラビア印刷インキ用バインダー。
2.(A)成分が、直鎖状脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソシアネートを含む、前記項1のグラビア印刷インキ用バインダー。
3.(b1)成分が、一般式(1):X-NH-R1-NH-X(式(1)中、Xは水素又は炭素数1〜4のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基を、Rは炭素数1〜40のアルキレン基を示す。)で表されるジアミン、及び/又は、一般式(2):H2N-R2-[(R3)2SiO]n-(R3)2Si-R2-NH2(式(2)中、Rは炭素数2〜6のアルキレン基若しくはフェニレン基を、Rは炭素数1〜4のアルキル基若しくはフェニル基を、nは1〜30を示す。)で表されるジアミンである、前記項1又は2のグラビア印刷インキ用バインダー。
4.(b2)成分が、一般式(3):HN−CH(CH)−CH−(OR−(OR−(OR−NH(式(3)中、R及び はイソプロピレン基を、Rはエチレン基を、a+cは1〜6を、bは0〜39を示す。)で表されるジアミンである、前記項1〜3のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー。
5.前記反応成分が更にポリオール(C)を含む、前記項1〜4のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー。
6.前記反応成分が更に鎖長停止剤(D)を含む、前記項1〜5のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー。
7.(2)成分が、エステル類及び/又はアルコール類を含む、前記項1〜6のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー。
8.前記項1〜7のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー及び着色材を含む、グラビア印刷インキ。
本発明のグラビア印刷インキ用バインダーは、所定の原料から得られるポリウレア(ウレタン)樹脂を主成分とするため、エステル類及びアルコール類からなる有機溶剤の溶液として安定であり、分離やゲル化を生じ難い。また、芳香族溶剤やケトン系溶剤を使用しなくてもよいことから、斯界における近年の環境意識にも合致している。また、当該バインダーによれば、ポリオレフィン樹脂や他の合成樹脂(ポリエステル、ナイロン等)からなるプラスチックフィルム、特に2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)に対する密着性に優れるグラビア印刷インキが得られる。また、該インキは再溶解性にも優れる。
本発明のグラビア印刷インキ用バインダーは、プラスチックフィルムのプライマーやアンカー剤などプラスチックフィルムへの密着性が求められる用途にも好適である。
本発明のグラビア印刷インキ用バインダー(以下、単にバインダーともいう。)は、所定のポリウレア樹脂(1)(以下、(1)成分)と、有機溶剤(2)(以下、(2)成分)とを含む組成物である。
(1)成分の第一態様(は、ポリイソシアネート(A)(以下、(A)成分)及び所定のジアミン(B)(以下、(B)成分)を含有する成分の反応物ポリウレア樹脂)である。
(A)成分としては、各種公知のポリイソシアネートを特に制限なく使用できる。具体的には、例えば、ブタン−1,4−ジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等の直鎖状脂肪族ジイソシアネート;シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等の脂環族ジイソシアネート;1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネートなどが挙げられ、二種以上を併用可能である。これらの中でも溶液安定性及びOPP密着性の点より、直鎖状脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソシアネートが好ましい。
(B)成分は、溶液安定性及びOPP密着性の観点より、非環状ジアミン(b1)(以下、(b1)成分)及び/又はポリオキシアルキレンジアミン(b2)(以下、(b2)成分)を含む点に特徴がある。
(b1)成分は、分子内に脂環構造を含まないジアミンであれば、各種公知のものを特に制限なく使用できる。
具体的には、一般式(1):X-NH-R1-NH-X(式(1)中、Xは水素又は炭素数1〜4のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基を、Rは炭素数1〜40のアルキレン基を示す。)で表されるジアミン(以下、(b1−1)成分)が挙げられる。なお、「アルキル基」、「ヒドロキシアルキル基」及び「アルキレン基」はいずれも、直鎖状若しくは分岐状である(以下、同様)。(b1−1)成分の具体例としては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2,2,4−又は2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、2−エチルアミノエチルアミン等が挙げられ、二種以上を併用できる。
また、一般式(2):H2N-R2-[(R3)2SiO]n-(R3)2Si-R2-NH2(式(2)中、Rは炭素数2〜6のアルキレン基若しくはフェニレン基を、Rは炭素数1〜4のアルキル基若しくはフェニル基を、nは1〜30を示す。)で表されるジアミン(以下、(b1−2)成分)も挙げられる。(b1−2)成分の具体例としては、例えば、α,ω−ビス(2−アミノエチル)ポリジメチルシロキサン、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン、α,ω−ビス(4−アミノブチル)ポリジメチルシロキサン、α,ω−ビス(5−アミノペンチル)ポリジメチルシロキサン、α,ω−ビス[3−(2−アミノフェニル)プロピル]ポリジメチルシロキサン、α,ω−ビス[3−(4−アミノフェニル)プロピル]ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、二種以上を併用できる。
