JP6663314B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、圧力センサに関し、例えばサニタリー用圧力センサに関する。
一般に、流体の圧力を検出する圧力センサが衛生的な配慮が必要な食品や医薬品等の製造現場等で用いられるサニタリー用圧力センサとして認められるためには、耐食性、清浄性、信頼性、および汎用性等に関する厳しい要件を満足しなければならない。
例えば、耐食性として、サニタリー用圧力センサは、圧力の測定対象の流体(例えば液体)が接触する接液部分にステンレス鋼(SUS)、セラミックス、およびチタン等の耐食性の高い材料を用いなければならない。また、清浄性として、サニタリー用圧力センサは、洗浄しやすいフラッシュダイアフラム構造を有し、且つ蒸気洗浄に対する高い耐熱衝撃性を有していなければならない。また、信頼性として、サニタリー用圧力センサは、封入剤を使用しない構造(オイルフリー構造)、およびダイアフラムが破れ難い構造(バリア高剛性)を有していなければならない。
このように、サニタリー用圧力センサは、使用する材料や構造が他の圧力センサに比べて制限されるため、高感度化が容易ではない。例えば、ダイアフラムが破れ難い構造を実現するためには、ダイアフラムの膜厚を大きくする(ダイアフラムの厚みに対する径のアスペクト比を小さくする)必要があるが、一般に、ダイアフラムの膜厚を大きくするとダイアフラムの変形量が微小となり、センサ感度が低下するという問題がある。そのため、サニタリー用圧力センサでは、ダイアフラムの微小な変形を精度良く検出するための技術が求められている。
例えば、特許文献1,2には、拡散抵抗から成るひずみゲージが形成されたSi等の半導体チップ(ビーム部材)に、ダイアフラムの中心部分の変位のみを伝達し、上記半導体チップの歪に基づくピエゾ抵抗効果による拡散抵抗の抵抗値の変化を検出することでセンサの高感度化を狙った荷重変換型の圧力センサが開示されている。
具体的に、特許文献1、2に開示された従来の荷重変換型の圧力センサでは、平面視長方形状の半導体チップの中心部分をダイアフラムの中心部分において支持するとともに、上記半導体チップの両端を実質的に変動しない位置に固定している。例えば、特許文献1では、短冊状の半導体チップの中心をピボットと呼ばれる棒状部材によってダイアフラムの中心において支持するとともに、半導体チップの長手方向の両端を、絶縁架台を介してダイアフラムの外周縁に形成された厚肉部分に固定している。また、特許文献2では、矩形状の半導体チップの中心をダイアフラムの中心に固定するとともに、半導体チップの長手方向の両端を変動しない台座上に固定している。
特開2004−45140号公報 特開昭63−217671号公報
ところで、一般に、サニタリー用圧力センサでは、測定対象の流体が流れる配管との接続部分に継手(例えばフェルール継手)が採用されている。
配管とサニタリー用圧力センサとの接続は、図19に示すようなクランプバンド(以下、単に「クランプ」とも称する。)と呼ばれる接続部材を用いることによって実現される。具体的には、図20に示すように、配管200の継手とサニタリー用圧力センサ300の継手とを対向させて配置し、その2つの継手をクランプ50のリング状の固定部51A,51Bによって挟み込み、ねじ52によって固定部51A,51Bを締め付けることによって、配管200とサニタリー用圧力センサ300とを接続する。
しかしながら、クランプを用いて配管とサニタリー用圧力センサとを接続した場合、サニタリー用圧力センサのダイアフラムが少なからず変形し、センサ出力のゼロ点(オフセット)がシフトするおそれがある。上記特許文献1,2に開示されているような、平面視長方形の半導体チップを有する圧力センサの場合、クランプを固定することによるゼロ点のシフト量は、クランプを締め付けるねじの位置によってばらつくため、ゼロ点を補正することは容易ではない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、測定対象の流体が流れる配管と圧力センサとをクランプによって接続したときのセンサ出力のゼロ点のシフト量のばらつきを抑えることにある。
本発明に係る圧力センサ(100)は、測定対象の流体の圧力を受ける第1主面(3A)と、第1主面の反対側の第2主面(3B)とを有するダイアフラム(3)と、第2主面に加わる圧力よりも大きな圧力が第1主面に加わったときにダイアフラムが変形する第2主面の変形領域に、平面視でダイアフラムと同心円状に設けられ、第2主面から垂直方向に突出した第1台座(5)と、変形領域に平面視でダイアフラムと同心円状に設けられ、第2主面から垂直方向に突出した第1台座よりも径の大きい第2台座(6)と、一の面にひずみゲージを構成する第1抵抗(R1)および第2抵抗(R2)が形成された第1半導体チップ(1a)と、一の面にひずみゲージを構成する第3抵抗(R3)および第4抵抗(R4)が形成された第2半導体チップ(1b)と、一端が平面視でダイアフラムの第2主面の中心を通る第1直線(21)上の第1台座上に接合され、他端が第1半導体チップの他の面に接合されて垂設された第1構造体(2a)と、一端が、平面視で第1直線上の第2台座上に接合され、他端が第1半導体チップの他の面に接合されて、垂設された第2構造体(2b)と、一端が、平面視で第2主面の中心を通り第1直線に直交する第2直線(22)上の第1台座上に接合され、他端が第2半導体チップの他の面に接合されて、垂設された第3構造(2c)体と、一端が、平面視で第2直線上の第2台座上に接合され、他端が第2半導体チップの他の面に接合されて、垂設された第4構造体(2d)とを有し、第1抵抗および第2抵抗は、第1半導体チップにおいて、平面視で第1構造体が接合された接合面と第2構造体が接合された接合面との間の領域に形成され、第3抵抗および第4抵抗は、第2半導体チップにおいて、平面視で第3構造体が接合された接合面と第4構造体と接合された接合面との間の領域に形成されていることを特徴とする。
