JP6659200B2 - 大型テント - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ごみ焼却施設の解体時にダイオキシン類等の飛散防止のためにごみ焼却施設全体を覆う大型の仮囲いテント、体育館の屋根や神社仏閣の屋根を改修工事する際に建物全体を覆う大型の仮囲いテント、資材置き場や商品保管庫、臨時倉庫として使用する大型のテント倉庫、工場跡地等の汚染された土壌を除去、浄化する際に汚染された土地を覆って大型重機での掘削作業等を可能にする大型の土壌改良用対策テント等の大型テントの改良に係り、特に、柱材及び屋根材を備えた主骨体を前後方向に所定の間隔を置いて配設し、前後方向に隣接する各主骨体間に長尺状シートを張設して幕体を形成するようにした大型テントに関するものである。
従来、大型の仮囲いテントやテント倉庫等の大型テントとしては、例えば、本件出願人が先に開発した特許第5437164号公報や特許第5971878号公報に開示されたものが知られている。
即ち、前記大型テントは、図18に示す如く、左右対向状に配設した柱材50及び柱材50の上端部に斜め上向き姿勢で連結された屋根材51により門型の主骨体52を形成し、この門型の主骨体52を前後方向に所定の間隔を置いて複数配設すると共に、前後方向に隣接する門型の主骨体52を筋交及び桁材等の連結体(図示省略)で連結して成る骨組構造物53と、前記骨組構造物53全体を覆う幕体54とから構成されている。
また、大型テントの幕体54は、複数枚の長尺状シート54a等から形成されており、図19に示す如く、各主骨体52の屋根材51の頂部付近を除いて柱材50と屋根材51の外側に設けた長尺状のシート張設用レール55のガイド溝に、長尺状シート54aの両耳部に設けた可撓性を有するロープ状の抜け止め部材56をスライド自在に挿入し、前後方向に隣接する各主骨体52間に長尺状シート54aをそれぞれ張設することによって、骨組構造物53の外側に幕体54を形成するようにしている。
ところで、上述した大型テントにおいては、前後方向に隣接する主骨体52間に張設する長尺状シート54aの長さが可なり長くなると共に、重さも可なり重くなって取り扱い難くなるため、前後方向に隣接する主骨体52間に長尺状シート54aを張設する場合、主骨体52の屋根材51の頂部付近から柱材50の下端部へ向って長尺状シート54aを張設するようにしている。
即ち、大型テントにおいては、前後方向に隣接する主骨体52間に長尺状シート54aを張設する場合、先ず、ジグザグ状に折り畳んだ状態の長尺状シート54aをクレーン等により主骨体52の屋根材51の頂部付近まで持ち上げ、屋根材51の頂部付近に配設した足場板等の上に置き、次に、屋根材51の頂部付近に居る複数の作業員が長尺状シート54aの一端部を引き出し、長尺状シート54aの両耳部に設けたロープ状の抜け止め部材56を前後方向に隣接する主骨体52の柱材50及び屋根材51の外側に設けた長尺状のシート張設用レール55のガイド溝に挿入し、その後、折り畳まれた状態の長尺状シート54aを引き出しながらシート張設用レール55に沿って引っ張って行き、長尺状シート54aの抜け止め部材56をシート張設用レール55のガイド溝に順次挿入して行くことによって、前後方向に隣接する主骨体52間に長尺状シート54aを張設するようにしている。
しかしながら、前記大型テントにおいては、前後方向に隣接する主骨体52間に長尺状シート54aを張設する場合、作業員がシート張設用レール55の上端部近傍位置において長尺状シート54aを支持しながら、長尺状シート54aの抜け止め部材56をシート張設用レール55のガイド溝に順次挿入していかなければならないため、長尺状シート54aの抜け止め部材56をシート張設用レール55のガイド溝に挿入するのに手数がかかり、前後方向に隣接する主骨体52間に長尺状シートを張設するのに多大な時間と労力を要すると言う問題があった。延いては、大型テントの組立コストが高くなると言う問題があった。
