JP6664116B2 - 保冷庫 - Google Patents
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Description
このような従来の保冷庫として、例えば、保冷室と、扉と、蓄冷室と、ダクトと、ファンとを備え、ダクトは、開口部の開口面に沿って保冷室内に冷気を供給する第1供給口を備え、扉が開いた場合にダクトに空気を通しエアカーテンを作り外部への冷気漏れを防ぐようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
本発明は、前記した点に鑑みてなされたものであり、保冷室の下方における過剰冷却を防止し、保冷室における均一な保冷を行うことのできる保冷庫を提供することを目的とする。
これにより、制御部により、床面温度センサによる検出温度に基づいて、ファンの回転量および流量調整機構の流量を制御するようにしているので、保冷室の床面付近が過剰に冷却されることを防止することができ、保冷室における均一な保冷を行うことができるとともに、保冷室の下方に収容した荷物の凍結などを確実に防止することができる。
これにより、制御部により、吹出温度センサによる検出温度に基づいて、ファンの回転量および流量調整機構の流量を制御するようにしているので、保冷室における均一な保冷を行うことができ、保冷室の下方に収容した荷物の凍結などを確実に防止することができる。
これにより、制御部により、蓄冷量算出部による蓄冷剤の蓄冷量に基づいて、ファンの回転量および流量調整機構の流量を制御するようにしているので、蓄冷剤の蓄冷量に応じた制御を行うことができる。
これにより、制御部により、バッテリ残量検出部によるバッテリの残量に基づいて、ファンの回転量および流量調整機構の流量を制御するようにしているので、バッテリ残量検出部によるバッテリに残量に応じた制御を行うことができる。
これにより、制御部は、データテーブルを参照することで、容易に床面温度センサによる検出温度、吹出温度センサによる検出温度、蓄冷量算出部による蓄冷剤の蓄冷量およびバッテリの残量に基づいて、制御すべきファンの回転量および流量調整機構の流量を取得することができる。
図1は、本発明に係る保冷庫の第1実施形態を示す概略構成図である。なお、本発明が適用される保冷庫としては、これに限定されるものではなく、種々の保冷庫が適用可能である。
床板11の下方には、所定間隔をもって2枚の仕切り板13,14が設けられている。
床板と上方の仕切り板13との間の空間は、床板11に沿って延在する非冷却流路15とされており、上方の仕切り板13と下方の仕切り板14との間の空間は、蓄冷剤16が収容される蓄冷室17とされている。さらに、下方の仕切り板14の下方の空間は、機械室30とされている。
保冷室12には、通風路18の空気を保冷室12に導入するためのファン20が設置されており、このファン20は図示しないバッテリの電源により駆動されるように構成されている。
床板11の通風路18と反対側には、保冷室12の内部の空気を非冷却流路15および蓄冷室17に戻すための戻り用開口19が形成されている。
非冷却流路15および蓄冷室17の入口側には、流量調整機構21が設けられている。
図2に示すように、本実施形態においては、流量調整機構21は、非冷却流路15と蓄冷室17との仕切り板13の端部に取り付けられた開閉板22により構成されている。この開閉板22は、例えば、モータなどの図示しない駆動装置により、仕切り板13の端辺を中心として上下方向に回動自在とされている。そして、流量調整機構21は、開閉板22を回動動作させることで、図2(a)に示すように、蓄冷室17の入口側を閉塞した状態、または、図2(b)に示すように、非冷却流路15の入口側を閉塞した状態に切り替えることができるように構成されている。
この場合においては、流量調整機構21は、戻り用開口19から流入する空気を非冷却流路15または蓄冷室17に選択的に流すことができるものである。
図3に示すように、流量調整機構21は、ルーバ状の開閉機構23により構成されている。開閉機構23は、複数枚の羽板24から構成されており、これら各羽板24を図示しない駆動装置により回動させることで、開閉機構23の開口面積を可変することができるように構成されている。
この場合においては、流量調整機構21は、戻り用開口19から流入して非冷却流路15または蓄冷室17に流れる空気の流量を調節することができるものである。すなわち、羽板24の回動量を調整することにより、例えば、非冷却流路15に50%、蓄冷室17に50%や、非冷却流路15に20%、蓄冷室17に80%といった任意の流量で空気を流すことが可能となっている。
そして、吹出温度センサ25および床面温度センサ26により検出される保冷室12のファン20の吹出温度および床面温度に基づいて、ファン20の動作および流量調整機構21の動作を行うことで、保冷室12を所定の温度に保持するように構成されている。