上記圧力センサにおいて、第1半導体チップは、長方形状に形成されるとともに第1半導体チップの長辺が第1直線と平行となるように配置され、第2半導体チップは、長方形状に形成されるとともに第2半導体チップの長辺が第2直線と平行となるように配置され、第1抵抗と第2抵抗とは、第1半導体チップの短辺と平行な方向に並んで配置されるとともに、互いに異なる方向に延在して形成され、第3抵抗と第4抵抗とは、第2半導体チップの短辺と平行な方向に並んで配置されるとともに、互いに異なる方向に延在して形成されていてもよい。
上記圧力センサにおいて、第1抵抗および第4抵抗は、同一の方向に延在して形成され、第2抵抗および第3抵抗は、第1抵抗および第4抵抗が延在する方向と垂直な方向に延在して形成されていてもよい。
上記圧力センサにおいて、第1抵抗、第2抵抗、第3抵抗、および第4抵抗は、ダイアフラムの第2主面の中心から等距離に配置されていてもよい。
上記圧力センサにおいて、第1半導体チップは、長方形状に形成されるとともに、第1半導体チップの長辺が第1直線と平行となるように配置され、第2半導体チップは、長方形状に形成されるとともに、第2半導体チップの長辺が第2直線と平行となるように配置され、第1抵抗および第2抵抗は、第1半導体チップの長辺と平行な方向に並んで形成され、第3抵抗および第4抵抗は、第2半導体チップの長辺と平行な方向に並んで形成されていることを特徴とする。
上記圧力センサにおいて、第1抵抗、第2抵抗、第3抵抗、および第4抵抗は、同一の方向に延在して形成されていてもよい。
上記圧力センサにおいて、第1抵抗および第4抵抗は、ダイアフラムの第2主面の中心から等距離に配置され、第2抵抗および第3抵抗は、ダイアフラムの第2主面の中心から等距離に配置されていてもよい。
上記圧力センサにおいて、第1半導体チップは、第1構造体および第2構造体が接合される領域よりも薄く形成された第1薄肉部(1aC)を有し、第2半導体チップは、第3構造体および第4構造体が接合される領域よりも薄く形成された第2薄肉部(1bC)を有し、第1抵抗および第2抵抗は、第1半導体チップの一の面における第1薄肉部に対応する領域内に形成され、第3抵抗および第4抵抗は、第2半導体チップの一の面における第2薄肉部に対応する領域内に形成されていてもよい。
なお、上記説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の参照符号を括弧を付して記載している。
以上説明したことにより、本発明によれば、測定対象の流体が流れる配管と圧力センサとをクランプによって接続したときのセンサ出力のゼロ点のシフト量のばらつきを抑えることが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサの構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサの構成を示す平面図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサの構成を示す断面図である。 図4は、半導体チップ1aの裏面側から見た斜視図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサにおいて、ダイアフラム3が変形したときの支持部材2a,2bおよび半導体チップ1aの変位を模式的に示す図である。 図6は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサの比較例として、リング状の台座5,6を設けずに、支持部材2a,2bとダイアフラム3とを直接接合した場合の半導体チップ1aの変位を模式的に示す図である。 図7は、ひずみゲージとしてのブリッジ回路の構成を示す図である。 図8は、ひずみゲージを構成する抵抗の半導体チップ上の配置例を示す図である。 図9は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサの比較例として、平面視長方形の半導体チップ1Xをダイアフラム3の支持面3Bの中心30付近で支持部材2ax,2bx,2cxによって支持する構造の圧力センサ901を示す図である。 図10は、図9に示した圧力センサ901のセンサ出力についての有限要素法によるシミュレーション結果を示す図である。 図11は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサと配管とを接続するクランプのねじの固定位置を示す図である。 図12Aは、クランプ50のねじ52を図7に示す位置P1に固定した場合のダイアフラム3のZ軸方向の変位を表すコンター図である。 図12Bは、クランプ50のねじ52を図7に示す位置P1に固定した場合の半導体チップ1のZ軸方向の変位を表すコンター図である。 図13Aは、クランプ50のねじ52を図7に示す位置P2に固定した場合のダイアフラム3のZ軸方向の変位を表すコンター図である。 図13Bは、クランプ50のねじ52を図7に示す位置P2に固定した場合の半導体チップ1のZ軸方向の変位を表すコンター図である。 図14は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサのセンサ出力のシミュレーション結果を示す図である。 図15は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサにおける抵抗の別の配置例を示す図である。 図16は、本発明の別の実施の形態に係る圧力センサにおける半導体チップの裏面側から見た斜視図である。 図17は、本発明の別の実施の形態に係る圧力センサにおける半導体チップの裏面側から見た斜視図である。 図18は、円周方向に切れ目を有する台座の一例を示す図である。 図19は、圧力センサと配管とを接続するクランプの平面構造を示す図である。 図20は、クランプによる圧力センサと配管との接続構造を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態において共通する構成要素には同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1〜3は、本発明の一実施の形態に係る圧力センサの構成を示す図である。
