JP6662896B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
筒内噴射弁とポート噴射弁とを備えた多気筒式の内燃機関が知られている。このような内燃機関では、フィードポンプにより吸い上げられた燃料が低圧燃料通路を介してポート噴射弁に供給され、高圧ポンプにより更に加圧された燃料が低圧燃料通路から分岐した高圧燃料通路を介して筒内噴射弁に供給される。このような燃料噴射弁の燃料噴射量は、内燃機関の運転状態に応じて要求される要求噴射量分だけ噴射されることが望ましい。例えばポート噴射弁の燃料噴射量の制御は、燃圧センサにより検出された燃圧値に基づいて要求噴射量に対応するポート噴射弁への通電期間が算出され、算出された通電期間だけポート噴射弁が通電されることにより行われる。
ここで、高圧ポンプの駆動に起因して低圧燃料通路で燃圧脈動が生じる場合がある。燃圧脈動が生じていると燃圧は安定しないため、ポート噴射弁の燃料噴射量を精度よく制御することができない可能性がある。この結果、空燃比を精度よく制御できない可能性がある。
これに対して特許文献1には、燃圧脈動が生じた場合に、ポート噴射弁の要求噴射量の補正値を予め規定したマップに基づいて、燃圧脈動に対応した適切な燃料噴射量に制御する技術が記載されている。
特開2012−237274号公報
しかしながら特許文献1に記載されたマップでは、内燃機関の回転数のみに応じて要求噴射量の補正値が規定されている。ここで燃圧脈動の発生中での燃圧は、内燃機関の負荷や温度などの運転条件や、使用燃料の特性によっても影響を受けるものと考えられる。従って、内燃機関の回転数のみに応じて要求噴射量を補正しても、燃圧脈動に対応するように燃料噴射量を適切に制御できない可能性がある。
また、燃圧脈動の発生中でのポート噴射弁の燃料噴射量を制御するために、以下のような方法も考えられる。例えば、一のポート噴射弁の噴射中に燃圧を検出して、噴射中にこの燃圧に基づいて要求噴射量に対応した通電期間を算出して、算出された通電期間だけ通電されるように一のポート噴射弁を制御することも考えられる。しかしながら燃料が噴射されている期間は短いため、このような短期間の間に上記のような処理を行うことは困難となる可能性がある。
また、検出された複数の燃圧値から算出された燃圧のなまし値に基づいて、ポート噴射弁の燃料噴射量を制御することも考えられる。しかしながら、なまし値には燃圧脈動の成分は反映されにくいため、ポート噴射弁の燃料噴射量を精度よく制御できない可能性がある。
本発明は、ポート噴射弁の燃料噴射量を精度よく制御できる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、内燃機関本体の複数の気筒内にそれぞれ燃料を噴射する複数の筒内噴射弁と、前記内燃機関本体の複数の吸気ポートに向けてそれぞれ燃料を噴射する複数のポート噴射弁と、燃料を加圧するフィードポンプと、前記フィードポンプにより加圧された燃料を複数の前記ポート噴射弁に供給する低圧燃料通路と、前記低圧燃料通路から供給された燃料を更に加圧する高圧ポンプと、前記低圧燃料通路から分岐し、前記高圧ポンプにより加圧された燃料を複数の前記筒内噴射弁に供給する高圧燃料通路と、前記低圧燃料通路内の燃圧を検出する燃圧センサと、前記内燃機関本体のクランク軸の回転角を検出するクランク角度センサと、を備えた内燃機関を、制御対象とする内燃機関の制御装置において、要求噴射量に対応する複数の前記ポート噴射弁の各通電期間を算出して、所定のクランク角度間隔で複数の前記ポート噴射弁から順に、算出された通電期間だけ通電する制御部を備え、前記高圧ポンプは、前記クランク軸に連動して駆動され、前記低圧燃料通路内に燃圧脈動を発生させ、前記制御部は、複数の前記ポート噴射弁のうちの一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧を、前記一のポート噴射弁の噴射から前記燃圧脈動の1又は2周期後に噴射が予定されている、複数の前記ポート噴射弁に含まれる他のポート噴射弁に対応付けて、記憶する記憶部と、前記他のポート噴射弁の通電期間を、前記一のポート噴射弁の噴射中に検出されて記憶された前記燃圧に基づいて算出する算出部と、を含み、前記制御部は、前記他のポート噴射弁に対応付けされて前記記憶部に記憶された前記燃圧を、前記一のポート噴射弁が噴射するたびに随時更新する、内燃機関の制御装置によって達成できる。
燃圧脈動は周期的に変化するため、一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧は、一のポート噴射弁の噴射から燃圧脈動の1又は2周期後に噴射予定の他のポート噴射弁が噴射中での燃圧と略同じとみなすことができる。この燃圧に基づいて、他のポート噴射弁の通電期間が算出される。このように実際に検出された燃圧に基づいてポート噴射弁の通電期間が算出されるので、燃圧脈動が発生中においても他のポート噴射弁の燃料噴射量を精度よく制御できる。
また、一のポート噴射弁の噴射中の燃圧が検出されてから他のポート噴射弁の噴射が開始される前までに、他のポート噴射弁の通電期間を算出されればよい。このため、他のポート噴射弁の通電期間の算出に要する時間が確保されている。
前記燃圧センサは、前記ポート噴射弁のそれぞれの最短の通電期間よりも短い時間間隔で燃圧を検出してもよい。
前記一のポート噴射弁の噴射中に検出された前記燃圧が複数ある場合に、検出された複数の前記燃圧の平均値を算出する平均値算出部を備え、前記記憶部は、前記燃圧の平均値を記憶し、前記算出部は、前記燃圧の平均値に基づいて前記他のポート噴射弁の通電期間を算出してもよい。
前記制御部は、前記クランク軸の回転速度に基づいて、前記燃圧脈動による前記ポート噴射弁の各通電期間の算出への影響が大きいか否かを判定する判定部を含み、前記記憶部は、前記燃圧脈動による前記ポート噴射弁の各通電期間の算出への影響が大きいと判定された場合に、前記一のポート噴射弁の噴射中に検出された前記燃圧を、前記他のポート噴射弁に対応付けて記憶し、前記算出部は、前記燃圧脈動による前記ポート噴射弁の各通電期間の算出への影響が大きいと判定された場合に、前記他のポート噴射弁の通電期間を、記憶された前記燃圧に基づいて算出してもよい。
前記制御部は、前記内燃機関の運転状態に応じて前記フィードポンプを制御することにより前記低圧燃料通路内の燃圧を制御し、前記算出部は、前記燃圧脈動による前記ポート噴射弁の各通電期間の算出への影響が大きくないと判定された場合に、前記他のポート噴射弁の通電期間を、前記他のポート噴射弁の通電期間を算出する直前前記燃圧に基づいて算出してもよい。
本発明によれば、ポート噴射弁の燃料噴射量を精度よく制御できる内燃機関の制御装置を提供できる。
本実施例の内燃機関の制御装置の概略構成図である。 燃圧の波形図である。 燃圧脈動の波形とポート噴射弁の噴射タイミング及び通電期間の一例を示したグラフである。 ECUが実行する燃圧取得制御の一例を示すフローチャートである。 ECUが実行するポート噴射実行制御の一例を示したフローチャートである。 第1変形例のカムの説明図である。 第1変形例での燃圧波形とポート噴射弁の噴射タイミングを示したグラフである。 第2変形例のカムの説明図である。 第2変形例での燃圧波形とポート噴射弁の噴射タイミングを示したグラフである。 第3変形例での燃圧波形とポート噴射弁の噴射タイミングを示したグラフである。 第4変形例での燃圧波形とポート噴射弁の噴射タイミングを示したグラフである。 第5変形例でのECUが実行する燃圧取得制御の一例を示すフローチャートである。 第5変形例でのECUが実行するポート噴射実行制御の一例を示したフローチャートである。 第6変形例でのECUが実行するポート噴射実行制御の一例を示したフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施例のシステム1の概略構成図である。システム1は、エンジン10、エンジン10を制御するECU(Engine Control Unit)41を含む。エンジン10は、直列に配列された気筒111〜114を含む気筒群11、筒内噴射弁群37、及びポート噴射弁群27を備えた火花点火式の直列4気筒エンジンである。筒内噴射弁群37は、気筒111〜114内にそれぞれ燃料を噴射する筒内噴射弁371〜374を含む。ポート噴射弁群27は、気筒111〜114に連通した吸気ポート13内にそれぞれ燃料を噴射するポート噴射弁271〜274を含む。筒内噴射弁群37及びポート噴射弁群27のそれぞれは、所定の通電期間で電磁コイルを通電して弁座から弁体を離隔させることにより燃料噴射量が調整される電磁駆動式開閉弁である。
エンジン10には、気筒群11にそれぞれ対応する複数の吸気ポート13を有する吸気通路12と、不図示の複数の排気ポートを有する排気通路とが形成されている。気筒群11のそれぞれでは、不図示のピストンが収納されて燃焼室が画定される。燃焼室は、吸気弁及び排気弁により開閉される。更にエンジン10には、図示しない点火プラグを備えている。また、エンジン10は、複数のピストンに連動したクランク軸14と、クランク軸14に連動し吸気弁又は排気弁を駆動するカム軸15とを備えている。また、クランク軸14の回転角を検出するクランク角度センサ14aが設けられている。
また、システム1は、燃料タンク21、フィードポンプ22、プレッシャレギュレータ23、低圧燃料配管25、低圧デリバリパイプ26、及び燃圧センサ28を含む。
燃料タンク21には、燃料であるガソリンが貯留されている。フィードポンプ22は、燃料を加圧して低圧燃料配管25内に吐出する。プレッシャレギュレータ23は、低圧燃料配管25内に吐出される燃料を予め設定された低圧側の供給圧に調圧する。
低圧燃料配管25及び低圧デリバリパイプ26は、フィードポンプ22から吐出された燃料をポート噴射弁群27に供給する低圧燃料通路の一例である。フィードポンプ22により所定の圧力レベルまで加圧されプレッシャレギュレータ23により低圧側の供給圧に調圧された燃料は、低圧燃料配管25を介して低圧デリバリパイプ26に導入される。
ポート噴射弁群27は、低圧デリバリパイプ26に接続されており、気筒群11にそれぞれ対応した吸気ポート13内に燃料を噴射する。燃圧センサ28は、詳しくは後述するが、低圧デリバリパイプ26内の燃圧を検出してECU41へ出力する。
またシステム1は、高圧ポンプ31、高圧燃料配管35、高圧デリバリパイプ36、及び燃圧センサ38を含む。
高圧ポンプ31は、低圧燃料配管25から分岐した分岐配管25aから燃料を吸入して、フィードポンプ22からの供給圧レベルより高圧の高圧レベルに加圧する。分岐配管25aには、分岐配管25a内の燃圧脈動を抑制するパルセーションダンパ29が設けられている。
高圧ポンプ31は、具体的には、ポンプハウジング31hと、ポンプハウジング31h内を摺動可能なプランジャ31pと、ポンプハウジング31h及びプランジャ31p間で画定される加圧室31aとを含む。加圧室31aの容積は、プランジャ31pの変位に応じて変化する。加圧室31aには、後述する電磁弁32が開いた状態で、フィードポンプ22により加圧された燃料が分岐配管25aを介して導入される。加圧室31a内の燃料は、プランジャ31pにより高圧に加圧されて高圧燃料配管35内に吐出される。
エンジン10のカム軸15には、プランジャ31pを駆動するカムCPが装着されている。カムCPは、角が丸められた正方形状である。また、高圧ポンプ31は、カムCPにより昇降されるフォロアリフタ31fと、フォロアリフタ31fをカムCP側に付勢するスプリング31gとを有している。フォロアリフタ31fにプランジャ31pが連動し、フォロアリフタ31fと共にプランジャ31pも昇降する。カム軸15及びカムCPは、クランク軸14の回転速度に対し1/2の回転速度で駆動される。
高圧ポンプ31の加圧室31aの燃料導入口部には、電磁弁32が設けられている。電磁弁32は、弁体32vと、弁体32vを駆動するコイル32cと、弁体32vを常に開方向に付勢するスプリング32kとを有している。コイル32cへの通電は、ECU41によりドライバ回路42を介して制御される。コイル32cが通電されると、弁体32vは、スプリング32kの付勢力に抗して低圧燃料配管25の分岐配管25aと加圧室31aとを遮断する。コイル32cが非通電の状態では、弁体32vは、スプリング32kの付勢力により開状態が維持される。
高圧ポンプ31と筒内噴射弁群37との間の高圧燃料配管35には、ばね付の逆止弁34が設けられている。逆止弁34は、高圧ポンプ31内の燃圧が高圧燃料配管35内の燃圧より所定の分だけ高くなったときに開く。
高圧ポンプ31の吸入行程では、電磁弁32が開きプランジャ31pが下降して、燃料が低圧燃料配管25の分岐配管25aから加圧室31aに充填される。加圧行程では、電磁弁32が閉じプランジャ31pの上昇に伴い加圧室31aの容積が減少し、加圧室31a内の燃料が昇圧される。吐出行程では、加圧室31a内の燃圧が逆止弁34に作用する力が逆止弁34のばねの付勢力より大きくなったときに逆止弁34が開き、昇圧された燃料が高圧燃料配管35及び高圧デリバリパイプ36へ供給される。上述したようにプランジャ31pの昇降は、カムCPの回転により実現され、カムCPはカム軸15を介してクランク軸14に連動しているため、高圧ポンプ31はクランク軸14に連動して駆動される。
尚、ここでは電磁弁32は非通電で開いた状態となるが、これに限定されない。例えば電磁弁32は、コイル32c及びスプリング32kの付勢方向をそれぞれ逆向きにして、非通電で閉じた状態となるものであってもよい。この場合、燃料の吸入行程でコイル32cを通電し、加圧及び吐出行程で非通電にする。
高圧デリバリパイプ36には、高圧ポンプ31により加圧された高圧の燃料が高圧燃料配管35を介して蓄圧されている。高圧燃料配管35及び高圧デリバリパイプ36は、高圧ポンプ31から筒内噴射弁371〜374に高圧の燃料を供給する高圧燃料通路の一例である。
筒内噴射弁群37は、高圧デリバリパイプ36内から気筒111〜114のそれぞれの内部に所定の順序で高圧燃料を直接に噴射する。燃圧センサ38は、高圧デリバリパイプ36内の燃圧を検出し、ECU41に出力する。
ECU41は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を含む。ECU41は、ROM内に予め格納された制御プログラムに従って、センサからの情報や予めROMに格納されている情報等に基づいて、エンジン10の運転状態や加速要求に応じた燃料の要求噴射量を算出する。また、ECU41は、要求噴射量に対応するポート噴射弁群27の各通電期間を算出して、所定のクランク角度間隔でポート噴射弁群27から順に、算出された通電期間だけ通電噴射を実行する。また、詳しくは後述するが、ECU41は、燃圧脈動が増大している場合でのポート噴射弁群27からの燃料噴射量を制御する。この制御は、CPU、ROM、及びRAMにより機能的に実現される、判定部、記憶部、算出部、及び平均値算出部に基づいて実行される。
ECU41は、要求噴射量分だけ燃料を噴射するように、ポート噴射弁群27及び筒内噴射弁群37を制御する。ここで、これらの各燃料噴射弁の燃料噴射量は、開弁期間に比例する。開弁期間は、燃料噴射弁の電磁コイルへの通電期間に比例する。従って、ECU41は、燃圧センサ28の検出値に基づいて、要求噴射量に応じたポート噴射弁群27の各通電期間を算出する。同様に、ECU41は、燃圧センサ38の検出値に基づいて、要求噴射量に応じた筒内噴射弁群37の各通電期間を算出する。ECU41は、算出された通電期間に従って、ドライバ回路42に指令を出す。ドライバ回路42は、ECU41からの指令に従って、ポート噴射弁群27及び筒内噴射弁群37のそれぞれを算出された通電期間だけ通電する。このようにして、各燃料噴射弁の燃料噴射量が制御されている。
次に、高圧ポンプ31に起因して発生する燃圧脈動について説明する。図2は、燃圧の波形図である。縦軸は燃圧を示し、横軸はエンジン回転数を示す。図2に示すように、エンジン回転数域には、他の回転数域と比較して、所定の回転数域内で低圧燃料配管25及び低圧デリバリパイプ26内で燃圧脈動が増大する脈動増大域が含まれる。脈動増大域は、例えばエンジン回転数が1000rpmから1200rpmまでであるが、これに限定されない。
このように燃圧脈動が発生する理由は以下のようなものが考えられる。始動時からエンジン回転数が所定の回転数に至るまでは、筒内噴射弁群37は用いられず、ポート噴射弁群27による燃料噴射が実施される。その間では、筒内噴射弁群37は用いられないため電磁弁32が開状態に維持されつつ、プランジャ31pはエンジン10の動力により昇降を繰り返す。このため、低圧燃料配管25及び加圧室31a間で燃料の吸入及び吐出が繰り返され、これにより脈動が発生して、低圧デリバリパイプ26にまで伝播するからである。また、このような燃圧脈動の振動数とパルセーションダンパ29の固有振動数とが一致して共振すると、燃圧脈動の振幅が更に増大するからである。
図3は、燃圧脈動の波形とポート噴射弁271〜274の噴射タイミング及び通電期間の一例を示したグラフである。縦軸は燃圧を示し、横軸はクランク角度を示す。図3は、エンジン回転数が上述した脈動増大域内に属する場合での燃圧脈動の波形を示している。尚、ポート噴射弁271〜274の各噴射タイミングは、図3に示したクランク角度の位置に限定されない。また、ポート噴射弁271〜274の各通電期間も、図3に示した例に限定されない。上述したように、低圧デリバリパイプ26内では高圧ポンプ31のプランジャ31pの昇降による燃圧脈動が生じる。ここで、上述したようにクランク軸14が2回転、即ち、720°CA回転している間にカムCPは1回転し、更にカムCPは略正方形状である。このため、この間にプランジャ31pは4回昇降して、燃圧脈動は4周期分発生する。即ち、燃圧の脈動周期は180°CAである。
ポート噴射弁271、273、274、及び272の順に燃料が噴射されるように、各噴射タイミングがクランク角度に同期して設定されている。また、各噴射タイミングの間隔は、一定であり180°CAである。ポート噴射弁271〜274のそれぞれは、予め設定された噴射タイミングを基準として、ポート噴射弁271〜274毎に算出された通電期間だけ開弁する。
以上のように、脈動周期とポート噴射弁271〜274の噴射タイミングの間隔は、共に180°CAである。従って、エンジン回転数によらずに、脈動周期とポート噴射弁271〜274の噴射タイミングの間隔は略一定である。尚、ポート噴射弁271〜274の噴射タイミングは、エンジン10の運転状態に応じて全体的に進角又は遅角制御される場合があるが、噴射タイミングの間隔自体は略一定である。
尚、図3には、燃圧センサ28により順に検出される燃圧値P1、P2…を示している。燃圧センサ28による検出は、所定の時間間隔でクランク角度の全域に亘って行われ、図3では検出される一部の燃圧値のみを符号を付して示している。燃圧センサ28の検出の時間間隔は、エンジン10の状態によって予め設定されたポート噴射弁271〜274の各通電期間の最短期間よりも短く設定されている。このため、燃圧センサ28は、ポート噴射弁271〜274のそれぞれの噴射中での燃圧を少なくとも1回は検出できる。
次に、ポート噴射弁271〜274の各通電期間の算出について説明する。ECU41は、燃圧センサ28により検出された燃圧に基づいて、ポート噴射弁271〜274がそれぞれ要求噴射量Q(mL)分だけ燃料を噴射するように、ポート噴射弁271〜274への各通電期間τ(ms)を算出する。具体的には、以下の式(1)により通電期間τが算出される。
Figure 0006662896
INJ(mL/min)は、ポート噴射弁271〜274の各公称流量である。P(kPa)は、ポート噴射弁271〜274の各公称流量に対応した検査圧力である。QINJ及びPは、予め実験により算出されてROMに記憶されている。P(kPa)は、燃圧センサ28により検出された燃圧値である。ポート噴射弁271〜274毎の通電期間τが算出されると、ECU41は、ドライバ回路42に指令を出して、ポート噴射弁271〜274の各噴射タイミングで、算出された通電期間τだけ通電をして燃料を噴射させる。以上のように、ポート噴射弁271〜274への各通電期間は、要求噴射量と、検出された燃圧に基づいて設定される。例えば、燃圧脈動が小さい場合では、検出される燃圧値は略一定であるため、任意のタイミングで検出された燃圧値や、複数回検出された燃圧のなまし値を燃圧値として用いて、各通電期間が算出される。
しかしながら、図3に示したようにエンジン回転数が脈動増大域に属する場合には燃圧値は安定しないため、上述のように任意のタイミングで検出された燃圧値等に基づいて通電期間を算出すると、要求噴射量に対応するように通電期間を精度よく算出することは困難となり、燃料噴射量を精度よく制御できない可能性がある。このように、燃圧脈動によるポート噴射弁271〜274への各通電期間の算出への影響が大きい場合には、ECU41は、燃圧脈動が小さい場合とは異なるポート噴射制御を実行する。具体的には、燃圧脈動が増大している場合でのポート噴射制御には、燃圧脈動が増大している場合での燃圧を取得する燃圧取得制御と、取得された燃圧に基づいてポート噴射を実行するポート噴射実行制御とが含まれる。尚、ECU41は、燃圧取得制御及びポート噴射実行制御を同時に実行する。
尚、以下で説明する燃圧取得制御及びポート噴射実行制御において、以下のように言葉を用いる。今回の検出時とは、燃圧センサ28による直近の燃圧の検出時を意味し、前回の検出時とは、直近の燃圧の検出時の一つ前に燃圧が検出された時を意味する。また、燃圧センサ28による前回の検出時及び今回の検出時を、それぞれ前回検出時及び今回検出時と称する。前回検出時及び今回検出時にポート噴射弁271〜274の何れもが非噴射であることを、それぞれ前回非噴射及び今回非噴射と称する。前回検出時及び今回検出時にポート噴射弁271〜274の何れかが燃料噴射中であることを、それぞれ前回噴射及び今回噴射と称する。
図4は、ECU41が実行する燃圧取得制御の一例を示すフローチャートである。ECU41は、燃圧センサ28の検出回数が1回行われる毎に、燃圧取得制御の一連の処理を実行する。具体的には、ECU41は、クランク角度センサ14aに基づいて算出されるエンジン回転数が上述した脈動増大域に属するか否かを判定する(ステップS10)。脈動増大域は、予め実験により算出されROMに記憶されており、燃圧脈動によるポート噴射弁271〜274の各通電期間の算出への影響が大きい場合でのエンジン回転数である。具体的には、脈動増大域は、任意のタイミングで検出された燃圧値や燃圧のなまし値に基づいて制御された実際の燃料噴射量と要求噴射量との差が許容範囲を超える場合でのエンジン回転数の範囲である。ステップS10の処理は、クランク軸14の回転速度に基づいて、燃圧脈動によるポート噴射弁271〜274の各通電期間の算出への影響が大きいか否かを判定する判定部により実行される処理の一例である。ステップS10で否定判定の場合には、本制御は終了する。
ステップS10で肯定判定の場合、ECU41は、燃圧センサ28による前回非噴射かつ今回非噴射であるか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11で肯定判定の場合には、詳しくは後述するがECU41は燃圧加算値及びデータ数をクリアする(ステップS13)。
ステップS11で否定判定の場合、ECU41は今回噴射であるか否かを判定する(ステップS21)。肯定判定の場合、ECU41は検出された燃圧値を既に検出済みの燃圧値に加算し(ステップS23)、加算された燃圧値のデータ数をカウントする(ステップS25)。尚、ステップS21で今回噴射と判定される場合には、前回非噴射の場合と前回噴射の場合とを含む。前回非噴射の場合には、今回検出時での燃圧値がゼロに加算され(ステップS23)、データ数が1としてカウントされる(ステップS25)。前回噴射の場合は、今回噴射の以前に既にステップS23及びS25の処理が実行されており、今回検出時の燃圧値が今回噴射以前の燃圧値に加算され(ステップS23)、加算されている燃圧値のデータ数をインクリメントする(ステップS25)。
ステップS11及びS21で否定判定の場合、前回噴射であるが今回非噴射であることを意味し、ECU41は燃圧の平均値を算出する(ステップS31)。具体的には、ステップS23で加算された燃圧値をステップS25でカウントされたデータ数で除算して、燃圧値の平均値が算出される。
ECU41は、算出された燃圧平均値を、ポート噴射弁271〜274のうち次回噴射予定のポート噴射弁に対応付けてRAMに記憶する(ステップS33)。次回噴射予定のポート噴射弁とは、前回噴射していたポート噴射弁の次に噴射が予定されているポート噴射弁である。上述したようにポート噴射弁271〜274の噴射順序は予め定められており、各ポート噴射弁の噴射タイミングはクランク角度に同期して予め設定されているため、ECU41は、現状のクランク角度に基づいて次回噴射予定のポート噴射弁を特定できる。ステップS33の処理は、燃圧脈動によるポート噴射弁271〜274の各通電期間の算出への影響が大きいと判定された場合に、ポート噴射弁群27のうちの一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧を、一のポート噴射弁の噴射から脈動の1又は2周期後に噴射が予定されている、ポート噴射弁群27に含まれる他のポート噴射弁に対応付けて、記憶する記憶部が実行する処理の一例である。
次に、図3を参照して燃圧取得制御の具体例について説明する。図3に示すように、燃圧値P1〜P4のうち燃圧値P1及びP2は、ポート噴射弁271の噴射中に検出されるものとする。例えば燃圧値P1が検出されると、今回検出時にポート噴射弁271が噴射中であるため、ステップS11で否定判定がなされステップS21で肯定判定がなされ、燃圧値P1が燃圧の初期値としてRAMに記憶され(ステップS23)、データ数が1とカウントされる(ステップS25)。次に燃圧値P2が検出されると、今回検出時にポート噴射弁271の噴射が継続されているため、ステップS11で否定判定がなされステップS21で肯定判定がなされ、燃圧値P1に燃圧値P2が加算され(ステップS23)、データ数は2とカウントされる(ステップS25)。燃圧値P3が検出されると、ステップS11及びS21で否定判定がなされて、燃圧値P1及びP2の平均値が算出され(ステップS31)、次回噴射予定のポート噴射弁273に対応付けされて燃圧平均値がRAMに記憶される(ステップS33)。ステップS31の処理は、一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧が複数ある場合に、検出された複数の燃圧の平均値を算出する平均値算出部が実行する処理の一例である。燃圧値P4が検出されると、ステップS11で肯定判定がなされ、ステップS23及びS25でこれまでにRAMに記憶されていた燃圧値P1及びP2の加算値やデータ数は、不要なものとしてクリアされる。
また、燃圧値P11〜P13のように3つの燃圧値が、ポート噴射弁273の噴射中に検出される場合がある。燃圧センサ28の検出タイミングの時間間隔が一定であってもクランク軸14の回転速度はエンジン10の加減速要求に応じて変化し、一のポート噴射弁の噴射中での燃圧の検出数も変動するからである。この場合も、燃圧値P14が検出されると、燃圧値P11〜P13の平均値が算出されて(ステップS31)、次回噴射予定のポート噴射弁274に対応付けされてRAMに記憶される(ステップS33)。燃圧値P15が検出されると、燃圧値P11〜P13の加算値及びデータ数がクリアされる(ステップS13)。
同様に、燃圧値P23が検出されると、ポート噴射弁274の噴射中に検出された燃圧値P21及びP22の平均値が次回噴射予定のポート噴射弁272に対応付けされてRAMに記憶される。その後に燃圧値P24が検出されると、燃圧値P21及びP22の加算値及びデータ数がクリアされる。ポート噴射弁272についても同様に、燃圧値P33が検出されると、ポート噴射弁272の噴射中に検出された燃圧値P31及びP32の平均値が次回噴射予定のポート噴射弁271に対応付けされてRAMに記憶される。その後に燃圧値P34が検出されると、燃圧値P31及びP32の加算値及びデータ数がクリアされる。以上のように、燃圧平均値が記憶された後に不要となった燃圧加算値及びデータ数がクリアされるので、次回のステップS23及びS25の処理を実行するために必要なメモリ領域を確保できる。
また、エンジン10の駆動中に図4の一連の処理が繰り返されるので、RAMに記憶された燃圧平均値は随時更新される。従って、最新の燃圧平均値がポート噴射弁271〜274のそれぞれに対応付けられて記憶される。
尚、ポート噴射弁の噴射中の燃圧検出数が1つの場合には、検出された一つの燃圧値が燃圧平均値として算出され、次回噴射予定のポート噴射弁に対応づけられてRAMに記憶される。
次に、このように取得された燃圧に基づいてポート噴射を実行するポート噴射実行制御について説明する。図5は、ECU41が実行するポート噴射実行制御の一例を示したフローチャートである。ECU41は、エンジン回転数が脈動増大域内に含まれるか否かを判定する(ステップS40)。否定判定の場合には本制御は終了する。肯定判定の場合、ECU41は、RAMに記憶された燃圧平均値があるか否かを判定する(ステップS41)。否定判定の場合には本制御は終了する。
ステップS41で肯定判定の場合、記憶された燃圧平均値に基づいて、上述した式(1)により燃圧平均値に対応付けて記憶された次回噴射予定のポート噴射弁の通電期間τを算出する(ステップS42)。算出された通電期間τは、燃圧平均値に対応付けて記憶された次回噴射予定のポート噴射弁に対応付けられてRAMに記憶される(ステップS43)。尚、ステップS42及びS43の処理は、ステップS31及びS33の処理が終了してから、次回噴射予定のポート噴射弁の噴射タイミングが訪れるまでに終了していればよい。このため、ステップS42及びS43の処理を実行するための期間が確保されている。ステップS42の処理は、燃圧脈動によるポート噴射弁271〜274の各通電期間の算出への影響が大きいと判定された場合に、他のポート噴射弁の通電期間を、記憶された燃圧に基づいて算出する算出部が実行する処理の一例である。
次に、クランク角度に基づいて、次回噴射予定のポート噴射弁の噴射タイミングに至ったか否かが判定される(ステップS44)。否定判定の場合には、再度ステップS44が実行される。肯定判定の場合には、RAMに記憶された通電期間τだけ噴射対象のポート噴射弁が通電されて、ポート噴射が実行される(ステップS45)。このように、前回噴射中であったポート噴射弁の噴射中に取得された燃圧に基づいて、今回のポート噴射弁の噴射量が制御される。
例えば図3に示すように、燃圧値P1及びP2の平均値がRAMに記憶されているとステップS41で肯定判定がなされ、ポート噴射弁273の通電期間が算出及び記憶される(ステップS42及びS43)。ポート噴射弁273の噴射タイミングに至ると、算出された通電期間に基づいてポート噴射弁273の噴射が実行される(ステップS45)。この場合、上述したようにポート噴射弁271の噴射が終了後に燃圧値P1及びP2の平均値がRAMに記憶されてから(ステップS33)、次回噴射予定のポート噴射弁273の噴射タイミングが訪れるまでに、ポート噴射弁273の通電期間が算出されればよい。
同様に、ポート噴射弁274の通電期間は、燃圧値P11、P12、及びP13の平均値に基づいて算出及び記憶され、この通電期間だけポート噴射弁274が通電される。ポート噴射弁272の通電期間は、燃圧値P21及びP22の平均値に基づいて算出及び記憶され、この通電期間だけポート噴射弁272が通電される。
ここで、上述したように、ポート噴射弁271〜274の噴射タイミングの間隔は、脈動周期と同じである。また、燃圧脈動の1周期分の期間では、燃圧の変化の挙動は大きくは異ならないと考えられる。このため、一のポート噴射弁の噴射中の燃圧と、この一のポート噴射弁の噴射から燃圧脈動の1周期後に噴射が予定されている他のポート噴射弁の噴射中での燃圧は、略同じとみなせる。このように、一のポート噴射弁の噴射中の実際の燃圧に基づいて、燃圧脈動の1周期後に噴射予定の他のポート噴射弁の通電期間を算出して燃料噴射量を制御する。このため、燃圧脈動が生じている場合であってもポート噴射弁271〜274の各燃料噴射量を精度よく制御でき、空燃比を精度よく制御できる。
また、ポート噴射弁271〜274の何れも、噴射中ではその噴射に起因して低圧デリバリパイプ26内の燃圧も僅かに低下する。従って、一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧値には、この噴射に起因した燃圧の低下分が反映されている。このような噴射自体に起因した燃圧の低下分が反映された燃圧値に基づいて、燃圧脈動の1周期後に噴射予定の他のポート噴射弁の通電期間が算出される。従って、他のポート噴射弁からの燃料噴射量が精度よく制御される。
また、一のポート噴射弁の噴射中に複数の燃圧値が検出された場合には、燃圧平均値に基づいて他のポート噴射弁の通電期間を算出するため、他のポート噴射弁の燃料噴射量を精度よく制御できる。
本実施例において、一のポート噴射弁の噴射から、燃圧脈動の1周期後ではなく、2周期後に噴射予定の他のポート噴射弁の通電期間を算出してもよい。燃圧脈動の2周期分は、360°CAに相当し、この期間であれば、燃圧の変化の挙動は大きくは異ならないと考えられるからである。また、一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧に基づいて、一のポート噴射弁の噴射から2周期後に噴射予定の他のポート噴射弁の通電期間を算出する場合、通電期間を算出に要する時間をより多く確保できる。
尚、エンジン回転数が脈動増大域の下限値を超えた直後に噴射が予定されるポート噴射弁の通電期間は、エンジン回転数が脈動増大域の下限値を超える直前に検出された燃圧値に基づいて算出してもよいし、下限値を超える以前に複数回検出された燃圧値のなまし値に基づいて算出してもよい。エンジン回転数が脈動増大域の上限値を超えた直後に噴射されるポート噴射弁の通電期間は、脈動増大域の上限値を超えた直後に検出された燃圧値に基づいて算出してもよい。
次に、上記実施例の複数の変形例について説明する。尚、上記実施例と同一構成については、特に断りがない限り同一符号を用いて重複する説明を省略する。
まず、第1変形例について説明する。図6は、第1変形例のカムCP1の説明図である。図7は、第1変形例での燃圧波形とポート噴射弁271〜274の噴射タイミングを示したグラフである。尚、以下に説明する変形例でのグラフにおいては、燃圧センサ28の検出タイミングについては省略してあり、ポート噴射弁の各噴射タイミングはグラフに示したクランク角度の位置に限定されない。上述したようにポート噴射弁271〜274の噴射タイミングの間隔は、180°CAである。
これに対して、第1変形例のカムCP1は略楕円形である。このため、クランク軸14が720°CA回転する間に高圧ポンプ31のプランジャ31pは2往復し、脈動周期は360°CAとなる。従って、ポート噴射弁271〜274の噴射タイミングの間隔は、脈動周期の半分である。このため、ポート噴射弁271の噴射から燃圧脈動の1周期後に噴射予定のポート噴射弁は、ポート噴射弁271の次に噴射予定のポート噴射弁273ではなく、ポート噴射弁271の次々回に噴射が予定されているポート噴射弁274である。同様に、ポート噴射弁273、274、及び272のそれぞれの噴射から燃圧脈動の1周期後に噴射予定のポート噴射弁は、ポート噴射弁272、271、及び273である。
よって、ポート噴射弁271、273、274、及び272の噴射中の燃圧のそれぞれは、それぞれの噴射タイミングから燃圧脈動の1周期後に噴射予定のポート噴射弁274、272、271、及び273の噴射中の燃圧のそれぞれと略同じとみなせる。従って、ECU41は、ポート噴射弁271、273、274、及び272の噴射中の燃圧平均値を、それぞれ、ポート噴射弁274、272、271、及び273に対応付けてRAMに記憶して、各通電期間を算出する。従って、このような構成においても、燃圧脈動が生じている場合でも精度よくポート噴射弁の燃料噴射量を制御できる。
第1変形例では、一のポート噴射弁の噴射から燃圧脈動の2周期後よりも、1周期後に噴射予定の他のポート噴射弁の通電期間を算出することが望ましい。第1変形例での燃圧脈動の2周期は、720°CAに相当し、この期間であれば、燃圧の変化の挙動は異なっている可能性があるからである。
次に、第2変形例について説明する。図8は、第2変形例のカムCP2の説明図である。図9は、第2変形例での燃圧波形とポート噴射弁271〜273の噴射タイミングを示したグラフである。第2変形例では、エンジンは3気筒エンジンであり、ポート噴射弁271〜273はそれぞれ3つの気筒に対応してこの順に燃料が噴射される。従って、ポート噴射弁271〜273の噴射タイミングの間隔は、760°CAの3分の1である240°CAである。
第2変形例のカムCP2は角が丸められた略正三角形状である。このため、クランク軸14が720°CA回転する間に高圧ポンプのプランジャは3往復し、脈動周期はクランク角度で240°CAである。従って、ポート噴射弁271〜273の噴射タイミングの間隔と、脈動周期とは同じである。
従ってポート噴射弁271〜273の噴射中の燃圧のそれぞれは、それぞれの噴射タイミングから燃圧脈動の1周期後に噴射予定のポート噴射弁272、273、及び271の噴射中の燃圧のそれぞれと略同じとみなせる。従って、ECU41は、ポート噴射弁271〜273の噴射中での燃圧平均値を、それぞれ、ポート噴射弁272、273、及び271に対応付けてRAMに記憶して、各通電期間を算出する。このため、このような構成においても、燃圧脈動が生じている場合でも精度よくポート噴射弁の燃料噴射量を制御できる。
第2変形例では、一のポート噴射弁の噴射から、燃圧脈動の1周期後ではなく、2周期後に噴射予定の他のポート噴射弁の通電期間を算出してもよい。燃圧脈動の2周期分は、480°CAに相当し、この期間であれば、燃圧の変化の挙動は大きくは異ならないと考えられるからである。
次に、第3変形例について説明する。図10は、第3変形例での燃圧波形とポート噴射弁271〜276の噴射タイミングを示したグラフである。第3変形例のカムは、第2変形例と同様の角が丸められた略正三角形状であるため、脈動周期は第2変形例と同じ240°CAである。
第3変形例のエンジンは、V型6気筒エンジンであり、ポート噴射弁271〜276はそれぞれ6つの気筒に対応しており、ポート噴射弁271〜276の順に燃料が噴射される。ポート噴射弁271〜276の噴射タイミングの間隔は、120°CAである。従って、ポート噴射弁271〜276の噴射タイミングの間隔は、脈動周期の半分である。
よって、ポート噴射弁271〜276の噴射中の燃圧のそれぞれは、それぞれの噴射タイミングから燃圧脈動の1周期後に噴射予定のポート噴射弁273〜276、271、及び272の噴射中の燃圧のそれぞれと略同じとみなせる。従って、ECU41は、ポート噴射弁271〜276の噴射中での燃圧平均値を、それぞれ、ポート噴射弁273〜276、271、及び272に対応付けてRAMに記憶して、各通電期間を算出する。このため、このような構成においても、燃圧脈動が生じている場合でも精度よくポート噴射弁の燃料噴射量を制御できる。
第3変形例では、第2変形例と同様に、一のポート噴射弁の噴射から、燃圧脈動の1周期後ではなく、2周期後に噴射予定の他のポート噴射弁の通電期間を算出してもよい。
次に、第4変形例について説明する。図11は、第4変形例での燃圧波形とポート噴射弁271〜276の噴射タイミングを示したグラフである。第4変形例のエンジンは、第3変形例と同じV型6気筒エンジンである。第4変形例のカムは、図1に示した本実施例と同じ角が丸められた正方形状である。従って、ポート噴射弁271〜276の噴射タイミングの間隔は、120°CAであり、脈動周期は180°CAである。よって、ポート噴射弁271〜276の噴射タイミングの間隔は、脈動周期の3分の2である。
従って第4変形例においては、ポート噴射弁271の噴射から燃圧脈動の1周期後に噴射予定のポート噴射弁は、存在しない。その他のポート噴射弁272〜276についても同様である。しかしながら、ポート噴射弁271の噴射から燃圧脈動の2周期後に噴射予定のポート噴射弁は、ポート噴射弁274である。同様に、ポート噴射弁272〜276のそれぞれの噴射から燃圧脈動の2周期後に噴射予定のポート噴射弁は、ポート噴射弁275、276、及び271〜273である。ここで、燃圧脈動の2周期分の期間は、360°CAに対応し、燃圧の挙動は大きくは異ならないと考えられる。よって、ポート噴射弁271〜276の噴射中の燃圧のそれぞれは、それぞれの噴射タイミングから燃圧脈動の2周期後に噴射予定のポート噴射弁274〜276及び271〜273の噴射中の燃圧のそれぞれと略同じとみなせる。
従って、ECU41は、ポート噴射弁271〜276の噴射中の燃圧平均値を、それぞれ、ポート噴射弁274〜276及び271〜273に対応付けてRAMに記憶して、各通電期間を算出する。従って、このような構成においても、燃圧脈動が生じている場合でも精度よくポート噴射弁の燃料噴射量を制御できる。
尚、第4変形例では、一のポート噴射弁の噴射から燃圧脈動の3周期後に噴射予定のポート噴射弁は存在せず、4周期後に噴射予定の他のポート噴射弁は存在する。しかしながら、燃圧脈動の4周期分は、720°CAに相当するため、この期間内では、燃圧の変化の挙動は異なっている可能性がある。このため、第4変形例では、一のポート噴射弁の噴射から燃圧脈動の2周期後に噴射予定のポート噴射弁の通電期間を算出することが望ましい。
その他、エンジンが6気筒エンジンであり、カムが楕円カムCP1であってもよい。この場合であっても、一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧は、一のポート噴射弁の噴射から燃圧脈動の1周期後に噴射が予定されている他のポート噴射弁の噴射中の燃圧と略同じとみなせるからである。
尚、上記実施例及び変形例では、一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧の平均値に基づいて、他のポート噴射弁の通電期間を算出しているがこれに限定されない。即ち、一のポート噴射弁の噴射中に検出された一つの燃圧値に基づいて、燃圧脈動の1又は2周期後に他のポート噴射弁の通電期間を算出してもよい。
次に、第5変形例について説明する。図12は、第5変形例でのECU41が実行する燃圧取得制御の一例を示すフローチャートである。図13は、第5変形例でのECU41が実行するポート噴射実行制御の一例を示したフローチャートである。図12及び図13に示すように、ステップS10及びS40が実行されない点で、図4及び図5に示したフローチャートと異なっている。即ち、エンジン回転数が脈動域増大域内に属するか否かに関わらずに、上述したように一のポート噴射弁の噴射中に燃圧値に基づいて、他のポート噴射弁の通電期間が算出される。これにより、脈動が小さい領域にエンジン回転数が属する場合においても、他のポート噴射弁の燃料噴射量を精度よく制御できる。また、エンジン回転数が脈動増大域内に属するか否かを判定する必要がなく、エンジン回転数が脈動増大域内に属するか否かによって異なる処理を実行する必要もないため、ECU41の処理負荷も低減できる。
