JP6659426B2 - 建具 - Google Patents

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本発明は、建具に関し、詳しくは枠体に開閉可能な障子の開閉を規制する規制部材と、障子を所定角度開放させる開口部材と、屋外側から操作する外部ハンドルを備えた建具に関する。
従来、ビル等では、開き窓や縦辷り出し窓は屋内側に取り付けた内部ハンドルを操作して障子を所定角度だけ開放可能にしたものがある。また、火災等の非常時の際に、消防士等が屋外から障子を開放できるように外部ハンドルを屋外側に備えたものがある。内側からロックのかかった障子でも外部ハンドルで開放できるようにした建具として、例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。
特許文献1に記載された外部ハンドルを備えた建具では、枠体の方立に受け部材を備え、障子の縦框に備えた角度規制アームの下端部に受け部材の長溝に係合するピンを備えている。通常時には、障子の屋内側の操作ハンドルを開放操作することでグレモン錠のロックを外して角度規制アームの範囲で所定角度だけ障子を開放できる。
また、障子の屋外側には屋外ハンドルを備えており、非常時には屋外ハンドルの操作で第一連結部材を介してグレモン錠を解錠すると共に、連動する第二連結部材を介して角度規制アームと受け部材の係合を解除して障子を全開できるようにしている。
特開2010−71043号公報
しかしながら、特許文献1に記載された建具では、グレモン錠を解錠する第一連結部材や、角度規制アームと受け部材を離脱させるための第二連結部材等が必要であった。しかもこれら第一及び第二連結部材を連動させるために、案内部材やスライド部材、スライド部材を上方向に付勢するコイルばね等、多くの部品が必要であり、作動機構と動作が複雑であり組み立ても煩雑でコスト高になるという欠点があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、簡単な構造で外部ハンドルによる障子の開放動作を容易に行えるようにした建具を提供することを目的とする。
本発明による建具は、枠体内に開閉可能な障子を取り付けた建具において、枠体と障子の一方に設けられた規制部材と、枠体と障子の他方に設けられていて規制部材と連動して障子を所定角度開放させる開口部材と、障子の屋外側に設けられた外部ハンドルと、外部ハンドルの開放操作に連動して移動することで枠体と障子のロックを解除する連動部材と、外部ハンドルの開放操作に連動して開口部材と規制部材の係合を解除させると共に連動部材を移動させるブラケットと、を備え、前記連動部材に設けた長穴に前記ブラケットに設けた作動軸が嵌入されており、前記外部ハンドルの操作時には前記作動軸が長穴を摺動して長穴の端部から前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、非常時等に屋外側から障子を開放するには、外部ハンドルを開放操作することでブラケットを連動させて開口部材から規制部材を相対的に離脱させ、同時に連動部材を連動させることで枠体と障子のロックを解錠させることができる。そのため、外部ハンドルで障子を開放作動させることで全開開放させることができる。
また、内部ハンドルの操作時には作動軸が挿入されていても長穴を通した連動部材の移動を許容し、外部ハンドルの操作時には連動するブラケットの作動軸によって連動部材を移動させて枠体と障子のロックを解除できる。
