JP6659607B2 - テンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置 - Google Patents

テンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6659607B2
JP6659607B2 JP2017053556A JP2017053556A JP6659607B2 JP 6659607 B2 JP6659607 B2 JP 6659607B2 JP 2017053556 A JP2017053556 A JP 2017053556A JP 2017053556 A JP2017053556 A JP 2017053556A JP 6659607 B2 JP6659607 B2 JP 6659607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
template
cleaning
particles
potential
processing chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017053556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018157107A (ja
Inventor
悠美 田中
悠美 田中
健次 岩出
健次 岩出
博隆 荻原
博隆 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioxia Corp
Original Assignee
Kioxia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kioxia Corp filed Critical Kioxia Corp
Priority to JP2017053556A priority Critical patent/JP6659607B2/ja
Priority to US15/698,512 priority patent/US20180264524A1/en
Publication of JP2018157107A publication Critical patent/JP2018157107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6659607B2 publication Critical patent/JP6659607B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • B08B3/08Cleaning involving contact with liquid the liquid having chemical or dissolving effect
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • B08B3/10Cleaning involving contact with liquid with additional treatment of the liquid or of the object being cleaned, e.g. by heat, by electricity or by vibration
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/0035Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by radiant energy, e.g. UV, laser, light beam or the like
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0002Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本実施形態は、テンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置関する。
ナノインプリントリソグラフィ技術では、基板にレジストが塗布され、テンプレートが基板上のレジストに押し当てられ、テンプレート上のパターンが基板上のレジストへ転写される。このパターン転写が行われるときに、テンプレート上のパターンにパーティクルが付着していないことが望まれる。
特開昭62−263639号公報 特開2014−124603号公報 特開2014−120584号公報 特開2015−223770号公報
一つの実施形態は、テンプレートに付着したパーティクルを容易に除去できるテンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、テンプレート洗浄方法が提供される。テンプレート洗浄方法は、表面にパターンが形成されたテンプレートを酸又はアルカリで洗浄することを含む。テンプレート洗浄方法は、テンプレートを洗浄液で洗浄することを含む。テンプレート洗浄方法は、テンプレートをリンス液でリンスすることを含む。テンプレート洗浄方法は、処理ガスを用いて前記テンプレートをアッシングすることを含む。洗浄液は、少なくとも助剤pH調整剤及び界面活性剤を含む。助剤は、有機物を主成分とする材料で形成された粒子を含む。界面活性剤は、テンプレートに付着したパーティクルの表面電位を第1の電位に調整する。pH調整剤は、助剤の表面電位を第1の電位と逆極性の第2の電位に調整する。