特許第5437164号公報 特許第5971878号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、前後方向に隣接する主骨体間に長尺状シートを張設する際に、長尺状シートを比較的短い時間で簡単且つ容易に張設することができるようにした大型テントを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る大型テントは、柱材及び屋根材を備えた主骨体を前後方向に所定の間隔を置いて配設すると共に、前後方向に隣接する主骨体同士を複数の連結体により連結し、各主骨体の屋根材の頂部付近を除いて柱材及び屋根材の外側に設けた長尺状のシート張設用レールのガイド溝に、長尺状シートの両耳部に設けたロープ状の抜け止め部材をスライド自在に挿入し、少なくとも前後方向に隣接する各主骨体間に長尺状シートを張設して幕体を形成するようにした大型テントにおいて、前後方向に隣接する主骨体の屋根材間の頂部付近で且つシート張設用レールの上端部の延長線上の位置に、長尺状シートを支持してシート張設用レール側へ案内し得るシート案内手段を左右対称状に配設し、前記各シート案内手段は、前後方向に隣接する主骨体の屋根材の頂部付近に取り付けられるフレームと、前記フレームに主骨体の前後方向に沿う姿勢で回転自在に設けられ、長尺状シートを支持してシート張設用レール側へ案内するガイドローラとを備えていることに特徴がある。
前記フレームのガイドローラを設けた部分で且つ長尺状シートと干渉する部分に、R面取り加工を施していることが好ましい。
前記ガイドローラは、フレームに主骨体の前後方向に沿う姿勢で固定された筒状の固定芯材と、筒状の固定芯材の外周面に回転自在に外嵌された筒状の可動部材とを備えていることが好ましい。
前記筒状の固定芯材と筒状の可動部材との間に、複数の転がり軸受を介設することが好ましい。
前記シート案内手段は、前後方向に隣接する各主骨体の屋根材間の全てに設けられていることが好ましい。
前記シート案内手段は、各主骨体の屋根材にそれぞれ設けた連結手段により前後方向に隣接する主骨体の屋根材間に着脱自在に連結する構成とすることが好ましい。
本発明の大型テントは、前後方向に隣接する主骨体の屋根材間で且つシート張設用レールの上端部の延長線上の位置に、長尺状シートを支持してシート張設用レール側へ案内し得るシート案内手段を設けているため、長尺状シートの両耳部に設けたロープ状の抜け止め部材をシート張設用レールのガイド溝に円滑且つスムースに挿入して行くことができる。
その結果、本発明の大型テントは、前後方向に隣接する主骨体間に長尺状シートを比較的短い時間で簡単且つ容易に張設することができ、長尺状シートを張設するのに多大な時間と労力を要すると言うこともなく、組立コストの低減を図れる。
また、本発明の大型テントは、シート案内手段が、前後方向に隣接する主骨体の屋根材に取り付けられるフレームと、前記フレームに回転自在に設けたガイドローラとを備えており、回転自在なガイドローラで長尺状シートを支持してシート張設用レール側へ案内するようにしているため、長尺状シートの送り込みを極めて円滑且つスムースに行える。
更に、本発明の大型テントは、フレームのガイドローラを設けた部分で且つ長尺状シートと干渉する部分に、R面取り加工を施しているため、長尺状シートを送り込んでいる際に長尺状シートがフレームに引っ掛かって破れたり、傷ついたりするのを防止することができる。
更に、本発明の大型テントは、ガイドローラが、フレームに固定した筒状の固定芯材と、筒状の固定芯材の外周面に回転自在に外嵌された筒状の可動部材とを備えているため、ガイドローラの軽量化を図れて取り扱い易くなる。
更に、本発明の大型テントは、ガイドローラを構成する筒状の固定芯材と筒状の可動部材との間に複数の転がり軸受を介設しているため、ガイドローラが円滑且つスムースに回転することになり、長尺状シートの送り込みをより一層円滑且つスムースに行える。
