JP6660284B2 - セルフチェックアウト装置 - Google Patents

セルフチェックアウト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6660284B2
JP6660284B2 JP2016241445A JP2016241445A JP6660284B2 JP 6660284 B2 JP6660284 B2 JP 6660284B2 JP 2016241445 A JP2016241445 A JP 2016241445A JP 2016241445 A JP2016241445 A JP 2016241445A JP 6660284 B2 JP6660284 B2 JP 6660284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
unit
camera
barcode
identification code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016241445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018097603A (ja
Inventor
貴啓 勝
貴啓 勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Frontech Ltd
Priority to JP2016241445A priority Critical patent/JP6660284B2/ja
Publication of JP2018097603A publication Critical patent/JP2018097603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6660284B2 publication Critical patent/JP6660284B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Description

本発明は、セルフチェックアウト装置における、バーコードの読取りを容易にする仕組みに関する。
近年、商品に付されたバーコードなどを買い物客自身がスキャナで読取らせて、商品登録から支払い処理を行うセルフチェックアウト装置(セルフレジ商品登録端末あるいはセルフチェックアウト端末とも言う)を導入する店が増加している。
セルフチェックアウト装置では、買い物客は商品のバーコードを固定スキャナの読取窓へ翳すようにして、商品のバーコードを固定スキャナで読ませる。ハンディスキャナは、片手がふさがってしまい買い物客には操作がしづらいとして、セルフチェックアウト装置では採用されないことが多い。セルフチェックアウト装置では、バーコードの読取り操作を買い物客自身が行うため、その読取り操作を容易あるいは確実にする方法が色々提案されている。
例えば、特許文献1では、買い物客が身長の低い子供である場合には、固定スキャナに手が届きにくいので、身長に応じて固定スキャナを上下移動させるセルフチェックアウト装置が提案されている。
特開2016−115151号公報
商品のバーコードを固定スキャナの読取窓に翳して読ませようとする際には、バーコードは買い物客から見えない位置になる。買い物客はバーコードが見えない状態で読取り操作をすることになるため、特に、バーコードの位置がわかりにくい大きな商品では、スムースに読取り操作をするのが困難になる。買い物客は、商品の高さや角度を変えながら何度も読取り操作をすることもあり、買い物客は無駄な時間を使ってしまう。
本願発明は、上記課題に鑑み、買い物客が商品のバーコードの位置を確認しながら読取り操作ができるセルフチェックアウト装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、セルフチェックアウト装置は、撮影方向が下向きになるよう配置され、商品を上から撮影するカメラと、前記カメラによって撮影された商品の画像を表示する表示部と、前記撮影された商品の画像の中から商品に付された商品識別コードを検出する商品識別コード検出部と、前記検出された商品識別コードを読み取る商品識別コード読取部と、前記カメラを上下に昇降させるカメラ昇降部と、前記商品識別コード検出部により前記撮影された商品の画像の中から商品識別コードが検出されない場合に、前記カメラを上昇させて撮影範囲を広げるように前記カメラ昇降部を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、買い物客が商品のバーコードの位置を見ながら読取り操作ができるセルフチェックアウト装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るセルフチェックアウト装置の外観図である。 セルフチェックアウト装置のハードウェア構成例である。 昇降スキャナ装置の機能ブロック図である。 昇降スキャナ制御部のハードウェアブロック図である。 カメラ昇降部の昇降機構の構成例を示す図である。 商品に貼付されるバーコードの位置の例を示す図である。 バーコード読取処理の手順を説明するフローチャートである。 商品画像の例である。 商品登録画面の例である。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るセルフチェックアウト装置1の外観図である。