図1には、本実施の形態に係る圧力センサ100の斜視図が示され、図2には、図1のZ方向から見たときの圧力センサ100の平面構造が示され、図3には、図2のA−A断面における圧力センサ100の断面構造が示されている。なお、図1では、ハウジング4のみ180度の断面構造が示されている。
図1〜3に示される圧力センサ100は、測定対象の流体の圧力によってダイアフラムが撓んだときのダイアフラムの変位を、ひずみゲージが形成された半導体チップに伝達することにより、上記流体の圧力を検知する装置である。
具体的に、圧力センサ100は、2つの半導体チップ1a,1b、支持部材2a,2b,2c,2d、ダイアフラム3、台座5,6、およびハウジング4から構成されている。また、図示はしないが、圧力センサ100は、検知した圧力の値等の各種情報をユーザに提示するための表示部(例えば液晶ディスプレイ)等を更に有していてもよい。
なお、図1〜3には、圧力センサ100におけるダイアフラム3の撓みを半導体チップ1a,1bに伝達する機構が図示されており、半導体チップ1a,1bから出力される信号を処理する回路等のその他の機能部については図示されていない。
また、ダイアフラム3の平面方向に平行な互いに直交する方向をX軸方向およびY方向と言い、ダイアフラム3の平面方向(X軸およびY軸)と垂直な方向をZ軸方向と言うことがある。
半導体チップ1a,1b、ダイアフラム3、台座5,6、および支持部材2a〜2dは、耐食性の高い金属材料から成るハウジング4に収容されている。ハウジング4は、図1〜3に示されるように、筒状に形成され、一方の端部4Aが測定対象の流体が流れる配管と接続するための継手形状を有している。ハウジング4の内部は、例えば空気で満たされており、内壁4B側の圧力は例えば大気圧である。
ダイアフラム3は、測定対象の流体の圧力を受けるとともに、半導体チップ1a,1bおよび支持部材2を支持する膜である。ダイアフラム3は、例えば、ステンレス鋼(SUS)、セラミックス、およびチタン等の耐食性の高い材料によって構成され、例えば平面視円形状に形成されている。
ダイアフラム3は、ハウジング4の端部4A側に固定され、ハウジング4の端部4Aの開口部分を塞いでいる。例えば、ダイアフラム3は、その外周縁がハウジング4の端部4A側の内壁4Bと隙間なく接合されている。
ダイアフラム3の一方の面は、測定対象の流体と接する受圧面(接液面)3Aとして作用し、他方の面は、支持部材2a〜2dを介して半導体チップ1a,1bを支持する支持面3Bとして作用する。ダイアフラム3は、測定対象の流体から受圧面3Aに加わる圧力と支持面3Bに加わる圧力(例えば大気圧)との圧力差に応じて撓む。
なお、本願の図面において、各圧力センサのダイアフラム3およびハウジング4の図示を省略する場合がある。
半導体チップ1aは、平面視矩形状に形成され、Si等の半導体材料から成る基板と、この基板に公知の半導体製造技術によって形成された抵抗R1,R2を含み、半導体チップ1aに発生したひずみを抵抗R1,R2の抵抗値の変化として検知するひずみゲージとから構成されている。
また、半導体チップ1bは、半導体チップ1aと同様に、平面視矩形状に形成され、Si等の半導体材料から成る基板と、この基板に公知の半導体製造技術によって形成された抵抗R3,R4を含み、半導体チップ1aに発生したひずみを抵抗R3,R4の抵抗値の変化として検知するひずみゲージとから構成されている。
以下、半導体チップ1aにおいて、ひずみゲージを構成する抵抗R1,R2が形成された一の面を「主面1aA」と、主面1aAの反対側の面を「裏面1aB」と言い、半導体チップ1bにおいて、ひずみゲージを構成する抵抗R3,R4が形成された一の面を「主面1bA」と、主面1bAの反対側の面を「裏面1bB」と言うことがある。
図4は、半導体チップ1aの裏面側から見た斜視図である。
図4に示されるように、半導体チップ1aのダイアフラム3と対向する面、すなわち半導体チップ1aの裏面1aBには、支持部材2a,2bが接合される部分よりも薄く形成された薄肉部(ザグリ)1aCが形成されている。また、図示はしないが、半導体チップ1bの裏面1bBにも同様に、支持部材2c,2dが接合される部分よりも薄く形成された薄肉部1bCが形成されている。
薄肉部1aCは、例えば公知のエッチング技術により、半導体チップ1aをその裏面1aBから選択的に削り取ることによって形成することができる。薄肉部1bCも同様である。
ここで、半導体チップ1aと半導体チップ1bは、同じ力が加わったときに同じ応力が発生するように同一の形状に形成されている。本実施の形態では、一例として、半導体チップ1aと半導体チップ1bは同一の厚さ(Z軸方向の長さ)と同一の長さおよび幅(X軸方向の長さとY軸方向の長さ)を有する平面視長方形状に形成されているものとして説明する。
台座5は、ダイアフラム3の支持面3Bにおいて支持部材2a,2bを支えるための部材(架台)である。また、台座6は、ダイアフラム3の支持面3Bにおいて支持部材2c,2dを支えるための部材(架台)である。台座5,6は、ダイアフラム3と一体形成されている。
なお、本実施の形態では、台座5,6がダイアフラム3と同一材料によって一体形成されているものとして説明するが、台座5,6がダイアフラム3の支持面3B上に固定されているのであれば、台座5,6とダイアフラム3とが異なる材料によって構成されていてもよいし、台座5,6は、ダイアフラム3と別に形成され、接着剤によって支持面3Bに接合されていてもよい。
図2に示されるように、台座5は、ダイアフラム3が撓んだときに、支持している支持部材2aと支持部材2cの変位量が等しくなるように、ダイアフラム3と同心円状に設けられ、支持面3Bから垂直方向に突出している。同様に、台座6は、ダイアフラム3が撓んだときに、支持している支持部材2bと支持部材2dの変位量が等しくなるように、ダイアフラム3と同心円状に設けられ、支持面3Bから垂直方向に突出している。
より具体的には、台座5は、ダイアフラム3の中心30を中心点とするリング状に形成されている。また、台座6は、ダイアフラム3の中心30を中心点とし、台座5よりも大きい半径を有するリング状に形成されている。台座5,6は、それらの軸が支持面3Bと垂直になるように、支持面3Bに固定されている。