更に、本発明の大型テントは、シート案内手段を、各主骨体の屋根材にそれぞれ設けた連結手段により前後方向に隣接する主骨体間に着脱自在に取り付ける構成とした場合、一つのシート案内手段を前後方向に隣接する各主骨体間に順次付け替えて行くことによって、一つのシート案内手段で各主骨体間に長尺状シートを張設することができる。
本発明に係る大型テントの一実施形態を示す斜視図である。 同じく大型テントを構成する骨組構造物の要部の斜視図である。 同じく大型テントの骨組構造物の正面図である。 同じく大型テントの骨組構造物の背面図である。 同じく大型テントの骨組構造物の一部省略側面図である。 骨組構造物を構成する主骨体の正面図である。 主骨体の要部を示し、主骨体の柱材と屋根材の連結部分の拡大正面図である。 主骨体の要部を示し、主骨体の屋根材の頂部付近の拡大正面図である。 主骨体の要部を示し、主骨体の柱材の下端部分の拡大正面図である。 骨組構造物の要部を示し、シート張設用レールを省略した骨組構造物の部分拡大側面図である。 主骨体を構成する骨組構造物用構造材を示し、(A)は骨組構造物用構造材の正面図、(B)は骨組構造物用構造材の側面図である。 シート案内手段を設けた屋根材の頂部付近の拡大縦断正面図である。 同じくシート案内手段を設けた屋根材の頂部付近の拡大縦断側面図である。 同じくシート案内手段を設けた屋根材の頂部付近の拡大平面図である。 屋根材へのシート張設用レールの取り付け状態を示す部分拡大正面図である。 シート張設用レール及び長尺状シートの部分拡大斜視図である。 シート案内手段のガイドローラの他の例を示す一部省略平面図である。 従来の大型テントの正面図である。 従来の大型テントの屋根材の頂部付近の拡大縦断正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は本発明の一実施形態に係る大型テントを示し、当該大型テントは、例えば、
ごみ焼却施設の解体時にダイオキシン類等の飛散防止のためにごみ焼却施設全体を覆う大型の仮囲いテント、体育館の屋根や神社仏閣の屋根を改修工事する際に建物全体を覆う大型の仮囲いテント、資材置き場や商品保管庫、臨時倉庫として使用する大型のテント倉庫、工場跡地等の汚染された土壌を除去、浄化する際に汚染された土地を覆って大型重機での掘削作業等を可能にする大型の土壌改良用対策テント等に構成されている。
即ち、前記大型テントは、例えば、ごみ焼却施設等の建物の周囲の地面に構築した四角枠状の鉄筋コンクリート製の基礎Aの上面に固定され、ごみ焼却施設等の建物全体を囲う骨組構造物1と、前記骨組構造物1全体を覆う幕体2とから構成されている。
前記骨組構造物1は、図2〜図5に示す如く、左右方向に所定の間隔を置いて配設された左右の柱材3及び左右の柱材3の上端部に着脱自在に連結された山形の屋根材4から成り、前後方向に所定の間隔を置いて配設した複数の門型の主骨体5と、前後方向に隣接する主骨体5の柱材3間及び屋根材4間に着脱自在に設けられ、前後方向に隣接する主骨体5同士を連結する連結体(複数のX状筋交6及び複数の通し桟7等)と、一番前側に位置する主骨体5の内方位置に配設固定した前側足場8と、一番後側に位置する主骨体5の内方位置に配設固定した後側足場9と、前後方向に隣接する主骨体5間に着脱自在に架設された複数の足場板10及び階段(図示省略)と、前後方向に隣接する主骨体5の柱材3間に着脱自在に設けられ、作業員の転落を防止するための複数の水平姿勢の手摺及び下桟(何れも図示省略)等を備えている。
尚、この実施形態において、左右方向とは、骨組構造物1の幅方向(図3の左右方向)を言い、前後方向とは、骨組構造物1の奥行方向(図5の左右方向)を言う。
前記各主骨体5の左右の柱材3は、図6に示す如く、何れも所定寸法の大きさに形成された骨組構造物用構造材11を直列状に着脱自在に連結することにより構成されている。この実施形態においては、左右の柱材3は、五つの骨組構造物用構造材11を直列状に着脱自在に連結することにより構成されている。