また、(b1−1)成分及び(b−2)成分以外の非環式ジアミンとして(以下、(b1−3)成分)として、例えばダイマージアミンが挙げられる。ダイマージアミンは、オレイン酸等の不飽和脂肪酸の二量体であるダイマー酸から誘導される化合物であって、分子内に脂環構造を有しないものが挙げられる。市販品としては、例えばバーサミン551(BASFジャパン(株)製)、バーサミン552(コグニクスジャパン(株)製;バーサミン551の水添物)、PRIAMINE1075、PRIAMINE1074(いずれもクローダジャパン(株)製)等が挙げられる。
(b2)成分としては、分子内にオキシアルキレン基の繰り返し構造を有するジアミンであれば、各種公知のものを特に制限なく使用できる。具体的には、一般式(3):HN−CH(CH)−CH−(OR−(OR−(OR−NH(式(3)中、R及び はイソプロピレン基を、Rはエチレン基を、a+cは1〜6を、bは0〜39を示す。)で表されるジアミンが好ましい。(2)成分は市販品であってよく、例えばハンツマン社製の「ジェファーミンD−230」、「ジェファーミンD−400」、「ジェファーミンED−600」等が挙げられる。また、「ジェファーミンED−2003」、「ジェファーミンED−900」等を併用してもよい。
(B)成分中、(b1)成分及び(b2)成分の含有量は特に限定されないが、通常50〜100質量%である。また、(b1)成分及び(b2)成分を併用する場合、その比率は特に限定されないが、通常、モル比で(b1)/(b2)=1/9〜9/1程度となる範囲である。
(B)成分には、(b1)成分及び(b2)成分の他のジアミン(以下、(b3)成分)として、例えば、イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジアミン、ダイマージアミンのうち分子内に脂環構造を有するものなど、各種公知の脂環式ジアミンを含めてもよい。但し、OPP密着性の点より、(B)成分中の(b3)成分の含有量は通常50〜0質量%である。
(1)成分の第二態様は、(A)成分、(B)成分及びポリオール(C)(以下、(C)成分)の反応物(ポリウレアウレタン樹脂)である。(C)成分としては、各種公知のポリオール類を特に制限なく使用できる。具体的には、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、オクタンジオール、1,4−ブチンジオール、ジプロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の飽和もしくは不飽和の各種公知の低分子グリコール類;ダイマー酸を水素化して得られるジオール、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物、ポリエーテルポリオール類、ポリエステルポリオール類、ポリカーボネートポリオール類、ポリブタジエンポリオール類等のジオール類;グリセリン等のトリオール類;ペンタエリスリトール等のテトラオール類が挙げられ、二種以上を併用できる。これらの中でも、OPP密着性の点より、数平均分子量は150〜800程度のものが好ましく、特に200〜750程度のものが好ましい。
前記反応成分には、任意に鎖長停止剤(D)(以下、(D)成分)を含めてもよい。具体的には、例えば、ジ−n−ブチルアミン、モノ−n−ブチルアミン、2−エチルヘキシルアミン等のモノアミンや、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン等のアルカノールアミン、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等のモノアルコールが挙げられ、二種以上を併用できる。
(1)成分の製造法は特に限定されず、各種公知のポリウレア製造法及びポリウレアウレタン製造法を採用できる。
(1)成分が、その反応成分に、(A)成分及び(B)成分並びに必要に応じて(D)成分を含むものである場合、それらの使用量は特に限定されないが、通常、(A)成分に含まれるイソシアネート基(NCO)のモル数と、(B)成分及び(D)成分に含まれるアミノ基(Y)の総モル数との比率(NCO/Y)が0.5〜2程度、好ましくは0.5〜1.4程度となる範囲でウレア化反応させればよい。ウレア化反応の温度及び時間は特に限定されず、通常20〜60℃程度、0.5〜5時間程度である。また、反応順序も特に限定されない。
(1)成分が、その反応成分に、(A)成分、(B)成分及び(C)成分並びに必要に応じて(D)成分を含むものである場合には、ワンショット法及びプレポリマー法を採用できる。
プレポリマー法においては通常、先ず、(A)成分及び(C)成分を反応させ、両末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(以下、(1‘)成分ともいう。)を一旦製造する。(A)成分及び(C)成分の使用量は特に限定されないが、通常、(A)成分に含まれるイソシアネート基のモル数と(C)成分に含まれる水酸基のモル数との比率(NCO/OH)が通常1.1〜5程度、好ましくは1.3〜4程度となるようにすればよい。また、ウレタン化反応の際、オクチル酸錫、オクチル酸ビスマス等の触媒を使用できる。また、ウレタン化反応の温度及び時間も特に限定されず、通常50〜130℃程度、1〜10時間程度である。(1‘)成分のイソシアネート基濃度は特に限定されないが、特にOPP密着性の観点より、通常、1.7〜10mmol/g程度、好ましくは1.8〜10mmol/g程度である。
次いで、(1‘)成分と、(B)成分及び必要に応じて(D)成分とをウレア化反応させることにより、(1)成分が得られる。それらの使用量は特に限定されないが、(1’)成分中のイソシアネート基のモル数と、(B)成分及び(D)成分に含まれるアミノ基(Y)の合計モル数との比率(NCO/Y)とが通常0.5〜2程度、好ましくは0.5〜1.4程度となる範囲であればよい。ウレア化反応の温度及び時間は特に限定されず、通常20〜60℃程度、0.5〜5時間程度である。また、反応順序も特に限定されない。
ウレタン化反応及びウレア化反応は、無溶剤でも実施し得るが、後述の(2)成分のうち、各反応を大きく阻害しないようなものを適宜使用できる。