なお、図2および図3では、機械室30の図示を省略している。
蓄冷剤16の材料としては、例えば、所定の濃度で塩化ナトリウムが添加された塩化ナトリウム及び水を含む混合物である。蓄冷剤16の材料の結晶開始温度と蓄冷剤16の材料の結晶終了温度との差の絶対値は、例えば、2℃以下である。容器を形成するフィルムは、例えば、アルミニウム層と、アルミニウム層の厚さ方向の両側に配置された2つ以上の樹脂層とを備えた、積層フィルムである。
箱体を形成する材料としては、例えば、伝熱性に優れたアルミニウムなどの金属または合金が用いられる。箱体をこのような材料で形成することで、蓄冷剤16に蓄えられた冷熱を箱体の近くを流れる空気に伝達しやすくなる。
蓄冷室17に配列された箱体の数は、例えば、保冷庫1の冷却に必要な冷熱量、蓄冷剤16の寸法あるいは蓄冷室17の容積など条件に基づいて適切に定められる。蓄冷室17に配列された複数の箱体の数は、箱体同士の間に形成された空気の流路において空気の流れに生じる圧力損失が適切な大きさに保たれるように定めることが好ましい。
圧縮機31で圧縮された冷媒は、凝縮器32で熱交換した後、膨張弁34で膨張されて、低温冷媒となって蓄冷剤16に送られる。冷媒は、蓄冷剤16と熱交換を行い、蓄冷剤16の冷却が行われる。この蓄冷剤16の冷却により、蓄冷剤16の内部に収納された液体状態の蓄冷剤16の材料が固化して蓄冷剤16に冷熱が蓄えられる。
冷凍回路は、保冷室12で物品を保冷する前に、蓄冷剤16に冷熱を蓄えるために使用され、冷凍回路は、保冷室12で物品を保冷している期間は停止している。
冷凍回路を本体10の外部に設置する場合には、蓄冷剤16を着脱自在に構成し、外部の冷凍回路により蓄冷剤16に冷熱を蓄え、冷熱が蓄えられた蓄冷剤16を蓄冷室17に設置するようにすればよい。
また、機械室30は、例えば、本体10の外部上方あるいは本体10の外部側面など、他の箇所に設置するようにしてもよい。
図4は、本実施形態における制御構成を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態においては、保冷庫1の制御を行う制御部40を備えている。制御部40は、保冷庫1の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行部としてのCPU、このCPUによって実行可能な基本制御プログラムや所定のデータ等を不揮発的に記憶するROM、RAMなどのメモリ、その他の周辺回路などを備えている。
さらに、制御部40には、表示部44が接続されている。表示部44は、例えば、タッチパネル機能を備えた液晶表示パネルなどで構成され、制御部40からの画像情報に基づいて所定の表示を行うとともに、表示部44を操作することで、所定の入力操作を行うことができるように構成されている。
表示部44の操作としては、例えば、保冷室12を冷凍または冷蔵で使用するといった保冷室12の温度帯設定操作などがある。
なお、冷蔵時の設定温度は、例えば、5℃とされ、冷凍時の設定温度は、例えば、−20℃とされる。
蓄冷剤16の蓄冷量の算出手段としては、例えば、本出願人による特願2015−198441に記載の技術が用いられる。
すなわち、蓄冷量算出部41は、蓄冷剤16の複数箇所において、表面温度または内部温度を検出し、蓄冷剤16の表面温度または内部温度に基づいて、蓄冷剤16の空間的な温度分布を推定し、推定した温度分布の全体における所定のしきい値を超えている部分の割合に基づいて、蓄冷量を算出する。
この蓄冷量に基づく制御には、あらかじめ作成したデータテーブルを利用し、制御部40は、データテーブルに基づいてファン20の回転量および流量調整機構21の流量の制御を行う。データテーブルは、記憶部42にあらかじめ記録されている。
図5に示すように、データテーブル50は、蓄冷剤16の蓄冷量に応じた3つの区分を設定し、これら各区分ごとに、吹出温度センサ25による検出温度、床面温度センサ26による検出温度に応じた、ファン20の回転量および流量調整機構21の流量をあらかじめ設定したものである。
具体的には、データテーブル50は、蓄冷剤16の蓄冷量が70〜100%の場合、30〜69%の場合、0〜29%の場合に区分されている。そして、各区分において、吹出温度センサ25による検出温度および床面温度センサ26による検出温度が設定値より高いか低いかにより、ファン20の回転量および流量調整機構21の流量があらかじめ設定されている。
そのため、蓄冷剤16の蓄冷量が70〜100%の場合は、流量調整機構21を調整して蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が100%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を100%に制御する。
