JP6664364B2 - プリンタ、プリンタ付きカメラ、及びプリント方法 - Google Patents

プリンタ、プリンタ付きカメラ、及びプリント方法 Download PDF

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Description

本発明はプリンタ、プリンタ付きカメラ、及びプリント方法に係り、特にインスタントフィルムに画像を印刷するプリンタ、プリンタ付きカメラ、及びプリント方法に関する。
インスタントフィルムを用いるプリンタや、そのようなプリンタを用いたカメラが知られており、これらの機器で画像を印刷する場合、フィルムの余白領域(画像を形成する領域とは別の領域)にメッセージを記入して友人や知人に渡すことが行われる。メッセージはユーザが手書きする他、プリンタにより印刷される。例えば、下記特許文献1では、画像印刷用の露光ヘッドとは別に設けたサーマルヘッドやインクジェットヘッドにより、余白領域にメッセージが印字される。
特開2002−6409号公報
インスタントフィルムによるプリントの余白領域にメッセージを記入または印字しようとする場合、被写体の向きやカメラの向き等の条件(例えば、被写体が斜め方向を向いていた、カメラを斜めに構えていた、等)によっては余白領域が被写体に対して種々の方向(上下左右及び斜め)になる場合があり、余白領域が被写体に対して所望の方向にないため余白領域(及びそこに記入したメッセージ)と被写体とのバランスが損なわれて見づらくなり、ユーザが希望するプリントが得られない可能性がある。しかしながら上述した特許文献1ではこのような問題は何ら考慮されていない。
このように従来の技術は、インスタントフィルムを用いて画像を印刷する際に、余白領域が被写体に対し所望の方向に位置したプリントを得られるものではなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、画像形成領域及び余白領域を有するインスタントフィルムを用いて画像を印刷する際に、余白領域が被写体に対し所望の方向に位置したプリントを得られるプリンタ、プリンタ付きカメラ、及びプリント方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の第1の態様に係るプリンタは、画像形成領域及び一辺に幅広の余白領域を有するインスタントフィルムであって、余白領域は画像形成領域とは別の領域であるインスタントフィルムに画像を印刷するプリンタであって、画像を入力する画像入力部と、入力した画像から被写体を検出する被写体検出部と、被写体の向きに応じて入力した画像を回転させる画像回転部であって、回転させた画像をインスタントフィルムに印刷した場合に余白領域が被写体に対し特定の方向に位置するように入力した画像を回転させる画像回転部と、回転させた画像をインスタントフィルムに印刷するプリント部と、を備える。
第1の態様に係るプリンタでは、インスタントフィルムに印刷した場合に余白領域が被写体に対し特定の方向に位置するように入力した画像を回転させるので、画像形成領域及び余白領域を有するインスタントフィルムを用いて画像を印刷する際に、余白領域が被写体に対し所望の方向に位置したプリントを得ることができる。そして、ユーザはそのような余白領域にメッセージを記入して見栄えのよいプリントを得ることができる。なお第1の態様において、画像形成領域とは別の領域のうち印刷時の搬送方向において前方の領域、あるいは後方の領域を「余白領域」としてもよい。
なお、画像の回転に際して、被写体の向きは画像処理により判断してもよいし、画像を取得する撮像装置(デジタルカメラ等)の向きにより判断してもよい。撮像装置の向きにより被写体の向きを判断する場合は、例えば撮影時に加速度センサで検出した重力方向と反対方向を上方向とすることができる。
第2の態様に係るプリンタは第1の態様において、回転させた画像及び余白領域を、余白領域が回転させた画像に対し特定の方向に位置するように配置して表示装置に表示させる表示制御部を備える。第2の態様によれば余白領域と画像との関係を事前に確認でき、意図したプリントを容易に得ることができる。なお、プリンタ自体がモニタ(表示装置)を備えている場合は、回転させた画像及び余白領域をそのモニタに表示させることができる。また、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等の端末装置でプリンタを操作する場合は、回転させた画像及び余白領域をそれら端末装置のモニタで表示してもよい。
第3の態様に係るプリンタは第2の態様において、表示制御部は、表示された余白領域において、配置(第2の態様において上述したように、余白領域が回転させた画像に対し特定の方向に位置する配置)に応じた方向により、表示装置にメッセージのサンプルを表示させる。第3の態様によれば、上述した配置において余白領域にメッセージを記入した状態を表示装置で確認でき、意図したプリントを容易に得ることができる。なお、メッセージのサンプルは第2の態様と同様にプリンタ自体のモニタに表示してもよいし、スマートフォンその他の端末装置で表示してもよい。また、メッセージのサンプルは文字、数字、及び記号を含んでいてよい。
第4の態様に係るプリンタは第2または第3の態様において、表示制御部は、入力した画像または回転させた画像を印刷の際のインスタントフィルムの搬送方向に合わせて回転させた表示用画像を表示装置に表示させる。第4の態様のように表示画像を表示させることにより、表示装置に表示される表示用画像と印刷の際のインスタントフィルムの搬送方向とを合わせることができ、印刷状態の確認が容易である。また、表示用画像と印刷される画像の向きが異なることによるユーザの違和感も軽減できる。
第5の態様に係るプリンタは第1から第4の態様のいずれか1つにおいて、特定の方向は検出した被写体に対して上方向または下方向である。第5の態様は余白領域と被写体との関係の具体例を規定するものである。
第6の態様に係るプリンタは第1から第5の態様のいずれか1つにおいて、被写体検出部は、被写体として人物の顔を検出する。第6の態様によれば、余白領域が人物の顔に対し所望の方向に位置したプリントを得ることができる。
第7の態様に係るプリンタは第6の態様において、画像回転部は余白領域が人物の顔の上側に位置するように入力した画像を回転させる。第7の態様は余白領域と顔との関係の一態様を規定するもので、「上側」は例えば頭頂方向とすることができる。
第8の態様に係るプリンタは第6の態様において、画像回転部は余白領域が人物の顔の下側に位置するように入力した画像を回転させる。第8の態様は余白領域と顔との関係の他の態様を規定するもので、「下側」は例えば頭頂方向と反対側(顎方向)とすることができる。
第9の態様に係るプリンタは第6から第8の態様のいずれか1つにおいて、被写体検出部が複数の人物の顔を検出した場合において、複数の人物の顔の方向の相違が許容範囲以内であるときは、画像回転部は入力した画像を回転させる。第9の態様は複数の人物の顔の方向が許容範囲以内でばらついている場合の処理を規定するもので、例えば頭頂部と顎を結ぶ線の方向を「顔の方向」とし、「顔の方向の相違」をそのような線同士がなす角度により判断することができる。また第9の態様において、画像の回転はいずれかの顔の方向を基準として行ってもよいし、複数の顔の方向から算出した方向(例えば、複数の顔の方向の平均)を基準として行ってもよい。
第10の態様に係るプリンタは第6から第8の態様のいずれか1つにおいて、被写体検出部が複数の人物の顔を検出した場合において、複数の人物の顔の方向の相違が許容範囲を超えるときは、画像回転部は入力した画像を回転させない。第10の態様は複数の人物の顔の方向が許容範囲を超えてばらついている場合の処理を規定するもので、例えば、顔の方向が大きくばらついておりいずれかの顔に合わせて画像を回転すると他の顔が見にくくなる場合に第10の態様のような処理を行うことができる。なお、第10の態様において「顔の方向」及び「顔の方向の相違」は第9の態様と同様に規定することができる。
第11の態様に係るプリンタは第6から第10の態様のいずれか1つにおいて、検出した人物の顔を除く領域の一部を回転させた画像においてトリミングするトリミング部を備え、プリント部はトリミングを施した画像を印刷する。第11の態様によれば、人物の顔が画像形成領域の多くの部分を占めるプリントを得ることができる。なおトリミングの度合い(人物の顔以外の領域をどの程度トリミングするか)は自動で設定してもよいし、ユーザ操作により設定してもよい。トリミングすることにより画像形成領域よりも小さな画像が得られた場合は、画像形成領域の大きさと一致するように画像を拡大してもよい。また、印刷の前にトリミング結果を表示装置に表示させてユーザが確認できるようにしてもよい。