(1)成分は、特にOPP密着性の観点より、ウレア結合濃度を1.3〜5mmol/gにする必要がある。なお、該ウレア結合は計算値である。また、本明細書において「ウレア結合」は非置換ウレア結合、N−置換ウレア結合、及びN,N’−ジ置換ウレア結合からなる群より選ばれる少なくとも一種のウレア結合を含む意である。
(1)成分がポリウレアウレタン樹脂である場合、ウレタン結合濃度は特に限定されないが、通常1.3〜5mmol/g程度である。なお、該ウレタン結合濃度は計算値である。
(1)成分の他の物性は特に限定されないが、例えば数平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法におけるポリスチレン換算値)は、溶液安定性やOPP密着性、印刷インキの粘度等を考慮して、通常5000〜100000程度である。
(2)成分としては、各種公知の有機溶媒を特に制限なく使用できる。具体的には、例えば、エステル類、アルコール類、ケトン類、炭化水素類等が挙げられる。該エステル類としては酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸ブチル等が、該アルコール類としてはメタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール等が、該ケトン類としてはメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンが、該炭化水素類としてはトルエン、キシレン等が挙げられる。
(1)成分は、エステル類及び/又はアルコール類の溶液として安定に存在し得るため、この観点より(2)成分としてはそれらが好ましい。また、本発明に係るグラビア印刷インキの分散性の観点より、エステル類はアルコール類より多く使用するのが好ましい。具体的には、エステル類/アルコール類の質量比は通常80/20〜0/100程度であればよい。
(2)成分の使用量は特に限定されないが、通常、該バインダーの固形分が20〜50質量%程度となる範囲であればよい。(2)成分のうち特定のもの(例えばケトン類、炭化水素類)は、前記製造方法における反応溶媒としても使用できる。この場合、得られた樹脂溶液をそのまま印刷インキ用バインダーとして使用することもできる。
本発明のグラビア印刷インキは、本発明のバインダー及び着色材を含む組成物である。該着色材としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。また、該インキには、界面活性剤やワックス等の添加剤を加えてよい。該インキは、ボールミル、アトライター、サンドミル等の装置を使用して製造することができる。また、インキ溶剤としては前記(2)成分を適宜使用できる。該インキにおける(1)成分の含有量は特に限定されないが、通常、固形分換算で3〜20質量%程度である。また、該インキには、(1)成分以外のバインダー樹脂として、他のポリウレタン樹脂や、硝化綿、エチレン/酢酸ビニル共重合体等の樹脂を加えてよい。
本発明のグラビア印刷インキを適用する基材としては、例えば、ポリエステルフィルムやナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィンフィルムが挙げられる。これらは各種表面処理(コロナ処理等)がされていてもよい。本発明のグラビア印刷インキの塗膜は、2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)にも良く密着する。
以下、実施例及び比較例を通じて本発明を詳細に説明するが、これらに限定されるものではない。各例中、部及び%は特記しない限り質量基準である。
実施例1
撹拌機、温度計及び窒素ガス導入管を備えた丸底フラスコに、ポリ(プロピレングリコール)ジアミン(製品名:JEFFAMINE D−230)47部、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン0.7部、2−エチルヘキシルアミン0.4部及びイソプロピルアルコール218部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、イソホロンジイソシアネート45部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が4.35mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例2
実施例1と同様の丸底フラスコに、ポリ(プロピレングリコール)ジアミン(製品名:JEFFAMINE D−400)61部、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン0.7部、2−エチルヘキシルアミン0.4部及びイソプロピルアルコール219部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、イソホロンジイソシアネート32を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が3.07mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例3
実施例1と同様の丸底フラスコに、ポリ(プロピレングリコール)ジアミン(製品名:JEFFAMINE D−230)27部、2−エチルヘキシルアミン0.2部及びイソプロピルアルコール122部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、イソホロンジイソシアネート25部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が4.31mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例4