支持部材2a,2bは、ダイアフラム3上で半導体チップ1aを支持する柱として機能する構造体である。同様に、支持部材2c,2dは、ダイアフラム3上で半導体チップ1bを支持する柱として機能する構造体である。
支持部材2a〜2dは、例えば角柱状(例えば四角柱状)に形成されている。また、支持部材2a〜2dは、電気的な絶縁性を有する材料によって構成されている。より好ましくは、支持部材2a〜2dは、電気的な絶縁性およびある程度の剛性を有し、且つ熱伝導率のより小さい材料によって構成されている。支持部材2a〜2dの材料としては、ガラス(例えばホウケイ酸ガラス(パイレックス(登録商標)))を例示することができる。
第1構造体としての支持部材2aは、一端が平面視でダイアフラム3の裏面3Bの中心30を通って直交する2本の直線21,22のうち一方の直線21上の台座5上に接合され、他端が半導体チップ1aの裏面1aBに接合されて、ダイアフラム3上に垂設されている。また、第2構造体としての支持部材2bは、一端が平面視で直線21上の台座6上に接合され、他端が半導体チップ1aの裏面1aBに接合されて、ダイアフラム3上に垂設されている。
図1〜図3に示すように、支持部材2a,2bは、一端において台座5,6上に夫々接合され、他端において半導体チップ1aの裏面に接合され、支持部材2c,2dは、一端において台座5,6上に夫々接合され、他端において半導体チップ1bの裏面に接合されている。支持部材2a〜2dと半導体チップ1a,1bおよび台座5,6との間の接合には、例えば接着剤が用いられている。
第3構造体としての支持部材2cは、一端が上記2本の直線21,22のうち他方の直線22上の台座5上に接合され、他端が半導体チップ1bの裏面1bBに接合されている。また、第4構造体としての支持部材2dは、一端が直線22上の台座6上に接合され、他端が半導体チップ1bの裏面1bBに接合されている。
ダイアフラム3に垂設された支持部材2a〜2dの高さ(Z軸方向の長さ)は互いに等しくされている。支持部材2a〜2dによって支持された半導体チップ1a,1bの主面1A,1bAとダイアフラム3の支持面3Bとは、互いに平行となる。
次に、実施の形態1に係る圧力センサ100における半導体チップ1a,1bの応力の発生原理について説明する。なお、半導体チップ1aと半導体チップ1bの応力の発生原理は同様であるため、ここでは、半導体チップ1aを例にとり、応力の発生原理を説明する。
図5は、圧力センサ100において、ダイアフラム3が変形したときの支持部材2a,2bおよび半導体チップ1aの変位を模式的に示す図であり、図6は、実施の形態1に係る圧力センサ100の比較例として、リング状の台座5,6を設けずに、直接支持部材2a,2bとダイアフラム3とを接合した場合の半導体チップ1aの変位を模式的に示す図である。
先ず、図6に示すように、リング状の台座5,6を設けずに、支持部材2a,2bをダイアフラム3の支持面3Bに直接接合した場合、流体からの圧力Pによってダイアフラム3が変形したとき、支持部材2a,2bは、ダイアフラム3に対して垂直な状態を保ったまま傾く。すなわち、支持部材2aと支持部材2bは共に、ダイアフラム3の変形に応じて、Z軸方向のみならず、X軸方向にも変位が生じる。これにより、ダイアフラム3の変位が半導体チップ1aに適切に伝達されず、半導体チップ1aには、ほとんどひずみが生じないため、半導体チップ1aによって流体の圧力を検出することは困難である。
これに対し、実施の形態1に係る圧力センサ100によれば、図5に示すように、流体からの圧力Pによってダイアフラム3が変形したとき、台座5,6とダイアフラム3との接合部分の剛性により、台座5,6がZ軸に対してほとんど傾くことなく、Z軸方向にのみ変位する。その結果、支持部材2a,2bには、主に、ダイアフラム3の中心からの距離に応じたダイアフラム3のZ軸方向の変位が伝達される。
これにより、半導体チップ1aの主面1aA側の内部には、支持部材2aと支持部材2bとの間のZ軸方向の変位差に応じた引張応力が生じる。したがって、半導体チップ1aにおける上記引張応力が生じる領域に、上述したひずみゲージ(ブリッジ回路)を構成する抵抗R1,R2を適切に形成しておくことにより、測定対象の流体の圧力を高精度に検知することが可能となる。
なお、半導体チップ1bは、半導体チップ1aと同様に、ダイアフラム3と同心円状の台座5,6上で2本の柱(支持部材2c,2d)によって支持されているので、半導体チップ1aと同様の原理で応力が生じる。
ここで、台座5,6におけるダイアフラム3との接合面の幅(リングの径方向(X軸方向およびY軸方向)の長さ)が大きくなるほど、ダイアフラム3の変形が阻害されてセンサ感度が低下する。その一方で、上記幅が狭くなるほど、台座5,6とダイアフラム3との接合部分の剛性が小さくなり、台座5,6がダイアフラム3の変形に対してX軸方向へ傾きやすくなるとともに、支持部材2a,2bとの間の接着強度が低下してしまう。したがって、上記幅は、要求されるセンサ感度や接着強度を考慮して適宜する必要がある。
次に、圧力センサ100におけるひずみゲージについて具体的に説明する。
図7に示すように、圧力センサ100のひずみゲージは、例えば半導体チップ1aに形成された2つの抵抗(例えば拡散抵抗)R1,R2と半導体チップ1bに形成されたR3,R4とを電気的に接続したブリッジ回路16によって構成されている。なお、図1〜4では、抵抗R1〜R4を接続するための信号線の図示を省略している。
ここで、抵抗R1〜R4の相対的なばらつきを低減するために、半導体チップ1aと半導体チップ1bとは同一ロットの半導体基板から切り出したものであることが好ましい。
圧力センサ100では、ブリッジ回路16に一定の電流を流した状態において、半導体チップ1a,1bの内部に夫々応力が発生したとき、それらの応力による抵抗R1〜R4の抵抗値の変化を電圧の変化として検出することにより、測定対象の流体の圧力を測定することができる。
図8に、実施の形態1に係る圧力センサにおける抵抗R1〜R4の半導体チップ1a,1b上の配置例を示す。なお、図8では、台座5,6を図示していない。