次に、第6変形例について説明する。図14は、第6変形例でのECU41が実行するポート噴射実行制御の一例を示したフローチャートである。尚、第6変形例では、図1に示した構成に基づいて説明する。第6変形例では、ECU41は、エンジン10の運転状態、具体的にはエンジン10の負荷や回転数に応じて、低圧デリバリパイプ26内の燃圧を可変制御する。即ち、エンジン10の運転状態に応じて、ポート噴射弁271〜274に供給される燃料の圧力が制御されている。具体的には、ECU41は、エンジン10の運転状態に応じて低圧デリバリパイプ26内の目標燃圧を規定したマップを参照して、燃圧センサ28の検出値が目標燃圧となるように、フィードポンプ22の回転数を制御する。
ステップS40及びS41の何れかで否定判定の場合には、ECU41は、次回噴射予定のポート噴射弁の通電期間τを、このポート噴射弁の通電期間τの算出タイミングの直前の燃圧センサ28の検出値に基づいて算出する(ステップS42a)。尚、ECU41は、燃圧センサ28の検出値をRAMに更新、記憶させておくため、RAMには最新の検出値が記憶されている。算出された通電期間τは、次回噴射予定のポート噴射弁に対応付けられてRAMに記憶される(ステップS43a)。その後、ステップS44以降の処理が実行される。このため、エンジン回転数が脈動増大域内に属せず、又はRAMに記憶された燃圧平均値がない場合に、エンジン10の運転状態に応じて低圧デリバリパイプ26内の燃圧が変更されている最中であっても、通電期間τの算出の直前の燃圧値に基づいて通電期間τが算出され、ポート噴射弁の燃料噴射量を精度よく制御できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 エンジン(内燃機関)
11 気筒群
111〜114 気筒
14 クランク軸
14a クランク角度センサ
15 カム軸
22 フィードポンプ
25 低圧燃料配管(低圧燃料通路)
26 低圧デリバリパイプ(低圧燃料通路)
27 ポート噴射弁群
271〜274 ポート噴射弁
28 燃圧センサ
31 高圧ポンプ
35 高圧燃料配管(高圧燃料通路)
36 高圧デリバリパイプ(高圧燃料通路)
37 筒内噴射弁群
371〜374 筒内噴射弁
41 ECU(制御部、判定部、記憶部、算出部)
CP カム

Claims (5)

  1. 内燃機関本体の複数の気筒内にそれぞれ燃料を噴射する複数の筒内噴射弁と、
    前記内燃機関本体の複数の吸気ポートに向けてそれぞれ燃料を噴射する複数のポート噴射弁と、
    燃料を加圧するフィードポンプと、
    前記フィードポンプにより加圧された燃料を複数の前記ポート噴射弁に供給する低圧燃料通路と、
    前記低圧燃料通路から供給された燃料を更に加圧する高圧ポンプと、
    前記低圧燃料通路から分岐し、前記高圧ポンプにより加圧された燃料を複数の前記筒内噴射弁に供給する高圧燃料通路と、
    前記低圧燃料通路内の燃圧を検出する燃圧センサと、
    前記内燃機関本体のクランク軸の回転角を検出するクランク角度センサと、を備えた内燃機関を、制御対象とする内燃機関の制御装置において、
    要求噴射量に対応する複数の前記ポート噴射弁の各通電期間を算出して、所定のクランク角度間隔で複数の前記ポート噴射弁から順に、算出された通電期間だけ通電する制御部を備え、
    前記高圧ポンプは、前記クランク軸に連動して駆動され、前記低圧燃料通路内に燃圧脈動を発生させ、
    前記制御部は、
    複数の前記ポート噴射弁のうちの一のポート噴射弁の噴射中に検出された燃圧を、前記一のポート噴射弁の噴射から前記燃圧脈動の1又は2周期後に噴射が予定されている、複数の前記ポート噴射弁に含まれる他のポート噴射弁に対応付けて、記憶する記憶部と、
    前記他のポート噴射弁の通電期間を、前記一のポート噴射弁の噴射中に検出されて記憶された前記燃圧に基づいて算出する算出部と、を含み、
    前記制御部は、前記他のポート噴射弁に対応付けされて前記記憶部に記憶された前記燃圧を、前記一のポート噴射弁が噴射するたびに随時更新する、内燃機関の制御装置。
  2. 前記燃圧センサは、前記ポート噴射弁のそれぞれの最短の通電期間よりも短い時間間隔で燃圧を検出する、請求項1の内燃機関の制御装置。
  3. 前記一のポート噴射弁の噴射中に検出された前記燃圧が複数ある場合に、検出された複数の前記燃圧の平均値を算出する平均値算出部を備え、
    前記記憶部は、前記燃圧の平均値を記憶し、
    前記算出部は、前記燃圧の平均値に基づいて前記他のポート噴射弁の通電期間を算出する、請求項1又は2の内燃機関の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記クランク軸の回転速度に基づいて、前記燃圧脈動による前記ポート噴射弁の各通電期間の算出への影響が大きいか否かを判定する判定部を含み、
    前記記憶部は、前記燃圧脈動による前記ポート噴射弁の各通電期間の算出への影響が大きいと判定された場合に、前記一のポート噴射弁の噴射中に検出された前記燃圧を、前記他のポート噴射弁に対応付けて記憶し、
    前記算出部は、前記燃圧脈動による前記ポート噴射弁の各通電期間の算出への影響が大きいと判定された場合に、前記他のポート噴射弁の通電期間を、記憶された前記燃圧に基づいて算出する、請求項1乃至3の何れかの内燃機関の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記内燃機関の運転状態に応じて前記フィードポンプを制御することにより前記低圧燃料通路内の燃圧を制御し、
    前記算出部は、前記燃圧脈動による前記ポート噴射弁の各通電期間の算出への影響が大きくないと判定された場合に、前記他のポート噴射弁の通電期間を、前記他のポート噴射弁の通電期間を算出する直前の前記燃圧に基づいて算出する、請求項4の内燃機関の制御装置。
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