実施例1と同様の丸底フラスコに、ポリオキシランビスオキシランメチル(2−アミノプロピル)エーテル(製品名:JEFFAMINE ED−600)67部、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン0.7部、2−エチルヘキシルアミン0.4部及びイソプロピルアルコール219部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、イソホロンジイソシアネート26部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が2.49mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例5
実施例1と同様の丸底フラスコに、数平均分子量700のポリプロピレングリコールを260部、イソホロンジイソシアネートを165部、及び酢酸エチルを22部仕込み、120℃で8.5時間ウレタン化反応させた後、酢酸エチル119部を加えてポリウレタンプレポリマーの均一溶液を得た。得られたポリウレタンプレポリマーの固形当たりのイソシアネート価は1.80mmol/gであった。
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン12部、2−エチルヘキシルアミン0.3部、酢酸エチル23部及びイソプロピルアルコール261部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、前記プレポリマー溶液170部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.64mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例6
実施例1と同様の丸底フラスコに、数平均分子量400のポリプロピレングリコールを75部、イソホロンジイソシアネートを125部、及び酢酸エチルを11部仕込み、120℃で7時間ウレタン化反応させた後、酢酸エチル75部を加えてポリウレタンプレポリマーの均一溶液を得た。得られたポリウレタンプレポリマーの固形当たりのイソシアネート価は3.66mmol/gであった。
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン8.6部、2−エチルヘキシルアミン0.2部、酢酸エチル43部及びイソプロピルアルコール63部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、前記プレポリマー溶液64部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が3.06mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例7
実施例1と同様の丸底フラスコに、JEFFAMINE D−230 16部、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン0.4部、2−エチルヘキシルアミン0.2部、酢酸エチル46部及びイソプロピルアルコール62部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、実施例6のポリウレタンプレポリマー溶液64部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が2.55mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例8
実施例1と同様の丸底フラスコに、アジピン酸と3−メチル−1,5−ペンタンジオールから得られる数平均分子量500のポリエステルジオールを225部、イソホロンジイソシアネートを200部、及び酢酸エチルを22部仕込み、120℃で4時間ウレタン化反応させた後、酢酸エチル119部を加えてポリウレタンプレポリマーの均一溶液を得た。得られたポリウレタンプレポリマーの固形当たりのイソシアネート価は1.97mmol/gであった。
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン13部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル23部及びイソプロピルアルコール264部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、前記ポリウレタンプレポリマー溶液170部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.77mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例9
実施例1と同様の丸底フラスコに、アジピン酸と1,4−ブタンジオールから得られる数平均分子量500のポリエステルジオールを225部、イソホロンジイソシアネートを200部、及び酢酸エチルを22部仕込み、120℃で3時間ウレタン化反応させた後、酢酸エチル119部を加えてポリウレタンプレポリマーの均一溶液を得た。得られたポリウレタンプレポリマーの固形当たりのイソシアネート価は2.14mmol/gであった。
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン14部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル24部及びイソプロピルアルコール266部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、前記ポリウレタンプレポリマー溶液170部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.91mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例10
実施例1と同様の丸底フラスコに、2−エチルアミノエチルアミン12部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル23部及びイソプロピルアルコール262部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、実施例9のポリウレタンプレポリマー溶液170部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.94mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例11