セルフチェックアウト装置1は、筐体11と筐体12を有する。筐体11及び筐体12は、セルフチェックアウト装置1を統括的に制御する不図示の制御装置や、外部との通信を行う不図示の通信装置や、不図示の電源装置などを収容する。
筐体11は、第1表示部13、入力部14、カードR/W15、固定スキャナ16、レシートプリンタ17、買い物かご載置台18、金銭取扱装置収容部20を備える。また、筐体11は、昇降スキャナ装置300(図1では不図示)を備える。筐体12は、上部にレジ袋懸吊部27、重量測定装置(合計重量計量用秤)28を備える。
第1表示部13は、買い物に関する情報を表示するものである。第1表示部13は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で構成される。第1表示部13は、セルフチェックアウト装置1の操作案内や操作メニューの表示や、商品登録画面等を表示する。商品登録画面には、読み取ったバーコードに基づく商品名、商品単価、商品重量などの商品精算に伴う情報、精算時の預かり金額、買い物合計の金額、釣銭額などの情報が表示される。なお、以下では、バーコードの例として、一次元バーコードを示すが、QRコード(登録商標)のような二次元バーコードでも当然によい。また、バーコードを商品識別コードとも呼ぶ。
入力部14は、第1表示部13の表示にしたがった買い物客からの入力を受け付ける。入力部14は、例えば、タッチパネルである。カードR/W15は、磁気カード(例えば、クレジットカード)の磁気ストライプに記録された情報を読み取る。
固定スキャナ16は、筐体11に固定され、商品に付されたバーコードを読み取る。レシートプリンタ17は、購入した商品名、商品単価、預かり金額、釣銭金額などの情報が記載されたレシートを印刷して、出力する。買い物かご載置台18は、商品精算時に買い物客の進入方向と逆の側方に設けられる。
金銭取扱装置収容部20は、内部に、不図示の釣札機(紙幣取扱装置)と不図示の釣銭機(硬貨取扱装置)を収容する。金銭取扱装置収容部20は、買い物客の操作面となる外部に、紙幣投入口21、紙幣出金口22、硬貨投入口23、硬貨返却口24、硬貨出金口25を備える。
紙幣投入口21は、釣札機に入金する紙幣の投入口である。紙幣出金口22は、釣札機から出金する紙幣の取り出し口である。硬貨投入口23は、釣銭機に入金する硬貨の投入口である。硬貨返却口24は、釣銭機から返却される硬貨の取り出し口である。硬貨出金口25は、釣銭機から出金する硬貨の取り出し口である。
テーブル32には、第2表示部34とカメラスキャナ320(図1では不図示)が取り付けられる。カメラスキャナ320は、商品及び商品に付されたバーコードを撮影するものである。カメラスキャナ320は、第2表示部34に取付けられる。
第2表示部34は、テーブル32の上部に取り付けられ、カメラスキャナ320で撮影された商品の画像を買い物客にモニタさせる。第2表示部34は、例えばLCDで構成される。なお、テーブル32は、撮像部322(図1では不図示)や第2表示部34を取付けるものであるから、取付部とも呼ぶ。
買い物客は、固定スキャナ16あるいはテーブル32のカメラスキャナ320のいずれかに、商品を翳して、バーコードの読取り操作を行う。テーブル32のカメラスキャナ320を使用することで、買い物客は商品のバーコードの位置を確認しながら、読取り操作を行うことができる。テーブル32のカメラスキャナ320の構造や、カメラスキャナ320による読取り機能の構成については、図3以降で詳述する。
レジ袋懸吊部27は、精算対象として商品登録した商品を入れるレジ袋を吊り下げるためのものである。重量測定装置28は精算対象として商品登録した商品の合計重量を計量するものである。
図2は、セルフチェックアウト装置1のハードウェア構成例である。図2に示すように、セルフチェックアウト装置1は、制御装置100と、制御装置100に接続される各周辺機器(デバイス)から構成される。
制御装置100は、CPU102、一時記憶部104、不揮発性記憶部106、グラフィック処理装置108、入出力IF110、通信IF112を有する。
CPU(Central Processing Unit)102は、セルフチェックアウト装置1を統括的に制御するプロセッサーである。CPU102は、制御プログラムを読み込み、制御プログラムを実行して、商品の登録処理を行う。
一時記憶部104は、例えばRAM(Random Access Memory)で、CPU102に実行させるためのOS(Operating System)プログラム、アプリケーションプログラムの一部や画像データが一時的に格納される。
不揮発性記憶部106は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリで、CPU102により実行されるアプリケーションプログラムやテーブルデータを不揮発的に記憶する。