第12の態様に係るプリンタは第11の態様において、回転及び/またはトリミングの内容を示す情報を入力した画像と関連づけて記憶する記憶部を備える。第12の態様によれば、記憶した内容を読み出すことで、回転やトリミングの内容を再現したプリントを得ることができる。なお、画像と情報とを関連付けるには画像のヘッダに情報を記録してもよいし、画像と情報とを別ファイルにしてリンクさせてもよい。
第13の態様に係るプリンタは第1から第12の態様のいずれか1つにおいて、インスタントフィルムは余白領域に現像液ポッドが設けられる自己現像型インスタントフィルムであり、プリント部は、印刷の際に現像液ポッドを前方として自己現像型インスタントフィルムを搬送する。第13の態様はインスタントフィルムの構成例を規定するもので、画像形成領域への露光後、インスタントフィルムが1対の展開ローラの間から排出されることによって現像液ポッドが押しつぶされて、内包された現像液の展開処理がおこなわれる。
上述した目的を達成するため、本発明の第14の態様に係るプリンタ付きカメラは、第1から第13の態様のいずれか1つに係るプリンタと、撮像光学系と、撮像光学系により結像された被写体の光学像を示す信号を出力する撮像素子と、を備え、画像入力部は出力された信号に基づいて生成された画像を入力する。第14の態様によれば、カメラで撮影した画像に対し、インスタントフィルムの余白領域が被写体に対し所望の方向に位置したプリントを得ることができる。
上述した目的を達成するため、本発明の第15の態様に係るプリント方法は、画像形成領域及び一辺に幅広の余白領域を有するインスタントフィルムであって、余白領域は画像形成領域とは別の領域であるインスタントフィルムに画像を印刷するプリント方法であって、画像を入力する画像入力工程と、入力した画像から被写体を検出する被写体検出工程と、検出した被写体の向きに応じて入力した画像を回転させる画像回転工程であって、回転させた画像をインスタントフィルムに印刷した場合に余白領域が被写体に対し特定の方向に位置するように入力した画像を回転させる画像回転工程と、回転させた画像をインスタントフィルムに印刷する画像印刷工程と、を含む。第15の態様によれば、第1の態様と同様に、画像形成領域及び余白領域を有するインスタントフィルムを用いて画像を印刷する際に余白領域が被写体に対し所望の方向に位置したプリントを得ることができる。そして、そのような余白領域にメッセージを記入して見栄えのよいプリントを得ることができる。
なお第15の態様において、第2〜第14の態様と同様の構成を含めてもよい。また、それらの態様に係る方法をパーソナルコンピュータ、スマートフォン、プリンタ等の画像処理装置に実行させるプログラム、及びそのようなプログラムのコンピュータ読み取り可能なコードを記録した非一時的記録媒体も本発明の態様としてあげることができる。
以上説明したように、本発明のプリンタ、プリンタ付きカメラ、及びプリント方法によれば、画像形成領域及び余白領域を有するインスタントフィルムを用いて画像を印刷する際に、余白領域が被写体に対し所望の方向に位置したプリントを得ることができる。
図1は、第1の実施形態に係るプリンタ付きデジタルカメラを示す正面斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係るプリンタ付きデジタルカメラを示す背面斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係るプリンタ付きデジタルカメラを示す正面図である。 図4は、第1の実施形態に係るプリンタ付きデジタルカメラを示す背面図である。 図5は、第1の実施形態に係るプリンタ付きデジタルカメラの内部の機械的構成を示す図である。 図6は、インスタントフィルムの正面図である。 図7は、インスタントフィルムの背面図である。 図8は、第1の実施形態に係るプリンタ付きデジタルカメラの電気的構成を示す図である。 図9は、通常のプリントを説明するための図である。 図10は、通常のプリントを説明するための他の図である。 図11は、通常のプリントを説明するためのさらに他の図である。 図12は、第1の実施形態に係るプリント処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、第1の実施形態における画像の回転を説明するための図である。 図14は、第1の実施形態における画像の回転を説明するための他の図である。 図15は、第1の実施形態におけるプリントイメージを示す図である。 図16は、第1の実施形態におけるプリントイメージの表示及び印刷の様子を示す図である。 図17は、画像回転の他の例1を説明するための図である。 図18は、画像回転の他の例1を説明するための図である。 図19は、画像回転の他の例2を説明するためのフローチャートである。 図20は、画像回転の他の例2を説明するための図である。 図21は、画像回転の他の例2を説明するための図である。 図22は、画像回転の他の例2を説明するための図である。 図23は、画像回転の他の例2を説明するための図である。 図24は、画像回転の他の例3を説明するための図である。 図25は、画像回転の他の例3を説明するための図である。 図26は、画像回転の他の例4を説明するための図である。 図27は、画像回転の他の例4を説明するための図である。 図28は、画像のトリミングを説明するための図である。 図29は、画像のトリミングを説明するための他の図である。 図30は、画像のトリミングを説明するためのさらに他の図である。 図31は、画像のトリミングを説明するためのさらに他の図である。 図32は、第2の実施形態に係るプリントシステムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係るプリンタ、プリンタ付きカメラ、及びプリント方法の実施形態について、詳細に説明する。
<第1の実施形態>
<プリンタ付きデジタルカメラ>
[外観構成]
図1から図4は、第1の実施形態に係るプリンタ付きデジタルカメラ1(プリンタ、プリンタ付きカメラ、画像入力部)を示す正面斜視図、背面斜視図、正面図、及び背面図である。
図1から図4に示すプリンタ付きデジタルカメラ1は、インスタントフィルムをプリント用のメディアとして使用するプリンタ付きデジタルカメラである。なお、図3及び図4において、矢印xで示す方向を左右方向とし、矢印yで示す方向を上下方向とする。左右方向は、横方向または幅方向と同義である。また、上下方向は高さ方向と同義である。
プリンタ付きデジタルカメラ1は、携帯可能なカメラボディ10を備える。カメラボディ10は、正面部に撮影レンズ12、電源リング14、第1レリーズボタン16A、第2レリーズボタン16B、フラッシュ18、及び、補助光ランプ20を備える。また、カメラボディ10は、背面部にモニタ22及び背面操作部24を備える。さらに、カメラボディ10は、左側面部に撮影モード切換レバー26を備え、天面部にプリント排出口28を備える。
《カメラボディ》
カメラボディ10は、全体として丸みを帯びた平たいブロック形状を有する。カメラボディ10は、左右いずれの手でもグリップできるように、全体として左右対称な形状を有する。
カメラボディ10は、本体部10A及び裏蓋部10Bで構成される。裏蓋部10Bは、カメラボディ10の背面部を構成し、ヒンジ部10Cを介して本体部10Aに開閉可能に設けられる。本体部10Aには、裏蓋部10Bをロックする裏蓋部ロック機構が備えられる。裏蓋部10Bは、閉じられると、裏蓋部ロック機構によって自動的にロックされる。ロックの解除は、裏蓋部10Bに備えられたスライド式のロック解除レバー30で行われる。ただし、プリント中は、操作が不能とされる。すなわち、プリント中は、裏蓋部10Bが開けられないように強制的にロックされる。
《撮影レンズ》
撮影レンズ12(撮像光学系)は、カメラボディ10の正面の略中央位置に配置される。撮影レンズ12は、単焦点レンズで構成される。
《電源リング》
電源リング14は、プリンタ付きデジタルカメラ1の電源をオン及びオフする操作部材である。電源リング14は、リング形状を有し、撮影レンズ12と同軸上に配置される。電源リング14は、撮影レンズ12の回りを回転操作されて、プリンタ付きデジタルカメラ1の電源をオン及びオフする。電源リング14の可動範囲は制限されており、可動範囲の一端まで回転させると、プリンタ付きデジタルカメラ1の電源がオンされ、可動範囲の他端まで回転させると、プリンタ付きデジタルカメラ1の電源がオフされる。
《第1レリーズボタン及び第2レリーズボタン》
第1レリーズボタン16A及び第2レリーズボタン16Bは、撮影指示部の一例であり、撮影を指示する操作部材である。第1レリーズボタン16A及び第2レリーズボタン16Bはカメラボディ10の正面に備えられ、左右対称に配置される。第1レリーズボタン16A及び第2レリーズボタン16Bは、いわゆる「半押し」(ストロークの途中まで押し込む操作)と「全押し」(ストロークを全て押し込む操作)が可能な2段ストローク式の押圧ボタンで構成される。プリンタ付きデジタルカメラ1は、第1レリーズボタン16Aまたは第2レリーズボタン16Bの半押しで撮影準備が行われ、全押しで本撮影が行われる。本撮影とは、画像を記録するための撮影のことである。