図1は、実施形態にかかるテンプレート洗浄装置の構成を示す図である。 図2は、実施形態における洗浄モジュールの構成を示す図である。 図3は、実施形態におけるアッシングモジュールの構成を示す図である。 図4は、実施形態にかかるテンプレート洗浄方法を示すフローチャートである。 図5は、実施形態にかかるテンプレート洗浄方法を示す図である。 図6は、実施形態にかかるテンプレート洗浄方法を示す図である。 図7は、実施形態における助剤及びテンプレートの表面電位(ゼータ電位)を示す図である。 図8は、実施形態にかかるテンプレート洗浄方法を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるテンプレート洗浄方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
実施形態にかかるテンプレート洗浄装置について説明する。半導体デバイスの製造に、ナノインプリントリソグラフィ技術が用いられることがある。ナノインプリントリソグラフィ技術では、表面にパターンが形成されたテンプレートが準備される。基板にレジストが塗布された後、テンプレートの表面が基板上のレジストに押し当てられ、テンプレート表面上のパターンが基板上のレジストへ転写される。パターン転写時にテンプレート表面上にレジストが付着するため、パターン転写後に、酸又はアルカリ等の洗浄剤を用いて、テンプレート表面上からレジストを除去する洗浄処理が行われ得る。
このとき、テンプレート表面上にパーティクルが付着したまま除去されないことがある。テンプレート表面上にパーティクルが付着したまま次の基板にパターン転写が行われると、パターン形成不良が発生し得る。例えば、テンプレート表面にラインパターン又はスペースパターンが凹部として形成されている場合、凹部内に付着したパーティクルは、レジスト除去のための洗浄では除去されずに、テンプレート表面上に付着したままとなりやすい。テンプレート表面にピラーパターン又はホールパターンが凹部として形成されている場合、凹部内に付着したパーティクルは、レジスト除去のための洗浄処理では除去されずに、テンプレート表面上に付着したままとなりやすい。
そこで、本実施形態では、助剤の微細粒子の表面電位をパーティクルの表面電位と逆極性にしてパーティクルを助剤の微細粒子に付着させ、パーティクルが付着された状態の助剤の微細粒子を除去することで、パーティクルの除去効率の向上を図る。
具体的には、図1に示すテンプレート洗浄装置100によりテンプレートの洗浄を行う。図1は、テンプレート洗浄装置100の構成を示す図である。
テンプレート洗浄装置100は、複数のロードポート10−1,10−2、搬送機構20、複数の洗浄モジュール30−1,30−2、及びアッシングモジュール40を有する。
複数のロードポート10−1,10−2は、搬送機構20に隣接して配されている。各ロードポート10には、テンプレート洗浄装置100での処理対象となるテンプレート5が載置される。ロードポート10−1,10−2は、複数のテンプレート5の洗浄を並行して行うために、複数個設けられている。テンプレート5は、例えばシリコン酸化物を主成分とする材料で形成され、シリコン酸化物の結晶(石英)で形成され得る。
搬送機構20は、各ロードポート10、各洗浄モジュール30、及びアッシングモジュール40の間でテンプレート5を搬送する。例えば、搬送機構20は、ロードポート10に載置されたテンプレート5を洗浄モジュール30へ搬送する。
複数の洗浄モジュール30−1,30−2は、搬送機構20に隣接して配されている。各洗浄モジュール30は、テンプレート5に付着したレジスト及びパーティクルを除去する洗浄処理が行われる処理室31を有する。洗浄対象のテンプレート5は、搬送機構20により処理室31内に搬入される。洗浄モジュール30−1は、酸洗浄用の洗浄モジュールであってもよい。洗浄モジュール30−2は、アルカリ洗浄用の洗浄モジュールであってもよい。
より具体的には、洗浄モジュール30は、図2に示す構成を有する。図2は、洗浄モジュール30の構成を示す図である。洗浄モジュール30は、処理室31、スピンモジュール32、廃液用配管33、助剤タンク34、pH調整剤タンク35、界面活性剤タンク36、洗浄剤タンク37、リンス液タンク51、供給用配管38、及び薬液温度調整機構39を有する。
スピンモジュール32は、処理室31内に配され、処理室31内に搬入されたテンプレート5を回転可能に保持する。スピンモジュール32は、ステージ32a、シャフト32b、及び駆動機構32cを有する。ステージ32aは、その上面にテンプレート5が載置される。ステージ32aは、静電チャック又は真空チャックなどの吸着機構を有し、載置されたテンプレート5を吸着機構により保持する。駆動機構32cは、テンプレート5がステージ32aに保持された状態でシャフト32bを介してステージ32aを回転駆動可能である。
供給用配管38は、供給管38a,38b,38c,38d,38e,38f,38g,38h,38x、開閉弁38i,38j,38k,38n,38o,38p,38y、ポンプ38t,38u,38v,38w,38z、及び吐出口38r,38sを有する。吐出口38rは、通常洗浄用の吐出口である。吐出口38sは、物理洗浄用の吐出口であり、超音波振動子38s1を有する。吐出口38sは、吐出される薬液に超音波振動子38s1から超音波を供給し薬液内にキャビティ(マイクロバブル)を発生させる。
薬液温度調整機構39は、供給管38e及び供給管38fの間に配されている。薬液温度調整機構39は、例えば、ヒータを有し、通過する薬液をヒータにより加熱することで薬液の温度を調整可能である。
助剤タンク34は、助剤を貯蔵する。助剤は、洗浄剤によるテンプレート5の洗浄処理を補助する薬液である。助剤は、有機物の粒子を含む。有機物は、例えば、金属を含まない樹脂(レジン)とすることができる。有機物は、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、メラニン系樹脂を含む群から選ばれる少なくとも1つを主成分とする材料を含み、例えば、ポリスチレンを含む。助剤に含まれる粒子の平均1次粒子径は、テンプレート表面上に形成されたパターンの最小寸法(例えば、数10nm〜60nm)に対応したものとすることができ、例えば、5nm以上60nm以下とすることができる。