本発明による建具は、枠体内に開閉可能な障子を取り付けた建具において、枠体と障子の一方に設けられた規制部材と、枠体と障子の他方に設けられていて規制部材と連動して障子を所定角度開放させる開口部材と、障子の屋内側に設けられた内部ハンドルと、障子の屋外側に設けられた外部ハンドルと、内部ハンドルの開放操作に連動して移動することで枠体と障子のロックを解除する連動部材と、外部ハンドルの開放操作に連動して開口部材と規制部材の係合を解除させると共に連動部材を移動させて枠体と障子のロックを解除するブラケットと、を備え、前記ブラケットは、前記規制部材を有していて前記外部ハンドルに連動する仲介ブラケットと、前記仲介ブラケットに連動して前記連動部材に設けた長穴に嵌入する作動軸を有する作動ブラケットとを有しており、前記内部ハンドルの操作時に作動軸は前記長穴に嵌入された状態で前記連動部材の移動を許容し、前記外部ハンドルの操作時に前記作動軸に連動して前記連動部材を移動させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、障子を所定角度だけ開放するには、閉鎖状態から内部ハンドルを開放操作することで連動部材を移動させて枠体と障子のロックを解錠させ、障子を開放作動させることで枠体と障子との間で開口部材と規制部材を係合状態で開口部材に沿って規制部材を相対移動させて所定角度まで障子を開放させることができる。そして、非常時等に屋外側から障子を開放するには、外部ハンドルを開放操作することでブラケットを連動させて開口部材から規制部材を相対的に離脱させ、これと同時にブラケットを介して連動部材を連動させることで枠体と障子のロックを解錠させることができる。そして、外部ハンドルで障子を作動させることで全開開放させることができる。
また、外部ハンドルの操作に連動する仲介ブラケットを介して作動ブラケットを連動させ、作動ブラケットに設けた作動軸を長穴を通して作動することで長穴の端部から連動部材を移動させて枠体と障子のロックを解錠させることができる。
また、前記連動部材に設けた長穴に前記ブラケットに設けた作動軸が嵌入されており、前記外部ハンドルの操作時には前記作動軸が長穴を摺動して長穴の端部から前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するようにしてもよい。
本発明による建具は、枠体内に開閉可能な障子を取り付けた建具において、前記枠体と障子の一方に設けられた規制部材と、前記枠体と障子の他方に設けられていて前記規制部材と連動して前記障子を所定角度開放させる開口部材と、前記障子の屋内側に設けられた内部ハンドルと、前記障子の屋外側に設けられた外部ハンドルと、前記内部ハンドルの開放操作に連動して移動することで前記枠体と障子のロックを解除する連動部材と、前記外部ハンドルの開放操作に連動して前記開口部材と規制部材の係合を解除させると共に前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するブラケットと、を備え、前記連動部材に設けた長穴に前記ブラケットに設けた作動軸が嵌入されており、前記外部ハンドルの操作時には前記作動軸が長穴を摺動して長穴の端部から前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するようにしたことを特徴とする。
また、前記開口部材は、前記規制部材を嵌入して相対的にガイドするカム溝を有すると共に、前記外部ハンドルの作動に連動して前記規制部材を前記カム溝から離脱させる離脱部を有していてもよい。
本発明によれば、外部ハンドルの操作に連動して規制部材を開口部材のカム溝に沿って相対移動させ、開口部材の離脱部においてカム溝から規制部材を相対的に離脱させることで、障子の開放角度を規制する開口部材と規制部材との係合を解除できる。
本発明による建具によれば、外部ハンドルの操作だけで施錠状態の障子の解錠と開口部材及び規制部材の解除による障子の全開開放とを行うことができる。
しかも、外部ハンドルの操作によって、ブラケットの移動による障子を解錠する連動部材の連動と開口部材及び規制部材の解除とを行うことができるため、構成と作動が簡単であり部品点数が少なくコストが低廉になる。
本発明の実施形態による縦辷り出し窓の正面図である。 図1に示す縦辷り出し窓の障子の閉鎖位置における縦枠と縦框との間に設けた開閉装置を示す拡大要部正面図である。 障子の閉鎖位置における縦枠と縦框とを示す説明図である。 小開口規制アームに規制ピンを係合させた図であり,(a)は閉鎖位置の正面図、(b)は同図(a)の側面図、(c)は全開位置の側面図である。 実施形態による開閉装置の内部ハンドルによる小開口位置を示す要部拡大正面図である。 障子の小開口位置における縦枠と縦框とを示す説明図である。 実施形態による開閉装置の外部ハンドルによる全開位置を示す要部拡大正面図である。 障子の全開位置における縦枠と縦框とを示す説明図である。