《フラッシュ》
フラッシュ18は、カメラボディ10の正面に備えられ、撮影レンズ12の略真上の位置に配置される。フラッシュ18は、キセノン管で構成される。
《補助光ランプ》
補助光ランプ20は、AF(AF : Auto Focus/自動焦点)用の補助光を発光するランプである。補助光ランプ20は、暗い環境で撮影する場合に発光されAFの補助に供される。補助光ランプ20はLED(LED : Light Emitting Diode/発光ダイオード)で構成され、カメラボディ10の正面に備えられる。
《モニタ》
モニタ22は、表示装置の一例である。モニタ22は、カラー液晶ディスプレイで構成され、カメラボディ10の背面に備えられる。モニタ22はいわゆるワイドモニタであり、横長の画面を有する。
《背面操作部》
背面操作部24は、メニューボタン24a、コマンドダイヤル24b、及び、6つの機能ボタン24c1〜24c6を備える。メニューボタン24a、コマンドダイヤル24b、及び6つの機能ボタン24c1〜24c6は同心円状に配置され、全体として円形の操作部を構成する。背面操作部24は、カメラボディ10の背面に備えられる。モニタ22と背面操作部24は共にカメラボディ10の背面の幅方向の中央に配置され、上下に並べて配置される。
〈メニューボタン〉
メニューボタン24aはモニタ22にメニュー画面を呼び出すボタンであり、円形の押圧ボタンで構成される。メニューボタン24aは、背面操作部24の中央に配置される。メニューボタン24aを押圧することにより、モニタ22にメニュー画面が表示される。
メニューボタン24aは、OKボタンとしても機能する。OKボタンとは、問い合わせに対してOKを指示するボタンである。プリントする場合、ユーザは、メニューボタン24aを押圧してOKを指示し、プリントの指示を確定する。
〈コマンドダイヤル〉
コマンドダイヤル24bは、リング状のタッチセンサで構成され、その表面を円に沿ってなぞることで回転操作される。コマンドダイヤル24bは、十字キーとしての機能をも備え、上下左右の4方向に押圧操作可能に構成される。
コマンドダイヤル24bはメニューボタン24aと同軸上に配置され、かつメニューボタン24aの外周部に配置される。
〈機能ボタン〉
6つの機能ボタン24c1〜24c6は同一円周上に配置され、全体として1つの円を構成する。各ボタンは、同一形状であり、リングを6等分割した形状を有する。各ボタンは、押圧ボタンで構成される。
機能ボタン24c1は、ビネットボタン(ビネット:vignette)としての機能を有する。ビネットボタンとは、画像にビネット処理を施す機能を呼び出すボタンのことである。ビネット処理とは、画像の周辺を暗くする処理のことである。
機能ボタン24c2は、エフェクトボタンとしての機能を有する。エフェクトボタンとは、画像にエフェクト処理を施す機能を呼び出すボタンのことである。エフェクト処理とは画像に一定の効果を与える処理のことであり、たとえば、画像の色調を変更したり、ぼかしたりする処理が該当する。
機能ボタン24c3は、明るさボタンとしての機能を有する。明るさボタンとは、画像の明るさを変更する機能を呼び出すボタンのことである。
機能ボタン24c4は、プリントボタンとしての機能を有する。プリントボタンとは、モニタ22に表示中の画像に対してプリントを指示するボタンのことである。
機能ボタン24c5は、バックボタンとしての機能を有する。バックボタンとは、1つ前の状態に戻すことを指示するボタンのことである。1つ前の状態に戻すので、選択、指示等の取り消しを指示するボタン、すなわちキャンセルボタンとしての機能も有する。
機能ボタン24c6は、再生ボタンとしての機能を有する。再生ボタンとは、再生モードへの切り換えを指示するボタンのことである。動作モードが撮影モードに設定されている状態で機能ボタン24c6を押圧すると、動作モードが再生モードに切り換えられる。
なお、再生モードから撮影モードへの切り換えは、第1レリーズボタン16A及び第2レリーズボタン16Bで行われる。動作モードが再生モードに設定されている状態で第1レリーズボタン16Aまたは第2レリーズボタン16Bが押圧されると、動作モードが撮影モードに切り換えられる。
《撮影モード切換レバー》
撮影モード切換レバー26は、撮影モード切換部の一例であり、撮影モードを切り換えるための操作部材である。撮影モード切換レバー26は、スライド式のスイッチで構成され、カメラボディ10の左側面に備えられる。撮影モード切換レバー26をスライド操作して、「オート位置」に設定すると、撮影モードが「オートモード」に設定される。また、「マニュアル位置」に設定すると、撮影モードが「マニュアルモード」に設定される。
オートモードの場合、撮影すると、直ちにプリント処理が実行される。一方、マニュアルモードの場合、撮影すると、撮影した画像がモニタ22に表示され、プリントの指示を待ってプリント処理が実施される。この点については、後に詳述する。
《プリント排出口》
プリント排出口28は、プリントされたインスタントフィルムの排出口である。プリント排出口28は、インスタントフィルム110が通過可能なスリットとして、カメラボディ10の天面の幅方向の中央に備えられる。インスタントフィルム110は、プリント排出口28から真上に向けて排出される。
[内部の機械的構成]
図5は、プリンタ付きデジタルカメラ1の内部の機械的構成を示す図である。なお、図5には主要部の構成のみを示している。また、図5において、矢印zで示す方向を厚さ方向とする。
プリンタ付きデジタルカメラ1の内部には、デジタルカメラに係る構成として、撮影レンズ12(撮像光学系)及びイメージセンサ42(撮像素子)が備えられ、被写体の光学像が撮影レンズ12によりイメージセンサに結像する。また、プリンタに係る構成として、インスタントフィルムパック100、フィルム装填室50、フィルム送出機構52、フィルム搬送機構54、及び、プリントヘッド56が備えられる。
《デジタルカメラに係る構成》
〈撮影レンズ〉
撮影レンズ12は、フォーカスレンズを含む複数のレンズで構成される。なお、図5では簡略化して1枚のレンズのみを図示している。撮影レンズ12は、フォーカスレンズを光軸に沿って前後移動させることで、焦点調節される。
撮影レンズ12には、絞り12a及びシャッタ12bが備えられる。絞り12aによって撮影レンズ12を通る光の光量が調整される。シャッタ12bによって、撮影レンズ12を通る光が遮光される。
〈イメージセンサ〉
イメージセンサ42は、たとえば、CCDイメージセンサ(CCD : Charge Coupled Device)、CMOSイメージセンサ(CMOS : Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の二次元の固体撮像素子で構成され、撮影レンズ12により結像された被写体の光学像を示す信号を出力する。イメージセンサ42は、使用するインスタントフィルムの露光領域に対応したアスペクト比の撮像領域を有する。
《プリンタに係る構成》
〈インスタントフィルムパック〉
インスタントフィルムパック100は、複数枚のインスタントフィルム110がケース120に収容された構造を有する。
図6は、インスタントフィルム110の正面図である。図7は、インスタントフィルム110の背面図である。
図6及び図7において、矢印Fで示す方向が、インスタントフィルム110の使用方向である。すなわち、矢印Fで示す方向にインスタントフィルム110を搬送してインスタントフィルム110を使用する。したがって、プリンタ付きデジタルカメラ1に装填した場合は、矢印Fで示す方向が、インスタントフィルム110の排出方向となる。
インスタントフィルム110は、矩形のカード形状を有する自己現像型インスタントフィルムである。インスタントフィルム110は、裏面側が露光面110a、正面側が観察面110bとして構成される。露光面110aは露光により像を記録する面であり、観察面110bは記録された像を観察する面である。
図6に示すように、インスタントフィルム110の観察面110bには、観察部118が備えられる。観察部118は、画像が表示される部分(画像形成領域)である。露光部112(図7参照)を現像処理することにより、観察部118に画像が表示される。観察部118は、露光部112に対応して配置される。観察部118の周囲には、枠118aが備えられ、画像は枠118a(画像形成領域)の内に表示される。観察部118のアスペクト比は露光部112と同じ1対1であり、正方形状を有する。観察面110bにおいて、裏面にポッド部114(図7参照;現像液ポッド)が配置される領域、すなわち観察面110bにおける画像形成領域とは別の領域のうちインスタントフィルム110の一辺(搬送方向において前側)に存在する搬送方向に幅広の領域が余白領域115であり、ユーザは後述するように余白領域115にメッセージを記入することができる。