界面活性剤タンク36は、界面活性剤を貯蔵する。界面活性剤は、テンプレート5に付着したパーティクルの表面電位(ゼータ電位)を調整してパーティクルをテンプレート5から遊離させるための薬液である。界面活性剤は、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はそれらの組み合わせとすることができる。アニオン界面活性剤は、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、高分子のポリアクリル酸塩などを含む。カチオン界面活性剤は、脂肪族アミン塩、脂肪族アンモニュウム塩などを含む。非イオン性界面活性剤は、ポリビニルピロリドン(PVP)、アセチレングリコール、シリコーン系界面活性剤、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ヒドロキシエチルセルロースなどを含む。
例えば、テンプレート5の表面電位が負電位である場合、界面活性剤は、アニオン界面活性剤を主成分とすることができる。あるいは、テンプレート5の表面電位が正電位である場合、界面活性剤は、カチオン界面活性剤を主成分とすることができる。これにより、パーティクルの表面電位をテンプレート5の表面電位と同極性にすることができ、パーティクル及びテンプレート5の間に電気的な斥力が働くようにすることができる。
pH調整剤タンク35は、pH調整剤を貯蔵する。pH調整剤は、助剤の表面電位(ゼータ電位)を調整してパーティクルを助剤に付着させるための薬液である。pH調整剤は、助剤の表面電位(ゼータ電位)をパーティクルの表面電位と逆極性に調整する。pH調整剤は、例えば、水酸化カリウム及び/又は硫酸を含む。
洗浄剤タンク37は、洗浄剤を貯蔵する。洗浄剤は、テンプレート5に付着したレジストを除去するための薬液である。
例えば、洗浄モジュール30が酸洗浄用の洗浄モジュールである場合、洗浄剤は、SPM(硫酸、過酸化水素水の混合液)、HPM(塩酸、過酸化水素水の混合液)、COM(塩酸、オゾン水の混合液)などである。あるいは、洗浄モジュール30がアルカリ洗浄用の洗浄モジュールである場合、洗浄剤は、SC1(アンモニア、過酸化水素水の混合液)、NC2(TMY(トリメチル−2ヒドロキシエチルアンモニウムハイドロ オキサイド)、過酸化水素水の混合液)などである。
リンス液タンク51は、リンス液を貯蔵する。リンス液は、テンプレート5をリンスするための液体である。リンス液は、例えば、純水、又は超純水などである。
廃液用配管33は、テンプレート5の洗浄処理で生じた廃液(洗浄処理に使用された後の洗浄剤、助剤、pH調整剤、界面活性剤など)を処理室31外へ排出する。廃液用配管33は、廃液口33a,33b、排液管33c,33dを有する。廃液口33a,33bは、ステージ32aの外周近傍に配され、ステージ32aの外周側に導かれた廃液が導入され得る。排液管33c,33dは、廃液口33a,33bに導入された廃液を処理室31外へ排出する。
図1に戻って、例えば、搬送機構20は、洗浄モジュール30の処理室31からテンプレート5を搬出し、搬出されたテンプレート5をアッシングモジュール40へ搬送する。
アッシングモジュール40は、搬送機構20に隣接して配されている。アッシングモジュール40は、テンプレート5の洗浄処理が行われた後にテンプレート5に残った助剤を除去する灰化(アッシング)処理が行われる処理室41を有する。処理対象のテンプレート5は、搬送機構20により処理室41内に搬入される。
より具体的には、アッシングモジュール40は、図3に示す構成を有する。図3は、アッシングモジュール40の構成を示す図である。アッシングモジュール40は、処理室41、保持機構42、排気系43、H/Nガスボンベ44、Oガスボンベ45、給気系46、電源47、電源48、及びプラズマ生成モジュール49を有する。
処理室41は、その内部でプラズマが発生されるための室であり、処理容器41aにより形成されている。処理容器41aは、給気系46から処理室41へ処理ガスが供給可能なように構成されているとともに、処理室41から排気系43へ処理済の処理ガスが排気可能なように構成されている。
保持機構42は、処理室41内に配され、処理室41内に搬入されたテンプレート5を保持する。保持機構42は、ステージ42a及び電極部42bを有する。ステージ42aは、静電チャック又は真空チャックなどの吸着機構を有し、載置されたテンプレート5を吸着機構により保持する。ステージ42aには、温度センサ42a1及び温度調節器(ヒータ)42a2が設けられている。コントローラ(図示せず)は、温度センサ42a1で測定した温度が目標温度に近づくように温度調節器42a2の出力をフィードバック制御する。電極部42bは、電源47からパワーが供給され、ステージ42aまで供給する。
給気系46は、給気管46a,46b,46c,46d、開閉弁46e,46f,46i、流量調整弁46g,46h、及び吐出口46jを有する。
排気系43は、排気管43a、圧力コントローラ43b、排気管43c、真空ポンプ43d、排気管43e、及び真空ポンプ43fを有する。
電源48は、テンプレート5を処理するためのパワーを供給する電源であり、プラズマ生成モジュール49に高周波パワーを供給する。電源48は、高周波電源48a及びマッチングボックス48bを有する。
プラズマ生成モジュール49は、電源48から供給されたパワーを用いて、処理室41内におけるステージ42aの上方の空間にプラズマを発生させる。具体的には、プラズマ生成モジュール49は、アンテナコイル49a及び誘電体壁49bを有する。高周波電源(RF電源)48aは、高周波パワーを発生させてアンテナコイル49aへ供給する。コントローラ(図示せず)による制御のもと、マッチングボックス48bにより高周波電源48aとアンテナコイル49aとの間でインピーダンス整合がとれると、電磁波は誘電体壁49bを透過して処理室41内の空間に導入される。処理室41内の空間では、処理ガスの電離によりプラズマが生成され、処理ガスからラジカル及びイオンが生成される。