以下、本発明の実施形態による建具の一例として縦辷り出し窓の障子の開閉装置について図1乃至図8に基づいて説明する。
図1に示す実施形態による縦辷り出し窓1は、躯体の開口部2に上枠3及び下枠4と左右の縦枠5、6とが四角形枠状に形成された枠体7を取り付けている。枠体7内に開閉可能に納めた障子9は、上框10及び下框11と左右の縦框12,13とが略四角形枠状に形成された框体14を有している。框体14の内部には例えば複層ガラスからなるガラスパネル15を納めている。障子9の吊元は枠体7の見付け方向の一端部である縦枠6近傍に設けられ、その軸線は上下方向に延びて上枠3と下枠4に支持されている。
そして、吊先側の縦框12には障子9を開閉操作するための内部ハンドル16が内部に設けられている。この縦框12と縦枠5との間には図2以降に示す障子9の開閉装置17が設置されている。
図2及び図3に示す開閉装置17は障子の閉鎖位置を示している。開閉装置17は障子9を換気や排煙等のために所定角度だけ開口できる小開口機構18と障子9の外部に設けた外部ハンドル19によって障子9を全開できる全開機構20とを備えている。なお、図2は縦枠5と縦框12の合わせ面5a、12aに設置した障子9の開閉装置17を示すものであり、図3は互いに対向する縦枠5の正面と縦框12の正面にそれぞれ設置した障子開閉装置17の各構成を示す説明図である。
障子開閉装置17において、縦枠5の上下方向に離間した位置に障子9をロックするための連動締り受け23がそれぞれ設置され、その間に小開口規制アーム25が設置されている。各連動締り受け23は縦枠5にねじ固定した固定部23aに起立する当接部23bを有している。小開口規制アーム25は、縦枠5にねじ固定された基板29に設けた支軸29aによって合わせ面5aに沿って回動可能に設置されている。
図4に示すように、小開口規制アーム25は例えば板状であり、その長手方向の下部から基板29方向に向けてカム溝25aが形成されており、カム溝25aの長さ方向の途中または端部に屈曲部25bが形成されている。屈曲部25bはカム溝25aから後述する規制軸44を離脱させる離脱部に含まれる。
一方、障子9の縦框12の合わせ面12aには上下方向に延びて上下動可能な連動部材として例えば板状の連動棒31が設置されている。連動棒31は縦框12の合わせ面12aに固定した連結材32によって上下動可能に保持されている。連動棒31における連動締り受け23に対向する位置には連動締りとしてロックピン33がそれぞれ固定されている。図2、図3に示す障子9の閉鎖位置では、ロックピン33が連動締り受け23の当接部23bに係合して障子9は枠体7にロックされた状態にある。連動棒31が上下方向、例えば上方に移動すると各ロックピン33が当接部23bから外れてロックが解錠された状態になる。
また、縦框12の屋内側の側面には上述した内部ハンドル16が回動可能に支持されている。図2に示すように、内部ハンドル16は縦框12内に設置されたピニオン16aが連動棒31の側部に設けられたラック31aと噛合している。内部ハンドル16は例えば約90度回転させることでラック31aを介して連動棒31を上方移動させることができる。
また、図3に示すように、縦框12には合わせ面12aに沿って障子9の屋外側に外部ハンドル19が設置されており、外部ハンドル19は合わせ面12aに固定された基板35に設けた支軸36を中心に上下方向に回動可能とされている。外部ハンドル19の先端部には凹溝状の切欠19aが形成されている。
また、切欠19aの近傍に固定した基板37に揺動軸38が設置されており、この揺動軸38には仲介ブラケット40が揺動可能に支持されている。揺動軸38の一端側には外部ハンドル19の切欠19aに嵌合する揺動ピン40aが固定され、他端側には軸部材40bが固定されている。この軸部材40bには例えば略くの字状の作動ブラケット41が揺動可能に垂下されており、その下端部には連動棒31に形成された長穴31bに摺動可能に嵌入された作動ピン42が作動軸として固定されている。