グラフィック処理装置108は、CPU102からの命令に従って、前述の操作案内用の画面や商品登録画面を作成して、画像信号に変換して第1表示部13に出力する。
入出力IF(Interface)110は、接続される入力部14等の周辺機器を制御する。また、入出力IF110は、不図示の外部記憶媒体への情報の書き込み、外部記憶媒体からの情報の取り出しを行ってもよい。
通信IF(Interface)112は、外部とデータの送受信を行うものであり、例えばLAN(Local Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)などの接続形式である。
入出力IF(Interface)110には、前述した入力部14、カードR/W15、固定スキャナ16、レシートプリンタ17、重量測定装置28の他に、入出金装置40、音声出力装置42、昇降スキャナ装置300が接続される。CPU102には、バス114を介して、一時記憶部104、不揮発性記憶部106等が接続される。
入出金装置40は、前述の釣札機及び釣銭機を含むものである。音声出力装置42は、商品登録から支払いまでの一連の処理の中で、必要な音声を出力するものである。例えば、音声出力装置42は、円滑な商品登録を促すための音声案内を出力したり、商品の未登録など不正があった場合に警告音を出力したりする。
昇降スキャナ装置300は、固定スキャナ16と共に、商品識別コードとして、商品のバーコードを読み取るものである。昇降スキャナ装置300には、テーブル32、第2表示部34やカメラスキャナ320が含まれる。なお、固定スキャナ16を第1読取部と呼び、昇降スキャナ装置300を第2読取部とも呼ぶ。
図3は、昇降スキャナ装置300の機能ブロック図である。昇降スキャナ装置300は、テーブル32(図3では不図示)、第2表示部34、昇降スキャナ制御部310、カメラスキャナ320、照明部340及びカメラ昇降部350等を有する。
昇降スキャナ制御部310は、第2表示部34、カメラスキャナ320、照明部340及びカメラ昇降部350を制御する。図4は、昇降スキャナ制御部310のハードウェアブロック図である。昇降スキャナ制御部310は、CPU402、一時記憶部404、不揮発性記憶部406及びバス410により構成される。
CPU402は、制御プログラムを読み込み、制御プログラムを実行して、昇降スキャナ装置300全体を制御する。CPU402には、バス410を介して、カメラスキャナ320、照明部340及びカメラ昇降部350が接続される。一時記憶部404及び不揮発性記憶部406は、前述した一時記憶部104及び不揮発性記憶部106と同等な機能であるので、説明は省略する。
図3に戻る。カメラスキャナ320は、買い物客から翳された商品の画像(商品画像)を撮影し、商品画像からバーコードを検出し、バーコードを読み取る。カメラスキャナ320は、撮像部322、AE部324、AF部326、画像処理部328、商品検知部330、バーコード検出部332及びバーコード読取部334を有する。
撮像部322は、レンズやCMOS等の2次元撮像素子等を有し、撮影した商品の画像データを出力する。撮像部322は、撮影方向が下向きになるよう、テーブル32の底部に配置され、商品を上から撮影する。なお、撮像部322を単にカメラとも呼ぶ。
AE部324は、適正露光になるよう撮像部322の露光時間を制御する。AF部326は、撮像部322のレンズを合焦位置に制御する。
画像処理部328は、画像データに表示用の画像処理を行い、第2表示部34に出力する。また、画像処理部328は、画像データに所定の処理(例えば、モノクロ処理)を行い、商品検知部330に出力する。
商品検知部330は、画像データを解析して、画像中に何らかの商品が存在するか検知する。
バーコード検出部332は、商品検知部330により商品が検知された場合に、検知された商品画像の領域に、バーコードが存在するかを検出する。
具体的には、バーコード検出部332は、画像データを所定サイズのエリアに分割して、各エリアについてバーコードに相当するパターンがあるかを検出する。エリアのサイズは、テーブルの高さに応じたサイズが設定される。テーブルの高さが低い場合には、撮影されるバーコードのサイズが大きくなるため、エリアサイズは大きく設定される。一方、テーブルの高さが高い場合には、撮影されるバーコードのサイズが小さくなるため、エリアサイズは小さく設定される。従って、テーブルの高さが高くなると、低い場合に比べて処理するエリアの総数が増加するため、バーコードの検出にかかる時間も長くなる。なお、バーコード検出部332は、商品識別コード検出部とも呼ぶ。
バーコード読取部334は、バーコード検出部332によりバーコードが検出された場合には、検出されたバーコードを読取り、読取ったバーコードを所定のコードに変換(デコード)する。変換されたバーコードのデータは、制御装置100に送信される。バーコード読取部334は、商品識別コード読取部とも呼ぶ。
照明部340は、例えばLEDで、カメラスキャナ320で撮影される商品を照明するものである。照明部340は、画像データの輝度に応じて、昇降スキャナ制御部310によって照度が調整される。照明部340は、撮像部322と同様に、テーブル32の底部に配置される。