電源47は、処理室41内の底面側に配された電極部42bにバイアス電圧を発生させる。具体的には、電源47は、高周波電源(RF電源)47a、マッチングボックス47b、及びブロッキングコンデンサ47cを有する。高周波電源47aは高周波パワーを発生させ、コントローラ(図示せず)による制御のもと、マッチングボックス47bによりインピーダンス整合がとれるとブロッキングコンデンサ47cを介して電極部42bにバイアス電圧が印加される。バイアス電圧が印加されると、プラズマとの間に電位差が生じ、プラズマ領域で発生したイオンがテンプレート5側に引き込まれ、それに伴いラジカルがテンプレート5側に導かれて作用し、テンプレート5の表面上に残存した助剤(有機物)の灰化(アッシング)処理が行われる。
例えば、処理ガスがH/Nの混合ガスである場合、Hラジカルが有機物におけるアルキル鎖の切断を行い、アルキルラジカルが生成される。アルキルラジカルに水素が働き還元が進んで断片化し、最後はCO及びHO(水蒸気)になって蒸発する。あるいは、処理ガスがOガスである場合、Oラジカルが有機物におけるアルキル鎖の切断を行い、アルキルラジカルが生成される。アルキルラジカルに酸素が働き酸化が進んで断片化し、最後はCO及びHO(水蒸気)になって蒸発する。
次に、テンプレート5の洗浄方法について図4〜図8を用いて説明する。図4は、テンプレート5の洗浄方法を示すフローチャートである。図5、図6、図8は、テンプレート5の洗浄方法を示す図である。図7は、助剤及びテンプレートの表面電位(ゼータ電位)を示す図である。
例えば、洗浄モジュール30−1が酸洗浄用の洗浄モジュールであり、洗浄モジュール30−2がアルカリ洗浄用の洗浄モジュールであるとする。洗浄モジュール30−1は、テンプレート5に対して酸洗浄を行う(S1)。すなわち、搬送機構20によりテンプレート5が処理室31内に搬入されると、洗浄モジュール30−1は、テンプレート5をステージ32aで保持しステージ32aを回転させながら、開閉弁38n,38oを選択的に開き、酸洗浄用の洗浄剤を吐出口38rからテンプレート5の表面5aへ吐出させる。
酸洗浄用の洗浄剤は、例えば、SPM(硫酸、過酸化水素水の混合液)、HPM(塩酸、過酸化水素水の混合液)、COM(塩酸、オゾン水の混合液)などである。これにより、テンプレート5に付着したレジストや金属ダストが除去され得る。
なお、洗浄モジュール30−1は、酸洗浄用の洗浄剤の吐出に加えて物理洗浄を行ってもよい。すなわち、洗浄モジュール30−1は、開閉弁38oに代えて開閉弁38pを開き、酸洗浄用の洗浄剤を吐出口38sからテンプレート5の表面5aへ吐出させる。このとき、酸洗浄用の洗浄剤内にキャビティ(マイクロバブル)が発生されて、酸洗浄用の洗浄剤がテンプレート5へ吐出される。これにより、テンプレート5に付着したレジストや金属ダストの除去が効率的に行われ得る。
このとき、図5(a)に示すように、テンプレート5における凹部内にパーティクル2が位置し得る。そして、テンプレート5の表面電位が負電位になっており、パーティクル2の表面電位が正電位になっていると、図5(b)に示すように、パーティクル2及びテンプレート5の間に電気的な引力が働く。これにより、パーティクル2がテンプレート5の表面に付着したまま残り得る。
図4に戻って、洗浄モジュール30−1は、S1の洗浄が完了すると、助剤、pH調整剤、界面活性剤を用いて、テンプレート5に対してパーティクル除去のための洗浄を行う(S2)。すなわち、洗浄モジュール30−1は、テンプレート5をステージ32aで保持しステージ32aを回転させながら、開閉弁38k,38oを選択的に開き、界面活性剤を吐出口38rからテンプレート5の表面5aへ吐出させる。
界面活性剤は、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はそれらの組み合わせとすることができる。アニオン界面活性剤は、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、高分子のポリアクリル酸塩などを含む。カチオン界面活性剤は、脂肪族アミン塩、脂肪族アンモニュウム塩などを含む。非イオン性界面活性剤は、ポリビニルピロリドン(PVP)、アセチレングリコール、シリコーン系界面活性剤、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ヒドロキシエチルセルロースなどを含む。
このとき、図6(b)に示すように、テンプレート5の表面電位が負電位になっている場合、アニオン界面活性剤を主成分とする界面活性剤がパーティクル2へ供給されると、パーティクル2の表面電位が負電位になり得る。すなわち、パーティクル2の表面電位をテンプレート5の表面電位と同極性にすることができ、パーティクル2及びテンプレート5の間に電気的な斥力が働くようにすることができる。
しかし、この状態において、パーティクル2及びテンプレート5の間に物理的な吸着力が働いていると、パーティクル2がテンプレート5の表面に付着したまま残り得る。
そのため、洗浄モジュール30−1は、テンプレート5をステージ32aで保持しステージ32aを回転させながら、開閉弁38i,38j,38oを選択的に開き、助剤及びpH調整剤を吐出口38rからテンプレート5の表面5aへ吐出させる。
助剤は、有機物の粒子を含む。有機物は、例えば、金属を含まない樹脂(レジン)とすることができる。有機物は、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、メラニン系樹脂を含む群から選ばれる少なくとも1つを主成分とする材料を含み、例えば、ポリスチレンを含む。助剤に含まれる粒子の平均1次粒子径は、テンプレート表面上に形成されたパターンの最小寸法(例えば、数10nm〜60nm)に対応したものとすることができ、例えば、5nm以上60nm以下とすることができる。