しかも、仲介ブラケット40には小開口規制アーム25のカム溝25aに嵌合する規制軸44が規制部材として固定されている。規制軸44は軸部材40bの近傍に設置されている。これらの機構は全開機構20を構成する。また、小開口規制アーム25と規制軸44は小開口機構18を構成する。
そして、図5及び図6に示すように、内部ハンドル16を回動すると連動棒31は上昇作動するが、連動棒31の長穴31bは作動ピン42と干渉することがなく昇降し、作動ピン42は静止状態に保持される。また、障子9が小開口規制アーム25のカム溝25aと規制軸44とで係合状態を維持して開放作動する場合には、規制軸44は静止状態に保持され、規制軸44と小開口規制アーム25のカム溝25aとが係合状態で所定角度の小開口位置まで開口する。
また、図7及び図8に示すように、外部ハンドル19を支軸36回りに上方に回動操作すると、下方回動する切欠19aに嵌合する揺動ピン40aを介して仲介ブラケット40が揺動軸38回りに揺動する。すると仲介ブラケット40の他端側に設けた軸部材40bが上方に揺動するため、その上昇ストロークによって作動ピン42が長穴31bに沿って上端まで上昇し、更に長穴31bの上端を押して連動棒31を上昇させてロックピン33を連動締り受け23から外すと共に内部ハンドル16を回動させる。
しかも、仲介ブラケット40の揺動によって規制軸44も上方に揺動するため、規制軸44は小開口規制アーム25のカム溝25aを上昇して屈曲部25bの上方に移動するため、カム溝25aから外れることになる。
本実施形態による縦辷り出し窓1は上述した構成を備えており、次にその使用方法を図2、図3、図5乃至図8に沿って説明する。
縦辷り出し窓1の通常の使用状態において、図2及び図3は障子9の閉鎖状態を示していて、外部ハンドル19は操作されないために仲介ブラケット40と作動ブラケット41も静止状態に保持されている。この状態で障子9に設けたロックピン33は縦枠5に設けた連動締り受け23の当接部23bに当接して閉鎖位置に施錠されている。
次に、障子9を小開口作動する場合、図5及び図6に示すように、屋内側から内部ハンドル16を垂下位置から水平位置まで略90度回転させる。すると、図5及び図6に示すように、内部ハンドル16のピニオン16aが回転してラック31aが上昇し、連動棒31が連結材32に沿って所定ストローク上昇移動する。連動棒31の上昇によってロックピン33が縦枠5の連動締り受け23の当接部23bから上方に外れるため、障子9は解錠される。しかも連動棒31に形成した長穴31bは連動棒31の移動範囲において作動ピン42と干渉することがない。
そして、内部ハンドル16を把持しながら障子9を開放作動させると、静止状態の仲介ブラケット40に保持された規制軸44が小開口規制アーム25のカム溝25aに係合した状態で摺動しながら小開口規制アーム25を押して支軸29a回りに回動させ、障子9を開放させる。障子9は規制軸44がカム溝25aの下端部に移動した位置で停止し、小開口位置に開放して保持される。この状態で換気や排煙等を行える。
また、火事などの非常時に消防夫等が屋外から障子9を開放する場合について説明する。障子9が閉鎖施錠位置にある場合、図7及び図8に示すように、外部ハンドル19を支軸36回りに回動させて上方移動させる。すると、下方に回動する切欠19aに嵌合する揺動ピン40aを介して仲介ブラケット40が揺動軸38回りに揺動する。
そして、仲介ブラケット40の他端側に設けた軸部材40bが上方に揺動するため、その上昇ストロークによって作動ブラケット41が上昇する。すると、作動ブラケット41の作動ピン42が長穴31b内での上昇ストロークの途中で長穴31bの上端に当接して降下位置にある連動棒31を上昇させるため、ロックピン33を連動締り受け23から外す。これと同時に連動棒31の上昇移動によってラック31aを介して噛合するピニオン16aを連動させて内部ハンドル16を回動させる。