カメラ昇降部350は、昇降モータ352及び位置センサ354を有する。昇降モータ352は、撮像部322が底部に取付けられたテーブル32を上下移動させる駆動源である。位置センサ354は、テーブル32の位置を検出するセンサである。位置センサ354により、テーブル32の標準位置や上限位置あるいは下限位置が検出される。昇降スキャナ制御部310は、検出された位置データに基づき、昇降モータ352を制御する。
図5は、カメラ昇降部350の昇降機構の構成例を示す図である。図5は、図1で示したセルフチェックアウト装置1を左側面方向から見た断面図である。カメラ昇降部350は、昇降機構として、更に、昇降歯車356、ラック358等を有する。
昇降歯車356は、昇降モータ352の回転をラック358に伝達するもので、昇降モータ352及びラック358に係合するよう取り付けられる。
ラック358は、筐体11内部に上下移動自在に取り付けられる。ラック358は、昇降モータ352の回転方向と回転量に応じて、上下移動する。テーブル32は、直接あるいは適当な伝達系を介して、ラック358に取り付けられる。テーブル32は、ラック358と一体的に上下移動する。
前述のように、撮像部322は、撮影方向が下向きに配置され、商品Gを上から撮影する。買い物客により撮影範囲322aの中に商品Gが載置される。照明部340(図5では不図示)により、撮像部322の撮影範囲322aが照明される。
このような構成により、昇降スキャナ制御部310の制御による昇降モータ352の回転方向と回転量に応じて、テーブル32は、筐体11に対して、上昇あるいは下降する。そして、テーブル32の上昇あるいは下降に対応して、カメラスキャナ320の撮像部322の位置が上下移動する。
テーブル32の上昇により、撮像部322が商品Gから遠ざかるため、撮影範囲が広がり、商品Gの画面内でのサイズは縮小する。逆に、テーブル32が下降すると、撮像部322が商品Gに接近するので、撮影範囲が狭まり、商品Gの画面内でのサイズは拡大する。
昇降スキャナ制御部310は、昇降モータ352を駆動して、位置センサ354の信号を検出して、撮像部322の高さを制御する。昇降スキャナ制御部310は、バーコード検出部332でバーコードが検出されない場合には、撮像部322の高さを上げて撮影範囲を広げ、バーコードが撮影範囲に含まれるように制御する。
図3に戻る。制御装置100には、商品登録部120が設けられる。商品登録部120は、固定スキャナ16又はカメラスキャナ320により取得されたバーコードにより、商品登録処理を行うものである。商品登録部120は、制御プログラムを読み込んだCPU102により実現される機能部である。
固定スキャナ16あるいはバーコード読取部334で読取られたバーコードのデータが商品登録部120に送信される。商品登録部120は、読取られたバーコードのデータから対応する商品の名称や価格等の情報を不揮発性記憶部106から読出して、商品名や価格等を特定して、商品の登録処理を行う。
商品登録部120は、商品に関する情報や入金額等をグラフィック処理装置108に出力する。グラフィック処理装置108は、商品に関する情報や入金額等に基づき、商品登録画面を作成して、第1表示部13に出力する。
図6は、商品に貼付されるバーコードの位置の例を示す図である。一般にバーコードBは、G1に示すような商品Gの表面ではなく、G2、G3で示すように商品Gの裏面に貼付されることが多い。そして、バーコードBが端部に貼付される商品(商品G2)もあり、バーコードBが中央に貼付される商品(商品G3)もある。商品に貼付されるバーコードの位置は様々である。
前述のように、固定スキャナ16でバーコードの読取り操作をする際には、買い物客から見て、バーコードが裏側の位置になってしまう。買い物客は、バーコードが見えない状態で、商品を固定スキャナ16に翳すことになるので、サイズの大きな商品になると、バーコードを固定スキャナ16の窓に的確に翳すことが難しくなる。
一方、昇降スキャナ装置300では、カメラスキャナ320の撮像部322が商品を上から撮影する。これにより、買い物客は、第2表示部34でバーコードが画面内にあることを確認しながら、商品をカメラスキャナ320に翳すことができる。また、買い物客は、斜めからであれば、直接バーコードを見ることもできる。
図7は、セルフチェックアウト装置1における、商品のバーコード読取処理の手順を説明するフローチャートである。
買い物客は、カゴに商品があるかを判断する(ステップS10)。買い物客は、カゴに商品がない、つまり購入した商品の登録が終了したと判断すると(ステップS10のNo)、会計処理を行う。会計処理は、例えば、図9に示す商品登録画面Pで、「¥お支払」ボタンP3が押下されることで行われる。図9の説明は後述する。また、会計処理が行われた場合であって、テーブル32が標準位置にない場合には、昇降スキャナ制御部310は、テーブル32を標準位置に戻す。標準位置とは、一般的なサイズの商品読取りに適した高さの位置である。
買い物客は、カゴに商品があると判断すると(ステップS10のYes)、買い物客は、カゴから商品を取出す(ステップS12)。買い物客は、取り出した商品を固定スキャナ16あるいはカメラスキャナ320のいずれかに翳す。
