JP6663279B2 - 被搭載物の搭載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、被介護者が乗った車椅子等の被搭載物を車両に搭載する搭載装置に関する。
例えば、被搭載物として車椅子を乗車させる車椅子仕様車では、車椅子を乗車させるためのスロープが車外に展開された状態におけるスロープの傾斜角度を小さくしたい、ベースとなる車両に対する専用部品を少なくしたいという要望がある。そのため、特に車体後部にバッテリーが搭載されたハイブリッド車両、ミニバン系の開口地上高が高くなる車両等を車椅子仕様車とする場合には、スロープの展開/格納方向における全長が長くなり、スロープの重量が増加してしまう。
かかる事情に鑑み、スロープの展開/格納をアシストする技術が提案されている。特許文献1には、ワイヤーの巻き取りと繰り出しとを行うスロープ板繰出・格納動力機構を車両に設ける技術が記載されている。また、特許文献2には、スロープの格納方向への付勢力をアシストするスプリングを車両に設ける技術が記載されている。また、特許文献3には、スロープの格納方向への付勢力をアシストするガスダンパを車両に設ける技術が記載されている。
特開平07−108867号公報 特開2006−137320号公報 特開平11−123210号公報
しかし、特許文献2に記載の技術では、スロープと車体との間の空間的な制約によりスプリングを大型化することができないため、スロープの重量の増加に対応することが困難である。また、スロープに対する付勢力の方向が格納方向への一方向に限定されるため、例えば操作者がスロープを格納方向へ投げ出すようなかたちで力を加えた場合には、スロープが格納位置に勢いよく移動するため、商品性が良くないという問題がある。
これに対し、特許文献3に記載の技術では、特許文献2に記載の技術が有する問題点に対応することができる。しかし、ガスダンパが車体の後部開口(テールゲート開口)の内側面に取り付けられているため、スロープとテールゲート開口との間が離間する場合等に対応することができず、車体の形状及びスロープのレイアウトの自由度を高めることができないという問題がある。
また、特許文献1に記載の技術では、特許文献2,3に記載の技術が有する問題点に対応することができる。しかし、特許文献1〜3に記載の技術では、スロープの展開・格納作業のための専用の機構が必要であるため、コスト及び重量が増大してしまうという問題がある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、スロープの展開/格納作業のための専用の機構を不要としつつ、スロープの展開/格納作業を好適にアシストし、コスト及び重量を抑制することが可能な被搭載物の搭載装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の被搭載物の搭載装置は、車体の開口部に一端が回動自在に取り付けられ、前記開口部から車室外側へ展開された展開状態と、車室内に格納された格納状態と、を切替可能なスロープと、前記スロープを介して被搭載物を乗車及び降車させるための電動ウインチと、前記電動ウインチを制御する制御部と、を備え、前記電動ウインチは、前記制御部によって繰り出し量が制御される牽引具と、前記牽引具の先端部に設けられており、前記スロープ及び前記被搭載物のいずれかに係止可能な係止部と、前記車体の前記電動ウインチよりも上方となる部位に設けられたガイド部と、を備え、前記制御部は、前記被搭載物を乗車及び降車させる被搭載物乗降モードと、前記スロープの展開及び格納をアシストするスロープアシストモードと、を実行し、前記スロープアシストモードにおいて、前記牽引具は、前記ガイド部を介して下方に折り返されており、前記係止部は、前記スロープに係止されていることを特徴とする。
かかる構成によると、電動ウインチを被搭載物乗降モードとスロープアシストモードとの両方に兼用するので、スロープの展開/格納作業のための専用の機構が不要となり、コスト及び重量を抑制することができる。
また、かかる構成によると、ガイド部が設けられているので、スロープを展開/格納する際に当該スロープを上方へと持ち上げる力を発生させることができ、スロープを効率的に展開/格納することができる。したがって、電動ウインチの駆動源であるモータを小型化したり、スロープアシストモードを備えていない電動ウインチとの間でモータを共用したりすることができる。
前記制御部は、前記被搭載物乗降モードと前記スロープアシストモードとを自動的に選択可能である構成であってもよい。
かかる構成によると、操作者による操作が簡略化され、利便性を向上することができる。
被搭載物の搭載装置は、前記牽引具が前記ガイド部に掛けられているか否かを検知する牽引具検知部を備え、前記制御部は、前記電動ウインチの制御開始時において、前記牽引具検知部によって前記牽引具が前記ガイド部に掛けられていることが検知されている場合には、前記スロープアシストモードを実行し、前記牽引具検知部によって前記ガイド部に掛けられていることが検知されていない場合には、前記被搭載物乗降モードを実行する構成であってもよい。
かかる構成によると、適切なモードを選択し、利便性を向上することができる。
被搭載物の搭載装置は、前記牽引具の繰り出し角度を検出する角度検出部を備え、前記制御部は、前記電動ウインチの制御開始時において、前記角度センサによって検出された前記角度が水平方向を基準とする所定角度以上である場合には、前記スロープアシストモードを実行し、前記角度センサによって検出された前記角度が前記所定角度未満である場合には、前記被搭載物乗降モードを実行する構成であってもよい。
かかる構成によると、適切なモードを選択し、利便性を向上することができる。
前記電動ウインチは、前記牽引具が巻回可能なドラムと、前記ドラムを回動させるモータと、を備え、被搭載物の搭載装置は、前記ドラムの回転量を検出する回転量検出部を備え、前記制御部は、前記電動ウインチの制御開始時において、前記回転量検出部によって検出された前記回転量が所定回転量以上である場合には、前記スロープアシストモードを実行し、前記回転量検出部によって検出された前記回転量が前記所定回転量未満である場合には、前記被搭載物乗降モードを実行する構成であってもよい。
かかる構成によると、適切なモードを選択し、利便性を向上することができる。
前記被搭載物乗降モードにおける前記牽引具の巻き取り/繰り出し速度は、前記スロープアシストモードにおける前記牽引具の巻き取り/繰り出し速度よりも低く設定されている構成であってもよい。
また、本発明の被搭載物の搭載装置は、車体の開口部に一端が回動自在に取り付けられ、前記開口部から車室外側へ展開された展開状態と、車室内に格納された格納状態と、を切替可能なスロープと、前記スロープを介して被搭載物を乗車及び降車させるための電動ウインチと、前記電動ウインチを制御する制御部と、を備え、前記電動ウインチは、前記制御部によって繰り出し量が制御される牽引具と、前記牽引具の先端部に設けられており、前記スロープ及び前記被搭載物のいずれかに係止可能な係止部と、を備え、前記制御部は、前記被搭載物を乗車及び降車させる被搭載物乗降モードと、前記スロープの展開及び格納をアシストするスロープアシストモードと、を実行し、前記被搭載物乗降モードにおける前記牽引具の巻き取り/繰り出し速度は、前記スロープアシストモードにおける前記牽引具の巻き取り/繰り出し速度よりも低く設定されていることを特徴とする。