しかも、仲介ブラケット40の揺動によって規制軸44も上方に回動するため、規制軸44は小開口規制アーム25のカム溝25a内を上昇して屈曲部25bの上方に移動するため、カム溝25aから外れる。これにより、ロックピン33の解錠と規制軸44の小開口規制アーム25のカム溝25aからの離脱が生じ、障子9を開放させることで例えば略90度の全開位置に作動できる。
そして、障子9を全開作動から閉鎖位置に戻し、外部ハンドル19を下降位置に戻すと、規制軸44は屈曲部25bからカム溝25a内に戻り、連動棒31も降下するためロックピン33も連動締り受け23に係合する施錠位置に戻る。
なお、障子9が小開口位置にあるときに屋外側から障子9を全開位置に開放する場合には、障子9を外側から押して閉鎖させた後で上述のように外部ハンドル19を操作させるとよい。
上述のように本実施形態による縦辷り出し窓1によれば、屋外側から障子9を開放する場合、外部ハンドル19の操作だけで施錠状態の障子9の解錠と小開口規制アーム25から規制軸44の解除とを同時に行うことができて、障子9の全開開放を行える。
しかも、外部ハンドル19の開放操作によって、小開口規制アーム25から規制軸44を解除するための仲介ブラケット40の移動と障子9を解錠する連動棒31の上昇のための作動ブラケット41の移動とを連動して行うことができるため、構成と組み立てと作動が簡単であり部品点数が少なく製造コストが低廉になる。また、内部ハンドル16の操作で上昇する連動棒31を外部ハンドル19によっても上昇できるため、この点でも構成が簡単である。
なお、本発明による縦辷り出し窓1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の変形例等について説明するが、上述した実施形態で説明した部品や部材等と同一または同様なものについては同一の符号を用いて説明を省略する。
上述した実施形態では、外部ハンドル19に連動する仲介ブラケット40と作動ブラケット41を別部品で形成したが、これに代えて仲介ブラケット40と作動ブラケット41を一体のブラケットとして構成してもよい。この場合には一層部品構成が簡単になる。
また、上述した実施形態では縦枠5に小開口規制アーム25を取り付け、障子9の縦框12の仲介ブラケット40にカム溝25aに嵌入する規制軸44を設置したが、これに代えて縦枠5に規制軸44を取り付け、仲介ブラケット40に小開口規制アーム25を設置してもよい。
この場合、内部ハンドル16の操作による連動棒31の上昇移動の際に小開口規制アーム25と規制軸44は移動しない。そして、外部ハンドル19を作動した際に仲介ブラケット40の回動によって小開口規制アーム25が上昇するため、小開口規制アーム25の下端部に規制軸44がカム溝25aを外れる屈曲部25bを設けておけば、小開口規制アーム25から規制軸44を分離して解除できる。なお、この場合、縦框12等に小開口規制アーム25の傾斜角度を規制するストッパピン等を設置しておくとよい。
しかも、作動ブラケット41の回動による作動ピン42の上昇ストロークは内部ハンドル16による連動棒31の上昇ストロークより長いので、外部ハンドル19の操作による小開口規制アーム25の上昇時に、小開口規制アーム25の下端側の屈曲部25bから規制軸44を確実にカム溝25aから外すことができる。また、障子9の小開口開放時には規制軸44がカム溝25aから離脱することをストッパピンで阻止できる。
なお、小開口規制アーム25は開口部材に含まれ、規制軸44は規制部材に含まれている。
本発明による建具として縦辷り出し窓1を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、小開口規制アーム25等の開閉装置17を上框または下框等の横框と上枠または下枠等の横枠との間に取り付けた横辷り出し窓やその他の開き窓等、各種の建具にも適用できる。横辷り出し窓に本発明を適用した場合、連動棒31は横移動し、小開口規制アーム25に設けたカム溝25aと規制軸44とは横方向に互いに係合して摺動することで障子9を所定角度開放させることができる。
1 縦辷り出し窓
5 縦枠
7 枠体
9 障子
12 縦框
16 内部ハンドル
17 開閉装置
19 外部ハンドル
23 連動締り受け