抵抗R1,R2は、流体の圧力によってダイアフラム3が撓んだときに、半導体チップ1aに生じる応力が正(+)となる領域、すなわち半導体チップ1aの主面1aA側の引張応力が生じる領域に形成されている。具体的には、図8に示すように、抵抗R1,R2は、半導体チップ1aにおいて、平面視で、直線21上に配置された支持部材2aの接合面と支持部材2bの接合面との間の薄肉部1aCに対応する主面1aA側の領域内に形成される。
抵抗R3,R4は、流体の圧力によってダイアフラム3が撓んだときに、半導体チップ1bに生じる応力が正(+)となる領域、すなわち半導体チップ1bの主面1bA側の引張応力が生じる領域に形成されている。具体的には、図8に示すように、抵抗R1,R2は、半導体チップ1bにおいて、平面視で、直線22上に配置された支持部材2cの接合面と支持部材2dの接合面との間の薄肉部1bCに対応する主面1bA側の領域内に形成される。
抵抗R1〜R4は、例えば平面視矩形状に形成されている。本実施の形態では、抵抗R1〜R4は、平面視で同一の長方形状(短冊状)を有し、互いの抵抗値が等しいものとして説明するが、これに限定されるものではない。
抵抗R1と抵抗R2とは、平面視で、互いに異なる方向に延在し、抵抗R3と抵抗R4とは、平面視で、互いに異なる方向に延在していてもよい。ここで、抵抗R1〜R4が延在する方向とは、抵抗R1〜R4に電圧が印加されたときに電流が流れる方向を言う。
ここで、図8に示すように、抵抗R1および抵抗R4は平面視で同一の方向に延在し、抗R2および抵抗R3は平面視で同一の方向に延在していてもよい。また、抵抗R1および抵抗R4が延在する方向と抵抗R2および抵抗R3が延在する方向とは、互いに90度相違していてもよい。例えば、図8に示すように、抵抗R1および抵抗R4は、直線21と平行な方向に延在し、抵抗R2および抵抗R3は、直線22と平行な方向に延在していてもよい。
また、抵抗R1〜R4は、ダイアフラム3の中心30から等距離(例えば、±10%以内のずれ幅)に配置されていてもよい。具体的には、ダイアフラム3の中心30から長方形状の抵抗R1,R2,R3,およびR4の夫々の中心までの距離を互いに等しくしてもよい。例えば、図8に示すように、抵抗R1,R2,R3,およびR4を、平面視でダイアフラム3と中心30を共通にする円15の円周上に配置してもよい。
ここで、円15の径は、特に限定されないが、円15が半導体チップ1a,1bの夫々の薄肉部1aC,1bC内に収まる長さであることが望ましい。
このように構成した圧力センサ100によれば、以下に示す効果がある。以下、実施の形態1に係る圧力センサ100と別の圧力センサ901とを比較することにより、圧力センサ100の効果について説明する。
先ず、実施の形態1に係る圧力センサ100の比較例としての圧力センサ901について説明する。
図9は、比較例としての圧力センサ901を示す図である。
圧力センサ901は、平面視長方形の半導体チップ1Xと、ダイアフラム3の支持面3Bの中心30を通る直線25上に並んで垂設され、半導体チップ1Xを支持する3つの支持部材2ax,2bx,2cxとを有している。
図10は、上記圧力センサ901のセンサ出力(ブリッジ回路の出力信号)についての有限要素法(FEM:Finite Element Method)によるシミュレーション結果を示す図である。図10において、横軸は半導体チップ1Xの長手方向の中心を“0”としたときのその中心からの半導体チップ1Xの長手方向の距離を表し、縦軸は半導体チップ1Xの4つの抵抗R1〜R4の応力分布から換算したブリッジ回路16の出力信号(|Va−Vb|)の大きさを表している。
図10において、参照符号P1は、クランプ50のねじ52を図9に示す直線25上の位置P1で固定した場合に抵抗R1〜R4を形成する位置を半導体チップ1Xの中心に対して変化させたときの抵抗R1〜R4の応力分布から換算したブリッジ回路16の出力信号の大きさを表し、参照符号P2は、クランプ50のねじ52を図9に示す直線25上の位置P2で固定した場合に抵抗R1〜R4を形成する位置を半導体チップ1Xの中心に対して変化させたときの抵抗R1〜R4の応力分布から換算したブリッジ回路16の出力信号の大きさを表している。
長方形状の半導体チップ1Xを備える圧力センサ901では、ねじ52の締め付け位置によって、半導体チップ1Xの応力分布が大きく異なるので、直線26に対して線対称に配置された4つの抵抗の抵抗比のずれもねじ52の締め付け位置によって変わる。その結果、図9,10に示されるように、圧力センサ901では、センサ出力(ひずみゲージを構成するブリッジ回路16の出力信号)のゼロ点のシフト量がねじ52の締め付け位置によって大きくばらつく。
これに対し、実施の形態1に係る圧力センサ100の場合、後述するように、圧力センサ901に比べて、センサ出力(ひずみゲージを構成するブリッジ回路16の出力信号)のゼロ点のシフト量のばらつきが小さくなる。以下、実施の形態1に係る圧力センサ100について詳細に説明する。
図11は、実施の形態1に係る圧力センサ100と配管とを接続するクランプのねじの固定位置を示す図である。
図12Aは、クランプ50のねじ52を図11に示す直線22上の位置P1で固定したときのダイアフラム3のZ軸方向の変位を表すコンター図(等値線図)であり、図12Bは、クランプ50のねじ52を図11に示す直線22上の位置P1で固定したときの半導体チップ1a,1bのZ軸方向の変位を表すコンター図である。
図13Aは、クランプ50のねじ52を図11に示す直線21上の位置P2で固定したときのダイアフラム3のZ軸方向の変位を表すコンター図(等値線図)であり、図13Bは、クランプ50のねじ52を図11に示す直線21上の位置P2で固定したときの半導体チップ1a,1bのZ軸方向の変位を表すコンター図である。
図12A,12B,13A,13Bに示されるコンター図は、Z軸方向の変位の大きさが同じ領域を同色で表示したものである。
図12A,13Aから理解されるように、実施の形態1に係る圧力センサ100の場合、平面視でねじ52を締め付ける位置を90度相違させると、ダイアフラム3のZ軸方向の変位が反転する。