実施例1と同様の丸底フラスコに、アジピン酸と1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコールから得られる数平均分子量500のポリエステルジオールを225部、イソホロンジイソシアネートを200部、及び酢酸エチルを22部仕込み、80℃で3時間ウレタン化反応させた後、酢酸エチル84部を加えてポリウレタンプレポリマーの均一溶液を得た。得られたポリウレタンプレポリマーの固形当たりのイソシアネート価は2.12mmol/gであった。
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン14部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル33部及びイソプロピルアルコール250部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、前記ポリウレタンプレポリマー溶液150部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.90mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例12
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、2−エチルアミノエチルアミン11部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル32部及びイソプロピルアルコール246部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、前記ポリウレタンプレポリマー溶液150部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.93mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例13
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、JEFFAMINE D−230 27部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル35部及びイソプロピルアルコール245部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、実施例11のポリウレタンプレポリマー溶液130部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.67mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例14
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン(信越化学工業製「PAM−E」)28部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル36部及びイソプロピルアルコール247部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、実施例11のポリウレタンプレポリマー溶液130部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.66mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例15
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、エチレンジアミン8部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル30部及びイソプロピルアルコール239部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、実施例11のポリウレタンプレポリマー溶液150部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.98mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
実施例16
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、ヘキサメチレンジアミン15部、2−エチルヘキシルアミン0.5部、酢酸エチル33部及びイソプロピルアルコール253部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、実施例11のポリウレタンプレポリマー溶液150部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.87mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
比較例1
実施例1と同様の丸底フラスコに、イソホロンジアミン12部、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン0.4部、2−エチルヘキシルアミン0.2部、酢酸エチル7部及びイソプロピルアルコール100部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、実施例6のポリウレタンプレポリマー溶液58部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が3.06mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
比較例2
実施例1と同様の丸底フラスコに、アジピン酸と3−メチル−1,5−ペンタンジオールから得られる数平均分子量1000のポリエステルジオールを250部、イソホロンジイソシアネートを111部、及び酢酸エチルを19部仕込み、120℃で3.5時間ウレタン化反応させた後、酢酸エチル101部を加えてポリウレタンプレポリマーの均一溶液を得た。得られたポリウレタンプレポリマーの固形当たりのイソシアネート価は1.31mmol/gであった。