また、各主骨体5の屋根材4は、図6に示す如く、略逆L字状の一対の基端連結材12と、複数の骨組構造物用構造材11と、略への字状の先端連結材13とを順次着脱自在に連結することにより構成されており、一対の基端連結材12が左右の柱材3の上端部に着脱自在に連結されている。この実施形態においては、屋根材4は、二つの基端連結材12、八つの骨組構造物用構造材11及び一つの先端連結材13を順次着脱自在に連結することにより構成されている。
更に、前側足場8及び後側足場9は、図3及び図4に示す如く、複数の骨組構造物用構造材11を縦向き姿勢で直列状に着脱自在に連結したものを左右方向へ所定の間隔を置いて配設し、左右方向に隣接する骨組構造物用構造材11同士を複数の筋交14及び複数の通し桟7で連結すると共に、左右方向に隣接する骨組構造物用構造材11間に複数の足場板10及び階段(図示省略)等を架設することにより構成されており、左右方向に隣接する骨組構造物用構造材11間には、作業員の転落を防止するための複数の水平姿勢の手摺及び下桟(何れも図示省略)が設けられている。
尚、前側足場8の中央下端部位置には、折り畳み式の開閉扉15により開閉される重機等が通過可能な出入口が形成され、また、後側足場9の側方下端部位置には、出入口16が形成されている。
前記左右の柱材3、屋根材4、前側足場8及び後側足場9を構成する各骨組構造物用構造材11は、何れも同様の構造に構成されており、図11に示す如く、縦向き姿勢で対向状に配置され、角パイプ部材により形成された左右の縦材17と、左右の縦材17を連結し、角パイプ部材により形成された複数の斜材18と、左右の縦材17を連結し、足場板10や階段が着脱自在に係止される丸パイプ部材により形成された複数の横材19と、左右の縦材17に設けられ、水平姿勢の通し桟7の両端部が着脱自在に連結される複数の板状の連結部20と、左右の縦材17に設けられ、X状筋交6や筋交14の両端部が着脱自在に連結される複数の筋交用係止具21と、左右の縦材17に設けられ、水平姿勢の手摺(図示省略)の両端部が着脱自在に連結される複数の手摺用係止具22と、左右の縦材17に設けられ、水平姿勢の下桟(図示省略)の両端部が着脱自在に連結される複数の下桟用係止具23と、各横材19に設けられ、水平姿勢の筋交(図示省略)の両端部が着脱自在に連結される複数の水平筋交用係止具24と、左右の縦材17の両端部に設けられ、ボルト・ナット(図示省略)により左右の縦材17を直列状に連結するフランジ板25と、一方の縦材17の外側面に適宜の間隔で設けられ、幕体2を張設するためのシート張設用レール28が取り付けられるボルト26a及びナット26bから成る複数のレール取付具26とを備えている。
また、骨組構造物用構造材11と一緒に屋根材4を構成する基端連結材12及び先端連結材13は、図6に示す如く、何れも複数本の金属製のパイプ部材12a,13a等をトラス構造に組み合わせることにより構成されている。
尚、この実施形態においては、前記骨組構造物1の幅は約36mに、骨組構造物1の高さは約21mに、骨組構造物1の長さ(奥行き)は約70mにそれぞれ設定されている。
前記骨組構造物1を覆う幕体2は、図1に示す如く、前後方向に隣接する主骨体5間及び骨組構造物1の両妻面に張設される複数枚の長尺状シート2aと、骨組構造物1の両妻面の上側部分に張設される横長三角状シート2bとを備えており、前記長尺状シート2a及び横長三角状シート2bを骨組構造物1の外面全体に順次張設することによって、幕体2を形成している。

前記長尺状シート2aは、ポリエステルやナイロン等の合成繊維により織られた織物に、防水処理や防災処理を施したものから形成されており、長尺状シート2aの両耳部には、抜け止め部材27が設けられている。この抜け止め部材27は、図16に示す如く、可撓性を有するロープにより形成されており、長尺状シート2aの両耳部に巻き込んで固定することにより長尺状シート2aの両耳部に取り付けられている。
また、横長三角状シート2bも、ポリエステルやナイロン等の合成繊維により織られた織物に、防水処理や防災処理を施したものから形成されている。この横長三角状シート2bは、短いロープ(図示省略)等により骨組構造物1に取り付けられており、骨組構造物1の両妻面の上側部分に張設されている。