このとき、本実施の形態に係る圧力センサ100では、平面視でダイアフラム3の中心30を通って直交する2本の直線21,22上に4つの支持部材2a〜2dを固定し、それらの支持部材2a〜2dによって平面視長方形状の半導体チップ1a,1bをダイアフラム3の支持面3Bで夫々支持しているので、図12B,13Bに示されるように半導体チップ1a,1bのZ軸方向の変位も反転する。
そこで、本実施の形態に係る圧力センサ100では、ひずみゲージを構成する抵抗R1〜R4を、クランプ50をねじ52で締め付けたときに、互いに逆方向の応力分布が発生する半導体チップ1a,1bの領域に夫々配置する。具体的には、図8に示したように、半導体チップ1aにおいて支持部材2aと支持部材2bとの間の領域に一組の抵抗対(抵抗R1,R2)を形成し、半導体チップ1bにおいて支持部材2cと支持部材2dとの間の領域にもう一組の抵抗対(抵抗R3,R4)を形成する。
これによれば、クランプ50のねじ52の締め付けたときに、半導体チップ1aにおいて抵抗R1,R2が形成された支持部材2aと支持部材2bとの間の領域と、半導体チップ1bにおいて抵抗R3,R4が形成された支持部材2cと支持部材2dとの間の領域には、互いに逆方向の応力が生じるので、抵抗R1〜R4の延在方向を適切に設定することにより、上記応力によって抵抗R1〜R4の各抵抗値が変化する方向を揃えることが可能となる。
具体的には、クランプ50のねじ52を締め付けたときに、抵抗R1の抵抗値と抵抗R4の抵抗値が同一の方向に変化し、抵抗R2の抵抗値と抵抗R3の抵抗値が同一の方向に変化するように、抵抗R1〜R4の延在方向を決定すればよい。例えば、図8に示したように、抵抗R1と抵抗R4を同一方向に延在させ、抵抗R2と抵抗R3とを同一方向に延在させる。これによれば、クランプ50のねじ52を締め付けたときに、抵抗R1と抵抗R4の抵抗値が同一の方向に同程度変化するとともに、抵抗R2と抵抗R3の抵抗値が同一の方向に同程度変化する。
このように、クランプ50のねじ52を締め付けたときに、抵抗R1と抵抗R4の抵抗値が同一方向に変化するように抵抗R1と抵抗R4の延在方向を選ぶことにより、ひずみゲージを構成するブリッジ回路16の出力信号Va側の抵抗R1と抵抗R4の抵抗比のずれを抑えることが可能となる。同様に、クランプ50のねじ52を締め付けたときに、抵抗R2と抵抗R3の抵抗値が同一方向に変化するように抵抗R2と抵抗R3の延在方向を選ぶことにより、ひずみゲージを構成するブリッジ回路16の出力信号Vb側の抵抗R2と抵抗R3の抵抗比のずれを抑えることが可能となる。
図14は、図11に示すようにクランプ50を固定するねじ52の位置を変えたときの圧力センサ100のブリッジ回路16の出力信号についてのFEMによるシミュレーション結果を示す図である。図14には、圧力センサ100のブリッジ回路16の抵抗R1〜R4を図8のとおりに配置した場合のシミュレーション結果が示されている。
図14において、横軸は半導体チップ1a,1bの長手方向の中心を“0”としたときのその中心からの半導体チップ1a,1bの長手方向の距離を表し、縦軸は2つの半導体チップ1a,1bの4つの抵抗R1〜R4の応力分布から換算したブリッジ回路16の出力信号(|Va−Vb|)の大きさを表している。なお、本シミュレーションでは、半導体チップ1aと半導体チップ1bがともに同一の形状を有し、半導体チップ1a上の抵抗R1および抵抗R4の位置と半導体チップ1b上の抵抗R2および抵抗R3の位置が同一(図8の円15の円周上に配置されている)としている。
図14において、参照符号P1は、クランプ50のねじ52を図11に示す直線22上の位置P1に固定した場合に抵抗R1〜R4を形成する位置を半導体チップ1a,1bの中心に対して変化させたときの抵抗R1〜R4の応力分布から換算したブリッジ回路16の出力信号の大きさを表し、参照符号P2は、クランプ50のねじ52を図11に示す直線21上の位置P2に固定した場合に抵抗R1〜R4を形成する位置を半導体チップ1a,1bの中心に対して変化させたときの抵抗R1〜R4の応力分布から換算したブリッジ回路16の出力信号の大きさを表している。
上述したように、抵抗R1〜R4を図8に示すように配置することにより、ブリッジ回路16における出力信号Va側の抵抗R1と抵抗R4の抵抗比のずれと、出力信号Vb側の抵抗R2と抵抗R3の抵抗比のずれを抑えることができるので、クランプ50のねじ52を締め付ける前と後でのブリッジ回路16の出力信号Va,Vbの変動が抑えられるとともに、クランプ50のねじ52を締め付ける位置を変えた場合における、出力信号Va,Vbの変動量のばらつきも抑えられる。その結果、図14に示すように、クランプ50のねじ52の締め付けたときの圧力センサ100のセンサ出力(ブリッジ回路16の出力信号|Va−Vb|)のゼロ点のシフト量が抑えられ、クランプ50のねじ52の締め付け位置の違いによる上記シフト量のばらつきも抑えることが可能となる。
以上、本実施の形態に係る圧力センサ100によれば、上述の圧力センサ901のように平面視でダイアフラム3の中心を通る一つの直線26に対して線対称にブリッジ回路を構成する4つの抵抗を配置するのではなく、ダイアフラム3の中心30を通って直交する2本の直線21,22上に夫々配置した半導体チップ1a,1bにおいて、半導体チップ1aを支持する2つの支持部材2aと支持部材2bとの間の領域に抵抗R1,R2を配置し、半導体チップ1bを支持する2つの支持部材2cと支持部材2dとの間の領域に抵抗R3,R4を配置しているので、クランプ50のねじ52を締め付けたときの抵抗R1と抵抗R4の抵抗比の変動と抵抗R2と抵抗R3の抵抗比の変動を抑えることが可能となる。これにより、クランプ50のねじ52を締め付けることによる圧力センサ100のセンサ出力(ブリッジ回路16の出力信号|Va−Vb|)のゼロ点のシフト量を抑えることが可能となるとともに、クランプ50のねじ52の締め付け位置の違いによる上記シフト量のばらつきを抑えることが可能となる。
特に、抵抗R1と抵抗R4とを同一の方向に延在させ、且つ抵抗R2と抵抗R3とを同一の方向に延在させることにより、クランプ50のねじ52の締め付けたときに、抵抗R1と抵抗R4とを同一方向に同程度だけ抵抗値を変化させることが可能となるとともに、抵抗R2と抵抗R3とを同一方向に同程度だけ抵抗値を変化させることが可能となるので、クランプ50のねじ52を締め付けることによる圧力センサ100のセンサ出力(ブリッジ回路16の出力信号|Va−Vb|)のゼロ点のシフト量を更に抑えることが可能となるとともに、クランプ50のねじ52の締め付け位置の違いによる上記シフト量のばらつきを更に抑えることが可能となる。
また、抵抗R1〜R4を平面視でダイアフラム3の中心30から等距離の位置(例えば円15の円周上)に形成することにより、ねじ52を締め付けたときに発生する半導体チップ1a,1bの応力に基づく、抵抗R1〜R4の抵抗値の夫々の変化量を等しくすることができるので、センサ出力のゼロ点のシフト量とそのばらつきを、更に低減することが可能となる。
また、抵抗R1および抵抗R4が延在する方向と抵抗R2および抵抗R3が延在する方向を約90度相違させることにより、測定対象の流体からの圧力によりダイアフラム3の受圧面3Aに圧力が加わったときの、ブリッジ回路16の出力信号Va側の抵抗R1および抵抗R4の抵抗比のずれ量とブリッジ回路16の出力信号Vb側の抵抗R2およびR3の抵抗比のずれ量を、更に大きくすることができるので、ダイアフラム3の受圧面3Aに加わる圧力に対する圧力センサ100のセンサ感度を更に高めることが可能となる。
また、抵抗R1〜R4を平面視で半導体チップ1a,1bの夫々の薄肉部1aC,1bCに対応する領域内に形成することにより、抵抗R1〜R4に応力が集中し易くなるので、ダイアフラム3の受圧面3Aに加わる圧力に対する圧力センサ100のセンサ感度を更に高めることが可能となる。
なお、上記実施の形態では、抵抗R1と抵抗R2とが半導体チップ1aの短辺と平行な方向(直線22と平行な方向)に並んで形成され、抵抗R3と抵抗R4とが半導体チップ1bの短辺と平行な方向(直線21と平行な方向)に並んで形成されている場合を例示したが(図8参照)、クランプ50のねじ52を締め付けたときに、抵抗R1の抵抗値と抵抗R4の抵抗値が同一の方向に変化し、抵抗R2の抵抗値と抵抗R3の抵抗値が同一の方向変化するように抵抗R1〜R4を配置すればよい。例えば、図15に示すように抵抗R1〜R4に配置してもよい。
図15は、実施の形態1に係る圧力センサにおける抵抗の別の配置例を示す図である。
なお、図15では、台座5,6の図示を省略している。
図15に示す圧力センサ100Aでは、抵抗R1と抵抗R2を半導体チップ1aの長辺と平行な方向(直線21に平行な方向)に並べて形成し、抵抗R3と抵抗R4を半導体チップ1bの長辺と平行な方向(直線22に平行な方向)に並べて形成している。ここで、抵抗R1〜R4は、例えば平面視長方形状に形成され、互いに同一の方向に延在している。例えば、図15に示すように抵抗R1〜R4を夫々直線22と平行な方向に延在させる。
これによれば、図8に示した抵抗R1〜R4の配置例と同様に、クランプ50のねじ52を締め付けたときに、抵抗R1の抵抗値と抵抗R4の抵抗値が同一の方向に変化し、抵抗R2の抵抗値と抵抗R3の抵抗値が同一の方向に変化するので、センサ出力のゼロ点のシフト量とそのばらつきを低減することが可能となる。
また、図15において、ダイアフラム3の中心30から抵抗R1までの距離(例えば抵抗R1の中心までの距離)LR1とダイアフラム3の中心30から抵抗R4までの距離(例えば抵抗R4の中心までの距離)LR4とを等しくし(例えば±10%の誤差を含む)、且つ、ダイアフラム3の中心30から抵抗R2までの距離(例えば抵抗R2の中心までの距離)LR2とダイアフラム3の中心30から抵抗R3までの距離(例えば抵抗R3の中心までの距離)LR3とを等しく(例えば±10%の誤差を含む)してもよい。
これによれば、ねじ52の締め付けによる応力に基づく、抵抗R1の抵抗値の変動量と抵抗R4の抵抗値の変化量とが等しくなり、且つ抵抗R2の抵抗値の変動量と抵抗R3の抵抗値の変化量とが等しくなるので、センサ出力のゼロ点のシフト量とそのばらつきを、更に低減することが可能となるとともに、ダイアフラム3の受圧面3Aに圧力が加わったときの抵抗R1と抵抗R4の抵抗比のずれと抵抗R2と抵抗R3の抵抗比のずれを更に大きくすることができるので、圧力センサ100のセンサ感度を更に高めることが可能となる。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施の形態において、半導体チップ1aの裏面1aBに薄肉部1aCを形成する場合を例示したが、圧力センサとして十分なセンサ感度が得られる場合には、図16に示す圧力センサ100Bように、半導体チップ1aに薄肉部1aCを形成せずに、主面1aAと裏面1aBとの間の厚さを均一にしてもよい。半導体チップ1bについても同様である。
また、上記実施の形態では、支持部材2a,2bの側面と半導体チップ1aの側面とが同一の平坦な面となるように、支持部材2a,2bを半導体チップ1aの裏面1aBに接合する場合を例示したが、支持部材2a,2b,2c,2dを半導体チップ1a,1bの側面よりも内側に接合してもよい。例えば、図17に示す圧力センサ100Cのように、支持部材2a,2bを、図4の圧力センサ100よりも半導体チップ1の中心10に近づけた位置に接合してもよい。
また、上記実施の形態において、台座5,6がその円周方向に沿って連続的に形成される場合を例示したが、これに限られず、円周方向に沿って不連続に形成されていてもよい。例えば、図18に示される圧力センサ100Dのように、台座5,6を4等分に分割し、台座5,6が円周方向に4つの切れ目を有していてもよい。
また、上記実施の形態において、円15の径の長さは、図8等に示した長さに限定されるものではなく、要求される性能等に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、図15において、抵抗R1〜R4が同一の方向に延在している場合の例として、抵抗R1〜R4を夫々直線22と平行な方向に延在させる場合を示したが、これに限られず、例えば、抵抗R1〜R4を夫々直線21と平行な方向に延在させてもよい。
また、上記実施の形態において、抵抗R1〜R4が平面視長方形状である場合を例示したが、これに限られるものではない。例えば、平面視正方形状であってもよい。
100,100A,100B,100C…圧力センサ、1a,1b…半導体チップ、1aA,1bA…半導体チップの主面、1aB,1bB…半導体チップの裏面、1aC,1bC…薄肉部、10…半導体チップの中心、支持部材…2a,2b,2c,2d、3…ダイアフラム、3A…受圧面、3B…支持面、30…ダイアフラムの中心、4…ハウジング、4A…ハウジングの端部、4B…ハウジングの内壁、5,6…台座、R1〜R4…抵抗。

Claims (8)

  1. 測定対象の流体の圧力を受ける第1主面と、前記第1主面の反対側の第2主面とを有するダイアフラムと、
    前記第2主面に加わる圧力よりも大きな圧力が前記第1主面に加わったときに前記ダイアフラムが変形する前記第2主面の変形領域に、平面視で前記ダイアフラムと同心円状に設けられ、前記第2主面から垂直方向に突出した第1台座と、
    前記変形領域に、平面視で前記ダイアフラムと同心円状に設けられ、前記第2主面から垂直方向に突出した前記第1台座よりも径の大きい第2台座と、
    一の面にひずみゲージを構成する第1抵抗および第2抵抗が形成された第1半導体チップと、
    一の面にひずみゲージを構成する第3抵抗および第4抵抗が形成された第2半導体チップと、
    一端が、平面視で前記ダイアフラムの前記第2主面の中心を通る第1直線上の前記第1台座上に接合され、他端が前記第1半導体チップの他の面に接合されて、垂設された第1構造体と、
    一端が、平面視で前記第1直線上の前記第2台座上に接合され、他端が前記第1半導体チップの他の面に接合されて、垂設された第2構造体と、
    一端が、平面視で前記第2主面の中心を通り、前記第1直線に直交する第2直線上の前記第1台座上に接合され、他端が前記第2半導体チップの他の面に接合されて、垂設された第3構造体と、
    一端が、平面視で前記第2直線上の前記第2台座上に接合され、他端が前記第2半導体チップの他の面に接合されて、垂設された第4構造体とを有し、
    前記第1抵抗および前記第2抵抗は、前記第1半導体チップにおいて、平面視で、前記第1構造体が接合された接合面と前記第2構造体が接合された接合面との間の領域に形成され、
    前記第3抵抗および前記第4抵抗は、前記第2半導体チップにおいて、平面視で、前記第3構造体が接合された接合面と前記第4構造体と接合された接合面との間の領域に形成されている
    圧力センサ。
  2. 請求項1に記載の圧力センサにおいて、
    前記第1半導体チップは、長方形状に形成されるとともに、前記第1半導体チップの長辺が前記第1直線と平行となるように配置され、
    前記第2半導体チップは、長方形状に形成されるとともに、前記第2半導体チップの長辺が前記第2直線と平行となるように配置され、
    前記第1抵抗と前記第2抵抗とは、前記第1半導体チップの短辺と平行な方向に並んで配置されるとともに、互いに異なる方向に延在して形成され、
    前記第3抵抗と前記第4抵抗とは、前記第2半導体チップの短辺と平行な方向に並んで配置されるとともに、互いに異なる方向に延在して形成されている
    ことを特徴とする圧力センサ。
  3. 請求項2に記載の圧力センサにおいて、
    前記第1抵抗および前記第4抵抗は、同一の方向に延在して形成され、
    前記第2抵抗および前記第3抵抗は、前記第1抵抗および前記第4抵抗が延在する方向と垂直な方向に延在して形成されている
    ことを特徴とする圧力センサ。
  4. 請求項2または3に記載の圧力センサにおいて、
    前記第1抵抗、前記第2抵抗、前記第3抵抗、および前記第4抵抗は、前記ダイアフラムの前記第2主面の中心から等距離に配置されている
    ことを特徴とする圧力センサ。
  5. 請求項1に記載の圧力センサにおいて、
    前記第1半導体チップは、長方形状に形成されるとともに、前記第1半導体チップの長辺が前記第1直線と平行となるように配置され、
    前記第2半導体チップは、長方形状に形成されるとともに、前記第2半導体チップの長辺が前記第2直線と平行となるように配置され、
    前記第1抵抗および前記第2抵抗は、前記第1半導体チップの長辺と平行な方向に並んで形成され、
    前記第3抵抗および前記第4抵抗は、前記第2半導体チップの長辺と平行な方向に並んで形成されている
    ことを特徴とする圧力センサ。
  6. 請求項5に記載の圧力センサにおいて、
    前記第1抵抗、前記第2抵抗、前記第3抵抗、および前記第4抵抗は、同一の方向に延在して形成されている
    ことを特徴とする圧力センサ。
  7. 請求項5または6に記載の圧力センサにおいて、
    前記第1抵抗および前記第4抵抗は、前記ダイアフラムの前記第2主面の中心から等距離に配置され、前記第2抵抗および前記第3抵抗は、前記ダイアフラムの前記第2主面の中心から等距離に配置されている
    ことを特徴とする圧力センサ。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の圧力センサにおいて、
    前記第1半導体チップは、前記第1構造体および前記第2構造体が接合される領域よりも薄く形成された第1薄肉部を有し、
    前記第2半導体チップは、前記第3構造体および前記第4構造体が接合される領域よりも薄く形成された第2薄肉部を有し、
    前記第1抵抗および前記第2抵抗は、前記第1半導体チップの前記一の面における前記第1薄肉部に対応する領域内に形成され、
    前記第3抵抗および前記第4抵抗は、前記第2半導体チップの前記一の面における前記第2薄肉部に対応する領域内に形成されている
    ことを特徴とする圧力センサ。
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