pH調整剤は、助剤の表面電位(ゼータ電位)を調整してパーティクルを助剤に付着させるための薬液である。pH調整剤は、助剤の表面電位(ゼータ電位)をパーティクルの表面電位と逆極性に調整する。pH調整剤は、例えば、水酸化カリウム及び/又は硫酸を含む。
例えば、助剤がポリスチレンを主成分とする材料で形成された粒子を含む場合、pHと助剤の粒子の表面電位との関係が図7(a)に示すようになる。助剤の粒子の等電位点が約6になるので、薬液のpHを約6以下にすれば、助剤の粒子の表面電位を正電位に調整できることが分かる。一方、テンプレート5がシリコン酸化物(石英)を主成分とする材料で形成されている場合、pHとテンプレート5の表面電位との関係が図7(b)に示すようになる。テンプレート5の等電位点が約3になるので、薬液のpHを約3以上にすれば、テンプレート5の表面電位を負電位に調整できることが分かる。
すなわち、図7(a)及び図7(b)から、薬液のpHを約3以上約6以下に調整することで助剤の表面電位とテンプレート5の表面電位とを互いに逆極性に調整できることが分かる。そのため、pH調整剤は、薬液のpHを約3以上約6以下に調整するように、水酸化カリウム及び硫酸の混合比が予め調整されたものとすることができる。
このとき、図6(a)に示すように、テンプレート5における凹部内にパーティクル2に加えて助剤3が位置し得る。そして、テンプレート5の表面電位が負電位になっており、パーティクル2の表面電位が負電位になっている状態において、pH調整剤の働きにより助剤3の表面電位が正電位になると、図6(b)に示すように、パーティクル2及び助剤3の間に電気的な引力が働く。これにより、パーティクル2を助剤3に付着させることができ、スピンモジュール32による回転の効果(遠心力、薬液の流れなど)によりパーティクル2が付着した状態の助剤3が容易に廃液用配管33へ排出され得る。
なお、洗浄モジュール30−1は、助剤及びpH調整剤の吐出に加えて、助剤に振動を与えるような物理洗浄を行ってもよい。すなわち、洗浄モジュール30−1は、開閉弁38oに代えて開閉弁38pを開き、助剤及びpH調整剤を吐出口38sからテンプレート5の表面5aへ吐出させる。このとき、助剤及びpH調整剤内にキャビティ(マイクロバブル)が発生されて、助剤及びpH調整剤がテンプレート5へ吐出される。これにより、助剤3の粒子に振動を与えることができ、助剤3の粒子がパーティクル2に接近してパーティクル2が助剤3の粒子に付着する確率を上げることができる。その結果、パーティクル2が付着した状態の助剤3の粒子が排出されることによるパーティクル2の除去率を向上できる。
図4に戻って、洗浄モジュール30−1は、S2の洗浄が完了すると、テンプレート5をリンスする(S3)。すなわち、洗浄モジュール30−1は、テンプレート5をステージ32aで保持しステージ32aを回転させながら、開閉弁38y,38oを選択的に開き、リンス液を吐出口38rからテンプレート5の表面5aへ吐出させる。
リンス液は、テンプレート5をリンスするための液体である。リンス液は、例えば、純水、又は超純水などである。
このとき、図8(a)に示すように、S2の洗浄が完了した状態において、テンプレート5における凹部内に助剤3が位置し得る。リンス液でテンプレート5をリンスすると、テンプレート5の表面電位が負電位になっており、助剤3の表面電位が正電位になっているため、図8(b)に示すように、助剤3がテンプレート5の表面に付着したまま残り得る。
図4に戻って、アッシングモジュール40は、テンプレート5に対して灰化(アッシング)処理を行う(S4)。すなわち、搬送機構20によりテンプレート5が処理室41内に搬入されると、アッシングモジュール40は、テンプレート5をステージ42aで保持し、処理ガスを処理室41に供給しながら、処理室41内の空間にプラズマを発生させ、処理ガスのラジカルをテンプレート5の表面に作用させる。例えば、アッシングモジュール40は、開閉弁46e,46iを選択的に開き、H/Nの混合ガスを吐出口46jから処理室41内へ供給しながら、処理室41内の空間にプラズマを発生させ、Hラジカルをテンプレート5の表面に作用させる。あるいは、例えば、アッシングモジュール40は、開閉弁46f,46iを選択的に開き、Oガスを吐出口46jから処理室41内へ供給しながら、処理室41内の空間にプラズマを発生させ、Oラジカルをテンプレート5の表面に作用させる。
このとき、図8(b)に示すように、テンプレート5の表面に付着したまま残っている助剤3が有機物を主成分とする粒子を含むので、Hラジカル又はOラジカルにより分解され、図8(c)に破線の矢印で示すように、CO及びHO(水蒸気)になって蒸発し得る。すなわち、テンプレート5の表面に付着したまま残っている助剤3が灰化(アッシング)処理によりテンプレート5から容易に除去され得る。
以上のように、実施形態では、助剤及びpH調整剤を用いてテンプレート5を洗浄する。すなわち、助剤の微細粒子の表面電位をパーティクルの表面電位と逆極性にしてパーティクルを助剤の微細粒子に付着させ、パーティクルが付着された状態の助剤の微細粒子を除去する。これにより、テンプレート5に余分な力を加えずに助剤でかき出すパーティクル除去が可能であり、テンプレート5上のパターンを保護しながらパーティクルの除去効率を向上させることができる。
また、実施形態では、助剤及びpH調整剤を用いてテンプレート5を洗浄した後に、テンプレート5に灰化(アッシング)処理を行う。これにより、テンプレート5の表面に付着したまま残っている助剤3をテンプレート5から容易に除去できる。
また、実施形態では、助剤及びpH調整剤を用いた洗浄に加えて、助剤に振動を与えるような物理洗浄を行うことができる。これにより、助剤の粒子がパーティクルに接近してパーティクルが助剤の粒子に付着する確率を上げることができ、パーティクルが付着した状態の助剤の粒子が排出されることによるパーティクルの除去率を向上できる。