図7に示すように、インスタントフィルム110の露光面110aには、露光部112、ポッド部114、及び、トラップ部116が備えられる。
露光部112は、露光により画像を記録する部分である。露光部112を挟んでポッド部114とトラップ部116とが前後(表裏)に配置される。第1の実施形態に係るインスタントフィルム110は、アスペクト比が1対1の正方形状の露光部112を有する。
ポッド部114は、露光部112に対して矢印F方向の前側に配置される。ポッド部114には、現像処理液を内包した現像処理液ポッド114aが内蔵される。第1の実施形態では、このポッド部114の観察面110b側の領域が余白領域115である。
トラップ部116は、露光部112に対して矢印F方向の後側に配置される。トラップ部116には、現像処理液の吸収材116aが内蔵される。
なお通常の場合、インスタントフィルム110は、トラップ部116が画像の上側、ポッド部114が画像の下側となる向きでプリントされ(図11参照)、トラップ部116が上側、ポッド部114が下側となる向き(プリント時と逆向き)で観賞されるが、後述するようにユーザの指示に応じて画像を回転して印刷される。初期状態(ユーザの指示が無い状態)で画像がトラップ部116とポッド部114とのどちらを上にして印刷されるか(余白領域が画像の上側となるか下側となるか)は、背面操作部24の操作により設定できる。
インスタントフィルム110は、露光後、ポッド部114の現像処理液を露光部112に展開させることにより現像処理される。ポッド部114の現像処理液は、インスタントフィルム110をローラ対の間に通すことでポッド部114から絞り出され、露光部112に展開される。展開処理時に余った現像処理液が、トラップ部116で捕捉される。
ケース120は、矩形の箱形状を有する。ケース120は、正面部分に露光用の開口部120aを有し、かつ、天面部分にスリット状の排出口120bを有する。インスタントフィルム110は、露光面110aをケース120の正面側に向け、かつ、ポッド部114をケース120の天面側に向けて、ケース120内に重ねて収容される。
また、ケース120は、底面部分にスリット状のクロー開口部120cを有する。ケース120に収容されたインスタントフィルム110は、このクロー開口部120cからクロー52aを進入させることにより1枚ずつ排出口120bに向けて送られ、排出口120bから排出される。
1つのインスタントフィルムパック100には、10枚のインスタントフィルム110が収容される。
〈フィルム装填室〉
フィルム装填室50は、インスタントフィルムパック100を収容可能な凹部としてカメラボディ10の本体部10Aに備えられる。カメラボディ10の裏蓋部10Bを開けると、フィルム装填室50が露呈し、インスタントフィルムパック100の装填が可能になる。
〈フィルム送出機構〉
フィルム送出機構52は、フィルム装填室50に装填されたインスタントフィルムパック100からインスタントフィルム110を1枚ずつ送り出す。フィルム送出機構52は、インスタントフィルム110の送り方向に沿って前後移動するクロー52aを備え、そのクロー52aでケース120内のインスタントフィルム110を1枚ずつ掻き出して、インスタントフィルム110をインスタントフィルムパック100から送り出す。
〈フィルム搬送機構〉
フィルム搬送機構54は、フィルム送出機構52によってインスタントフィルムパック100から送出されたインスタントフィルム110を一定速度で搬送する。フィルム搬送機構54は、搬送ローラ対54A及び展開ローラ対54Bを備える。
搬送ローラ対54Aは、図示しないモータに駆動されて回転し、インスタントフィルム110の両サイドを挟持して搬送する。
展開ローラ対54Bは、図示しないモータに駆動されて回転し、インスタントフィルム110の全体を挟持して搬送する。そして、その搬送過程でインスタントフィルム110のポッド部114を押し潰して、現像処理液を展開処理する。
〈プリントヘッド〉
プリントヘッド56は、インスタントフィルムパック100から送り出されたインスタントフィルム110に画像を記録する。プリントヘッド56は、ライン型の露光ヘッドで構成される。プリントヘッド56は、フィルム搬送機構54によって搬送されるインスタントフィルム110の露光面110aに1ラインずつプリント光を照射し、1パスでインスタントフィルム110に画像を記録する。
第1の実施形態に係るプリンタ付きデジタルカメラ1では、フィルム送出機構52、フィルム搬送機構54、及び、プリントヘッド56はプリント部の構成要素である。
[電気的構成]
図8は、プリンタ付きデジタルカメラ1の電気的構成を示す図である。なお、図8には、主要部の構成のみを図示している。
プリンタ付きデジタルカメラ1は、デジタルカメラに係る構成として、撮影レンズ12、撮影レンズ駆動部212、イメージセンサ42、イメージセンサ駆動部214、アナログ信号処理部216、画像データ入力部218、デジタル信号処理部220、及び、内部メモリ222を備える。また、プリンタに係る構成として、フィルム送出機構52、フィルム送出機構駆動部230、フィルム搬送機構54、フィルム搬送機構駆動部232、プリントヘッド56、プリントヘッド駆動部234、プリント用画像信号処理部236を備える。さらに、デジタルカメラ及びプリンタに共通の構成として、システムコントローラ240、ワークメモリ242、データメモリ244、モニタ22、モニタ駆動部246、操作部248、及び、電源部250を備える。システムコントローラ240(画像入力部、画像回転部、プリント部、表示制御部、トリミング部)がこれらの要素を制御する。
《デジタルカメラに係る構成》
〈撮影レンズ駆動部〉
撮影レンズ駆動部212は、撮影レンズ12の駆動手段である。撮影レンズ駆動部212は、フォーカスレンズ、絞り12a、及びシャッタ12bを駆動する。撮影レンズ駆動部212は、システムコントローラ240の制御の下、撮影レンズ12を駆動する。
〈イメージセンサ駆動部〉
イメージセンサ駆動部214は、イメージセンサ42の駆動手段である。イメージセンサ駆動部214は、システムコントローラ240の制御の下、イメージセンサ42を駆動する。
〈アナログ信号処理部〉
アナログ信号処理部216は、イメージセンサ42から出力された信号を取り込み、相関二重サンプリング処理、増幅処理等の信号処理を施し、デジタル画像信号に変換して出力する。
〈画像データ入力部〉
画像データ入力部218(画像データ入力部)は、システムコントローラ240の制御の下、アナログ信号処理部216から出力されるデジタルの画像信号を取り込む。取り込まれた1枚分の画像データは、ワークメモリ242に格納される。
〈デジタル信号処理部〉
デジタル信号処理部220は、ワークメモリ242に取り込まれた画像データに対して、同時化処理、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、輪郭補正等の信号処理を施し、輝度データ(Yデータ)と色差データ(Cr,Cbデータ)とからなる画像データを生成する。
また、デジタル信号処理部220は、システムコントローラ240の制御の下、画像データを加工処理する。
〈内部メモリ〉
内部メモリ222(記憶部)は、撮影により得られた画像を記憶する。また、内部メモリ222は、画像の回転及び/またはトリミングの内容を示す情報を画像と関連づけて記憶する。内部メモリ222は、例えばEEPROM (EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリで構成される。なお、内部メモリ222に記憶された画像及び情報は図示せぬインタフェース部によりメモリカード等の記録媒体に記録してもよい。またメモリカード等に記録した画像及び情報をインタフェース部を介して入力し、後述する画像の回転やトリミング、印刷に用いてもよい。
《プリンタに係る構成》
〈フィルム送出機構駆動部〉
フィルム送出機構駆動部230は、フィルム送出機構52の駆動手段である。フィルム送出機構駆動部230は、システムコントローラ240の制御の下、クロー52aを駆動する。
〈フィルム搬送機構駆動部〉
フィルム搬送機構駆動部232は、フィルム搬送機構54の駆動手段である。フィルム搬送機構駆動部232は、システムコントローラ240から指令に応じて、搬送ローラ対54A及び展開ローラ対54Bを回転駆動する。
〈プリントヘッド駆動部234〉
プリントヘッド駆動部234は、プリントヘッド56の駆動手段である。プリントヘッド駆動部234は、システムコントローラ240の制御の下、プリントヘッド56を駆動する。
〈プリント用画像信号処理部〉
プリント用画像信号処理部236(被写体検出部、画像回転部、トリミング部、プリント部)は、システムコントローラ240の制御の下、プリント用の画像データを生成する。プリント用の画像データとは、プリントヘッド56によってインスタントフィルム110に記録するための画像データのことである。プリントヘッド56は、プリント用画像信号処理部236で生成されたプリント用の画像データに基づいて駆動され、インスタントフィルム110に画像を記録する。また、プリント用画像信号処理部236は、システムコントローラ240の制御の下、後述する被写体検出、画像回転、トリミングを行う。