そして、前記長尺状シート2aは、主骨体5の屋根材4の頂部付近を除いて柱材3及び屋根材4の外側に設けたシート張設用レール28と、前側足場8及び後側足場9の外側に設けたシート張設用レール28とにそれぞれ取り付けられている。
即ち、前記シート張設用レール28は、図16に示す如く、平行に配設した一対のガイドパイプ28aと、両ガイドパイプ28aを互いに連結して柱材3や屋根材4等に固定する長尺板状の一対の連結固定板28bとを備えており、一対のガイドパイプ28aの外側部分に全長に亘って長尺状シート2aが挿通されるスリット28cが形成されていると共に、一対のガイドパイプ28aの内部空間を長尺状シート2aの抜け止め部材27が挿入案内されるガイド溝28dとしたものである。このシート張設用レール28は、アルミ押出型材から成り、所定の長さ(取り扱い易い長さ)に形成されている。
また、シート張設用レール28は、柱材3及び屋根材4を構成する骨組構造物用構造材11の外側の縦材17外面(図7及び図8参照)、屋根材4を構成する基端連結材12の外側のパイプ部材12a外面(図7参照)、屋根材4を構成する先端連結材13の外側のパイプ部材13a外面(図8参照)にそれぞれ設けたレール取付具26と、前側足場8及び後側足場9を構成する骨組構造物用構造材11の外側の縦材17外面に設けたレール取付具26とにそれぞれ取り付けられている。
尚、シート張設用レール28のレール取付具26への取り付けは、レール取付具26のボルト26aをシート張設用レール28の連結固定板28bに挿通し、前記ボルト26aにナット26bを締め付けることにより行われる。
また、柱材3及び屋根材4の外側に設けたシート張設用レール28は、複数本直列状に連ねられており、柱材3の下端部から屋根材4の頂部付近に亘って連続する状態で柱材3及び屋根材4に設けられている。このとき、長手方向に隣接するシート張設用レール28の端部同士は、図15に示す如く、上下方向(又は前後方向)から二枚の金属製のカバー板29により覆われており、隣接するシート張設用レール28間の隙間から雨水やごみ等が入らないようにしている。
更に、前側足場8及び後側足場9の外側に設けたシート張設用レール28も、複数本直列状に連ねられており、横長三角状シート2b付近から骨組構造物用構造材11の下端部に亘って連続する状態で前側足場8及び後側足場9に設けられている。このとき、長手方向に隣接するシート張設用レール28の端部同士は、前後方向から二枚の金属製のカバー板29により覆われており、隣接するシート張設用レール28間の隙間から雨水やごみ等が入らないようにしている。
そして、前記大型テントにおいては、前後方向に隣接する主骨体5の屋根材4間で且つシート張設用レール28の上端部の延長線上の位置に、長尺状シート2aを支持してシート張設用レール28側へ案内し得るシート案内手段30が設けられている。このシート案内手段30は、前後方向に隣接する主骨体5間の頂部付近に左右対称状に配設されており、主骨体5の頂部付近から左右方向へ長尺状シート2aを案内できるようにしている。
前記シート案内手段30は、図12に示す如く、前後方向に隣接する主骨体5の屋根材4の頂部付近に取り付けられるフレーム31と、前記フレーム31に主骨体5の前後方向に沿う姿勢で回転自在に設けられ、長尺状シート2aを支持してシート張設用レール28側へ案内する水平姿勢のガイドローラ32とを備えており、各主骨体5の屋根材4の頂部付近にそれぞれ設けた連結手段33により前後方向に隣接する主骨体5間に着脱自在に連結されている。
具体的には、前記フレーム31は、図13及び図14に示す如く、対向状に配置された所定の長さの一対のアングル材31aから成り、前後方向に隣接する主骨体5の屋根材4を構成する先端連結材13の外側(上側)のパイプ部材13aに連結手段33を介して着脱自在に取り付けられている。このとき、各アングル材31aは、外側のパイプ部材13aの対向する面にパイプ部材13aに沿う姿勢で取り付けられており、各アングル材31aの上端がパイプ部材13aの上面から上方へ突出した状態となっている。