なお、実施形態では、助剤に振動を与える物理洗浄として、薬液に超音波を供給してキャビティを発生させる洗浄に代えて又はその洗浄に加えて、他の洗浄を行ってもよい。例えば、薬液温度調整機構39で助剤に含まれた水を加熱することで水分子の格子振動を活発化し、それにより助剤に振動を与えてもよい。あるいは、助剤に含まれた水にマイクロ波を照射し水を加熱することで水分子の格子振動を活発化し、それにより助剤に振動を与えてもよい。
あるいは、図4に示すテンプレート5の洗浄方法において、S3とS4との間に、S1に対応したアルカリ洗浄(+物理洗浄)、S2と同様のパーティクル洗浄(+物理洗浄)、S3と同様のリンスがさらに行われてもよい。また、S1〜S3に代えて、S1に対応したアルカリ洗浄(+物理洗浄)、S2と同様のパーティクル洗浄(+物理洗浄)、S3と同様のリンスが行われてもよい。また、S4の後に、S1に対応したアルカリ洗浄(+物理洗浄)、S3と同様のリンスがさらに行われてもよい。
あるいは、助剤及びpH調整剤は、別々にタンク(図2に示す助剤タンク34、pH調整剤タンク35)に貯蔵される代わりに、1つの洗浄液として構成されて1つのタンクに貯蔵されてもよい。あるいは、助剤、pH調整剤、及び界面活性剤は、別々にタンク(図2に示す助剤タンク34、pH調整剤タンク35、界面活性剤タンク36)に貯蔵される代わりに、1つの洗浄液として構成されて1つのタンクに貯蔵されてもよい。
1つの洗浄液は、例えば、pH調整剤によりpHが3以上6以下に調整されている。1つの洗浄液では、助剤が、有機物を主成分とする材料で形成された粒子を含む。助剤の粒子の平均1次粒子径は、テンプレート表面上に形成されたパターンの最小寸法(例えば、数10nm〜60nm)に対応したものとすることができ、例えば、5nm以上60nm以下とすることができる。
1つの洗浄液に含まれる助剤の粒子の濃度は、助剤でかき出すパーティクル除去が可能であるような濃度であり、例えば、0.5wt%以上20wt%以下である。仮に、1つの洗浄液に含まれる助剤の粒子の濃度が0.5wt%より低いと、助剤の粒子がパーティクルに接近しにくく、パーティクルが助剤の粒子に付着する確率が要求レベルを下回る傾向にある。仮に、1つの洗浄液に含まれる助剤の粒子の濃度が20wt%より高いと、パーティクルが付着した状態の助剤の粒子の排出が他の助剤の粒子により阻害されやすくなり、効率的なパーティクル除去が困難な傾向にある。
あるいは、助剤は、血清アルブミンを主成分とする材料で形成された粒子を含んでもよい。この場合、助剤の粒子の等電位点が約5.23になり得るので、薬液のpHを約5.23以下にすれば、助剤の粒子の表面電位を正電位に調整できる(図7(a)参照)。このとき、pH調整剤は、薬液のpHを約3以上約5.23以下に調整するように、水酸化カリウム及び硫酸の混合比が予め調整されたものとすることができる。
あるいは、助剤は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)及び血清アルブミンを主成分とする材料で形成された粒子を含んでもよい。この場合、助剤の粒子の等電位点が約4.88になり得るので、薬液のpHを約4.88以下にすれば、助剤の粒子の表面電位を正電位に調整できる(図7(a)参照)。このとき、pH調整剤は、薬液のpHを約3以上約4.88以下に調整するように、水酸化カリウム及び硫酸の混合比が予め調整されたものとすることができる。
あるいは、助剤は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)を主成分とする材料で形成された粒子を含んでもよい。この場合、助剤の粒子の等電位点が約3.37になり得るので、薬液のpHを約3.37以下にすれば、助剤の粒子の表面電位を正電位に調整できる(図7(a)参照)。このとき、pH調整剤は、薬液のpHを約3以上約3.37以下に調整するように、水酸化カリウム及び硫酸の混合比が予め調整されたものとすることができる。
(付記1)
助剤、pH調整剤を用いて、テンプレートを洗浄することを備えた
テンプレート洗浄方法。
(付記2)
前記洗浄の後に、プラズマを照射して、前記テンプレートに付着した前記助剤を除去することをさらに備えた
付記1に記載のテンプレート洗浄方法。
(付記3)
前記テンプレートは、所定の最小寸法を有するパターンを含み、
前記助剤に含まれる粒子の平均1次粒径は、前記所定の最小寸法に対応している
付記1又は2に記載のテンプレート洗浄方法。
(付記4)
前記助剤は、有機物を主成分とする材料で形成された粒子を含む
付記2に記載のテンプレート洗浄方法。
(付記5)
前記洗浄することは、前記助剤、前記pH調整剤、界面活性剤を用いて、前記テンプレートを洗浄することを含む
付記1から4のいずれか1項に記載のテンプレート洗浄方法。
(付記6)
前記界面活性剤は、前記テンプレートに付着したパーティクルの表面電位を第1の電位に調整し、
前記pH調整剤は、前記助剤の表面電位を前記第1の電位と逆極性の第2の電位に調整する
付記5に記載のテンプレート洗浄方法。
(付記7)
前記洗浄することは、前記助剤に振動を与えながら、前記助剤、前記pH調整剤を用いて、テンプレートを洗浄することを含む
付記1から6のいずれか1項に記載のテンプレート洗浄方法。
(付記8)
第1の処理室と、
前記第1の処理室に助剤を供給する第1の供給部と、
前記第1の処理室にpH調整剤を供給する第2の供給部と、
を備えたテンプレート洗浄装置。
(付記9)
第2の処理室と、
前記第2の処理室にプラズマを照射可能である照射部と、
をさらに備えた
付記8に記載のテンプレート洗浄装置。
(付記10)
有機物を主成分とする材料で形成された粒子を含む助剤を備え、
テンプレートを洗浄することに用いられる
洗浄液。
(付記11)
前記洗浄液のpHは、3以上6以下である
付記10に記載の洗浄液。
(付記12)
前記助剤は、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、メラニン系樹脂を含む群から選ばれる少なくとも1つを主成分とする材料で形成された粒子を含む