《デジタルカメラ及びプリンタに共通の構成》
〈システムコントローラ〉
システムコントローラ240は、プリンタ付きデジタルカメラ1の全体を制御する。システムコントローラ240はコンピュータで構成され、各種のプログラム(本発明に係るプリント方法を実行するためのプログラムを含む)を実行することにより、各種機能を提供する。
〈ワークメモリ〉
ワークメモリ242は、作業用のメモリである。ワークメモリ242は、たとえば、SDRAM(SDRAM : Synchronous Dynamic Random Access Memory)等で構成される。
〈データメモリ〉
データメモリ244は、制御用のプログラム、制御に必要な各種データ等を記憶するメモリである。データメモリ244は、EEPROM等の不揮発性メモリで構成される。
〈モニタ駆動部〉
モニタ駆動部246(表示制御部)は、モニタ22の駆動手段である。モニタ駆動部246は、システムコントローラ240の制御の下、モニタ22を駆動する。
〈操作部〉
操作部248は、電源リング14、第1レリーズボタン16A、第2レリーズボタン16B、背面操作部24、及び、撮影モード切換レバー26で構成される。操作部248は、各操作部材の操作に応じた信号をシステムコントローラ240に出力する。
〈電源部〉
電源部250は、システムコントローラ240の制御の下、各部に電源を供給する。電源部250は、電源としてのバッテリ、及び、電源回路を備える。
[作用]
プリンタ付きデジタルカメラ1は、動作モードとして、撮影モード及び再生モードを有する。プリンタ付きデジタルカメラ1は、撮影モードに設定することにより画像を撮影でき、撮影した画像を内部メモリ222に記録できる。また、再生モードに設定することにより、内部メモリ222に記録された画像を再生できる。また、撮影モードに設定した場合には、撮影した画像をその場でプリントでき、再生モードに設定した場合には、再生中の画像をプリントできる。
《撮影モード》
プリンタ付きデジタルカメラ1は、電源を投入すると撮影モードの状態で起動する。撮影モードにはオートモード及びマニュアルモードがあり、オートモードとマニュアルとの切り換えは撮影モード切換レバー26で行われる。オートモードの場合は撮影すると直ちにプリント処理が実行され、一方、マニュアルモードの場合は、撮影すると撮影した画像がモニタ22に表示され、プリントの指示を待ってプリント処理が実施される。
<通常のプリント>
ここで、通常のプリント(本発明のプリント方法による画像の回転を行わない場合)における被写体と余白領域との関係について説明する。以下、被写体が図9のような人物P1であるものとし、人物P1の顔の上下方向はプリンタ付きデジタルカメラ1の上下方向と一致しているものとする。このような人物P1を撮影すると、通常のプリントは図10の(a)部分のように印刷され、図10の(b)部分のような向きで観賞に供される。すなわち、インスタントフィルム110は余白領域115(観察面110bにおいて、裏面にポッド部114が位置する領域)が搬送方向(矢印F)の前方になるように搬送される(図10,11参照)。図11中、紙面側が観察面110bであり、紙面と反対側が露光面110aである。したがって、通常のプリント(図10,11の状態)では、観賞時には余白領域115は人物P1の下側になる。なお、図11では印刷時にプリントイメージ(印刷される画像及び余白領域が画像の回転に応じて配置された画像)をモニタ22に表示している。図11ではプリントイメージの明度を下げて表示しているが、彩度を下げてもよい。
このようなプリントの余白領域115にメッセージを記入する場合、メッセージは人物P1の下側になるが、ユーザによってはメッセージが被写体の下側に位置することを好まない場合があり、そのようなユーザにとっては上述の処理では希望通りのプリントを得ることができない。そこで第1の実施形態では、以下のプリント処理を行う。なお、背面操作部24の操作により、初期状態での印刷方向は図10,11に示す方向となるように設定されているものとする。
<第1の実施形態に係るプリント処理>
次に、第1の実施形態に係るプリント処理について説明する。図12はプリント処理の手順を示すフローチャートである。なお、被写体は図9の人物P1であるものとする。
プリンタ付きデジタルカメラ1が起動すると、システムコントローラ240はモニタ22に対してライブビュー表示を行い、ライブビュー表示の状態でユーザの撮影指示に応じて撮影が行われる。ライブビュー表示とはイメージセンサ42で捉えた画像をモニタ22にリアルタイムに表示することであり、「スルー表示」とも呼ばれる。撮影指示は、第1レリーズボタン16Aまたは第2レリーズボタン16Bの全押しで行われる。なお、その前段階として、第1レリーズボタン16Aまたは第2レリーズボタン16Bの半押しで撮影準備が行われる。すなわち測光及び測距が行われ、露出の設定及び焦点合わせが行われる。
第1レリーズボタン16Aまたは第2レリーズボタン16Bの半押し後、これらボタンのいずれかを全押しすることで本撮影が指示され、本撮影の処理が実施される(ステップS100;画像入力工程)。すなわち、設定された露出でイメージセンサ42を露光し、記録用の画像を取り込む。取り込んだ画像は、撮影画像として内部メモリ222に記録される。
オートモードの場合、システムコントローラ240は以下の処理を実行し、回転した画像が印刷される。マニュアルモードの場合は、以下の処理が実行されて撮影画像が回転され余白領域115と共にモニタ22にプレビュー表示され(図12のステップS108)、この状態でプリントボタン及びOKボタンが押圧されるとプリントの指示が確定して、システムコントローラ240が以下の処理を実行する。
ステップS102(被写体検出工程)では本撮影処理に続いて撮影画像の被写体を検出し、検出結果に基づいてステップS104(被写体検出工程)で人物の顔を検出したか否か判断する。これらの処理は、システムコントローラ240の制御の下でプリント用画像信号処理部236が行う。顔検出は、種々の公知の方法を用いることができる。例えば、撮影画像において対象領域の位置を移動させながら対象領域の画像と顔画像テンプレートとを照合し、両者の相関を調べる。そして、相関スコアが予め設定されたしきい値を越えると、その対象領域を顔領域として認定する。顔が検出されない場合には、対象領域の大きさを変えながら処理を繰り返す。なお、顔検出方法として、顔に含まれる特徴領域(例えば、肌色の領域を有する、肌色領域の中に黒色領域(目)を有する、肌色領域が顔の形状を有する等)を顔領域として検出する方法等を利用することもできる。なおステップS102,S104において人物の顔を検出しなかった場合は、ステップS106,S108の処理をスキップしてステップS110に進む。
ここでは、図13のように撮影画像Im0において人物P1の顔が検出された(ステップS104でYes)ものとする。図13において、一点鎖線は顔検出用の枠G1(印刷されない)を示す。なお、顔検出には必ずしも枠を用いる必要はない。また、以降の図において枠は適宜省略する。
ステップS106では、顔検出の結果に基づいて撮影画像Im0を回転する(画像回転工程)。図13の例では顔の上下方向D1が撮影画像Im0の上下方向D0と一致しているので、上下方向D1が搬送方向(矢印Fの方向)と一致するように撮影画像Im0を180度回転させる。回転により得られた画像(画像Im1)を図14に示す。なお、上述した顔検出用の枠、及び顔の上下方向を示す矢印をモニタ22に表示する必要はない。
図13,14に示すような画像の回転及び表示に際して、顔(被写体)の上下方向は顔検出(画像処理)の結果から判断してもよいし、撮影時のプリンタ付きデジタルカメラ1の向きで判断してもよい。「撮影時のプリンタ付きデジタルカメラ1の向き」は、例えば加速度センサで検出した重力方向を上方向とすることで決定することができる。
ステップS106で撮影画像Im0を回転して画像Im1が得られたら、プリントイメージIm2(画像Im1及び余白領域115が画像の回転に応じて配置された画像;表示用画像の一例)をモニタ22に表示する(ステップS108;図16参照)。回転した画像Im1を印刷する場合、人物P1の上方向(「特定の方向」の一例)に余白領域115が位置するように搬送される(図15,16の矢印F方向)ので、プリントイメージIm2においては余白領域115を画像Im1に対し人物P1の上方向に配置する(図15参照)。
図15,16に示すように、プリントイメージIm2を表示する際は、メッセージのサンプル(図15ではサンプルM1)を、画像Im1の上部に位置するように配置された余白領域115に表示する。第1の実施形態では、このような表示により余白領域115にメッセージを記入した状態を確認でき、意図したプリントを容易に得ることができる。なおメッセージのサンプルの内容は特に限定されず、また表示は文字、数字、記号、図形により行ってよい。図15のサンプルM1はユーザが手書きで記入することを想定して手書き文字風に表示しているが、文字等の種類はこのような態様に限定されない。