25 小開口規制アーム
25a カム溝
31 連動棒
31b 長穴
33 ロックピン
40 仲介ブラケット
41 作動ブラケット
42 作動ピン
44 規制軸

Claims (5)

  1. 枠体内に開閉可能な障子を取り付けた建具において、
    前記枠体と障子の一方に設けられた規制部材と、
    前記枠体と障子の他方に設けられていて前記規制部材と連動して前記障子を所定角度開放させる開口部材と、
    前記障子の屋外側に設けられた外部ハンドルと、
    前記外部ハンドルの開放操作に連動して移動することで前記枠体と障子のロックを解除する連動部材と、
    前記外部ハンドルの開放操作に連動して前記開口部材と規制部材の係合を解除させると共に前記連動部材を移動させるブラケットと、
    を備え
    前記連動部材に設けた長穴に前記ブラケットに設けた作動軸が嵌入されており、前記外部ハンドルの操作時には前記作動軸が長穴を摺動して長穴の端部から前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するようにしたことを特徴とする建具。
  2. 枠体内に開閉可能な障子を取り付けた建具において、
    前記枠体と障子の一方に設けられた規制部材と、
    前記枠体と障子の他方に設けられていて前記規制部材と連動して前記障子を所定角度開放させる開口部材と、
    前記障子の屋内側に設けられた内部ハンドルと、
    前記障子の屋外側に設けられた外部ハンドルと、
    前記内部ハンドルの開放操作に連動して移動することで前記枠体と障子のロックを解除する連動部材と、
    前記外部ハンドルの開放操作に連動して前記開口部材と規制部材の係合を解除させると共に前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するブラケットと、
    を備え
    前記ブラケットは、前記規制部材を有していて前記外部ハンドルに連動する仲介ブラケットと、前記仲介ブラケットに連動して前記連動部材に設けた長穴に嵌入する作動軸を有する作動ブラケットとを有しており、
    前記内部ハンドルの操作時に作動軸は前記長穴に嵌入された状態で前記連動部材の移動を許容し、前記外部ハンドルの操作時に前記作動軸に連動して前記連動部材を移動させるようにしたことを特徴とする建具。
  3. 前記連動部材に設けた長穴に前記ブラケットに設けた作動軸が嵌入されており、前記外部ハンドルの操作時には前記作動軸が長穴を摺動して長穴の端部から前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するようにした請求項2に記載された建具。
  4. 枠体内に開閉可能な障子を取り付けた建具において、
    前記枠体と障子の一方に設けられた規制部材と、
    前記枠体と障子の他方に設けられていて前記規制部材と連動して前記障子を所定角度開放させる開口部材と、
    前記障子の屋内側に設けられた内部ハンドルと、
    前記障子の屋外側に設けられた外部ハンドルと、
    前記内部ハンドルの開放操作に連動して移動することで前記枠体と障子のロックを解除する連動部材と、
    前記外部ハンドルの開放操作に連動して前記開口部材と規制部材の係合を解除させると共に前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するブラケットと、
    を備え、
    前記連動部材に設けた長穴に前記ブラケットに設けた作動軸が嵌入されており、前記外部ハンドルの操作時には前記作動軸が長穴を摺動して長穴の端部から前記連動部材を移動させて前記枠体と障子のロックを解除するようにしたことを特徴とする建具。
  5. 前記開口部材は、前記規制部材を嵌入して相対的にガイドするカム溝を有すると共に、前記外部ハンドルの作動に連動して前記規制部材を前記カム溝から離脱させる離脱部を有している請求項1乃至4のいずれか一項に記載された建具。
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