付記10又は11に記載の洗浄液。
(付記13)
前記粒子の平均1次粒子径は、5nm以上60nm以下である
付記10から12のいずれか1項に記載の洗浄液。
(付記14)
前記粒子は、0.5wt%以上20wt%以下の量で前記洗浄液に含有される
付記10から13のいずれか1項に記載の洗浄液。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 パーティクル、3 助剤、5 テンプレート、100 テンプレート洗浄装置。

Claims (3)

  1. 表面にパターンが形成されたテンプレートを酸又はアルカリで洗浄することと、
    前記テンプレートを洗浄液で洗浄することと、
    前記テンプレートをリンス液でリンスすることと、
    処理ガスを用いて前記テンプレートをアッシングすることと、
    を備え、
    前記洗浄液は、少なくとも助剤pH調整剤及び界面活性剤を含み、
    前記助剤は、有機物を主成分とする材料で形成された粒子を含み、
    前記界面活性剤は、前記テンプレートに付着したパーティクルの表面電位を第1の電位に調整し、
    前記pH調整剤は、前記助剤の表面電位を前記第1の電位と逆極性の第2の電位に調整する
    テンプレート洗浄方法。
  2. 前記洗浄することは、前記助剤に振動を与えながら、前記助剤、前記pH調整剤を用いて、前記テンプレートを洗浄することを含む
    請求項に記載のテンプレート洗浄方法。
  3. 第1の処理室と、
    前記第1の処理室に助剤を供給する第1の供給部と、
    前記第1の処理室にpH調整剤を供給する第2の供給部と、
    前記第1の処理室に界面活性剤を供給する第3の供給部と、
    第2の処理室と、
    前記第2の処理室にプラズマを照射可能である照射部と、
    前記第1の処理室に配され、テンプレートを回転可能に保持する第1のステージと、
    前記第2の処理室に配される第2のステージと、
    を備え
    前記界面活性剤は、前記テンプレートに付着したパーティクルの表面電位を第1の電位に調整し、
    前記pH調整剤は、前記助剤の表面電位を前記第1の電位と逆極性の第2の電位に調整する
    テンプレート洗浄装置。
JP2017053556A 2017-03-17 2017-03-17 テンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置 Expired - Fee Related JP6659607B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017053556A JP6659607B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 テンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置
US15/698,512 US20180264524A1 (en) 2017-03-17 2017-09-07 Template cleaning method, template cleaning apparatus, and cleaning liquid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017053556A JP6659607B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 テンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018157107A JP2018157107A (ja) 2018-10-04
JP6659607B2 true JP6659607B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=63521449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017053556A Expired - Fee Related JP6659607B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 テンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20180264524A1 (ja)
JP (1) JP6659607B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7077188B2 (ja) * 2018-09-06 2022-05-30 キオクシア株式会社 基板処理方法、基板処理装置および複合処理装置
JP2022149423A (ja) * 2021-03-25 2022-10-06 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法及び基板処理装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5230182A (en) * 1992-07-31 1993-07-27 Hughes Aircraft Company Apparatus for optical materials fabrication by ultrasonic machining
AU3735097A (en) * 1996-08-13 1998-03-06 Ppg Industries, Inc. Abrasive cleaning of fluid delivery systems
US6036785A (en) * 1997-05-02 2000-03-14 Ferrell; Gary W. Method for removing chemical residues from a surface