ステップS110では、印刷指示の有無を判断する。この判断はメニューボタン24aの押圧の有無によって行うことができる。具体的にはOKボタンであるメニューボタン24aを押圧するとプリント指示が確定し、バックボタンである機能ボタン24c5を押すとプリントの指示がキャンセルされる。なおプリント指示及びキャンセルは、モニタ22にプリント指示用ダイアログを表示して行うことができる。また、印刷指示の有無の判断はマニュアルモードの場合のみ行い、オートモードの場合はステップS110をスキップしてもよい。
プリントイメージIm2をモニタ22に表示した状態でメニューボタン24aを押圧すると、プリント指示が確定して図16に示すように印刷が行われる(ステップS112;画像印刷工程)。上述のように第1の実施形態では撮影画像Im0を180度回転して画像Im1としているので、モニタ22に表示されたプリントイメージIm2における被写体の向きと排出されるインスタントフィルム110における被写体の向きとが一致しており、ユーザが違和感を覚えることがない。なお通常のプリントについて上述したのと同様に、モニタ22に表示するプリントイメージIm2は明度及び/または彩度を下げて表示してもよい。
印刷が終了するとステップS114に進み、撮影画像Im0と画像の回転情報(ここでは、撮影画像Im0を180度回転したこと)を関連づけて内部メモリ222に記憶する。回転情報は画像ファイルのヘッダ部分に記録してもよいし、別ファイルに記録して画像ファイルとリンクさせてもよい。このような記憶により、ユーザの指示に応じて画像の回転を再現することができる。
以上説明したように、プリンタ付きデジタルカメラ1によれば、顔検出の結果に基づいて撮影画像Im0を回転し、回転した画像Im1と余白領域115とを含むプリントイメージIm2をモニタ22に表示するので、画像Im1と余白領域115との位置関係を印刷前に確認することができる。また、余白領域115の配置方向(顔の上側)に合わせてメッセージのサンプル(図15のサンプルM1を参照)をモニタに表示するので、余白領域115にメッセージを記入した状態を印刷前に確認することができる。
このように、第1の実施形態によれば、画像形成領域及び余白領域を有するインスタントフィルムを用いて画像を印刷する際に、余白領域が被写体に対し所望の方向に位置したプリントを得ることができる。
なお、上述した第1の実施形態では余白領域が顔の上側に位置するように撮影画像を回転させる場合について説明したが、ユーザは余白領域が顔の下側に位置することを好む場合もある。そこでこのような場合は、ステップS110において背面操作部24(機能ボタン24c1〜24c6)の操作に応じてNoと判定してステップS106に戻り、画像Im1を再度回転して通常通りプリントしてもよい。この場合、図10に示すように余白領域115が人物P1の下側に位置するプリントが得られる。
また、プリンタ付きデジタルカメラ1では、上述のように初期状態(ユーザの指示が無い状態)での印刷方向(図15,16のどちらであるか)は背面操作部24の操作により設定できるので、「初期状態では図16のように設定されているが、ユーザが図15のように印刷することを好む」場合もある。このような場合も、第1の実施形態と同様に撮影画像を回転しプリントイメージとしてモニタ22に表示し、印刷を行うことができる。
<画像回転の他の例1>
上述した第1の実施形態では、被写体の顔の向きが画像の上下方向と一致している場合について説明した(図13参照)。しかし被写体の向きやユーザによるプリンタ付きデジタルカメラ1の保持方向によっては、顔の向きが画像の上下方向と一致せず斜めになっている場合がある。以下、そのような場合の画像の回転について説明する。
図17は顔の向きが斜めである場合の撮影画像Im3を示す図である(図17中、矢印Fは印刷時の搬送方向を示す)。図17では、被写体である人物P2の顔(枠G2により検出)の上下方向D2が撮影画像Im3の上下方向D0と一致せず斜めになっている。この場合、上述した第1の実施形態と同様に、顔の上下方向D2が撮影画像Im3の上下方向D0と反対方向である方向D3と一致するように約180度回転させることができ、その結果回転させた画像は図14に示す画像Im1と同様になる。したがって被写体である人物P2と余白領域115との関係は図15に示すプリントイメージIm2と同様になって、図16について説明したのと同様の表示及び印刷が行われる。
一方、図17の状態において、上述した「通常の状態」と同様に顔の上下方向D2が撮影画像Im3の上下方向D0と一致するように回転させることもできる。この場合、図18の(a)部分に示すように、回転後の画像Im3aに対し余白領域115は顔の下側(「特定の方向」の一例)に位置する。したがって、回転後の画像Im3a及び余白領域115を含むプリントイメージIm4(表示用画像)をモニタ22に表示することができる。この際、余白領域115にメッセージのサンプルM1を合わせて表示する。
なお、図18の(a)部分に示すプリントイメージIm4をモニタ22に表示すると、顔が下向きになりユーザは見づらいと感じる可能性がある。そこでモニタ22に表示する際は、顔が上向きになるように回転させたプリントイメージをモニタ22に表示してもよい。この際、プリントイメージIm4における被写体(人物P2)とサンプルM1との位置関係を保ったまま単純に180度回転させると、図18の(b)部分に示すように人物P2の顔の上下方向とサンプルM1aの上下方向が逆になり、ユーザはプリントイメージIm4aを視認しにくくなってしまう。そこでこのような場合は、プリントイメージを回転する際にその回転に合わせてサンプルも回転し、図18の(c)部分に示すプリントイメージIm4bのように人物P2の顔の上下方向とサンプルM1bの上下方向を揃えて表示すればよい。これによりユーザはプリントイメージIm4b(画像Im3bと、その下側に配置されたサンプルM1bを含む)を容易に視認することができる。なお、このようなプリントイメージの回転はモニタ22への表示に関してのみ行われるので、プリントイメージIm4bのように表示する場合、印刷の際は、モニタ22上のプリントイメージの向きと搬送されるインスタントフィルム110上の画像の向きとは逆になる(図11参照)。
以上説明した例1によれば、被写体が斜めに写っている場合に画像を回転して余白領域が顔の上側または下側に位置した画像及びプリントが得られ、ユーザは被写体が見やすい画像を得ることができる。なお、例1のように画像を回転する場合、回転角度が180度ではないので、回転後の画像と画像形成領域(観察部118)とは形状が一致しない。そこで、形状が一致するように、画像を適宜拡大、縮小、トリミング等してもよい(上述した第1の実施形態及び以下の例についても同様である)。
<画像回転の他の例2>
上述した第1の実施形態及び例1では被写体が一人の人物である場合について説明したが、被写体が複数の人物であり顔の方向がそれぞれ異なっている場合がある。このような場合の画像の回転について以下に説明する。
図19は被写体が複数の人物である場合の画像の回転処理を示すフローチャートである。図12と同じ処理を行うステップには同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図19のフローチャートでは、ステップS104(被写体検出工程)で「人物の顔を検出した」と判断された場合(判断結果がYes)は、ステップS105(被写体検出工程)において1つの顔を検出したか否かを判断し、複数の顔を検出した場合(ステップS105でNo)はステップS107(被写体検出工程、画像回転工程)に進んで複数の顔の方向の相違が許容範囲以下であるか否かを判断する。例えば、図20に示すように撮影画像Im5で検出した被写体が人物P3aと人物P3b(枠G2a,G2bによる)であり、それら人物の顔の方向がそれぞれ上下方向D4、上下方向D5である場合に、上下方向D4と上下方向D5の成す角度が許容範囲以下であるか否かを判断する。許容範囲の値は、必要に応じて例えば30度、45度、90度等任意の値を設定しうる。なお、撮影画像Im5の方向は上下方向D0であり、上下方向D4は上下方向D0と一致しているものとする。
図20の例では上下方向D4と上下方向D5の成す角度が小さく、許容範囲以下であるものとする。この場合、上述した第1の実施形態と同様に画像が回転され(図13〜図15を参照)、図21のプリントイメージIm6(表示用画像)の状態でモニタ22に表示される。余白領域115には、回転後の画像Im5aと余白領域115との位置関係に応じた表示方向(モニタ22に表示したときの上下方向が画像の上下方向と一致)によりメッセージのサンプルM2が表示される。モニタ22への表示と印刷の様子は図16と同様である。