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン8.6部、2−エチルヘキシルアミン0.8部、酢酸エチル21部及びイソプロピルアルコール256部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、前記ポリウレタンプレポリマー溶液170部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が1.22mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
比較例3
実施例1と同様の丸底フラスコに、アジピン酸と3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−ブタンジオールから得られる数平均分子量4000のポリエステルジオールを350部、数平均分子量1000のポリテトラメチレングリコールを150部、イソホロンジイソシアネートを105部、及び酢酸エチルを32部仕込み、120℃で6時間ウレタン化反応させた後、酢酸エチル372部を加えてポリウレタンプレポリマーの均一溶液を得た。得られたポリウレタンプレポリマーの固形当たりのイソシアネート価は0.74mmol/gであった。
次いで、実施例1と同様の丸底フラスコに、イソホロンジアミン16部、2−エチルヘキシルアミン2.7部、ジエタノールアミン0.6部、酢酸エチル392部及びイソプロピルアルコール151部を仕込み、反応系を50℃に昇温した後、前記ポリウレタンプレポリマー溶液530部を1.5時間かけて滴下することによって、ウレア結合濃度が0.69mmol/gであり、固形分濃度が30%である均質なバインダー溶液を得た。
Figure 0006664662
IPDI:イソホロンジイソシアネート
D−230:ポリ(プロピレングリコール)ジアミン(JEFFAMINE D−230)
D−400:ポリ(プロピレングリコール)ジアミン(JEFFAMINE D−400)
ED−600:ポリオキシランビスオキシランメチル(2−アミノプロピル)エーテル(JEFFAMINE ED−600)
HEEDA:2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン
EAEA:2−エチルアミノエチルアミン
IPDA:イソホロンジアミン
EHA:2−エチルヘキシルアミン
PAM−E:1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
EDA:エチレンジアミン
HMDA:ヘキサメチレンジアミン
(印刷用インキの調製)
実施例1のバインダー溶液30部、酸化チタン30部、酢酸エチル8部、イソプロピルアルコール32部をペントシェイカーで練肉して白色印刷インキを調製した。次いでこれを、バーコーターNo.6を用いて、厚さ15μmのコロナ放電処理ポリプロピレンフィルム(OPP)の放電処理面に塗工して、40〜50℃で乾燥することにより、印刷フィルムを得た。他の実施例及び比較例のバインダー溶液についても同様にして白色印刷インキを調製し、印刷フィルムを得た。
(密着性の評価)
実施例1に係る印刷フィルムを作製後直ちに、印刷面に粘着テープを貼り付け、剥したときのインキ皮膜の外観を以下の基準で目視評価した。1日経過後、同様に印刷面に粘着テープを貼り付け、剥したときのインキ皮膜の外観を以下の基準で目視評価した。評価結果は第1表に示した。
○−−−インキ皮膜の75%を超えてフィルムに残った。
△−−−インキ皮膜の25%を超え75%以下がフィルムに残った。
×−−−インキ皮膜の25%以下がフィルムに残った。
Figure 0006664662

Claims (7)

  1. ポリイソシアネート(A)、非環状ジアミン(b1)及びポリオキシアルキレンジアミン(b2)又はポリオキシアルキレンジアミン(b2)を含むジアミン(B)を含有する反応成分からなるウレア結合濃度が1.3〜5mmol/gのポリウレア樹脂(1)と、有機溶剤(2)とを含有するグラビア印刷インキ用バインダーであり、
    (b2)成分が、一般式(3):
    N−CH(CH )−CH −(OR )a−(OR −(OR −NH
    (式(3)中、R 及びR はイソプロピレン基を、R はエチレン基を、a+cは1〜6を、bは0〜39を示す。)
    で表されるジアミンであるグラビア印刷インキ用バインダー
  2. (A)成分が、直鎖状脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソシアネートを含む、請求項1のグラビア印刷インキ用バインダー。
  3. (b1)成分が、
    一般式(1):X−NH−R−NH−X(式(1)中、Xは水素又は炭素数1〜4のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基を、Rは炭素数1〜40のアルキレン基を示す。)で表されるジアミン、
    及び/又は、
    一般式(2):HN−R−[(RSiO]−(RSi−R−NH(式(2)中、Rは炭素数2〜6のアルキレン基若しくはフェニレン基を、Rは炭素数1〜4のアルキル基若しくはフェニル基を、nは1〜30を示す。)で表されるジアミンである、
    請求項1又は2のグラビア印刷インキ用バインダー。
  4. 前記反応成分が更にポリオール(C)を含む、請求項1〜のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー。
  5. 前記反応成分が更に鎖長停止剤(D)を含む、請求項1〜のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー。
  6. (2)成分が、エステル類及び/又はアルコール類を含む、請求項1〜のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー。
  7. 請求項1〜のいずれかのグラビア印刷インキ用バインダー及び着色材を含む、グラビア印刷インキ。
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