昇降スキャナ制御部310は、カメラスキャナ320で商品が検知されたかを判定する(ステップS14)。具体的には、昇降スキャナ制御部310は、商品検知部330が撮像部322で取得された画像データから商品を検知したかを、判定する。
昇降スキャナ制御部310は、カメラスキャナ320で商品が検知されたと判定すると(ステップS14のYes)、商品を含む撮影画像を第2表示部34に表示する(ステップS16)。
図8は、第2表示部34に表示される商品画像の例である。図8の画面34aは、テーブル32の下に商品が置かれていない状態で、非表示状態の画面である。商品が検知されない場合に、画面をブラックアウト(非表示状態)しても良いし、撮影された載置台をそのまま画面に表示してもよい。図8の画面34b及び画面34cは、テーブル32の下に箱状の商品が置かれた状態の画面である。
なお、撮影された商品画像は、第2表示部34ではなく、第1表示部13に表示するようにしてもよい。いずれの表示部でも、買い物客が撮影される商品のバーコードを確認できればよいからである。
バーコード検出部332は、撮影された商品の画像の中から商品に付されたバーコードを検出する。昇降スキャナ制御部310は、バーコード検出部332がバーコードを検出したかを判断する(ステップS18)。例えば図8の画面34bでは、バーコードの全体が撮影されていないので、昇降スキャナ制御部310は、バーコード検出部332がバーコードを検出していないと判断する。
昇降スキャナ制御部310は、バーコード検出部332がバーコードを検出していないと判断すると(ステップS18のNo)、昇降スキャナ制御部310は、テーブル32が現在最上部にあるかを判断する(ステップS20)。最上部とは、テーブル32の上昇可能な最大位置である。昇降スキャナ制御部310は、位置センサ354からの信号でテーブル32が最上部まで達したかを判断する。
昇降スキャナ制御部310は、テーブル32が最上部にはないと判断すると(ステップS20のNo)、テーブル32を上昇させる(ステップS22)。昇降スキャナ制御部310は、テーブル32を所定の高さだけ上昇させるようカメラ昇降部350を制御する。所定の高さとは、例えば、10cmである。撮影範囲を広げて、バーコードを撮影範囲内に含めるようにするためである。
より具体的には、昇降スキャナ制御部310は、昇降開始後、位置センサ354から所定高さの信号が検出されたら、昇降モータ352を停止する。テーブル32が上昇して撮影範囲が広がると、図8の画面34bが画面34cのように変化して、バーコード全体が撮影範囲内に収まる可能性が高まる。
なお、当初からテーブル32を最上部まで上昇させておけば、バーコードの検出の可能性は高くなるが、前述のように、バーコードを検出する時間が長くなるというデメリットが発生する。従って、バーコードの検出の可能性と検出時間のバランスが取れた条件の位置を標準位置に設定し、会計処理開始時には、テーブルの高さを標準位置に移動させておくようにする。
ステップS18に戻る。撮像部322が商品から所定量だけ遠ざかったことで、商品の撮影範囲(領域)が拡大される。ステップS18では、撮影範囲が拡大された画像により、バーコード検出部332は再度バーコードの検出を行う。
一方、昇降スキャナ制御部310は、上昇によりテーブル32が最上部にあると判断すると(ステップS20のYes)、第2表示部34あるいは第1表示部13に警告を表示する(ステップS24)。
具体的には、昇降スキャナ制御部310は、テーブル32が最上部まで達してもバーコードが検出できないとして、買い物客に警告を発する。警告は、例えば「商品位置が不適当です。商品位置を直して、再度翳して下さい」というような内容である。また、警告として、買い物客に商品の移動方向を案内する内容であってもよい。あわせて、音声出力装置42で警告音や警告音声を発してもよい。警告後、ステップS18に戻り、バーコード検出部332は再度バーコードの検出を行う。
ステップS18に戻る。昇降スキャナ制御部310は、バーコード検出部332がバーコードを検出したと判断すると(ステップS18のYes)、バーコード読取部334は、バーコードを読取る(ステップS26)。バーコード読取部334で読取られたバーコードのデータは、商品登録部120に出力される。
商品登録部120は、バーコードのデータから対応する商品の名称や価格等の情報を不揮発性記憶部106から読出して、該当商品の登録処理を行う。グラフィック処理装置108は、登録処理された商品の情報に基づき商品登録画面を作成し、読取った商品情報を第1表示部13に表示する(ステップS28)。
図9は、第1表示部13に表示される商品登録画面Pの例である。図9の例では、画面左側に商品情報P1が表示され、画面右側にカメラスキャナ320で撮影された商品画像が表示される。なお、商品画像は、固定スキャナ16使用時には表示されない。また、商品画像の下に表示される「¥お支払」ボタンP3は、ステップS10で説明した会計処理ボタンである。「¥お支払」ボタンP3の押下により、会計処理(登録処理の終了)が行われる。
会計処理時には、あわせて、音声出力装置42により、OK音を出力して、商品をレジ袋に入れる音声案内を加えてもよい。ステップS28の後、ステップS10に戻る。買い物客は、次の商品読取り操作に移る。