かかる構成によると、車椅子、荷物等の被搭載物を乗車/降車させる際の安全性を高めるとともに、スロープを展開/格納する際の作業速度を高め、利便性を向上することができる。
前記制御部は、操作者の手動操作に基づいて、前記スロープアシストモードを前記被搭載物乗降モードへ切替可能である構成であってもよい。
かかる構成によると、操作者の手動操作に基づいて、動作モードをスロープアシストモードから被搭載物乗降モードに切り替えることによって、スロープの展開/格納作業をアシストする際に、よりゆっくりとしたスロープの姿勢変更を行うことができる。
本発明では、スロープの展開/格納作業のための専用の機構を不要としつつ、スロープの展開/格納作業を好適にアシストし、コスト及び重量を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る搭載装置が車両に適用された状態の側面図であり、被搭載物乗降モードの乗車モードの開始時を示す図である。 図1に示す車両及びスロープの模式図である。 回動軸を回動させる駆動機構、及び、回動軸の回動可能状態と回動不可状態とを切り換える切換機構の構成を示す模式図である。 駆動機構及び切換機構が第3回動軸に適用された状態を示す概略構成斜視図である。 電動ウインチのフックが収納部に収納された状態を示す模式図である。 制御部との接続関係を示すブロック図である。 スロープの格納状態(格納位置)、立設固定状態(起立位置)、及び、接地状態(展開位置)を示す説明図である。 スロープの格納状態、立設固定状態、及び、接地状態を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る搭載装置が車両に適用された状態の側面図であり、被搭載物乗降モードの降車モードの開始時を示す図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る搭載装置が車両に適用された状態の斜視図、(b)は、把持部の縦断面図である。 格納位置、起立位置及び展開位置のスロープに対するアシストを説明するための模式図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る搭載装置が車両に適用された状態の側面図、図2は、図1に示す車両及びスロープの模式図である。なお、各図中に矢印で示される、「前後」及び「上下」は、車両の前後方向及び上下方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る搭載装置10は、例えば、車体後部開口部12を開閉するバックドア(テールゲート)14が設けられた車両16に適用される。なお、搭載装置10は、バックドア14を有する車両16に限定されるものではなく、例えば、左右のリヤスライドドア(図示せず)を有する車両にも適用することが可能である。
この搭載装置10は、車体後部開口部12のフロア面18と接地面(路面)20との間に掛け渡されるスロープ22を備える。このスロープ22は、被介護者24が乗った車椅子(被搭載物)26を車室後部スペース28に引き込むと共に、車外へ引き出すためのものである。
車両16の車室内には、左右一対の電動ウインチ30が設けられる。左右一対の電動ウインチ30は、モータ34(図6参照)の回動によって車椅子26に係止されたベルト32を巻き取ると共に、引き出し可能なドラム31(図6参照)を備え、被介護者24が乗った車椅子26を車室後部スペース28に引き込むことができる。なお、左右一対の電動ウインチ30は、例えば、車両16における前方から2列目の座席17とフロア面18との間に配置される。
図2に示されるように、スロープ22は、車椅子26が搭載される主板体34と、主板体34の車両前方側の一端と車体後部開口部(車体)12との間に設けられる板体からなる車体側板体36と、主板体34の車両後方側の他端と接地面20との間に設けられる板体からなる接地側板体38とによって構成される。
主板体34、車体側板体36、及び、接地側板体38は、それぞれ平面視して矩形状の平板からなり、例えば、樹脂製材料や軽金属製材料によって中空体で構成されるとよい。スロープ22の軽量化を図るためである。
本実施形態では、主板体34を単一の板体で構成しているが、例えば、隣接する複数のプレートが相互にスライドするように展開された複数のプレート全体を主板体34としてもよい。また、車体側板体36及び接地側板体38は、それぞれ単一の板体に限定されるものではなく、複数の板体で構成されてもよい。
図1、図2又は図6に示されるように、車両16のフロア面18と車体側板体36との間には、車幅方向に沿って延在する第1回動軸40aが設けられる。車体側板体36は、第1回動軸40aの軸心を回動中心として固定側のフロア面18に対して回動可能に連結される。また、車体側板体36と主板体34との間には、車幅方向に沿って延在する第2回動軸40bが設けられる。車体側板体36及び主板体34は、第2回動軸40bの軸心を回動中心としてそれぞれ回動可能に連結される。さらに、主板体34と接地側板体38との間には、車幅方向に沿って延在する第3回動軸40cが設けられる。主板体34及び接地側板体38は、第3回動軸40cの軸心を回動中心としてそれぞれ回動可能に連結される。
図2に示されるように、第1〜第3回動軸40a〜40cに対して直交する方向(車両前後方向)の車体側板体36の寸法L1は、第1〜第3回動軸40a〜40cに対して直交する方向(車両前後方向)の接地側板体38の寸法L2と同一に設定される(L1=L2)。つまり、車体側板体36と接地側板体38は、同一に構成される。
車体側板体36の寸法L1と接地側板体38の寸法L2とを同一にすると(L1=L2)、主板体34の角度を所定角度に保持した状態で、主板体34を低位置(図2中の太実線参照)と高位置(図2中の太破線参照)との間で変位(位置変化)させることができる。このため、主板体34の変位(位置変化)時における車椅子26の安定性を向上させることができる。
図2に示されるように、第1〜第3回動軸40a〜40cに対して直交する方向(車両前後方向)の主板体34の寸法L3は、第1〜第3回動軸40a〜40cに対して直交する方向(車両前後方向)の車体側板体36の寸法L1、及び、第1〜第3回動軸40a〜40cに対して直交する方向(車両前後方向)の接地側板体38の寸法L2よりも大きく設定される(L3>L1、L2)。
主板体34の寸法L3を、車体側板体36の寸法L1及び接地側板体38の寸法L2よりも大きくすると(L3>L1、L2)、車椅子26を安定して変位(位置変化)させることができる搭載可能範囲(搭載可能面積)を広く確保することができ、スロープ22の変位時における車椅子26の安定性を向上させることができる。
図2に示されるように、第1〜第3回動軸40a〜40cに対して直交する方向(車両前後方向)の車体側板体36の寸法L1と、第1〜第3回動軸40a〜40cに対して直交する方向(車両前後方向)の主板体34の寸法L3と、第1〜第3回動軸40a〜40cに対して直交する方向(車両前後方向)の接地側板体38の寸法L2との合計(L1+L2+L3)は、主板体34の車両前方側の一端と車体との間に設けられる第1回動軸の軸心と接地面20とを結ぶ仮想直線S(図2中の細一点鎖線参照)の寸法LVよりも大きく設定される((L1+L2+L3)>LV)。
車体側板体36の寸法L1と、主板体34の寸法L3と、接地側板体38の寸法L2との合計(L1+L2+L3)を、仮想直線Sの寸法LVよりも大きくすると((L1+L2+L3)>LV)、接地面20と接触する接地側板体38の他端を移動させないでスロープ22を変位させることができる。
搭載装置10は、第2回動軸40b及び第3回動軸40cをそれぞれ回動させるスロープ駆動機構42(図3及び図4参照)を備える。また、搭載装置10は、スロープ駆動機構42による駆動力が伝達されて第2回動軸40b及び第3回動軸40cが回動可能な状態となる回動可能状態と、スロープ駆動機構42による駆動力の伝達が遮断されて第1〜第3回動軸40a〜40cが回動不可な状態となる回動不可状態とを切り換える切換機構44(図3及び図4参照)とを備える。スロープ駆動機構42及び切換機構44によって、スロープを駆動するスロープ駆動手段が構成されている。
スロープ22は、スロープ駆動機構42によって第2回動軸40b及び第3回動軸40cを回動させることにより、主板体34が上下方向における低位置(図2中の太実線の位置)と高位置(図2中の太破線の位置)との間で変位するように設けられる。この主板体34は、傾斜角度を所定角度に保持したまま、低位置と高位置との間で上下方向に沿って平行に移動する(図8参照)。
主板体34が上下方向の低位置(図2中の太実線の位置)の状態にあるとき、主板体34の車体前後方向の軸線と接地側板体38の車体前後方向の軸線とは、一直線上となるように設定される。低位置の状態のとき、車体側板体36の車体前後方向の軸線は、主板体34側(車両後方側)への下り勾配で主板体34に対して所定角度だけ傾斜した状態に設定される。
主板体34が上下方向の高位置(図2中の太破線の位置)の状態にあるとき、車体側板体36の車体前後方向の軸線と主板体34の車体前後方向の軸線とは、一直線上となるように設定される。高位置の状態のとき、接地側板体38の車体前後方向の軸線は、車両後方側への下り勾配で主板体34に対して所定角度だけ傾斜した状態に設定される。
第2回動軸40b及び第3回動軸40cに対してスロープ駆動機構42がそれぞれ設けられ、各駆動機構42は同一に構成される。このため、第3回動軸40cを回動させる駆動機構42について詳細に説明し、第2回動軸40bを回動させる駆動機構42についての説明を省略する。
図3は、回動軸を回動させるスロープ駆動機構、及び、回動軸の回動可能状態と回動不可状態とを切り換える切換機構の構成を示す模式図、図4は、スロープ駆動機構及び切換機構が第3回動軸に適用された状態を示す概略構成斜視図である。
図3及び図4に示されるように、スロープ駆動機構42は、図示しないバッテリを電源としてモータ軸60aを正逆方向に回転させるモータ60と、切換機構44を介してモータ60側と連結される駆動側ギヤ62と、第3回動軸40cに連結されて駆動側ギヤ62と噛合可能に配設される従動側ギヤ64とを有する。
図3に示されるように、切換機構44は、例えば、ソレノイド66が付設された電磁式のクラッチ68として構成される。このクラッチ68は、コイルが積層して巻回されたソレノイド66と、凹凸面と凸凹面とが相互に対向し連結(接続)及び離間可能に配置された円板状の一対のクラッチ板70a、70bと、一対のクラッチ板70a、70bの中心部にそれぞれ連結される一対の軸部72a、72bと、ばね力によって他方のクラッチ板70bを押圧して一方のクラッチ板70aと連結(接続)させるばね部材74とを有する。なお、ソレノイド66に近接する他方のクラッチ板70bは、ソレノイド66に吸引される可動鉄心(アーマチュア)として機能するものである。
一方のクラッチ板70aは、図示しないカップリング部材を介してモータ軸60aに連結され、他方のクラッチ板70bは、軸部72bを介して駆動側ギヤ62と連結される。一方のクラッチ板70aと他方のクラッチ板70bが連結したクラッチ68のオン状態において、ソレノイド66が通電されその励磁作用によって電磁力が発生し、この電磁力によってソレノイド66側に他方のクラッチ板70bが吸引される。他方のクラッチ板70bが吸引されることで、他方のクラッチ板70bが一方のクラッチ板70aから所定間隔だけ離間してクラッチ68がオフ状態となる。クラッチ68をオフ状態とすることで、第3回動軸40cがフリー状態となり、スロープ22を構成する各板体を電動ウインチ30によってアシストされた手動操作で回動させることができる。
クラッチ68のオン状態では、駆動側ギヤ62と従動側ギヤ64とが相互に噛合し、通電されたモータ60による回転駆動力が第3回動軸40cに伝達されて第3回動軸40cが所定方向に回動する。これに対してクラッチ68のオフ状態では、駆動側ギヤ62が従動側ギヤ64から離間して非噛合状態となり(駆動側ギヤ62が空転状態となる)、モータ60による回転駆動力が第3回動軸40cに伝達されることが遮断される。
本実施形態では、第1回動軸40aは、スロープ駆動機構42が設けられておらず、常にフリー状態となっているが、第1回動軸40aにもスロープ駆動機構42を設ける構成であってもよい。
また、図5に示されるように、車室後端部の左右両端には、電動ウインチ30のベルト32の先端に取り付けられたフック32aを収納するための収納部201が設けられている。本実施形態において、収納部201は、フック32aを係止可能なリングである。ここで、ベルト32及びフック32aは、車椅子26を牽引する牽引部材を構成している。
次に、車両16の床面に配置された制御部100について説明する。図6は、制御部との接続関係を示すブロック構成図である。
図6に示されるように、制御部100には、第1回動軸40aの回動角度を検出する第1スロープ角度検出部101と、第2回動軸40bの回動角度を検出する第2スロープ角度検出部102と、第3回動軸40cの回動角度を検出する第3スロープ角度検出部103と、電動ウインチ30のベルト32の繰り出し角度を検出する角度検出部112と、ドラム31の回転量を検出する回転量検出部113と、電動ウインチ30のベルト32が収納部201(図5参照)に収納されたことを検知する収納検知部114とがそれぞれ接続されている。
さらに、制御部100は、切換機構44と電気的に接続され、切換機構44のソレノイド66に対して切換制御信号(電気信号)を導出することで、クラッチ68のオン状態(モータ60と連結されて第2回動軸40b及び第3回動軸40cがモータ60によって回動可能な状態であり、モータ60の停止時には手動で回動不能な状態)とオフ状態(モータ60と切り離されて第2回動軸40b及び第3回動軸40cがモータ60によって回動不可な状態であって、手動で回動可能な状態)とを切換制御する。さらに、制御部100は、スロープ駆動機構42と電気的に接続され、スロープ駆動機構42のモータ60にモータ駆動信号を導出することで、モータ60を駆動制御する。さらに、制御部100は、電動ウインチ30のモータ33と電気的に接続され、モータ33に駆動信号を導出することで、モータ33にドラム31を回動させる。なお、電動ウインチ30は、ドラム31と、ドラム31に巻回可能な牽引具の一例であるベルト32と、ベルト32の先端部に設けられた係止部の一例であるフック32aと、ドラムを回動させるモータ33と、を備える。ドラム31が正方向に回転すると、ベルト32がドラム31から繰り出され、ドラム31が逆方向に回転すると、ベルト32がドラム31に巻き取られる。
第1スロープ角度検出部101は、車体のフロア面18と車体側板体36とがなす角度θ1(図8参照)を検出するセンサであって、格納状態でθ1=0度、接地状態における低位置PLでθ1=最大となる。
第2スロープ角度検出部102は、車体側板体36と主板体34とがなす角度θ2(図8参照)を検出するセンサであって、接地状態における低位置でθ2=最小、接地状態における高位置PHでθ2=最大=180度となる。
第3スロープ角度検出部103は、主板体34と接地側板体38とがなす角度θ3(図8参照)を検出するセンサであって、収納状態でθ3=最小=0度、接地状態における低位置PLでθ3=最大=180度となる。
ここで、角度θ2、θ3は、スロープ22の接地状態における主板体34の接地面20からの高さに関するパラメータであることから、第2スロープ角度検出部102及び第3スロープ角度検出部103は、主板体34の高さを検出するスロープ高さ検出部であるともいえる。また、第2スロープ角度検出部102及び第3スロープ角度検出部103の検出結果は、スロープ22の主板体34の接地面からの高さに関するパラメータであることから、スロープ駆動手段の駆動状態に関するパラメータであるといえる。
<牽引具検知部>
牽引具検知部111は、牽引具の一例であるベルト32がガイド部91(図1参照)に掛けられているか否かを検知するセンサである。牽引具検知部111は、例えばガイド部91に設けられた接触センサであり、ベルト32が当該センサに接触すると、信号を制御部100へ出力する。
<角度検出部>
角度検出部112は、電動ウインチ30のベルト32の繰り出し角度を検出するセンサである。繰り出し角度は、水平方向を0度とし、上向きになるにつれて大きな値となる。
<回転量検出部>
回転量検出部113は、電動ウインチ30のドラム31に設けられるロータリエンコーダ等のような回転角度センサによって構成される。回転角度センサでドラム31の回転角度を検出しドラムによるベルト32の巻き取り量(引き上げ量)を検出することで、制御部100は、主板体34に対する車椅子26の搭載状態と非搭載状態とを(車椅子26のスロープ22上での位置を)判定することができる。ここで、回転量検出部113の検出結果は、電動ウインチ30のベルト32に引出長に関するパラメータであるため、電動ウインチ30の駆動状態に関するパラメータであるといえる。
なお、回転量検出部113は、回転角度センサに限定されるものではなく、例えば、主板体34の両側部にそれぞれ発光素子と受光素子とからなる一対の光センサを対向して配置し、発光素子から受光素子への発光光が主板体34上に移動した車椅子26によって遮光されることで車椅子26の搭載状態を検知するようにしてもよい。さらに、主板体34に対して図示しない重量センサ(歪ゲージ)を配置し主板体34上に移動した車椅子26によって発生する歪量を検出することで搭載状態を検知するようにしてもよい。さらにまた、主板体34に対して図示しない静電容量センサ(静電容量型近接センサ)を配置し、静電容量センサに設けられた図示しない電極に対して車椅子26に乗った被介護者24が接近して電極の静電容量が増大することで搭載状態を検知するようにしてもよい。さらにまた、スロープ22上に、複数の圧電素子(ピエゾ素子)をマトリックス状に配設したものを配置してもよい。
<収納検知部>
収納検知部114は、電動ウインチ30のフック32aが収納部201に収納されているか否かを検知するセンサである。
制御部100は、例えば、CPU、RAM、ROM及び入出力回路を備えており、各検知手段からの検知信号の入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種の演算処理を行なうことによって制御を実行する。制御部100は、スロープ駆動手段(スロープ駆動機構42及び切換機構44)及び電動ウインチ30の一方の駆動状態に基づいて他方の駆動状態を制御する。すなわち、本発明におけるスロープ22のスロープ駆動手段及び電動ウインチ30(すなわち、モータ33)は、制御部100によって連動制御される。特に、制御部100は、後記する動作例では一部例外はあるものの、スロープ駆動手段及び電動ウインチ30の一方が駆動しているときに、スロープ駆動手段及び電動ウインチ30の他方の駆動を禁止する。すなわち、駆動が禁止された状態では、リモコン120の操作等があったとしても、スロープ駆動機構42のモータ60は回動することができず(すなわち、スロープ22の主板体34は、上下動することができず)、電動ウインチ30のモータ60は回動することができない(すなわち、電動ウインチ30のドラム31は、ベルト32を巻き取ったり引き出したりすることができない)。
また、制御部100は、第1〜第3スロープ角度検出手段101〜103の検出結果と、予め記憶された各板体36、34、38の寸法L1〜L3及び接地面20から第1回動軸40aまでの高さである寸法LHと、に基づいて、スロープ22が接地しているか否かを判定する。
なお、接地の判定手法は前記したものに限定されず、例えば、接地側板体38の車両後方側端部の下方に配置されたリミットスイッチによって構成される接地検知手段による検知結果を用いるものであってもよい。リミットスイッチに設けられた検知素子が接地面20と接触することで接地状態が検知される。なお、接地検知手段は、リミットスイッチに限定されるものではなく、例えば、反射型の光センサ等の非接触型のセンサを用いるとよい。
また、制御部100は、第2スロープ角度検出部102及び第3スロープ角度検出部103の少なくとも一方の検出結果に基づいて、主板体34の接地面20からの高さを認識することができる。
例えば、制御部100は、接地状態において、第3スロープ角度検出部103の検出結果が180度であれば、スロープ22が低位置PL(図8参照)であると認識し、第2スロープ角度検出部102の検出結果が180度であれば、スロープ22が高位置PH(図8参照)であると認識する。制御部100には、スロープ22の各位置PL、PH、P1、P2における第2回動軸40b及び第3回動軸40cの角度が予め記憶されており、制御部100は、予め記憶された値を用いてスロープ駆動手段(スロープ駆動機構42)の駆動状態を認識することができる。
また、制御部100は、回転量検出部112によって検出されたドラム31の回転量と、予め記憶されたドラム31の径と、に基づいて、電動ウインチ30のベルト32の引出長を算出し、算出結果に基づいてスロープ駆動手段(スロープ駆動機構42)の駆動の許可及び禁止を切り換える。さらに、本実施形態では、制御部100は、予め記憶されたベルト32の厚みに基づいて、電動ウインチ30のベルト32の引出長を補正することができる。
また、制御部100は、電動ウインチ30のフック32aが収納部201に収納されたことを収納検知部114が検知した場合に、回転量検出部112の検出結果をリセットする。なお、収納部201の設置場所によっては、座席の状態、荷物の収納状態等によってフック32aの収納状態における電動ウインチ30のベルト32の引出長が変わってしまうおそれがある。このような場合には、利用者による座席の状態等の確認の後に、リモコン120等の操作と、収納検知部114による収納検知と、に基づいて、制御部100は、フック32aが収納部201に収納された状態で電動ウインチ30にベルト32を巻き取らせ、ベルト32の弛みをとった状態で回転量検出部112の検出結果をリセットすることができる。
図7は、スロープの車室内への格納状態、スロープの立設固定状態、及び、スロープを車外へ移動させスロープの他端を接地面に接地させた接地状態を示す説明図、図8は、前記の各状態をそれぞれ示す模式図である。
スロープ22は、第1回動軸40aまわりに回動することによって、車体のフロア18に沿って格納される格納位置にある格納状態から、フロア18に対して起立した起立位置にある立設固定状態を経て車外に移動させた後、車室外側に展開された展開位置にあり、スロープ22車両前後方向の他端が接地面20に接地した接地状態となる。また、スロープ22は、展開位置から起立位置を経て格納位置へも移動可能であり、すなわち、スロープ22は、第1回動軸40aにおける回動によって、格納位置、起立位置及び展開位置の間で位置変化可能に構成されている。スロープ22の車室内における格納状態では、主板体34及び車体側板体36が略水平状態にあると共に、接地側板体38が第3回動軸40cを起点として主板体34及び車体側板体36に対して鋭角状に折曲した状態となっている。この格納状態では、図7に示されるように、一対の把持部46が接地側板体38の上面で車体後部開口部12(図1参照)に近接する位置に設けられるため、例えば、介護者が車室内へ進入しなくても車外から車体後部開口部12を介して把持部46を把持してスロープ22を容易に接地させることができる。なお、起立位置における立設固定状態は、被搭載物24が車内に搭載された状態でスロープ22が格納される、第二の格納位置における第二の格納状態であるといえる。
ここで、図8を参照して、乗車時及び降車時においてスロープ22がとる2つの位置について説明する。
(低位置)
乗車スタート時において、スロープ22は、低位置PLとなる。本実施形態では、低位置PLにおいて、主板体34の高さHLは最も低く、第3回動軸40cの前後方向における勾配変化はゼロである。
(高位置)
降車スタート時において、スロープ22は、高位置PHとなる。本実施形態では、高位置PHにおいて、主板体34の高さHHは最も高く、第2回動軸40bの前後方向における勾配変化はゼロである。
図10(a)(b)に示されるように、搭載装置10において、展開時におけるスロープ22(後記する接地側板体38)の上面で左右方向の中央部には、例えば、介護者(操作者)等によって把持される把持部46が設けられる。この把持部46は、介護者の手によって把持されるグリップ23を有するハンドル25と、スロープ22の上面に固定され、ハンドル25を回動自在に保持するヒンジ27と、スロープ22の上面においてハンドル25を収容するための矩形状の収容凹部29とを含む。
<ガイド部及び被係止部>
図11に示されるように、搭載装置10は、後記するスロープアシストモードで用いられる構造として、左右一対のガイド部91と、左右一対の被係止部92と、を備える。
ガイド部91は、電動ウインチ30の本体部(ドラム31)よりも上方、本実施形態では、車両16の天井面の開口部12近傍に設けられており、天井面に取り付けられた状態で矩形枠形状を呈する。スロープアシストモードにおいて、当該ガイド部91には、牽引具であるベルト32が挿通される。
被係止部92は、スロープ22における主板体34の車幅方向両側面の第3回動軸40c側端部に設けられており、主板体34に取り付けられた状態で略円環形状を呈する。スロープアシストモードにおいて、当該被係止部92には、フック31aが係止される。
<制御部による電動ウインチの制御手法>
制御部100は、被搭載物乗降モードと、スロープアシストモードと、の二種類のモードで、電動ウインチ30のモータ33を制御する。制御部100によるモードの選択は、検知/検出部111〜113の検知/検出結果に基づいて自動的に行われる。かかるモードの自動選択については後で詳細に説明する。また、本実施形態において、制御部100は、左右一対の検知/検出部111〜113の検知/検出結果が同一のモードを示すものである場合に、左右一対の電動ウインチ30のモータ33を同様に制御する。
リモコン120は、スタートボタンとストップボタンとを備える。電動ウインチ30の駆動を所望する操作者が、スタートボタンを操作すると、制御部100は、かかる操作に基づいてモードを自動的に選択し、電動ウインチ30のモータ33の制御を開始する。また、電動ウインチ30の停止を所望する操作者が、ストップボタンを操作すると、制御部100は、かかる操作に基づいて電動ウインチ30のモータ33を停止させる。
<被搭載物乗降モード>
まず、被搭載物乗降モードについて、図1及び図9を参照して説明する。被搭載物乗降モードは、被搭載物26を車外からスロープ22を介して車内へ乗車させたり、被搭載物26を車内からスロープ22を介して車外へ降車させたりするときのモードである。被搭載物乗降モードは、ベルト32がガイド部91に掛けられることなくフック32aが被搭載物26に係止された状態で実行される。詳細には、被搭載物乗降モードは、乗車モードと降車モードとを備える。
<乗車モード>
乗車モードは、被搭載物26を車外からスロープ22を介して車内へ乗車させるためのモードである。乗車モードでは、スロープ22は車外に展開されており(図1参照)、操作者(介護者)が、ベルト32を電動ウインチ30のドラム31から繰り出してフック32aを被搭載物26に係止する。かかる状態において、操作者がリモコン120のスタートボタンを操作すると、制御部100は、モータ33を逆方向に回転させ、ベルト32を巻き取り速度V1でドラム31に巻き取らせる。これにより、被搭載物26は、操作者によってガイドされた状態で、スロープ22上を巻き取り速度V1で移動して車内に乗車する(図1→図9参照)。
<降車モード>
降車モードは、被搭載物26を車内からスロープ22を介して車外へ降車させるためのモードである。降車モードでは、スロープ22は車外に展開されており(図9参照)、操作者がフック32aを被搭載物26に係止する。かかる状態において、操作者がリモコン120のスタートボタンを操作すると、制御部100は、モータ33を正方向に回転させ、ベルト32を繰り出し速度V1でドラム31から繰り出す。これにより、被搭載物26は、操作者によってガイドされた状態で、ベルト32による車内方向へのテンションを受けつつスロープ22上を繰り出し速度V1で移動して車内から車外へ移動する(図9→図1参照)。
乗車モードにおける巻き取り速度V1と降車モードにおける繰り出し速度V1とは、大きさは同じで方向が逆に設定されている。
なお、被搭載物乗降モードにおいて、制御部100は、本願出願人による特開2014−169049号公報又は特開2014−169051号公報に記載された制御を実行することが可能である。
<スロープアシストモード>
続いて、スロープアシストモードについて、図11を参照して説明する。なお、図11では、フック32aは省略されている。スロープアシストモードは、スロープ22を車内から車外へ展開したり、スロープ22を車外から車内へ格納したりするときのモードである。スロープアシストモードは、ベルト32がガイド部91に挿通されてフック32aがスロープ22の被係止部92に係止された状態で実行される。また、スロープアシストモードでは、クラッチ68がオフ状態とされており、第2回動軸40b及び第3回動軸40cがフリー状態となり、スロープ22を構成する各板体を手動操作で回動させることができるようになっている。詳細には、スロープアシストモードは、展開モードと格納モードとを備える。
<展開モード>
展開モードは、車内に格納されたスロープ22を車外へ展開するためのモードであり、第1の展開モードと第2の展開モードとを備える。
第1の展開モードは、スロープ22の格納位置から起立位置までの展開をアシストするためのモードである。第1の展開モードにおいて、制御部100は、モータ33を逆方向に回転させ、ベルト32を巻き取り速度V2でドラム31に巻き取らせる。これにより、スロープ32は、操作者によって把持部46のハンドル25が把持された状態で、格納位置から起立位置まで第1回動軸40a周りに回転移動する。すなわち、操作者によるスロープ22の展開時に、電動ウインチ30がスロープ22の重量の一部を支持することによって、操作者によるスロープ22の展開作業がアシストされる。
第2の展開モードは、スロープ22の起立位置から展開位置(高位置又は低位置)までの展開をアシストするためのモードである。第2の展開モードにおいて、制御部100は、モータ33を正方向に回転させ、ベルト32を繰り出し速度V2でドラム31から繰り出す。これにより、スロープ22は、操作者によって把持部46のハンドル25が把持された状態で、起立位置から展開位置(高位置又は低位置)まで第1回動軸40a周りに回転移動する。すなわち、操作者によるスロープ22の展開時に、電動ウインチ30がスロープ22の重量の一部を支持することによって、操作者によるスロープ22の展開作業がアシストされる。
<格納モード>
格納モードは、車外に展開されたスロープ22を車内へ格納するためのモードであり、第1の格納モードと第2の格納モードとを備える。
第1の格納モードは、スロープ22の展開位置(高位置又は低位置)から起立位置までの格納をアシストするためのモードである。第1の格納モードにおいて、制御部100は、モータ33を逆方向に回転させ、ベルト32を巻き取り速度V2でドラム31に巻き取らせる。これにより、スロープ22は、操作者によって把持部46のハンドル25が把持された状態で、展開位置(高位置又は低位置)から起立位置まで第1回動軸40a周りに回転移動する。すなわち、操作者によるスロープ22の格納時に、電動ウインチ30がスロープ22の重量の一部を支持することによって、操作者によるスロープ22の格納作業がアシストされる。
第2の格納モードは、スロープ22の起立位置から格納位置までの格納をアシストするためのモードである。第2の格納モードにおいて、制御部100は、モータ33を正方向に回転させ、ベルト32を繰り出し速度V2でドラム31から繰り出す。これにより、スロープ22は、操作者によって把持部46のハンドル25が把持された状態で、起立位置から格納位置まで第1回動軸40a周りに回転移動する。すなわち、操作者によるスロープ22の格納時に、電動ウインチ30がスロープ22の重量の一部を支持することによって、操作者によるスロープ22の格納作業がアシストされる。
スロープアシストモードにおいて、電動ウインチ30は、スロープ22に対して、格納位置及び展開位置のどちら側からでも起立位置となる方向への第1回動軸40a周りの回動力を付与する。
<モード自動選択>
本実施形態において、制御部100は、牽引具検知部111の検知結果、角度検出部112の検出結果、及び、回転量検出部113の検出結果のいずれかに基づいて、スロープアシストモード及び被搭載物乗降モードのいずれかを自動的に選択して実行する。
<牽引具検知部によるモード判定>
スロープ22が展開/格納される場合には、牽引具であるベルト32がガイド部91に掛けられており、牽引具検知部111は、かかるベルト32を検知する。一方、被搭載物26が乗車/降車する場合には、牽引具であるベルト32はガイド部91に掛けられておらず、牽引具検知部111は、ベルト32を検知しない。
かかる状況に鑑み、制御開始時において、牽引具検知部111がベルト32を検知している場合には、制御部100は、スロープアシストモードを選択して実行する。一方、制御開始時において、牽引具検知部111がベルト32を検知していない場合には、制御部100は、被搭載物乗降モードを選択して実行する。
<角度検出部によるモード選択>
スロープ22が展開/格納される場合には、牽引具であるベルト32がガイド部91に掛けられており、ベルト32の繰り出し角度φは、角度閾値(所定角度)φTH以上となっている。一方、被搭載物26が乗車/降車する場合には、牽引具であるベルト32はガイド部91に掛けられておらず、ベルト32の繰り出し角度φは、角度閾値φTH未満となっている。ここで、角度閾値φTHは、車外の被搭載物24にフック31aが係止された状態で想定されるベルト32の繰り出し角度よりも大きく、ベルト32がガイド部91に掛けられた状態におけるベルト32の繰り出し角度よりも小さい値として予め設定されている。
かかる状況に鑑み、制御開始時において、角度検出部112によって検出された角度が角度閾値φTH以上である場合には、制御部100は、スロープアシストモードを選択して実行する。一方、制御開始時において、角度検出部112によって検出された角度が角度閾値φTH未満である場合には、制御部100は、被搭載物乗降モードを選択して実行する。
<回転量検出部によるモード選択>