US20070126158A1 (en) * 2005-12-01 2007-06-07 3M Innovative Properties Company Method of cleaning polymeric mold
JP2007220891A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Toshiba Corp ポストcmp処理液、およびこれを用いた半導体装置の製造方法
US7846266B1 (en) * 2006-02-17 2010-12-07 Kla-Tencor Technologies Corporation Environment friendly methods and systems for template cleaning and reclaiming in imprint lithography technology
US7749327B2 (en) * 2007-11-01 2010-07-06 Micron Technology, Inc. Methods for treating surfaces
JP2011507236A (ja) * 2007-12-07 2011-03-03 フォンタナ・テクノロジー ウェーハを洗浄するための方法および組成物
US8394203B2 (en) * 2008-10-02 2013-03-12 Molecular Imprints, Inc. In-situ cleaning of an imprint lithography tool
US8845812B2 (en) * 2009-06-12 2014-09-30 Micron Technology, Inc. Method for contamination removal using magnetic particles
WO2011125902A1 (ja) * 2010-04-01 2011-10-13 Hoya株式会社 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
WO2012056911A1 (ja) * 2010-10-29 2012-05-03 大日本印刷株式会社 インプリント用モールドの洗浄方法と洗浄装置およびインプリント用モールドの製造方法
JP6322158B2 (ja) * 2014-07-02 2018-05-09 キヤノン株式会社 インプリント方法及び装置、物品の製造方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018157107A (ja) 2018-10-04
US20180264524A1 (en) 2018-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7314109B2 (ja) 反射型マスクの洗浄装置および反射型マスクの洗浄方法
US4863561A (en) Method and apparatus for cleaning integrated circuit wafers
JP5776397B2 (ja) 洗浄方法、処理装置及び記憶媒体
US9044794B2 (en) Ultrasonic cleaning fluid, method and apparatus
KR20090118917A (ko) 입자 제거방법 및 그 조성물
JP2002289585A (ja) 中性粒子ビーム処理装置
JP2007134689A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2003309100A (ja) レジスト膜除去装置及びレジスト膜除去方法、並びに有機物除去装置及び有機物除去方法
JP6659607B2 (ja) テンプレート洗浄方法、及びテンプレート洗浄装置
US20100214712A1 (en) Method for charge-neutralizing target substrate and substrate processing apparatus
CN101911261A (zh) 循环成核法
JP4358486B2 (ja) 高圧処理装置および高圧処理方法
KR102330411B1 (ko) 피처리체를 처리하는 방법
WO2007063987A1 (ja) 超純水プラズマ泡による加工・洗浄方法及びその装置
JP2015084396A (ja) エッチング方法
JPH10116809A (ja) 洗浄方法及び洗浄システム
TW202126122A (zh) 電漿處理方法及電漿處理裝置
JP6204881B2 (ja) 被処理体を処理する方法
JP2001203182A (ja) 物品表面の清浄化方法およびそのための清浄化装置
JP2004296463A (ja) 洗浄方法および洗浄装置
US20050087210A1 (en) Substrate cleaning device
JP4405236B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2010129837A (ja) レジストの除去方法
JP2021034487A (ja) 基板を処理する方法、デバイス製造方法、及びプラズマ処理装置
US20210233782A1 (en) Methods and apparatus for cleaning semiconductor wafers

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170605

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180905

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6659607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees