JP6662563B2 - 処理システム - Google Patents

処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6662563B2
JP6662563B2 JP2014155625A JP2014155625A JP6662563B2 JP 6662563 B2 JP6662563 B2 JP 6662563B2 JP 2014155625 A JP2014155625 A JP 2014155625A JP 2014155625 A JP2014155625 A JP 2014155625A JP 6662563 B2 JP6662563 B2 JP 6662563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unit
processing
punching
material sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014155625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016033018A (ja
Inventor
清水 誠
誠 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2014155625A priority Critical patent/JP6662563B2/ja
Publication of JP2016033018A publication Critical patent/JP2016033018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6662563B2 publication Critical patent/JP6662563B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、シート状の樹脂原料を加熱することで生じる熱ひずみに対応する位置補正機能を備える、例えば成形充填システムに適用するのに好適な処理システムに関する。
従来から、食品、飲料、化粧品、医薬品などの種々の分野において、内容物を収容するカップ状の収容凹部を有する容器本体と、容器本体の開口を封止する蓋(又はシール)とからなる容器を含む製品が用いられている。
内容物を収容するこの容器を含む製品は、例えば以下のようにして生産することができる(特許文献1)。
容器本体を成形するための熱可塑性樹脂製のシート(以下、カップ材シート)を搬送しながら、加熱を施すとともに、加熱が施された部位を容器本体と同じ形状になるように窪ませる深絞り成形を行う。カップ材シートは、間欠的に、つまり搬送、停止を繰り返して搬送される。カップ材シートの供給側を上流とすると、搬送が停止されているインターバルの期間に、上流側の所定位置(P1とする)において加熱が施されるとともに、下流側の所定位置(P2とする)において深絞り成形が行われる。次いで、位置P1において加熱が施された領域が位置P2に至るまで、カップ材シートを下流側に向けて搬送したら、搬送を停止し、後続の処理として、位置P1において加熱が施されるとともに、下流側の位置P2において深絞り成形が行われる。以上のように、間欠的な搬送と加熱、成形が繰り返されるが、連続的に連なるカップ材シートには、搬送方向及び幅方向の両方向に、複数個分の容器に対応する成形が施される製品もある。
深絞り成形が行われた部分は、位置P2よりも下流側の所定位置(P3とする)まで搬送されると、容器本体をなすカップ部分に内容物を充填した後に、別途用意されている蓋を構成する例えば樹脂製のシート(以下、シール材シート)をカップ材シートに位置合わせしてから貼り付ける。
その後、カップ材とシール材シートが貼り付けられた積層シートが下流側の所定位置(P4とする)まで搬送さると、複数個分の容器を個々の容器に切り分けるために、積層シートを打ち抜きなどにより切断する。
以上の一連の工程において、シール材シートを貼り付ける際には、カップ材シートに対してシール材シートが正規の位置に位置合わせされることが必要である。つまり、シール材シートには製品名称をはじめとして文字情報、図形情報が記載されているが、シール材シートが位置ずれを起こしてカップ材シートに貼り付けられると、製品となった時に、文字情報等が容器に対して位置ずれを起こしてしまう。
また、打ち抜き工程において、打ち抜き用の工具に対して積層シートが正規の位置から位置ずれを起こしていると、打ち抜かれた製品は、例えば収容凹部に連なるフランジ部分が所望する形状と異なることになる。
通常、文字情報等がずれている製品、打ち抜き位置がずれている製品は、不良品として廃棄される。
前述したように、カップ材シートは、深絞り成形をするために加熱されるので、熱ひずみ、典型的には収縮が起こりうる。したがって、搬送装置によりカップ材シートを定量だけ間欠的に搬送するようにしても、熱ひずみが生じると、シール位置及び打抜位置にずれが生じてしまうおそれがある。
特許文献2は、この位置ずれの問題に対して、深絞り成形の際にカップ材シートに形成された位置決め用のマーキングを、例えば打ち抜き位置に設けられたマーキング検出手段により検出し、この検出結果に基づいて、打ち抜き位置を調整することを提案している。特許文献2の提案によると、シート自身が熱応力により伸び又は収縮を起こしたとしても正規の位置で打ち抜きを行うことが可能である、としている。
特公昭61−9164号公報 特開2001−277191号公報
特許文献2は、カップ材シートが所定の処理位置に搬送された後に、マーキング検出手段としての光ファイバセンサの位置がマーキングとしての透孔の位置と合致するまでカップ材シートを移動させる。特許文献2は、それから、シール材シートの貼り付け、又は、打ち抜きといった処理を行う。このように、特許文献2は、所定の処理が行われる位置までカップ材シートを搬送してから位置合わせ、つまり位置ずれの補正を行う。
カップ材シート、シール材シートを間欠的に搬送する時間的な間隔(以下、サイクルタイム)が長くてもよい場合には、特許文献2の提案は有効であるが、サイクルタイムが短い場合には、特許文献2の提案を適用することは難しい。例えば、貼り付け、打ち抜きといった処理自体に必要な時間をt1とし、搬送に必要な時間をt2とし、位置補正に必要な時間をt3とする。特許文献2の提案に当てはめてみると、特許文献2のサイクルタイムはt1+t2+t3となるので、位置補正を行わない場合(t1+t2)に比べてt3の分だけサイクルタイムが長くなる。生産効率の点からすると、サイクルタイムがt3だけ延びることを許容できない場合がある。
そこで本発明は、サイクルタイムが長くなるのを抑えつつ、正確に位置補正を行うことができる処理システムを提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の処理システムは、連続的に連なる熱可塑性樹脂製の第1シートを、搬送路上を間欠的に搬送しながら、搬送が停止されている第1シートに対し、搬送路の特定の部位において予め定められた処理を施すものである。
本発明の処理システムは、搬送路上の特定の部位に設けられ、第1シートに予め定められた処理を施す処理部と、処理部に搬送される手前における第1シートの搬送方向の位置ずれ量を求めるずれ量判定部と、ずれ量判定部による位置ずれ量を解消するように、第1シートに対する処理部の相対的な位置を搬送の方向に移動させる補正部と、を備える。
そして、本発明の処理システムは、ずれ量判定部が、予め第1シートを撮影して保持している基準画像と、処理部に搬送される手前において第1シートを撮影して得られる実画像と、を比較することにより位置ずれ量を求める。また、補正部は、第1シートの実画像が撮影された領域が処理部に搬送される間に、位置ずれ量を解消するように、処理部を移動させることを特徴とする。
本発明の処理システムは、基準画像と実画像を比較して位置ずれ量を求め、位置ずれを解消するように補正を行うので、処理部に対して第1シートを正確に位置の補正をすることができる。しかも、本発明の処理システムは、第1シートの実画像が撮影された領域が処理部に搬送される搬送期間内に位置補正を行うので、位置補正を行うための期間t3を設ける必要がない。したがって、本発明は、製品を生産するサイクルを処理期間t1と搬送期間t2の合計に留めることができるので、短いサイクルタイムが要求される製品を生産するのに適している。
本発明の処理システムにおいて、基準画像は、実画像が撮影されるのと同じ撮影領域において、位置ずれが生じていないと認められる第1シートを撮影して得られるものにすることが好ましい。
特に、基準画像は、連続的な生産を開始する当初に行われる、処理部に対して第1シートを位置決めさせる頭出し工程において撮影して得られるものとすることが好ましい。
本発明の処理システムは、典型的には成形充填機と称されるシステムに適用される。この処理システムは、加熱により軟化された第1シートに所定形状の収容凹部を成形する成形部と、収容凹部に所定の内容物を充填する充填部と、収容凹部が形成された第1シートに第2シートを貼り付けることにより、第2シートで収容凹部をシールするシール部と、収容凹部及びその周縁部分を含むようにして所定数の単位で打ち抜く打ち抜き部と、を備える。この処理システムにおいて、位置ずれが生じるのを避けることが特に要求されるシール部及び打ち抜き部の一方又は双方に、ずれ量判定部と補正部を設けることが好ましい。
成形部、充填部、シール部及び打ち抜き部を備える上記処理システムにおいて、シール部と打ち抜き部の間に、第1シートと第2シートの積層体を、その表裏から挟み込んで、間欠的に搬送する搬送部が設けられることが好ましい。
本発明の処理システムによれば、基準画像と実画像を比較して位置ずれ量を求め、位置ずれを解消する補正を行うので、処理部に対して第1シートを正確に位置の補正をすることができる。しかも、本発明の処理システムは、第1シートの実画像が撮影された領域が処理部に搬送される搬送期間内に位置補正を行うので、位置補正を行うための処理期間を他に設ける必要がない。したがって、本発明は、製品を生産するサイクルを処理期間(t1)と搬送期間(t2)の合計に留めることができるので、短いサイクルタイムが要求される製品を生産するのに適している。
本実施の形態に係る成形充填システムの構成要素を示すブロック図である。 図1の成形充填システムのプレシール部以降の概略構成を示す図である。 図1の成形充填システムにおける位置ずれの検出方法を示す図である。 図1の成形充填システムにおける位置ずれ量の求め方を示す図である。 図1の成形充填システムの間欠動作を示す図である。 図1の成形充填システムの動作を示すタイミングチャートである。 図6のタイミングチャートの一部を抜き出して拡大した図であり、(a)は1ショット目、(b)は2ショット目、(c)は3ショット目を抜き出した図である。
以下、本発明を、添付図面に示す成形充填システム1を例にして説明する。
本実施形態に係る成形充填システム(以下、単にシステム)1は、深絞りによりカップ材シートに形成された複数のカップ状の収容凹部7に内容物を充填した後に、シール材シートを貼り付け、しかる後に、打ち抜きにより個々の容器に区分して製品Pを生産するという一連の工程を行うものである。
[システム1の構成]
システム1は、図1及び図2に示すように、上流側から下流側に向けて予熱部10、成形部20、充填部30、プレシール部40、シール部50、間欠搬送部60及び打ち抜き部70(払い出し部80)が一列に並んで搬送路を形成している。システム1は、予熱部10、成形部20、充填部30及びプレシール部40を、無菌室Rの中に収容することにより、無菌状態で製品Pを生産することができる。
システム1は、予熱部10よりも上流側に、長尺のシートとして用意されたカップ材シート(第1シート)2がロール状に巻き回された原反ロール3が配置されている。システム1は、製品Pを生産する際には、原反ロール3からカップ材シート2を巻き出して予熱部10〜打ち抜き部70を順次通過させることにより、製品Pを生産する。カップ材シート2は用途に応じた材質の樹脂を用いればよいが、例えばポリスチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂によって構成される。本実施形態は、ポリスチレンのように、熱ひずみの小さい素材を用いて短いサイクルタイムで製品Pを生産するのに適している。
なお、成形充填システム1における上流及び下流は、カップ材シート2及びシール材シート4が搬送される方向に基づいて定められるものとする。この搬送方向は、図1及び図2において、白抜き矢印dで示されている。
システム1は、長尺のシートとして用意されたシール材シート(第2シート)4がロール状に巻き回された原反ロール5を備えている。システム1は、製品Pを生産する際に、原反ロール5からシール材シート4を巻き出して、充填部30により内容物が充填された後のカップ材シート2に向けて供給する。
シール材シート4は、用途に応じた材質の樹脂を用いればよいが、例えばポリスチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂によって構成される。また、シール材シート4は、金属箔、例えばアルミニウム箔を用いることもできる。
システム1は、最も下流側に、製品Pが打ち抜かれた後の積層シート6を回収するための回収ロール9を備えている。
システム1は、原反ロール3から巻き出されたカップ材シート2及び途中でカップ材シート2に貼り合わされるシール材シート4は、後述する間欠搬送部60により、停止期間をt1とし搬送期間をt2とする間欠的な搬送を行いながら、停止期間(=処理期間)t1に必要な処理が施される。つまり、カップ材シート2がt1秒間だけ停止している間に、予熱部10、成形部20等の各部位において必要な処理が施された後に、t2秒の時間内にカップ材シート2を所定量だけ搬送させる。次いで、t1秒間だけ停止し、この間に予熱部10、成形部20等の各部位において必要な処理が施さる、という手順が繰り返されることで、製品Pが生産される。
予熱部10は、成形部20において深絞りができるように、カップ材シート2を加熱して軟化させる。予熱部10の形態は任意であり、例えば所定の領域を一律に加熱することができる面状のヒータを用いることができるし、加熱が必要な部位だけに対応する加熱領域を備えるヒータを用いることができる。これらのヒータは、搬送されるカップ材シート2を表裏から挟み込むように、カップ材シート2の表裏両側に設けることができる。
予熱部10にてカップ材シート2を加熱する温度は、カップ材シート2を構成する樹脂に応じて定められる。
成形部20は、所定の温度に加熱されたカップ材シート2に押し付けられる成形工具であるプラグと、プラグを昇降させる駆動源と、を備えるプラグ型成形法を適用している。プラグは、一度の成形で成形される収容凹部7の数に応じた数だけ用意される。
ただし、成形部20としては、例えば、加熱圧空成形、ドラム式真空成形、ピン成形、プレヒーター圧空成形、プレヒータープラグアシスト圧空成形等の他の成形方法を適用することができる。
充填部30は、成形部20の下流側においてカップ材シート2の搬送経路に沿って配置され、成形部20により形成された収容凹部7(図3参照)に所定の内容物を自動的に充填する。充填部30は、内容物が液体であれば、カップ材シート2の搬送過程におけるインターバルの期間(処理期間)に、充填用のノズルを収容凹部7に対峙させて内容物Cを落下させることができる。また、充填部30は、内容物Cが固体であれば、内容物Cを把持する機構を用いてもよい。
充填される内容物Cは、何ら限定されるものではなく、液体及び固体を問わずに適用することができ、粒状物、ペースト状物であってもよい。
プレシール部40は、充填部30よりも下流側に配置され、内容物Cが充填されたカップ材シート2に、原反ロール5から巻き出されたシール材シート4を貼り合せる。ただし、プレシール部40では、カップ材シート2とシール材シート4の幅方向の両縁Eの部分のみが貼り合される。貼り合せは、熱融着により行うことができる。
シール部50(処理部)は、カップ材シート2とシール材シート4の両縁部分以外の部分を貼り合せる。この貼り合せも熱融着により行うことができる。
シール部50は、図2に示すように、加熱源51と、加熱源51をその四隅の各々を支持する支柱55と、支柱55の下端が固定される移動台車57と、移動台車57を搬送方向に往復移動させる駆動源58と、移動台車57の動きを搬送方向だけに規制する一対のレール59と、を備えている。
シール部50は、コントローラ100からの指令に基づいて駆動源58を動作させることにより、加熱源51の位置を制御する。駆動源58は、例えばサーボモータから構成される。この制御の内容は後述する。
なお、本実施形態では、プレシール部40とシール部50によりカップ材シート2とシール材シート4の二段階で貼り合せを行っているが、一段階で済ませることもできる。
間欠搬送部60は、図2に示すように、シール部50よりも下流側であって、シール部50と打ち抜き部70の間に配置され、カップ材シート2及びシール材シート4を間欠的に搬送する。製品Pを生産する過程において、カップ材シート2及びシール材シート4の搬送は、間欠搬送部60が担う。
搬送と停止(インターバル)を交互に繰り返すことのできる限り、間欠搬送部60の形態は限定されないか、本実施形態の間欠搬送部60は、複数の上シリンダ61と下シリンダ62、上シリンダ61が固定される上支持梁63と、下シリンダ62が支持される下支持梁64と、上支持梁63と下支持梁64の幅方向の両端同士を繋ぐ一対の支柱65,65と、下支持梁64が往復動可能に支持される一対のレール69,69と、下支持梁64を往復移動させる駆動源68と、を備えている。
間欠搬送部60は、コントローラ100の指令に基づいて駆動源68を動作させることにより、下支持梁64を含むそれよりも上側の構成要素が上流側の始端位置と下流側の終端位置の間を往復直線運動ができるように構成されており、以下のようにしてカップ材シート2を間欠搬送する。
間欠搬送部60は、始端位置にて待機しておき、コントローラ100からの搬送指令を受けると、上シリンダ61のピストンロッドを降下させるとともに、下シリンダ62のピストンロッドを上昇させることにより、積層シート6を表裏から挟持する。
間欠搬送部60は、積層シート6を上シリンダ61と下シリンダ62で挟持したままで、当該上側の構成要素を終端位置まで移動させる。積層シート6は、挟持されているので、当該上側の構成要素が始端位置から終端位置までに移動したのと同じ距離だけ、下流に向けて搬送される。
積層シート6が終端位置まで移動し終わると、上シリンダ61のピストンロッドを上昇させるとともに、下シリンダ62のピストンロッドを下降させることにより、積層シート6の挟持を解除する。その後、間欠搬送部60は、始端位置まで戻り、コントローラ100からの搬送指令が届くのを待つ。
コントローラ100からの搬送指令が届くと、上シリンダ61と下シリンダ62により積層シート6を挟持し、以後は上記した手順を繰り返すことで積層シート6を間欠的に搬送する。
打ち抜き部(処理部)70は、図2に示すように、間欠搬送部60よりも下流側に配置され、積層シート6の収容凹部7及びその周縁部分を含むようにして所定数の製品Pの単位で打ち抜く機能を有する。
打ち抜き部70は、例えば、ダイを下型71とするとともにパンチを上型(図示を省略)とする打ち抜き工具と、下型71又は上型を昇降運動させる駆動源(図示を省略)とから構成することができる。
打ち抜き部70は、下型71をその四隅の各々を支持する支柱75と、支柱75の下端が固定される移動台車77と、移動台車77を搬送方向に往復移動させる駆動源78と、移動台車77の動きを搬送方向だけに規制する一対のレール79と、を備えている。
打ち抜き部70は、コントローラ100からの指令に基づいて駆動源78を動作させることにより、下型71及び上型の搬送方向の位置を制御する。駆動源78は、例えばサーボモータから構成される。この制御の内容は後述する。
打ち抜き部70において製品Pが打ち抜かれた後の積層シート6は、打ち抜き部70よりも下流に配置される回収ロール9で巻き取って回収される。
払い出し部80は、図1に示すように、打ち抜き部70の下方に配置され、打ち抜き部70において打ち抜かれて落下する製品Pを受け止めるとともに、次工程に向けて搬送する。払い出し部80は、例えば、カップ材シート2の搬送方向に直交するように配置されるベルトコンベアから構成することができる。
システム1は、図2に示すように、2台の容器位置検出部101,102を備える。容器位置検出部101,102は、後述する頭出し工程を行う際に、各々の位置における積層シート6の位置を検出する。頭出し工程は、詳しくは後述するが、連続的に製品Pを生産する初めの段階で、シール部50及び打ち抜き部70の各々が積層シート6に対して正規の位置に位置決めをする作業である。
容器位置検出部101は、シール部50よりも上流側に配置されており、搬送方向に所定の間隔を空けて配置される一対の光出射手段101A,101aと、光出射手段101A,101aから出射された検査光を受光する受光素子101B,101bと、を備えている。なお、受光素子101B,101bは図示を省略しているが、両者を区別する必要があるために、符号を付している。後述する受光素子102B,102bも同様である。光出射手段101A,101aは、例えば光ファイバから構成され、図示を省略する光源から供給される光を、インターバルの間に積層シート6の側方から検査光LA,Laとして出射する。受光素子101B,101bは、光出射手段101A,101aから出射され、積層シート6の幅方向を通過した検査光LA,Laを受光する。ただし、積層シート6が位置ずれを起こしていると、検査光LA,Laが収容凹部7に遮られるために、受光素子101B,101bは、検査光LA,Laのいずれ一方を受光することができなくなる。
図3は検査光LA,Laを受光素子101B,101bが受光する3つの形態を示している。
図3(a)は、検査光LA,Laの両者が収容凹部7に遮られることなく、受光素子101B,101bがそれぞれ検査光LA,Laを受光している様子を示している。この受光形態が得られると、コントローラ100は、積層シート6は正規の位置にあり、位置ずれが生じていないことになる。
次に、図3(b)は上流側の検査光LAが収容凹部7に遮られており、また、図3(c)は下流側の検査光Laが収容凹部7に遮られている様子を示している。図3(b)及び図3(c)のいずれの場合にも、積層シート6は位置ずれを起こしていることになるが、図3(b)は収容凹部7が正規の位置より上流側に位置ずれを起こしており、また、図3(c)は収容凹部7が正規の位置より下流側に位置ずれを起こしている。
以上の受光素子101B,101bにおける受光結果はコントローラ100に送られ、コントローラ100はこの受光結果に基づいて、駆動源58を動作させることにより、シール部50の位置ずれを解消する。
容器位置検出部102は、打ち抜き部70よりも上流側に配置されており、搬送方向に所定の間隔を空けて配置される一対の光出射手段102A,102aと、光出射手段102A,102aから出射された検査光を受光する受光素子102B,102bと、を備えている。容器位置検出部102は、容器位置検出部101と配置される位置が異なること、及び、受光素子102B,102bにおける受光結果に基づいて、駆動源78を動作させることにより、打ち抜き部70の位置ずれを解消することを除くと、容器位置検出部101と同様の機能を果たすものであるから、以降の説明を省略する。
次に、システム1は、2台のずれ量判定部103,104を備える。ずれ量判定部103,104は、例えばCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)からなる撮像部103A,104Aと、撮像部で取得した画像情報に基づいて積層シート6の位置ずれ量を算出する演算部103B,104Bと、を備えている。
ずれ量判定部103は、シール部50よりも上流側に配置されており、撮像部103Aが、シール部50に達する手前の積層シート6をインターバルの間に側方から撮像して実画像D50を取得する。また、ずれ量判定部104は、打ち抜き部70よりも上流側に配置されており、撮像部104Aが、打ち抜き部70に達する直前の積層シート6をインターバルの間に側方からから撮像して実画像D70を取得する。
演算部103Bは、取得した実画像D50と予め保持している基準画像R50とを比較する。基準画像R50は、後述する頭出し工程において撮像部103Aにより取得された画像情報であり、図4に示すように、基準画像R50と実画像D50を比較することにより、頭出し時に対する積層シート6の搬送方向の位置のずれ量δ50を求める。求められたずれ量δ50に関する情報はコントローラ100に送られ、コントローラ100はずれ量δ50が解消するように駆動源58を動作させる。この動作は、詳しくは後述するが、撮像の対象となった領域の積層シート6がシール部50に向けて搬送される過程で行われる。
また、演算部104Bは、取得した実画像D70と予め保持している基準画像R70とを比較する。基準画像R70は、後述する頭出し工程において撮像部104Aにより取得された画像情報であり、図4に示すように、基準画像R70と実画像D70を比較することにより、頭出し時に対する積層シート6の搬送方向の位置のずれ量δ70を求める。求められたずれ量δ70に関する情報はコントローラ100に送られ、コントローラ100はずれ量δ70が解消するように駆動源78を動作させる。この動作は、詳しくは後述するが、撮像の対象となった領域の積層シート6が打ち抜き部70に向けて搬送される過程で行われる。
次に、システム1は、図2に示すように、2台の移動限界検出部105,106を備える。
移動限界検出部105は、シール部50の移動台車57に付随して設けられ、移動台車57が移動限界に達したか否かを検出し、移動限界検出部106は、打ち抜き部70の移動台車77に付随して設けられ、移動台車77が移動限界に達したか否かを検出する。
移動限界検出部105は、搬送方向に間隔を空けるとともに位置が固定されるように配置される一対の近接スイッチ105A,105aを備える一方、移動台車57に接触片105Cを備える。近接スイッチ105A,105aの間隔は移動台車57の移動が許容される範囲に設定されており、接触片105Cは、近接スイッチ105Aと近接スイッチ105aの間に配置されるように移動台車57に固定される。移動台車57が上流側に移動して接触片105Cが近接スイッチ105Aに接触すると、近接スイッチ105Aは移動台車57が上流側の移動限界に達したことを、コントローラ100に通知する。移動台車57が下流側に移動して接触片105Cが近接スイッチ105aに接触すると、近接スイッチ105aは移動台車57が下流側の移動限界に達したことを、コントローラ100に通知する。
移動限界検出部106は、搬送方向に間隔を空けるとともに位置が固定されるように配置される一対の近接スイッチ106A,106aを備える一方、移動台車77に接触片106Cを備える。移動限界検出部106は、設けられる位置が異なること、近接スイッチ106A,106aの間隔が移動台車77の移動が許容される範囲に設定されていること、を除くと、移動限界検出部105と同様の機能を果たすものであるから、以降の説明を省略する。
[システム1の動作]
以上の構成を備えるシステム1の動作を説明する。
システム1は、製品Pの生産を開始する当初に頭出し工程と、頭出し工程に引き続いて行われる本生産工程と、を順に行う。頭出し工程は、カップ材シート2及びシール材シート4を新たに原反ロール3及び原反ロール5に装着して、新たなバッチの生産を始める場合の他に、本生産工程の途中で生産を中止した後に生産を再開する場合にも行われる。以下、頭出し工程、本生産工程の順に説明する。なお、頭出し工程は、原反ロール3から巻き出されたカップ材シート2及び原反ロール5から巻き出されたシール材シート4が、以下説明する頭出し工程の手順が行われる所定の位置まで達している状態から開始されるものとする。この搬送は、作業員が手作業にて行うこともできる。
<頭出し工程>
頭出し工程は、シール部50及び打ち抜き部70にてそれぞれ行われるが、頭出し工程の具体的な処理手順は同じであるから、以下ではシール部50について説明し、打ち抜き部70についてはシール部50との相違点についてのみ言及する。
<シール部50における頭出し>
頭出し工程は、容器位置検出部101を用いて以下説明するようにして行われる。
容器位置検出部101は、一対の光出射手段101A,101aから検査光LA,Laを出射するとともに、受光素子101B,101bによる検査光LA,Laの検出結果をコントローラ100に送信する。
コントローラ100は、検出結果に応じて、駆動源58を駆動させて移動台車57を移動させる。つまり、検査光LA,Laの両者を検出した場合(図3(a))には、コントローラ100はカップ材シート2及びシール材シート4に対するシール部50の位置が適正と判断し、駆動源58に駆動の指令を発しない。
また、検査光Laのみを検出した場合(図3(b))には、コントローラ100はカップ材シート2に対してシール部50が下流側に位置ずれをしていると判断し、移動台車57が上流側に所定距離だけ移動するように駆動源58に駆動指令を発する。
また、検査光LAのみを検出した場合(図3(c))には、コントローラ100はカップ材シート2に対してシール部50が上流側に位置ずれをしていると判断し、移動台車57が下流側に所定距離だけ移動するように駆動源58に駆動指令を発する。
コントローラ100は、検査光Laのみを検出した場合、又は、検査光LAのみを検出した場合には、移動台車57が所定距離だけ移動した後に、受光素子101B,101bによる検査光LA,Laの検出結果を取得する。検査光LA,Laの一方だけが検出されれば、上記と同様にして移動台車57を移動させ、以後、検査光LA,Laの両者を検出する図3(a)の状態になるまで、以上の手順を繰り返す。
コントローラ100は、検査光LA,Laの両者が検出されると、ずれ量判定部103,104の撮像部103A,104Aで収容凹部7を含む積層シート6を撮影して基準画像R50,基準画像R70を得るようにずれ量判定部103,104に指示する。ずれ量判定部103,104は、演算部103B,104Bが、撮影した基準画像R50,基準画像R70を保持し、本生産工程における位置ずれ量を求めるのに備える。
<打ち抜き部70における頭出し>
打ち抜き部70における頭出し工程は、容器位置検出部102を用い、一対の光出射手段102A,102aから検査光LA,Laを出射するとともに、受光素子102B,102bによる検査光LA,Laの検出結果をコントローラ100に送信すること、駆動対象が打ち抜き部70の駆動源78及び移動台車77であることを除いて、シール部50と同じである。したがって、以下の説明は省略する。
<本生産工程における位置補正>
頭出し工程が終了すると、本生産工程に移行する。
以下では、本生産工程の一連の動作を説明した後に、シール部50及び打ち抜き部70における位置補正手順について説明する。
本生産工程は、シール部50においてシール材シート4をカップ材シート2に貼り付ける動作と、打ち抜き部70において積層シート6の製品Pに対応する部分を打ち抜く動作と、を並行して行う処理期間t1を備える。処理期間t1が終了すると、積層シート6を搬送する搬送期間t2が実行され、以降、処理期間t1と搬送期間t2からなるサイクル単位の動作が繰り返して行われる。なお、積層シート6は、処理期間t1の間には静止したままで、所定の処理がなされる。
例えば、図5(a)に示す頭出し工程における最初の処理(1ショット目)が行われるものとする。このとき、積層シート6のN1番目の処理領域6Aが打ち抜き部70に対応し、N5番目の処理領域6Aがシール部50に対応している。なお、図5において、シール部50及び打ち抜き部70と積層シート6との、相対的な位置関係がわかるように、シール部50及び打ち抜き部70と積層シート6の位置をずらして描いている。また、シール部50の手前にはN6番目の処理領域6Aが存在し、打ち抜き部70の手前にはN2番目の処理領域6Aが存在している。
1ショット目の処理(処理期間t1)が終了すると、積層シート6は間欠搬送部60により搬送されることで、図5(b)に示すように、N2番目の処理領域6Aが打ち抜き部70に対応し、N6番目の処理領域6Aがシール部50に対応する。この搬送は、搬送期間t2の間に行われる。
搬送が終了すると、N2番目の処理領域6Aが打ち抜き部70により打ち抜かれ、N6番目の処理領域6Aがシール部50によりカップ材シート2とシール材シート4が貼り付けられる。この2ショット目の処理も処理期間t1の間に行われる。なお、2ショット目から本生産工程に移行する。
2ショット目の処理が終了すると、積層シート6は間欠搬送部60により搬送されることで、N3番目の処理領域6Aが打ち抜き部70に対応し、N7番目の処理領域6Aがシール部50に対応する。この搬送は、搬送期間t2の間に行われる。
以後は同様の手順が繰り返されることで、製品Pが連続的に生産される。
本生産工程においても、シール部50及び打ち抜き部70のそれぞれにおいて、積層シート6の位置ずれ量を検出する検出処理と、検出された位置ずれ量を解消するためにシール部50及び打ち抜き70を移動させる移動処理と、を含んでいる。システム1は、処理期間t1の間に検出処理を行い、搬送期間t2の間に移動処理を行う。
シール部50及び打ち抜き部70の両者で位置ずれを補正する処理が行われるが、その具体的な処理手順は同じであるから、以下では打ち抜き部70について説明し、シール部50については、打ち抜き部70との相違点についてのみ言及する。
<検出処理>
ずれ量判定部104は、撮像部104Aで取得した実画像D70に基づいて積層シート6の位置ずれ量を演算部104Bで算出する。位置ずれ量δ70は、図4に示すように、取得した実画像D70と予め保持している基準画像R70とを比較することにより求める。基準画像R70は、頭出し工程において、頭出しがなされる、つまり位置ずれがないと判断されると、撮像部104Aが撮影して取得される。
コントローラ100は、求められたずれ量δ70に関する情報を取得し、コントローラ100はずれ量δ70が解消するように駆動源78の動作量を求める。
<移動処理>
コントローラ100は、求めた動作量で駆動されるように駆動源78に指令する。この指令は、向き及び距離を含んでいる。駆動源78は、コントローラ100からの指令に基づいて移動台車77を移動させて、積層シート6に対する打ち抜き部70の位置ずれを解消する。
<動作タイミングの説明>
以上、システム1の一連の動作タイミングを、図6及び図7に示すタイミングチャートを参照して説明する。
図6は、1ショット目において頭出しを行い、2ショット目から本生産工程に移行する動作を示しており、縦軸方向は各ショットにおける処理の内容を示している。
<1ショット目>
1ショット目において、積層シート6を打ち抜き部70により製品Pを打ち抜くことができる所定位置まで搬送する(搬送期間t2)。ここまで搬送されると、カップ材シート2とシール材シート4は、シール部50においてカップ材シート2とシール材シート4を貼り付けることができる所定位置まで搬送されている。この搬送は、間欠搬送部60にて行われる。
所定位置まで搬送が行われると、間欠搬送部60の動作が停止するとともに、頭出し動作が開始される。頭出し動作の内容は、前述の通りである。
頭出し動作が終了すると、シール部50においてカップ材シート2とシール材シート4の貼り付けが行われるのと同時に、打ち抜き部70において製品Pの打ち抜きが行われる(処理期間t1)。
頭出し工程において、処理期間t1の間に、ずれ量判定部103,104は、基準画像R50と基準画像R70を撮影し、それを保持する。
1ショット目のシール処理及び打ち抜き処理が終了すると、2ショット目が開始される。
<2ショット目>
2ショット目から本生産工程に移行する。
2ショット目は、積層シート6等を搬送期間t2の間に所定距離だけ搬送することから開始される。
所定位置まで搬送がなされると、次に、処理期間t1の間に、シール部50において貼り付けが行われ、打ち抜き部70において打ち抜きが行われる。
この処理期間t1の間に、ずれ量判定部103,104において、実画像D50、実画像D70を取得するとともに、基準画像R50、基準画像R70と比較してずれ量δ50、ずれ量δ70を求める。
なお、2ショット目においては、位置ずれ補正の動作が行われない。これは、頭出しにおいて既に位置ずれ補正が行われているためである。
2ショット目のシール処理及び打ち抜き処理が終了すると、3ショット目が開始される。
<3ショット目>
3ショット目は、積層シート6等を搬送期間t2の間に所定距離だけ搬送することから開始される。
3ショット目は、この搬送期間t2の間に、位置補正が行われる。この位置補正は、2ショット目において求められたずれ量δ50、δ70が解消するように、駆動源58、78を介して移動台車57、77を移動させる。
位置補正が終了し、かつ搬送が終了すると、処理期間t1の間に、シール部50において貼り付けが行われ、打ち抜き部70において打ち抜きが行われる。
2ショット目と同様に、この処理期間t1の間に、ずれ量判定部103,104において、実画像D50、実画像D70を取得するとともに、基準画像R50、基準画像R70と比較してずれ量δ50、ずれ量δ70を求める。
3ショット目のシール処理及び打ち抜き処理が終了すると、4ショット目が開始される。4ショット目以降は、3ショット目と同様の手順が繰り返される。
<システム1の効果>
次に、以上説明したシステム1に関する効果について説明する。
はじめに、システム1は、頭出しを行った後の本生産工程において、実画像D50、実画像D70を取得し、これと基準画像R50、基準画像R70と比較してずれ量δ50、ずれ量δ70を求め、位置ずれを解消する補正を行う。したがって、シール部50におけるカップ材シート2及びシール材シート4の位置合わせ、打ち抜き部70における積層シート6の位置決めを正確に行うことができる。
しかも、システム1は、位置補正の処理を搬送期間t2の期間に行うので、位置補正を行うための処理期間を他に設ける必要がないので、製品Pを生産するサイクルを処理期間t1と搬送期間t2の合計に留めることができる。したがって、システム1は、サイクルタイムが短いことが要求される製品Pを生産するのに適している。サイクルタイムが短い製品Pとしては、例えばカップ材シート2及びシール材シート4がポリスチレン(PS)で作製されている場合が該当する。
ここで、システム1は、位置補正の処理を搬送期間t2の期間に行うために、後続のショットでシール処理及び打ち抜き処理の各々がなされる処理領域について、シール部50及び打ち抜き部70のそれぞれの上流側においてずれ量δ50、δ70を求める。つまり、処理が行われる前にずれ量を予め求めておくので、処理が実際になされる装置に搬送される期間にシール部50及び打ち抜き部70の位置補正を行うことができる。
次に、システム1は、ずれ量δ50、ずれ量δ70を求めるのに用いる基準画像R50、基準画像R70を、頭出しを行う都度に取得する。したがって、周囲の温度も含め、本生産工程と近似する生産環境における基準画像R50、基準画像R70を取得できるので、精度よく位置決めを行うことができる。
次に、システム1は、実画像D50、実画像D70を取得するサーチ領域に、一つの収容凹部7だけでなく、隣接する収容凹部7を含めることにより、ずれ量δ50、δ70だけでなく、ずれの向きを特定することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
システム1を構成する具体的な要素は任意であり、例えばシール部50において加熱源51を補正するために移動させる機構は任意であり、リニアモータを用いることができるし、打ち抜き部70の打ち抜きの機構も任意であり、工具を用いる代わりにレーザ光を照射することで切断することができる。
1 成形充填システム
2 カップ材シート
3 原反ロール
4 シール材シート
5 原反ロール
6 積層シート
6A 処理領域
7 収容凹部
9 巻き取りロール
10 予熱部
20 成形部
30 充填部
40 プレシール部
50 シール部
51 加熱源
55 支柱
57 移動台車
58 駆動源
59 レール
60 間欠搬送部
61 上シリンダ
62 下シリンダ
63 上支持梁
64 下支持梁
65 支柱
68 駆動源
69 レール
70 打ち抜き部
71 下型
75 支柱
77 移動台車
78 駆動源
79 レール
80 払い出し部
100 コントローラ
101,102 容器位置検出部
101A,101a 光出射手段
102B,102b 光出射手段
103,104 ずれ量判定部
103A,104A 撮像部
103B,104B 演算部
105,106 移動限界検出部
105A,105a 近接スイッチ
106A,106a 近接スイッチ
105C,106C 接触片

Claims (6)

  1. 連続的に連なる熱可塑性樹脂製の第1シートを、搬送路上を間欠的に搬送しながら、前記搬送が停止されている前記第1シートに対し、前記搬送路の特定の部位において予め定められた処理を施す処理システムであって、
    前記特定の部位に設けられ、前記第1シートに予め定められた処理を施す処理部と、
    前記処理部に搬送される手前における前記第1シートの前記搬送方向の位置ずれ量を求めるずれ量判定部と、
    前記ずれ量判定部による前記位置ずれ量を解消するように、前記第1シートに対する前記処理部の位置を前記搬送方向に移動させる補正部と、を備え、
    前記ずれ量判定部は、
    搬送が停止されている前記第1シートについて、予め前記第1シートを撮影して保持している基準画像と、前記処理部に搬送される手前において前記第1シートを撮影して得られる実画像と、を比較することにより前記位置ずれ量を求め、
    前記補正部は、
    搬送が停止されている前記第1シートの搬送が再開されてから、前記第1シートの前記実画像が撮影された領域が前記処理部に搬送されるまでの間に、前記位置ずれ量を解消するように前記位置ずれ量の分だけ前記処理部を移動させる、ことを特徴とする処理システム。
  2. 前記基準画像は、
    前記実画像が撮影されるのと同じ撮影領域において、位置ずれが生じていないと認められる前記第1シートを撮影して得られるものである、
    請求項1に記載の処理システム。
  3. 前記基準画像は、
    連続的な生産を開始する当初に行われる、前記処理部に対して前記第1シートを位置決めさせる頭出し工程において撮影して得られるものである、
    請求項2に記載の処理システム。
  4. 前記実画像は、
    前記第1シートに対する前記処理部における所定の処理が行われている最中に撮影され
    る、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の処理システム。
  5. 前記処理システムは、
    加熱により軟化された前記第1シートに所定形状の収容凹部を成形する成形部と、
    前記収容凹部に所定の内容物を充填する充填部と、
    前記収容凹部が形成された前記第1シートに第2シートを貼り付けることにより、前記第2シートで前記収容凹部をシールするシール部と、
    前記収容凹部及びその周縁部分を含むようにして所定数の単位で打ち抜く打ち抜き部と、を備え、
    前記シール部及び前記打ち抜き部の一方又は双方に、前記ずれ量判定部と前記補正部が設けられる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の処理システム。
  6. 前記搬送方向における、前記シール部と前記打ち抜き部の間に、
    前記第1シートと前記第2シートの積層体を、その表裏から挟み込んで、間欠的に搬送する搬送部が設けられる、
    請求項5に記載の処理システム。
JP2014155625A 2014-07-31 2014-07-31 処理システム Active JP6662563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155625A JP6662563B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014155625A JP6662563B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016033018A JP2016033018A (ja) 2016-03-10
JP6662563B2 true JP6662563B2 (ja) 2020-03-11

Family

ID=55452122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014155625A Active JP6662563B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6662563B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5657604A (en) * 1979-10-11 1981-05-20 Ckd Corp Molding filling packing machine
JP3502203B2 (ja) * 1995-09-28 2004-03-02 松下電器産業株式会社 電子部品の打抜装置および打抜方法
JP2000263660A (ja) * 1999-01-13 2000-09-26 Dainippon Printing Co Ltd ウェブガイド装置および製袋装置
JP4053207B2 (ja) * 2000-04-03 2008-02-27 シーケーディ株式会社 成形充填密封打抜装置
JP5081188B2 (ja) * 2009-03-31 2012-11-21 株式会社フジキカイ フィルム包装機の入力装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016033018A (ja) 2016-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008030958A (ja) 見当合わせが行われる枚葉紙打抜き・型押し機、および枚葉紙打抜き・型押し機を作動させる方法
JP6325935B2 (ja) 処理システム
US20140147231A1 (en) Apparatus and Method for Manufacturing Lids With Tear-off Foil
JP5744069B2 (ja) 医療部門で使用するための連続したプラスチック帯状体で提供されるプラスチック製品を切断するための装置
US9540128B2 (en) System for synchronising work stations of a blister-packing machine with advancement of a blister pack
US20200223653A1 (en) Method and Apparatus for Stacker Module for Automated Composite-Based Additive Manufacturing Machine
WO2007043707A1 (ja) 鋼板の突合せ溶接システム及び鋼板の突合せ溶接方法
JP2008056357A (ja) 包装ライン及び別個の製品を連続的に包装するための方法
DK3124224T3 (en) Outlet Assembly device
WO2019030964A1 (ja) ブリスタ包装機
JP2008155465A (ja) 感光性積層体の製造装置及び製造方法
WO2017101271A1 (zh) 标签施加装置和方法
JP6662563B2 (ja) 処理システム
CN106536387A (zh) 用于生产柔性包装产品、更特别是包装袋的方法和设备
CN106274053B (zh) 一种烫金版装版方法
KR101677154B1 (ko) 단차 가공용 레이저 절단 장치
US20150007923A1 (en) Method and device for joining plastic-metal hybrid components
WO2016088713A1 (ja) チューブ容器検査装置
JP2018127238A (ja) シール装置
JP4249889B2 (ja) シールチェック装置
US20090266038A1 (en) Patch transfer and inspection apparatus
US20220384228A1 (en) Method and apparatus for introducing a substrate into a nip
JP2019055796A (ja) プラスチックフィルム袋の開口部溶着封止装置
JP4294285B2 (ja) 帯状フィルム原材の送り・加工制御方法及びその装置
US20200071013A1 (en) Method for packaging products and thermoforming packaging machine

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20161101

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180629

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180709

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6662563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150