図20では顔の方向の相違が小さく許容範囲以下である場合の例を示したが、顔の方向の相違が許容範囲より大きくなる場合もありうる。図22は人物P4a,P4bの顔の方向(上下方向D6,D7)の相違が大きい場合の撮影画像Im7を示しており、上下方向D6,D7の成す角度が120度を超えている。このように顔の方向が大きく異なっている状況では、いずれかの顔に合わせて画像を回転すると他の顔が見にくくなってしまう場合があるため、顔の方向の相違が許容範囲より大きい場合は以下に説明するように印刷に際して画像を回転させないようにしてもよい。なお、図22のような構図は、地面や床に寝転がっている複数の人物を上から撮影した場合や、逆に地面に置かれたカメラを複数の人物が上からのぞき込んでいる場合等に生じうる。
図22の例において顔方向の相違の許容範囲が90度であるとすると、顔の方向の相違が許容範囲を超えているためステップS107(被写体検出工程、画像回転工程)の判断が否定され、ステップS106(画像回転工程)をスキップして撮影画像Im7を回転せずステップS108へ進む。この場合、撮影画像Im7を回転しないので、モニタ22には図23のようにプリントイメージIm7aが表示される。余白領域115には、撮影画像Im7と余白領域115との位置関係に応じた表示方向で、メッセージのサンプルM3が表示される。モニタ22への表示及び印刷の様子は図11と同様である。
<画像回転の他の例3>
次に、画像回転のさらに他の例について説明する。図24は、撮影画像Im8において複数の人物P5a,P5b,P5cが顔検出用の枠により検出され、それら人物の顔の上下方向が上下方向D8,D9,D10である様子を示している。上下方向D8,D9は撮影画像Im8の上下方向D0と一致しており、上下方向D10は上下方向D0とは異なっている。
本例では、このような場合、数の多い方向を優先して撮影画像Im8を回転させる。具体的には、2つの上下方向D8,D9が同じ方向であり1つの上下方向D10が異なる方向であるので、上下方向D8,D9に合わせて撮影画像Im8を回転する。回転の度合いは、第1の実施形態(図13〜15参照)と同様に、人物P5a,P5bの顔の上下方向D8,D9が搬送方向(矢印Fの方向)と一致するように180度とすればよい。これにより、モニタ22には図25に示すプリントイメージIm9(回転後の画像Im8a及び余白領域115を含む;表示用画像)のようになり、余白領域115は人物の顔の上方向に位置する。また、メッセージのサンプルM4が余白領域115に表示される。このようなプリントイメージの表示及び印刷は図16について説明したのと同様に行うことができる。
このようにして、本例においても余白領域115と画像との位置関係、及び余白領域115にメッセージを記入した状態を確認でき、余白領域115が被写体である人物P5a,P5b,P5cに対し所望の方向に位置したプリントを得ることができる。
<画像回転の他の例4>
次に、画像回転のさらに他の例について説明する。本例では、複数の人物の顔方向の相違が許容範囲(例えば、90度)以下である場合、複数の顔方向の中間を基準に撮影画像を回転する。例えば、図26に示すように撮影画像Im10に複数の人物P6a,P6bが写っており、顔方向がそれぞれ上下方向D11,D12であるものとする。顔方向の相違(上下方向D11,D12の成す角度)は90度以下である。この場合、上下方向D11,D12の中間である方向D13を基準とし、方向D13が印刷時の搬送方向(矢印Fの方向)と一致するように撮影画像Im10を回転する。
このような回転により得られたプリントイメージIm11(表示用画像)を図27に示す。プリントイメージIm11では、回転後の画像Im10aに対し余白領域115が上側に位置するように配置され、メッセージのサンプルM5も表示されている。このようなプリントイメージの表示及び印刷は、図16と同様に行うことができる。このように、本例においても余白領域115と画像との位置関係、及び余白領域115にメッセージを記入した状態を確認でき、被写体である人物P6a,P6bに対し余白領域115が所望の方向に位置したプリントを得ることができる。
<画像のトリミング>
次に、上述のように回転した画像のトリミングについて説明する。撮影状況によっては人物が小さく写っている場合があり、トリミングにより人物あるいはその顔が画像の多くを占めるプリントを得ることができる。図28は画像の回転及びトリミングの処理を示すフローチャートである。図28中、図12,19と同一の処理には同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図28のフローチャートでは、ステップS108において回転した画像及びメッセージのサンプルを表示した後、ステップS109aでトリミング指示がされたか否かを判断する。この判断は、背面操作部24を介したユーザの指示入力の有無により行うことができる。判断が肯定されるとステップS109bに進んでトリミングを行い、トリミングした画像及びメッセージのサンプルをステップS109bで表示する。なお、トリミングの処理は、システムコントローラ240の制御の下でプリント用画像信号処理部236が行う。
例えば図29のように撮影画像Im12において顔検出用の枠G4により人物P7が検出され、顔の方向が上下方向D14であったとする。この場合、上述のように上下方向D14が搬送方向(矢印Fの方向)と一致するように180度回転させると図30に示す画像Im12aが得られるが、画像Im12aでは人物P7が画像の端付近に存在しているので、人物以外の部分を一部トリミングする。例えば、図30に示す上下範囲Tv及び左右範囲Thを残して、それ以外の領域をトリミングすることができる。上下範囲Tv及び左右範囲Thは人物P7の顔を中心として画像Im12a内で設定されており、トリミング後の画像に空白(無画像部分)が生じないようになっている。
このようにしてトリミングを行ったら、トリミングにより得られた画像及びメッセージのサンプルをステップS109cでモニタ22に表示する。例えば、図31に示すようなプリントイメージIm13(表示用画像)を表示する。プリントイメージIm13では、上述のように回転され人物P7以外の部分が一部トリミングされた画像Im12bと、人物P7の顔の上方向に位置した余白領域115が表示されている。また、余白領域115にはメッセージのサンプルM6が表示される。このようなプリントイメージの表示及び印刷は、図16について説明したのと同様に行うことができる。なお、上述した第1の実施形態と同様に、撮影画像、及び画像の回転及び/またはトリミングの内容を示す情報は、互いに関連づけて内部メモリ222に記憶され(ステップS114a)、ユーザの指示に応じて回転/及びまたはトリミングの内容を再現することができる。
<第2の実施形態>
上述した第1の実施形態及び他の例では、本発明のプリンタ、撮像装置、及びプリント方法をプリンタ付きデジタルカメラ1により実現する場合について説明したが、本発明のプリンタ、撮像装置、及びプリント方法はこのような態様だけでなくスマートフォン及びプリンタを用いて実現することもできる。
図32は本発明の第2の実施形態に係るプリントシステム500の構成を示す図である。プリントシステム500は、スマートフォン200(プリンタ付きカメラ、プリンタ)及びプリンタ300(プリンタ)を含んで構成される。スマートフォン200は、撮像光学系及び撮像素子により画像を取得する撮像部(デジタルカメラ)と、画像の回転等を行う画像処理部と、タッチパネル機能を備えたモニタと、を備え(図32で不図示)、このモニタに上述した撮影画像及びやプリントイメージを表示しつつ、第1の実施形態について説明した背面操作部24等と同様の操作をユーザが行えるようになっている。また、スマートフォン200には本発明に係るプリント方法を実行するプログラムがアプリケーションソフトウェアとしてインストールされており、このアプリケーションソフトウェアの制御により、第1の実施形態について説明したプリンタ付きデジタルカメラ1と同様の処理が行われる。すなわち、第2の実施形態においてスマートフォン200は本発明に係るプリンタ及びプリンタ付きカメラにおける画像入力部、被写体検出部、画像回転部、表示制御部、トリミング部として機能し、また撮影画像やプリントイメージ等を表示する表示装置としても機能する。スマートフォン200はさらに、本発明に係るプリンタの機能(プリント部)の一部(プリンタ300に対するプリント指示機能)をも有する。
一方、プリンタ300はスマートフォン200と有線及び/または無線により通信し、スマートフォン200からの指示に応じて印刷を行う。プリンタ300では、第1の実施形態と同様にインスタントフィルムパック100に収容されたインスタントフィルム110を用いることができ、印刷後のインスタントフィルム110が排出口311から排出される。