また、蓄冷剤16の蓄冷量が30〜69%の場合は、蓄冷剤16の蓄冷量が減少していることから、流量調整機構21を調整して蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が100%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を75%に制御する。
さらに、蓄冷剤16の蓄冷量が0〜29%の場合は、蓄冷剤16の蓄冷量がさらに減少していることから、流量調整機構21を調整して蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が100%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を50%に制御する。
そのため、蓄冷剤16の蓄冷量が70〜100%の場合は、流量調整機構21を調整して蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が50%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を100%に制御する。
さらに、蓄冷剤16の蓄冷量が0〜29%の場合は、蓄冷剤16の蓄冷量がさらに減少していることから、流量調整機構21を調整して蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が50%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を50%に制御する。
そのため、蓄冷剤16の蓄冷量が70〜100%の場合は、流量調整機構21を調整して蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が25%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を25%に制御する。すなわち、蓄冷室17に対する流量を低減させて非冷却流路15に対する空気の流量を増加させることにより、蓄冷剤16との熱交換を行わない空気を保冷室12に流すようになっている。
ここで、ファン20の回転量を25%にしているのは、蓄冷量算出部41による蓄冷剤16の蓄冷量を算出する際に、蓄冷室17にある程度空気を流すことが要求されるため、蓄冷剤16の蓄冷量を正確に算出するために、少量の空気の流れを作り出すためである。
この場合において、前述の流量調整機構21による流量の制御は、図3に示す開閉機構23による流量調整機構21を用いた場合は、各羽板24を駆動して開口面積を調整することにより、非冷却流路15および蓄冷室17への空気の流量を調整することが可能である。
一方、図2に示す開閉板22による流量調整機構21を用いた場合には、周期時間当たりの非冷却流路15を閉塞する時間と蓄冷室17を閉塞する時間との比を調整することにより、周期時間当たりにおける非冷却流路15および蓄冷室17への空気の流量を調整することが可能である。さらに、開閉板22による流量調整機構21を用いた場合、開閉板22の開閉角度を調整して、非冷却流路15および蓄冷室17に対する戻り用開口19の開口面積を調整することにより、非冷却流路15および蓄冷室17への空気の流量を調整することも可能である。
一方、ファン20がインバータ制御されておらず、一定の回転量で駆動される場合は、周期時間当たりのファン20のON・OFF時間の比を調整することにより、周期時間当たりにおけるファン20の回転量を調整することが可能である。
まず、保冷庫の冷却が行われている場合に、制御部40は、一定の周期時間が経過したか否かを判断する(ST1)。この周期時間としては、例えば、1分とされる。
周期時間が経過したと判断した場合は、制御部40は、風量設定取得処理を行う(ST2)。
図7に示すように、制御部40は、吹出温度センサ25および床面温度センサ26による検出温度を取得する(ST11)。続いて、蓄冷量算出部41により、現在の蓄冷剤16の蓄冷量を算出する(ST12)。
そして、制御部40は、吹出温度センサ25、床面温度センサ26による検出温度および蓄冷量算出部41により算出された蓄冷剤16の蓄冷量に基づいて、データテーブル50を参照する(ST13)。
流量調整機構21が、図3に示すような流量を調整することできる流量調整機構21である場合には(ST14:YES)、データテーブル50から対応する流量調整機構21の流量を設定する(ST15)。
一方、流量調整機構21が、図2に示すような、流量を調整することができない流量調整機構21である場合は(ST14:NO)、周期時間当たりの非冷却流路15を閉塞する時間と蓄冷室17を閉塞する時間との比を設定する(ST18)。