スロープ22が格納位置から展開される/展開位置(高位置又は低位置)から格納される場合には、牽引具であるベルト32がガイド部91に掛けられており、ドラム31の回転量は、回転量閾値(所定回転量)YTH以上となっている。一方、被搭載物26が乗車/降車する場合には、牽引具であるベルト32がガイド部91に掛けられておらず、ドラム31の回転量は、閾値YTH未満となっている。ここで、回転量閾値YTHは、車外の被搭載物24にフック31aが係止された状態で想定されるベルト32の繰り出し長に対応する回転量よりも大きく、ベルト32がガイド部91に掛けられてフック31aが格納位置のスロープ22の被係止部92に係止された状態におけるベルト32の繰り出し長に対応する回転量よりも小さい値として予め設定されている。
かかる状況に鑑み、制御開始時において、回転量検出部113によって検出された回転量が回転量閾値YTH以上である場合には、制御部100は、スロープアシストモードを選択して実行する。一方、制御開始時において、回転量検出部113によって検出された回転量が回転量閾値YTH未満である場合には、制御部100は、被搭載物乗降モードを選択して実行する。
<複合的なモード選択>
制御開始時において、制御部100は、牽引具検知部111の検知結果及び角度検出部112の検出結果の少なくとも一方に基づいて、スロープアシストモード及び被搭載物乗降モードのいずれかを選択する。
スロープアシストモードが選択された場合には、制御部100は、回転量検出部113の検出結果に基づいて、展開モード及び格納モードのいずれかを選択して実行する。
例えば、初期状態としてスロープ22が格納位置にある場合には、回転量検出部113によって検出された回転量が第2の回転量閾値YTH2以上かつ第3の回転量閾値YTH3未満であるので、制御部100は、展開モードにおける第1の展開モードを選択して実行する。ここで、第2の回転量閾値YTH2は、ベルト32がガイド部91に掛けられてフック31aが起立位置のスロープ22の被係止部92に係止された状態におけるベルト32の繰り出し長に対応する回転量よりもやや大きい値として予め設定されている。また、第3の回転量閾値YTH3は、ベルト32がガイド部91に掛けられてフック31aが格納位置のスロープ22の被係止部92に係止された状態におけるベルト32の繰り出し長に対応する回転量よりも大きく、ベルト32がガイド部91に掛けられてフック31aが展開位置(高位置)のスロープ22の被係止部92に係止された状態におけるベルト32の繰り出し長に対応する回転量よりも小さい値として予め設定されている。
回転量検出部113によって検出された回転量が第2の回転量閾値YTH2未満となると、制御部100は、第1の展開モードを終了する。第1の展開モードの終了後、操作者は、スロープ22を起立位置よりもやや展開位置寄りに回転移動させる。第1の展開モードの終了から所定時間内にリモコン120のスタートボタンが操作された場合には、制御部100は、第2の展開モードを選択して実行する。
また、初期状態としてスロープ22が展開位置にある場合には、回転量検出部113によって検出された回転量が第3の回転量閾値YTH3以上であるので、制御部100は、格納モードにおける第1の格納モードを選択して実行する。回転量検出部113によって検出された回転量が第2の回転量閾値YTH2未満となると、制御部100は、第1の格納モードを終了する。第1の格納モードの終了後、操作者は、スロープ22を起立位置よりもやや格納位置寄りに回転移動させる。第1の格納モードの終了から所定時間内にリモコン120のスタートボタンが操作された場合には、制御部100は、第2の格納モードを選択して実行する。
被搭載物乗降モードが選択された場合には、制御部100は、回転量検出部113の検出結果に基づいて、乗車モード及び降車モードのいずれかを選択して実行する。
例えば、初期状態として被搭載物26が車外に位置する場合には、回転量検出部113によって検出された回転量が第4の回転量閾値YTH4以上であるので、制御部100は、乗車モードを選択して実行する。また、初期状態として被搭載物26が車内に位置する場合には、回転量検出部113によって検出された回転量が第4の回転量閾値YTH4未満であるので、制御部100は、降車モードを選択して実行する。ここで、第4の回転量閾値YTH4は、車内の被搭載物24にフック31aが係止された状態で想定されるベルト32の繰り出し長に対応する回転量よりも大きく、車内の被搭載物24にフック31aが係止された状態で想定されるベルト32の繰り出し長に対応する回転量よりも小さい値として予め設定されている。
かかる制御内容をまとめたものを表1に示す。
Figure 0006663279
<速度設定>
本実施形態において、被搭載物乗降モードにおけるベルト32の巻き取り/繰り出し速度V1は、スロープアシストモードにおけるベルト32の巻き取り/繰り出し速度V2よりも低く設定されている。
<手動によるモード切替>
スロープアシストモードが選択された状態において、操作者がリモコン120のスタートボタンを長押しした場合等には、制御部100は、かかる操作に基づいて、動作モードをスロープアシストモードから被搭載物乗降モードに切り替え、被搭載物乗降モードにおけるベルト32の巻き取り/繰り出し速度V2を実現する。これは、スロープ22の展開/格納作業をアシストする際に、よりゆっくりとしたスロープ22の姿勢変更を行うことを可能にするためである。なお、被搭載物乗降モードが選択された状態において、制御部100が動作モードを被搭載物乗降モードからスロープアシストモードに切り替えることは禁止されている。これは、被搭載物24の乗車/降車における安全性を確保するためである。
本発明の実施形態に係る搭載装置10は、電動ウインチ30を被搭載物乗降モードとスロープアシストモードとの両方に兼用するので、スロープ22の展開/格納作業のための専用の機構が不要となり、コスト及び重量を抑制することができる。
また、搭載装置10は、各モードに応じて、電動ウインチ30の繰り出し/巻き取り速度、各種のコーション、すなわち、音声、本願出願人による特開2014−169051号公報に記載のインジケータ等による案内の有無及び種類、等の切替を行うことができ、被搭載物24を乗車/降車させる際の安全性と、スロープ22を展開/格納する際の利便性を両立させることができる。
また、搭載装置10は、ガイド部91が設けられているので、スロープ22を展開/格納する際に当該スロープ22を上方へと持ち上げる力を発生させることができ、スロープ22を効率的に展開/格納することができる。したがって、電動ウインチ30の駆動源であるモータ33を小型化したり、スロープアシストモードを備えていない電動ウインチ30との間でモータを共用したりすることができる。
また、搭載装置10は、被搭載物乗降モードとスロープアシストモードとを自動的に選択して実行するので、操作者による操作が簡略化され、利便性を向上することができる。
また、搭載装置10は、牽引具検知部111の検知結果、角度検出部112の検出結果、及び、回転量検出部113の検出結果のいずれかに基づいてモードを自動的に選択するので、適切なモードを選択し、利便性を向上することができる。
また、搭載装置10は、被搭載物乗降モードにおけるベルト32の巻き取り/繰り出し速度V1が、スロープアシストモードにおけるベルト32の巻き取り/繰り出し速度V2よりも低く設定されているので、車椅子、荷物等の被搭載物24を乗車/降車させる際の安全性を高めるとともに、スロープ22を展開/格納する際の作業速度を高め、利便性を向上することができる。
また、搭載装置10は、操作者の手動操作に基づいて、動作モードをスロープアシストモードから被搭載物乗降モードに切り替えることによって、スロープ22の展開/格納作業をアシストする際に、よりゆっくりとしたスロープ22の姿勢変更を行うことができる。
また、搭載装置10は、被搭載物乗降モードが選択された状態において、制御部100が動作モードを被搭載物乗降モードからスロープアシストモードに切り替えることが禁止されているので、被搭載物24の乗車/降車における安全性を確保することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、ガイド部91は、車両16の側面の開口部12近傍に設けられている構成であってもよい。
また、電動ウインチ30が車両16の天井面に設けられており、ガイド部91が車両16のフロア18に設けられている構成であってもよい。また、ガイド部91の形状は、図示したものに限定されず、例えば、左右一対のガイド部91が一体化して一つの矩形枠を呈する形状であってもよい。また、スロープ22の形状は、適宜変更可能である。また、リモコン120は、被搭載物乗降モードからスロープアシストモードに切り替えるためのボタンを専用に備える構成であってもよい。
10 搭載装置(被搭載物の搭載装置)
16 車両
20 接地面
22 スロープ
26 車椅子(被搭載物)
30 電動ウインチ
31 ドラム
32 ベルト(牽引具)
32a フック(係止部)
34 主板体
36 車体側板体
38 接地側板体
40a〜40c 回動軸
91 ガイド部
92 被係止部
100 制御部
111 牽引具検知部
112 角度検出部
113 回転量検出部

Claims (8)

  1. 車体の開口部に一端が回動自在に取り付けられ、前記開口部から車室外側へ展開された展開状態と、車室内に格納された格納状態と、を切替可能なスロープと、
    前記スロープを介して被搭載物を乗車及び降車させるための電動ウインチと、
    前記電動ウインチを制御する制御部と、
    を備え、
    前記電動ウインチは、
    前記制御部によって繰り出し量が制御される牽引具と、
    前記牽引具の先端部に設けられており、前記スロープ及び前記被搭載物のいずれかに係止可能な係止部と、
    前記車体の前記電動ウインチよりも上方となる部位に設けられたガイド部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記被搭載物を乗車及び降車させる被搭載物乗降モードと、
    前記スロープの展開及び格納をアシストするスロープアシストモードと、
    実行し、
    前記スロープアシストモードにおいて、前記牽引具は、前記ガイド部を介して下方に折り返されており、前記係止部は、前記スロープに係止されている
    ことを特徴とする被搭載物の搭載装置。
  2. 前記制御部は、前記被搭載物乗降モードと前記スロープアシストモードとを自動的に選択可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の被搭載物の搭載装置。
  3. 前記牽引具が前記ガイド部に掛けられているか否かを検知する牽引具検知部を備え、
    前記制御部は、
    前記電動ウインチの制御開始時において、
    前記牽引具検知部によって前記牽引具が前記ガイド部に掛けられていることが検知されている場合には、前記スロープアシストモードを実行し、
    前記牽引具検知部によって前記ガイド部に掛けられていることが検知されていない場合には、前記被搭載物乗降モードを実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載の被搭載物の搭載装置。
  4. 前記牽引具の繰り出し角度を検出する角度検出部を備え、
    前記制御部は、
    前記電動ウインチの制御開始時において、
    前記角度センサによって検出された前記角度が水平方向を基準とする所定角度以上である場合には、前記スロープアシストモードを実行し、
    前記角度センサによって検出された前記角度が前記所定角度未満である場合には、前記被搭載物乗降モードを実行する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の被搭載物の搭載装置。
  5. 前記電動ウインチは、
    前記牽引具が巻回可能なドラムと、
    前記ドラムを回動させるモータと、
    を備え、
    前記ドラムの回転量を検出する回転量検出部を備え、
    前記制御部は、
    前記電動ウインチの制御開始時において、
    前記回転量検出部によって検出された前記回転量が所定回転量以上である場合には、前記スロープアシストモードを実行し、
    前記回転量検出部によって検出された前記回転量が前記所定回転量未満である場合には、前記被搭載物乗降モードを実行する
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の被搭載物の搭載装置。
  6. 前記被搭載物乗降モードにおける前記牽引具の巻き取り/繰り出し速度は、前記スロープアシストモードにおける前記牽引具の巻き取り/繰り出し速度よりも低く設定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の被搭載物の搭載装置
  7. 車体の開口部に一端が回動自在に取り付けられ、前記開口部から車室外側へ展開された展開状態と、車室内に格納された格納状態と、を切替可能なスロープと、
    前記スロープを介して被搭載物を乗車及び降車させるための電動ウインチと、
    前記電動ウインチを制御する制御部と、
    を備え、
    前記電動ウインチは、
    前記制御部によって繰り出し量が制御される牽引具と、
    前記牽引具の先端部に設けられており、前記スロープ及び前記被搭載物のいずれかに係止可能な係止部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記被搭載物を乗車及び降車させる被搭載物乗降モードと、
    前記スロープの展開及び格納をアシストするスロープアシストモードと、
    実行し、
    前記被搭載物乗降モードにおける前記牽引具の巻き取り/繰り出し速度は、前記スロープアシストモードにおける前記牽引具の巻き取り/繰り出し速度よりも低く設定されている
    ことを特徴とする被搭載物の搭載装置。
  8. 前記制御部は、操作者の手動操作に基づいて、前記スロープアシストモードを前記被搭載物乗降モードへ切替可能である
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の被搭載物の搭載装置。
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