上述した構成のプリントシステム500においても、図12,19,28のフローチャート等に示す処理手順により、第1の実施形態及び他の例と同様に撮像(画像入力)、画像の回転、プリントイメージ(画像、余白領域、及びメッセージのサンプルを含む)の表示、プリント指示等を行うことができる。これにより余白領域が被写体に対し所望の方向に位置したプリントを得ることができ、また余白領域にメッセージを記入した状態を確認することができる。なお、プリントシステム500におけるスマートフォン200の機能は、上述したアプリケーションソフトウェアと同様のソフトウェアをパーソナルコンピュータにインストールすることで実現することもできる。
<その他の例>
上述した実施形態及び例では被写体が人物の顔である場合について説明したが、本発明において被写体は人物の顔に限られず、空、海、地面、樹木、建物、各種機器等上下方向のある他の被写体に適用することができる。
以上で本発明の実施形態及び例に関して説明してきたが、本発明は上述した態様に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
1 プリンタ付きデジタルカメラ
10 カメラボディ
10A 本体部
10B 裏蓋部
10C ヒンジ部
12 撮影レンズ
12a 絞り
12b シャッタ
14 電源リング
16A 第1レリーズボタン
16B 第2レリーズボタン
18 フラッシュ
20 補助光ランプ
22 モニタ
24 背面操作部
24a メニューボタン
24b コマンドダイヤル
24c1 機能ボタン
24c2 機能ボタン
24c3 機能ボタン
24c4 機能ボタン
24c5 機能ボタン
24c6 機能ボタン
26 撮影モード切換レバー
28 プリント排出口
30 ロック解除レバー
42 イメージセンサ
50 フィルム装填室
52 フィルム送出機構
52a クロー
54 フィルム搬送機構
54A 搬送ローラ対
54B 展開ローラ対
56 プリントヘッド
100 インスタントフィルムパック
110 インスタントフィルム
110a 露光面
110b 観察面
112 露光部
114 ポッド部
114a 現像処理液ポッド
115 余白領域
116 トラップ部
116a 吸収材
118 観察部
118a 枠
120 ケース
120a 開口部
120b 排出口
120c クロー開口部
200 スマートフォン
212 撮影レンズ駆動部
214 イメージセンサ駆動部
216 アナログ信号処理部
218 画像データ入力部
220 デジタル信号処理部
222 内部メモリ
230 フィルム送出機構駆動部
232 フィルム搬送機構駆動部
234 プリントヘッド駆動部
236 プリント用画像信号処理部
240 システムコントローラ
242 ワークメモリ
244 データメモリ
246 モニタ駆動部
248 操作部
250 電源部
300 プリンタ
500 プリントシステム
D0 上下方向
D1 上下方向
D10 上下方向
D11 上下方向
D12 上下方向
D13 方向
D14 上下方向
D2 上下方向
D3 方向
D4 上下方向
D5 上下方向
D6 上下方向
D7 上下方向
D8 上下方向
D9 上下方向
F 矢印
G1 枠
G2a 枠
G2b 枠
G4 枠
Im0 撮影画像
Im1 画像
Im2 プリントイメージ
Im3 撮影画像
Im3a 画像
Im3b 画像
Im4 プリントイメージ
Im4a プリントイメージ
Im4b プリントイメージ
Im5 撮影画像
Im5a 画像
Im6 プリントイメージ
Im7 撮影画像
Im7a プリントイメージ
Im8 撮影画像
Im9 プリントイメージ
Im10 撮影画像
Im10a 画像
Im11 プリントイメージ
Im12 撮影画像
Im12a 画像
Im12b 画像
Im13 プリントイメージ
M1 サンプル
M1a サンプル
M1b サンプル
M2 サンプル
M3 サンプル
M4 サンプル
M5 サンプル
M6 サンプル
P1 人物
P2 人物
P3a 人物
P3b 人物
P4a 人物
P5a 人物
P6a 人物
P7 人物
S100〜S114a プリント処理方法の各ステップ
Th 左右範囲
Tv 上下範囲
x 矢印
y 矢印
z 矢印

Claims (14)

  1. 画像形成領域及び一辺に幅広の余白領域を有するインスタントフィルムであって、前記余白領域は前記画像形成領域とは別の領域であるインスタントフィルムに画像を印刷するプリンタであって、
    画像を入力する画像入力部と、
    前記入力した画像から被写体としての顔を検出する被写体検出部と、
    前記被写体としての顔の向きに応じて前記入力した画像を回転させる画像回転部であって、前記回転させた画像を前記インスタントフィルムに印刷した場合に前記余白領域が前記被写体としての顔に対し特定の方向に位置するように前記入力した画像を回転させる画像回転部と、
    前記回転させた画像を前記インスタントフィルムに印刷するプリント部と、
    前記印刷を実行する前に、前記回転させた画像及び前記余白領域を、前記余白領域が前記回転させた画像に対し前記特定の方向に位置するように配置して表示装置に表示させる表示制御部と、
    を備えるプリンタ。
  2. 前記表示制御部は、前記表示された前記余白領域において、前記配置に応じた方向により前記表示装置にメッセージのサンプルを表示させる請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記表示制御部は、前記入力した画像または前記回転させた画像を前記印刷の際の前記インスタントフィルムの搬送方向に合わせて回転させた表示用画像を前記表示装置に表示させる請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 前記特定の方向は前記検出した被写体としての顔に対して上方向または下方向である請求項1から3のいずれか1項に記載のプリンタ。
  5. 前記被写体検出部は、前記被写体として人物の顔を検出する請求項1から4のいずれか1項に記載のプリンタ。
  6. 前記画像回転部は前記余白領域が前記人物の顔の上側に位置するように前記入力した画像を回転させる請求項5に記載のプリンタ。
  7. 前記画像回転部は前記余白領域が前記人物の顔の下側に位置するように前記入力した画像を回転させる請求項5に記載のプリンタ。
  8. 前記被写体検出部が複数の人物の顔を検出した場合において、前記複数の人物の顔の方向の相違が許容範囲以内であるときは、前記画像回転部は前記入力した画像を回転させる請求項5から7のいずれか1項に記載のプリンタ。
  9. 前記被写体検出部が複数の人物の顔を検出した場合において、前記複数の人物の顔の方向の相違が許容範囲を超えるときは、前記画像回転部は前記入力した画像を回転させない請求項5から7のいずれか1項に記載のプリンタ。
  10. 前記検出した人物の顔を除く領域の一部を前記回転させた画像においてトリミングするトリミング部を備え、前記プリント部は前記トリミングを施した画像を印刷する請求項5から9のいずれか1項に記載のプリンタ。
  11. 前記回転及び/または前記トリミングの内容を示す情報を前記入力した画像と関連づけて記憶する記憶部を備える請求項10に記載のプリンタ。
  12. 前記インスタントフィルムは前記余白領域に現像液ポッドが設けられる自己現像型インスタントフィルムであり、
    前記プリント部は、前記印刷の際に前記現像液ポッドを前方として前記自己現像型インスタントフィルムを搬送する請求項1から11のいずれか1項に記載のプリンタ。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のプリンタと、撮像光学系と、前記撮像光学系により結像された前記被写体の光学像を示す信号を出力する撮像素子と、を備え、
    前記画像入力部は前記出力された信号に基づいて生成された画像を入力するプリンタ付きカメラ。
  14. 画像形成領域及び一辺に幅広の余白領域を有するインスタントフィルムであって、前記余白領域は前記画像形成領域とは別の領域であるインスタントフィルムに画像を印刷するプリント方法であって、
    画像を入力する画像入力工程と、
    前記入力した画像から被写体としての顔を検出する被写体検出工程と、
    前記検出した被写体としての顔の向きに応じて前記入力した画像を回転させる画像回転工程であって、前記回転させた画像を前記インスタントフィルムに印刷した場合に前記余白領域が前記被写体としての顔に対し特定の方向に位置するように前記入力した画像を回転させる画像回転工程と、
    前記回転させた画像を前記インスタントフィルムに印刷する画像印刷工程と、
    前記印刷を実行する前に、前記回転させた画像及び前記余白領域を、前記余白領域が前記回転させた画像に対し前記特定の方向に位置するように配置して表示装置に表示させる表示制御工程と、
    を含むプリント方法。
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