一方、ファン20がインバータ制御ができないファン20の場合は(ST16:NO)、周期時間当たりのファン20のON・OFF時間の比を設定する(ST19)。
これにより、制御部40により、床面温度センサ26による検出温度に基づいて、ファン20の回転量および流量調整機構21の流量を制御するようにしているので、保冷室12の床面付近が過剰に冷却されることを防止することができ、保冷室12における均一な保冷を行うことができるとともに、保冷室12の下方に収容した荷物の凍結などを確実に防止することができる。
これにより、制御部40により、吹出温度センサ25による検出温度に基づいて、ファン20の回転量および流量調整機構21の流量を制御するようにしているので、保冷室12における均一な保冷を行うことができ、保冷室12の下方に収容した荷物の凍結などを確実に防止することができる。
これにより、制御部40により、蓄冷量算出部41による蓄冷剤16の蓄冷量に基づいて、ファン20の回転量および流量調整機構21の流量を制御するようにしているので、蓄冷剤16の蓄冷量に応じた制御を行うことができる。
これにより、制御部40は、データテーブル50を参照することで、容易に床面温度センサ26による検出温度、吹出温度センサ25による検出温度、蓄冷量算出部41による蓄冷剤16の蓄冷量に基づいて、制御すべきファン20の回転量および流量調整機構21の流量を取得することができる。
図8は、本発明の第2実施形態の制御構成を示すブロック図である。
本実施形態においては、制御部40は、バッテリ27の残量を検出するためのバッテリ残量検出部45を備えている。その他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においては、制御部40は、吹出温度センサ25による検出温度および床面温度センサ26による検出温度を取得し、蓄冷量算出部41による蓄冷剤16の蓄冷量およびバッテリ残量検出部45によるバッテリ27の残量に基づいて、制御すべきファン20の回転量および流量調整機構21の流量を設定するように構成されている。
図9に示すように、データテーブル51は、図5に示すデータテーブル51と同様に、蓄冷剤16の蓄冷量に応じた3つの区分を設定し、これら各区分ごとに、吹出温度センサ25による検出温度、床面温度センサ26による検出温度に応じた、ファン20の回転量および流量調整機構21の流量調整量をあらかじめ設定したものである。
また、蓄冷剤16の蓄冷量が30〜69%の場合は、流量調整機構21を調整して蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が100%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を75%に制御する。
さらに、蓄冷剤16の蓄冷量が0〜29%の場合は、蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が100%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を50%に制御する。
また、蓄冷剤16の蓄冷量が30〜69%の場合は、蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が50%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を75%に制御する。
さらに、蓄冷剤16の蓄冷量が0〜29%の場合は、蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が50%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を50%に制御する。
また、蓄冷剤16の蓄冷量が30〜69%の場合は、流量調整機構21を調整して蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が100%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を50%に制御する。
さらに、蓄冷剤16の蓄冷量が0〜29%の場合は、蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が100%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を25%に制御する。
また、蓄冷剤16の蓄冷量が30〜69%の場合は、蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が75%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を50%に制御する。
さらに、蓄冷剤16の蓄冷量が0〜29%の場合は、蓄冷剤16が収容された蓄冷室17に対する流量が75%となるように制御するとともに、ファン20の回転量を25%に制御する。
なお、図10に示すフローチャートは、制御部40による風量設定取得処理の動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御部40は、吹出温度センサ25および床面温度センサ26による検出温度を取得する(ST21)。続いて、蓄冷量算出部41により、現在の蓄冷剤16の蓄冷量を算出し(ST22)、バッテリ残量検出部45により、現在のバッテリ27の残量を検出する(ST23)。
そして、制御部40は、吹出温度センサ25、床面温度センサ26による検出温度および蓄冷量算出部41により算出された蓄冷剤16の蓄冷量に基づいて、データテーブル51を参照する(ST24)。
一方、流量調整機構21が、図2に示すような、流量を調整することができない流量調整機構21である場合は(ST25:NO)、周期時間当たりの非冷却流路15を閉塞する時間と蓄冷室17を閉塞する時間との比を設定する(ST29)。
一方、ファン20がインバータ制御ができないファン20の場合は(ST27:NO)、周期時間当たりのファン20のON・OFF時間の比を設定する(ST30)。
これにより、制御部40により、床面温度センサ26による検出温度および吹出温度センサ25による検出温度に基づいて、ファン20の回転量および流量調整機構21の流量を制御するようにしているので、保冷室12の床面付近が過剰に冷却されることを防止することができ、保冷室12における均一な保冷を行うことができるとともに、保冷室12の下方に収容した荷物の凍結などを確実に防止することができる。しかも、バッテリ残量検出部45によるバッテリ27に残量に応じた制御を行うことができる。
これにより、制御部40は、データテーブル51を参照することで、容易に床面温度センサ26による検出温度、吹出温度センサ25による検出温度、蓄冷量算出部41による蓄冷剤16の蓄冷量およびバッテリ27の残量に基づいて、制御すべきファン20の回転量および流量調整機構21の流量を取得することができる。
10 本体
11 床板
12 保冷室
13,14 仕切り板
15 非冷却流路
16 蓄冷剤
17 蓄冷室
18 通風路
20 ファン
21 流量調整機構
22 開閉板
23 開閉機構
24 羽板
25 吹出温度センサ
26 床面温度センサ
27 バッテリ
30 機械室
40 制御部
41 蓄冷量算出部
42 記憶部
44 表示部
45 バッテリ残量検出部
50,51 データテーブル
Claims (5)
- 物品を収容する保冷室と、蓄冷剤が収容された蓄冷室からの冷却された空気を前記保冷室に循環させて前記保冷室内の冷却を行う保冷庫において、
前記蓄冷剤を通過しない空気が流れる非冷却流路と、
前記蓄冷室および前記非冷却流路からの空気を保冷室に吹出すためのファンと、
前記保冷室から、前記非冷却流路または前記蓄冷室に流れる空気の流量を調整する流量調整機構と、
前記保冷室の床面付近の温度を検出する床面温度センサと、
前記床面温度センサによる検出温度に基づいて、前記ファンの回転量および前記流量調整機構の流量を制御する制御部と、を備えていることを特徴とする保冷庫。 - 前記ファンの吹出し付近の温度を検出する吹出温度センサを備え、
前記制御部は、前記吹出温度センサによる検出温度に基づいて、前記ファンの回転量を制御することを特徴とする請求項1に記載の保冷庫。 - 前記制御部は、蓄冷剤の現在の状態から蓄冷量を検出する蓄冷量算出部を備え、
前記制御部は、前記蓄冷量算出部による前記蓄冷剤の蓄冷量に基づいて、前記ファンの回転量および前記流量調整機構の流量を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保冷庫。 - 前記ファンおよび前記流量調整機構を駆動するためのバッテリを備え、
前記制御部は、前記バッテリの残量を検出するバッテリ残量検出部を備え、前記制御部は、前記バッテリ残量検出部による前記バッテリの残量に基づいて、前記ファンの回転量および前記流量調整機構の流量を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の保冷庫。 - 前記制御部は、前記床面温度センサによる検出温度、前記吹出温度センサによる検出温度、前記蓄冷量算出部による前記蓄冷剤の蓄冷量、または前記バッテリ残量検出部による前記バッテリの残量のいずれかに基づく、前記ファンの回転量および前記流量調整機構の流量をあらかじめ定めたデータテーブルを備え、
前記制御部は、前記データテーブルを参照して、前記ファンの回転量および前記流量調整機構の流量を制御することを特徴とする請求項4に記載の保冷庫。
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