また、フレーム31のガイドローラ32を設けた部分で且つ長尺状シート2aと干渉する部分には、図12に示すようにR面取り加工が施されており、長尺状シート2aがフレーム31に引っ掛かって破れたり、傷ついたりするのを防止するようにしている。この実施形態においては、一対のアングル材31aの高所側端部にガイドローラ32が設けられているため、一対のアングル材31aの高所側端部の上側部分に、R面取り加工が施されている。
前記ガイドローラ32は、図13及び図14に示す如く、フレーム31を構成する対向状の一対のアングル材31aに主骨体5の前後方向に沿う姿勢で固定された金属製の筒状の固定芯材32aと、筒状の固定芯材32aの外周面に回転自在に外嵌された金属製の筒状の可動部材32bとを備えている。
尚、図17はガイドローラ32の他の例を示し、当該ガイドローラ32は、筒状の固定芯材32aと筒状の可動部材32bとの間に複数の転がり軸受32cを介設したものであり、回転を円滑且つスムースに行えるようにしたものである。
前記連結手段33は、図12〜図14に示す如く、前後方向に隣接する各主骨体5の頂部付近の対向する面にそれぞれ設けられており、主骨体5の屋根材4を構成する先端連結材13の外側(上側)のパイプ部材13aに溶接より固定され、フレーム31のアングル材31aの低所側を支持する連結支持板33aと、連結支持板33aと連結支持板33aに支持されたアングル材31aとを連結するボルト及びナットから成る緊締具33bとを備えている。
尚、図12において、34は各主骨体5の屋根材4を構成する先端連結材13に設けた複数のブラケット35にそれぞれボルト36及びナット37を介して取り付けられ、長尺状シート2aの端部に設けた棒状の係止部38が抜き差し自在に係止されるアルミ押出型材から成る先頭材、39は先端連結材13に高ナット40及びボルト41等により取り付けられ、屋根材4に張設された長尺状シート2a間の隙間を上方から覆う金属製のカバー屋根である。
次に、前後方向に隣接する主骨体5間に長尺状シート2aを張設する場合について説明する。
先ず、ジグザグ状に折り畳んだ状態の長尺状シート2aをクレーン等により主骨体5の屋根材4の頂部付近まで持ち上げ、屋根材4の頂部付近に配設した足場板10等の上に置く。
次に、持ち上げた長尺状シート2aの近くに居る複数の作業員は、長尺状シート2aの一端部を引き出し、シート案内手段30のガイドローラ32上に載せた後、この状態で長尺状シート2aを引き出しながら、長尺状シート2aの両耳部に設けたロープ状の抜け止め部材27を前後方向に隣接する主骨体5の柱材3及び屋根材4の外側に設けたシート張設用レール28のガイド溝28dに挿入する。
長尺状シート2aの抜け止め部材27をシート張設用レール28のガイド溝28dに挿入したら、作業員は、ガイドローラ32を用いてジグザグ状に折り畳まれた長尺状シート2aを引き出しながら、長尺状シート2aの抜け止め部材27をシート張設用レール28のガイド溝28dに順次挿入して行き、隣接する主骨体5間に長尺状シート2aを張設して行く。このとき、長尺状シート2aをシート案内手段30のガイドローラ32で支持しているため、長尺状シート2aの送り込みや抜け止め部材27のシート張設用レール28のガイド溝28dへの挿入を円滑且つスムースに行える。
そして、主骨体5の屋根材4の頂部付近から柱材3の下端部の位置まで長尺状シート2aを張設したら、長尺状シート2aの端部に設けた棒状の係止部38を複数の先頭材34に係止する。
以下、同様にして前後方向に隣接する主骨体5間に長尺状シート2aを順次張設して行く。
上述した大型テントは、前後方向に隣接する主骨体5間に長尺状シート2aを張設する際に、長尺状シート2aを支持してシート張設用レール28側へ案内し得るガイドローラ32を備えたシート案内手段30を設けているため、長尺状シート2aの両耳部に設けたロープ状の抜け止め部材27をシート張設用レール28のガイド溝28dに円滑且つスムースに挿入して行くことができる。