ステップS14に戻る。商品検知部330で商品が検知されていないと判定された場合であって(ステップS14のNo)、商品が固定スキャナ16に翳された場合には、固定スキャナ16でバーコードが読取られる(ステップS30)。そして、固定スキャナ16で読取られたバーコードにより、商品登録部120は、登録処理を行う。グラフィック処理装置108は、商品登録画面を作成し、読取った商品情報を第1表示部13に表示する(ステップS32)。ステップS30及びステップS32は、前述のステップS26及びステップS28と同様な処理である。
〈効果〉
1)本実施形態のセルフチェックアウト装置1は、商品を上から撮影するカメラスキャナ320と撮影された商品画像を表示する第2表示部34を備える。これにより、買い物客は、商品に付されたバーコードを見ながらバーコードを読取らせることができるので、バーコード読取操作が迅速に行うことができる。
2)さらに、セルフチェックアウト装置1は、カメラスキャナ320の撮像部322を昇降させるカメラ昇降部350を備える。そして、バーコードが検出できない場合には、撮像部322を上昇させて撮影範囲を広げ、撮影範囲外に位置するバーコードを撮影範囲内に含めるようにする。これにより、買い物客は、商品の位置を変えなくともバーコードを読取らせることができる。
3)また、通常は撮像部322を最大高さより低い標準位置に位置させ、バーコードが検出できない場合に、撮像部322を上昇させるようにする。これにより、バーコード検出の速度が定常的に遅くなることを防止できる。
〈その他の実施例〉
また、テーブル32を透明にして下の商品を見やすくしてもよい。また、テーブル32ではなく、撮像部322や第2表示部34をアームに取付けるようにしてもよい。アームであれば、下に置かれる商品がより見やすくなる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。
1 セルフチェックアウト装置
11 筐体
12 筐体
13 第1表示部
14 入力部
16 固定スキャナ
32 テーブル
34 第2表示部
100 制御装置
102,402 CPU
104、404 一時記憶部
106、406 不揮発性記憶部
108 グラフィック処理装置
120 商品登録部
300 昇降スキャナ装置
310 昇降スキャナ制御部
320 カメラスキャナ
322 撮像部
324 AE部
326 AF部
328 画像処理部
330 商品検知部
332 バーコード検出部
334 バーコード読取部
340 照明部
350 カメラ昇降部
352 昇降モータ
354 位置センサ
356 昇降歯車
358 ラック

Claims (3)

  1. 撮影方向が下向きになるよう配置され、商品を上から撮影するカメラと、
    前記カメラによって撮影された商品の画像を表示する表示部と、
    前記撮影された商品の画像の中から商品に付された商品識別コードを検出する商品識別コード検出部と、
    前記検出された商品識別コードを読み取る商品識別コード読取部と、
    前記カメラを上下に昇降させるカメラ昇降部と、
    前記商品識別コード検出部により前記撮影された商品の画像の中から商品識別コードが検出されない場合に、前記カメラを上昇させて撮影範囲を広げるように前記カメラ昇降部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするセルフチェックアウト装置。
  2. 前記カメラと前記表示部が取付けられる取付部を更に備え、
    前記カメラ昇降部は、前記取付部を上下に昇降させる
    ことを特徴とする請求項に記載のセルフチェックアウト装置。
  3. 商品を上から撮影するよう配置されたバーコード読取り用のカメラと当該カメラを上下に昇降させるカメラ昇降部を備えるセルフチェックアウト装置における制御方法において、前記セルフチェックアウト装置が、
    前記カメラを制御して商品の撮影を行わせる撮影工程と、
    前記撮影工程で前記カメラにより撮影された商品の画像から、商品に付された商品識別コードを検出する検出工程と、
    前記検出工程で商品識別コードが検出された場合に、検出された商品識別コードを読み取る読取工程と、
    前記検出工程で商品識別コードが検出されない場合に、前記カメラ昇降部を制御して前記カメラを上昇させて、撮影される商品の撮影範囲を広げて、前記撮影工程及び前記検出工程を再度実行する工程と、
    行うことを特徴とする制御方法。
JP2016241445A 2016-12-13 2016-12-13 セルフチェックアウト装置 Active JP6660284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241445A JP6660284B2 (ja) 2016-12-13 2016-12-13 セルフチェックアウト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241445A JP6660284B2 (ja) 2016-12-13 2016-12-13 セルフチェックアウト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018097603A JP2018097603A (ja) 2018-06-21
JP6660284B2 true JP6660284B2 (ja) 2020-03-11

Family

ID=62633601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016241445A Active JP6660284B2 (ja) 2016-12-13 2016-12-13 セルフチェックアウト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6660284B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6807992B1 (ja) * 2019-07-19 2021-01-06 江利子 瀧澤 ラベル情報表示システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2733129B2 (ja) * 1990-08-24 1998-03-30 株式会社テック チェックアウト装置
JPH09114920A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Hitachi Techno Eng Co Ltd 自動読み取り装置
JP2012059301A (ja) * 2011-12-21 2012-03-22 Nec Infrontia Corp セルフposシステム
JP6375926B2 (ja) * 2014-12-15 2018-08-22 カシオ計算機株式会社 商品認識装置及び商品登録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018097603A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI705420B (zh) 自助結算裝置及其控制方法
JP2021120910A (ja) チェックアウト装置およびプログラム
JP2011054038A (ja) セルフチェックアウト端末装置およびその制御プログラム
US20200342436A1 (en) Checkout apparatus
JP6699872B2 (ja) 荷物計測装置、荷物受付システム、荷物計測方法、及びプログラム
JP2013054540A (ja) セルフチェックアウト端末およびプログラム
KR102695651B1 (ko) 부정 행위 인식 장치 및 그 제어 프로그램, 부정 행위 인식 방법
US8302862B2 (en) Code reading apparatus and code reading method
JP6073017B2 (ja) セルフレジ端末、セルフレジシステム、重量エラーの通知方法、及びプログラム
JP7491823B2 (ja) カート
JP6660284B2 (ja) セルフチェックアウト装置
US9245264B2 (en) Reading apparatus
US20180308084A1 (en) Commodity information reading device and commodity information reading method
JP6375926B2 (ja) 商品認識装置及び商品登録装置
JP6798725B1 (ja) 荷物計測装置、荷物受付システム、荷物計測方法、及びプログラム
US11995629B2 (en) Merchandise registration apparatus and method
EP3379477A1 (en) Point-of-sale terminal having a dynamically set user interface
JP2019096035A (ja) 決済装置、登録決済装置及び情報処理プログラム
CN115691009A (zh) 信息处理系统、信息处理装置及存储介质
JP2012050754A (ja) セルフチェックアウト端末及びプログラム
EP4109369A1 (en) Self-service checkout device and program
JP6301852B2 (ja) セルフレジ商品登録端末及びセルフレジ商品登録端末による商品登録方法
JP5863861B2 (ja) 商品認識装置およびプログラム
JP7053064B2 (ja) 荷物受付システム及び荷物受付方法
WO2022049985A1 (ja) セルフチェックアウト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200109

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20200109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6660284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150