その結果、前記大型テントは、前後方向に隣接する主骨体5間に長尺状シート2aを比較的短い時間で簡単且つ容易に張設することができ、長尺状シート2aを張設するのに多大な時間と労力を要すると言うこともなく、組立コストの低減を図れる。
尚、上記の実施形態においては、大型テントの屋根を山形に形成したが、他の実施形態においては、大型テントの屋根を水平に形成しても良い。また、大型テントを片流れタイプとしても良い。
また、上記の実施形態においては、シート案内手段30を前後方向に隣接する各主骨体5間に設けたが、他の実施形態においては、各主骨体5の屋根材4にそれぞれ連結手段33を設け、一つのシート案内手段30を前後方向に隣接する主骨体5間に順次付け替えて行くことによって、一つのシート案内手段30で各主骨体5間に長尺状シート2aを張設することができる。
更に、上記の実施形態においては、シート案内手段30を各主骨体5の屋根材4にそれぞれ設けた連結手段33により前後方向に隣接する主骨体5間に着脱自在に取り付けるようにしたが、他の実施形態においては、シート案内手段30のフレーム31を前後方向に隣接する主骨体5に溶接等により固定するようにしても良い。
更に、上記の実施形態においては、シート案内手段30のフレーム31を一対のアングル材31aにより形成したが、フレーム31の構成及び形状は、上記のものに限定されるものではなく、主骨体5に取り付けられてガイドローラ32を回転自在に支持することができれば、如何なる構成及び形状であっても良い。
1は骨組構造物、2は幕体、2aは長尺状シート、3は柱材、4は屋根材、5は主骨体、6はX状筋交、7は通し桟、27は抜け止め部材、28はシート張設用レール、28dはガイド溝、30はシート案内手段、31はフレーム、32ガイドローラ、32aは固定芯材、32bは可動部材、32cは転がり軸受、33は連結手段。

Claims (6)

  1. 柱材及び屋根材を備えた主骨体を前後方向に所定の間隔を置いて配設すると共に、前後方向に隣接する主骨体同士を複数の連結体により連結し、各主骨体の屋根材の頂部付近を除いて柱材及び屋根材の外側に設けた長尺状のシート張設用レールのガイド溝に、長尺状シートの両耳部に設けたロープ状の抜け止め部材をスライド自在に挿入し、少なくとも前後方向に隣接する各主骨体間に長尺状シートを張設して幕体を形成するようにした大型テントにおいて、前後方向に隣接する主骨体の屋根材間の頂部付近で且つシート張設用レールの上端部の延長線上の位置に、長尺状シートを支持してシート張設用レール側へ案内し得るシート案内手段を左右対称状に配設し、前記各シート案内手段は、前後方向に隣接する主骨体の屋根材の頂部付近に取り付けられるフレームと、前記フレームに主骨体の前後方向に沿う姿勢で回転自在に設けられ、長尺状シートを支持してシート張設用レール側へ案内するガイドローラとを備えていることを特徴とする大型テント。
  2. 前記フレームのガイドローラを設けた部分で且つ長尺状シートと干渉する部分に、R面取り加工を施したことを特徴とする請求項1に記載の大型テント。
  3. 前記ガイドローラは、フレームに主骨体の前後方向に沿う姿勢で固定された筒状の固定芯材と、筒状の固定芯材の外周面に回転自在に外嵌された筒状の可動部材とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の大型テント。
  4. 前記筒状の固定芯材と筒状の可動部材との間に、複数の転がり軸受を介設したことを特徴とする請求項3に記載の大型テント。
  5. 前記シート案内手段は、前後方向に隣接する各主骨体の屋根材間の全てに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の大型テント。
  6. 前記シート案内手段は、各主骨体の屋根材にそれぞれ設けた連結手段により前後方向に隣接する主骨体の屋根材間に着脱自在に取り付ける構成とすることを特徴とする請求項1に記載の大型テント。
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